JPH0738398U - 置敷き用床板 - Google Patents

置敷き用床板

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JPH0738398U
JPH0738398U JP7383193U JP7383193U JPH0738398U JP H0738398 U JPH0738398 U JP H0738398U JP 7383193 U JP7383193 U JP 7383193U JP 7383193 U JP7383193 U JP 7383193U JP H0738398 U JPH0738398 U JP H0738398U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
floorboard
sheet
laying
floor
attached
Prior art date
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Pending
Application number
JP7383193U
Other languages
English (en)
Inventor
直敏 吉良
Original Assignee
段谷産業株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 段谷産業株式会社 filed Critical 段谷産業株式会社
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ズレに強く、軽くて作業性に優れ、張り替え
も容易にできる置敷き用床板を提供する。 【構成】 基板11の下面に粘弾性の高い材質からなる
シート12が貼着されている。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、住宅や店舗等の置敷き用床板に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の置敷き用床板70は、図3に示すように表面に化粧単板71等が貼着さ れ、周辺部に接合用の雄実部72及び雌実部73が形成された化粧合板74の下 面に、比較的比重の大きい塩化ビニル樹脂または合成ゴム等のシート75が貼着 された構成が一般的であった。そして、この置敷き用床板70を図4に示すよう に集合住宅や店舗等のコンクリート床スラブや戸建住宅の根太上に敷き詰めた捨 張り板などからなる床下地76上に接着剤を介さず直接置き、床板70同士は施 工後のズレを防止する為に嵌合する雄実部72及び雌実部73に接着剤を塗布し て固定していた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、前記置敷き用床板70は、床下地76への接着剤の塗布を省略 し、自重で床下地76に馴染ませるように施工するものであるため、床下地76 に馴染ませるにはそれ相当の重量が必要であり、一般に他の直貼り用床板と比較 して非常に重く、搬送、施工等に労力を要するという問題点があった。 また、施工後のズレを防止する為に床板同士は雌雄の実部72と73とを嵌合 させ、接着剤で固定されているから、リフォーム等で床板70を張り替える場合 、床板70は床下地76からは容易に剥がすことはできるが、床板70同士が固 着されている為、シート状に床板全体が同時に捲れ上がり作業は大変であるとい う問題点があった。 本考案はこのような事情に鑑みなされたもので、ズレに強く、軽くて作業性に 優れ、張り替えも容易にできる置敷き用床板を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】 前記目的に沿う請求項1記載の置敷き用床板は、基板の下面に粘弾性の高い材 質からなるシートが貼着されて構成されている。 前記目的に沿う請求項2記載の置敷き用床板は、請求項1記載の置敷き用床板 において、前記シートの下面に剥離可能なフィルム状物が貼着されて構成されて いる。
【0005】
【作用】
請求項1及び2記載の置敷き用床板においては、基板の下面には粘弾性の高い 材質からなるシートが貼着されているので、床下地上に敷くと床下地と馴染まっ て密着し、施工後、床板上面から衝撃等が加わっても強い摩擦力が働いてズレが 発生し難くなる。 特に、請求項2記載の置敷き用床板においては、前記シートの下面にはフィル ム状物が貼着されているので、施工時までに化粧面等を汚すこともなく、シート にゴミ等も付着し難い。
【0006】
【実施例】
続いて、添付した図面を参照しつつ、本考案を具体化した実施例につき説明し 、本考案の理解に供する。 ここに、図1は本考案の一実施例に係る置敷き用床板の断面図、図2は本考案 の一実施例に係る置敷き用床板を床下地上に敷いた状態の説明図である。
【0007】 図1に示す本考案の一実施例に係る置敷き用床板10は、基板11の下面にシ ート12が貼着され、該シート12の下面には剥離可能なフィルム状物13が貼 着されている。 前記基板11は、厚みが例えば5〜9mm程度の合板、パーティクルボード、 MDF、LVL、LVB等からなり、施工性を向上させる為に周辺部に接合用の 雄実部14及び雌実部15が形成され、底部には短辺方向に幅が1〜2mm程度 で深さが基板11の厚みの半分程度の溝16が等間隔に形成されている。このよ うにすることにより床板10に柔軟性を付与することができる。従って、床下地 18に凹凸があってもその凹凸に柔軟に馴染むことができる。なお、溝16の方 向は基板11の底部の長辺方向あるいは長辺及び短辺両方向に設けてもよいが、 一般的に床下地18の凹凸に馴染ませる為には、基板11の底部の短辺方向に形 成する方が床板10に大きな柔軟性を付与することができる。また、溝16の深 さは深すぎると床板10としての強度が低下してしまう。
【0008】 前記シート12は、粘弾性の高い材質の一例であるアスファルト変成ゴムから なり、広さは前記基板11と同じであり、厚みは1〜4mm程度である。本考案 では、シート12の粘着性を利用してズレを防止する為、従来のように重量を付 与する為に厚いシートを貼着する必要がないので、比較的薄いシートを用いるこ とができる。 前記フィルム状物13は、一例としてポリエチレンやポリプロピレン、ポリ塩 化ビニル等の剥離可能な離型フィルムを使用し、前記シート12に接着剤を使用 せずにシート12の粘着性を利用して貼り付けられており、施工時までにシート 12が化粧面等に触れて化粧面を汚すことがないようにしている。 そして、置敷き用床板10を形成するには、底部に溝16が形成されている基 板11の下面に、ゴム系、ウレタン樹脂系、アクリル樹脂系接着剤等を使用して 粘弾性を有するシート12を貼着する。そして、更に粘着性を持っているシート 12の下面にその粘着性を利用しフィルム13を貼り付ける。
【0009】 このようにして、形成された置敷き用床板10を使用する場合には、図2に示 すように床下地18の表面はできるだけ凸凹がないように調整しておき、埃や異 物がないように清掃しておく。その床下地18上に、フィルム13を剥がして隣 同士の基板11の雄実部14と雌実部15とを嵌合させて敷き詰める。この場合 、粘弾性の高い材質からなるシート12が床下地18に密着しているので、床板 10の上面から衝撃等が加わっても強い摩擦力が働いてズレ難くなる。更に、リ フォームする場合、隣同士の床板10の嵌合部分には接着剤を使用していないの で、容易に一枚ずつ剥がすことができる。
【0010】 なお、前記実施例の応用例として、基板11の表面に、必要に応じて化粧単板 や塩化ビニル樹脂シートや化粧紙等を貼着したりして化粧を施してもよく、更に 、直接基板11上に着色塗装を施してもよい。
【0011】
【考案の効果】
請求項1及び2記載の置敷き用床板は、基板の下部に粘弾性の高いシートが貼 着されているので、前記基板の底部に固着されたシートと床下地が強く密着する 。従って、外部から衝撃等が加わってもシートの高い粘弾性を利用した強い摩擦 力によりズレが発生し難い。従来の自重によって床下地と馴染ませる置敷き用床 板とは異なり、軽く、そして、置敷き用床板全体の厚みも極めて薄くすることが できる。従って、搬送、施工が容易になり、コストダウンも可能となる。 また、置敷き用床板同士は接着剤により固定する必要がないので、リフォーム の際、容易に一枚ずつ剥がすことができる。 特に、請求項2記載の置敷き用床板は、粘弾性の高い材質からなるシートの裏 面に剥離可能なフィルム状物を貼着しているので、施工時までにシートが化粧面 に触れて化粧面を汚すことがない。更に、施工時においてシートを貼着したまま 床下地上に載置すると、滑り易くなり、仮並べをして配列を容易に調整すること ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の一実施例に係る置敷き用床板の断面図
である。
【図2】本考案の一実施例に係る置敷き用床板を床下地
に敷いた状態の説明図である。
【図3】従来例に係る置敷き用床板の断面図である。
【図4】従来例に係る置敷き用床板を床下地に敷いた状
態の説明図である。
【符号の説明】
10 床板 11 基板 12 シート 13 フィルム(フィルム状物) 14 雄実部 15 雌実部 16 溝 18 床下地

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板の下面に粘弾性の高い材質からなる
    シートが貼着されたことを特徴とする置敷き用床板。
  2. 【請求項2】 前記シートの下面に剥離可能なフィルム
    状物が貼着されたことを特徴とする請求項1記載の置敷
    き用床板。
JP7383193U 1993-12-24 1993-12-24 置敷き用床板 Pending JPH0738398U (ja)

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JP7383193U JPH0738398U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 置敷き用床板

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JP7383193U JPH0738398U (ja) 1993-12-24 1993-12-24 置敷き用床板

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JPH0738398U true JPH0738398U (ja) 1995-07-14

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