JPH0737589Y2 - 便座シート自動供給装置と便座シート - Google Patents

便座シート自動供給装置と便座シート

Info

Publication number
JPH0737589Y2
JPH0737589Y2 JP1992072057U JP7205792U JPH0737589Y2 JP H0737589 Y2 JPH0737589 Y2 JP H0737589Y2 JP 1992072057 U JP1992072057 U JP 1992072057U JP 7205792 U JP7205792 U JP 7205792U JP H0737589 Y2 JPH0737589 Y2 JP H0737589Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
toilet seat
sheet
seat
toilet
cover
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1992072057U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0626691U (ja
Inventor
全央 松永
伯夫 浜田
Original Assignee
エムエヌエンジニアリング株式会社
伯夫 浜田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by エムエヌエンジニアリング株式会社, 伯夫 浜田 filed Critical エムエヌエンジニアリング株式会社
Priority to JP1992072057U priority Critical patent/JPH0737589Y2/ja
Publication of JPH0626691U publication Critical patent/JPH0626691U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0737589Y2 publication Critical patent/JPH0737589Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Toilet Supplies (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、便座シート自動供給装
置と便座シートに係り、より詳細には、便座カバーを閉
じる等の手段により、該便座カバーと便座を当接状態と
することで、該便座シートが便座に供給される便座シー
ト自動供給装置と便座シートに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、便座付便器、特に公の場における
便座付便器の使用に際しては、不特定多数の人が使用す
るということも相まって、便座に座することに対して不
衛生感、不潔感をいだく人が多数おり、事実、便座表面
には病原菌、雑菌が付着しているのが通常である。これ
ら病原菌、雑菌の人体への付着を防止するため、さらに
は便座に座することに対して不衛生感、不潔感をいだか
せない方法としては、ペーパー状の拭き取り式除菌クリ
ーナーによって便座表面を拭き取るという方法が一般的
である。近年においては、便座カバーの根元に巻き上げ
た紙シートを装着し、モーターにより必要分を繰り出す
装置や、O型の便座の一方の根元から嵌め込んだ袋状の
フイルムシートを繰り出し、もう一方の根元でそのフイ
ルムシートを巻き取る装置等が開発されている。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置はいずれもモーター等の駆動装置を必要とするため非
常に高額になるとともに、その保守管理が難しいという
問題点があり、この問題点が故にあまり普及していない
のが現状である。本考案は、従来技術の上記のような問
題点に鑑み、モーター等の駆動装置を必要とせず、低額
で製造可能であるとともに、保守管理が容易な便座シー
ト自動供給装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段としての本考案の便座シート自動供給装置
は、便座に便座シートを供給する便座シート供給装置に
おいて、便座カバーの内側に、該便座の平面形状と略同
形状に形成された座部と、該座部と一体に形成されて該
便座の前後方向にかけ渡された帯部と、該便座の前部に
対応する位置に該座部と一体に形成された突起部と、該
帯部に分断用ミシン目を有する便座シートが重ねられて
収納され、また該便座の前部には該便座カバーと該便座
が当接したとき最も下側の該便座シートの突起部に貼着
するシート剥離貼着部が設けられ、また前記便座カバー
の前部には、該該便座シートの突起部を該シート剥離貼
着部に押し付ける便座シート押し付け部が設けられてい
る構成よりなる。また、本考案の便座シートは、便座の
平面形状と略同形状に形成された座部と、該座部と一体
に形成されて該便座の前後方向にかけ渡された帯部と、
該便座の前部に対応する位置に該座部と一体に形成され
た突起部を有し、かつ該帯部に分断用ミシン目を有する
構成としている。
【0005】本考案の便座シート自動供給装置は、便座
カバーの内側に、便座シートが重ねられて収納され、ま
た該便座には該便座カバーと該便座が当接したとき最も
下側の該便座シートの突起部に貼着するシート剥離貼着
部が設けられ、かつ該便座カバーの前部に便座シートの
突起部をシート剥離貼着部に案内・押し付ける便座シー
ト押し付け部が設けられているので、該便座カバーを閉
じるだけで該便座カバーの内側に収納されている便座シ
ートの突起部がシート剥離貼着部に粘着されて便座上に
供給されるように作用する。また、本考案の便座シート
は、シート剥離貼着部が設けられている便座の前部に対
応する便座カバーの前部に座部と一体に形成された突起
部を有し、該突起部とシート剥離貼着部とで、便座上に
供給保持できるので、座部表面を汚すことなく、正確に
便座上に供給でき、更に、ミシン目を有する帯部を有す
るので、排便等によって、帯部が切断され、また便器の
洗浄水によって、便座シートが自動的に流出されるよう
に作用する。
【0006】以下、図面を参照しながら本考案を具体化
した実施例について説明する。ここに、図1は本考案の
一実施例の便座シート自動供給装置を備えた便器の斜視
図、図2は便座シート押し付け部(便座シート押し具)
の斜視図、図3、図4は便座シート押し付け部(便座シ
ート押し具)の動作を示す側面図、図5は便座シート剥
離貼着部(便座シート貼着体)の斜視図、図6、図7は
便座シート剥離貼着部(便座シート貼着体)の動作を示
す側面図、図8は便座シートの正面図、図9、図10は
便座シートの装着を示す側面図である。
【0007】図1、図2に示すように、便座シート押し
具1は、その先端部に便座シート保持部6を、他端部に
揺動板7を形成して、その側面が略釣針状をなす平板に
より構成されており、内側中央部両端に設けられた軸棒
支持片8に軸棒9を挿通し、該軸棒9を便座カバー4の
内側先端部に設けられた軸棒受け10に支持されること
により便座カバー4の内側に装着されている。前記便座
シート保持部6の内側上部には、便座シート押し板5が
設けられている。図3に示すように、本便座シート押し
具1は、スプリング(図示せず)により常には前記揺動
板7が前記軸棒9を中心にして便座カバー4より離反す
る方向に付勢されている。そして図4に示すように、便
座カバー4を便座11に被せた状態においては、揺動板
7が便座11の上面に接することによって軸棒9を中心
に上方に押し上げられ、これに伴い便座シート保持部
6、および便座シート押し板5は便器本体12方向へ移
動する。図1、図5に示すように、便座シート貼着体2
は、その前面の貼着面2aに複数の糊穴14が穿設され
た方形状に形成されている。前記貼着面2aの両端およ
び中央部には、該貼着面2aに密接して剥離板13が配
置されており、該剥離板13は貼着面2aの下部に設け
られている軸体16を介して平板状の作用板15に一体
的に連結され、該作用板15の作動により貼着面2aと
の密接状態が変化する。前記便座シート貼着体2の後方
には、便座11に固定され、その内部に液状糊を収納し
て方形状に形成された糊チューブ18が連結されてお
り、液状糊を前記貼着面2aの複数の糊穴14から常に
微量づつ押し出し、貼着面2aを常に貼着可能状態に保
っている。該糊チューブ18の下面には、弾性体17が
設けられており、前記作用板15を常には下方に向けて
付勢している。図6に示すように、便座11を便器本体
12上部に閉じた状態においては、作用板15は便器本
体12上部に接するが、弾性体17の弾性力が便座11
の重量より大きいことにより作用板15は開いた状態を
保ち、剥離板13は貼着面2aに密接したままとなって
いる。この状態において人が便座11に座るとその重量
により、図7に示すように、弾性体17が縮んで作用板
15が閉じ、剥離板13を貼着面2aから離反させる。
図8に示すように、便座シート3は、便座11の平面と
略同形に形成された座部3aと、該座部3aと一体的に
該座部3aの径に架け渡された帯体3bとにより構成さ
れており、該帯体3bには分断用ミシン目3cが設けら
れているとともに、前記座部3aの先端部には、突起部
3dが突出している。本便座シート3は、図1に示すよ
うに、便座カバー4の内側の周囲と中央部に設けられ、
その断面がL字の溝状に形成された便座シート収納体2
0に数十枚の単位で収納されるとともに、突起部3dは
前記便座シート保持部6によって保持されている。
【0008】本装置の使用方法は、図1に示すように、
まず数十枚の便座シート3を便座カバー4の内側の便座
シート収納体20に収納する。便器使用者は便器使用に
際し、図9に示すように便座カバー4を便座11に被せ
る。ここにおいて揺動板7は便座11の上面に接するこ
とによって軸棒9を中心に上方に押し上げられ、これに
伴い便座シート保持部6、および便座シート押し板5は
便器本体12方向へ移動し、便座シート保持部6に保持
されている便座シート3の突起部3dは便座シート貼着
体2の前面の貼着面2aに押しつけられ、一番内側の便
座シート3が貼着面2aに貼着される。次に、便器使用
者は便座カバー4を開けて便器を使用するが、図10に
示すように、貼着面2aに貼着された一番内側の便座シ
ート3は、その貼着力により便座シート収納体20から
取り出され、便座11上に広がって敷設されるととも
に、これ以外の便座シート3は便座シート収納体20に
収納されたままれ、便座11に保持される。この状態に
おいて、便器使用者は便座11上に座するが、便座11
に座るとその重量により、図7に示すように、便座シー
ト貼着体2の弾性体17が縮んで作用板15が閉じ、剥
離板13を貼着面2aから離反させる。これにより上記
貼着面2aに貼着された一番内側の便座シート3は貼着
面2aから剥離される。便器使用者は便座11上に座し
て用をたすが、排泄物により便座シート3の帯体3bの
分断用ミシン目3cが分断され、帯体3bの端部は便器
内に垂れ落ちる。これにより、便器使用者が用をたし、
立ち上がった後洗浄水を流すと、便座11上に広がって
敷かれた便座シート3はこの洗浄水によって便器内に引
き込まれ、排泄物とともに流出される。以上のような使
用サイクルにより、便座シート3の便座11上への敷設
および取り除き動作が自動的に行われる。
【0009】以上の説明から明らかなように、本考案の
便座シート自動供給装置によれば、便座カバーの内側
に、便座シートが重ねられて収納され、また該便座には
該便座カバーと該便座が当接したとき最も下側の該便座
シートの突起部に貼着するシート剥離貼着部が設けら
れ、かつ該便座カバーの前部に便座シートの突起部をシ
ート剥離貼着部に案内・押し付ける便座シート押し付け
部が設けられているので、該便座カバーを閉じるだけで
該便座カバーの内側に収納されている便座シートの突起
部がシート剥離貼着部に案内され、かつ押し付けられる
ことで粘着されるから便座上に正確に供給・保持できる
という効果を有する。また、本考案の便座シートによれ
ば、シート剥離貼着部が設けられている便座の前部に対
応する便座カバーの前部に座部と一体に形成された突起
部を有し、該突起部とシート剥離貼着部とで、便座上に
供給保持できるので、座部表面を汚すことなく、正確に
便座上に供給でき、更に、ミシン目を有する帯部を有す
るので、排便等によって、帯部が切断され、また便器の
洗浄水によって、便座シートが自動的に流出できるとい
う効果を有する。従って、本考案によれば、簡単な操作
で便座シートを便座上に供給でき、またモータ等の駆動
装置を必要としないので、構成が簡単になると共に、電
源のない場所に設置される便器にも適用できて汎用性が
あり、更にメンテナンスも容易になる便座シート自動供
給装置と、その装置に使用する便座シートを提供できる
という効果を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る便座シート自動供給装置の配置を
示す便器全体の斜視図である。
【図2】便座シート押し具の斜視図である。
【図3】便座シート押し具の動作を示す側面図である。
【図4】便座シート押し具の動作を示す側面図である。
【図5】便座シート貼着体の斜視図である。
【図6】便座シート貼着体の動作を示す側面図である。
【図7】便座シート貼着体の動作を示す側面図である。
【図8】便座シートの正面図である。
【図9】便座シートの装着を示す側面図である。
【図10】便座シートの装着を示す側面図である。
【符号の説明】
1 便座シート押し具 2 便座シート貼着体 2a 貼着面 3 便座シート 3a 座部 3b 帯体 3c 分断用ミシン目 4 便座カバー 5 便座シート押し板 11 便座 13 剥離板(便座シート剥離器) 20 便座シート収納体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (56)参考文献 特開 平3−292916(JP,A) 実開 平2−45098(JP,U) 実開 平3−4797(JP,U) 実開 昭56−30100(JP,U)

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 便座に便座シートを供給する便座シート
    供給装置において、便座カバーの内側に、該便座の平面
    形状と略同形状に形成された座部と、該座部と一体に形
    成されて該便座の前後方向にかけ渡された帯部と、該便
    座の前部に対応する位置に該座部と一体に形成された突
    起部と、該帯部に分断用ミシン目を有する便座シートが
    重ねられて収納され、また該便座の前部には該便座カバ
    ーと該便座が当接したとき最も下側の該便座シートの突
    起部に貼着するシート剥離貼着部が設けられ、また前記
    便座カバーの前部には、該該便座シートの突起部を該シ
    ート剥離貼着部に押し付ける便座シート押し付け部が設
    けられていることを特徴とする便座シート自動供給装
    置。
  2. 【請求項2】 便座の平面形状と略同形状に形成された
    座部と、該座部と一体に形成されて該便座の前後方向に
    かけ渡された帯部と、該便座の前部に対応する位置に該
    座部と一体に形成された突起部を有し、かつ該帯部に分
    断用ミシン目を有することを特徴とする便座シート。
JP1992072057U 1992-09-02 1992-09-02 便座シート自動供給装置と便座シート Expired - Lifetime JPH0737589Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072057U JPH0737589Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 便座シート自動供給装置と便座シート

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1992072057U JPH0737589Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 便座シート自動供給装置と便座シート

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0626691U JPH0626691U (ja) 1994-04-12
JPH0737589Y2 true JPH0737589Y2 (ja) 1995-08-30

Family

ID=13478381

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1992072057U Expired - Lifetime JPH0737589Y2 (ja) 1992-09-02 1992-09-02 便座シート自動供給装置と便座シート

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0737589Y2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0245098U (ja) * 1988-09-21 1990-03-28

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0626691U (ja) 1994-04-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4195076B1 (ja) 臀部拭き取り装置並びにそれを用いた温水洗浄便座及び温水洗浄便器
EP1318745A1 (en) Device and cleaning pad for cleaning or treating surfaces or for applying media to surfaces
JPH0737589Y2 (ja) 便座シート自動供給装置と便座シート
US10993592B2 (en) Device for automatically providing a disposable seating-surface cover for a toilet seat
JPH06343577A (ja) 便座シート供給装置
US6058518A (en) Toilet seat sheet holding structure
JPH085679Y2 (ja) 便座カバー
FR2602643A1 (fr) Appareil de toilettes pour animaux a nettoyage automatique par collage et stockage hermetique utilisant un support hygienique nouveau
GB2182688A (en) Disposable paper toilet seat cover
GB2108170A (en) Paper covers for toilet seats
US20030221248A1 (en) Portable and disposable toilet seat cover
JP3134411U (ja) 付箋
US9322122B2 (en) Apparatus for rinsing diapers
JP3064838U (ja) 耐水加工紙、防水加工した不織布または不織布等の薄い枚葉紙を利用した便座カバ―
US20050278840A1 (en) Combination sanitary toilet seat handle and tissue roll holder
JP3072648U (ja) 便座シート及びその保持構造並びにその保持構造を備えた便器用上蓋
JP3135579U (ja) 便座カバー
JP3908027B2 (ja) 洋式便器
US20040107485A1 (en) Toilet seat cover mechanism
US20050144710A1 (en) Toilet seat cover device for automatically laying toilet seat cover
JP3189052U (ja) 便器用吸液具
JP2001269290A (ja) 便座用ロールシートとその繰り出し装置からなる便座シート装置。
JPH09206237A (ja) トイレットペーパーの巻取り装置
WO2014123968A2 (en) Surface cover
JPH03158123A (ja) 便座装置