JPH0738117Y2 - 包装用箱 - Google Patents

包装用箱

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JPH0738117Y2
JPH0738117Y2 JP1990085590U JP8559090U JPH0738117Y2 JP H0738117 Y2 JPH0738117 Y2 JP H0738117Y2 JP 1990085590 U JP1990085590 U JP 1990085590U JP 8559090 U JP8559090 U JP 8559090U JP H0738117 Y2 JPH0738117 Y2 JP H0738117Y2
Authority
JP
Japan
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outer flap
packaging box
flap
bulging
hook
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1990085590U
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English (en)
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JPH0445217U (ja
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孝 伊東
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Toppan Inc
Original Assignee
Toppan Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、粉状合成洗剤等に使用される紙製の包装用箱
に関するものである。
[従来の技術] 最近、スプーン一杯程度の量で多量の洗濯物を洗えるよ
うにした粉状合成洗剤が人気を博しており、この種の合
成洗剤は保形性に優れた硬めの厚紙で比較的小型に形成
された包装用箱に収納されている。
[考案が解決しようとする課題] 前記した従来の包装用箱は、なるべく箱の材料費を低減
するため、底部の構成フラップを必要最小限の大きさに
止どめ、例えば第6図に示すように底部の外フラップ
a、bは底面のほぼ中央部で折り重ねて貼着するように
してある。但し、この場合図示は省略したが、外フラッ
プaの内側には一対の内フラップが折り込まれている。
前記外フラップbは他方の外フラップa全体を覆う大き
さではないので、箱材料費の低減は図れるが、外フラッ
プaと折り重ならない部分との間に段差cが生じて包装
用箱を立てた場合に安定性が悪くなり、工場での洗剤の
充填時又は店頭販売時等に傾いて支障が生じる欠点があ
る。
従来のように大きな箱で洗剤が多量に収納されている場
合には、例え箱の底部に前記のような段差があったとし
ても、箱の紙がそれほど厚くなくしかも洗剤の重量によ
って底部が押されるので、段差は吸収され箱の安定性を
確保出来たが、前記のように保形性に優れた硬めの厚紙
で小型に形成された箱であって、洗剤の収納量が少ない
場合には、前記のような段差吸収作用は期待出来ない。
本考案は、このような従来の問題点を解決するためにな
され、硬めの厚紙で形成された小型の包装用箱であっ
て、その最外側の底部フラップが底部の縁より内方寄り
で折り重なるタイプのものにおいて、ごく簡単な構成に
より段差を解消し、底部の安定性を確保出来るようにし
た包装用箱を提供することを技術的課題としたものであ
る。
[課題を解決するための手段] この技術的課題を解決するための手段として、本考案
は、厚紙で形成され、底部は一対の内フラップとその内
フラップに折り重ねる第1の外フラップと、この第1の
外フラップの内方寄りで折り重ねる第2の外フラップと
を備えた包装用箱において、前記一対の内フラップは、
中央部から前記第2の外フラップ寄りの側縁にかけてほ
ぼ紙厚の高さで表側に突出する鈎型の膨出部が左右対称
に設けられ、前記第1の外フラップは、下半部の両側に
前記鈎型の膨出部に重ならないでその階段状輪郭に沿っ
て位置する切欠きが左右対称に設けられ、且つ前記第2
の外フラップに折り重ならない部分にほぼ紙厚の高さで
表側に突出する段差防止用の膨出部が設けられたことを
要旨とするものである。
[作用] 前記第2の外フラップが折り重ならない第1の外フラッ
プ部分に、段差防止用の膨出部を設けたので、底部の安
定性を確保し包装用箱を立てた時の傾きを未然に防止す
ることが出来る。
また、第2の外フラップは、一対の内フラップに設けら
れた膨出部と内フラップの非膨出部と第1の外フラップ
との貼着重合部とを含む面一部分に貼着されるため、底
部の貼着が確実になると共に良好な密封性が得られる。
[実施例] 以下、本考案の実施例を添付図面に基づいて詳細に説明
する。
第1図において、1は保形性に優れた硬めの厚紙で形成
されたブランクの前板であり、その両側縁に側板3、4
が連設され、側板3の側縁には後板2が、後板の側縁に
は糊代5がそれぞれ連設されている。6は後板2の下縁
に連設された第1の外フラップ、7は前板1の下縁に連
設された第2の外フラップであり、第1の外フラップ6
の下半部の両側に切欠き6a、6bが左右対称に設けられ、
上半部のほぼ中央には表側に突出する長方形の膨出部6c
がエンボス加工により形成されている。8、9は前記側
板3、4の下縁にそれぞれ連設された内フラップであ
り、中央部から前記第2の外フラップ7寄りの側縁にか
けて表側に突出する鈎型の膨出部8a、9aが左右対称にそ
れぞれエンボス加工により設けられている。前記第1及
び第2の外フラップ6、7の端縁までの長さLは、それ
ぞれ前記側板3、4の幅Dのほぼ2/3程度に形成され、
前記長方形の膨出部6c及び鈎型の膨出部8a、9aの膨出高
さHは、いずれもこの素材として使用された厚紙のほぼ
厚さ分に設定してある。また、前記前板1、後板2、及
び側板3、4の上縁には、内側へ折り曲げて貼着する開
口部用の補強板10〜13がそれぞれ連設されている。
本考案に係る包装用箱は上記のように構成され、この箱
の組み立てに際して底部は第2図に示すように、先ず前
記一対の内フラップ8、9が折り込まれ、次いで第3図
のように前記第1の外フラップ6が内フラップ8、9に
折り重ねられるが、前記切欠き6a、6bは前記鈎型の膨出
部8a、9aに重ならないでその階段状輪郭に沿って位置す
る状態になる。従って、第1の外フラップ6が内フラッ
プ8、9と重合しない部分は、前記鈎型の膨出部8a、9a
が位置することとなり、これら膨出部の高さは前記のよ
うに厚紙の厚さ即ち第1の外フラップ6の厚さ分を有す
るので、第1の外フラップ6と内フラップ8、9との重
合部と面一となる。最後に、前記第2の外フラップ7が
折り込まれて貼着されるが、この外フラップの長さLは
前記のように側板3、4の幅Dのほぼ2/3程度しかない
ので底部全体を覆うことは出来ず、第4図に示すように
内フラップ8、9の鈎型膨出部8a、9aと第1の外フラッ
プ6の切欠き6a、6bで挟まれた先端部分に貼着した状態
になる。このとき、第2の外フラップ7が第1の外フラ
ップ6と重合しない部分は、前記のようにそのほぼ中央
に長方形の膨出部6cが位置しており、この膨出部の高さ
Hは前記のように厚紙の厚さ即ち第2の外フラップ7の
厚さ分を有するので、重合部と面一となる。このため、
組み立てられた包装用箱を立てると、第5図に示すよう
に長方形の膨出部6cにより底面の段差が解消され、傾く
ことなく安定した状態が得られる。
また、第2の外フラップ7を貼着することによって底面
の開口部は閉塞され、しかも被貼着部分は前記鈎型膨出
部8a、9aを含む面一部分であるから良好な密封性が得ら
れ、底部からの内容物(洗剤等)の漏れを確実に防止す
ることが出来る。
尚、段差防止用の膨出部は、前記のように長方形のもの
に限らず円形等他の適当な形状のもので良く、また数も
1個に限らず2個以上設けるようにしても良い。
[考案の効果] 以上説明したように、本考案によれば、保形性に優れた
硬めの厚紙で形成された小型の包装用箱であって、底部
のフラップがその全域を覆わない大きさの省材料タイプ
の箱において、外フラップ同士が重ならない部分にほぼ
紙厚の高さを有する段差防止用の膨出部を設けたので、
包装用箱を立てた時の傾きを未然に防止し、洗剤等の内
容物の充填作業及び店頭販売時での陳列が円滑に出来、
その実用的効果は極めて顕著である。
また、段差防止用の膨出部は、ブランクの成形時に押し
型によって簡単にエンボス加工が出来るので、コスト的
にも有利である。
更に、第2の外フラップは、一対の内フラップに設けら
れた膨出部と内フラップの非膨出部と第1の外フラップ
との貼着重合部とを含む面一部分に貼着されるため、底
部の貼着が確実になると共に良好な密封性が得られ、底
部からの内容物(洗剤等)の漏れを防止することが出来
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る包装用箱の一実施例を示す展開
図、第2図はその底部の組み立て途中での斜視図、第3
図は同じく第1の外フラップを折り込んだ状態での斜視
図、第4図は完成した包装用箱の底面図、第5図は包装
用箱を立てた時の下部の断面図、第6図は従来例におけ
る下部の断面図である。 1…前板、2…後板 3、4…側板、5…糊代 6…第1の外フラップ、6a、6b…切欠き 6c…膨出部、7…第2の外フラップ 8、9…内フラップ、8a、9a…膨出部 10〜13…補強板

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】厚紙で形成され、底部は一対の内フラップ
    とその内フラップに折り重ねる第1の外フラップと、こ
    の第1の外フラップの内方寄りで折り重ねる第2の外フ
    ラップとを備えた包装用箱において、前記一対の内フラ
    ップは、中央部から前記第2の外フラップ寄りの側縁に
    かけてほぼ紙厚の高さで表側に突出する鈎型の膨出部が
    左右対称に設けられ、前記第1の外フラップは、下半部
    の両側に前記鈎型の膨出部に重ならないでその階段状輪
    郭に沿って位置する切欠きが左右対称に設けられ、且つ
    前記第2の外フラップに折り重ならない部分にほぼ紙厚
    の高さで表側に突出する段差防止用の膨出部が設けられ
    たことを特徴とする包装用箱。
JP1990085590U 1990-08-13 1990-08-13 包装用箱 Expired - Lifetime JPH0738117Y2 (ja)

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JP1990085590U JPH0738117Y2 (ja) 1990-08-13 1990-08-13 包装用箱

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JP1990085590U JPH0738117Y2 (ja) 1990-08-13 1990-08-13 包装用箱

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JPH0445217U JPH0445217U (ja) 1992-04-16
JPH0738117Y2 true JPH0738117Y2 (ja) 1995-08-30

Family

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JP5163951B2 (ja) * 2008-08-05 2013-03-13 相互印刷紙器株式会社 破瓶防止機能を有するケース

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JPS6364617U (ja) * 1986-10-15 1988-04-28

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