JPH0738758B2 - ダイナミック型電気音響変換器 - Google Patents

ダイナミック型電気音響変換器

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JPH0738758B2
JPH0738758B2 JP60207601A JP20760185A JPH0738758B2 JP H0738758 B2 JPH0738758 B2 JP H0738758B2 JP 60207601 A JP60207601 A JP 60207601A JP 20760185 A JP20760185 A JP 20760185A JP H0738758 B2 JPH0738758 B2 JP H0738758B2
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はスピーカ、マイクロホン等のダイナミック型電
気音響変換器に関する。
〔発明の概要〕
本発明は、断面弓形に彎曲された振動板の彎曲方向の一
端に、ボイスコイルが巻装されたボビンを固定し、この
ボビンを磁気回路の磁気空隙に挿入して構成し、ボイス
コイルに信号電流が流れることによるボビンの振動によ
り振動板が彎曲方向に伸張、縮少されて音波を発するよ
うになし、又は振動板を外部からの音圧により伸張、縮
少させてボビンを振動させ、ボイスコイルから信号電流
を得るようにした電気音響変換器であつて、薄型に構成
できると共に高域限界が高く、低音変換を可能としたも
のである。
〔従来の技術〕
電気音響変換器、例えばスピーカとして一般的な形式で
あるダイナミツクスピーカは振動板の後側に備えたボイ
スコイルを磁気回路において信号電流を流すことにより
駆動して振動板を振動させて音波を発する構成であるた
め、振動板の振動方向に比較的高さを持ち、薄型スピー
カとしては実現不可能である。
このため薄形スピーカとしてはコンデンサスピーカ、圧
電型スピーカ等が用いられ、また提案されている。
このコンデンサスピーカは周知の如く、振動膜と固定電
極とを対向させて高い直流電圧をかけて入力信号を加
え、入力信号の大きさにより振動膜と固定電極の引合
い、反発により振動膜を振動させるように構成されてい
る。
また、圧電型スピーカに適用される圧電変換器として実
公昭54-40840号公報に開示されるものがあり、これは断
面弓形に彎曲された板状弾性体の両端間に、圧電高分子
フイルムの両面に金属電極を被着して成る面状圧電体
を、圧電高分子フイルムの伸縮方向において架設して構
成し、面状圧電体の両面電極間に信号電圧を印加するこ
とにより圧電高分子フイルムが伸縮され、これにより弾
性体が開閉されてこれに伴つて圧電体が上下に平行移動
して振動し、音波を発生するようにしたものである。
〔発明が解決しようとする問題点〕
このように構成される電気音響変換器としてのコンデン
サスピーカは信号電圧を印加する電極が振動膜の表面側
に相対して近接されているため、また圧電型スピーカは
振動膜としての働きをする圧電高分子フイルムの伸縮を
平行移動による振動に変換するだけであるため夫々振動
膜の大振巾は困難で従つて低音再生のためにはかなり大
きな表面積の振動膜を必要とすることになり、コンデン
サスピーカにおいて振動膜を大きい表面積にするとこれ
に伴い電極も大型のものが必要となり、また圧電型スピ
ーカにおいては大きな圧電高分子フイルム即ちバイモル
フ板を使用することになるのでコスト高になり通常使用
するスピーカとしては実現不可能である。
本発明はかかる点に鑑み、ダイナミックスピーカ又はダ
イナミックマイクロホンと同様の原理で駆動されるボイ
スコイルに振動板を面方向に連結することにより薄形構
造を可能としたダイナミック型電気音響変換器を提供す
ることを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
上記の問題を解決するために、本発明によるダイナミッ
ク型電気音響変換器は、四方形状の窓枠部を有するフレ
ームと、一端部が上記窓枠部に固定支持され、両側部が
弾褥体より成るエッジによって彎曲されて支持された平
板状の振動板と、空隙部を有し、上記フレームにこの幅
方向に配設された磁気回路と、ボイスコイルが巻装され
るとともに、磁気振動板の他端部に固定されて磁気回路
の空隙部に挿入されるボビンとを備え、振動板が磁気窓
枠部に支持された一端部を支点として彎曲方向に伸張お
よび縮小するように構成したものである。
〔作用〕
このように構成したことにより、ボイスコイルに信号電
流が流れるとボビンが磁気回路により振動され、このボ
ビンと連結されている振動板がフレームに対して弾褥体
より成るエッジの厚さ方向の伸縮を伴って彎曲方向に伸
張、縮少されて空気の疎密波を形成して音波を外部に放
射する。
また振動板に外部から音圧が加わることにより振動板は
前述のように伸張、縮少されてボビンが磁気回路内にお
いて振動され、この振動によりボイスコイルに電流が流
れ、信号電圧が出力される。
〔実施例〕
以下、本発明の一実施例を図面を参照して説明する。
図において(1)は電気音響変換器の全体を示し、
(2)はフレームで、この四辺形状窓枠部(2a)の裏面
側に弾性を有する四辺形の平板状の振動板(3)を断面
弓形状に彎曲させて配置する。
この振動板(3)は例えばアルミニウム等の金属薄板、
紙板或いはポリエステルフイルムの如き合成樹脂フイル
ム等により形成されるもので、この振動板(3)はフレ
ーム(2)の窓枠部(2a)の周縁裏面側に、一端部が支
持体(4)を介して固定され、他端部及び両側部は発泡
ウレタン等の弾褥体より成るエッジ(5)及び(6a)
(6b)を介して支持されるが、他端部はエッジ(5)か
ら所要長さ突出されて連結部(3a)として形成されてお
り、また、両側を支持するエッジ(6a)(6b)は振動板
(3)を彎曲状に支持するようにその彎曲面に合せて膨
曲した形状となされている。
なお、支持体(4)はエツジ(5)(6a)(6b)に比し
硬い物質により形成する。
(7)は、フレーム(2)の他端部裏面側に巾方向に配
設された磁気回路で、軟鉄材より成るセンターヨーク
(8)の後半部を介してマグネツト)9a)(9b)を同極
で対向設置し、この両他極側に軟鉄材より成る二枚の外
側ヨーク(10a)(10b)をセンターヨーク(8)を挾込
むように配設してセンターヨーク(8)との間に磁気空
隙aを形成している。そしてこの磁気空隙aにはセンタ
ーヨーク(8)から外側ヨーク(10a)(10b)方向への
磁束が得られる。
このように構成される磁気回路(7)の磁気空隙aに外
周にボイスコイル(11)を巻装したボビン(12)を挿入
する。このボビン(12)はセンターヨーク(8)の前半
部に嵌挿されるように角形に形成され、両側面にE字状
に形成したダンパー(13)のセンター片(13a)の略前
半部を折曲して固定し、このダンパー片(13a)の略前
半部を折曲して固定し、このダンパー(13)の外側片
(13b)(13c)を夫々外側ヨーク(10a)(10b)の前端
面に固定することにより、センターヨーク(8)に対し
てダンピング効果を持たせて対応されるようになされて
いる。
そしてこのボビン(12)に前述した振動板(3)がその
連結部(3a)において連続されている。
このように構成される電気音響変換器(1)において、
ボイスコイル(11)に信号電流が流れるとボビン(12)
はダイナミックスピーカの運動と同様に磁気回路(7)
の磁気空隙a内を前後方向に振動し、この振動により彎
曲状の振動板(3)がフレーム(2)に対する一端部の
支持体(4)による固定部を支点として伸張、縮少し、
即ち彎曲面に対して直交方向に振動し音波を発すること
になる。
また、振動板(4)にその彎曲面と直交する方向に音圧
を加えると振動板(4)は伸張、縮少されてボビン(1
2)が磁気回路(7)の磁気空隙a内において前後方向
に振動され、この振動によりボイスコイル(11)に電流
が流れ、ダイナミックマイクロホンと同様に音圧が信号
電圧に変換されて出力される。
以上の構成において振動板(4)の彎曲方向の両端部に
ボイスコイル(11)を巻装したボビン(12)を連結し、
これに夫々対応して磁気回路(7)を配設し、両端同時
駆動も可能である。
このように本例の電気音響変換器は平板状振動板を彎曲
させてその面方向、即ち彎曲方向に伸張、縮少させるこ
とにより音波を発し、又は振動板の伸張、縮少により信
号電圧を出力するように構成したことにより従来のダイ
ナミックスピーカ又はダイナミックマイクロホンと同等
かそれ以上の変換効率を持ちながら極めて薄いスピーカ
又はマイクロホンを実現でき、また振動板に対して面方
向の駆動が支配的で高域限界が高く、しかも振動板は彎
曲面であるため振巾が取易く、薄型でありながらハイコ
ンプライアンス設計が可能で低音再生ができ、また低音
圧の感度も良好となる。
そして、このように構成される電気音響変換器は、薄型
に構成できることにより、パネルスピーカとして例えば
写真額の裏側に配設したり、また振動板の彎曲面を映写
スクリーン等として使用することができる。
〔発明の効果〕
以上のように本発明によるダイナミック型電気音響変換
器は、平板状の振動板を、窓枠部を有するフレームに、
弾褥体より成るエッジによって彎曲させて支持させ、そ
の彎曲方向、即ち面方向に伸張及び縮小するように構成
したので、全域にわたって音圧が高く、ダイナミックス
ピーカ又はダイナミックマイクロホンと同様に駆動、動
作されて同等かそれ以上の変換効率を持つと共に極めて
薄く構成でき、しかもハイコンプライアンス設計が可能
で低音再生又は低音圧の感度も良好となり、薄型のスピ
ーカ又はマイクロホンとしてその使用範囲が広汎であ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電気音響変換器の一例の斜視図、
第2図は第1図のI−I線拡大断面図、第3図は第1図
のII-II線拡大断面図、第4図は駆動部の一部分の截断
斜視図である。 図中(2)はフレーム、(3)は振動板、(4)は支持
体、(5)及び(6a)(6b)はエツジ、(7)は磁気回
路、aは磁気空隙、(11)はボイスコイル、(12)はボ
ビンである。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】四辺形状の窓枠部を有するフレームと、 一端部が上記窓枠部に固定支持され、両側部が弾褥体よ
    り成るエッジによって彎曲されて支持された平板状の振
    動板と、 空隙部を有し、上記フレームにこの幅方向に配設された
    磁気回路と、 ボイスコイルが巻装されるとともに、上記振動板の他端
    部に固定されて上記磁気回路の空隙部に挿入されるボビ
    ンとを備え、 上記振動板が上記窓枠部に支持れた一端部を支点として
    彎曲方向に伸張および縮小するようになされたことを特
    徴とするダイナミック型電気音響変換器。
JP60207601A 1985-09-19 1985-09-19 ダイナミック型電気音響変換器 Expired - Fee Related JPH0738758B2 (ja)

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