JPH0737881Y2 - インクリボンガイド - Google Patents
インクリボンガイドInfo
- Publication number
- JPH0737881Y2 JPH0737881Y2 JP1988072851U JP7285188U JPH0737881Y2 JP H0737881 Y2 JPH0737881 Y2 JP H0737881Y2 JP 1988072851 U JP1988072851 U JP 1988072851U JP 7285188 U JP7285188 U JP 7285188U JP H0737881 Y2 JPH0737881 Y2 JP H0737881Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ribbon
- guide
- ink ribbon
- ink
- width
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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- Impression-Transfer Materials And Handling Thereof (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 《産業上の利用分野》 この考案は、プリンタ、特に多色インクリボンを用いる
ことによりカラー印刷を可能としたプリントにおけるリ
ボンガイドのガイド片の形状に関するものである。
ことによりカラー印刷を可能としたプリントにおけるリ
ボンガイドのガイド片の形状に関するものである。
《従来の技術》 ワイヤドットプリンタ等でカラー印刷を行う際に使用さ
れる多色インクリボンは、リボンの幅方向に複数色（通
常はイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの４色）の
カラー領域を備えており、リボンをその幅方向にシフト
させて所望のカラー領域を印刷ヘッドの先端に臨ませる
ことにより、印刷色の選択を行っている。多色リボン
は、単色リボンに比較して当然幅広になるので、カラー
印刷を可能としたプリンタは、幅狭の単色リボンと幅広
の多色リボンの両者を案内できるリボンガイドが必要で
ある。
れる多色インクリボンは、リボンの幅方向に複数色（通
常はイエロー、シアン、マゼンタ、ブラックの４色）の
カラー領域を備えており、リボンをその幅方向にシフト
させて所望のカラー領域を印刷ヘッドの先端に臨ませる
ことにより、印刷色の選択を行っている。多色リボン
は、単色リボンに比較して当然幅広になるので、カラー
印刷を可能としたプリンタは、幅狭の単色リボンと幅広
の多色リボンの両者を案内できるリボンガイドが必要で
ある。
第４図はこのようなリボンガイドの従来構造の一例を示
した図で、図示しないシフト機構によりリボン幅方向に
移動可能なガイドプレート２に６本のガイド片（ガイド
ピン）３、３、21、21及び22、22が植設されている。６
本のガイド片のうちの内側の２本３は、印刷ヘッド１の
先端1aの両側に配置され、外側の４本はその上方に位置
している。上方の４本のうちの２本21は、幅広のガイド
凹所23を有し、他の２本22は、幅狭のガイド凹所24を有
している。そして幅広の多色リボン11は、ガイド片21と
３とで印刷ヘッド１の先端部に導かれ、幅狭の単色リボ
ン12は、ガイド片22と３とで印刷ヘッド１の先端部に導
かれる。
した図で、図示しないシフト機構によりリボン幅方向に
移動可能なガイドプレート２に６本のガイド片（ガイド
ピン）３、３、21、21及び22、22が植設されている。６
本のガイド片のうちの内側の２本３は、印刷ヘッド１の
先端1aの両側に配置され、外側の４本はその上方に位置
している。上方の４本のうちの２本21は、幅広のガイド
凹所23を有し、他の２本22は、幅狭のガイド凹所24を有
している。そして幅広の多色リボン11は、ガイド片21と
３とで印刷ヘッド１の先端部に導かれ、幅狭の単色リボ
ン12は、ガイド片22と３とで印刷ヘッド１の先端部に導
かれる。
《考案が解決しようとする問題点》 ところが上記構造では、多色リボン11と単色リボン12と
でリボンの経路が異なるため、オペレータはそれに合わ
せてリボンをガイド片21又は22に装架する必要があり、
しかも印刷ヘッドの先端の狭い所に多数のガイド片が配
置されることとなるので、リボンの装填が面倒になり、
単色リボン12を多色リボン用のガイド片21に装架してし
まう等の装填ミスを起こし易い。
でリボンの経路が異なるため、オペレータはそれに合わ
せてリボンをガイド片21又は22に装架する必要があり、
しかも印刷ヘッドの先端の狭い所に多数のガイド片が配
置されることとなるので、リボンの装填が面倒になり、
単色リボン12を多色リボン用のガイド片21に装架してし
まう等の装填ミスを起こし易い。
この考案は、上記問題を解決するため、１種のガイド片
で幅の異なる複数種のインクリボンを案内することがで
きるリボンガイドを得ることを課題としている。
で幅の異なる複数種のインクリボンを案内することがで
きるリボンガイドを得ることを課題としている。
《課題を解決するための手段》 この考案は、インクリボンガイドのガイド片４、4aのガ
イド領域６を中高形状とし、この中高形状のガイド片
４、4aで幅の異なる複数種のインクリボン11、12を共に
ガイドすることにより上記課題を解決したものである。
即ちこの考案に係るリボンガイドは、最大幅のインクリ
ボン11の幅W1に合わせた幅のガイド領域６を有し、且つ
そのガイド領域は中央部が高くなった中高形状に形成さ
れたガイド片４、4aを備えており、この中高形状のガイ
ド片４、4aに幅の異なる複数種のインクリボン11、12が
共に巻架されてガイドされることを特徴とするものであ
る。
イド領域６を中高形状とし、この中高形状のガイド片
４、4aで幅の異なる複数種のインクリボン11、12を共に
ガイドすることにより上記課題を解決したものである。
即ちこの考案に係るリボンガイドは、最大幅のインクリ
ボン11の幅W1に合わせた幅のガイド領域６を有し、且つ
そのガイド領域は中央部が高くなった中高形状に形成さ
れたガイド片４、4aを備えており、この中高形状のガイ
ド片４、4aに幅の異なる複数種のインクリボン11、12が
共に巻架されてガイドされることを特徴とするものであ
る。
《作用》 リボンガイドは、そのリボン面を印刷ヘッド１の先端1a
に導くと共にリボンの幅方向位置を正確に規制できるも
のでなければならず、特に多色リボンでは、リボン幅方
向の位置ずれが直ちに印刷色の誤差となって表れてくる
ので、リボン幅方向の位置規制は正確になされなければ
ならない。従来のリボンガイドが多色リボン用と単色リ
ボン用の２種のガイド片を備えているのは、この幅方向
の位置規制を正確にできるようにするためである。
に導くと共にリボンの幅方向位置を正確に規制できるも
のでなければならず、特に多色リボンでは、リボン幅方
向の位置ずれが直ちに印刷色の誤差となって表れてくる
ので、リボン幅方向の位置規制は正確になされなければ
ならない。従来のリボンガイドが多色リボン用と単色リ
ボン用の２種のガイド片を備えているのは、この幅方向
の位置規制を正確にできるようにするためである。
この考案のガイド片４、4aは、多色リボン11はガイド片
４、4aのガイド領域６の幅一杯に納まってガイドされる
ので、その幅方向の位置規制は正確にできる。一方、単
色リボン12はその張力により中高のガイド領域６の一方
に偏ってガイドされ、且つその偏った状態が安定に維持
されるから、単色リボン12の幅方向の位置規制も正確に
できる。リボンが中高のガイド領域６の一方に偏倚して
ガイドされると、リボン幅方向の張力の不均一によりリ
ボンが歪んでしわが発生してしまうことが考えられる
が、メビウス構造のインクリボンであればリボンから見
た偏倚方向が交互に変換されるので問題は生じず、また
メビウス構造を採用していないインクリボンでも、ガイ
ドプレート２を前後（第３図の左右方向）にシフトさせ
ることによりリボンの偏倚方向を前側または奥側に自由
に切り換えることができるので、適時ガイドプレート２
をシフトしてやればリボンに不均一な歪が生ずるのを避
けることができる。
４、4aのガイド領域６の幅一杯に納まってガイドされる
ので、その幅方向の位置規制は正確にできる。一方、単
色リボン12はその張力により中高のガイド領域６の一方
に偏ってガイドされ、且つその偏った状態が安定に維持
されるから、単色リボン12の幅方向の位置規制も正確に
できる。リボンが中高のガイド領域６の一方に偏倚して
ガイドされると、リボン幅方向の張力の不均一によりリ
ボンが歪んでしわが発生してしまうことが考えられる
が、メビウス構造のインクリボンであればリボンから見
た偏倚方向が交互に変換されるので問題は生じず、また
メビウス構造を採用していないインクリボンでも、ガイ
ドプレート２を前後（第３図の左右方向）にシフトさせ
ることによりリボンの偏倚方向を前側または奥側に自由
に切り換えることができるので、適時ガイドプレート２
をシフトしてやればリボンに不均一な歪が生ずるのを避
けることができる。
《実施例》 第１図はこの考案の一実施例を示したもので、１は印刷
ヘッド、1aはその先端、２は図示しないシフト機構によ
り矢印で示すリボン幅方向に適時移動可能に設けたシフ
トプレート、３、３はシフトプレート２に植設されて印
刷ヘッドの先端1aの両側に位置する内側ガイド片、４、
４はその上方外側に植設された外側ガイド片であり、外
側ガイド片４がこの考案に係る形状を備えている。
ヘッド、1aはその先端、２は図示しないシフト機構によ
り矢印で示すリボン幅方向に適時移動可能に設けたシフ
トプレート、３、３はシフトプレート２に植設されて印
刷ヘッドの先端1aの両側に位置する内側ガイド片、４、
４はその上方外側に植設された外側ガイド片であり、外
側ガイド片４がこの考案に係る形状を備えている。
即ち、外側ガイド片４は、全体としてピン状で、両側の
鍔５、５の間にガイド領域６が形成されており、このガ
イド領域６の中央部を両端部より大径とした紡錘状にす
ることにより、中高形状のガイド領域６を形成してい
る。ガイド領域６の形状は、紡錘状に限られるわけでは
なく、第２図に示すように帯片状のカイド片4aの上部切
り欠き部７の底稜を中高の弧状にしてガイド領域６を形
成することもできる。
鍔５、５の間にガイド領域６が形成されており、このガ
イド領域６の中央部を両端部より大径とした紡錘状にす
ることにより、中高形状のガイド領域６を形成してい
る。ガイド領域６の形状は、紡錘状に限られるわけでは
なく、第２図に示すように帯片状のカイド片4aの上部切
り欠き部７の底稜を中高の弧状にしてガイド領域６を形
成することもできる。
インクリボンは第１図に想像線で示されており、多色リ
ボン11も単色リボン12もガイド片３及び４に掛け回され
て案内される。このときのリボン11、12の幅方向の位置
規制は、前記作用の項で説明した通りであるが、第３図
を参照して更に説明すると、W1の幅を有する幅広の多色
リボン11はガイド領域６の幅一杯に納まり、図のもので
は両端の鍔５、５により幅方向位置が規制される。第３
図に想像線で示す印刷ヘッドの先端1a1ないし1a4の位置
は、カラー印刷を行う際のヘッド先端の位置であるが、
実際にはリボンガイド側が動いて定位置のヘッド先端1a
との相対位置が変換される。
ボン11も単色リボン12もガイド片３及び４に掛け回され
て案内される。このときのリボン11、12の幅方向の位置
規制は、前記作用の項で説明した通りであるが、第３図
を参照して更に説明すると、W1の幅を有する幅広の多色
リボン11はガイド領域６の幅一杯に納まり、図のもので
は両端の鍔５、５により幅方向位置が規制される。第３
図に想像線で示す印刷ヘッドの先端1a1ないし1a4の位置
は、カラー印刷を行う際のヘッド先端の位置であるが、
実際にはリボンガイド側が動いて定位置のヘッド先端1a
との相対位置が変換される。
図の単色リボン12は、２トラックリボンであり、４色の
多色リボン11の幅W1の半分より少し広い幅W2を有してい
る。このリボン12がメビウス構造であれば、ガイド領域
６の中央にヘッド先端1aを位置させ、リボンを一方の側
（例えばシフトプレート２側）に偏倚させたまま印刷を
続ければ、リボンの２個のトラックが平均に使用され、
リボン幅方向の不均一な張力も１回毎に反対方向に変換
される。またインクリボン11がメビウス構造のものでな
くても、例えばシフトプレート２を最大ストロークで図
のヘッド先端との相対位置が1a1と1a4の状態になるよう
に交互にシフトすれば、単色リボン11の偏倚方向はその
度毎に切り替えられ、使用されるトラックも切り換えら
れる。このようにして単色リボン11を幅方向に案内し、
そのインク領域を万遍なく使用することができる。
多色リボン11の幅W1の半分より少し広い幅W2を有してい
る。このリボン12がメビウス構造であれば、ガイド領域
６の中央にヘッド先端1aを位置させ、リボンを一方の側
（例えばシフトプレート２側）に偏倚させたまま印刷を
続ければ、リボンの２個のトラックが平均に使用され、
リボン幅方向の不均一な張力も１回毎に反対方向に変換
される。またインクリボン11がメビウス構造のものでな
くても、例えばシフトプレート２を最大ストロークで図
のヘッド先端との相対位置が1a1と1a4の状態になるよう
に交互にシフトすれば、単色リボン11の偏倚方向はその
度毎に切り替えられ、使用されるトラックも切り換えら
れる。このようにして単色リボン11を幅方向に案内し、
そのインク領域を万遍なく使用することができる。
《考案の効果》 以上説明したこの考案のリボンガイドによれば、幅の異
なる複数種のインクリボンを同一の経路でその幅方向位
置を所定の位置に規制して案内することができ、リボン
の装填経路が１経路のみとなるので、リボン装填時のオ
ペレータの負担が軽減され、リボンの装填ミスも起こり
得ず、さらに必要なガイド片の数も少なくなるので印刷
ヘッド先端部のスペースにも余裕が生ずるという効果が
ある。
なる複数種のインクリボンを同一の経路でその幅方向位
置を所定の位置に規制して案内することができ、リボン
の装填経路が１経路のみとなるので、リボン装填時のオ
ペレータの負担が軽減され、リボンの装填ミスも起こり
得ず、さらに必要なガイド片の数も少なくなるので印刷
ヘッド先端部のスペースにも余裕が生ずるという効果が
ある。
第１図ないし第３図はこの考案の実施例を示す図で、第
１図は斜視図、第２図はガイド片の他の構造を示す斜視
図、第３図は印刷ヘッドと多色及び単色リボンの相対位
置関係を示す図である。第４図は従来装置を示す斜視図
である。 図中、 1:印刷ヘッド、2:シフトプレート 4,4a:ガイド片、5:鍔 6:ガイド領域、11:多色リボン 12:単色リボン、W1：多色リボンの幅 W2：単色リボンの幅
１図は斜視図、第２図はガイド片の他の構造を示す斜視
図、第３図は印刷ヘッドと多色及び単色リボンの相対位
置関係を示す図である。第４図は従来装置を示す斜視図
である。 図中、 1:印刷ヘッド、2:シフトプレート 4,4a:ガイド片、5:鍔 6:ガイド領域、11:多色リボン 12:単色リボン、W1：多色リボンの幅 W2：単色リボンの幅
Claims (1)
- 【請求項１】幅の異なる複数種のインクリボン（11）、
（12）を印刷ヘッド（１）の先端部に導くのに用いられ
るインクリボンガイドにおいて、インクリボンの幅方向
位置を規制するための幅の異なる複数種のインクリボン
（11）、（12）に共通のガイド片（4,4a）が設けられて
おり、当該ガイド片（4,4a）が最大幅のインクリボン
（11）の幅（W1）に合わせた中高のガイド領域（６）を
備えていることを特徴とする、インクリボンガイド。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988072851U JPH0737881Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | インクリボンガイド |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988072851U JPH0737881Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | インクリボンガイド |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH01175863U JPH01175863U (ja) | 1989-12-14 |
| JPH0737881Y2 true JPH0737881Y2 (ja) | 1995-08-30 |
Family
ID=31298004
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988072851U Expired - Lifetime JPH0737881Y2 (ja) | 1988-05-31 | 1988-05-31 | インクリボンガイド |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0737881Y2 (ja) |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58181678A (ja) * | 1982-04-19 | 1983-10-24 | Ricoh Co Ltd | 記録装置 |
| JPS6221576A (ja) * | 1985-07-22 | 1987-01-29 | Fujitsu Ltd | カラ−プリンタのリボンガイド |
-
1988
- 1988-05-31 JP JP1988072851U patent/JPH0737881Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH01175863U (ja) | 1989-12-14 |
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