JPH0738430Y2 - 衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構造 - Google Patents

衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構造

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JPH0738430Y2
JPH0738430Y2 JP1988112568U JP11256888U JPH0738430Y2 JP H0738430 Y2 JPH0738430 Y2 JP H0738430Y2 JP 1988112568 U JP1988112568 U JP 1988112568U JP 11256888 U JP11256888 U JP 11256888U JP H0738430 Y2 JPH0738430 Y2 JP H0738430Y2
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nozzle cylinder
cylinder
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重成 門松
勇次 藤江
正純 森脇
満 百富
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Koito Industries Ltd
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Koito Industries Ltd
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、局部を洗浄する衛生洗浄装置の組立技術に係
り、特にワンタッチ組付構造を成す衛生洗浄装置のノズ
ルヘッド部の構造に関するものである。
〔従来の技術〕
従来より人体の局部洗浄用の衛生洗浄装置として、肛門
洗浄或は肛門洗浄とビデ洗浄を可能にする各種構造のも
のが使用されている。一般にこの種の衛生洗浄装置のノ
ズルシリンダ端には、出退自在に内挿したノズルロッド
を気密的に収容担持するためのシール構造と、洗浄温水
を供給する洗浄水供給ポートに接続パイプを気密的に接
続するシール構造が構成してある。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記シール構造の組付部は、ノズルロッドの組付では該
ノズルロッドに外挿するパッキン押えをノズルシリンダ
端に螺合固着するように成っており、洗浄水供給ポート
に対する接続パイプの組付でも、接続パイプに外挿した
パッキン押えを該供給ポート端に螺合固着する螺子構造
を構成している。したがって、部材にそれぞれ螺子構造
を成形しなければならないため、該成形時に螺子構造部
周辺にひけを生じ易く,パッキン又はOリング等のシー
ル部材挿入部の心円を形成し難いばかりでなく、組み付
け作業に困難であり、かつ成形コストが高騰し、加えて
樹脂成形品の場合、使用中に螺子構造に緩みを生じる等
の問題を有していた。
本考案は、上記問題に鑑みて創案されたものであり、ノ
ズルシリンダに対するノズルロッドの組み付け及び洗浄
温水供給ポートに対する接続パイプの組み付けをワンタ
ッチで行うことができると共に、組み付けと同時にパッ
キン又はOリング等のシール部材を所定位置に担持する
ことができる衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構造を提
供することを目的とするものである。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本考案に係る衛生洗浄装置
のノズルヘッド部の構造は、ノズルシリンダに対してノ
ズルロッドを摺動自在に内挿し、ノズルシリンダ往復駆
動手段を介して該ノズルロッドの先端に嵌合したノズル
ヘッドを収納位置と洗浄位置に出退変位する衛生洗浄装
置において、上記ノズルシリンダの洗浄水供給ポートの
突設位置に該ノズルシリンダとノズルロッド間に気密的
かつ摺動自在にシール部材を介挿し、上記ノズルシリン
ダの端部外周に複数個の係合突起を突設し、該ノズルシ
リンダの端部に嵌合するパッキン押えに、ノズルロッド
が挿入される軸孔を穿設した端板にノズルシリンダの端
部と嵌合する嵌合段部を構成すると共に、ノズルシリン
ダの壁方向に伸びる複数個の舌状突起を突設し、複数個
の舌状突起に各穿設した係合孔が、上記嵌合段部を嵌入
した位置で、ノズルシリンダの端部外周に突設した係合
突起と、該舌状突起の弾性により嵌合することにより上
記シール部材を係合するシール部組立構造としたことを
要旨とするものである。
また、上記ノズルシリンダに突設した洗浄水供給ポート
の筒状部に連続した大径部に1個又は複数個の係合孔を
穿設すると共に、該筒状部にシール部材を介して気密的
に挿入する接続パイプの側面に突設した係合突起を構成
部材の弾性によって係合するものである。
〔作用〕
上記構成では、ノズルシリンダとノズルロッドの組み付
けるパッキン押え及び洗浄水供給ポートと接続パイプの
嵌合が、それぞれ嵌合突起と嵌合孔による所謂「パッチ
ン止め」と称する構成部材の弾性を利用した弾性嵌合構
造と成っているため、該部の組立をそれぞれ部材相互の
押し嵌め操作だけで行うことができ、ノズルシリンダに
対するノズルロッドの組み付け及び洗浄水供給ポートに
対する接続パイプの組み付けをワンタッチにすることが
できる。
また、ノズルシリンダの端部に嵌合するパッキン押えの
舌状突起が、ノズルシリンダの壁方向に伸びるように突
設されているため、このパッキン押えの嵌合段部とノズ
ルシリンダの端部との嵌合とが相まって、ノズルシリン
ダに対するシール部材の係合精度を高めることができ
る。
〔実施例〕
以下、本考案に係る衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構
造の一実施例を図面に従って説明する。
本実施例は、収納位置,肛門洗浄位置及びビデ洗浄位置
に出退するノズルロッドを収容したノズルシリンダを、
更に出退調節することができるノズルシリンダ往復駆動
手段を備えた衛生洗浄装置のノズル部を示す。洗浄水噴
射ノズル駆動機構のノズル組立体1は、便器の上面に載
設する便座の後方に位置して設けられる衛生洗浄装置の
本体ケース中央部に構成される。該ノズル組立体1は、
ノズルシリンダ2を支持ブラケット(図示していない)
に対して摺動自在に支承し、シリンダ位置調節駆動機構
を介して軸方向に変位調節することができるシリンダ位
置調節駆動手段を構成している。該ノズルシリンダ2の
後端に一体的に構成した板発条ケース3に軸設して成る
ドラム4には、一端を固着した板発条5が捲回してあ
り、該板発条5の外端を上記ノズルシリンダ2の先端に
構成した本考案のシール部組立構造6を介して気密的か
つ摺動自在に挿入したパイプ状のノズルロッド10に内挿
した分離通水部材11の後端と連結固着して成る。上記ド
ラム4は、板発条ケース3の側面に固設したシンクロナ
スモータ又はパルスモータ等のノズル位置変更用制御モ
ータ12の駆動軸に軸着してあり、中央制御回路からの制
御信号により正逆転駆動させ、板発条5の巻き解きによ
ってノズルシリンダ2に対するノズルロッド10位置を変
更するノズルロッド往復駆動手段9を構成する。また13
は、上記ノズルシリンダ2の先端部近傍に突設した本考
案のシール部組立構造8を構成する洗浄水供給ポートで
あり、基部をノズルロッド10の基部近傍に気密的に内挿
した筒状の分離通水部材11の先端を、上記ノズルロッド
10の先端に嵌合固着したノズルヘッド14に穿設して成る
肛門用吐水孔15とビデ用吐水孔16の間に気密的に内挿
し、両吐水孔15,16と連通する分離した連通路17,18を構
成し、それぞれノズルロッド10の所定突出位置で洗浄温
水供給ポート13と選択連通するように構成する。
上記ノズルヘッド10とシール部組立構造6は、ノズルロ
ッド10が内挿するノズルシリンダ2の先端部に構成した
環状大径部19において、その両端部に断面形状がY字型
の環状パッキン20,20を相対向して介装すると共に、両
パッキン20,20間に挿入したカラー21及びノズルシリン
ダ2の端部に嵌合固着したパッキン押え22によって該パ
ッキン20,20を担持する。またパッキン押え22は、ノズ
ルロッド10が挿入する軸孔23を穿設した端板24にノズル
シリンダ2の端部と嵌合する嵌合段部25を構成すると共
に、ノズルシリンダ2の壁方向に伸びる複数個(実施例
では3個)の舌状突起26,26…を突設し、該各舌状突起2
6に穿設した係合孔27が、上記嵌合段部25を嵌入した位
置で、ノズルシリンダ2の端部外周に突設した係合突起
28,28…と、該舌状突起26の弾性により嵌合する構造に
成っている。
また上記洗浄水供給ポート13のシール部組立構造8は、
上記洗浄水供給ポート13が、ノズルシリンダ2の先端部
一側に突設したカラー突起29の先端に大径の嵌合段部30
を構成すると共に、該嵌合段部の一側にエルボ嵌合切欠
31、他側にガイドスリット32を構成して成る。33は、挿
入管部34に対してパイプ接続管部35を約50度に屈折した
エルボ型接続パイプであり、挿入管部34に構成した周溝
36に環着したOリング37を介して嵌合段部30に対して気
密的に挿入する。このとき、該エルボ型接続パイプ33の
背部に突設したガイド突起38を上記ガイドスリット32に
沿って挿入すると共に、両側に突設した係合突起39,39
を嵌合段部30側壁に穿設した係合孔40,40に対して、該
カラー突起29の弾性によって嵌合し、組み付けを行う構
造に成る。
〔考案の効果〕
本考案に係る衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構造は、
以上のように構成したから、ノズルシリンダとノズルロ
ッドの組み付けるパッキン押え及び洗浄水供給ポートと
接続パイプの嵌合を、嵌合突起と嵌合孔による「パッチ
ン止め」と称する弾性嵌合構造としたことにより、ノズ
ルシリンダに対するノズルロッドの組み付け及び洗浄水
供給ポートに対する接続パイプの組み付けをワンタッチ
で行うことができる。
また、従来の螺子構造を構成したパッキン押えのよう
に、生成時にこの螺子構造部周辺にひけが生じることが
なく、パッキン又はOリング等のシール部材挿入部の心
円出しを確実に行い、組み付けと同時に該シール部材を
所定位置に担持することができる等の特徴を有するもの
であり、本考案実施後の実用的効果は極めて大きい。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る衛生洗浄装置のノズルヘッド部の
構造の一実施例を示すノズル組立体の平面図、 第2図は第1図におけるII-II線断面図、 第3図はノズルロッド端部の要部拡大断面図、 第4図は同要部の分解斜視図である。 1……ノズル組立体 2……ノズルシリンダ 6,8……シール部組立構造 10……ノズルロッド 13……洗浄水供給ポート 14……ノズルヘッド 20……パッキン、26……舌状突起 27,40……係合孔、30……嵌合段部 37……Oリング、38……ガイド突起 39……係合突起
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)考案者 森脇 正純 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1番 1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内 (72)考案者 百富 満 福岡県北九州市小倉南区朽網東5丁目1番 1号 東陶機器株式会社小倉第二工場内 (56)参考文献 特開 昭61−229038(JP,A) 実開 昭61−159485(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ノズルシリンダに対してノズルロッドを摺
    動自在に内挿し、ノズルシリンダ往復駆動手段を介して
    該ノズルロッドの先端に嵌合したノズルヘッドを収納位
    置と洗浄位置に出退変位する衛生洗浄装置において、 上記ノズルシリンダの洗浄水供給ポートの突設位置に該
    ノズルシリンダとノズルロッド間に気密的かつ摺動自在
    にシール部材を介挿し、 上記ノズルシリンダの端部外周に複数個の係合突起を突
    設し、 該ノズルシリンダの端部に嵌合するパッキン押えに、ノ
    ズルロッドが挿入される軸孔を穿設した端板にノズルシ
    リンダの端部と嵌合する嵌合段部を構成すると共に、ノ
    ズルシリンダの壁方向に伸びる複数個の舌状突起を突設
    し、複数個の舌状突起に各穿設した係合孔が、上記嵌合
    段部を嵌入した位置で、ノズルシリンダの端部外周に突
    設した係合突起と、該舌状突起の弾性により嵌合するこ
    とにより上記シール部材を係合するシール部組立構造と
    したことを特徴とする衛生洗浄装置のノズルヘッド部の
    構造。
  2. 【請求項2】ノズルシリンダに対してノズルロッドを摺
    動自在に内挿し、ノズルシリンダ往復駆動手段を介して
    該ノズルロッドの先端に嵌合したノズルヘッドを収納位
    置と洗浄位置に出退変位する衛生洗浄装置において、 上記ノズルシリンダに突設した洗浄水供給ポートの筒状
    部に連続した大径部に1個又は複数個の係合孔を穿設す
    ると共に、該筒状部にシール部材を介して気密的に挿入
    する接続パイプの側面に突設した係合突起を構成部材の
    弾性によって係合するシール部組立構造としたことを特
    徴とする衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構造。
JP1988112568U 1988-08-27 1988-08-27 衛生洗浄装置のノズルヘッド部の構造 Expired - Lifetime JPH0738430Y2 (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101424780B1 (ko) * 2013-04-17 2014-08-01 (주) 아이젠 비데의 노즐캡과 노즐본체 간의 끼워맞춤 구조
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