JPH0736630Y2 - ゴム等のテープ自動送り装置 - Google Patents
ゴム等のテープ自動送り装置Info
- Publication number
- JPH0736630Y2 JPH0736630Y2 JP1990073803U JP7380390U JPH0736630Y2 JP H0736630 Y2 JPH0736630 Y2 JP H0736630Y2 JP 1990073803 U JP1990073803 U JP 1990073803U JP 7380390 U JP7380390 U JP 7380390U JP H0736630 Y2 JPH0736630 Y2 JP H0736630Y2
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- JP
- Japan
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- tape
- light
- light sensor
- receiving element
- drive roller
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Description
【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、ゴム等のテープを被縫製物に縫い付ける場合
に於いて、ミシンの縫製作業に連動してゴム等のテープ
を同時に縫着する際に、テープを無理に引っ張ること無
く、常に一定の弛みを維持した状態で縫着部の押え金下
部に送り込むことが出来る様にした、ゴム等のテープ自
動送り装置に関するものである。
に於いて、ミシンの縫製作業に連動してゴム等のテープ
を同時に縫着する際に、テープを無理に引っ張ること無
く、常に一定の弛みを維持した状態で縫着部の押え金下
部に送り込むことが出来る様にした、ゴム等のテープ自
動送り装置に関するものである。
[従来の技術] 従来、肩テープやレース,ゴム等のテープ類を被縫着物
に縫い付ける場合に於いて、テープは通常支持杆に装着
されたボビンに捲回状態となっており、当該支持杆に回
転自在に軸支されたボビンより繰り出されるテープを、
ミシン縫着部の押え金下部迄引き出し、テープをミシン
の送り歯に依り適宜速度で送り込みながら被縫製物に縫
い付けるようにしていた。
に縫い付ける場合に於いて、テープは通常支持杆に装着
されたボビンに捲回状態となっており、当該支持杆に回
転自在に軸支されたボビンより繰り出されるテープを、
ミシン縫着部の押え金下部迄引き出し、テープをミシン
の送り歯に依り適宜速度で送り込みながら被縫製物に縫
い付けるようにしていた。
[考案が解決しようとする課題] しかし乍ら、上記の従来技術に於いて、テープは支持杆
に装着したボビンにしっかりと捲回状態となっており、
これをミシンの送り歯のみの力に依り、支持杆に装着さ
れたボビンを回転させてテープを引き出さなくてはなら
ず、無理にテープを引き出すと縫製時にテンションが掛
かり、特に伸縮性のあるゴム等のテープが伸びた状態で
縫い付けられると、縫製物との縫い目が引きつり、縮ん
だ状態と成って縫着が不揃いとなり、不良品が生じてし
まう不都合があった。
に装着したボビンにしっかりと捲回状態となっており、
これをミシンの送り歯のみの力に依り、支持杆に装着さ
れたボビンを回転させてテープを引き出さなくてはなら
ず、無理にテープを引き出すと縫製時にテンションが掛
かり、特に伸縮性のあるゴム等のテープが伸びた状態で
縫い付けられると、縫製物との縫い目が引きつり、縮ん
だ状態と成って縫着が不揃いとなり、不良品が生じてし
まう不都合があった。
従来この不都合を解消するために、モーターに依り回転
する駆動ローラーと従動ローラー間に、支持杆に装着し
たボビンに捲回状態と成っているテープを引き出して挟
持した状態で挿通させ、当該ローラー下方に受け皿を設
けて置き、駆動ローラーを回転させることに依り捲回状
態から引き出したテープを一旦受け皿に落とし込み、そ
れからテープをミシンの押え金の下部に送り込むように
し、縫製作業につれて受け皿上のテープが少なくなって
軽くなると、受け皿の重量を感知するリミットスイッチ
が作動して、一定時間駆動ローラーを回転させて受け皿
上に再び所定量のテープを落とし込むようにしたテープ
送り装置に係る考案も提案されているが、重量検知方式
を採用していることから、ミシンの縫製時に於ける機械
振動を受けて、リミットスイッチの誤作動を度々生じ、
テープ送りを正確に行なえない欠陥があった。
する駆動ローラーと従動ローラー間に、支持杆に装着し
たボビンに捲回状態と成っているテープを引き出して挟
持した状態で挿通させ、当該ローラー下方に受け皿を設
けて置き、駆動ローラーを回転させることに依り捲回状
態から引き出したテープを一旦受け皿に落とし込み、そ
れからテープをミシンの押え金の下部に送り込むように
し、縫製作業につれて受け皿上のテープが少なくなって
軽くなると、受け皿の重量を感知するリミットスイッチ
が作動して、一定時間駆動ローラーを回転させて受け皿
上に再び所定量のテープを落とし込むようにしたテープ
送り装置に係る考案も提案されているが、重量検知方式
を採用していることから、ミシンの縫製時に於ける機械
振動を受けて、リミットスイッチの誤作動を度々生じ、
テープ送りを正確に行なえない欠陥があった。
本考案は、ミシンの縫製作業に連動して、ミシンの機械
振動に左右されることなく、テープにテンションの掛か
らない状態で無理なく押え金の下部に送り込むことが出
来るゴム等のテープ自動送り装置をその目的として開発
したものである。
振動に左右されることなく、テープにテンションの掛か
らない状態で無理なく押え金の下部に送り込むことが出
来るゴム等のテープ自動送り装置をその目的として開発
したものである。
[課題を解決するための手段] 本考案を概説すると、前記の目的を達成するためのゴム
等のテープ自動送り装置に関するものであり、モーター
により回転する駆動ローラー(1)と、この駆動ローラ
ー(1)の回転に従って回転される従動ローラー(2)
と、駆動ローラー(1)と従動ローラー(2)とに挟持
されて挿通されると共に駆動ローラー(1)と適宜間隔
をもって付設された支持ガイド4間に弛ませた状態で架
け渡されたテープ(3)と、前記駆動ローラー1と支持
ガイド(4)間の適所に設けられる投光素子(5a)及び
受光素子(5b)から成る主光りセンサー(5)と、この
主光りセンサー(5)の上方に設けられる投光素子(9
a)及び受光素子(9b)から成る補助光りセンサー
(9)と、前記主光りセンサー(5)の投光素子(5a)
からの発光又は補助光りセンサー(9)の投光素子(9
a)からの発光を常時反射して前記受光素子(5b)又は
受光素子(9b)に投光するミラー等の反射板(6)と、
を有し、ミシンの縫製作業により前記テープ(3)が引
っ張られて下方に弛んだ状態から一直線に緊張した状態
となる前にテープ(3)が光線を遮ると主光りセンサー
(5)の受光素子(5b)又は補助光りセンサー(9)の
受光素子(9b)が感知してリレーを作動させ、駆動ロー
ラー(1)を回転させるモーターを所定時間駆動させて
テープ(3)を所定量送り出して元の弛んだ状態に戻す
ことを特徴としている。
等のテープ自動送り装置に関するものであり、モーター
により回転する駆動ローラー(1)と、この駆動ローラ
ー(1)の回転に従って回転される従動ローラー(2)
と、駆動ローラー(1)と従動ローラー(2)とに挟持
されて挿通されると共に駆動ローラー(1)と適宜間隔
をもって付設された支持ガイド4間に弛ませた状態で架
け渡されたテープ(3)と、前記駆動ローラー1と支持
ガイド(4)間の適所に設けられる投光素子(5a)及び
受光素子(5b)から成る主光りセンサー(5)と、この
主光りセンサー(5)の上方に設けられる投光素子(9
a)及び受光素子(9b)から成る補助光りセンサー
(9)と、前記主光りセンサー(5)の投光素子(5a)
からの発光又は補助光りセンサー(9)の投光素子(9
a)からの発光を常時反射して前記受光素子(5b)又は
受光素子(9b)に投光するミラー等の反射板(6)と、
を有し、ミシンの縫製作業により前記テープ(3)が引
っ張られて下方に弛んだ状態から一直線に緊張した状態
となる前にテープ(3)が光線を遮ると主光りセンサー
(5)の受光素子(5b)又は補助光りセンサー(9)の
受光素子(9b)が感知してリレーを作動させ、駆動ロー
ラー(1)を回転させるモーターを所定時間駆動させて
テープ(3)を所定量送り出して元の弛んだ状態に戻す
ことを特徴としている。
[作用] 本考案は上述の如き構成から成るものであり、次にその
作用を説明すると、モーターにより回転する駆動ローラ
ー(1)と従動ローラー(2)間に、ゴム等のテープ
(3)を挟持した状態で挿通させ、該テープ(3)を駆
動ローラー(1)と適宜間隔をもって附設した支持ガイ
ド(4)間に弛ませた状態で架け渡し、これよりミシン
の押え金の下部迄引き出して、被縫製物と共に縫着する
と、次第にミシンの縫着部側へ引き出され、下方に弛ん
だ状態から一直線に緊張した状態に移行するものとなる
が、前記駆動ローラー(1)と支持ガイド(4)間の適
所に設けた主光りセンサー(5)の投光素子(5a)から
の発光を、常時反射して受光素子(5b)に投光するミラ
ー等の反射板(6)を相対向する位置に直立させてある
ので、ミシンの縫製作業の進行によりテープ(3)が引
っ張られ、下方に弛んだ状態から一直線に緊張した状態
となる前に、テープ(3)が光線を遮ると主光りセンサ
ー(5)の受光素子(5b)が感知し、リレーを作動さ
せ、駆動ローラー(1)を回転させるモーターを所定時
間駆動させてテープ(3)を所定量送り出し、元の弛ん
だ状態に戻すことが出来るものとなる。また、万が一前
記主光りセンサー(5)がテープ(3)を感知しなくて
も、主光りセンサー(5)の上方には投光素子9a及び受
光素子(9b)から成る補助光りセンサー(9)が設けら
れているので、補助光りセンサー(9)がテープ(3)
を感知してリレーを作動させて駆動ローラー(1)を回
転させてテープ(3)を所定量送り出すことができる。
作用を説明すると、モーターにより回転する駆動ローラ
ー(1)と従動ローラー(2)間に、ゴム等のテープ
(3)を挟持した状態で挿通させ、該テープ(3)を駆
動ローラー(1)と適宜間隔をもって附設した支持ガイ
ド(4)間に弛ませた状態で架け渡し、これよりミシン
の押え金の下部迄引き出して、被縫製物と共に縫着する
と、次第にミシンの縫着部側へ引き出され、下方に弛ん
だ状態から一直線に緊張した状態に移行するものとなる
が、前記駆動ローラー(1)と支持ガイド(4)間の適
所に設けた主光りセンサー(5)の投光素子(5a)から
の発光を、常時反射して受光素子(5b)に投光するミラ
ー等の反射板(6)を相対向する位置に直立させてある
ので、ミシンの縫製作業の進行によりテープ(3)が引
っ張られ、下方に弛んだ状態から一直線に緊張した状態
となる前に、テープ(3)が光線を遮ると主光りセンサ
ー(5)の受光素子(5b)が感知し、リレーを作動さ
せ、駆動ローラー(1)を回転させるモーターを所定時
間駆動させてテープ(3)を所定量送り出し、元の弛ん
だ状態に戻すことが出来るものとなる。また、万が一前
記主光りセンサー(5)がテープ(3)を感知しなくて
も、主光りセンサー(5)の上方には投光素子9a及び受
光素子(9b)から成る補助光りセンサー(9)が設けら
れているので、補助光りセンサー(9)がテープ(3)
を感知してリレーを作動させて駆動ローラー(1)を回
転させてテープ(3)を所定量送り出すことができる。
[実施例] 以下、本考案を一実施例によって具体的に説明する。
第1図は本考案の構成を示す斜視図であり、送り装置本
体(7)の一側に突設して軸着した駆動ローラー(1)
は、送り装置本体(7)に内装したモーターにより時計
方向に回転するものとなるが、当該モーターの回転は任
意所定の時間、回転するように予め回転数を規制して置
く。そして駆動ローラー(1)の上方には当該駆動ロー
ラー(1)の周面に略密着する従動ローラー(2)を回
転自在に設ける。
体(7)の一側に突設して軸着した駆動ローラー(1)
は、送り装置本体(7)に内装したモーターにより時計
方向に回転するものとなるが、当該モーターの回転は任
意所定の時間、回転するように予め回転数を規制して置
く。そして駆動ローラー(1)の上方には当該駆動ロー
ラー(1)の周面に略密着する従動ローラー(2)を回
転自在に設ける。
一方、駆動ローラー(1)の他側には、当該駆動ローラ
ー(1)と適宜間隔をもって支持ガイド(4)を設け、
駆動ローラー(1)の上部に設けた支持ガイド(8)と
共にテープ(3)の安定走行を計る。また、駆動ローラ
ー(1)及び従動ローラー(2)の外周はラバー材で被
覆して密着性を良好とする。
ー(1)と適宜間隔をもって支持ガイド(4)を設け、
駆動ローラー(1)の上部に設けた支持ガイド(8)と
共にテープ(3)の安定走行を計る。また、駆動ローラ
ー(1)及び従動ローラー(2)の外周はラバー材で被
覆して密着性を良好とする。
駆動ローラー(1)と支持ガイド(4)間の中央部分に
は主光りセンサー(5)が設けられている。この主光り
センサー(5)は投光素子(5a)と受光素子(5b)とか
ら構成されている。本実施例では遠赤外線センサーを用
いている。また、前記主光りセンサー(5)の上方には
間隔をあけて補助光りセンサー(9)が設けられてい
る。この補助光りセンサー(9)は前記主光りセンサー
(5)と同一の構造で投光素子(9a)と受光素子(9b)
とから構成されている。前記主光りセンサー(5)の上
方に補助光りセンサー(9)を設けたのは主光りセンサ
ー(5)が故障等によりテープ(3)を感知しなかった
時に安全装置として機能させるためである。なお、本実
施例では前記主光りセンサー(5)及び補助光りセンサ
ー(9)は遠赤外線センサーを用いている。
は主光りセンサー(5)が設けられている。この主光り
センサー(5)は投光素子(5a)と受光素子(5b)とか
ら構成されている。本実施例では遠赤外線センサーを用
いている。また、前記主光りセンサー(5)の上方には
間隔をあけて補助光りセンサー(9)が設けられてい
る。この補助光りセンサー(9)は前記主光りセンサー
(5)と同一の構造で投光素子(9a)と受光素子(9b)
とから構成されている。前記主光りセンサー(5)の上
方に補助光りセンサー(9)を設けたのは主光りセンサ
ー(5)が故障等によりテープ(3)を感知しなかった
時に安全装置として機能させるためである。なお、本実
施例では前記主光りセンサー(5)及び補助光りセンサ
ー(9)は遠赤外線センサーを用いている。
また、前記主光りセンサー(5)と補助光りセンサー
(9)の設置箇所は、駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間を結ぶ線上の中央部約30mm及び50mm程度下方に
上下に2個設け、反対側に鏡面加工ステンレス板のごと
きミラー反射板(6)を相対向して直立させ、主光りセ
ンサー(5)及び補助光りセンサー(9)の投光素子
(5a,9a)から常時赤外線を発光して、ミラー反射板
(6)により反射させ、これを受光素子(5b,9b)で受
光し、弛んだ状態に有る下方のテープ(3)がミシンの
縫着部側に引っ張られて上昇してきた時に、当該テープ
(3)が投光素子(5a,9a)からの赤外線の投光を遮光
し、受光素子(5a,5b)がこれを感知し、反射レベルの
減少として捉え、リレーを作動させ、駆動ローラー
(1)を回転させるモーターを所定時間駆動させてテー
プ(3)を所定量送り出し、元の弛んだ状態に戻すもの
である。
(9)の設置箇所は、駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間を結ぶ線上の中央部約30mm及び50mm程度下方に
上下に2個設け、反対側に鏡面加工ステンレス板のごと
きミラー反射板(6)を相対向して直立させ、主光りセ
ンサー(5)及び補助光りセンサー(9)の投光素子
(5a,9a)から常時赤外線を発光して、ミラー反射板
(6)により反射させ、これを受光素子(5b,9b)で受
光し、弛んだ状態に有る下方のテープ(3)がミシンの
縫着部側に引っ張られて上昇してきた時に、当該テープ
(3)が投光素子(5a,9a)からの赤外線の投光を遮光
し、受光素子(5a,5b)がこれを感知し、反射レベルの
減少として捉え、リレーを作動させ、駆動ローラー
(1)を回転させるモーターを所定時間駆動させてテー
プ(3)を所定量送り出し、元の弛んだ状態に戻すもの
である。
テープ(3)はボビン(10)に捲回状態となっており、
装置本体(7)の上方に支持杆を設けてボビン(10)を
回動自在に軸支し、捲回状態のテープ(3)の先端部を
引き出し、先ず支持ガイド(8)に通し、次に駆動ロー
ラー(1)と従動ローラー(2)間に挾持した状態で挿
通させ、駆動ローラー(1)と支持ガイド(4)とを結
ぶ線の中央から200mm程度下方に弛ませて、支持ガイド
(4)に掛け渡しながら、更に、テープ(3)の先端部
をミシンの押え金の下部迄引き出し、使用開始状態とす
る。
装置本体(7)の上方に支持杆を設けてボビン(10)を
回動自在に軸支し、捲回状態のテープ(3)の先端部を
引き出し、先ず支持ガイド(8)に通し、次に駆動ロー
ラー(1)と従動ローラー(2)間に挾持した状態で挿
通させ、駆動ローラー(1)と支持ガイド(4)とを結
ぶ線の中央から200mm程度下方に弛ませて、支持ガイド
(4)に掛け渡しながら、更に、テープ(3)の先端部
をミシンの押え金の下部迄引き出し、使用開始状態とす
る。
尚、第2図は、主光りセンサー(5),補助光りセンサ
ー(9)乃至装置本体(7)に内蔵したモーター迄の機
能ブロック図及び経時変化による反射レベルの状態を示
している。
ー(9)乃至装置本体(7)に内蔵したモーター迄の機
能ブロック図及び経時変化による反射レベルの状態を示
している。
使用状態に於いては、駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間に弛んだ状態で掛け渡したテープ(3)は、ミ
シンの縫製作業によって次第にミシン側に引き出され、
弛んだ状態から一直線に緊張した状態に移行して来る。
この緊張状態と成る前の段階で、上下に設置した内の下
方の主光りセンサー(5)の投光素子(5a)からの発光
が、上方に移行して来たテープ(3)(第1図に於いて
二点鎖線により図示したテープ)に遮光され、これを受
光素子(5b)が感知し、仮に、主光りセンサー(5)が
故障した場合に於いても、当該主光りセンサー(5)と
同様な構成に係る補助センサー(9)の受光素子(9b)
が感知して、リレーを作動させ、駆動ローラー(1)を
一定時間回転させて、駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間に於いて、テープ(3)は元の弛んだ状態に素
早く戻る事と成る。
(4)間に弛んだ状態で掛け渡したテープ(3)は、ミ
シンの縫製作業によって次第にミシン側に引き出され、
弛んだ状態から一直線に緊張した状態に移行して来る。
この緊張状態と成る前の段階で、上下に設置した内の下
方の主光りセンサー(5)の投光素子(5a)からの発光
が、上方に移行して来たテープ(3)(第1図に於いて
二点鎖線により図示したテープ)に遮光され、これを受
光素子(5b)が感知し、仮に、主光りセンサー(5)が
故障した場合に於いても、当該主光りセンサー(5)と
同様な構成に係る補助センサー(9)の受光素子(9b)
が感知して、リレーを作動させ、駆動ローラー(1)を
一定時間回転させて、駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間に於いて、テープ(3)は元の弛んだ状態に素
早く戻る事と成る。
[考案の効果] 以上の構成に係る本考案によれば以下の効果を奏する。
支持杆に軸支したボビン(10)により捲回状態に成って
いるテープ(3)を、直接ミシンの縫着部の押え金の下
部に送り込むこと無く、光りセンサーと連動させた駆動
ローラー(1)を適宜間隔で回転させ、テープ受け等に
蓄積しないで、常に駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間にテープ(3)を弛ませた状態に維持して、支
持ガイド(4)からミシンの縫着部の押え金の下部に無
理なく送り込むことが出来るので、テープ(3)をミシ
ンの送り歯により適宜速度で送り込みながら、被縫着物
に縫着する時に伸縮力の大きいゴム等のテープ(3)に
はテンションが掛からず、テープは均一に縫い込まれる
ため、縫い目が揃って商品価値の高い仕上がり商品を得
ることが出来る。
いるテープ(3)を、直接ミシンの縫着部の押え金の下
部に送り込むこと無く、光りセンサーと連動させた駆動
ローラー(1)を適宜間隔で回転させ、テープ受け等に
蓄積しないで、常に駆動ローラー(1)と支持ガイド
(4)間にテープ(3)を弛ませた状態に維持して、支
持ガイド(4)からミシンの縫着部の押え金の下部に無
理なく送り込むことが出来るので、テープ(3)をミシ
ンの送り歯により適宜速度で送り込みながら、被縫着物
に縫着する時に伸縮力の大きいゴム等のテープ(3)に
はテンションが掛からず、テープは均一に縫い込まれる
ため、縫い目が揃って商品価値の高い仕上がり商品を得
ることが出来る。
また、投光素子(5a)及び受光素子(5b)から成る主光
りセンサー(5)が、駆動ローラー(1)の回転を制御
している為に、ミシンの機械振動を受けてセンサーが誤
動作することがなく、異常にテープ(3)の弛み量が多
くなって他の部材に引掛かる等の事故の発生もなく、常
にテンションの掛からない状態でテープ(3)を正確に
ミシンの押え金の下部に供給することが出来る事とな
り、テープ自動送り装置としての精度が向上するものと
なる。更に、前記主光りセンサー(5)が故障等で万が
一テープ(3)を感知しなくても、主光りセンサー
(5)の上方に設けられた補助光りセンサー(9)がテ
ープ(3)を感知してリレーを作動させて駆動ローラー
(1)を回転させてテープ(3)を所定量送り出すこと
ができるのでテープ(3)の供給が滞るような不具合は
確実に防止できる。
りセンサー(5)が、駆動ローラー(1)の回転を制御
している為に、ミシンの機械振動を受けてセンサーが誤
動作することがなく、異常にテープ(3)の弛み量が多
くなって他の部材に引掛かる等の事故の発生もなく、常
にテンションの掛からない状態でテープ(3)を正確に
ミシンの押え金の下部に供給することが出来る事とな
り、テープ自動送り装置としての精度が向上するものと
なる。更に、前記主光りセンサー(5)が故障等で万が
一テープ(3)を感知しなくても、主光りセンサー
(5)の上方に設けられた補助光りセンサー(9)がテ
ープ(3)を感知してリレーを作動させて駆動ローラー
(1)を回転させてテープ(3)を所定量送り出すこと
ができるのでテープ(3)の供給が滞るような不具合は
確実に防止できる。
第1図は本考案の構成を示す斜視図、第2図(イ)は主
光りセンサー,補助光りセンサー乃至モーター迄の機能
ブロック図、第2図(ロ)は反射レベルの変化状態を示
す図である。 (1)……駆動ローラー (2)……従動ローラー (3)……テープ (4)……支持ガイド (5)……主光りセンサー (5a)……投光素子 (5b)……受光素子 (6)……反射板 (7)……装置本体 (8)……支持ガイド (9)……補助光りセンサー (9a)……投光素子 (9b)……受光素子 (10)……ボビン
光りセンサー,補助光りセンサー乃至モーター迄の機能
ブロック図、第2図(ロ)は反射レベルの変化状態を示
す図である。 (1)……駆動ローラー (2)……従動ローラー (3)……テープ (4)……支持ガイド (5)……主光りセンサー (5a)……投光素子 (5b)……受光素子 (6)……反射板 (7)……装置本体 (8)……支持ガイド (9)……補助光りセンサー (9a)……投光素子 (9b)……受光素子 (10)……ボビン
Claims (1)
- 【請求項1】モーターにより回転する駆動ローラー
(1)と、この駆動ローラー(1)の回転に従って回転
される従動ローラー(2)と、駆動ローラー(1)と従
動ローラー(2)とに挟持されて挿通されると共に駆動
ローラー(1)と適宜間隔をもって付設された支持ガイ
ド4間に弛ませた状態で架け渡されたテープ(3)と、
前記駆動ローラー1と支持ガイド(4)間の適所に設け
られる投光素子(5a)及び受光素子(5b)から成る主光
りセンサー(5)と、この主光りセンサー(5)の上方
に設けられる投光素子(9a)及び受光素子(9b)から成
る補助光りセンサー(9)と、前記主光りセンサー
(5)の投光素子(5a)からの発光又は補助光りセンサ
ー(9)の投光素子(9a)からの発光を常時反射して前
記受光素子(5b)又は受光素子(9b)に投光するミラー
等の反射板(6)と、を有し、ミシンの縫製作業により
前記テープ(3)が引っ張られて下方に弛んだ状態から
一直線に緊張した状態となる前にテープ(3)が光線を
遮ると主光りセンサー(5)の受光素子(5b)又は補助
光りセンサー(9)の受光素子(9b)が感知してリレー
を作動させ、駆動ローラー(1)を回転させるモーター
を所定時間駆動させてテープ(3)を所定量送り出して
元の弛んだ状態に戻すことを特徴とするゴム等のテープ
自動送り装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990073803U JPH0736630Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | ゴム等のテープ自動送り装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990073803U JPH0736630Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | ゴム等のテープ自動送り装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0432670U JPH0432670U (ja) | 1992-03-17 |
JPH0736630Y2 true JPH0736630Y2 (ja) | 1995-08-23 |
Family
ID=31612934
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990073803U Expired - Lifetime JPH0736630Y2 (ja) | 1990-07-11 | 1990-07-11 | ゴム等のテープ自動送り装置 |
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JP (1) | JPH0736630Y2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR20170136659A (ko) * | 2016-06-01 | 2017-12-12 | 강동일 | 자수기용 선재 공급장치 |
WO2018164467A1 (ko) * | 2017-03-10 | 2018-09-13 | 김두리 | 밑실을 구비하지 않은 봉제구조, 봉제방법 및 그를 위한 봉제장치 |
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Citations (1)
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-
1990
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Patent Citations (1)
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JPH0432670U (ja) | 1992-03-17 |
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