JPH0736865A - 文書処理装置及びその方法 - Google Patents

文書処理装置及びその方法

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JPH0736865A
JPH0736865A JP5179238A JP17923893A JPH0736865A JP H0736865 A JPH0736865 A JP H0736865A JP 5179238 A JP5179238 A JP 5179238A JP 17923893 A JP17923893 A JP 17923893A JP H0736865 A JPH0736865 A JP H0736865A
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JP5179238A
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Masaaki Nagashima
正明 長島
Akihiro Kono
章博 河野
Tadashi Yamakawa
正 山川
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【目的】 複数の文書要素が、同一の内容をそれぞれの
文書構造で、内容の変更に対する整合性を保ちながら、
共有できるような文書処理装置を提供する。 【構成】 複数の文書要素を含む文書を複数管理する文
書処理装置に、論文データ21の複数の文書要素より、
第2の文書、例えば抄録データ22と共有すべき内容を
持つ文書要素を検出する文書要素検出プログラム11
と、該文書要素検出プログラム11により検出された文
書要素の内容を、抄録データ22の所定の文書要素の内
容として定義する内容定義付けプログラム12とを備え
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の文書要素を含む
文書を複数管理する文書処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ある文書の内容を他の文書の内容
として定義付けする方法として、カットアンドペースト
を行なっていた。
【0003】例えば、いくつかの論文があって、その抄
録を作成するような場合について考える。図2に論文型
の文書データ、図3に抄録型の文書データを示す。これ
らは、SGMLの記述方法に従っており、文書要素は、
文書要素開始記号“〈XXX〉”で始まり、文書要素終
了記号“〈/XXX〉”で終了する。ここで、文字列
“XXX”には、その文書要素の文書要素名がはいる。
文書要素開始記号と文書要素終了記号の間にある文字列
が、文書要素内容である。以後、本発明では、文書要素
とは、文書要素名と文書要素内容から構成されているも
のとする。ただし、その他の2次情報が入っていてもさ
しつかえない。
【0004】ここで図3の抄録型文書の文書要素〈it
emparagraph〉の内容に、図2の論文型文書
の文書要素〈abstract〉の内容をそのまま持っ
て来ようとした場合、まず、文書要素〈itempar
agraph〉の内容「わかよたれそ。」を消去して、
その場所に、文書要素〈abstract〉の内容をカ
ットアンドペーストして、貼りつけていた。
【0005】あるいは、ハイパーテキストのような例も
ある。これは、他の文書データの内容にリンクをはるこ
とにより実現する。例えば、リンクがはられた所に、図
4にあるように、ボタン47を埋め込む。そのボタン4
7をクリックすると、別ウィンドウが現れ、リンクがは
られた他の文書データの内容を表示するものである。
【0006】
【発明が解決しようとしている課題】しかし、カットア
ンドペーストの方法だと、共通する部分を論文、抄録の
どちらか片方で修正した時に、他方で改めて修正しなけ
ればならなくなる。これは、効率的ではないし、また修
正し忘れると、論文と抄録が統一性のとれないものにな
ってしまうという欠点がある。
【0007】また、リンクを貼る方法は、上記問題点は
解決するものの、画面上に文書データを表示するには、
ボタンをクリックし、別ウインドウに表示するので、多
重に共有しているような場合、ウインドウの数が多くな
り、画面上が煩雑になるという欠点がある。
【0008】また、これは文書データをレイアウトを含
めて共有を行なっているので、文書毎にレイアウトを変
更して表示することができず、文書のコンテキストにあ
ったレイアウトができないという問題点もある。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明によれば、複数の文書要素を含む文書を複数
管理する文書処理装置に、第1の文書の複数の文書要素
より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素を指
定する指定手段と、該指定手段により指定された文書要
素の内容を、前記第2の文書の所定の文書要素の内容と
して定義する定義手段とを備える。
【0010】また、本発明の他の態様によれば、複数の
文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置に、複
数の文書要素の内容とすべき文書データをファイル名を
付して記憶する記憶手段と、前記文書データを内容とす
べき複数の文書要素のそれぞれに、ファイルの内容を取
り込むためのコマンドを、前記ファイル名をコマンドの
引数として、定義する定義手段と、該定義手段により前
記コマンドが定義された文書要素を含む文書を出力する
際に、該文書要素の内容として、前記ファイル名のファ
イルの内容を出力する制御手段とを備える。
【0011】また、本発明の他の態様によれば、複数の
文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置に、第
1の文書の複数の文書要素より、文書要素を指定して他
の文書と内容の共有を許可する許可手段と、該許可手段
により内容の共有が許可された文書要素より所望の文書
要素を指定して、該指定された文書要素の内容を、第2
の文書の所定の文書要素の内容として定義する定義手段
とを備える。
【0012】また、本発明の他の態様によれば、複数の
文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置におい
て、第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共
有すべき内容を持つ文書要素を指定し、該指定された文
書要素の内容を、前記第2の文書の所定の文書要素の内
容として定義することを特徴とする。
【0013】また、本発明の他の態様によれば、複数の
文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置におい
て、複数の文書要素の内容とすべき文書データをファイ
ル名を付してメモリに記憶し、前記文書データを内容と
すべき複数の文書要素のそれぞれに、ファイルの内容を
取り込むためのコマンドを、前記ファイル名を該コマン
ドの引数として、定義し、該定義により前記コマンドが
定義された文書要素を含む文書を出力する際に、該文書
要素の内容として、前記ファイル名のファイルの内容を
出力することを特徴とする。
【0014】また、本発明の他の態様によれば、複数の
文書要素を含む文書を複数管理する文書処理装置におい
て、第1の文書の複数の文書要素より、文書要素を指定
して他の文書と内容の共有を許可し、該許可により内容
の共有が許可された文書要素より所望の文書要素を指定
して、該指定された文書要素の内容を、第2の文書の所
定の文書要素の内容として定義することを特徴とする。
【0015】
【作用】かかる本発明の構成において、指定され第1の
文書の文書要素の内容を、第2の文書の所定の文書要素
の内容として定義することにより、複数の文書要素が同
じ文書要素の内容を共有することができる。
【0016】また、複数の文書要素の内容とすべき文書
データをファイル名を付してメモリに記憶し、前記文書
データを内容とすべき複数の文書要素のそれぞれに、フ
ァイルの内容を取り込むためのコマンドを、前記ファイ
ル名を該コマンドの引数として、定義し、該定義により
前記コマンドが定義された文書要素を含む文書を出力す
る際に、該文書要素の内容として、前記ファイル名のフ
ァイルの内容を出力する。
【0017】また、第1の文書の複数の文書要素より、
文書要素を指定して他の文書と内容の共有を許可し、該
許可により内容の共有が許可された文書要素より所望の
文書要素を指定して、該指定された文書要素の内容を、
第2の文書の所定の文書要素の内容として定義する。
【0018】
【実施例】
(実施例1)以下、添付図面を参照しながら、本発明の
実施例を詳細に説明する。
【0019】図1は、本発明の一実施例に係る文書処理
装置の基本構成を示すブロック図である。図中、1は、
文字やコマンドを入力するためのキーボード、2は表示
上の範囲指定やメニュー選択などを行うためのマウス、
3は、プログラムに従って各種制御や処理を実行するた
めのCPU、4は、データを表示するためのCRTであ
る。10は、CPU3の実行すべきプログラムや各種デ
ータを記憶するための記憶装置であり、20はプログラ
ムやデータを永続的に保持するための補助記憶装置であ
る。
【0020】記憶装置10には、文書要素を検出するた
めの文書要素検出プログラム11、ある文書要素の内容
を他の文書要素の内容に定義付けするための内容定義付
けのブログラム12、補助記憶装置20には、論文デー
タ21、抄録データ22が記憶されている。なお、記憶
装置10と補助記憶装置20は、同一のものであっても
よい。
【0021】本実施例では、構造化文書データをオブジ
ェクトデータベース等で、メモリイメージで取り扱う場
合について述べる。図5に、オブジェクトデータベース
中に管理された論文データ21と抄録データ22の例を
示す。また図6に、図5における文書要素オブジェク
ト、文字オブジェクトの構造の例を示す。図5、図6か
らわかるように、文書要素の内容は、文書要素オブジェ
クトもしくは文字オブジェクトの列で、図6の文書要素
内容格納位置は、文書要素内容へのポインタである。ま
た図6中、ネクストポインタは、次の文書要素オブジェ
クトもしくは文字オブジェクトへのポインタである。
【0022】本実施例では、他の文書の内容を共有する
ことにより、内容の定義付けを行なう。以下では、論文
データを、共有内容を提供する側(src側)、抄録デ
ータを、共有内容を受ける側(dist側)とする。そ
して、dist側の最初に現れた文書要素〈itemp
aragraph〉の内容として、src側の文書要素
〈abstract〉の内容「イロハニホヘト、チリヌ
ルヲ。」を共有させ、文書要素〈itemparagr
aph〉の内容を「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」に
設定するものとして、以下、処理手順の説明を行なう。
【0023】図7のフローチャートにそって説明する。
まず、ステップS701で、src側とdist側の文
書をウィンドウ41上に表示する。図8に、その時のC
RT4の表示例を示す。図8では、それぞれの文書デー
タを、ユーザが見やすい形にレイアウトして表示してい
るが、文書要素開始記号、文書要素終了記号が混在し
た、すなわち図2、図3のそのままの形で表示してもよ
い。ここでは一つのウィンドウ41に、src側とdi
st側の文書が表示される。例えば、ウインドウ41の
上部には、src側文書である論文データが、下部に
は、dist側文書である抄録データが表示される。こ
の時、src側とdist側の文書データが同じであっ
てもさしつかえない。図中、42は共有の実行をマウス
のクリックにより指示するためのボタンであり、43は
マウスカーソルである。
【0024】次に、ステップS702で、ユーザに選択
されたsrc側の文書要素を検出し、さらに、ステップ
S703でユーザに選択されたdist側の文書要素を
検出する。選択は、それぞれdist側の文書要素、s
rc側の文書要素をマウス2を用いてドラッギングによ
り選択する。図9に、ドラッギングにより、src側、
dist側の文書要素を選択したときの表示例を示す。
図の斜線部が選択されて、網かけ表示される。ここまで
の処理は、従来のマルチウインドウ上のSGML文書エ
ディタ等で実現されている。
【0025】共有ボタン42がクリックされたら、ステ
ップS704において、ステップS703で検出された
dist側の文書要素オブジェクトの文書要素内容格納
位置を、ステップS702で検出されたsrc側の文書
要素オブジェクトの文書要素内容格納位置の値に変更す
る。
【0026】以上で、dist側の文書要素の内容は、
src側の文書要素の内容と共有されることになる。図
7中、ステップS702とステップS703の処理の順
序が逆になっても、もちろんさしつかえない。
【0027】図10に、図7のフローチャートに示した
共有処理の実行後の論文データ21、抄録データ22の
メモリ(データベース)内での構成を示す。
【0028】dist側の最初に現れた文書要素〈it
emparagraph〉の内容格納位置の値は、実行
前は、破線が示すようにオブジェクト列「わか
よ...」の格納位置を指していたが、実行後、オブジ
ェクト列「イロハ...」の格納位置を指すようにな
る。つまり、同じ位置をさしているsrc側の文書要素
〈abstract〉と、文書要素内容の共有がなされ
ている。
【0029】図11に、文書要素の内容が共有された時
の両文書データを表示させた状態を示す。dist側の
第1項目の内容が、「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」
に変っている。
【0030】上述したように、図8では、文書データを
ユーザが見やすい形で表示したが、図2、図3に示すよ
うな形、すなわち、文書要素区切り記号混じりで表示し
てもよい。この時、図12に示すように、文書要素の内
容全体をドラッギングすることによって、文書要素の選
択を行なってもよいし、また、図13のように、文書要
素全体をドラッギングすることによって、文書要素を選
択するようにしてもよい。
【0031】また、どちらの形で表示するにしても、文
書要素、あるいは文書要素の内容の一部だけドラッギン
グした時は、文書要素が選択されなかったと判断して、
共有を行なわないようにしてもよいし、あるいは、選択
された範囲を含む最小の文書要素を選択するようにして
もよい。
【0032】以下の結果、内容が共有されているので、
論文データ21のabstractの内容を、例えば
「イロハニホヘト、ちりぬるを。」に変更すると、自動
的に、抄録データ22の第1項目の内容が、「イロハニ
ホヘト、ちりぬるを。」に変更される。逆に、抄録デー
タの第1項目の内容を変更すると、論文データのabs
tractの内容も変更される。
【0033】また、上述のように、内容のみを共有して
いるので、共有後も、論文型の文書では、共有部分は
「abstract」としてレイアウトし、抄録型の文
書では、「itemparagraph」としてレイア
ウトできる。すなわち、それぞれの文書のコンテキスト
にあったレイアウトで表示・印刷することができる。
【0034】(実施例2)実施例1では、文書データを
メモリ中のオブジェクトデータとして説明したが、もち
ろん、これに限るわけではない。例えば、図2、図3の
ようなテキストデータ上で、他の文書内容を定義付ける
場合でもよい。
【0035】例えば、各文書要素の内容には、内容であ
るテキスト列か、あるいは一つの特殊コマンドがあると
する。特殊コマンドとは、“¥input”で、ファイ
ルの内容を取り込むためのコマンドであり、引数とし
て、ファイル名を持つ。
【0036】実施例1のような共有を行ないたい時は、
図14のようにテキストデータを記述する。すなわち、
文書要素〈abstract〉の内容の箇所に、“¥i
nput”コマンドを入れ、ファイル“shardo
c”を指定する。ただし、ファイル“sharedo
c”には、「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」が格納さ
れている。こうすることにより、文書要素〈abstr
act〉の内容を他の文書内容に定義付けることができ
る。“¥input”コマンドの処理方法は、文書整形
システムTeX等で、すでに実現されている方法を用い
ればよい。同様に、抄録データの第1項目の文書要素
〈itemparagraph〉の内容の箇所に“¥i
nput”コマンドを挿入し、同じファイルを指定す
る。これにより、両文書の文書要素の内容が、ファイル
“sharedoc”を介して共有されることになる。
【0037】また、図15のように記述することも考え
られる。すなわち、文書データ「イロハニホヘト、チリ
ヌルヲ。」を、前もって定義しておき、文書要素〈it
emparagraph〉の内容の箇所で、それを展開
する。これも、文書整形システムTeXで、マクロ定義
機能として実現されているので、その方法を用いればよ
い。SGMLのエンティティ参照の記述もこれに相当す
る。すなわち、前もって、エンティティ「shared
oc」は、「イロハニホヘト、チリヌルヲ。」であるこ
とを記述しておき、文書内容の変わりに、「&shar
edoc;」と記述するこにより定義できる。なお、文
書要素開始記号と文書要素終了記号の間は、かならず、
“¥input”コマンドを入れておき、そこで示され
るファイルに、その文書要素の内容を記述しておくよう
にしてもよい。このようにした場合は、実施例1のオブ
ジェクトモデルを、テキスト記述とファイルを用いて、
実現したことになる。
【0038】また、オブジェクトモデルとして、図16
のような場合も考えられる。これは、文書要素〈ite
mparagraph〉は、文書要素〈abstrac
t〉をさしているが、実際には、〈abstract〉
の内容をさしているというものである。これは、図17
に示すように、文書要素オブジェクトにフラグを持た
せ、文書要素オブジェクトのフラグの値によって、ポイ
ント先のオブジェクト(列)をさすのか、あるいはポイ
ント先の文書要素オブジェクトの内容をさすのかを切り
替えるようにすればよい。図16では、フラグが1の
時、ポイント先の文書要素オブジェクトの内容をさして
いる。ポイント先の内容をさす時、ポイント先が文字オ
ブジェクトの場合は、そこで処理を止め、共有しないよ
うにしてもよいし、フラグの値を無視し、オブジエクト
そのものをさしてもよい。実施例1では、文書要素内容
が共有されると、オブジェクトモデルの上ではsrc
側、dist側の区別がなくなるが、この例では、sr
c側、dist側が明確であるという利点がある。
【0039】他にも、共有する時は、シェアオブジェク
トを介して共有するというのも考えられる。図18に示
すように、内容を共有する文書要素オブジェクトには、
シェアオブジェクトのポインタが、文書要素内容格納位
置に格納される。そして、シェアオブジェクトが、共有
される文書要素内容をポイントする。これは、ポイント
先が文書要素内容(オブジエクト列)か、一つのシェア
オブジェクトという特殊要素か、という意味で、上記の
“¥input”コマンドの例のオブジェクトモデル版
といえる。
【0040】(実施例3)実施例1では、共有を行なう
際にユーザインタフェースとして、ウィンドウシステム
を利用したが、本実施例では、コマンドラインから共有
を行なう例について述べる。
【0041】本実施例におけるシステム構成図、取り扱
う構造化文書データ、オブジェクトの構成は、実施例1
の図1、図5、図6と同じである。
【0042】共有を行なう時、ユーザはコマンドライン
から、例えば“share ddd[i][j]sss
[k]”と、入力する。
【0043】ここで、“ddd”はdist側の文書
名、“sss”はsrc側の文書名、“i”、“j”、
“k”は0以上の整数である。“ddd[i]”は、d
ist側文書の内容の、0から数えi番目のオブジェク
トを指す。同様に“ddd[i][j]”は、オブジェ
クト“ddd[i]”が文書要素オブジェクトの場合、
“ddd[i]”の内容のj番目のオブジェクトを指
す。ddd[i]、ddd[i][j]、sss[k]
のいずれもが文書要素オブジェクトの時のみ、文書要素
オブジェクト“ddd[i][j]”の内容が、文書要
素オブジェクト“sss[k]”の内容と共有される。
【0044】例えば、実施例1の時の例で、図3の第1
項目の文書要素〈itemparagraph〉は“d
dd[0][1]”で表され、図2の文書要素〈abs
tract〉は“sss[1]”で表される。ここで、
“share ddd[0][1]sss[1]”とコ
マンドラインから入力すると、実施例1と同じように文
書共有が行なわれる。ただし、ddd[i]、ddd
[i][j]、sss[k]のいずれかが文字オブジェ
クトなら、共有は行なわれない。また、整数“i”、
“j”、“k”の値が大きすぎる時も、共有は行なわれ
ないとする。もちろん、文書要素内容(オブジェクト
列)の最後のオブジェクトとして処理してもさしつかえ
ない。
【0045】本実施例の動作手順は、実施例1の図7に
おいてS701を省略すればよい。ただし、S702、
S703の文書要素検出処理は、文書要素内容のオブジ
ェクトの数をカウントしながら求めることになる。検出
中に、文書要素オブジェクトでないものが検出された
ら、そこで本処理を中止し、共有を行なわないようにす
る。
【0046】本実施例では、ウインドウシステムを使用
していないので、ウィンドウシステムの仕様にかかわら
ず、構築できるという利点がある。
【0047】(実施例4)本実施例は、src側の文書
要素を「共有許可文書要素である」と宣言し、dist
側では「その文書要素と共有する」と宣言することによ
り、文書要素の内容の共有を行なうものである。
【0048】本実施例におけるシステム構成図、取り扱
う構造化文書データ、オブジェクトの構成は、実施例1
の図1、図5、図6と同じである。ただし、記憶装置1
0には、シェアバッファ13が存在する。
【0049】本実施例の処理は、共有許可を宣言する処
理と、共有することを宣言する処理に分かれる。
【0050】図19に、共有許可を宣言する時のイベン
ト処理の手順を示す。まず、ステップS1901でsr
c側の文書をウインドウ41上に表示する。この時のC
RT4の表示例を図20に示す。44は共有許可を指示
するために表示されるボタンである。ユーザがマウス2
を用いて文書要素を選択すると、ステップS1902
で、システムはその文書要素の検出を行ない、ユーザが
共有許可ボタン44をクリックすると、ステップS19
03で、選択された文書要素の内容格納位置を、シェア
バッファ13に格納する。
【0051】次に、図21を用いて、共有する時のイベ
ント処理の手順を説明する。まず、ステップS2101
でdist側の文書をウィンドウ41上に表示する。次
にステップS2102で、ユーザから選択された文書要
素を検出し、共有ボタン42がクリックされたら、ステ
ップS2103で、その文書要素オブジェクトの文書要
素内容格納位置を、シェアバッファ13の値に変更す
る。ステップS2103で、シェアバッファ13にあり
えない値、例えば0が入っていた場合、ここで処理を中
止し、共有は行なわない。以上で、本実施例の処理手順
の説明を終える。
【0052】本実施例によると、多数の文書要素の内容
を一つの文書要素の内容と共有しようとする時、共有許
可宣言を行なえば、その文書要素内容のポインタがシェ
アバッファに格納されるので、あとはdist側の文書
要素の検出だけを行なえばよい。従って、そのつど、s
rc側とdist側の両方の文書を表示して、両方の文
書要素をマウスで選出するという面倒な処理をする必要
がなく、効率的である。また、共有許可宣言する時に、
共有文書提供者が共有可能個所を指定できるので、他人
によってむやみに共有されることがないという利点があ
る。
【0053】(実施例5)実施例4では、シェアバッフ
ァを用いたが、本実施例では、共有許可宣言した文書要
素の内容格納位置(ポインタ)をシェアテーブルに格納
するものである。
【0054】本実施例におけるシステム構成図、取り扱
う構造化文書データ、オブジェクトの構成も、それぞれ
実施例1の図1、図5、図6と同じである。ただし、記
憶装置10には、シェアテーブル14存在する。
【0055】図22にシェアテーブル14の構成を示
す。シェアテーブル14は、辞書の形式をしており、キ
ーワード(変数名)とバリュー(文書要素内容格納位
置)で構成されている。
【0056】図23に、共有許可宣言をする時のイベン
ト処理の手順を示す。まずステップS2301で、sr
c側の文書をウインドウ41上に表示する。そして、ユ
ーザがマウス2を用いて文書要素を選択すると、ステッ
プS2302で、システムはその文書要素の検出を行な
い、ユーザが共有許可ボタン44をクリックすると、ス
テップS2303で、ダイアログウィンドウ45がCR
T4上に表示される。その時のCRT4の表示例を図2
4に示す。ダイアナログィンドウ45から変数名が入力
されると、ステップS2304で、ステップS2302
で選択された文書要素の内容格納位置(ポインタ)を、
シェアテーブル14に、変数名とともに格納する。この
時、すでに同一変数名がシェアテーブル14に登録され
ているなら、そのバリュー、すなわち文書要素内容格納
位置を更新する。
【0057】図25に、共有する時の処理手順を示す。
【0058】まず、ステップS2501で、dist側
の文書ウインドウ41上に表示する。次にステップS2
502で、ユーザから選択された文書要素を検出し、共
有ボタン42がクリックされると、ステップS2503
にて、ダイアログウィンドウ46をCRT4上に表示す
る。その時のCRT4の表示例を図26に示す。ユーザ
が、どの文書要素の内容と共有するか、ダイアログウィ
ンドウ46から変数名を指定すると、ステップS250
4で、S2502で選択した文書要素オブジェクトの文
書要素内容格納位置(ポインタ)を、シェアテーブル1
4より変数名を介して導かれるバリュー、すなわち文書
要素内容格納位置の値に変更する。また、ステップS2
504で、該当する変数名がシェアテーブル14から見
つけ出せない時は、処理をここで中止し、共有は行なわ
ない。以上で、本実施例の処理手順の説明を終える。
【0059】本実施例によると、一度共有許可宣言をし
た文書要素にたいして、その文書要素内容格納位置を変
数として格納できるので、その変数を介して共有文書要
素を選択できるという利点がある。
【0060】以上説明した実施例によれば、文書要素内
容の共有がされるので、src側の共有部分を変更する
と、dist側の共有部分も変更され、従って、文書の
コンシステンシを保ちながら、変更できるという利点が
ある。また、文書要素の内容以外、例えば文書要素名等
の情報も含めて共有するのではなく、文書要素の内容の
みを共有するので、他の文書の文書要素と共有を行なっ
ても、現在扱っている文書の論理構造を変えずに、共有
することができるという効果がある。すなわち、論文型
の文書では、共有部分を、abstractとして取り
扱うことができるし、抄録型の文書では、itempa
ragraphとして取り扱うことができる。従って、
実施例1の図11が示すように、論文型文書のabst
ractとしてレイアウトしたり、抄録型文書のite
mparagraphとしてレイアウトすることができ
る。
【0061】また、文書要素が属性をもっている場合、
文書要素名と同様、属性値を変えずに変更できる。例え
ば、図27にその一例を示す。図27では、paten
tの文書とarticleの文書があり、両者は、文書
要素〈fig〉の内容を共有している。文書要素〈fi
g〉には、属性としてIDが付けられる。文書要素〈b
ody〉は、実際に出力される図本体を記述したもの
で、文字“`”で囲まれた記号(文字)を遂次、出力す
ることで図が構成される。
【0062】図27では、文書patentの文書要素
〈fig〉には“sample”というIDが、文書a
rticleの文書要素〈fig〉には“syste
m”というIDが付けられている。この時、例えば、f
igに対して図番号を記入しようとした場合、文書pa
tentでは、「〈refid=“sample”〉」
で参照でき、文書articleでは、「〈refid
=“system”」で参照できる。ここで、文書pa
tentの文書要素〈fig〉をdist側、文書ar
ticleの文書要素〈fig〉をsrc側として、文
書要素〈fig〉そのものを共有すると、文書pate
ntの文書要素〈fig〉の属性値が“system”
となってしまう。従って、文書patentでは、
「〈refid=“sample”」では、参照できな
くなり、「refid」の値を全て変更しなければなら
なくなる。しかし、上記実施例では属性値は変えずに、
内容だけが変更されるので、上記の問題点を解決するこ
とができるという効果がある。
【0063】
【発明の効果】以上で説明したように、本発明によれ
ば、複数の文書要素が、同一の内容をそれぞれの文書構
造で、内容の変更に対する整合性を保ちながら、共有で
きるという効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る文書処理装置の実施例のブロック
構成を示す図である。
【図2】従来の文書データ(論文型)の例を示す図であ
る。
【図3】従来の文書データ(抄録型)の例を示す図であ
る。
【図4】従来のリンクによる内容定義付けを行なった時
の表示例を示す図である。
【図5】第1の実施例における構造化文書データの例を
示す図である。
【図6】第1の実施例におけるオブジェクトの構成の一
例を示す図である。
【図7】第1の実施例における処理手順を示すフローチ
ャートである。
【図8】第1の実施例における共有を行なう時の表示例
を示す図である。
【図9】第1の実施例における文書要素を選択した時の
表示例を示す図である。
【図10】第1の実施例において、共有実行後の構造化
文書データの例を示す図である。
【図11】第1の実施例において、共有実行後の文書デ
ータの表示例を示す図である。
【図12】第1の実施例における他の文書要素の選択方
法の例を示す図である。
【図13】第1の実施例における他の文書要素の選択方
法の例を示す図である。
【図14】第2の実施例におけるテキストデータの例を
示す図である。
【図15】第2の実施例における他のテキストデータの
例を示す図である。
【図16】第2の実施例におけるオブジェクトデータの
例を示す図である。
【図17】第2の実施例の文書要素オブジェクトの構成
を示す図である。
【図18】第2の実施例における他のオブジェクトデー
タの例を示す図である。
【図19】第4の実施例における共有許可宣言を行なう
時の動作手順を示すフローチャートである。
【図20】第4の実施例における共有許可宣言を行なう
時の表示例を示す図である。
【図21】第4の実施例における共有を行なう時の動作
手順を示すフローチャートである。
【図22】第5の実施例におけるシェアテーブルの構成
の一例を示す図である。
【図23】第5の実施例における共有許可宣言を行なう
時の動作手順を示すフローチャートである。
【図24】第5の実施例における共有許可宣言を行なう
時の表示例を示す図である。
【図25】第5の実施例における共有を行なう時の動作
手順を示すフローチャートである。
【図26】第5の実施例における共有を行なう時の表示
例を示す図である。
【図27】実施例の効果を説明するための図である。
【符号の説明】
1 キーボード 2 マウス 3 CPU 4 CRT 10 記憶装置 11 要素検出プログラム 12 内容定義付けプログラム 20 補助記憶装置 21 論文データ 22 抄録データ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の文書要素を含む文書を複数管理す
    る文書処理装置において、 第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有す
    べき内容を持つ文書要素を指定する指定手段と、 該指定手段により指定された文書要素の内容を、前記第
    2の文書の所定の文書要素の内容として定義する定義手
    段とを備えることを特徴とする文書処理装置。
  2. 【請求項2】 前記第1及び第2の文書を表示させる表
    示制御手段を備え、前記指定手段が、表示された前記第
    1の文書中より、第2の文書と共有すべき内容を持つ文
    書要素を表示上で指定し、前記定義手段が、表示された
    前記第2の文書中より、前記所定の文書要素を表示上で
    指定して、該所定の文書要素の内容として前記指定手段
    により指定された文書要素の内容を定義することを特徴
    とする請求項1に記載の文書処理装置。
  3. 【請求項3】 前記指定手段が、前記第1の文書中で第
    2の文書と共有すべき内容を持つ文書要素、及び前記第
    2の文書中の前記所定の文書要素をコマンド中の記述に
    より指定することを特徴とする請求項1に記載の文書処
    理装置。
  4. 【請求項4】 複数の文書要素を含む文書を複数管理す
    る文書処理装置において、 複数の文書要素の内容とすべき文書データをファイル名
    を付して記憶する記憶手段と、 前記文書データを内容とすべき複数の文書要素のそれぞ
    れに、ファイルの内容を取り込むためのコマンドを、前
    記ファイル名を該コマンドの引数として、定義する定義
    手段と、 該定義手段により前記コマンドが定義された文書要素を
    含む文書を出力する際に、該文書要素の内容として、前
    記ファイル名のファイルの内容を出力する制御手段とを
    備えることを特徴とする文書処理装置。
  5. 【請求項5】 複数の文書要素を含む文書を複数管理す
    る文書処理装置において、 第1の文書の複数の文書要素より、文書要素を指定して
    他の文書と内容の共有を許可する許可手段と、 該許可手段により内容の共有が許可された文書要素より
    所望の文書要素を指定して、該指定された文書要素の内
    容を、第2の文書の所定の文書要素の内容として定義す
    る定義手段とを備えることを特徴とする文書処理装置。
  6. 【請求項6】 前記許可手段により共有が許可された文
    書要素の格納位置を記憶する記憶手段を有し、前記定義
    手段は、該記憶手段に記憶された格納位置に基づいて、
    文書要素を指定することを特徴とする請求項5に記載の
    文書処理装置。
  7. 【請求項7】 複数の文書要素を含む文書を複数管理す
    る文書処理装置において、 第1の文書の複数の文書要素より、第2の文書と共有す
    べき内容を持つ文書要素を指定し、 該指定された文書要素の内容を、前記第2の文書の所定
    の文書要素の内容として定義することを特徴とする文書
    処理方法。
  8. 【請求項8】 複数の文書要素を含む文書を複数管理す
    る文書処理装置において、 複数の文書要素の内容とすべき文書データをファイル名
    を付してメモリに記憶し、 前記文書データを内容とすべき複数の文書要素のそれぞ
    れに、ファイルの内容を取り込むためのコマンドを、前
    記ファイル名を該コマンドの引数として、定義し、 該定義により前記コマンドが定義された文書要素を含む
    文書を出力する際に、該文書要素の内容として、前記フ
    ァイル名のファイルの内容を出力することを特徴とする
    文書処理方法。
  9. 【請求項9】 複数の文書要素を含む文書を複数管理す
    る文書処理装置において、 第1の文書の複数の文書要素より、文書要素を指定して
    他の文書と内容の共有を許可し、 該許可により内容の共有が許可された文書要素より所望
    の文書要素を指定して、該指定された文書要素の内容
    を、第2の文書の所定の文書要素の内容として定義する
    ことを特徴とする文書処理方法。
JP5179238A 1993-07-20 1993-07-20 文書処理装置及びその方法 Withdrawn JPH0736865A (ja)

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