JPH0737483Y2 - 農園芸用支柱 - Google Patents

農園芸用支柱

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JPH0737483Y2
JPH0737483Y2 JP1989077731U JP7773189U JPH0737483Y2 JP H0737483 Y2 JPH0737483 Y2 JP H0737483Y2 JP 1989077731 U JP1989077731 U JP 1989077731U JP 7773189 U JP7773189 U JP 7773189U JP H0737483 Y2 JPH0737483 Y2 JP H0737483Y2
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JP
Japan
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synthetic resin
flammable
pillar
sheet
resin
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Application number
JP1989077731U
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JPH0316842U (ja
Inventor
隆之 池田
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Takiron Co Ltd
Original Assignee
Takiron Co Ltd
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  • Supports For Plants (AREA)
  • Moulding By Coating Moulds (AREA)
  • Shaping Of Tube Ends By Bending Or Straightening (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は花卉類や豆類等の栽培に適した農園芸用支柱に
関する。
〔従来の技術〕
従来、農園芸用支柱は、天然の竹が最も多く使用されて
いた。しかし、近年の土地開発により得られやすい場所
での天然の竹が減少したことや、天然の竹を支柱にする
手間や人件費の値上がり等により、天然の竹は次第に少
なくなってきた。これに代わって品質の均一な大量生産
できる支柱へと急速に代わった。それが現在最も多量に
使用されている合成樹脂被覆金属管製の支柱である。こ
の支柱は強度もあり、品質も一定で多量に安く生産さ
れ、しかも長期使用できるという多くの利点がある。
しかしながら、従来の支柱は次のような欠点がある。
〔考案が解決しようとする課題〕
合成樹脂被覆金属管支柱は鋼管を使用しているため多量
の支柱を一度に運ぶ場合など重くて運び辛いという問題
があった。
また、合成樹脂によって金属表面が保護されているの
で、何年も使用できるという長所があるが、被覆されて
いる合成樹脂が剥離すると錆が発生し、一度錆び始める
と、金属管は薄肉であるため、折れ易くなり使用できな
くなるという問題があった。また使用不能になった支柱
は、樹脂が被覆されているため屑鉄にもできずその処理
に困っているという問題があった。さらに長期間繰り返
し使用できるが故に、植物に病気が発生した時など、支
柱を消毒しても、尚病菌の付着等の恐れがあるため使い
辛いという問題があった。
また、豆類の栽培に於いて、豆が実を結び、そして実を
取り終えた後、残りの茎や葉は病気や害虫の卵等を殺す
ため畑で焼却されることが多い。しかし、合成樹脂被覆
金属管支柱の場合、支柱は再使用されるため支柱に豆の
つるがからみついているものを支柱だけ取り外さなけれ
ばならず、その作業はたいへん煩瑣なものであり、しか
も、取り出した支柱に病菌や害虫の卵など付着している
心配があるという問題もあった。
〔問題を解決するための手段〕
上記問題を解決するため、本考案は、易燃性繊維からな
るシートに、可燃性合成樹脂を含浸すると共に、端部が
重なり合うように該シートを螺旋状に巻いて螺旋状の段
差を表面に有する細長い円筒体を形成し、該合成樹脂を
硬化させて鳴る農園芸用支柱である。
〔作用〕
本考案の構成によると、支柱の芯となる細い円筒体に巻
かれたシートが易燃性繊維であり、またそのシートに含
浸された合成樹脂も可燃性であるため、使用済みの支柱
は植物と一緒に焼却処理が可能である。また、シートを
巻いた芯に合成樹脂が含浸され硬化させたものであるか
ら、支柱としての強度も充分あり、しかも金属よりはる
かに比重の軽い材質で構成されているため、軽量で取り
扱いが便利である。しかも、従来の樹脂被覆金属管支柱
のように被覆がはがれることもなく、腐食なども起こら
ない。更に、シートを端部が重なり合うように螺旋状に
巻いて螺旋状の段差を表面に有する円筒体としてあるの
で、螺旋状の段差によって植物を誘引しやすくなり、結
束紐等のずれ防止作用も発揮される。
〔実施例〕
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳細に説明
する。
第1図は本考案の農園芸用支柱1であり、径は約2cmで
ある。
第2図は第1図のA−A断面図であって、2は紙質、例
えば古新聞等の樹脂含浸可能なものを使用したものであ
る。3は可燃性の合成樹脂であって、メチルメタクリレ
ート(以下MMAという)のプレポリマーを重合させ硬化
させたものである。この時、樹脂層は0.3〜1mm程度の付
着があるようにプレポリマーの粘度を調節する必要があ
る。樹脂層があまり薄すぎると、紙質が表面に露出し、
耐水性の悪い支柱となるので注意しなければならない。
第3図は本考案の支柱の分解斜視図であって、2は易燃
性繊維の不織布であり、アクリル系繊維にMMAを可燃性
合成樹脂3として使用したものである。不織布を巾30cm
に裁断したものにプレポリマーを含浸させ、重合前に直
径が略2cmとなるように螺旋状に巻きつけ、第3図に示
すようにその端部を重ね合わせて表面に螺旋状の段差を
有する約2cmの細長い円筒体を形成し、端部及び中間部
を40cm間隔で糸で結び、径が拡がらないように保持し、
加熱炉に入れ重合させると剛性のある軽量な支柱ができ
る。
また、第4図は螺旋状の凸部4を有する支柱を形成する
ための易燃性繊維シート2の中央にさらに該シート2を
巾2cmに裁断してできた細紐状のものを縫製してある。
第5図は第4図のB−B断面図である。
第6図は紙巻(不図示)に合成樹脂含浸した不織布帯状
体を螺旋状に巻きつけたもので、支柱1の径は2.5cm、
長さは2.4mである。可燃性樹脂3は易燃性繊維不織布2
及び該不織布の細紐状のものにも含浸されているもの
で、不織布2の両端が重なり合うように螺旋状に紙巻に
巻きつけることによって含浸された樹脂は一体化し、樹
脂が硬化した後は表面に螺旋状の段差を有する一本の支
柱となる。また、細紐状のものも含浸された樹脂が不織
布2の樹脂と一体化しているため、硬化後は凸部4とな
って支柱1の外周に螺旋条として形成されるものであ
る。
第7図は本考案の支柱1の一方の端部に木質又は易燃性
の硬質合成樹脂によって形成された矢尻条の尖端部材5
であって、支柱1を固い地面に突き刺しやすくするため
に設けられたものである。尖端部材5は支柱1の含浸樹
脂部分が硬化する前に第7図の一部破断面斜視図に示す
ように一方の端部を支柱に刺し込んでその後、樹脂を重
合又は溶媒を揮散させる等の手段によって硬化させるこ
とにより得られる。
本考案における易燃性繊維にはアクリル系繊維の他に、
ポリエステル系繊維、ポリエチレン繊維、パルプや紙、
その他各種の天然繊維など、燃えるもので、有害物質を
出さないものであれば全て使用可能である。
また、本考案で使用される可燃性合成樹脂とは広い意味
の合成樹脂であって、硬化前にモノマーであるものまで
含むものであり、又可燃性とは、硬化後に成形された支
柱として、植物の枯れ葉や茎などと一緒に燃やすことに
よって特に有害物質を発生せず燃えるものを言い、燃え
方等は特に制限されるものではない。例えばMMAなどの
アクリル系樹脂、ポリエステル系樹脂などが好適に使用
される。また本考案のシートとは紙、フィルム、不織
布、織布等の意味を含むものである。
〔考案の効果〕
以上の説明から明らかなように、易燃性繊維のシートが
細い円筒体に巻かれてあり、しかも該シートには可燃性
の合成樹脂が含浸されてあるので、花卉類や豆類その他
植物の支柱として使用された後は焼却処理ができるの
で、畑で植物の枯れ葉や茎、根などが支柱に巻きついた
まま、それらと一緒に燃やすだけで、後処理ができ手間
がかからないという効果を奏する。また繊維に樹脂含浸
したものであるから支柱としての強度はあり、しかも鉄
などの比重よりはるかに小さい素材によって構成されて
いるので、軽くて持ち運びが容易であるという利点があ
る。更に、支柱の外周面に螺旋状に形成された段差は、
結束紐等のずれ防止となり、植物の茎、枝、蔓などの支
柱への誘引に大きな効果を発揮する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示す支柱の斜視図、第2図
は第1図のA−A断面拡大図、第3図は本考案の支柱の
一実施例を示す分解斜視図、第4図は本考案の支柱の他
の実施例を示す繊維シートの平面図、第5図は第4図の
B−B断面図、第6図は第4図のシートを螺旋状に巻い
てつくられた支柱の斜視図、第7図は本考案の支柱の他
の一実施例を示す一部破断面斜視図である。 1……支柱、2……易燃性繊維シート、3……可燃性合
成樹脂。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】易燃性繊維からなるシートに、可燃性合成
    樹脂を含浸すると共に、端部が重なり合うように該シー
    トを螺旋状に巻いて螺旋状の段差を表面に有する細長い
    円筒体を形成し、該合成樹脂を硬化させたことを特徴と
    する農園芸用支柱。
JP1989077731U 1989-06-30 1989-06-30 農園芸用支柱 Expired - Lifetime JPH0737483Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0316842U JPH0316842U (ja) 1991-02-20
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ID=31620385

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57167834U (ja) * 1981-04-15 1982-10-22
JPS6427419A (en) * 1987-07-21 1989-01-30 Sekisui Jushi Kk Production of pole for agricultural and horticultural use

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JPH0316842U (ja) 1991-02-20

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