JPH0737273Y2 - 接続具の取付け構成体 - Google Patents

接続具の取付け構成体

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JPH0737273Y2
JPH0737273Y2 JP3757493U JP3757493U JPH0737273Y2 JP H0737273 Y2 JPH0737273 Y2 JP H0737273Y2 JP 3757493 U JP3757493 U JP 3757493U JP 3757493 U JP3757493 U JP 3757493U JP H0737273 Y2 JPH0737273 Y2 JP H0737273Y2
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JP3757493U
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恒助 高野
康一 新沢
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第一電装部品株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この考案はウェッジベースバルブ
や扁平ヒューズを接続具と共に耐熱性扁平ホルダを介し
て被取付部材に取着したものに関する。
【0002】
【従来の技術】ウェッジベースバルブを用いた小型灯と
しては従来例えば実公昭53−1825号公報記載のも
のが有った。この従来の技術はハウジングと、該ハウジ
ングの開口に位置するレンズと、ハウジングに取付けら
れたホルダと該ホルダに支持されたウェッジベースバル
ブとを備え、前記ホルダは導電金属板をU形に弯曲して
形成したホルダ本体と該本体と一体をなして前記U形と
は逆の方に延びるように形成した取付片とから成り、前
記ハウジングにはホルダ本体の嵌合凹部を形成すると共
に、その嵌合凹部の上下に中央片と左右の両側片とを間
隔をおいて対向突設し、前記ホルダ本体を前記ハウジン
グに形成した嵌合凹部にはめ込んでホルダ本体のU形部
を前記中央片と両側片との間に挾持させ、この状態でホ
ルダ本体の取付片を接続用導電板と共にハウジングに固
定したことを特徴とする自動車用の室内小型灯である。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】前記した従来の技術
は、室内灯ハウジングの一部に直接ウェッジベースバル
ブ部を形成し、接続具を挿着して室内灯としていたの
で、上記バルブ点灯に伴なう発熱で、バルブホルダが熱
変形してガタつきを生じたり、このガタつきを防ぐには
上記バルブホルダ部を大容積のハウジングと共に耐熱性
の樹脂で全体を成形すれば良いが、耐熱性樹脂は高価で
しかも成形し辛くコスト高になるという第1の問題点が
有る。
【0004】また上記バルブホルダとか接続具回り部材
は構造複雑でカシメなどの後加工が必要でしかも接続具
の自動挿着を初めとして自動配線による室内灯の自動組
立が著しく困難であったという問題点があった。
【0005】この考案は前記した各問題点を除去するた
めに、ウェッジベースバルブを比較的に小さい耐熱性ホ
ルダを介して比較的に大きい非耐熱性部材に取着するこ
とで、安価かつ確実な耐熱構造を確保すると共に、接続
具のホルダ取付けを初めとして上記ホルダの被取付部材
への実装を自動化することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記したこの考案の目的
は、弾性導電板をほぼU形に成形し一対の挟持片および
側縁の立上り基部を経て差込み接続片をそれぞれ一体的
に備えた2個の接続具をその挟持片の基部に形成した取
付孔で角筒枠状の絶縁基体の上下対向面に形成した対を
なす突起を介して前記対向面間にそれぞれ平行装着して
バルブホルダを構成し、このホルダを前記絶縁基体の平
面輪郭よりも僅かに大きい取着孔を形成した被取付体に
前記基体側片の係止突片により前記取着孔の縁辺で取着
することで達成できる。
【0007】
【作用】絶縁基体の係止突片の外面が被取付体の取着孔
の縁辺間に圧入する際、前記側片はその弾力に抗して側
片逃がし孔を狭くなる方向に押し寄せた後、係止突片が
取着孔の縁辺から外れることで前記側片が元に戻りパチ
ンと一発係止により、バルブホルダを被取付体にその取
着孔で容易に装着できる。そしてこの装着状態において
は被取付体に対する絶縁基体の上下方向の動きは一対の
係止突片の対向鉤縁がそれぞれ被取付体の上・下両面に
当接しているから規制され、ガタつくことがなく、また
絶縁基体の水平動きは被取付体の取着孔の周縁で規制さ
れガタつかない。
【0008】1つの接続具に1対の挟持片と差込み接続
片を有する差込み接続片とを一体形成することで、ウェ
ッジベースバルブを1対の挟持片できつく抱え込んで挟
持使用でき、差込み接続片にタブ端子やバスバーを直接
にきつく差込んで接続使用することができる。
【0009】そして接続具の取付構成体すなわちバルブ
ホルダは耐熱絶縁基体で囲まれているから、この基体を
介し2個の接続具を導電板や非耐熱絶縁板を問わず互換
性よく実装できる。
【0010】
【実施例】実施例について図面を参照して説明する。先
ずこの考案の基本構成は、接続具を取付けた絶縁ホルダ
を被取付部材に取着して使用する接続具の取付け構成体
を構成するに当り、66ナイロンのような耐熱性プラス
チックを図1のように凸字形角筒枠状に成形した絶縁基
体1 の左右両側片3 の上下に対をなす係止突片2,2 の例
えば2対計4個を同図1のように周知の3方開閉金型な
どで成形する。
【0011】なお必要に応じて基体1 の後面にも図4の
ように上下に対向する係止突片2,2を後面逃がし孔 2a
と共に形成し、基体後部を図4、図6のように被取付体
11の孔縁に弾力的に係止してもよい。そして前記絶縁基
体1 の上下の対向面 1a,1aに図3のように突起4,4 を
対向突設するとともに、燐青銅などで作った弾性導電板
を図1のようにほぼU形に成形し一対の挟持片5,5 およ
び側縁立上り基部 6aを経て形成した眼鏡状の差込み接
続片6 をそれぞれ一体的に備えた2個の接続具7,7 を前
記絶縁基体1 内に図3〜図5のよう挟着する。
【0012】すなわちこのときは前記挾持片5,5 をその
弾力に抗してすぼませながら対向面1a,1a間に入れつ
つ接続片6 の立上り基部 6aを基体側溝 6bに挿入し、
接続片基部に形成した取付孔8,8 内に前記対をなす突起
4,4 をパチンと弾力復帰で係入して前記接続具7,7 を基
体対向面 1a,1a間における両側にそれぞれ図3に示す
ように装着してバルブホルダ9 を構成する。なお上記接
続具7 として図1のように2条の打出しリブ 7a,7aを
突設したものを用いれば挾持弾力を強化できるし、放熱
も良くなる。
【0013】さらに前記絶縁基体1 の平面輪郭よりも僅
かに大きい取着孔10とこの取着孔に連設した補助孔10a
とを図6に示すように形成した被取付体11に、前記バル
ブホルダ9 を前記係止突片2,2 によりその斜面を利用す
るなどして被取付体11に前記取着孔10で同図6および前
記各図に示すように取着してこの考案による接続具の取
付構成体を構成する。なお係止突片2,2 のうちの上側の
突片を図8のように庇状の突片2 となすと共に、この突
片2 に対向した下の突片2 とで図9のように被取付体11
にバルブホルダ9 を取着してもよい。
【0014】次にその使用例を説明する。図1のような
周知のウェッジベースバルブ12をその基部でバルブホル
ダ9 内に図4の鎖線状態から同図実線および図3、図5
のように挿着するのであるが、このときには先ずバルブ
12のリード部12a,12aで接続具7 の挾持片5,5 間をこ
れら各片の弾力に抗して押し広げながらバルブ基部12b
がホルダ段縁 9aに当るまで挿入することでバルブ12を
ホルダ9 に前記各図のように挿着できる。
【0015】次いで図2、図7のように被取付体11の面
に沿わせて配設してあるバスバー13,13 をその折曲部13
a,13aで接続具7 の差込み接続片6,6 にキツク差し込
んで通電することでウェッジベースバルブ12を点灯させ
ることができる。なお上記ウェッジベースバルブ12の代
りに周知の扁平ヒューズを挿着してもよいが、このとき
にはバルブホルダ9 をヒューズホルダと読み代えるもの
とする。
【0016】
【考案の効果】この考案は以上説明したように構成した
ので、以下に記載の効果を奏する。弾性導電板をほぼU
形に成形し一対の挟持片5,5 および側縁立上り基部 6a
を経て形成した差込み接続片6 をそれぞれ一体的に備え
た2個の接続具7,7 をその挟持片5,5 の基部に形成した
取付孔8,8 で角筒枠状の絶縁基体1 の上下対向面に形成
した対をなす突起4,4 を介して前記対向面 1a,1a間に
それぞれ平行装着してバルブホルダ9 を構成し、このホ
ルダ9 を前記絶縁基体1 の平面輪郭よりも僅かに大きい
取着孔10を形成した被取付体11に前記基体側片3 の係止
突片2,2 により前記取着孔10の縁辺で取着することがで
きる。
【0017】したがって小容積のバルブホルダ9 だけを
高価な耐熱樹脂製とし、大形の被取付体11を安価な樹脂
製としてもランプ回りの耐熱要求を確保できるから、前
記従来技術のものよりも大幅なコストダウンが実現で
き、経済的であるという第1の効果が有る。
【0018】また特にこの考案の接続具の取付構成体
は、絶縁基体1 の係止突片2 の外面が被取付体11の取着
孔10の縁辺間に係止突片2 の斜面を利用するなどして圧
入する際、前記側片はその弾力に抗して側片逃がし孔 3
a,3aを狭くなる方向に押し寄せた後、係止突片2 が取
着孔10の縁辺から外れることで前記側片3 が元に戻りパ
チンと1発係止により、バルブホルダ9 を被取付体11に
その取着孔10で容易に自動装置できる。
【0019】そしてこの装置状態においては被取付体11
に対する絶縁基体1 の上下方向の動きは一対の係止突片
2 の対向鉤縁がそれぞれ被取付体11の上・下両面に当接
しているから規制され、ガタつくことがない。また絶縁
基体1 の水平動きは被取付体11の取着孔10の周縁で規制
されガタつかない。
【0020】バルブホルダ9 を構成する絶縁基体1 に形
成した係止突片2 は基体1 に対し動くことなく強固に一
体成形してあるので機械的に頑強であり、被取付体に実
装後は妄りに絶縁基体が動くことがない。
【0021】また接続具7,7 の組立済構成体は接続具7,
7 が絶縁基体1 で囲まれているから、この絶縁基体1 を
介し2個の接続具7,7 を導電板・絶縁板を問わず互換性
よく実装できるという第2の効果も有る。
【0022】また絶縁基体1 は比較的に小型であり、使
用樹脂量として僅かで済むので、高価な耐熱性プラスチ
ックで成形してもコスト的に充分採算がとれると共に、
比較的に大型の被取付用絶縁板には特に高価な耐熱性プ
ラスチックを用いないで済むので、結局全体的にコスト
安になるという第3の効果も有る。
【0023】そして特にこの考案ではウェッジベースバ
ルブや扁平ヒューズ等の多数を狭所に集中的に実装する
場合、接続具の2個を取着済の絶縁基体1 をその係止突
片2,2 で被取付体11の取着孔10に頗る簡単にしかも整然
と配置実装でき、高密度実装が可能であるという第4の
効果も有る。
【0024】さらにこの考案では、1つの接続具7 に1
対の挾持片5,5 と差込み接続部を有する差込み接続片6
とを一体形成したので、省スペース、省資源的でコスト
安に実施でき、しかもウェッジベースバルブ等を1対の
挾持片5,5 できつく抱え込んで挟持使用することができ
るとともに、差込み接続片6 にタブ端子やバスバーを直
接にきつく差込んで接続使用することができるので、前
記従来技術のものにおいて必要であったカシメ用工具等
が不要であり、したがって自動組立を実行でき、また自
動車のエンジンル―ムのような狭所や暗所においても容
易に接続作業が行なえるという第5の効果も有る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この考案装置の分解斜視図
【図2】この考案装置の切断平面図
【図3】図2のA−A線における断面図
【図4】図2のB−B線における断面図
【図5】図2のC−C線における断面図
【図6】この考案装置の使用例を示す斜視図
【図7】図2のD−D線における断面図
【図8】係止突片の他の例を示す要部の斜視図
【図9】同上の係止例を示す部分断面図
【符号の説明】
1 絶縁基体 1a 対向面 2 係止突片 3 側片 4 突起 5 挾持片 6 差込み接続片 7 接続具 8 取付け孔 9 バルブホルダ 10 取着孔 11 被取付体 12 ウェッジベースバルブ

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 接続具を取付けた絶縁ホルダを被取付部
    材に取着して使用するものにおいて、耐熱プラスチック
    でほぼ角筒枠状に成形した絶縁基体1 と、この絶縁基体
    1 の側片3 に突設した対をなす係止突片2,2 と、前記基
    体上下の対向面 1a,1aに突設した対をなす突起4,4
    と、弾性導電板をほぼU形に成形し一対の挟持片5,5 お
    よび側縁の立上り基部 6aを経て形成した差込み接続片
    6 をそれぞれ一体的に有する2個の接続具7,7 と、これ
    ら2個の接続具7,7 をその挟持片5,5 の基部に形成した
    取付孔8,8 で前記対をなす突起4,4 を介して前記対向面
    1a,1a間にそれぞれ平行装着したバルブホルダ9 と、
    前記絶縁基体1 の平面輪郭よりも僅かに大きい取着孔10
    を形成した被取付体11とからなり、前記バルブホルダ9
    を前記係止突片2,2 により被取付体11にその取着孔10の
    縁辺で取着してなる接続具の取付け構成体。
  2. 【請求項2】 接続具7 に縦の打出しリブ 7aを形成し
    てなる請求項1記載の接続具の取付け構成体。
JP3757493U 1993-06-16 1993-06-16 接続具の取付け構成体 Expired - Lifetime JPH0737273Y2 (ja)

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JPH075286U JPH075286U (ja) 1995-01-24
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