JPH0738078Y2 - 運動導入機 - Google Patents

運動導入機

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JPH0738078Y2
JPH0738078Y2 JP1264688U JP1264688U JPH0738078Y2 JP H0738078 Y2 JPH0738078 Y2 JP H0738078Y2 JP 1264688 U JP1264688 U JP 1264688U JP 1264688 U JP1264688 U JP 1264688U JP H0738078 Y2 JPH0738078 Y2 JP H0738078Y2
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JP1264688U
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JPH01116798U (ja
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俊実 山田
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Harmonic Drive Systems Inc
Original Assignee
Harmonic Drive Systems Inc
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Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は異なった雰囲気、たとえば、真空空間と大気圧
空間との間で気密状態を保ったまま運動を導入できる装
置に関する。
[従来技術とその問題点] 従来、たとえば、宇宙ロケットや人工衛星で或る圧力に
保たれた内部から真空状態の外部にある機器を操作する
場合、アクチュエータ機構の途中に気密シールを設けて
気密を保っているが、構造が複雑となると共に耐久性の
点でも問題がある。これらの問題を解決すべく、この技
術分野では種種の工夫がなされており、それなりに満足
できる結果を得ている。
[考案の目的] 本考案の目的は気密シールの点でも耐久性の点でも従来
技術を凌駕した簡単な構造を有する、異雰囲気中で用い
るに適した運動導入機を提供することにある。
[考案の構成] この目的を達成すべく、本考案は異なった雰囲気を気密
に隔離している隔壁に設けた開口部を通して気密状態を
維持しながら片方の雰囲気側から他方の雰囲気側に運動
を導入する運動導入機であって、一方の雰囲気側で前記
隔壁の開口部に気密に装着した波動歯車機構を包含し、
この波動歯車機構が前記隔壁開口部に気密に固定した非
磁性材料の可撓性スプライン部材を包含し、この可撓性
スプライン部材がそれと一体に形成してあり、その中心
軸線に沿って延びる管状部を有し、この管状部が波動歯
車機構が設置してある雰囲気の側の可撓性スプライン部
材の端で開口した開口端部と前記隔壁開口部を貫いて他
方の雰囲気中まで延びている閉鎖端部とを有し、前記可
撓性スプライン部材のスプライン部とかみ合って非磁性
材料の円形スプライン部材が設けてあり、この円形スプ
ライン部材が前記可撓性スプライン部材とは歯数が異な
っており、この円形スプライン部材には同様に非磁性材
料の出力部材が連結してあり、前記可撓性スプライン部
材の管状部内にはその開口端部を通して閉鎖端部付近ま
で磁性材料の駆動ロッドが挿入してあり、前記管状部の
閉鎖端部まわりには回転運動と直線運動を行なえる磁石
要素が配置してあり、また、前記可撓性スプライン部材
の前記隔壁開口部に通じる内部においてそのスプライン
部材と協働する位置にウェーブジェネレータが設置して
あり、このウェーブジェネレータから前記可撓性スプラ
イン部材の管状部を囲みかつ前記隔壁開口部を貫いて前
記他方の雰囲気中まで管状の入力部材が延びていること
を特徴とする運動導入機を提供する。
[実施例] 以下、添付図面を参照しながら本考案の実施例を説明す
る。
図を参照して、ここには本考案による運動導入機10が示
してあり、この運動導入機10は異なった雰囲気A、Bを
気密に隔離している隔壁12に装着してある。隔壁12には
開口部14が形成してある。
運動導入機10は隔壁12に装着した波動歯車機構16を包含
する。この波動歯車機構16は非磁性材料の可撓性スプラ
イン部材18を包含し、この可撓性スプライン部材18はラ
ッパの形をしており、ラッパの口に相当する端20が隔壁
12の開口部14の片縁から軸線方向に突出するボス部22に
フランジ部24を介して気密に結合してある。可撓性スプ
ライン部材18の反対端は端壁26によって気密に閉ざして
あり、この端壁26の内面からは隔壁12に向って、そし
て、隔壁12の開口部14を貫いて雰囲気A中まで管状部28
が延びており、この管状部28は端壁26のところで雰囲気
Bに対して開口した開口端30と別の雰囲気中にある閉鎖
端32とを有する。したがって、隔壁12の両側の雰囲気
A、Bは隔壁開口部14のところで可撓性スプライン部材
18によって気密に隔離されていることになる。
可撓性スプライン部材18はスプライン部34を有し、この
スプライン部34は周知要領でウェーブジェネレータ36に
よって波動を生じさせられる。ウェーブジェネレータ36
からは可撓性スプライン部材18の管状部28を囲んで軸線
方向に管状入力部材38が延びており、この管状入力部材
38の反対端は隔壁開口部14を貫いて雰囲気A中に突出し
ており、任意適当な回転駆動手段(図示せず)に連結し
てある。
可撓性スプライン部材18のスプライン部34には周知のよ
うに円形スプライン40がかみ合っており、この円形スプ
ライン40は同様に非磁性材料で作っており、その歯数は
可撓性スプライン部材18のスプライン部34の歯数と異な
っており、所定の減速を行なえるようになっている。円
形スプライン40には非磁性材料の出力部材42が連結して
あり、図示実施例では、この出力部材42は可撓性スプラ
イン部材18の一部を囲んでおり、円形スプライン34とは
反対の端に可撓性スプライン部材18の管状部28と同軸の
開口部44が形成してある。
出力部材42の開口部44を通して可撓性スプライン部材18
の管状部28に磁性材料の駆動ロッド46が回転自在に挿入
してあり、この駆動ロッド46の内端は管状部28の閉鎖端
32付近に位置している。
可撓性スプライン部材18の管状部28の閉鎖端32のまわり
には、円環体の磁石要素48が回転運動、軸線方向直線運
動を行なえるように配置してある。
以上の構成において、管状入力部材38を回転させると、
ウェーブジェネレータ36が回転して可撓性スプライン部
材18のスプライン部34に波動を生じさせ、それによって
円形スプライン40が減速した速度で回転し、この回転が
出力部材42に伝えられる。出力部材42の回転は図示しな
い任意適当な手段を介して利用できる。
磁石要素48を回転させると、磁気作用の下に駆動ロッド
46が管状部28内で1:1の比率で回転し、この回転も適当
な手段を利用して取り出すことができる。
さらに、磁石要素48を管状部28の軸線に沿った方向に直
線運動させると、同様に磁気作用の下に駆動ロッド46が
直線運動を行なう。
こうして、本考案の運動導入機10を利用すれば、一方の
雰囲気Aから3種類の運動を他方の雰囲気Bに気密を保
ちながら伝達することができる。
〔考案の効果〕
このような構成においては、隔壁の開口部は可撓性スプ
ライン部材で気密にシールされており、管状入力部を回
転させたときウェーブジェネレータが回転し、可撓性ス
プライン部材のスプライン部に波動を生じさせ、それに
よって円形スプライン部材が回転して出力部材を減速回
転させる。また、磁石要素を回転させると、その回転が
磁気的に駆動ロッドに伝えられ、磁石要素が存在する雰
囲気と異なった雰囲気中にある駆動ロッドの反対端で1:
1の回転比で回転を取り出すことができる。さらに、同
じ磁石要素を軸線方向に直線運動させれば、同様に磁気
的にこの直線運動が駆動ロッドに伝えられ、駆動ロッド
の反対端で直線運動を利用することができる。こうし
て、特殊な気密シールを用いることなく、波動歯車機構
を利用して気密状態を保ったまま3種類の運動を異雰囲
気中で導入することができる。
【図面の簡単な説明】
図は本考案による運動導入機の縦断面図である。 図面において、 10……運動導入機、12……隔壁、14……開口部、16……
波動歯車機構、18……可撓性スプライン、28……管状
部、30……開口端、32……閉鎖端、34……スプライン
部、36……ウェーブジェネレータ、38……入力部材、40
……円形スプライン、42……出力部材、46……駆動ロッ
ド、48……磁石要素。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】異なった雰囲気を気密に隔離している隔壁
    に設けた開口部を通して気密状態を維持しながら片方の
    雰囲気側から他方の雰囲気側に運動を導入する運動導入
    機であって、一方の雰囲気側で前記隔壁の開口部に気密
    に装着した波動歯車機構を包含し、この波動歯車機構が
    前記隔壁開口部に気密に固定した非磁性材料の可撓性ス
    プライン部材を包含し、この可撓性スプライン部材がそ
    れと一体に形成してあり、その中心軸線に沿って延びる
    管状部を有し、この管状部が波動歯車機構が設置してあ
    る雰囲気の側の可撓性スプライン部材の端で開口した開
    口端部と前記隔壁開口部を貫いて他方の雰囲気中まで延
    びている閉鎖端部とを有し、前記可撓性スプライン部材
    のスプライン部とかみ合って非磁性材料の円形スプライ
    ン部材が設けてあり、この円形スプライン部材が前記可
    撓性スプライン部材とは歯数が異なっており、この円形
    スプライン部材には同様に非磁性材料の出力部材が連結
    してあり、前記可撓性スプライン部材の管状部内にはそ
    の開口端部を通して閉鎖端部付近まで磁性材料の駆動ロ
    ッドが挿入してあり、前記管状部の閉鎖端部まわりには
    回転運動と直線運動を行なえる磁石要素が配置してあ
    り、また、前記可撓性スプライン部材の前記隔壁開口部
    に通じる内部においてそのスプライン部と協働する位置
    にウェーブジェネレータが設置してあり、このウェーブ
    ジェネレータから前記可撓性スプライン部材の管状部を
    囲みかつ前記隔壁開口部を貫いて前記他方の雰囲気中ま
    で管状の入力部材が延びていることを特徴とする運動導
    入機。
JP1264688U 1988-02-02 1988-02-02 運動導入機 Expired - Lifetime JPH0738078Y2 (ja)

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JP1264688U JPH0738078Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 運動導入機

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JP1264688U JPH0738078Y2 (ja) 1988-02-02 1988-02-02 運動導入機

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Publication Number Publication Date
JPH01116798U JPH01116798U (ja) 1989-08-07
JPH0738078Y2 true JPH0738078Y2 (ja) 1995-08-30

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