JPH0737104B2 - 鉄乃至鋼箔を用いた可撓性包装材料 - Google Patents
鉄乃至鋼箔を用いた可撓性包装材料Info
- Publication number
- JPH0737104B2 JPH0737104B2 JP3135234A JP13523491A JPH0737104B2 JP H0737104 B2 JPH0737104 B2 JP H0737104B2 JP 3135234 A JP3135234 A JP 3135234A JP 13523491 A JP13523491 A JP 13523491A JP H0737104 B2 JPH0737104 B2 JP H0737104B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- layer
- iron
- thickness
- foil
- organic resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Wrappers (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
- Packages (AREA)
- Physical Vapour Deposition (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は鉄乃至鋼の箔を用いた可
撓性包装材料に関するもので、より詳細には、優れた耐
腐食性、保存性、外観的特性及び安全性の組合せを有す
る可撓性包装材料に関する。
撓性包装材料に関するもので、より詳細には、優れた耐
腐食性、保存性、外観的特性及び安全性の組合せを有す
る可撓性包装材料に関する。
【0002】
【従来の技術】容器や蓋に用いる包装材料としては各種
の金属、プラスチック、紙、ガラス或いはセラミック等
の各種素材或いはこれらの2種以上の複合材料が使用さ
れているが、酸素、炭酸ガス、水蒸気等のガスに対する
遮断性(バリヤー性)と機械的強度等の組合せの点で
は、金属素材が最も適している。しかしながら、金属缶
や金属蓋等では焼却等による廃棄処理が困難なことか
ら、所謂缶公害の問題があり、より廃棄処理の容易な包
装材料として、金属箔と樹脂フィルムとから成る積層体
が、密封容器や密封蓋との分野に広く使用されるに至っ
ている。市販されている容器或いは蓋用の積層体は殆ん
ど全て、アルミ箔を基体とするものであるが、アルミ箔
は外観的特性や可撓性等には優れているとしても、その
表面が有機樹脂で被覆されている状態においても、食塩
等の塩類を比較的高濃度で含む内容物や有機酸類を含有
する内容物により、孔食等の腐食や、被覆層の剥離等の
トラブルを生じ、内容物の漏洩や保存性低下といった欠
陥を生じる。金属箔としては、鉄箔、鋼箔、ブリキ箔等
の鉄又は鋼を基体とするものも既に知られている。
の金属、プラスチック、紙、ガラス或いはセラミック等
の各種素材或いはこれらの2種以上の複合材料が使用さ
れているが、酸素、炭酸ガス、水蒸気等のガスに対する
遮断性(バリヤー性)と機械的強度等の組合せの点で
は、金属素材が最も適している。しかしながら、金属缶
や金属蓋等では焼却等による廃棄処理が困難なことか
ら、所謂缶公害の問題があり、より廃棄処理の容易な包
装材料として、金属箔と樹脂フィルムとから成る積層体
が、密封容器や密封蓋との分野に広く使用されるに至っ
ている。市販されている容器或いは蓋用の積層体は殆ん
ど全て、アルミ箔を基体とするものであるが、アルミ箔
は外観的特性や可撓性等には優れているとしても、その
表面が有機樹脂で被覆されている状態においても、食塩
等の塩類を比較的高濃度で含む内容物や有機酸類を含有
する内容物により、孔食等の腐食や、被覆層の剥離等の
トラブルを生じ、内容物の漏洩や保存性低下といった欠
陥を生じる。金属箔としては、鉄箔、鋼箔、ブリキ箔等
の鉄又は鋼を基体とするものも既に知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする問題点】しかしながら、鉄又
は鋼を基体とする箔を、食品類の包装材料として使用す
る場合には、未だ解決しなければならない多くの問題が
ある。即ち、鉄乃至鋼は非常に錆を発生し易い金属であ
り、包装体の製造工程や保存中に錆を発生してその外観
的特性や商品価値を著しく減じ易い。また、鉄の溶出や
錆の混入は、内容品の香味(フレーバー)保持性を著し
く低下させる。
は鋼を基体とする箔を、食品類の包装材料として使用す
る場合には、未だ解決しなければならない多くの問題が
ある。即ち、鉄乃至鋼は非常に錆を発生し易い金属であ
り、包装体の製造工程や保存中に錆を発生してその外観
的特性や商品価値を著しく減じ易い。また、鉄の溶出や
錆の混入は、内容品の香味(フレーバー)保持性を著し
く低下させる。
【0004】更に、鉄乃至鋼箔は鋼板と比べ厚みが著し
く薄いため、絞り加工性、成形性が悪く、絞り加工時に
シワが発生したり、箔が切断して容器が成形できない等
の問題がある。この欠点は、鉄乃至鋼箔の耐食性や耐錆
性を向上させる目的で比較的厚みの厚い有機樹脂被覆を
施すとより顕著になる。更に最も重大な問題は、鉄箔乃
至鋼箔はアルミ箔に比して剛性が大であり、しかもその
厚みが一般に鋭利な刃先のそれに相当するから、この箔
のカットエッジに指先等が触れると、容易に切傷が入る
という問題がある。更にまた、鉄箔表面等の被覆保護に
万全の注意を行っても、露出したカットエッジから容易
に錆が発生するという問題がある。
く薄いため、絞り加工性、成形性が悪く、絞り加工時に
シワが発生したり、箔が切断して容器が成形できない等
の問題がある。この欠点は、鉄乃至鋼箔の耐食性や耐錆
性を向上させる目的で比較的厚みの厚い有機樹脂被覆を
施すとより顕著になる。更に最も重大な問題は、鉄箔乃
至鋼箔はアルミ箔に比して剛性が大であり、しかもその
厚みが一般に鋭利な刃先のそれに相当するから、この箔
のカットエッジに指先等が触れると、容易に切傷が入る
という問題がある。更にまた、鉄箔表面等の被覆保護に
万全の注意を行っても、露出したカットエッジから容易
に錆が発生するという問題がある。
【0005】従って、本発明の目的は、鉄箔乃至鋼箔を
包装材料に使用する場合に生ずる前記欠点を解消するに
ある。本発明の他の目的は、耐腐食性、保存性、外観的
特性及び安全性の組合せに優れた、鉄乃至鋼の箔を用い
た可撓性包装材料を提供するにある。本発明の更に他の
目的は、食品類を充填する密封用容器或いは蓋としての
用途に有用な包装材料を提供するにある。
包装材料に使用する場合に生ずる前記欠点を解消するに
ある。本発明の他の目的は、耐腐食性、保存性、外観的
特性及び安全性の組合せに優れた、鉄乃至鋼の箔を用い
た可撓性包装材料を提供するにある。本発明の更に他の
目的は、食品類を充填する密封用容器或いは蓋としての
用途に有用な包装材料を提供するにある。
【0006】
【問題点を解決するための手段】本発明によれば、鉄乃
至鋼から成る厚みが5μm以上100μm未満の箔基
体、箔基体上に設けられた金属メッキ層或いは更にクロ
メート層から成る表面処理層、該表面処理層を介して設
けられた外面有機樹脂被膜及び内面有機樹脂被膜から成
る積層体で構成され、該積層体の外面有機樹脂被膜は、
加工性の向上作用を有し、腐食成分に対して遮断作用を
有し且つ隠蔽作用を有するに十分な金属を蒸着した金属
蒸着樹脂フィルムであり、内面有機樹脂被膜は内面保護
樹脂層またはヒートシール性内面材層から成り、且つ箔
基体上の有機樹脂被膜は全体として15乃至200μm
の厚みを有することを特徴とする可撓性包装材料が提供
される。
至鋼から成る厚みが5μm以上100μm未満の箔基
体、箔基体上に設けられた金属メッキ層或いは更にクロ
メート層から成る表面処理層、該表面処理層を介して設
けられた外面有機樹脂被膜及び内面有機樹脂被膜から成
る積層体で構成され、該積層体の外面有機樹脂被膜は、
加工性の向上作用を有し、腐食成分に対して遮断作用を
有し且つ隠蔽作用を有するに十分な金属を蒸着した金属
蒸着樹脂フィルムであり、内面有機樹脂被膜は内面保護
樹脂層またはヒートシール性内面材層から成り、且つ箔
基体上の有機樹脂被膜は全体として15乃至200μm
の厚みを有することを特徴とする可撓性包装材料が提供
される。
【0007】
【作用】図1は、本発明の包装材料の基本的なものの断
面構造を示すものであり、上方が外表面側及び下方が内
表面側(内容物と接する側)として示されている(以下
の図面においても同様である)。この包装材料は、厚み
が5μm以上120μm未満の鉄又は鋼箔1と、その内
表面側に施された金属メッキ層或いは更にクロメート層
から成る表面処理層2aと、該表面処理層2aに対して
必要により接着剤層3aを介して設けられた内面有機樹
脂被膜4とを有している。この具体例においては、鉄又
は鋼箔1の外表面側には同様に表面処理層2bが設けら
れ、この上に必要により接着剤層3bを介して金属蒸着
樹脂フィルムの外面有機樹脂被膜5が設けられている。
面構造を示すものであり、上方が外表面側及び下方が内
表面側(内容物と接する側)として示されている(以下
の図面においても同様である)。この包装材料は、厚み
が5μm以上120μm未満の鉄又は鋼箔1と、その内
表面側に施された金属メッキ層或いは更にクロメート層
から成る表面処理層2aと、該表面処理層2aに対して
必要により接着剤層3aを介して設けられた内面有機樹
脂被膜4とを有している。この具体例においては、鉄又
は鋼箔1の外表面側には同様に表面処理層2bが設けら
れ、この上に必要により接着剤層3bを介して金属蒸着
樹脂フィルムの外面有機樹脂被膜5が設けられている。
【0008】本発明において、鉄又は鋼箔を使用するの
は、このものがアルミ箔に比して、食塩類を含有する内
容物に対して孔食速度が著しく小さいという理由による
ものであり、これにより包装材料の耐食性や、ガスバリ
ヤー性を顕著に向上せしめ得る。また、鉄又は鋼箔はア
ルミ箔に比して約2.5倍のヤング率を有し、比較的薄
い厚みで十分な強度や形態保持性を得ることができる。
更に、鉄又は鋼箔はアルミ箔に比して比較的安価に入手
でき、包装材料のコストを低減させることもできる。
は、このものがアルミ箔に比して、食塩類を含有する内
容物に対して孔食速度が著しく小さいという理由による
ものであり、これにより包装材料の耐食性や、ガスバリ
ヤー性を顕著に向上せしめ得る。また、鉄又は鋼箔はア
ルミ箔に比して約2.5倍のヤング率を有し、比較的薄
い厚みで十分な強度や形態保持性を得ることができる。
更に、鉄又は鋼箔はアルミ箔に比して比較的安価に入手
でき、包装材料のコストを低減させることもできる。
【0009】この鉄又は鋼箔は、5μm以上120μm
未満の厚みを有することも重要である。厚さが上記範囲
未満では、ピンホール等の欠点のない箔を得ることが困
難であり、各種ガス、水蒸気等に対する十分なバリヤー
性を得ることが困難である。また、上記範囲を越える
と、最終容器または蓋が剛直になりすぎて、廃棄処理が
困難となったり、或いは後述するカットエッジカバーの
点で問題を生じたりする傾向がある。
未満の厚みを有することも重要である。厚さが上記範囲
未満では、ピンホール等の欠点のない箔を得ることが困
難であり、各種ガス、水蒸気等に対する十分なバリヤー
性を得ることが困難である。また、上記範囲を越える
と、最終容器または蓋が剛直になりすぎて、廃棄処理が
困難となったり、或いは後述するカットエッジカバーの
点で問題を生じたりする傾向がある。
【0010】本発明においては、この鉄又は鋼箔1に対
して、金属メッキ層或いは更にその上にクロメート層か
ら成る表面処理層を設けることが、耐腐食性及び有機樹
脂被膜の密着性の点から極めて重要である。有機樹脂被
膜は、内容物と鉄又は鋼箔との直接的な接触を防止する
上では有効であるとしても、該樹脂被膜は腐食性の強い
内容物中に含まれる有機酸等からの水素イオンをかなり
透過しやすく、また塩類に含まれるクロライドイオン等
のアニオンも若干ながら透過するという性質を有してい
る。このため、有機樹脂被膜と箔との界面では被膜の剥
離が生じ易く、一旦このような剥離が生じると、この部
分では錆の発生、鉄溶出、孔食等の腐食が容易に進行す
るようになる。
して、金属メッキ層或いは更にその上にクロメート層か
ら成る表面処理層を設けることが、耐腐食性及び有機樹
脂被膜の密着性の点から極めて重要である。有機樹脂被
膜は、内容物と鉄又は鋼箔との直接的な接触を防止する
上では有効であるとしても、該樹脂被膜は腐食性の強い
内容物中に含まれる有機酸等からの水素イオンをかなり
透過しやすく、また塩類に含まれるクロライドイオン等
のアニオンも若干ながら透過するという性質を有してい
る。このため、有機樹脂被膜と箔との界面では被膜の剥
離が生じ易く、一旦このような剥離が生じると、この部
分では錆の発生、鉄溶出、孔食等の腐食が容易に進行す
るようになる。
【0011】本発明によれば、鉄又は鋼箔上に金属メッ
キ層或いは更にクロメート層から成る表面処理層を設け
ることにより、この金属メッキ層が前述した腐食成分に
対してバリヤー層として作用し、更に有機樹脂被膜層と
の密着性を高めるように作用する。この際金属メッキ層
上にクロメート層を設ける場合には、有機樹脂被膜との
密着性が一層向上する。
キ層或いは更にクロメート層から成る表面処理層を設け
ることにより、この金属メッキ層が前述した腐食成分に
対してバリヤー層として作用し、更に有機樹脂被膜層と
の密着性を高めるように作用する。この際金属メッキ層
上にクロメート層を設ける場合には、有機樹脂被膜との
密着性が一層向上する。
【0012】金属メッキ層としては、鉄よりも軟質でし
かも鉄に対して防食効果を示す金属、例えばNi,S
n,Zn,Al等の金属が有利に使用される。これらの
金属から成るメッキ層は、防食効果に優れているのみな
らず、鉄又は鋼箔を切断する際、このメッキ層金属がカ
ットエッジ部に流動して、カットエッジ部を保護し、カ
ットエッジ部からの錆の発生を抑制するという予想外且
つ新規な作用効果を示す。このメッキ層を備えた鉄又は
鋼箔のカットエッジ部にメッキ層金属が流動して存在す
るという事実は、このカットエッジ部をX−線マイクロ
アナライザーで観察したとき、メッキ層金属が存在する
ことにより確認される。
かも鉄に対して防食効果を示す金属、例えばNi,S
n,Zn,Al等の金属が有利に使用される。これらの
金属から成るメッキ層は、防食効果に優れているのみな
らず、鉄又は鋼箔を切断する際、このメッキ層金属がカ
ットエッジ部に流動して、カットエッジ部を保護し、カ
ットエッジ部からの錆の発生を抑制するという予想外且
つ新規な作用効果を示す。このメッキ層を備えた鉄又は
鋼箔のカットエッジ部にメッキ層金属が流動して存在す
るという事実は、このカットエッジ部をX−線マイクロ
アナライザーで観察したとき、メッキ層金属が存在する
ことにより確認される。
【0013】本発明において、上述した表面処理鉄乃至
鋼箔の上に、有機樹脂被膜を設けるが、この場合外面有
機樹脂被膜として、加工性の向上作用を有し、腐食性成
分に対して遮断作用を有し且つ隠蔽作用を有する金属を
蒸着した樹脂フィルムを用いることも重要である。即
ち、上述した金属蒸着フィルムを用いることにより鉄乃
至鋼箔の加工性が向上する。例えば、前述した様に鉄乃
至鋼箔は、厚み効果により鋼板より著しく絞り加工性、
成形性等に劣っている。これは、絞り加工時にシワが発
生するためでありシワ発生防止のために、シワ押え力を
上げても有機被膜を介してでは、箔面までシワ押え力が
十分伝わらないことが原因である。又、シワ押え力を上
げ過ぎれば、鉄乃至鋼箔は強度が小さいため破断して容
器成形ができないことになる。
鋼箔の上に、有機樹脂被膜を設けるが、この場合外面有
機樹脂被膜として、加工性の向上作用を有し、腐食性成
分に対して遮断作用を有し且つ隠蔽作用を有する金属を
蒸着した樹脂フィルムを用いることも重要である。即
ち、上述した金属蒸着フィルムを用いることにより鉄乃
至鋼箔の加工性が向上する。例えば、前述した様に鉄乃
至鋼箔は、厚み効果により鋼板より著しく絞り加工性、
成形性等に劣っている。これは、絞り加工時にシワが発
生するためでありシワ発生防止のために、シワ押え力を
上げても有機被膜を介してでは、箔面までシワ押え力が
十分伝わらないことが原因である。又、シワ押え力を上
げ過ぎれば、鉄乃至鋼箔は強度が小さいため破断して容
器成形ができないことになる。
【0014】外面有機樹脂フィルムに蒸着された金属
は、外面有機樹脂被膜自体を硬くするため、シワ押え力
が箔まで効率よく伝わることにより、シワのない絞り容
器を成形できると考えられる。更に、前述した金属蒸着
フィルムを用いることにより、腐食性成分の鉄又は鋼箔
の腐食傾向が著しく抑制され、例えば水素発生が著しく
抑制されて容器としてのシェルフライフがかなり延長さ
れると共に、長期保存中に鉄又は鋼箔に錆が発生した場
合にもこの錆が隠蔽されて外観的特性が長期にわたって
良好に維持され、商品価値を高めることができる。
は、外面有機樹脂被膜自体を硬くするため、シワ押え力
が箔まで効率よく伝わることにより、シワのない絞り容
器を成形できると考えられる。更に、前述した金属蒸着
フィルムを用いることにより、腐食性成分の鉄又は鋼箔
の腐食傾向が著しく抑制され、例えば水素発生が著しく
抑制されて容器としてのシェルフライフがかなり延長さ
れると共に、長期保存中に鉄又は鋼箔に錆が発生した場
合にもこの錆が隠蔽されて外観的特性が長期にわたって
良好に維持され、商品価値を高めることができる。
【0015】本発明においては、更に外面または内面有
機樹脂被膜層の全体としての厚みが15乃至200μ
m、特に20乃至180μm、更に好ましくは30乃至
160μmとすることも加工性及び成形性安全性の点で
極めて重要である。鉄乃至鋼箔ではそのカットエッジが
鋭利な刃物となり、これに触れると指等の損傷を容易に
生ずることは既に指摘した通りであるが、本発明によれ
ば前述した厚みの樹脂被膜層を設けることにより、上述
した危険性が完全に解消され、鉄乃至鋼箔を用いた包装
材料の安全性を確立することが可能となったものであ
る。即ち、この厚みが上記範囲未満では、カットエッジ
による危険性を解消することが困難であり、一方上記範
囲を越えると、容器や蓋への成形性や加工性が低下する
ようになる。
機樹脂被膜層の全体としての厚みが15乃至200μ
m、特に20乃至180μm、更に好ましくは30乃至
160μmとすることも加工性及び成形性安全性の点で
極めて重要である。鉄乃至鋼箔ではそのカットエッジが
鋭利な刃物となり、これに触れると指等の損傷を容易に
生ずることは既に指摘した通りであるが、本発明によれ
ば前述した厚みの樹脂被膜層を設けることにより、上述
した危険性が完全に解消され、鉄乃至鋼箔を用いた包装
材料の安全性を確立することが可能となったものであ
る。即ち、この厚みが上記範囲未満では、カットエッジ
による危険性を解消することが困難であり、一方上記範
囲を越えると、容器や蓋への成形性や加工性が低下する
ようになる。
【0016】
【発明の好適態様】積層構成 本発明の包装材料は、前述した制限を満足する範囲内
で、図1に示す断面構造以外に種々の積層構成をとるこ
とができる。鉄又は鋼箔1の厚みの好適な範囲は用途に
よっても相違するが、例えばテープタブ(蓋用開封片)
の場合には10乃至40μm、パウチ製品の場合には5
乃至30μm、絞り成形容器の場合には30μm以上1
00μm未満、ヒートシール蓋の場合には10μm以上
120μm未満の範囲が適当であるが、本発明は勿論例
示した用途に限定されない。
で、図1に示す断面構造以外に種々の積層構成をとるこ
とができる。鉄又は鋼箔1の厚みの好適な範囲は用途に
よっても相違するが、例えばテープタブ(蓋用開封片)
の場合には10乃至40μm、パウチ製品の場合には5
乃至30μm、絞り成形容器の場合には30μm以上1
00μm未満、ヒートシール蓋の場合には10μm以上
120μm未満の範囲が適当であるが、本発明は勿論例
示した用途に限定されない。
【0017】また、金属メッキ層は、一般に硬さがビッ
カース硬度Hv500以下、より好ましくはHv400
以下の金属が0.1乃至15g/m2 、特に0.2乃至
12g/m2 の被覆量で存在するのがよい。即ち、硬さ
が上記範囲を越える金属では、鉄乃至鋼箔を切断する際
めっき層金属がカットエッジ部に流動せず、カットエッ
ジ部の錆発生防止効果は得られない。又金属メッキ被覆
量が、上記範囲未満では腐食成分の遮断効果乃至は防食
効果が不満足であり、特にカットエッジの錆発生防止効
果が得られない。また、メッキ層を上記範囲を越えて設
けることは、経済的に不利であり、鉄又は鋼箔を用いる
ことの利点が相殺される。
カース硬度Hv500以下、より好ましくはHv400
以下の金属が0.1乃至15g/m2 、特に0.2乃至
12g/m2 の被覆量で存在するのがよい。即ち、硬さ
が上記範囲を越える金属では、鉄乃至鋼箔を切断する際
めっき層金属がカットエッジ部に流動せず、カットエッ
ジ部の錆発生防止効果は得られない。又金属メッキ被覆
量が、上記範囲未満では腐食成分の遮断効果乃至は防食
効果が不満足であり、特にカットエッジの錆発生防止効
果が得られない。また、メッキ層を上記範囲を越えて設
けることは、経済的に不利であり、鉄又は鋼箔を用いる
ことの利点が相殺される。
【0018】腐食成分の遮蔽効果に特に優れているのは
ニッケルメッキ層であり、また入手が容易なメッキ鉄乃
至鋼箔として錫メッキ箔、即ちブリキ箔を挙げることが
できる。このブリキ箔では、錫の被覆量が比較的小さい
範囲、例えば0.5乃至10g/m2 の範囲でも十分な
耐食性と有機被膜の密着性が得られ、この場合、錫層は
金属錫層として存在しても良いが、樹脂密着性の点で
は、Sn/Fe金属原子比が2乃至1の範囲内にある錫
−鉄合金層の形で存在することが好ましい。
ニッケルメッキ層であり、また入手が容易なメッキ鉄乃
至鋼箔として錫メッキ箔、即ちブリキ箔を挙げることが
できる。このブリキ箔では、錫の被覆量が比較的小さい
範囲、例えば0.5乃至10g/m2 の範囲でも十分な
耐食性と有機被膜の密着性が得られ、この場合、錫層は
金属錫層として存在しても良いが、樹脂密着性の点で
は、Sn/Fe金属原子比が2乃至1の範囲内にある錫
−鉄合金層の形で存在することが好ましい。
【0019】クロメート層としては、Crとしての被覆
量が1乃至50mg/m2 、特に3乃至35mg/m2
の範囲内にある水和クロム酸化物を主体とするクロム酸
化物層が挙げられる。このクロメート層は、前述したメ
ッキ層上にそれ自体公知の化成処理及び/又は化学処理
により形成できる。
量が1乃至50mg/m2 、特に3乃至35mg/m2
の範囲内にある水和クロム酸化物を主体とするクロム酸
化物層が挙げられる。このクロメート層は、前述したメ
ッキ層上にそれ自体公知の化成処理及び/又は化学処理
により形成できる。
【0020】本発明において、カットエッジ部での錆の
発生が問題とならない用途、例えば端部をカール加工し
た絞り成形容器等の場合には、メッキ層が金属クロム層
で、しかもその上にクロメート層を有するテイン・フリ
ー・スチール鋼箔であってもよい。この金属クロム層は
0.03乃至0.5g/m2 、特に0.05乃至0.3
g/m2 の被覆量で存在するのがよい。
発生が問題とならない用途、例えば端部をカール加工し
た絞り成形容器等の場合には、メッキ層が金属クロム層
で、しかもその上にクロメート層を有するテイン・フリ
ー・スチール鋼箔であってもよい。この金属クロム層は
0.03乃至0.5g/m2 、特に0.05乃至0.3
g/m2 の被覆量で存在するのがよい。
【0021】更に、金属メッキ層は、単一の金属層から
成る場合のみに限られず、種類の異なる複数種の金属層
から成ることもできる。例えば、下地メッキ層がニッケ
ル等の前述した軟質金属層で、上地メッキ層が電解クロ
ム酸処理により形成されたクロム金属層であって、その
上に更にクロム酸化物層を有するものであってよい。
成る場合のみに限られず、種類の異なる複数種の金属層
から成ることもできる。例えば、下地メッキ層がニッケ
ル等の前述した軟質金属層で、上地メッキ層が電解クロ
ム酸処理により形成されたクロム金属層であって、その
上に更にクロム酸化物層を有するものであってよい。
【0022】金属蒸着層としては、金属アルミの蒸着層
が好適であり、この蒸着層はポリエチレンテレフタレー
ト或いはキャスティング法ポリプロピレン等のフィルム
表面に0.01乃至0.2μm、特に0.03乃至0.
1μmで設けたものが有利に使用される。このアルミ蒸
着フィルム層を設けたものでは、特に金属光沢がありし
かも保存性(シェルフライフ)に優れた包装材料とな
る。
が好適であり、この蒸着層はポリエチレンテレフタレー
ト或いはキャスティング法ポリプロピレン等のフィルム
表面に0.01乃至0.2μm、特に0.03乃至0.
1μmで設けたものが有利に使用される。このアルミ蒸
着フィルム層を設けたものでは、特に金属光沢がありし
かも保存性(シェルフライフ)に優れた包装材料とな
る。
【0023】図2は、易開封性容器蓋のテープタブ(引
剥し用開封片)の用途に好適に使用される積層体を示す
もので、鉄箔1の両表面に、鉄箔側から順に、ニッケル
メッキ層、金属クロム層及びクロム酸化物層(含水クロ
ム酸化物層)から成る表面処理層2a及び2bが設けら
れている。内表面側には、この表面処理層2aを介し
て、内面有機樹脂被膜4として塩化ビニル樹脂オルガノ
ゾル塗料のような内面保護樹脂層4が設けられる。一
方、外面有機樹脂被膜5である外面保護樹脂被覆5は、
金属アルミ蒸着層6を備えたポリエステルフィルム(二
軸延伸熱固定ポリエチレンテレフタレートフィルム)7
aと、印刷インキ層8を備えたポリエステルフィルム7
bとから成っており、蒸着層6とインキ層8とが対面す
るように接着剤3cを介して重ね合され、蒸着層6が内
側及びインキ層8が外側となる位置関係で、接着剤層3
bを介して鉄箔上の表面処理層2bに接合される。
剥し用開封片)の用途に好適に使用される積層体を示す
もので、鉄箔1の両表面に、鉄箔側から順に、ニッケル
メッキ層、金属クロム層及びクロム酸化物層(含水クロ
ム酸化物層)から成る表面処理層2a及び2bが設けら
れている。内表面側には、この表面処理層2aを介し
て、内面有機樹脂被膜4として塩化ビニル樹脂オルガノ
ゾル塗料のような内面保護樹脂層4が設けられる。一
方、外面有機樹脂被膜5である外面保護樹脂被覆5は、
金属アルミ蒸着層6を備えたポリエステルフィルム(二
軸延伸熱固定ポリエチレンテレフタレートフィルム)7
aと、印刷インキ層8を備えたポリエステルフィルム7
bとから成っており、蒸着層6とインキ層8とが対面す
るように接着剤3cを介して重ね合され、蒸着層6が内
側及びインキ層8が外側となる位置関係で、接着剤層3
bを介して鉄箔上の表面処理層2bに接合される。
【0024】この積層構造のテープタブは、両表面にニ
ッケルメッキ層が位置することに関連して、メッキ層金
属の流動によりカットエッジの錆発生防止がほぼ完全で
あり、しかも両面に金属クロム層及びクロム酸化物層が
設けられていることから、耐腐食性と有機被膜密着性と
の組合せに特に優れている。また、厚い樹脂フィルム層
で覆われているため、カットエッジの安全性も高く、更
に蒸着層とインキ層との存在により、外観特性や商品価
値を永続的に保ち得る。
ッケルメッキ層が位置することに関連して、メッキ層金
属の流動によりカットエッジの錆発生防止がほぼ完全で
あり、しかも両面に金属クロム層及びクロム酸化物層が
設けられていることから、耐腐食性と有機被膜密着性と
の組合せに特に優れている。また、厚い樹脂フィルム層
で覆われているため、カットエッジの安全性も高く、更
に蒸着層とインキ層との存在により、外観特性や商品価
値を永続的に保ち得る。
【0025】図3は、レトルトパウチ、即ち殺菌用密封
包装袋の製造に好適に使用される積層体を示すもので、
図2の場合と同様に、鉄箔1の両表面に、ニッケルメッ
キ層、金属クロム層及びクロム酸化物層から成る表面処
理層2a,2bが設けられる。内面保護の目的とヒート
シール性付与の目的で、内表面側にはポリエチレン、ポ
リプロピレン等から成るヒートシール性内面材層4が接
着剤層3aを介して設けられ、外表面側には、金属アル
ミの蒸着層6を備えた樹脂フィルム7が、蒸着層6が内
側となる位置関係で接着剤層3bを介して貼り合わされ
る。フィルム7の外表面には印刷インキ層8が設けられ
る。この積層体も図2に示したものと同様な利点を有す
る他に、鉄箔を用いていることに関連して、引裂きによ
る開封性に優れているという利点がある。
包装袋の製造に好適に使用される積層体を示すもので、
図2の場合と同様に、鉄箔1の両表面に、ニッケルメッ
キ層、金属クロム層及びクロム酸化物層から成る表面処
理層2a,2bが設けられる。内面保護の目的とヒート
シール性付与の目的で、内表面側にはポリエチレン、ポ
リプロピレン等から成るヒートシール性内面材層4が接
着剤層3aを介して設けられ、外表面側には、金属アル
ミの蒸着層6を備えた樹脂フィルム7が、蒸着層6が内
側となる位置関係で接着剤層3bを介して貼り合わされ
る。フィルム7の外表面には印刷インキ層8が設けられ
る。この積層体も図2に示したものと同様な利点を有す
る他に、鉄箔を用いていることに関連して、引裂きによ
る開封性に優れているという利点がある。
【0026】素材 本発明に用いる各種素材について更に詳細に説明する。
箔基体としては、柔軟性が要求される場合には鉄箔を、
また形態保持に必要な或る程度の剛性や機械的強度が要
求される用途には、鋼箔が使用される。
箔基体としては、柔軟性が要求される場合には鉄箔を、
また形態保持に必要な或る程度の剛性や機械的強度が要
求される用途には、鋼箔が使用される。
【0027】鉄箔としては、塩化第1鉄、硫酸第1鉄等
を主体とする電解液から陰極としての金属基体表面上に
電着させ、形成される膜を基体表面から剥離することに
より得られるものであって、純度が極めて高く(Fe
99.97%以上)、また耐食性にも優れており、鋼箔
に比して柔かい性質を有している。また、鋼箔では結晶
粒が圧延方向に長く伸ばされた組織を有するのに対して
鉄箔では厚み方向に結晶が成長した柱状晶組織を有す
る。
を主体とする電解液から陰極としての金属基体表面上に
電着させ、形成される膜を基体表面から剥離することに
より得られるものであって、純度が極めて高く(Fe
99.97%以上)、また耐食性にも優れており、鋼箔
に比して柔かい性質を有している。また、鋼箔では結晶
粒が圧延方向に長く伸ばされた組織を有するのに対して
鉄箔では厚み方向に結晶が成長した柱状晶組織を有す
る。
【0028】鋼箔としては、軟質のもの(ductile)も、
硬質のもの(full hard)も使用される。前者のタイプの
ものは、冷圧延鋼板を焼鈍後、二次冷間圧延し、再度焼
鈍し、必要により、亜鉛メッキ、錫メッキ、ニッケルメ
ッキ、電解クロム酸処理、クロム酸処理の後処理の1種
又は2種以上を行うことにより得られる。後者のタイプ
のものは、冷圧延鋼板を焼鈍後二次冷間圧延し、必要に
より、亜鉛メッキ、錫メッキ、ニッケルメッキ、電解ク
ロム酸処理、クロム酸処理等の後処理を行うことにより
得られる。金属メッキ層を備えたフルハード型のものは
また、冷圧延鋼板を焼鈍した後、テンパー処理し、これ
に金属メッキを施した後、2次冷間圧延することによっ
ても製造される。
硬質のもの(full hard)も使用される。前者のタイプの
ものは、冷圧延鋼板を焼鈍後、二次冷間圧延し、再度焼
鈍し、必要により、亜鉛メッキ、錫メッキ、ニッケルメ
ッキ、電解クロム酸処理、クロム酸処理の後処理の1種
又は2種以上を行うことにより得られる。後者のタイプ
のものは、冷圧延鋼板を焼鈍後二次冷間圧延し、必要に
より、亜鉛メッキ、錫メッキ、ニッケルメッキ、電解ク
ロム酸処理、クロム酸処理等の後処理を行うことにより
得られる。金属メッキ層を備えたフルハード型のものは
また、冷圧延鋼板を焼鈍した後、テンパー処理し、これ
に金属メッキを施した後、2次冷間圧延することによっ
ても製造される。
【0029】軟質鋼箔、硬質鋼箔及び鉄箔の機械的性質
の一例を示すと次の通りである。抗張力と伸びは、一般
的には軟質鋼箔ではそれぞれ30〜50kg/mm2 ,
15〜35%、硬質鋼箔ではそれぞれ40〜60kg/
mm2 ,1〜15%、鉄箔ではそれぞれ30〜50kg
/mm2 ,2〜10%の範囲にある。
の一例を示すと次の通りである。抗張力と伸びは、一般
的には軟質鋼箔ではそれぞれ30〜50kg/mm2 ,
15〜35%、硬質鋼箔ではそれぞれ40〜60kg/
mm2 ,1〜15%、鉄箔ではそれぞれ30〜50kg
/mm2 ,2〜10%の範囲にある。
【0030】有機樹脂被膜としては、熱可塑性樹脂、熱
硬化性樹脂或いはこれらの組合せが使用され、これらは
予じめ形成されたフィルムの形で、或いは塗料の形で施
こすことができる。このような樹脂の適当な例は、これ
に限定されないが次の通りである。 (a) ポリオレフィン類;ポリプロピレン,ポリエチ
レン,ポリブテン−1,プロピレン−エチレン共重合
体,プロピレン−ブテン−1共重合体,エチレン−酢酸
ビニル共重合体,イオン架橋オレフィン共重合体(アイ
オノマー)。
硬化性樹脂或いはこれらの組合せが使用され、これらは
予じめ形成されたフィルムの形で、或いは塗料の形で施
こすことができる。このような樹脂の適当な例は、これ
に限定されないが次の通りである。 (a) ポリオレフィン類;ポリプロピレン,ポリエチ
レン,ポリブテン−1,プロピレン−エチレン共重合
体,プロピレン−ブテン−1共重合体,エチレン−酢酸
ビニル共重合体,イオン架橋オレフィン共重合体(アイ
オノマー)。
【0031】(b) ポリアミド類;特に一般式
【0032】
【化1】
【0033】式中nは3乃至13の数、mは4乃至11
の数である、で表わされる反復単位から成るポリアミド
類。
の数である、で表わされる反復単位から成るポリアミド
類。
【0034】例えば、ポリ−ω−アミノカプロン酸、ポ
リ−ω−アミノヘプタン酸、ポリ−ω−アミノカプリル
酸、ポリ−ω−アミノペラゴイン酸、ポリ−ω−アミノ
デカン酸、ポリ−ω−アミノウンデカン酸、ポリ−ω−
アミノドデカン酸、ポリ−ω−アミノトリデカン酸、ポ
リヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバ
カミド、ポリヘキサメチレンドデカミド、ポリヘキサメ
チレントリデカミド、ポリデカメチレンアジパミド、ポ
リデカメチレンセバカミド、ポリデカメチレンドデカミ
ド、ポリデカメチレントリデカミド、ポリドデカメチレ
ンアジパミド、ポリドデカメチレンセバカミド、ポリド
デカメチレンドデカミド、ポリドデカメチレントリデカ
ミド、ポリトリデカメチレンアジパミド、ポリトリデカ
メチレンセバカミド、ポリトリデカメチレンドデカミ
ド、ポリトリデカメチレントリデカミド、ポリヘキサメ
チレンアゼラミド、ポリデカメチレンアゼラミド、ポリ
ドデカメチレンアゼラミド、ポリトリデカメチレンアゼ
ラミド或いはこれらのコポリアミド。
リ−ω−アミノヘプタン酸、ポリ−ω−アミノカプリル
酸、ポリ−ω−アミノペラゴイン酸、ポリ−ω−アミノ
デカン酸、ポリ−ω−アミノウンデカン酸、ポリ−ω−
アミノドデカン酸、ポリ−ω−アミノトリデカン酸、ポ
リヘキサメチレンアジパミド、ポリヘキサメチレンセバ
カミド、ポリヘキサメチレンドデカミド、ポリヘキサメ
チレントリデカミド、ポリデカメチレンアジパミド、ポ
リデカメチレンセバカミド、ポリデカメチレンドデカミ
ド、ポリデカメチレントリデカミド、ポリドデカメチレ
ンアジパミド、ポリドデカメチレンセバカミド、ポリド
デカメチレンドデカミド、ポリドデカメチレントリデカ
ミド、ポリトリデカメチレンアジパミド、ポリトリデカ
メチレンセバカミド、ポリトリデカメチレンドデカミ
ド、ポリトリデカメチレントリデカミド、ポリヘキサメ
チレンアゼラミド、ポリデカメチレンアゼラミド、ポリ
ドデカメチレンアゼラミド、ポリトリデカメチレンアゼ
ラミド或いはこれらのコポリアミド。
【0035】(c) ポリエステル類;特に一般式
【0036】
【化2】
【0037】式中R1 は炭素数2乃至6のアルキレン
基、R2 は炭素数2乃至24のアルキレン基又はアリー
レン基である、で表わされる反復単位から成るポリエス
テル。
基、R2 は炭素数2乃至24のアルキレン基又はアリー
レン基である、で表わされる反復単位から成るポリエス
テル。
【0038】例えば、ポリエチレンテレフタレート、ポ
リエチレンテレフタレート/イソフタレート、ポリテト
ラメチレンテレフタレート、ポリエチレン/テトラメチ
レンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト/イソフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イ
ソフタレート、ポリテトラメチレン/エチレンテレフタ
レート、ポリエチレン/テトラメチレンテレフタレート
/イソフタレート、ポリエチレン/オキシベンゾエー
ト、或いはこれらのブレンド物。
リエチレンテレフタレート/イソフタレート、ポリテト
ラメチレンテレフタレート、ポリエチレン/テトラメチ
レンテレフタレート、ポリテトラメチレンテレフタレー
ト/イソフタレート、ポリエチレンテレフタレート/イ
ソフタレート、ポリテトラメチレン/エチレンテレフタ
レート、ポリエチレン/テトラメチレンテレフタレート
/イソフタレート、ポリエチレン/オキシベンゾエー
ト、或いはこれらのブレンド物。
【0039】(d) ポリカーボネート類;特に一般式
【0040】
【化3】
【0041】式中R3 は炭素数8乃至15の炭化水素
基、で表わされるポリカーボネート。
基、で表わされるポリカーボネート。
【0042】例えば、ポリ−p−キシレングリコールビ
スカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−メタンカ
ーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−エタンカーボ
ネート、ポリ−ジオキシジフェニル2,2−プロパンカ
ーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル1,1−エタン
カーボネート。
スカーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−メタンカ
ーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル−エタンカーボ
ネート、ポリ−ジオキシジフェニル2,2−プロパンカ
ーボネート、ポリ−ジオキシジフェニル1,1−エタン
カーボネート。
【0043】 (e) ポリ塩化ビニル、塩化ビニル−ブタジエン共重
合体、塩化ビニル−スチレン−ブタジエン共重合体等の
塩化ビニル樹脂。 (f) 塩化ビニリデン−塩化ビニリデン共重合体、塩
化ビニリデン−ビニルピリジン共重合体等の塩化ビニリ
デン樹脂。 (g) 高ニトリル含有量のアクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、
アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体等の
ハイニトリル樹脂。 (h) ポリスチレン樹脂、スチレン−ブタジエン共重
合体等。
合体、塩化ビニル−スチレン−ブタジエン共重合体等の
塩化ビニル樹脂。 (f) 塩化ビニリデン−塩化ビニリデン共重合体、塩
化ビニリデン−ビニルピリジン共重合体等の塩化ビニリ
デン樹脂。 (g) 高ニトリル含有量のアクリロニトリル−ブタジ
エン共重合体、アクリロニトリル−スチレン共重合体、
アクリロニトリル−スチレン−ブタジエン共重合体等の
ハイニトリル樹脂。 (h) ポリスチレン樹脂、スチレン−ブタジエン共重
合体等。
【0044】これらの樹脂は、一般にフィルムの形に成
形し、前述した鋼箔等に対して熱融着により密着させる
か、或いは接着剤を用いて貼合せる。広範囲の熱可塑性
樹脂フィルムと鋼箔とに対して優れた接着剤は、ウレタ
ン系接着剤であり、更にポリオレフィン系フィルムに対
してはエチレン系不飽和カルボン酸やその無水物でグラ
フト変性された酸変性オレフィン樹脂を用いることがで
き、またポリアミドフィルムに対しては低融点コポリア
ミドを、ポリエステルフィルムに対しては低融点コポリ
エステルを夫々接着剤として使用することができる。
形し、前述した鋼箔等に対して熱融着により密着させる
か、或いは接着剤を用いて貼合せる。広範囲の熱可塑性
樹脂フィルムと鋼箔とに対して優れた接着剤は、ウレタ
ン系接着剤であり、更にポリオレフィン系フィルムに対
してはエチレン系不飽和カルボン酸やその無水物でグラ
フト変性された酸変性オレフィン樹脂を用いることがで
き、またポリアミドフィルムに対しては低融点コポリア
ミドを、ポリエステルフィルムに対しては低融点コポリ
エステルを夫々接着剤として使用することができる。
【0045】上述した熱可塑性樹脂フィルムに代えて、
有機樹脂塗料を用いることもできる。このような塗料と
しては、熱硬化性及び熱可塑性樹脂から成る任意の保護
塗料;例えばフェノール・エポキシ塗料、アミノ−エポ
キシ塗料等の変性エポキシ塗料;例えば塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体部
分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸
共重合体、エポキシ変性−、エポキシアミノ変性−或い
はエポキシフェノール変性−ビニル樹脂塗料等のビニル
又は変性ビニル塗料;アクリル樹脂系塗料;スチレン−
ブタジエン系共重合体等の合成ゴム系塗料等の単独又は
2種以上の組合せが使用される。
有機樹脂塗料を用いることもできる。このような塗料と
しては、熱硬化性及び熱可塑性樹脂から成る任意の保護
塗料;例えばフェノール・エポキシ塗料、アミノ−エポ
キシ塗料等の変性エポキシ塗料;例えば塩化ビニル−酢
酸ビニル共重合体、塩化ビニル−酢酸ビニル共重合体部
分ケン化物、塩化ビニル−酢酸ビニル−無水マレイン酸
共重合体、エポキシ変性−、エポキシアミノ変性−或い
はエポキシフェノール変性−ビニル樹脂塗料等のビニル
又は変性ビニル塗料;アクリル樹脂系塗料;スチレン−
ブタジエン系共重合体等の合成ゴム系塗料等の単独又は
2種以上の組合せが使用される。
【0046】これらの塗料は、エナメル或いはラッカー
等の有機溶媒溶液の形で、或いは水性分散液又は水溶液
の形で、ローラ塗装、スプレー塗装、浸漬塗装、静電塗
装、電気泳動塗装等の形で金属素材に予め施こす。勿
論、前記樹脂塗料が熱硬化性の場合には、必要により塗
料を焼付ける。
等の有機溶媒溶液の形で、或いは水性分散液又は水溶液
の形で、ローラ塗装、スプレー塗装、浸漬塗装、静電塗
装、電気泳動塗装等の形で金属素材に予め施こす。勿
論、前記樹脂塗料が熱硬化性の場合には、必要により塗
料を焼付ける。
【0047】用途 本発明の包装材料は、密封包装体を製造するための種々
の用途、特にパウチ用素材、テープタブ、その他の容器
の形成用素材として有利に使用され、これら何れの場合
にも前述した種々の利点が達成される。これらの利点に
加えて、本発明の包装材料は鉄箔、鋼箔に固有の強磁性
を有するというアルミ箔には認められない利点を有す
る。このため、本発明の包装材料をヒートシールに使用
すると、高周波誘導加熱に際して、コイルとの電磁結合
が強く行われ、その結果として、ヒートシール或いは熱
接着に必要な加熱が極めて短時間の内に効率良く行われ
るという利点がある。以下の実施例は本発明の奏する効
果を具体的に説明するものである。
の用途、特にパウチ用素材、テープタブ、その他の容器
の形成用素材として有利に使用され、これら何れの場合
にも前述した種々の利点が達成される。これらの利点に
加えて、本発明の包装材料は鉄箔、鋼箔に固有の強磁性
を有するというアルミ箔には認められない利点を有す
る。このため、本発明の包装材料をヒートシールに使用
すると、高周波誘導加熱に際して、コイルとの電磁結合
が強く行われ、その結果として、ヒートシール或いは熱
接着に必要な加熱が極めて短時間の内に効率良く行われ
るという利点がある。以下の実施例は本発明の奏する効
果を具体的に説明するものである。
【0048】
【実施例】各実施例、比較例を通じ試験は次の要領によ
った。 (1) 内面状態 内容物を充填し、室温で2年間貯蔵後容器を開封し内容
物を容器から取り出し、軽く水道水で洗浄する。容器内
面について、腐食状況、有機被膜の状態、を実体顕微鏡
で観察した。
った。 (1) 内面状態 内容物を充填し、室温で2年間貯蔵後容器を開封し内容
物を容器から取り出し、軽く水道水で洗浄する。容器内
面について、腐食状況、有機被膜の状態、を実体顕微鏡
で観察した。
【0049】 (2) 外面状態 試験(1)の容器外面について、腐食状況、有機被膜の
状態を肉眼観察すると同時に外観評価を行なった。外観
評価は金属光沢のある程又、色調の明るい程良好との観
点で行なった。
状態を肉眼観察すると同時に外観評価を行なった。外観
評価は金属光沢のある程又、色調の明るい程良好との観
点で行なった。
【0050】 (3) カットエッジの錆 試験(1)の容器について、カットエッジを実体顕微鏡
で観察し、5点法で評価した。 5:錆なし 4:錆部の長さが全カットエッジ長さの5%以下 3: 〃 10%以下 2: 〃 30%以下 1: 〃 31%以上
で観察し、5点法で評価した。 5:錆なし 4:錆部の長さが全カットエッジ長さの5%以下 3: 〃 10%以下 2: 〃 30%以下 1: 〃 31%以上
【0051】 (4) カットエッジの安全性 テープ・タブについてはタブの周囲のカットエッジ部、
ヒートシール蓋及びレトルト・パウチについては、それ
ぞれ蓋の周囲及びパウチの周囲のカットエッジ部と開封
によって生成したカットエッジ部で、厚さ64g/m2
の紙の端に切れ目を入れることにより次の様に評価し
た。 5:カットエッジ部で紙に切れ目が入らないもの。 4:カットエッジ部を10cm以上走らせても紙に切れ
目が入らないもの。 3:カットエッジ部を5〜9.9cm走らせることによ
り紙に切れ目が入るもの。 2:カットエッジ部を1〜4.9cm走らせることによ
り紙に切れ目が入るもの。 1:カットエッジ部を1cm未満走らせても紙に切れ目
が入るもの。
ヒートシール蓋及びレトルト・パウチについては、それ
ぞれ蓋の周囲及びパウチの周囲のカットエッジ部と開封
によって生成したカットエッジ部で、厚さ64g/m2
の紙の端に切れ目を入れることにより次の様に評価し
た。 5:カットエッジ部で紙に切れ目が入らないもの。 4:カットエッジ部を10cm以上走らせても紙に切れ
目が入らないもの。 3:カットエッジ部を5〜9.9cm走らせることによ
り紙に切れ目が入るもの。 2:カットエッジ部を1〜4.9cm走らせることによ
り紙に切れ目が入るもの。 1:カットエッジ部を1cm未満走らせても紙に切れ目
が入るもの。
【0052】 (5) 水素発生量 試験(1)の容器について開封の際、容器のヘッドスペ
ース中の気体を水上捕集し、気体中の水素量を常法によ
りガス・クロマトグラフィーで分析した。水素量は、容
器内面の腐食量とほぼ正比例する。実施例1〜8、比較
例1〜7は、テープシール缶のテープタブとして評価し
たものである。
ース中の気体を水上捕集し、気体中の水素量を常法によ
りガス・クロマトグラフィーで分析した。水素量は、容
器内面の腐食量とほぼ正比例する。実施例1〜8、比較
例1〜7は、テープシール缶のテープタブとして評価し
たものである。
【0053】実施例1 厚み20μmの電解鉄箔の両面に、先ず、ワット浴(硫
酸ニッケル240g/l,塩化ニッケル45g/l,ほ
う酸30g/lの水溶液)中でニッケルを4g/m2 の
厚さにめっきし、次に電解クロム酸処理浴(無水クロム
酸60g/l,硫酸0.2g/l,ケイ弗化ソーダ0.
2g/lの水溶液)中で、陰極電解し0.1g/m2 の
金属クロムと10mg/m2 のクロメート層を得た。
尚、ワット浴で生成するニッケルめっきの硬さはHv1
40〜Hv220の範囲にあった。こうして得た表面処
理鉄箔の片面に塩化ビニルオルガノゾルタイプ塗料を焼
付後の厚さが7μmになるように塗布し240℃で30
秒間焼付けた。次に、他面にウレタン系の接着剤(厚さ
3μ)を用い予じめ厚み0.08μmのアルミニウムが
蒸着してある厚み50μmのポリエステル・フィルムを
ラミネートしてテープタブ材料とし、2cm×4cmの
大きさに打ち抜いてテープタブ片とした。
酸ニッケル240g/l,塩化ニッケル45g/l,ほ
う酸30g/lの水溶液)中でニッケルを4g/m2 の
厚さにめっきし、次に電解クロム酸処理浴(無水クロム
酸60g/l,硫酸0.2g/l,ケイ弗化ソーダ0.
2g/lの水溶液)中で、陰極電解し0.1g/m2 の
金属クロムと10mg/m2 のクロメート層を得た。
尚、ワット浴で生成するニッケルめっきの硬さはHv1
40〜Hv220の範囲にあった。こうして得た表面処
理鉄箔の片面に塩化ビニルオルガノゾルタイプ塗料を焼
付後の厚さが7μmになるように塗布し240℃で30
秒間焼付けた。次に、他面にウレタン系の接着剤(厚さ
3μ)を用い予じめ厚み0.08μmのアルミニウムが
蒸着してある厚み50μmのポリエステル・フィルムを
ラミネートしてテープタブ材料とし、2cm×4cmの
大きさに打ち抜いてテープタブ片とした。
【0054】このテープタブ片を用い特公昭59−52
096号公報記載の易開封性容器蓋の製造法に従って外
径67mmのテープシール蓋を製造した。このテープシ
ール蓋を、既に他端に通常の容器蓋を二重巻締してある
厚さ0.22mmのTFS板により形成された内径5
2.3mmの250グラム缶用接着缶体に野菜ジュース
を93℃で熱充填した後二重巻締して果汁飲料缶詰を作
成した。この缶詰について、2年間貯蔵後、テープタブ
の内面状態、外面状態、カットエッジの錆、カットエッ
ジの安全性について評価を行なった。結果を表1に示
す。
096号公報記載の易開封性容器蓋の製造法に従って外
径67mmのテープシール蓋を製造した。このテープシ
ール蓋を、既に他端に通常の容器蓋を二重巻締してある
厚さ0.22mmのTFS板により形成された内径5
2.3mmの250グラム缶用接着缶体に野菜ジュース
を93℃で熱充填した後二重巻締して果汁飲料缶詰を作
成した。この缶詰について、2年間貯蔵後、テープタブ
の内面状態、外面状態、カットエッジの錆、カットエッ
ジの安全性について評価を行なった。結果を表1に示
す。
【0055】実施例2,3,4 実施例2,3,4では、テープタブ内面有機被膜をそれ
ぞれ6μm,8μm,3μmに、テープタブ外面有機被
膜をそれぞれ35μm,12μm,12μmに変更する
以外は実施例1と同様にして試験、評価を行なった。結
果を表1に示す。
ぞれ6μm,8μm,3μmに、テープタブ外面有機被
膜をそれぞれ35μm,12μm,12μmに変更する
以外は実施例1と同様にして試験、評価を行なった。結
果を表1に示す。
【0056】比較例1 比較例1では、テープタブ内面有機被膜を5μmに変
え、テープタブ外面有機被膜材を内面有機被膜材と同じ
にし厚み5μmに変える以外は実施例1と同様にして試
験、評価を行なった。結果を表1に示す。
え、テープタブ外面有機被膜材を内面有機被膜材と同じ
にし厚み5μmに変える以外は実施例1と同様にして試
験、評価を行なった。結果を表1に示す。
【0057】比較例2 比較例2では、テープタブ外面有機被膜を施さないこと
以外は実施例1と同様にして試験、評価を行なった。
以外は実施例1と同様にして試験、評価を行なった。
【0058】比較例3 比較例3では箔材料として厚み50μmのリン酸クロム
酸処理(クロム量として10mg/m2 )アルミニウム
箔を用いる以外は実施例1と同様にして試験、評価を行
なった。
酸処理(クロム量として10mg/m2 )アルミニウム
箔を用いる以外は実施例1と同様にして試験、評価を行
なった。
【0059】実施例5 実施例5では、厚み25μmの電解鉄箔の両面に、ワッ
ト浴中でニッケルを0.5g/m2 の厚さにめっきし、
次にクロメート処理浴(無水クロム酸20g/lの水溶
液)中で陰極電解し20mg/m2 のクロメート処理を
行なった。こうして得た表面処理鉄箔上に、実施例1と
同様にして、片面に厚み8μmの塩化ビニル塗料と、他
面に予じめ0.05μmの厚みにアルミニウムが蒸着し
てある厚み35μmのポリエステルフィルムを設け、次
いで実施例1と同様の缶詰を作成し試験、評価を行なっ
た。結果を表1に示す。
ト浴中でニッケルを0.5g/m2 の厚さにめっきし、
次にクロメート処理浴(無水クロム酸20g/lの水溶
液)中で陰極電解し20mg/m2 のクロメート処理を
行なった。こうして得た表面処理鉄箔上に、実施例1と
同様にして、片面に厚み8μmの塩化ビニル塗料と、他
面に予じめ0.05μmの厚みにアルミニウムが蒸着し
てある厚み35μmのポリエステルフィルムを設け、次
いで実施例1と同様の缶詰を作成し試験、評価を行なっ
た。結果を表1に示す。
【0060】実施例6、比較例4 実施例6及び比較例4では鉄箔のニッケルめっきの厚さ
を、それぞれ0.15g/m2 ,0.09g/m2 に変
える以外は実施例5と同様にして試験、評価を行なっ
た。
を、それぞれ0.15g/m2 ,0.09g/m2 に変
える以外は実施例5と同様にして試験、評価を行なっ
た。
【0061】比較例5 比較例5では厚み25μmの電解鉄箔の両面にサージェ
ント浴中(無水クロム酸250g/l,硫酸2.5g/
lの水溶液)でクロムを0.2g/m2 の厚さにめっき
する以外は実施例5と同様にして試験、評価を行なっ
た。尚サージェント浴で生成するクロムめっきの硬さは
Hv510〜Hv1,000の範囲にあった。結果を表
2に示す。
ント浴中(無水クロム酸250g/l,硫酸2.5g/
lの水溶液)でクロムを0.2g/m2 の厚さにめっき
する以外は実施例5と同様にして試験、評価を行なっ
た。尚サージェント浴で生成するクロムめっきの硬さは
Hv510〜Hv1,000の範囲にあった。結果を表
2に示す。
【0062】比較例6 比較例6では、鉄箔の表面処理を施さないこと以外は実
施例5と同様にして試験、評価を行なった。結果を表2
に示す。
施例5と同様にして試験、評価を行なった。結果を表2
に示す。
【0063】実施例7,8、比較例7,8,9,10 実施例7,8及び比較例7では、ポリエステル上に設け
た蒸着アルミニウムの厚みがそれぞれ0.03μm,
0.01μm,0.005μmであること以外は実施例
5と同様にして試験、評価を行なった。結果を表2に示
す。比較例8,9,10では外面有機樹脂被膜の厚みま
たは内面有機樹脂被膜の厚みを変えた以外は実施例1と
同様にして試験し、評価を行った。結果を表2に示す。
た蒸着アルミニウムの厚みがそれぞれ0.03μm,
0.01μm,0.005μmであること以外は実施例
5と同様にして試験、評価を行なった。結果を表2に示
す。比較例8,9,10では外面有機樹脂被膜の厚みま
たは内面有機樹脂被膜の厚みを変えた以外は実施例1と
同様にして試験し、評価を行った。結果を表2に示す。
【0064】実施例1〜8、比較例1〜10はテープシ
ール缶のテープタブとして評価した。実施例1〜4及び
比較例1,2から、全有機被膜厚みが15μm以下で
は、カットエッジの安全性が著しく低下することが判
る。又、比較例1や比較例2の様に、金属を有しない外
面有機被膜を使用したり、外面有機被膜を設けない場合
には、外観特性が劣ったり、錆発生により問題が起るこ
とが判る。又、比較例3の様に鉄乃至鋼箔の代りにアル
ミニウム箔を用いると、十分な耐食性が得られない。更
に、比較例8,9,10から本願発明の有機樹脂被膜を
用いた場合でも、有機樹脂被膜の全体の厚みが本願発明
の範囲の場合、又は内面有機樹脂被膜がない場合には、
カットエッジに錆が発生し、安全性も低下する。更にレ
トルト殺菌時にポリエステルフィルムの剥離が生じ、腐
食が著しく、テープのシール部からの漏洩が発生するこ
とが判る。
ール缶のテープタブとして評価した。実施例1〜4及び
比較例1,2から、全有機被膜厚みが15μm以下で
は、カットエッジの安全性が著しく低下することが判
る。又、比較例1や比較例2の様に、金属を有しない外
面有機被膜を使用したり、外面有機被膜を設けない場合
には、外観特性が劣ったり、錆発生により問題が起るこ
とが判る。又、比較例3の様に鉄乃至鋼箔の代りにアル
ミニウム箔を用いると、十分な耐食性が得られない。更
に、比較例8,9,10から本願発明の有機樹脂被膜を
用いた場合でも、有機樹脂被膜の全体の厚みが本願発明
の範囲の場合、又は内面有機樹脂被膜がない場合には、
カットエッジに錆が発生し、安全性も低下する。更にレ
トルト殺菌時にポリエステルフィルムの剥離が生じ、腐
食が著しく、テープのシール部からの漏洩が発生するこ
とが判る。
【0065】実施例5,6及び比較例4,5,6からカ
ットエッジの防錆性を得るには、硬さがビッカース硬度
Hv500以下の耐食性の金属を、厚みが0.1g/m
2 〜15g/m2 の範囲に設けることが必要なことが判
る。実施例1,7,8及び比較例1,2,7から、外観
を長期間良好に保つには、外面被覆中の金属厚みが0.
01〜0.2μmの範囲にあることが必要なことが判
る。実施例9〜12はレトルト・パウチとして評価した
ものである。
ットエッジの防錆性を得るには、硬さがビッカース硬度
Hv500以下の耐食性の金属を、厚みが0.1g/m
2 〜15g/m2 の範囲に設けることが必要なことが判
る。実施例1,7,8及び比較例1,2,7から、外観
を長期間良好に保つには、外面被覆中の金属厚みが0.
01〜0.2μmの範囲にあることが必要なことが判
る。実施例9〜12はレトルト・パウチとして評価した
ものである。
【0066】実施例9 実施例9では、厚み15μmの電解鉄箔両面にほうふっ
化錫めっき浴(ほうふっ化第一錫50g/l、第一錫2
0g/l、遊離ほうふっ酸100g/l、遊離ほう酸2
5g/l、ホルマリン10ml/lの水溶液)中で錫を
0.6g/m2めっきした。このめっきで得た錫層の硬
さはHv40であった。その後、実施例1の電解クロム
酸処理浴中で、陰極電解し、0.03g/m2 金属クロ
ムと7mg/m2 のクロメート層を得た。こうして得た
表面処理鉄箔にウレタン系接着剤を用い片面には6g/
m2 のチタン白を含有する厚み40μmのポリプロピレ
ン・フィルムと、他面には、0.05μmの蒸着アルミ
層を有する厚み25μmのポリエステル・フィルムをラ
ミネートした。
化錫めっき浴(ほうふっ化第一錫50g/l、第一錫2
0g/l、遊離ほうふっ酸100g/l、遊離ほう酸2
5g/l、ホルマリン10ml/lの水溶液)中で錫を
0.6g/m2めっきした。このめっきで得た錫層の硬
さはHv40であった。その後、実施例1の電解クロム
酸処理浴中で、陰極電解し、0.03g/m2 金属クロ
ムと7mg/m2 のクロメート層を得た。こうして得た
表面処理鉄箔にウレタン系接着剤を用い片面には6g/
m2 のチタン白を含有する厚み40μmのポリプロピレ
ン・フィルムと、他面には、0.05μmの蒸着アルミ
層を有する厚み25μmのポリエステル・フィルムをラ
ミネートした。
【0067】こうして得た有機樹脂被膜被覆鉄箔から1
0cm×16cmの矩形を打ち抜き、2枚一組としポリ
プロピレン・フィルム側を重ね合せて長さ10cmの辺
一つを除き三辺を巾5mmにヒートシールし、レトルト
パウチを作成した。このレトルト・パウチにトマトシチ
ューを充填し、ヒートシールした後120℃30分間の
加熱殺菌を行なった。室温で2年間貯蔵後、内面状態、
外面状態、カットエッジの錆、カットエッジの安全性に
ついて評価を行なった。結果を表3に示す。
0cm×16cmの矩形を打ち抜き、2枚一組としポリ
プロピレン・フィルム側を重ね合せて長さ10cmの辺
一つを除き三辺を巾5mmにヒートシールし、レトルト
パウチを作成した。このレトルト・パウチにトマトシチ
ューを充填し、ヒートシールした後120℃30分間の
加熱殺菌を行なった。室温で2年間貯蔵後、内面状態、
外面状態、カットエッジの錆、カットエッジの安全性に
ついて評価を行なった。結果を表3に示す。
【0068】実施例10 実施例10では、電解鉄箔の表面処理として、塩化亜鉛
360g/l、塩化アンモニウム230g/lのめっき
浴中で、厚み1.0g/m2 、硬さHv110の亜鉛め
っきをする以外は実施例9と同様の試験、評価を行なっ
た。結果を表3に示す。
360g/l、塩化アンモニウム230g/lのめっき
浴中で、厚み1.0g/m2 、硬さHv110の亜鉛め
っきをする以外は実施例9と同様の試験、評価を行なっ
た。結果を表3に示す。
【0069】実施例11 実施例11では、電解鉄箔の表面処理としてケイフッ酸
鉛130g/l、ケイフッ酸61g/l、ゼラチン0.
5g/lの水溶液からなるめっき浴中で厚み1.0g/
m2 、硬さHv50の鉛めっきをする以外は実施例9と
同様にして試験、評価を行なった。結果を表3に示す。
鉛130g/l、ケイフッ酸61g/l、ゼラチン0.
5g/lの水溶液からなるめっき浴中で厚み1.0g/
m2 、硬さHv50の鉛めっきをする以外は実施例9と
同様にして試験、評価を行なった。結果を表3に示す。
【0070】実施例12 実施例12では電解鉄箔の表面処理として、青化第一銅
20g/l、青化ソーダ30g/l、炭酸ソーダ15g
/lの水溶液からなるめっき浴中で、厚み1.0g/m
2 、硬さHv180の銅めっきをする以外は、実施例9
と同様にして試験、評価を行なった。結果を表3に示
す。
20g/l、青化ソーダ30g/l、炭酸ソーダ15g
/lの水溶液からなるめっき浴中で、厚み1.0g/m
2 、硬さHv180の銅めっきをする以外は、実施例9
と同様にして試験、評価を行なった。結果を表3に示
す。
【0071】
【表1】
【0072】
【表2】
【0073】
【表3】
【0074】
【発明の効果】本発明によれば、鉄乃至鋼から成る厚み
が5乃至120μmの箔基体に、金属メッキ層或いは更
にクロメート層から成る表面処理層を設け、更にこれに
金属蒸着樹脂フィルム層を設けたことにより、包装材料
としたときの耐食性やガスバリヤー性を顕著に向上さ
せ、またカットエッジの保護を十分に行って、カットエ
ッジ部からの錆の発生を防止し、且つ指等の損傷の危険
性を解消し、更に各種容器部品への加工性を向上させる
ことができた。
が5乃至120μmの箔基体に、金属メッキ層或いは更
にクロメート層から成る表面処理層を設け、更にこれに
金属蒸着樹脂フィルム層を設けたことにより、包装材料
としたときの耐食性やガスバリヤー性を顕著に向上さ
せ、またカットエッジの保護を十分に行って、カットエ
ッジ部からの錆の発生を防止し、且つ指等の損傷の危険
性を解消し、更に各種容器部品への加工性を向上させる
ことができた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の包装材料の基本的なものの断面構造を
示す図である。
示す図である。
【図2】易開封性容器蓋のテープタブの用途に好適な積
層体の断面図である。
層体の断面図である。
【図3】殺菌用密封包装袋の製造に有用な積層体の断面
図である。
図である。
1は鉄又は鋼箔、2a,2bは表面処理層、3,3a,
3bは接着剤層、4は内面有機樹脂被膜、5は金属蒸着
外面有機樹脂被膜。
3bは接着剤層、4は内面有機樹脂被膜、5は金属蒸着
外面有機樹脂被膜。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B65D 81/24 D C23C 14/20 9271−4K (56)参考文献 特開 昭62−286734(JP,A) 実開 昭57−108940(JP,U) 特公 平2−21936(JP,B2) 特公 昭50−32109(JP,B2)
Claims (3)
- 【請求項1】 鉄乃至鋼から成る厚みが5μm以上10
0μm未満の箔基体、箔基体上に設けられた金属メッキ
層或いは更にクロメート層から成る表面処理層、該表面
処理層を介して設けられた外面有機樹脂被膜及び内面有
機樹脂被膜から成る積層体で構成され、該積層体の外面
有機樹脂被膜は、加工性の向上作用を有し、腐食成分に
対して遮断作用を有し且つ隠蔽作用を有するに十分な金
属を蒸着した金属蒸着樹脂フィルムであり、内面有機樹
脂被膜は内面保護樹脂層またはヒートシール性内面材層
から成り、且つ箔基体上の有機樹脂被膜は全体として1
5乃至200μmの厚みを有することを特徴とする可撓
性包装材料。 - 【請求項2】 金属蒸着樹脂フィルムがアルミニウム蒸
着熱可塑性ポリエステルフィルム又はアルミニウム蒸着
ポリプロピレンフィルムである請求項1記載の包装材
料。 - 【請求項3】 鉄乃至鋼から成る厚みが5μm以上10
0μm未満の箔基体、箔基体上に設けられた金属メッキ
層或いは更にクロメート層から成る表面処理層、該表面
処理層を介して設けられた外面有機樹脂被膜及び内面有
機樹脂被膜から成る積層体で構成され、該積層体の外面
有機樹脂被膜は、加工性の向上作用を有し、腐食成分に
対して遮断作用を有し且つ隠蔽作用を有するに十分な金
属を蒸着した金属蒸着樹脂フィルムであり、内面有機樹
脂被膜は内面保護樹脂層またはヒートシール性内面材層
から成り、且つ箔基体上の有機樹脂被膜は全体として1
5乃至200μmの厚みを有することを特徴とするテー
プタブ。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60122644A JPS61280928A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 鉄乃至鋼箔を用いた包装材料 |
AU49961/85A AU589144B2 (en) | 1984-11-16 | 1985-11-15 | Packaging material comprising iron foil, and container and container lid composed thereof |
EP85308388A EP0182646B1 (en) | 1984-11-16 | 1985-11-18 | Packaging material comprising iron foil, and container and container lid composed thereof |
US06/799,388 US4686152A (en) | 1984-11-16 | 1985-11-18 | Packaging material comprising iron foil, and container and container lid composed thereof |
JP3135234A JPH0737104B2 (ja) | 1985-06-07 | 1991-05-13 | 鉄乃至鋼箔を用いた可撓性包装材料 |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP60122644A JPS61280928A (ja) | 1985-06-07 | 1985-06-07 | 鉄乃至鋼箔を用いた包装材料 |
JP3135234A JPH0737104B2 (ja) | 1985-06-07 | 1991-05-13 | 鉄乃至鋼箔を用いた可撓性包装材料 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60122644A Division JPS61280928A (ja) | 1984-11-16 | 1985-06-07 | 鉄乃至鋼箔を用いた包装材料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH05305692A JPH05305692A (ja) | 1993-11-19 |
JPH0737104B2 true JPH0737104B2 (ja) | 1995-04-26 |
Family
ID=26459736
Family Applications (2)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60122644A Granted JPS61280928A (ja) | 1984-11-16 | 1985-06-07 | 鉄乃至鋼箔を用いた包装材料 |
JP3135234A Expired - Lifetime JPH0737104B2 (ja) | 1984-11-16 | 1991-05-13 | 鉄乃至鋼箔を用いた可撓性包装材料 |
Family Applications Before (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP60122644A Granted JPS61280928A (ja) | 1984-11-16 | 1985-06-07 | 鉄乃至鋼箔を用いた包装材料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (2) | JPS61280928A (ja) |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
IT994985B (it) * | 1973-07-20 | 1975-10-20 | Snam Progetti | Solvente per la separazione di diolefine da miscele che li contengono |
JPS6017704B2 (ja) * | 1980-03-12 | 1985-05-04 | 東洋鋼鈑株式会社 | 複合樹脂被覆金属体 |
JPS57108940U (ja) * | 1980-12-24 | 1982-07-05 | ||
JPS62286734A (ja) * | 1986-06-06 | 1987-12-12 | 東洋鋼鈑株式会社 | 容器用樹脂被覆鋼板 |
JPH0221936A (ja) * | 1988-01-29 | 1990-01-24 | Toyo Denki Kogyosho:Kk | 流体撹拌装置 |
-
1985
- 1985-06-07 JP JP60122644A patent/JPS61280928A/ja active Granted
-
1991
- 1991-05-13 JP JP3135234A patent/JPH0737104B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS61280928A (ja) | 1986-12-11 |
JPH0582291B2 (ja) | 1993-11-18 |
JPH05305692A (ja) | 1993-11-19 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
EP0182646B1 (en) | Packaging material comprising iron foil, and container and container lid composed thereof | |
US4734303A (en) | Deep-draw-formed vessel and process for preparation thereof | |
WO2012036203A1 (ja) | 容器用鋼板およびその製造方法 | |
EP2540867A1 (en) | Surface treated steel plate, manufacturing method therefor, and resin-coated steel plate using same | |
JPH085159B2 (ja) | 2層被膜構造を有するラミネート鋼板及びその製造方法 | |
JPS60168643A (ja) | 絞りしごき罐用被覆鋼板 | |
JP5241063B2 (ja) | 角形缶蓋 | |
JPS6294543A (ja) | 深絞り成形容器 | |
JPH0737104B2 (ja) | 鉄乃至鋼箔を用いた可撓性包装材料 | |
JPH0128021Y2 (ja) | ||
JPH0239335B2 (ja) | ||
JP4293065B2 (ja) | 耐硫化変色性、耐食性に優れた溶接缶 | |
JP4569247B2 (ja) | 耐硫化変色性、耐食性に優れたプレス成形缶及び蓋 | |
WO2001004380A1 (fr) | Tole en acier pour contenant feuillete et procede de fabrication de boite l'utilisant et boite associee | |
JP3858140B2 (ja) | 金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法 | |
JP3034811B2 (ja) | 熱可塑性ポリエステル樹脂被覆表面処理鋼板およびその製造方法 | |
JPS6160447A (ja) | 易開封性罐蓋 | |
JP3858139B2 (ja) | 金属板ラミネート用樹脂フィルムおよびラミネート金属板並びにその製造方法 | |
JP3134133B2 (ja) | カラーフィルム積層缶体 | |
JPH01192544A (ja) | 内容物保持性に優れた缶用ラミネート鋼板 | |
JPH0239598B2 (ja) | ||
JPS62208378A (ja) | デユアル・オ−ブナブル容器 | |
JPS61119338A (ja) | 容器の製造方法 | |
JPS58134854A (ja) | 容器 | |
JPH0262092B2 (ja) |