JPH0738608U - 消音器 - Google Patents
消音器Info
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- JPH0738608U JPH0738608U JP6651093U JP6651093U JPH0738608U JP H0738608 U JPH0738608 U JP H0738608U JP 6651093 U JP6651093 U JP 6651093U JP 6651093 U JP6651093 U JP 6651093U JP H0738608 U JPH0738608 U JP H0738608U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 本考案は、消音器に関し、フィルタケースを
装着する床下スペースの確保の問題を解消した消音器を
提供することを目的とする。 【構成】 両端開口をエンドプレート27,29で閉塞
した外筒25内をバッフルプレート31,33で仕切っ
て、エンドプレート29とこれに隣接するバッフルプレ
ート33で区画された室を拡張室とした消音器に於て、
エンドプレート29とバッフルプレート33に電極挿着
孔55とチューブ挿着孔57を同軸上に設け、チューブ
挿着孔57にヒータを内蔵した鋼製の孔あきチューブ4
9の外周にセラミックスファイバ51を巻回してなるト
ラップフィルタ47の一端を挿着すると共に、エンドプ
レート29に設けた電極挿着孔57に、孔あきチューブ
49の他端側に突設した螺杆状の電極53を絶縁材5
9,61を介して挿着した。
装着する床下スペースの確保の問題を解消した消音器を
提供することを目的とする。 【構成】 両端開口をエンドプレート27,29で閉塞
した外筒25内をバッフルプレート31,33で仕切っ
て、エンドプレート29とこれに隣接するバッフルプレ
ート33で区画された室を拡張室とした消音器に於て、
エンドプレート29とバッフルプレート33に電極挿着
孔55とチューブ挿着孔57を同軸上に設け、チューブ
挿着孔57にヒータを内蔵した鋼製の孔あきチューブ4
9の外周にセラミックスファイバ51を巻回してなるト
ラップフィルタ47の一端を挿着すると共に、エンドプ
レート29に設けた電極挿着孔57に、孔あきチューブ
49の他端側に突設した螺杆状の電極53を絶縁材5
9,61を介して挿着した。
Description
【0001】
本考案は、車両排気系に装着される消音器に関し、詳しくはディーゼルエンジ ンから放出される排気ガス中のパティキュレイトを除去するパティキュレイトト ラップフィルタを内蔵した消音器に関する。
【0002】
ディーゼルエンジンから放出される排気ガス中には、パティキュレイト(カー ボン粒子等の微粒子成分)が多く含まれ、ディーゼルエンジンの排気浄化を実施 するに当たりこのパティキュレイトを除去することが不可欠とされている。
【0003】 そのため、従来では、実開昭62−41813号公報に開示されるように、パ ティキュレイトを捕集するパティキュレイトトラップフィルタ(以下「トラップ フィルタ」という)を車両排気系に装着して排気ガスの浄化を図り、又、パティ キュレイトの捕集が進むにつれトラップフィルタに目詰まりが生じて通気抵抗が 増大するため、捕集されたパティキュレイトを適当な周期でヒータ等の加熱装置 で燃焼除去して、トラップフィルタを再生する手段が講じられている。
【0004】 図3は従来のトラップフィルタの取付構造を示し、図中、1は排気管3の管路 に装着された筒状のフィルタケースで、フィルタケース1はケース本体1aと蓋 体1bとに分割され、当該フィルタケース1内にトラップフィルタ5が収容され ている。
【0005】 トラップフィルタ5は、ヒータ(図示せず)を内蔵した鋼製の孔あきチューブ (フィルタチューブ)7の外周にセラミックスファイバ9が巻回されてなり、孔 あきチューブ7の上流側端部に成形したフランジ7aに、フィルタケース1の内 径と同一寸法の円盤状の電極プレート11がボルト締めされている。
【0006】 そして、孔あきチューブ7の下流側は閉塞されて、当該下流側端部に、ケース 本体1aに設けた電極挿着孔13に挿通する螺杆状の電極(+)15が孔あきチ ューブ7の軸線上に突設されており、絶縁材17,19を介して電極挿着孔13 から突出する当該電極15にナット21を締め付け、且つケース本体1aに蓋体 1bを接合することで、フィルタケース1内にトラップフィルタ5が収容,保持 された構造となっている。
【0007】 尚、図3では1本のトラップフィルタ5しか図示していないが、通常、フィル タケース1内には複数本のトラップフィルタ5が並列して収容されている。 而して、排気管3を通ってフィルタケース1内に流入した排気ガスGは、孔あ きチューブ7の周壁に設けた複数の孔23からセラミックスファイバ9を通過し て下流側の消音器へと導かれ、排気ガスG中のパーティキュレイトはセラミック スファイバ9に捕集される。そして、適当な周期でヒータを加熱してセラミック スファイバ9に捕集されたパーティキュレイトを燃焼することで、トラップフィ ルタ5の再生が行われる。
【0008】
然し、上述したように、通常、フィルタケース1内には複数本のトラップフィ ルタ5を収容するためフィルタケース1が大型化し、車両排気系のレイアウト上 、斯かるフィルタケース1を装着する床下スペースの確保が難しいといった不具 合があり、加えて部品点数が多く、フィルタケース1へのトラップフィルタ5の 取付けが面倒であるといった問題も指摘されていた。
【0009】 本考案は斯かる実情に鑑み案出されたもので、車両排気系にトラップフィルタ を装着するに当たり、トラップフィルタ専用の大型化したフィルタケースを不要 として、斯かるフィルタケースを装着する床下スペースの確保の問題を解消した 車両排気系の消音器を提供することを目的とする。
【0010】
【課題を解決するための手段】 斯かる目的を達成するため、本考案は、両端開口をエンドプレートで閉塞した 外筒内をバッフルプレートで仕切って、エンドプレートとこれに隣接するバッフ ルプレートとで区画された室を拡張室とした車両排気系の消音器に於て、拡張室 を構成する上記エンドプレートとこれに隣接するバッフルプレートに、夫々、電 極挿着孔とチューブ挿着孔を同軸上に設け、上記チューブ挿着孔に、ヒータを内 蔵した鋼製の孔あきチューブの外周にセラミックスファイバを巻回してなるトラ ップフィルタの当該チューブの一端を挿着すると共に、エンドプレートに設けた 電極挿着孔に、閉塞された孔あきチューブの他端側に突設した螺杆状の電極を絶 縁材を介して挿着したものである。
【0011】
本考案によれば、消音器内に流入した排気ガスが、孔あきチューブの周壁に設 けた孔を通ってセラミックスファイバを通過するとき、排気ガス中のパーティキ ュレイトがセラミックスファイバに捕集される。
【0012】 そして、従来と同様な制御方法により適当な周期でヒータが加熱されて、トラ ップフィルタの再生が行われることとなる。
【0013】
以下、本考案の実施例を図面に基づき詳細に説明する。 図1は本考案の一実施例に係る消音器を示し、図中、25は両端開口をエンド プレート27,29で閉塞した外筒で、外筒25の内部は、2枚のバッフルプレ ート31,33によって上流側のエンドプレート27側から第1室35,第2室 37,第3室39が順次区画形成されている。
【0014】 そして、上流側のエンドプレート27には、バッフルプレート31を貫通する 排気導入管41が挿着されてその挿入側端部が第2室37に開口し、一方、下流 側のエンドプレート29には、第3室39に開口する排気導出管43が挿着され ている。又、バッフルプレート31には第1室35と第2室37とを連通する共 鳴管45が挿着されて、第1室35が共鳴室として機能するようになっている。 そして、上記バッフルプレート33と下流側のエンドプレート29との間に、ト ラップフィルタ47が排気導入管41と同軸上に架設されている。
【0015】 図2に示すように本実施例に於けるトラップフィルタ47は、図3に示す従来 のトラップフィルタ5と同様、ヒータ(図示せず)を内蔵した鋼製の孔あきチュ ーブ(フィルタチューブ)49の外周にセラミックスファイバ51を巻回してな り、閉塞された孔あきチューブ49の下流側端部には螺杆状の電極(+)53が 突設されている。
【0016】 セラミックスファイバ51は、孔あきチューブ49の両端部を除く外周に巻回 されて、その周壁に設けた総ての孔54を被覆しており、後述するように、排気 ガスGが孔54を介してセラミックスファイバ51を通過するとき、排気ガスG 中のパーティキュレイトがセラミックスファイバ51に捕集され、そして、従来 と同様な制御方法により適当な周期でヒータを加熱して、トラップフィルタ47 の再生が行われるようになっている。
【0017】 そして、図3に示す従来のトラップフィルタ5では、孔あきチューブ7の上流 側端部にフランジ7aを設けて当該フランジ7aに電極プレート11をボルト締 めしていたが、本実施例に於けるトラップフィルタ47の孔あきチューブ49は 全体が筒状に成形されている。そして、バッフルプレート33にはチューブ挿着 孔55がバーリング加工されて、当該チューブ挿着孔55に孔あきチューブ49 の上流側端部49aが挿着されている。
【0018】 又、エンドプレート29には、チューブ挿着孔55と同軸上に電極挿着孔57 が穿設されており、当該電極挿着孔57に電極53が絶縁材59,61を介して ナット63で固定されている。
【0019】 本実施例に係る消音器65はこのように構成されているから、図1に示すよう に排気導入管41から消音器65の第2室37に流入した排気ガスGは、当該第 2室37に開口する孔あきチューブ49を介してその周壁に設けた孔54を通過 して第3室39,排気導出管43を経て外部に流出するので、第2室37及び第 3室39は夫々拡張室として機能する。
【0020】 従って、これらの拡張室に於ける拡張作用によって排気騒音を減衰させ、且つ 排気ガスGを減圧させると共に、共鳴室として機能する第1室35が、予めチュ ーニングされた低周波数領域の排気騒音を取り込み減衰させる。
【0021】 そして、消音器65内に流入した排気ガスGが孔54を通ってセラミックスフ ァイバ51を通過するとき、排気ガスG中のパーティキュレイトがセラミックス ファイバ51に捕集され、そして、従来と同様な制御方法により適当な周期でヒ ータが加熱されてトラップフィルタ47の再生が行われることとなる。
【0022】 このように、消音器65内にトラップフィルタ47を組み込むことによっても 排気ガスG中のパティキュレイトの除去を行うことが可能で、本実施例によれば 、従来と同様、ディーゼルエンジンの排気浄化が図られ、然も、消音器65内に トラップフィルタ47を組み込んだため、従来の如きトラップフィルタ専用のフ ィルタケースが不要となり、因って、フィルタケースを装着する床下スペースの 確保といった問題が解消されることとなった。
【0023】 又、本実施例によれば、トラップフィルタ47を消音器65内に組み込むに当 たり、バッフルプレート33に設けたチューブ挿着孔55に圧入できるように孔 あきチューブ49の上流側端部49aを筒状としたので、当該チューブ挿着孔5 5にトラップフィルタ47を挿着し溶着した後、外筒25内にバッフルプレート 33と共にトラップフィルタ47を組み込んでエンドプレート29で外筒25を 閉塞する際に、電極挿着孔57に電極53をナット63で固定するというように 従来の消音器の組立方法を何ら変更する必要もないので、従来に比し車両排気系 へのトラップフィルタの装着が容易となり、又、部品点数も従来に比べ少なくな って重量の軽減が可能となった。
【0024】 尚、上記実施例は、一本のトラップフィルタ47を消音器65内に組み込んだ 構造であるが、バッフルプレート33とエンドプレート29との間に複数本のト ラップフィルタ47を同様に組み込むことが可能である。
【0025】 更に、上記実施例では、下流側のエンドプレート29とこれに隣接するバッフ ルプレート33の間にトラップフィルタ47を架設したが、上流側のエンドプレ ート27とこれに隣接するバッフルプレート31とで構成される第1室35を拡 張室として機能させる場合には、当該エンドプレート27とバッフルプレート3 1との間にトラップフィルタ47を同様に架設してもよい。
【0026】
以上述べたように、本考案によれば、車両排気系に装着される消音器内にトラ ップフィルタを組み込んだため、従来の如きトラップフィルタ専用のフィルタケ ースが不要となり、因って、フィルタケースを装着する床下スペースの確保とい った問題が解消されることとなった。
【0027】 又、本考案によれば、トラップフィルタを消音器内に組み込むに当たっても、 従来の消音器の組立方法を何ら変更する必要もないので、従来に比し車両排気系 へのトラップフィルタの装着が容易となり、又、部品点数も従来に比べ少なく重 量の軽減が可能となった。
【図1】本考案の一実施例に係る消音器の断面図であ
る。
る。
【図2】トラップフィルタの分解図である。
【図3】従来のトラップフィルタの取付構造を示す断面
図である。
図である。
25 外筒 27,29 エンドプレート 31,33 バッフルプレート 41 排気導入管 43 排気導出管 47 トラップフィルタ 49 孔あきチューブ 51 セラミックスファイバ 53 電極 54 孔 55 チューブ挿着孔 57 電極挿着孔 59,61 絶縁材 65 消音器
Claims (1)
- 【請求項1】 両端開口をエンドプレート(27,2
9)で閉塞した外筒(25)内をバッフルプレート(3
1,33)で仕切って、エンドプレート(29)とこれ
に隣接するバッフルプレート(33)とで区画された室
を拡張室とした車両排気系の消音器に於て、 拡張室を構成する上記エンドプレート(29)とこれに
隣接するバッフルプレート(33)に、夫々、電極挿着
孔(55)とチューブ挿着孔(57)を同軸上に設け、 上記チューブ挿着孔(57)に、ヒータを内蔵した鋼製
の孔あきチューブ(49)の外周にセラミックスファイ
バ(51)を巻回してなるパーティキュレイトトラップ
フィルタ(47)の当該チューブ(49)の一端を挿着
すると共に、 エンドプレート(29)に設けた電極挿着孔(57)
に、閉塞された孔あきチューブ(49)の他端側に突設
した螺杆状の電極(53)を絶縁材(59,61)を介
して挿着したことを特徴とする車両排気系の消音器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993066510U JP2606913Y2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 車両排気系消音器に於けるパティキュレイトトラップフィルタの取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993066510U JP2606913Y2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 車両排気系消音器に於けるパティキュレイトトラップフィルタの取付構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0738608U true JPH0738608U (ja) | 1995-07-14 |
JP2606913Y2 JP2606913Y2 (ja) | 2001-02-19 |
Family
ID=13317917
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993066510U Expired - Fee Related JP2606913Y2 (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 車両排気系消音器に於けるパティキュレイトトラップフィルタの取付構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2606913Y2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06330723A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-11-29 | Nissan Motor Co Ltd | ディーゼル機関の排気微粒子処理装置 |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP1993066510U patent/JP2606913Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH06330723A (ja) * | 1993-05-27 | 1994-11-29 | Nissan Motor Co Ltd | ディーゼル機関の排気微粒子処理装置 |
Also Published As
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JP2606913Y2 (ja) | 2001-02-19 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |