JPH0738220Y2 - フレキシブルコンテナー - Google Patents
フレキシブルコンテナーInfo
- Publication number
- JPH0738220Y2 JPH0738220Y2 JP1990058912U JP5891290U JPH0738220Y2 JP H0738220 Y2 JPH0738220 Y2 JP H0738220Y2 JP 1990058912 U JP1990058912 U JP 1990058912U JP 5891290 U JP5891290 U JP 5891290U JP H0738220 Y2 JPH0738220 Y2 JP H0738220Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- synthetic resin
- tape yarn
- woven fabric
- laminated
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Bag Frames (AREA)
- Packages (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案はセメント、あるいは石灰等の保管、運搬に好
適なテープヤーンからなる織布によるフレキシブルコン
テナーに関する。
適なテープヤーンからなる織布によるフレキシブルコン
テナーに関する。
〔従来の技術〕 フラットヤーンクロスシートの表面に熱可塑性合成樹脂
をラミネート加工した原反で構成した袋体の縫製部に伸
縮性に富むテープ状又は板状のゴムパッキン材を介在さ
せて縫着した大形通袋は実開昭62-165290号公報に示さ
れ、またターポリンシートの一面に気密性プラスチック
フィルムを積層して成る構成材の接合部分に、気密性プ
ラスチックフィルムと同じフィルムをシール用フィルム
として溶着してなるコンテナーは実開昭56-10089号公報
に示されている。
をラミネート加工した原反で構成した袋体の縫製部に伸
縮性に富むテープ状又は板状のゴムパッキン材を介在さ
せて縫着した大形通袋は実開昭62-165290号公報に示さ
れ、またターポリンシートの一面に気密性プラスチック
フィルムを積層して成る構成材の接合部分に、気密性プ
ラスチックフィルムと同じフィルムをシール用フィルム
として溶着してなるコンテナーは実開昭56-10089号公報
に示されている。
これらのもののうち前者は、大形通袋の内容物を粉粒物
に適する通袋とすることを目的とし、このために通袋を
構成する時の縫製のミシン目から内容物が漏出飛散する
ことを防止することを課題として考案されたもので、こ
のものは袋体の縫製部に、伸縮性に富むゴムパッキン材
を介在させて縫製しているがため、内容物の漏出飛散の
防止に役立つものと思われるが、外部からの水分の浸入
を阻止することは全く出来ない。
に適する通袋とすることを目的とし、このために通袋を
構成する時の縫製のミシン目から内容物が漏出飛散する
ことを防止することを課題として考案されたもので、こ
のものは袋体の縫製部に、伸縮性に富むゴムパッキン材
を介在させて縫製しているがため、内容物の漏出飛散の
防止に役立つものと思われるが、外部からの水分の浸入
を阻止することは全く出来ない。
また後者のものにあっては、内容物の各種ガスに対する
気密保持機能を極度に重視することによって内容物の品
質保持機能を維持することを目的とし、このため、コン
テナーの内外にわたる各種ガスに対する気密保持を課題
として考案されたもので、このため、ターポリンシート
の片面に気密性プラスチックフィルムが積層された構成
材の接合部分にシール用フィルムを溶着しているもので
あるが、このものは、構成上、コンテナーが形成されて
から、コンテナー内部の接合部分にシール用フィルムを
溶着しなければならず、作業の困難さ、手間が掛かり能
率が悪いということ等から極めてコストの高い商品とな
らざるを得ないものである。
気密保持機能を極度に重視することによって内容物の品
質保持機能を維持することを目的とし、このため、コン
テナーの内外にわたる各種ガスに対する気密保持を課題
として考案されたもので、このため、ターポリンシート
の片面に気密性プラスチックフィルムが積層された構成
材の接合部分にシール用フィルムを溶着しているもので
あるが、このものは、構成上、コンテナーが形成されて
から、コンテナー内部の接合部分にシール用フィルムを
溶着しなければならず、作業の困難さ、手間が掛かり能
率が悪いということ等から極めてコストの高い商品とな
らざるを得ないものである。
これらの点に鑑み、この考案は製作が容易で能率も良
く、しかもコストも安く生産でき、外部からの水分の浸
入を有効適切に遮断することができて、安心してセメ
ト、石灰をはじめとする商品を安心して広く利用できる
コンテナーを提供することを目的としたものである。
く、しかもコストも安く生産でき、外部からの水分の浸
入を有効適切に遮断することができて、安心してセメ
ト、石灰をはじめとする商品を安心して広く利用できる
コンテナーを提供することを目的としたものである。
前記した目的を達するため、この考案は、テープヤーン
からなる織布の少なくとも一面に、熱可塑性合成樹脂を
ラミネートしたラミネート織布を、側壁片と底片とし
て、これら両片を縫製して形成されたコンテナー本体
の、前記側壁片と底片との縫製部の内側に、前記テープ
ヤーンである合成樹脂の溶融温度より低い溶融温度の合
成樹脂を塗布充填して、縫製部からの浸水を遮断したフ
レキシブルコンテナーとしたものである。
からなる織布の少なくとも一面に、熱可塑性合成樹脂を
ラミネートしたラミネート織布を、側壁片と底片とし
て、これら両片を縫製して形成されたコンテナー本体
の、前記側壁片と底片との縫製部の内側に、前記テープ
ヤーンである合成樹脂の溶融温度より低い溶融温度の合
成樹脂を塗布充填して、縫製部からの浸水を遮断したフ
レキシブルコンテナーとしたものである。
この考案でテープヤーンからなる織布とは、テープヤー
ン、フラットヤーン、スリットヤーン等と称されるプラ
スチックフィルムの細片を経糸および緯糸として織成さ
れた織布をいい、包装用として用いられる外に、野積み
シート、コンクリート養生シート、建築現場シート、等
の如き産業資材としても用いられているものをいう。
ン、フラットヤーン、スリットヤーン等と称されるプラ
スチックフィルムの細片を経糸および緯糸として織成さ
れた織布をいい、包装用として用いられる外に、野積み
シート、コンクリート養生シート、建築現場シート、等
の如き産業資材としても用いられているものをいう。
またこの考案でラミネート織布とは、前記したテープヤ
ーンの織布の一面に熱可塑性合成樹脂をラミネートした
ものであり、例えば、ポリプロピレンのテープヤーンを
経糸と緯糸として織成した織布にポリエチレン樹脂をラ
ミネートしたものをその一例として擧げることができ
る。
ーンの織布の一面に熱可塑性合成樹脂をラミネートした
ものであり、例えば、ポリプロピレンのテープヤーンを
経糸と緯糸として織成した織布にポリエチレン樹脂をラ
ミネートしたものをその一例として擧げることができ
る。
なお、熱可塑性合成樹脂のラミネートはテープヤーンの
織布の一面だけに限ることなく、両面に施されてもよ
い。
織布の一面だけに限ることなく、両面に施されてもよ
い。
また、コンテナー本体の縫製部の内側に塗布充填される
合成樹脂は、テープヤーンである合成樹脂の溶融温度よ
り低い溶融温度の合成樹脂であることが必要でるが、こ
のほかに、テープヤーン織布の一面にラミネートされた
熱可塑性合成樹脂と接着性が良好なものが望ましい。
合成樹脂は、テープヤーンである合成樹脂の溶融温度よ
り低い溶融温度の合成樹脂であることが必要でるが、こ
のほかに、テープヤーン織布の一面にラミネートされた
熱可塑性合成樹脂と接着性が良好なものが望ましい。
この考案では、コンテナー本体がテープヤーン織布の一
面に熱可塑性合成樹脂がラミネートされたラミネート織
布を側壁片と底片とに用いて、これら両片に縫製し、こ
の縫製部の内側にテープヤーンである合成樹脂の溶融温
度より低い溶融温度の合成樹脂を塗布充填してある他は
任意である。
面に熱可塑性合成樹脂がラミネートされたラミネート織
布を側壁片と底片とに用いて、これら両片に縫製し、こ
の縫製部の内側にテープヤーンである合成樹脂の溶融温
度より低い溶融温度の合成樹脂を塗布充填してある他は
任意である。
テープヤーンからなる織布で構成されるコンテナー本体
である側壁片と底片とは、その一面にラミネートされた
熱可塑性合成樹脂によって水の浸入は遮断され、また両
片の縫製部における針孔は、この縫製部の内側に塗布充
填された合成樹脂によって、水の浸入が遮断される。
である側壁片と底片とは、その一面にラミネートされた
熱可塑性合成樹脂によって水の浸入は遮断され、また両
片の縫製部における針孔は、この縫製部の内側に塗布充
填された合成樹脂によって、水の浸入が遮断される。
添付図面についてこの考案の実施の一例を説明すると、
1はテープヤーンからなる織布であって例えばポリプロ
ピレンの1500デニールを経緯共に15本/吋で織成したテ
ープヤーン織布であり、2は、このテープヤーン織布1
の一面にラミネートした熱可塑性合成樹脂であり、この
ラミネート2は例えばポリプロピレンを厚さ40μとして
ある。3はこのラミネート2が施されたテープヤーン織
布1を裁断した側壁片であり4は同じく底片である。こ
れら側壁片3と底片4とは縫製5されてコンテナー本体
6とされる。このようにされたコンテナー本体6の縫製
部の内側7には全周にわたって合成樹脂8が塗布充填さ
れる。この合成樹脂8はテープヤーン織布1である合成
樹脂の溶融温度より低い溶融温度の合成樹脂を用い、溶
融塗布充填する。
1はテープヤーンからなる織布であって例えばポリプロ
ピレンの1500デニールを経緯共に15本/吋で織成したテ
ープヤーン織布であり、2は、このテープヤーン織布1
の一面にラミネートした熱可塑性合成樹脂であり、この
ラミネート2は例えばポリプロピレンを厚さ40μとして
ある。3はこのラミネート2が施されたテープヤーン織
布1を裁断した側壁片であり4は同じく底片である。こ
れら側壁片3と底片4とは縫製5されてコンテナー本体
6とされる。このようにされたコンテナー本体6の縫製
部の内側7には全周にわたって合成樹脂8が塗布充填さ
れる。この合成樹脂8はテープヤーン織布1である合成
樹脂の溶融温度より低い溶融温度の合成樹脂を用い、溶
融塗布充填する。
このための樹脂としては、コンテナー本体がポリプロピ
レンからなる時に酢酸ビニル系の合成樹脂を用いるのが
よい。
レンからなる時に酢酸ビニル系の合成樹脂を用いるのが
よい。
この考案は以上に詳細に説明したように構成されている
から、従来のものである構成材の接合部分にシール用フ
ィルムを溶着したコンテナーにあっては作業が困難であ
り、それ故手間が掛かり、能率が悪く、高い商品となら
ざるを得ないのにくらべて製作が容易であり、能率も良
く、しかもコストも安く生産できるものとなったもの
で、コンテナー本体は、テープヤーン織布にラミネート
された合成樹脂によって水の浸入が遮断され、また側壁
片と底片との縫製部は、この縫製部の内側に塗布充填さ
れた合成樹脂によって水の浸入が遮断されたため、外部
からの水の浸入の心配は全く解消されたこととなり、セ
メントや石灰をはじめ水との接触を最も排除しなければ
ならない各種商品が、テープヤーンを素材とするコンテ
ナーの長所である安価で軽量にして取扱いが容易である
諸点を利用することができるようになった。
から、従来のものである構成材の接合部分にシール用フ
ィルムを溶着したコンテナーにあっては作業が困難であ
り、それ故手間が掛かり、能率が悪く、高い商品となら
ざるを得ないのにくらべて製作が容易であり、能率も良
く、しかもコストも安く生産できるものとなったもの
で、コンテナー本体は、テープヤーン織布にラミネート
された合成樹脂によって水の浸入が遮断され、また側壁
片と底片との縫製部は、この縫製部の内側に塗布充填さ
れた合成樹脂によって水の浸入が遮断されたため、外部
からの水の浸入の心配は全く解消されたこととなり、セ
メントや石灰をはじめ水との接触を最も排除しなければ
ならない各種商品が、テープヤーンを素材とするコンテ
ナーの長所である安価で軽量にして取扱いが容易である
諸点を利用することができるようになった。
添付図面は、この考案の実施の一例を示す縦断側面図で
ある。 1:テープヤーンからなる織布 2:ラミネートした熱可塑性合成樹脂 3:側壁片、4:底片 5:縫製、6:コンテナー本体 7:縫製部の内側 8:塗布充填された合成樹脂
ある。 1:テープヤーンからなる織布 2:ラミネートした熱可塑性合成樹脂 3:側壁片、4:底片 5:縫製、6:コンテナー本体 7:縫製部の内側 8:塗布充填された合成樹脂
Claims (1)
- 【請求項1】テープヤーンからなる織布の少なくとも一
面に、熱可塑性合成樹脂をラミネートしたラミネート織
布を、側壁片と底片として、これら両片を縫製して形成
されたコンテナー本体の、前記側壁片と底片との縫製部
の内側に、前記テープヤーンである合成樹脂の溶融温度
より低い溶融温度の合成樹脂を塗布充填して、縫製部か
らの浸水を遮断したことを特徴とするフレキシブルコン
テナー。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990058912U JPH0738220Y2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | フレキシブルコンテナー |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990058912U JPH0738220Y2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | フレキシブルコンテナー |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0419494U JPH0419494U (ja) | 1992-02-18 |
JPH0738220Y2 true JPH0738220Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31584951
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990058912U Expired - Lifetime JPH0738220Y2 (ja) | 1990-06-04 | 1990-06-04 | フレキシブルコンテナー |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0738220Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2605672Y2 (ja) * | 1992-07-23 | 2000-07-31 | 藤森工業株式会社 | フレキシブルコンテナ用溶着テ−プ |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5610089U (ja) * | 1979-07-04 | 1981-01-28 | ||
JPS5898387U (ja) * | 1981-12-22 | 1983-07-04 | 森下 行雄 | フレキシブルコンテナ袋 |
JPS62165290U (ja) * | 1986-04-10 | 1987-10-20 |
-
1990
- 1990-06-04 JP JP1990058912U patent/JPH0738220Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0419494U (ja) | 1992-02-18 |
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JPS6232843Y2 (ja) | ||
JPH02141344U (ja) |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
EXPY | Cancellation because of completion of term |