JPH106267A - 工業用ロボット - Google Patents
工業用ロボットInfo
- Publication number
- JPH106267A JPH106267A JP16032896A JP16032896A JPH106267A JP H106267 A JPH106267 A JP H106267A JP 16032896 A JP16032896 A JP 16032896A JP 16032896 A JP16032896 A JP 16032896A JP H106267 A JPH106267 A JP H106267A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- arm
- wrist
- hand
- industrial robot
- pulley
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Withdrawn
Links
Landscapes
- Manipulator (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 狭い開口部にもハンドを挿入することがで
き、しかもハンドの移動ストロークを確保した上で全体
をコンパクトにすることができる工業用ロボットを提供
する。 【解決手段】 一の駆動源47の駆動力で第1アーム3
5および第2アーム36を連動して回動させることによ
り手首部37を一定姿勢で直線的に前後進させるもので
あって、手首部37が前後進する際にハンド88を一の
駆動源47の駆動力により手首部37に対し前後進させ
る進退機構91を設けてなることにより、開口部を介し
て同じ奥行位置にハンド88を位置させる場合、このよ
うな進退機構を具備しないものに比して、より狭い開口
部にも対応できることになる。
き、しかもハンドの移動ストロークを確保した上で全体
をコンパクトにすることができる工業用ロボットを提供
する。 【解決手段】 一の駆動源47の駆動力で第1アーム3
5および第2アーム36を連動して回動させることによ
り手首部37を一定姿勢で直線的に前後進させるもので
あって、手首部37が前後進する際にハンド88を一の
駆動源47の駆動力により手首部37に対し前後進させ
る進退機構91を設けてなることにより、開口部を介し
て同じ奥行位置にハンド88を位置させる場合、このよ
うな進退機構を具備しないものに比して、より狭い開口
部にも対応できることになる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、狭い開口部にハン
ドを挿入することができる工業用ロボットに関する。
ドを挿入することができる工業用ロボットに関する。
【0002】
【従来の技術】半導体の製造工程において、例えばウェ
ハーに成膜処理を行う工程では、ウェハーが格納される
カセット室と、ウェハーに成膜を行う成膜室と、これら
の間のロボットを有する搬送室とを具備する装置を用い
て、搬送室のロボットでカセット室からウェハーを取り
出し成膜室に設置し成膜室で成膜処理を行う方法が採用
されている。このような装置において採用されるロボッ
トとして、基端側が鉛直軸回りに回転自在に設けられた
第1アームと、この第1アームの先端側に基端側が鉛直
軸回りに回転自在に設けられた第2アームと、この第2
アームの先端側に鉛直軸回りに回転自在に設けられた手
首部と、該手首部に設けられたハンドとを有するスカラ
形のもので、一の駆動源の駆動力で第1アームおよび第
2アームを連動して回動させることにより該手首部を一
定姿勢で直線的に前後進させる構造のものが採用されて
いる。このロボットは、手首部の前進方向をカセット室
方向に向け該手首部を前進させて、これと一体に設けら
れたハンドによりカセット室のウェハーを取り出し、手
首部を後退させた状態で手首部の移動方向を成膜室方向
に向け、手首部を前進させて成膜室にハンドで支持した
ウェハーを載置させるようになっている。
ハーに成膜処理を行う工程では、ウェハーが格納される
カセット室と、ウェハーに成膜を行う成膜室と、これら
の間のロボットを有する搬送室とを具備する装置を用い
て、搬送室のロボットでカセット室からウェハーを取り
出し成膜室に設置し成膜室で成膜処理を行う方法が採用
されている。このような装置において採用されるロボッ
トとして、基端側が鉛直軸回りに回転自在に設けられた
第1アームと、この第1アームの先端側に基端側が鉛直
軸回りに回転自在に設けられた第2アームと、この第2
アームの先端側に鉛直軸回りに回転自在に設けられた手
首部と、該手首部に設けられたハンドとを有するスカラ
形のもので、一の駆動源の駆動力で第1アームおよび第
2アームを連動して回動させることにより該手首部を一
定姿勢で直線的に前後進させる構造のものが採用されて
いる。このロボットは、手首部の前進方向をカセット室
方向に向け該手首部を前進させて、これと一体に設けら
れたハンドによりカセット室のウェハーを取り出し、手
首部を後退させた状態で手首部の移動方向を成膜室方向
に向け、手首部を前進させて成膜室にハンドで支持した
ウェハーを載置させるようになっている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ここで、ウェハーの成
膜は高真空の状態の成膜室内に反応ガスを導入し電圧を
かけてプラズマを発生させることにより行われるもので
あり、成膜室に高真空状態を造り出すために搬送室と成
膜室との間および搬送室とカセット室との間にはそれぞ
れゲートバルブが設けられている。このゲートバルブは
可能な限りコンパクトなものを採用した方が高真空状態
を造り出すウェハーの成膜上有利である。しかしなが
ら、コンパクトなゲートバルブは当然のことながら開放
時の開口も狭いものとなってしまうため、上記ロボット
では揺動する第2アームがゲートバルブとの干渉を回避
できなくなり、よって、ゲートバルブのコンパクト化に
は限界があった。また、手首部すなわちハンドの移動ス
トロークが第1アームおよび第2アームの長さで決定さ
れてしまうため、ハンドの移動ストロークが短くなって
しまうことから搬送室の大きさをコンパクトにすること
にも限界があった。
膜は高真空の状態の成膜室内に反応ガスを導入し電圧を
かけてプラズマを発生させることにより行われるもので
あり、成膜室に高真空状態を造り出すために搬送室と成
膜室との間および搬送室とカセット室との間にはそれぞ
れゲートバルブが設けられている。このゲートバルブは
可能な限りコンパクトなものを採用した方が高真空状態
を造り出すウェハーの成膜上有利である。しかしなが
ら、コンパクトなゲートバルブは当然のことながら開放
時の開口も狭いものとなってしまうため、上記ロボット
では揺動する第2アームがゲートバルブとの干渉を回避
できなくなり、よって、ゲートバルブのコンパクト化に
は限界があった。また、手首部すなわちハンドの移動ス
トロークが第1アームおよび第2アームの長さで決定さ
れてしまうため、ハンドの移動ストロークが短くなって
しまうことから搬送室の大きさをコンパクトにすること
にも限界があった。
【0004】したがって、本発明の目的は、狭い開口部
にもハンドを挿入することができ、しかもハンドの移動
ストロークを確保した上で全体をコンパクトにすること
ができる工業用ロボットを提供することである。
にもハンドを挿入することができ、しかもハンドの移動
ストロークを確保した上で全体をコンパクトにすること
ができる工業用ロボットを提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明の請求項1記載の工業用ロボットは、基端側
が回転自在に設けられた第1アームと、該第1アームの
先端側に基端側が回転自在に設けられた第2アームと、
該第2アームの先端側に回転自在に設けられた手首部
と、該手首部に設けられたハンドとを有し、一の駆動源
の駆動力で前記第1アームおよび第2アームを連動して
回動させることにより前記手首部を一定姿勢で直線的に
前後進させるものであって、前記手首部が前後進する際
に前記ハンドを前記一の駆動源の駆動力により手首部に
対し前後進させる進退機構を設けてなることを特徴とし
ている。これにより、手首部が前進する際に、進退機構
がハンドを手首部に対し前進させることにより、開口部
を介して同じ奥行位置にハンドを位置させる場合、この
ような進退機構を具備しないものに比して、ハンドに対
する第2アームの距離を長くできることから、より狭い
開口部にも対応できることになる。また、ハンド自体が
手首部に対し前進するため、ハンドの同じ移動ストロー
クを確保した上で第1アームおよび第2アームの長さを
短くできる。さらに、手首部が後退する際に、進退機構
がハンドを手首部に対し後退させることにより、後退状
態においてハンドと手首部とを合わせた長さが長くなる
こともない。
め、本発明の請求項1記載の工業用ロボットは、基端側
が回転自在に設けられた第1アームと、該第1アームの
先端側に基端側が回転自在に設けられた第2アームと、
該第2アームの先端側に回転自在に設けられた手首部
と、該手首部に設けられたハンドとを有し、一の駆動源
の駆動力で前記第1アームおよび第2アームを連動して
回動させることにより前記手首部を一定姿勢で直線的に
前後進させるものであって、前記手首部が前後進する際
に前記ハンドを前記一の駆動源の駆動力により手首部に
対し前後進させる進退機構を設けてなることを特徴とし
ている。これにより、手首部が前進する際に、進退機構
がハンドを手首部に対し前進させることにより、開口部
を介して同じ奥行位置にハンドを位置させる場合、この
ような進退機構を具備しないものに比して、ハンドに対
する第2アームの距離を長くできることから、より狭い
開口部にも対応できることになる。また、ハンド自体が
手首部に対し前進するため、ハンドの同じ移動ストロー
クを確保した上で第1アームおよび第2アームの長さを
短くできる。さらに、手首部が後退する際に、進退機構
がハンドを手首部に対し後退させることにより、後退状
態においてハンドと手首部とを合わせた長さが長くなる
こともない。
【0006】本発明の請求項2記載の工業用ロボット
は、請求項1記載のもの関し、前記進退機構は、前記手
首部の前後進時の前記第2アームに対する回転で駆動さ
れるピニオンギアと、該ピニオンギアに噛み合うことに
よりその回転で移動し前記ハンドを前後進させるラック
ギアとを有することを特徴としている。このように進退
機構にピニオンギアとラックギアとを用いるため、該進
退機構の剛性を高くすることができる。
は、請求項1記載のもの関し、前記進退機構は、前記手
首部の前後進時の前記第2アームに対する回転で駆動さ
れるピニオンギアと、該ピニオンギアに噛み合うことに
よりその回転で移動し前記ハンドを前後進させるラック
ギアとを有することを特徴としている。このように進退
機構にピニオンギアとラックギアとを用いるため、該進
退機構の剛性を高くすることができる。
【0007】本発明の請求項3記載の工業用ロボット
は、請求項1記載のもの関し、前記進退機構は、前記手
首部の前後進時の前記第2アームに対する回転で駆動さ
れるプーリと、該プーリに巻回されることによりその回
転で移動し前記ハンドを前後進させるベルトとを有する
ことを特徴としている。このように進退機構にプーリと
ベルトとを用いるため、該進退機構でゴミの発生が少な
く、またギアを用いる場合のようにバックラッシュがほ
とんどない。
は、請求項1記載のもの関し、前記進退機構は、前記手
首部の前後進時の前記第2アームに対する回転で駆動さ
れるプーリと、該プーリに巻回されることによりその回
転で移動し前記ハンドを前後進させるベルトとを有する
ことを特徴としている。このように進退機構にプーリと
ベルトとを用いるため、該進退機構でゴミの発生が少な
く、またギアを用いる場合のようにバックラッシュがほ
とんどない。
【0008】本発明の請求項4記載の工業用ロボット
は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のものに関
し、前記第2アームの前記第1アームに対する回転軸線
に平行な長手方向の側面部に凹部が形成されてなること
を特徴としている。これにより、第2アームの凹部の凹
み分は開口部がさらに狭くても対応することができる。
は、請求項1乃至3のいずれか一項に記載のものに関
し、前記第2アームの前記第1アームに対する回転軸線
に平行な長手方向の側面部に凹部が形成されてなること
を特徴としている。これにより、第2アームの凹部の凹
み分は開口部がさらに狭くても対応することができる。
【0009】
【発明の実施の形態】本発明の第1の実施の形態を図1
〜図6を参照して以下に説明する。図1は半導体製造装
置を示すもので、その中央部分には搬送室11が設けら
れている。この搬送室11は、平面視正六角形状をなす
六つの壁部12(一部図示略)等で囲まれており、これ
ら壁部12のうちの隣り合う所定の二つに内外を連通さ
せる開口部13,14が設けられ、これら開口部13,
14の外側にそれぞれゲートバルブ15,16が取り付
けられている。ここで、これらゲートバルブ15,16
は、各開口部13,14に開放時の開口部17,18の
位置を合わせた状態でそれぞれ取り付けられている。
〜図6を参照して以下に説明する。図1は半導体製造装
置を示すもので、その中央部分には搬送室11が設けら
れている。この搬送室11は、平面視正六角形状をなす
六つの壁部12(一部図示略)等で囲まれており、これ
ら壁部12のうちの隣り合う所定の二つに内外を連通さ
せる開口部13,14が設けられ、これら開口部13,
14の外側にそれぞれゲートバルブ15,16が取り付
けられている。ここで、これらゲートバルブ15,16
は、各開口部13,14に開放時の開口部17,18の
位置を合わせた状態でそれぞれ取り付けられている。
【0010】各ゲートバルブ15,16の搬送室11に
対し反対側には、平面視長方形状をなす四つの壁部1
9,20等で囲まれた成膜室21,22がそれぞれ設け
られており、これら成膜室21,22のゲートバルブ1
5,16側の壁部19,20には、各ゲートバルブ1
5,16の開放時の開口部17,18の位置に合わせて
開口部24,25がそれぞれ形成されている。成膜室2
1,22は、内部にそれぞれ設けられた試料台26,2
7に載置されたウェハー28に成膜を行うために設けら
れたものである。
対し反対側には、平面視長方形状をなす四つの壁部1
9,20等で囲まれた成膜室21,22がそれぞれ設け
られており、これら成膜室21,22のゲートバルブ1
5,16側の壁部19,20には、各ゲートバルブ1
5,16の開放時の開口部17,18の位置に合わせて
開口部24,25がそれぞれ形成されている。成膜室2
1,22は、内部にそれぞれ設けられた試料台26,2
7に載置されたウェハー28に成膜を行うために設けら
れたものである。
【0011】そして、ゲートバルブ15は、開放時に開
口部17で搬送室11と成膜室21との間を連通させ、
閉塞時に開口部17を閉塞させて搬送室11と成膜室2
1との間を仕切るようになっており、同様に、ゲートバ
ルブ16は、開放時に開口部18で搬送室11と成膜室
22との間を連通させ、閉塞時に開口部18を閉塞させ
て搬送室11と成膜室22との間を仕切るようになって
いる。
口部17で搬送室11と成膜室21との間を連通させ、
閉塞時に開口部17を閉塞させて搬送室11と成膜室2
1との間を仕切るようになっており、同様に、ゲートバ
ルブ16は、開放時に開口部18で搬送室11と成膜室
22との間を連通させ、閉塞時に開口部18を閉塞させ
て搬送室11と成膜室22との間を仕切るようになって
いる。
【0012】なお、搬送室11の成膜室21,22に対
し反対側には、同様のゲートバルブ30,31が介在さ
れた状態で、内部にウェハー28が格納される二つのカ
セット室32,33が、成膜室21,22と同様に設け
られている。搬送室11には、搬送室11の水平方向に
おける中心に鉛直軸回りに基端側が回転自在に設けられ
た第1アーム35と、この第1アーム35の先端側に基
端側が鉛直軸回りに回転自在に設けられた第2アーム3
6と、この第2アーム36の先端側に鉛直軸回りに回転
自在に設けられた手首部37とを有するマニピュレータ
(工業用ロボット)38が設けられている。
し反対側には、同様のゲートバルブ30,31が介在さ
れた状態で、内部にウェハー28が格納される二つのカ
セット室32,33が、成膜室21,22と同様に設け
られている。搬送室11には、搬送室11の水平方向に
おける中心に鉛直軸回りに基端側が回転自在に設けられ
た第1アーム35と、この第1アーム35の先端側に基
端側が鉛直軸回りに回転自在に設けられた第2アーム3
6と、この第2アーム36の先端側に鉛直軸回りに回転
自在に設けられた手首部37とを有するマニピュレータ
(工業用ロボット)38が設けられている。
【0013】次に、このマニピュレータ38について図
2等を参照して説明する。マニピュレータ38は、中空
箱状のベース40を有しており、このベース40内には
フランジ41が取り付けられている。このフランジ41
の下側には、搬送室11の水平方向における中心位置と
回転軸42の軸線が一致された状態で鉛直に配置される
第1モータ43が取り付けられており、この第1モータ
43の回転軸42には、フランジ41の上側に取り付け
られた減速機44が連結されている。この減速機44は
第1モータ43の回転軸42の回転が適宜減速されつつ
伝達されて出力軸45が回転させられるもので、この出
力軸45は回転軸42と同軸に配置されている。
2等を参照して説明する。マニピュレータ38は、中空
箱状のベース40を有しており、このベース40内には
フランジ41が取り付けられている。このフランジ41
の下側には、搬送室11の水平方向における中心位置と
回転軸42の軸線が一致された状態で鉛直に配置される
第1モータ43が取り付けられており、この第1モータ
43の回転軸42には、フランジ41の上側に取り付け
られた減速機44が連結されている。この減速機44は
第1モータ43の回転軸42の回転が適宜減速されつつ
伝達されて出力軸45が回転させられるもので、この出
力軸45は回転軸42と同軸に配置されている。
【0014】また、フランジ41の下側には、第1モー
タ43と平行をなして第2モータ(駆動源)47が取り
付けられており、該第2モータ47もその回転軸48が
上側の減速機49に連結されている。この減速機49
は、第2モータ47の回転軸48の回転が適宜減速され
つつ伝達されて出力プーリ50が回転させられるもの
で、この出力プーリ50は回転軸48と同軸に配置され
ている。
タ43と平行をなして第2モータ(駆動源)47が取り
付けられており、該第2モータ47もその回転軸48が
上側の減速機49に連結されている。この減速機49
は、第2モータ47の回転軸48の回転が適宜減速され
つつ伝達されて出力プーリ50が回転させられるもの
で、この出力プーリ50は回転軸48と同軸に配置され
ている。
【0015】ベース40の上面にはキャップ52が取り
付けられており、該キャップ52の内側には軸受53お
よびシール部材54を介して円筒軸55が、上方に一部
突出された状態でしかも上述した出力軸45と同軸をな
して回転自在に支持されている。この円筒軸55の下端
には、プーリ57が同軸に固定されており、このプーリ
57と上記減速機49の出力プーリ50との間にベルト
58が巻き掛けられている。なお、ベース40の下部は
内部を開放させる着脱自在のカバー59とされている。
ここで、同軸とされた、第1モータ43の回転軸42、
減速機44の出力軸45、円筒軸55およびプーリ57
等の回転中心軸線をA軸とする。
付けられており、該キャップ52の内側には軸受53お
よびシール部材54を介して円筒軸55が、上方に一部
突出された状態でしかも上述した出力軸45と同軸をな
して回転自在に支持されている。この円筒軸55の下端
には、プーリ57が同軸に固定されており、このプーリ
57と上記減速機49の出力プーリ50との間にベルト
58が巻き掛けられている。なお、ベース40の下部は
内部を開放させる着脱自在のカバー59とされている。
ここで、同軸とされた、第1モータ43の回転軸42、
減速機44の出力軸45、円筒軸55およびプーリ57
等の回転中心軸線をA軸とする。
【0016】円筒軸55のベース40から上方に突出す
る上端部には、中空の第1アーム35が水平方向に延在
するよう配置された状態でその基端側において固定され
ている。この第1アーム35の先端側には、軸線を鉛直
に沿わせた状態で上面よりさらに上方に突出する軸部材
61が下面内側に固定されている。
る上端部には、中空の第1アーム35が水平方向に延在
するよう配置された状態でその基端側において固定され
ている。この第1アーム35の先端側には、軸線を鉛直
に沿わせた状態で上面よりさらに上方に突出する軸部材
61が下面内側に固定されている。
【0017】また、円筒軸55の内側に配置された減速
機44の出力軸45は、第1アーム35内まで延出され
ており、その上端部に、第1アーム35内に収納された
状態でプーリ62が同軸すなわちA軸回りに回転するよ
う固定されている。他方、第1アーム35の先端側の上
面には、キャップ63が取り付けられており、該キャッ
プ63の内側には軸受64およびシール部材65を介し
て、上述した軸部材61と同軸をなす円筒軸67が上方
に一部突出された状態で回転自在に支持されている。こ
の円筒軸67の下端には、第1アーム35内においてプ
ーリ68が同軸に固定されており、このプーリ68と上
記プーリ62との間にはベルト69が巻き掛けられてい
る。
機44の出力軸45は、第1アーム35内まで延出され
ており、その上端部に、第1アーム35内に収納された
状態でプーリ62が同軸すなわちA軸回りに回転するよ
う固定されている。他方、第1アーム35の先端側の上
面には、キャップ63が取り付けられており、該キャッ
プ63の内側には軸受64およびシール部材65を介し
て、上述した軸部材61と同軸をなす円筒軸67が上方
に一部突出された状態で回転自在に支持されている。こ
の円筒軸67の下端には、第1アーム35内においてプ
ーリ68が同軸に固定されており、このプーリ68と上
記プーリ62との間にはベルト69が巻き掛けられてい
る。
【0018】なお、プーリ62とプーリ68との比は
2:1とされており、これによりプーリ62の1回転に
対しプーリ68が2回転することになる。ここで、同軸
とされた、円筒軸67、プーリ68および軸部材61の
回転中心軸線をB軸とする。
2:1とされており、これによりプーリ62の1回転に
対しプーリ68が2回転することになる。ここで、同軸
とされた、円筒軸67、プーリ68および軸部材61の
回転中心軸線をB軸とする。
【0019】円筒軸67の第1アーム35から上方に突
出する上端部には、中空の第2アーム36が水平方向に
延在するよう配置された状態でその基端側において固定
されている。この第2アーム36の先端側には、軸線を
鉛直に沿わせた状態で上面よりさらに上方に突出する軸
部材71が下面内側に固定されている。
出する上端部には、中空の第2アーム36が水平方向に
延在するよう配置された状態でその基端側において固定
されている。この第2アーム36の先端側には、軸線を
鉛直に沿わせた状態で上面よりさらに上方に突出する軸
部材71が下面内側に固定されている。
【0020】また、円筒軸67の内側に配置された軸部
材61の上端は、第2アーム36の内側まで延出されて
おり、第2アーム47の内側に収納された状態でプーリ
72が同軸すなわちB軸回りに回転するよう固定されて
いる。他方、第2アーム36の先端側の上面には、キャ
ップ73が取り付けられており、該キャップ73の内側
には軸受74およびシール部材75を介して円筒軸77
が、上方に一部突出された状態でしかも上述した軸部材
71と同軸をなして回転自在に支持されている。この円
筒軸77の下端には、プーリ78が同軸をなして固定さ
れており、このプーリ78と上記プーリ72との間には
ベルト79が巻き掛けられている。ここで、同軸とされ
た、円筒軸77、プーリ78および軸部材71の回転中
心軸線をC軸とする。
材61の上端は、第2アーム36の内側まで延出されて
おり、第2アーム47の内側に収納された状態でプーリ
72が同軸すなわちB軸回りに回転するよう固定されて
いる。他方、第2アーム36の先端側の上面には、キャ
ップ73が取り付けられており、該キャップ73の内側
には軸受74およびシール部材75を介して円筒軸77
が、上方に一部突出された状態でしかも上述した軸部材
71と同軸をなして回転自在に支持されている。この円
筒軸77の下端には、プーリ78が同軸をなして固定さ
れており、このプーリ78と上記プーリ72との間には
ベルト79が巻き掛けられている。ここで、同軸とされ
た、円筒軸77、プーリ78および軸部材71の回転中
心軸線をC軸とする。
【0021】なお、プーリ72とプーリ78との比は
1:2とされており、これによりプーリ72の2回転に
対しプーリ78が1回転することになる。ここで、A軸
とB軸との間の距離と、B軸とC軸との間の距離とは等
しくされている。
1:2とされており、これによりプーリ72の2回転に
対しプーリ78が1回転することになる。ここで、A軸
とB軸との間の距離と、B軸とC軸との間の距離とは等
しくされている。
【0022】円筒軸77の第2アーム36から上方に突
出する上端部には、中空の手首部37が水平方向に延在
するよう配置された状態で固定されている。また、円筒
軸77の内側に配置された軸部材71の上端は、手首部
37の内側まで延出されており、該手首部37内に収納
された状態で、図2および図3に示すようにピニオンギ
ア82が同軸すなわちC軸回りに回転するよう固定され
ている。
出する上端部には、中空の手首部37が水平方向に延在
するよう配置された状態で固定されている。また、円筒
軸77の内側に配置された軸部材71の上端は、手首部
37の内側まで延出されており、該手首部37内に収納
された状態で、図2および図3に示すようにピニオンギ
ア82が同軸すなわちC軸回りに回転するよう固定され
ている。
【0023】手首部37は一端部に開口部83が形成さ
れており、この開口部83から一端が突出されるように
前記ピニオンギア82に噛み合うラックギア84が、手
首部37に対し開口部83からの突出量が変化するよう
手首部37の長さ方向と一致する一方向にのみ移動自在
に、手首部37の底面に取り付けられた直動軸受85に
より支持されている。
れており、この開口部83から一端が突出されるように
前記ピニオンギア82に噛み合うラックギア84が、手
首部37に対し開口部83からの突出量が変化するよう
手首部37の長さ方向と一致する一方向にのみ移動自在
に、手首部37の底面に取り付けられた直動軸受85に
より支持されている。
【0024】このラックギア84の開口部83からの突
出先端部には、ウェハー28を支持する支持部87が一
側に設けられたハンド88が支持部87に対し反対側に
設けられたフランジ89において固定されている。な
お、フランジ89と手首部37との間には、手首部37
の開口部83を常時閉塞状態に維持するための伸縮自在
のベロース90が内側にラックギア84を挿通させた状
態で取り付けられている。なお、第2アーム36に固定
された軸部材71とピニオンギア82とラックギア84
と直動軸受85とで、ハンド88を前後進させる進退機
構91が構成されている。
出先端部には、ウェハー28を支持する支持部87が一
側に設けられたハンド88が支持部87に対し反対側に
設けられたフランジ89において固定されている。な
お、フランジ89と手首部37との間には、手首部37
の開口部83を常時閉塞状態に維持するための伸縮自在
のベロース90が内側にラックギア84を挿通させた状
態で取り付けられている。なお、第2アーム36に固定
された軸部材71とピニオンギア82とラックギア84
と直動軸受85とで、ハンド88を前後進させる進退機
構91が構成されている。
【0025】次に、以上のような構成のマニピュレータ
38の作動について図4を主に参照して説明する。説明
の便宜上、図4においては、第1アーム35をA軸とB
軸とを結んだ線で、第2アーム36をB軸とC軸と結ん
だ線で、手首部37をC軸から長さ方向に沿いかつハン
ド88を矢先とした矢印で示す。
38の作動について図4を主に参照して説明する。説明
の便宜上、図4においては、第1アーム35をA軸とB
軸とを結んだ線で、第2アーム36をB軸とC軸と結ん
だ線で、手首部37をC軸から長さ方向に沿いかつハン
ド88を矢先とした矢印で示す。
【0026】まず、第1アーム35と第2アーム36と
の水平方向における位置を一致させ、A軸とC軸とを同
軸とし、さらに手首部37をこれら第1アーム35およ
び第2アーム36に対し直交させ、かつハンド88をこ
れらに対し反対側に位置させた初期状態(第1アーム3
5、第2アーム36および手首部37を実線で示す)か
ら、第1モータ43を停止させた状態で、第2モータ4
7を所定の方向に回転させる。
の水平方向における位置を一致させ、A軸とC軸とを同
軸とし、さらに手首部37をこれら第1アーム35およ
び第2アーム36に対し直交させ、かつハンド88をこ
れらに対し反対側に位置させた初期状態(第1アーム3
5、第2アーム36および手首部37を実線で示す)か
ら、第1モータ43を停止させた状態で、第2モータ4
7を所定の方向に回転させる。
【0027】例えば、第2モータ47により、減速機4
9、その出力プーリ50およびベルト58を介してプー
リ57および円筒軸55を、例えば、該円筒軸55すな
わち第1アーム35が図4に二点鎖線で示すように平面
視反時計回り方向に角度α、A軸回りに回転するよう回
転させる。すると、回転が停止された状態にある第1モ
ータ43および減速機44に連結されたプーリ62は停
止しており、プーリ62とプーリ68との比は2:1と
されていることから、上記第1アーム35の回転で、プ
ーリ68および円筒軸67すなわち第2アーム36が図
4に二点鎖線で示すように第1アーム35に対し逆の平
面視時計回り方向にプーリ比に応じた2倍の角度2α、
B軸回りに回転することになる。
9、その出力プーリ50およびベルト58を介してプー
リ57および円筒軸55を、例えば、該円筒軸55すな
わち第1アーム35が図4に二点鎖線で示すように平面
視反時計回り方向に角度α、A軸回りに回転するよう回
転させる。すると、回転が停止された状態にある第1モ
ータ43および減速機44に連結されたプーリ62は停
止しており、プーリ62とプーリ68との比は2:1と
されていることから、上記第1アーム35の回転で、プ
ーリ68および円筒軸67すなわち第2アーム36が図
4に二点鎖線で示すように第1アーム35に対し逆の平
面視時計回り方向にプーリ比に応じた2倍の角度2α、
B軸回りに回転することになる。
【0028】すると、プーリ72は第1アーム35に固
定されており、該プーリ72とプーリ78との比は1:
2とされていることから、上記第2アーム36の第1ア
ーム35に対する回転で、プーリ78および円筒軸77
すなわち手首部37が第2アーム36に対し図4に二点
鎖線で示すようにさらに逆の平面視反時計回り方向にプ
ーリ比に応じた1/2倍の角度α回転することになる。
これにより、図4から明らかなように、連動する第1ア
ーム35と第2アーム36とが二等辺三角形をなした状
態で第2アーム36の先端側すなわち手首部37が第1
アーム35の基端の回転中心であるA軸から直線移動し
つつ離間することになり、しかも手首部37はこの直線
移動の軌跡に沿って常に長さ方向を一致させハンド88
を前側にして姿勢を一定させるよう回転することにな
る。
定されており、該プーリ72とプーリ78との比は1:
2とされていることから、上記第2アーム36の第1ア
ーム35に対する回転で、プーリ78および円筒軸77
すなわち手首部37が第2アーム36に対し図4に二点
鎖線で示すようにさらに逆の平面視反時計回り方向にプ
ーリ比に応じた1/2倍の角度α回転することになる。
これにより、図4から明らかなように、連動する第1ア
ーム35と第2アーム36とが二等辺三角形をなした状
態で第2アーム36の先端側すなわち手首部37が第1
アーム35の基端の回転中心であるA軸から直線移動し
つつ離間することになり、しかも手首部37はこの直線
移動の軌跡に沿って常に長さ方向を一致させハンド88
を前側にして姿勢を一定させるよう回転することにな
る。
【0029】ここで、手首部37はA軸に対し反対側に
ハンド88を配置した状態とされており、手首部37が
姿勢を一定とするよう第2アーム36に対し平面視反時
計回り方向に角度α回転することで、第2アーム36に
固定された軸部材71の上端のピニオンギア82は手首
部37に対し逆の平面視時計回り方向に角度α回転する
ことになる。したがって、このようなピニオンギア82
の平面視時計回り方向の回転でラックギア84が手首部
37の開口部83からの突出量を大きくするよう長さ方
向に沿ってスライドし、ハンド88を手首部37に対し
前記軌跡に沿って前進させることになる。
ハンド88を配置した状態とされており、手首部37が
姿勢を一定とするよう第2アーム36に対し平面視反時
計回り方向に角度α回転することで、第2アーム36に
固定された軸部材71の上端のピニオンギア82は手首
部37に対し逆の平面視時計回り方向に角度α回転する
ことになる。したがって、このようなピニオンギア82
の平面視時計回り方向の回転でラックギア84が手首部
37の開口部83からの突出量を大きくするよう長さ方
向に沿ってスライドし、ハンド88を手首部37に対し
前記軌跡に沿って前進させることになる。
【0030】以上では、ハンドをA軸から離間させる前
進時を例にとり説明したが、勿論、手首部37が前進し
ハンド88も手首部37に対し前進した状態から、該手
首部37を前記A軸に近接させる後退時は、上記とは全
く逆に作動する。すなわち、手首部37を姿勢を一定さ
せたまま上記と同じ軌跡を上記とは逆方向に移動させつ
つハンド88を手首部37に対し後退させることにな
る。
進時を例にとり説明したが、勿論、手首部37が前進し
ハンド88も手首部37に対し前進した状態から、該手
首部37を前記A軸に近接させる後退時は、上記とは全
く逆に作動する。すなわち、手首部37を姿勢を一定さ
せたまま上記と同じ軌跡を上記とは逆方向に移動させつ
つハンド88を手首部37に対し後退させることにな
る。
【0031】そして、手首部37の直線移動の方向を変
更する場合には、第2モータ47で第1アーム35を回
転させるとともに、第1モータ35でプーリ62を第1
アーム35と一体に回転させる。すると、第2アーム3
6および手首部37が第1アーム35に対し回転せずハ
ンド88も手首部37に対し移動せずに第1アーム35
と一体的に回転して全体的に向きを変えることになり、
このようにして手首部37を所望の直進移動方向に向け
させる。
更する場合には、第2モータ47で第1アーム35を回
転させるとともに、第1モータ35でプーリ62を第1
アーム35と一体に回転させる。すると、第2アーム3
6および手首部37が第1アーム35に対し回転せずハ
ンド88も手首部37に対し移動せずに第1アーム35
と一体的に回転して全体的に向きを変えることになり、
このようにして手首部37を所望の直進移動方向に向け
させる。
【0032】次に、このマニピュレータ38を用いた半
導体製造装置の作動の一例を図1を主に参照して説明す
る。すべてのゲートバルブ15,16,30,31が閉
じられ、しかも例えば第1アーム35と第2アーム36
とが水平方向における位置を一致させA軸とC軸とを同
軸にするとともに手首部37がこれら第1アーム35お
よび第2アーム36に対し直交しかつハンド88をカセ
ット室32の方向に向けた状態から、カセット室32と
搬送室11とを仕切るゲートバルブ30を開放し、マニ
ピュレータ38の第2モータ47で手首部37をカセッ
ト室32の方向に直線移動すなわち前進させる。する
と、この手首部37のカセット室32の方向への前進と
これに連動するハンド88の手首部37に対する前進と
で、ハンド88がカセット室32の方向にストローク
し、カセット室32内に入り込む。
導体製造装置の作動の一例を図1を主に参照して説明す
る。すべてのゲートバルブ15,16,30,31が閉
じられ、しかも例えば第1アーム35と第2アーム36
とが水平方向における位置を一致させA軸とC軸とを同
軸にするとともに手首部37がこれら第1アーム35お
よび第2アーム36に対し直交しかつハンド88をカセ
ット室32の方向に向けた状態から、カセット室32と
搬送室11とを仕切るゲートバルブ30を開放し、マニ
ピュレータ38の第2モータ47で手首部37をカセッ
ト室32の方向に直線移動すなわち前進させる。する
と、この手首部37のカセット室32の方向への前進と
これに連動するハンド88の手首部37に対する前進と
で、ハンド88がカセット室32の方向にストローク
し、カセット室32内に入り込む。
【0033】そして、ハンド88がカセット室32の図
示せぬ試料台のウェハー28を支持すると、第2モータ
47で手首部37をA軸方向に直線移動すなわち後退さ
せる。すると、この手首部37のA軸方向への後退とこ
れに連動するハンド88の手首部37方向への後退と
で、ハンド88がウェハー28とともに搬送室11内に
移動する。そして、その後、ゲートバルブ30を閉じ
る。
示せぬ試料台のウェハー28を支持すると、第2モータ
47で手首部37をA軸方向に直線移動すなわち後退さ
せる。すると、この手首部37のA軸方向への後退とこ
れに連動するハンド88の手首部37方向への後退と
で、ハンド88がウェハー28とともに搬送室11内に
移動する。そして、その後、ゲートバルブ30を閉じ
る。
【0034】次に、例えば搬送室11内を吸引等した
後、成膜室21と搬送室11とを仕切るゲートバルブ1
5を開放するとともに、第2モータ47および第1モー
タ43で、第1アーム35、第2アーム36および手首
部37を互いに非回転の状態でマニピュレータ38全体
をそのハンド88が成膜室21方向に向くよう回転さ
せ、第2モータ47で手首部37を成膜室21の方向に
前進させる。すると、上記と同様にしてマニピュレータ
38のハンド88がストロークし、成膜室21内に入り
込む。そして、ハンド88がウェハー28を成膜室21
の試料台26に載置させると、上記と同様にして手首部
37を搬送室11内に後退させ、ゲートバルブ15を閉
じる。
後、成膜室21と搬送室11とを仕切るゲートバルブ1
5を開放するとともに、第2モータ47および第1モー
タ43で、第1アーム35、第2アーム36および手首
部37を互いに非回転の状態でマニピュレータ38全体
をそのハンド88が成膜室21方向に向くよう回転さ
せ、第2モータ47で手首部37を成膜室21の方向に
前進させる。すると、上記と同様にしてマニピュレータ
38のハンド88がストロークし、成膜室21内に入り
込む。そして、ハンド88がウェハー28を成膜室21
の試料台26に載置させると、上記と同様にして手首部
37を搬送室11内に後退させ、ゲートバルブ15を閉
じる。
【0035】成膜室21でウェハー28に成膜する作業
が完了すると、ゲートバルブ15を再び開け、第2モー
タ47で手首部37を成膜室21の方向に前進させる。
すると、上記と同様にしてハンド88がストロークし、
成膜室21内に入り込む。そして、ハンド88が試料台
26上のウェハー28を支持すると、上記と同様にして
手首部37を搬送室11内に後退させ、ゲートバルブ1
5を閉じる。
が完了すると、ゲートバルブ15を再び開け、第2モー
タ47で手首部37を成膜室21の方向に前進させる。
すると、上記と同様にしてハンド88がストロークし、
成膜室21内に入り込む。そして、ハンド88が試料台
26上のウェハー28を支持すると、上記と同様にして
手首部37を搬送室11内に後退させ、ゲートバルブ1
5を閉じる。
【0036】次に、カセット室33と搬送室11とを仕
切るゲートバルブ31を開放するとともに、第2モータ
47および第1モータ43で、第1アーム35、第2ア
ーム36および手首部37を互いに非回転の状態でマニ
ピュレータ38全体をそのハンド88がカセット室33
の方向に向くよう回転させ、第2モータ47で手首部3
7をカセット室33の方向に前進させる。すると、上記
と同様にしてハンド88がストロークし、カセット室3
3内に入り込む。そして、ハンド88がウェハー28を
カセット室33の図示せぬ試料台に載置させると、上記
と同様にして手首部37を搬送室内に後退させ、ゲート
バルブ31を閉じる。このようにして、カセット室32
のウェハー28を成膜室21および成膜室22に交互に
搬送し、成膜が行われたものを取り出してカセット室3
3に格納するという作業を繰り返すことになる。
切るゲートバルブ31を開放するとともに、第2モータ
47および第1モータ43で、第1アーム35、第2ア
ーム36および手首部37を互いに非回転の状態でマニ
ピュレータ38全体をそのハンド88がカセット室33
の方向に向くよう回転させ、第2モータ47で手首部3
7をカセット室33の方向に前進させる。すると、上記
と同様にしてハンド88がストロークし、カセット室3
3内に入り込む。そして、ハンド88がウェハー28を
カセット室33の図示せぬ試料台に載置させると、上記
と同様にして手首部37を搬送室内に後退させ、ゲート
バルブ31を閉じる。このようにして、カセット室32
のウェハー28を成膜室21および成膜室22に交互に
搬送し、成膜が行われたものを取り出してカセット室3
3に格納するという作業を繰り返すことになる。
【0037】以上に述べた第1の実施の形態のマニピュ
レータ38によれば、第1アーム35の基端側の回転中
心すなわちA軸から手首部37が直線的に離間すなわち
前進する際に、進退機構91が該離間方向に向けてハン
ド88を手首部37に対し前進させるため、例えば壁部
12の開口部13およびゲートバルブ15の開口部17
を介して同じ奥行位置にハンド88を位置させる場合、
図5に二点鎖線で示すこのような進退機構91を具備し
ないものに比して、図5に実線で示すように、ハンド8
8に対する第2アーム36の距離を長くできることか
ら、より狭い開口部13,17にも対応できることにな
る。したがって、狭い開口部にもハンド88を挿入する
ことができることになるため、これを使用した半導体製
造装置のゲートバルブ15,16,30,31を小さく
することができ、ゴミの進入を防ぎ、あるいは開閉精度
を確保することができるため、高真空状態を造り出すウ
ェハーの成膜に用いて好適である。
レータ38によれば、第1アーム35の基端側の回転中
心すなわちA軸から手首部37が直線的に離間すなわち
前進する際に、進退機構91が該離間方向に向けてハン
ド88を手首部37に対し前進させるため、例えば壁部
12の開口部13およびゲートバルブ15の開口部17
を介して同じ奥行位置にハンド88を位置させる場合、
図5に二点鎖線で示すこのような進退機構91を具備し
ないものに比して、図5に実線で示すように、ハンド8
8に対する第2アーム36の距離を長くできることか
ら、より狭い開口部13,17にも対応できることにな
る。したがって、狭い開口部にもハンド88を挿入する
ことができることになるため、これを使用した半導体製
造装置のゲートバルブ15,16,30,31を小さく
することができ、ゴミの進入を防ぎ、あるいは開閉精度
を確保することができるため、高真空状態を造り出すウ
ェハーの成膜に用いて好適である。
【0038】また、ハンド88自体が手首部37に対し
前後進するため、ハンド88の同じ移動ストロークを確
保した上で第1アーム35および第2アーム36の長さ
を短くできる。加えて、手首部37がA軸方向に後退す
る際にハンド88も手首部37方向に後退することにな
るため、後退状態におけるハンド88と手首部37とを
合わせた長さが長くなることもない。したがって、ハン
ド88の移動ストロークを確保した上で全体をコンパク
トにすることができるため、これを内蔵する半導体製造
装置の搬送室11をコンパクトにすることができる。よ
って、搬送室11の容積を減少できるため、吸引時間を
減少させ生産効率を向上させることができるとともに、
ゲートバルブ15,16,30,31の小型化と合わせ
て、半導体製造装置全体を大幅に小型化することができ
る。
前後進するため、ハンド88の同じ移動ストロークを確
保した上で第1アーム35および第2アーム36の長さ
を短くできる。加えて、手首部37がA軸方向に後退す
る際にハンド88も手首部37方向に後退することにな
るため、後退状態におけるハンド88と手首部37とを
合わせた長さが長くなることもない。したがって、ハン
ド88の移動ストロークを確保した上で全体をコンパク
トにすることができるため、これを内蔵する半導体製造
装置の搬送室11をコンパクトにすることができる。よ
って、搬送室11の容積を減少できるため、吸引時間を
減少させ生産効率を向上させることができるとともに、
ゲートバルブ15,16,30,31の小型化と合わせ
て、半導体製造装置全体を大幅に小型化することができ
る。
【0039】しかも、進退機構91は、第1アーム3
5、第2アーム36および手首部37を連動して回転さ
せる第2モータ47の駆動力でハンド88を前後進させ
るため、ハンド88を前後進させるために新たに駆動源
を設ける必要がなく、またクラッチ等も不要であるた
め、コストを低減することができ、かつ軽量にできる。
5、第2アーム36および手首部37を連動して回転さ
せる第2モータ47の駆動力でハンド88を前後進させ
るため、ハンド88を前後進させるために新たに駆動源
を設ける必要がなく、またクラッチ等も不要であるた
め、コストを低減することができ、かつ軽量にできる。
【0040】加えて、ハンド88がその直線移動方向に
沿って手首部37に対し進退するので、第1アーム35
と第2アーム36とを水平方向における位置を合わせた
折り畳み状態において手首部37のモーメントを小さく
できる。さらに、進退機構91にピニオンギア82とラ
ックギア84とを用いるため、該進退機構91の剛性を
高くすることができる。
沿って手首部37に対し進退するので、第1アーム35
と第2アーム36とを水平方向における位置を合わせた
折り畳み状態において手首部37のモーメントを小さく
できる。さらに、進退機構91にピニオンギア82とラ
ックギア84とを用いるため、該進退機構91の剛性を
高くすることができる。
【0041】なお、以上においては、進退機構91とし
て、ピニオンギア82およびラックギア84を用いる場
合を例にとり説明したが、回転を直線運動に変えるもの
であれば、種々のものが適用できる。例えば、図6に示
すように、軸部材71の上端部にプーリ93を同軸に固
定し、このプーリ93に中間部分が巻き回された線状の
ベルト94の相反する方向に延在する両端側を、上記ラ
ックギア84の代わりに直動軸受85に手首部37の開
口部83からの突出量が変化するよう移動自在に支持さ
れた棒状のスライド体95に固定して、このスライド体
95の開口部83からの突出先端部に、ハンド88のフ
ランジ89を固定させるよう変更することも可能であ
る。このように、進退機構91にプーリ93とベルト9
4とを用いた場合、ゴミの発生が少なく、またギアを用
いる場合のようにバックラッシュがほとんどないという
メリットがある。
て、ピニオンギア82およびラックギア84を用いる場
合を例にとり説明したが、回転を直線運動に変えるもの
であれば、種々のものが適用できる。例えば、図6に示
すように、軸部材71の上端部にプーリ93を同軸に固
定し、このプーリ93に中間部分が巻き回された線状の
ベルト94の相反する方向に延在する両端側を、上記ラ
ックギア84の代わりに直動軸受85に手首部37の開
口部83からの突出量が変化するよう移動自在に支持さ
れた棒状のスライド体95に固定して、このスライド体
95の開口部83からの突出先端部に、ハンド88のフ
ランジ89を固定させるよう変更することも可能であ
る。このように、進退機構91にプーリ93とベルト9
4とを用いた場合、ゴミの発生が少なく、またギアを用
いる場合のようにバックラッシュがほとんどないという
メリットがある。
【0042】次に、本発明の第2の実施の形態を、第1
の実施の形態に対する相違部分を中心に図7〜図9を参
照して以下に説明する。第2の実施の形態においては、
図7に示すように、第2アーム36の上記B,C軸を結
んだ方向に沿って延在する、これらB,C軸に平行な長
手方向の両側面部36a,36bのうち、手首部37が
A軸から離間する方向に前進する際に前側となる側面部
36aに、B,C軸から離間するほど他の側面部36b
に対する幅が小さくなるよう湾曲する凹部97がB,C
軸方向における全厚にわたって形成されている。
の実施の形態に対する相違部分を中心に図7〜図9を参
照して以下に説明する。第2の実施の形態においては、
図7に示すように、第2アーム36の上記B,C軸を結
んだ方向に沿って延在する、これらB,C軸に平行な長
手方向の両側面部36a,36bのうち、手首部37が
A軸から離間する方向に前進する際に前側となる側面部
36aに、B,C軸から離間するほど他の側面部36b
に対する幅が小さくなるよう湾曲する凹部97がB,C
軸方向における全厚にわたって形成されている。
【0043】また、同様にして、第1アーム35の上記
A,B軸を結んだ方向に沿って延在する、これらA,B
軸に平行な長手方向の両側面部35a,35bのうち、
手首部37がA軸から離間する方向に前進する際に前側
となる側面部35bに、A,B軸から離間するほど他の
側面部35aに対する幅が小さくなるよう湾曲する凹部
98がA,B軸方向における全厚にわたって形成されて
いる。
A,B軸を結んだ方向に沿って延在する、これらA,B
軸に平行な長手方向の両側面部35a,35bのうち、
手首部37がA軸から離間する方向に前進する際に前側
となる側面部35bに、A,B軸から離間するほど他の
側面部35aに対する幅が小さくなるよう湾曲する凹部
98がA,B軸方向における全厚にわたって形成されて
いる。
【0044】これにより、第2の実施の形態のマニピュ
レータ38によれば、第1アーム35の基端側の回転中
心すなわちA軸から手首部37が直線移動で離間すなわ
ち前進する際に、進退機構91が該離間方向に向けてハ
ンド88を手首部37に対し前進させることに加えて、
図7に二点鎖線で示すこのような凹部97を具備しない
ものに比して、図7に実線で示すように、第2アーム3
6の凹部97の凹み分は例えば壁部12の開口部13お
よびゲートバルブ15の開口部17がさらに狭くても対
応することができる。したがって、さらに狭い開口部に
もハンド88を挿入することができることになるため、
これを使用した半導体製造装置のゲートバルブ15,1
6,30,31をさらに小さくすることができ、高真空
状態を造り出すウェハーの成膜に用いてさらに好適であ
る。
レータ38によれば、第1アーム35の基端側の回転中
心すなわちA軸から手首部37が直線移動で離間すなわ
ち前進する際に、進退機構91が該離間方向に向けてハ
ンド88を手首部37に対し前進させることに加えて、
図7に二点鎖線で示すこのような凹部97を具備しない
ものに比して、図7に実線で示すように、第2アーム3
6の凹部97の凹み分は例えば壁部12の開口部13お
よびゲートバルブ15の開口部17がさらに狭くても対
応することができる。したがって、さらに狭い開口部に
もハンド88を挿入することができることになるため、
これを使用した半導体製造装置のゲートバルブ15,1
6,30,31をさらに小さくすることができ、高真空
状態を造り出すウェハーの成膜に用いてさらに好適であ
る。
【0045】また、ハンド88の同じ移動ストロークを
確保した上で第1アーム35および第2アーム36の長
さをさらに短くできる。したがって、ハンド88の移動
ストロークを確保した上で全体をさらにコンパクトにす
ることができるため、これを内蔵する半導体製造装置の
搬送室11をさらにコンパクトにすることができる。よ
って、搬送室11の容積をさらに減少できるため、吸引
時間を減少させ生産効率をさらに向上させることができ
るとともに、ゲートバルブ15,16,30,31の小
型化と合わせて、半導体製造装置全体をさらに小型化す
ることができる。また、第2アーム36に凹部97が形
成されているため、該第2アーム36を軽量化すること
ができる。
確保した上で第1アーム35および第2アーム36の長
さをさらに短くできる。したがって、ハンド88の移動
ストロークを確保した上で全体をさらにコンパクトにす
ることができるため、これを内蔵する半導体製造装置の
搬送室11をさらにコンパクトにすることができる。よ
って、搬送室11の容積をさらに減少できるため、吸引
時間を減少させ生産効率をさらに向上させることができ
るとともに、ゲートバルブ15,16,30,31の小
型化と合わせて、半導体製造装置全体をさらに小型化す
ることができる。また、第2アーム36に凹部97が形
成されているため、該第2アーム36を軽量化すること
ができる。
【0046】ここで、以上の効果を奏する上で、第1ア
ーム35に凹部98を形成する必要はないが、第1アー
ム35にも凹部98を形成することで、第1アーム35
の軽量化をも図ることができる。
ーム35に凹部98を形成する必要はないが、第1アー
ム35にも凹部98を形成することで、第1アーム35
の軽量化をも図ることができる。
【0047】なお、例えば図8に示すように、第2アー
ム36のB,C軸を結んだ方向に沿って延在する、これ
らB,C軸に平行な長手方向の両側面部36a,36b
に凹部97を形成すれば、第2アーム36のさらなる軽
量化が図れることになり、加えて、第1アーム35の
A,B軸を結んだ方向に沿って延在する、これらA,B
軸に平行な長手方向の両側面部35a,35bに凹部9
8を形成すれば、第1アーム35のさらなる軽量化も図
れることになる。加えて、各凹部97,98のように湾
曲形状ではなく、図9に示すように平面形状とした凹部
99,100とすることもでき、この場合、凹部99,
100の形成加工が容易である等のメリットがある。
ム36のB,C軸を結んだ方向に沿って延在する、これ
らB,C軸に平行な長手方向の両側面部36a,36b
に凹部97を形成すれば、第2アーム36のさらなる軽
量化が図れることになり、加えて、第1アーム35の
A,B軸を結んだ方向に沿って延在する、これらA,B
軸に平行な長手方向の両側面部35a,35bに凹部9
8を形成すれば、第1アーム35のさらなる軽量化も図
れることになる。加えて、各凹部97,98のように湾
曲形状ではなく、図9に示すように平面形状とした凹部
99,100とすることもでき、この場合、凹部99,
100の形成加工が容易である等のメリットがある。
【0048】
【発明の効果】以上詳述したように、本発明の請求項1
記載の工業用ロボットによれば、手首部が前進する際
に、進退機構がハンドを手首部に対し前進させることに
より、開口部を介して同じ奥行位置にハンドを位置させ
る場合、このような進退機構を具備しないものに比し
て、ハンドに対する第2アームの距離を長くできること
から、より狭い開口部にも対応できることになる。ま
た、ハンド自体が手首部に対し前進するため、ハンドの
同じ移動ストロークを確保した上で第1アームおよび第
2アームの長さを短くできる。さらに、手首部が後退す
る際に、進退機構がハンドを手首部に対し後退させるこ
とにより、後退状態においてハンドと手首部とを合わせ
た長さが長くなることもない。したがって、狭い開口部
にもハンドを挿入することができることになるととも
に、ハンドの移動ストロークを確保した上で全体をコン
パクトにすることができる。しかも、進退機構は、第1
アーム、第2アームおよび手首部を連動して回転させる
一の駆動源の駆動力でハンドを前後進させるため、ハン
ドを前後進させるために新たに駆動源を設ける必要がな
く、コストを低減することができ、かつ軽量にできる。
記載の工業用ロボットによれば、手首部が前進する際
に、進退機構がハンドを手首部に対し前進させることに
より、開口部を介して同じ奥行位置にハンドを位置させ
る場合、このような進退機構を具備しないものに比し
て、ハンドに対する第2アームの距離を長くできること
から、より狭い開口部にも対応できることになる。ま
た、ハンド自体が手首部に対し前進するため、ハンドの
同じ移動ストロークを確保した上で第1アームおよび第
2アームの長さを短くできる。さらに、手首部が後退す
る際に、進退機構がハンドを手首部に対し後退させるこ
とにより、後退状態においてハンドと手首部とを合わせ
た長さが長くなることもない。したがって、狭い開口部
にもハンドを挿入することができることになるととも
に、ハンドの移動ストロークを確保した上で全体をコン
パクトにすることができる。しかも、進退機構は、第1
アーム、第2アームおよび手首部を連動して回転させる
一の駆動源の駆動力でハンドを前後進させるため、ハン
ドを前後進させるために新たに駆動源を設ける必要がな
く、コストを低減することができ、かつ軽量にできる。
【0049】本発明の請求項2記載の工業用ロボットに
よれば、進退機構にピニオンギアとラックギアとを用い
るため、該進退機構の剛性を高くすることができる。
よれば、進退機構にピニオンギアとラックギアとを用い
るため、該進退機構の剛性を高くすることができる。
【0050】本発明の請求項3記載の工業用ロボットに
よれば、進退機構にプーリとベルトとを用いるため、該
進退機構でゴミの発生が少なく、またギアを用いる場合
のようにバックラッシュがほとんどないため、バックラ
ッシュの影響を排除することができる。
よれば、進退機構にプーリとベルトとを用いるため、該
進退機構でゴミの発生が少なく、またギアを用いる場合
のようにバックラッシュがほとんどないため、バックラ
ッシュの影響を排除することができる。
【0051】本発明の請求項4記載の工業用ロボット
は、第2アームの第1アームに対する回転軸線に平行な
長手方向の側面部に凹部が形成されているため、この凹
部の凹み分は開口部がさらに狭くても対応することがで
きる。したがって、さらに狭い開口部にもハンドを挿入
することができることになる。
は、第2アームの第1アームに対する回転軸線に平行な
長手方向の側面部に凹部が形成されているため、この凹
部の凹み分は開口部がさらに狭くても対応することがで
きる。したがって、さらに狭い開口部にもハンドを挿入
することができることになる。
【図1】本発明の工業用ロボットの第1の実施の形態が
適用された半導体製造装置を示す一部を断面とした平面
図である。
適用された半導体製造装置を示す一部を断面とした平面
図である。
【図2】本発明の工業用ロボットの第1の実施の形態を
示す側断面図である。
示す側断面図である。
【図3】本発明の工業用ロボットの第1の実施の形態の
進退機構を示す平断面図である。
進退機構を示す平断面図である。
【図4】本発明の工業用ロボットの第1の実施の形態の
作動原理を概略的に示す平面図である。
作動原理を概略的に示す平面図である。
【図5】本発明の工業用ロボットの第1の実施の形態と
ゲートバルブとの関係を従来のものとともに示す平面図
である。
ゲートバルブとの関係を従来のものとともに示す平面図
である。
【図6】本発明の工業用ロボットの第1の実施の形態の
進退機構の他の例を示す平断面図である。
進退機構の他の例を示す平断面図である。
【図7】本発明の工業用ロボットの第2の実施の形態を
ゲートバルブとともに示す平面図である。
ゲートバルブとともに示す平面図である。
【図8】本発明の工業用ロボットの第2の実施の形態の
他の例をゲートバルブとともに示す平面図である。
他の例をゲートバルブとともに示す平面図である。
【図9】本発明の工業用ロボットの第2の実施の形態の
さらに他の例をゲートバルブとともに示す平面図であ
る。
さらに他の例をゲートバルブとともに示す平面図であ
る。
35 第1アーム 36 第2アーム 37 手首部 38 マニピュレータ(工業用ロボット) 47 第2モータ(駆動源) 82 ピニオンギア 84 ラックギア 88 ハンド 91 進退機構 93 プーリ 94 ベルト 36a 側面部 97,99 凹部
Claims (4)
- 【請求項1】 基端側が回転自在に設けられた第1アー
ムと、 該第1アームの先端側に基端側が回転自在に設けられた
第2アームと、 該第2アームの先端側に回転自在に設けられた手首部
と、 該手首部に設けられたハンドとを有し、 一の駆動源の駆動力で前記第1アームおよび第2アーム
を連動して回動させることにより前記手首部を一定姿勢
で直線的に前後進させる工業用ロボットであって、 前記手首部が前後進する際に前記ハンドを前記一の駆動
源の駆動力により手首部に対し前後進させる進退機構を
設けてなることを特徴とする工業用ロボット。 - 【請求項2】 前記進退機構は、前記手首部の前後進時
の前記第2アームに対する回転で駆動されるピニオンギ
アと、該ピニオンギアに噛み合うことによりその回転で
移動し前記ハンドを前後進させるラックギアとを有する
ことを特徴とする請求項1記載の工業用ロボット。 - 【請求項3】 前記進退機構は、前記手首部の前後進時
の前記第2アームに対する回転で駆動されるプーリと、
該プーリに巻回されることによりその回転で移動し前記
ハンドを前後進させるベルトとを有することを特徴とす
る請求項1記載の工業用ロボット。 - 【請求項4】 前記第2アームの前記第1アームに対す
る回転軸線に平行な長手方向の側面部に凹部が形成され
てなることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか一項
に記載の工業用ロボット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16032896A JPH106267A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 工業用ロボット |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16032896A JPH106267A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 工業用ロボット |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH106267A true JPH106267A (ja) | 1998-01-13 |
Family
ID=15712594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16032896A Withdrawn JPH106267A (ja) | 1996-06-20 | 1996-06-20 | 工業用ロボット |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH106267A (ja) |
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001148410A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-05-29 | Tokyo Electron Ltd | 半導体処理用の搬送装置及び収容装置、並びに半導体処理システム |
JP2004235549A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Rorze Corp | 薄板状物搬送ロボット及び薄板状物処理装置 |
JP2007155128A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-06-21 | Nidec Sankyo Corp | モータアクチュエータ |
JP2007169007A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ロボットハンドおよび基板搬送ロボット |
JP2007303802A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-22 | Nidec Sankyo Corp | モータアクチュエータ |
WO2008111410A1 (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-18 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 基板搬送ロボット |
US7442030B2 (en) | 2004-03-08 | 2008-10-28 | Fanuc Ltd. | Molded component retrieving apparatus and a molding machine having the molded component retrieving apparatus mounted thereon |
JP2009166230A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-30 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 移載機 |
CN103878786A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-06-25 | 浙江钱江摩托股份有限公司 | 一种机器人的具有三自由度的腕部 |
US9929034B2 (en) | 2015-09-03 | 2018-03-27 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Substrate transfer device |
CN114833835A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-08-02 | 一汽丰田汽车有限公司 | 抱闸释放的检测方法、装置、工程机器人和介质 |
-
1996
- 1996-06-20 JP JP16032896A patent/JPH106267A/ja not_active Withdrawn
Cited By (16)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2001148410A (ja) * | 1999-09-06 | 2001-05-29 | Tokyo Electron Ltd | 半導体処理用の搬送装置及び収容装置、並びに半導体処理システム |
JP4607301B2 (ja) * | 1999-09-06 | 2011-01-05 | 東京エレクトロン株式会社 | 半導体処理用の搬送装置及び半導体処理システム |
JP2004235549A (ja) * | 2003-01-31 | 2004-08-19 | Rorze Corp | 薄板状物搬送ロボット及び薄板状物処理装置 |
US7442030B2 (en) | 2004-03-08 | 2008-10-28 | Fanuc Ltd. | Molded component retrieving apparatus and a molding machine having the molded component retrieving apparatus mounted thereon |
JP2007155128A (ja) * | 2005-11-08 | 2007-06-21 | Nidec Sankyo Corp | モータアクチュエータ |
JP4607756B2 (ja) * | 2005-12-22 | 2011-01-05 | 川崎重工業株式会社 | ロボットハンドおよび基板搬送ロボット |
JP2007169007A (ja) * | 2005-12-22 | 2007-07-05 | Kawasaki Heavy Ind Ltd | ロボットハンドおよび基板搬送ロボット |
JP2007303802A (ja) * | 2006-04-14 | 2007-11-22 | Nidec Sankyo Corp | モータアクチュエータ |
WO2008111410A1 (ja) * | 2007-03-14 | 2008-09-18 | Kabushiki Kaisha Yaskawa Denki | 基板搬送ロボット |
JP2009166230A (ja) * | 2007-12-20 | 2009-07-30 | Hitachi Plant Technologies Ltd | 移載機 |
CN103878786A (zh) * | 2014-04-04 | 2014-06-25 | 浙江钱江摩托股份有限公司 | 一种机器人的具有三自由度的腕部 |
CN103878786B (zh) * | 2014-04-04 | 2015-12-02 | 浙江钱江摩托股份有限公司 | 一种机器人的具有三自由度的腕部 |
US9929034B2 (en) | 2015-09-03 | 2018-03-27 | Kawasaki Jukogyo Kabushiki Kaisha | Substrate transfer device |
KR20180037279A (ko) | 2015-09-03 | 2018-04-11 | 카와사키 주코교 카부시키 카이샤 | 기판 이송 장치 |
CN114833835A (zh) * | 2022-06-10 | 2022-08-02 | 一汽丰田汽车有限公司 | 抱闸释放的检测方法、装置、工程机器人和介质 |
CN114833835B (zh) * | 2022-06-10 | 2024-03-29 | 一汽丰田汽车有限公司 | 抱闸释放的检测方法、装置、工程机器人和介质 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP6766227B2 (ja) | 双腕ロボット | |
JPH106267A (ja) | 工業用ロボット | |
US6155131A (en) | Handling robot | |
US20020066330A1 (en) | Double arm substrate transport unit | |
JP4719010B2 (ja) | 産業用ロボット | |
WO2006137370A1 (ja) | 基板の搬送ロボットおよび処理装置 | |
JP6863744B2 (ja) | 搬送装置および処理装置 | |
KR20230149340A (ko) | 기판 처리 장치 | |
TWI657524B (zh) | 基板搬運設備 | |
JP4222068B2 (ja) | 被処理体の搬送装置 | |
JPH07308876A (ja) | ロボットのアーム機構 | |
WO2000005762A1 (fr) | Bras de transfert | |
WO2021157552A1 (ja) | 水平多関節ロボット及びそれを備えた基板搬送システム | |
TW202333280A (zh) | 基板運輸裝置及形成基板運輸裝置之方法 | |
JPH0825256A (ja) | 移載装置 | |
JP2536992B2 (ja) | 2次元運動機構 | |
JPH08112787A (ja) | ロボット | |
TWI813555B (zh) | 基材運送方法及設備 | |
WO2021206071A1 (ja) | 真空用双腕ロボット | |
JP2004122253A (ja) | 搬送装置 | |
JPH10100083A (ja) | 工業用ロボット | |
JPH0521392Y2 (ja) | ||
JPH11186362A (ja) | 試料搬送装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030902 |