JPH0736532Y2 - ピッチャ− - Google Patents

ピッチャ−

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Publication number
JPH0736532Y2
JPH0736532Y2 JP1991064043U JP6404391U JPH0736532Y2 JP H0736532 Y2 JPH0736532 Y2 JP H0736532Y2 JP 1991064043 U JP1991064043 U JP 1991064043U JP 6404391 U JP6404391 U JP 6404391U JP H0736532 Y2 JPH0736532 Y2 JP H0736532Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lid
wall
pitcher
peripheral side
pouring
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP1991064043U
Other languages
English (en)
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JPH059370U (ja
Inventor
吉弘 岩本
Original Assignee
オルゴ株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by オルゴ株式会社 filed Critical オルゴ株式会社
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Publication of JPH059370U publication Critical patent/JPH059370U/ja
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  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は冷水又は冷水と氷塊とを
それぞれ注ぎ口より流出するためのピッチャ−に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、ピッチャ−は冷水及び氷塊を収容
する内容器と、この内容器を囲んだ外装ケ−スとからな
るピッチャ−本体を設け、このピッチャ−本体の上部に
内容器内と連通する中央開口を備えた肩部を設け、この
肩部の中央開口前部に内容器内の冷水又は氷塊を注ぎ出
す注ぎ受け口を設け、この注ぎ受け口の前方に液体通路
を介して外方に突出した注ぎ口を設ける一方、上面壁と
その周側面壁とからなる一重壁の傘状の蓋体を設け、こ
の蓋体の周側面壁が注ぎ受け口を開閉するように蓋体を
肩部の中央開口に着脱自在に装着していた。
【0003】このピッチャ−は冷水又は氷塊の出し入れ
が頻繁なために、肩部の中央開口に対し蓋体を差し込む
だけの着脱式としている。しかも、不使用時には保温性
を維持するために蓋体を中央開口より十分差し込んで蓋
体の周側面壁にて注ぎ受け口を確実に閉鎖し、冷水のみ
を注出する時には蓋体をわずかに引き上げて注ぎ受け口
を蓋体の周側面壁よりわずかに開放して注出し、又、冷
水と共に氷塊を注ぎ出す時には蓋体を更に大きく引き上
げて注ぎ受け口を蓋体の周側面壁より全開して注出する
必要があった。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】従来のピッチャ−はこ
のように構成されているので、蓋体の保温性が非常に悪
く、氷塊を早期に溶かし、冷水をも暖かくして長期使用
に全く耐え得られなかった。又、蓋体が非常に軽くしか
も差し込み式なので、注ぎ受け口を開放するよう蓋体を
引き上げて、ピッチャ−本体を傾け注ぎ状態にすると、
蓋体が注ぎ受け口近くまで来た冷水及び氷塊によって押
し上げられて、ピッチャ−本体より蓋体が離脱し、中央
開口より冷水及び氷塊が溢れ出すという欠点があった。
本考案は上記のような点を解消するためになされたもの
で、ピッチャ−本体に装着する蓋体が構造簡単にして保
温性に優れしかも確実に装着でき、安価に制作できるピ
ッチャ−を得ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案に係るピッチャー
の蓋体が上面壁と下面壁との間に空間を設け、上、下面
壁間を周側面壁で結合した中空二重壁とする一方、蓋体
の前部の周側面壁をも中空二重壁とし、この前部の周側
面壁及び下面壁が注ぎ受け口をわずかに開放するように
大きく下方に垂下すると共に蓋体を回したとき蓋体の前
部を除く周側面壁及び下面壁が注ぎ受け口を大きく開放
するように垂下するものである。
【0006】
【作用】本考案に於けるピッチャ−は蓋体を中空二重壁
としたので、保温性に優れていると共に、蓋体の前部を
除く他の部分を前方の注ぎ受け口に向けた状態で蓋体を
押下げれば、注ぎ受け口は全く開放されることとなり、
冷水や氷塊をスム−ズに注ぎ口より流れ出せる。又、蓋
体の前部を注ぎ受け口に向けた状態で蓋体を押下げれ
ば、注ぎ受け口はわずかに開放されることとなり、氷塊
を蓋体前部の下面壁に当接し流出を阻止し、冷水のみを
わずかに開放された注ぎ受け口よりスム−ズに注ぎ口を
介し流れ出せる。更に、蓋体に重量があり、しかも注ぎ
状態では、氷塊及び冷水が、蓋体の周側面壁及び上面壁
には当接せず、蓋体の下面壁の前部にのみ当接すること
となるために、蓋体を押し上げる働きよりも蓋体の下面
壁の前部を注ぎ受け口方向に押圧する働きとなって、蓋
体の離脱をより防止し、使用時蓋体を確実に装着した状
態とすることができる。更に又、ブロ−成形にて一体成
形されるので非常に安価に制作することができる。
【0007】
【考案の実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づき
説明する。ピッチャ−1はピッチャ−本体2と、このピ
ッチャ−本体の中央開口に着脱自在に装着する蓋体3と
から構成されている。ピッチャ−本体2は内容器4と、
この内容器を囲む外装体5と、ハンドル6とからなって
いる。内容器2は合成樹脂材料にて有底筒状に形成され
ており、その上部をピッチャ−本体2の肩部としてい
る。このピッチャ−本体の肩部である内容器4上部は中
央開口し、この中央開口を形成する周壁の前部に前方に
延びた嘴部7を設けている。この嘴部7は後端を内容器
上部前部で中央開口の前部と連通した注ぎ受け口8を設
け、嘴部内を通って嘴部7先端に設けた注ぎ口9に連通
する液体通路10を設けている。このピッチャ−本体2は
内容器4の中央開口を形成する内周壁に蓋体用の一部内
周ネジを刻設してもよい。このピッチャ−本体の肩部で
ある内容器2の上部は図1に示すように内、外壁の二重
壁としている。
【0008】外装体5は合成樹脂材料にて有底筒状に形
成されており、内容器4との間に所定の隙間を設けてい
る。外装体5の上周端はピッチャ−本体2の肩部である
内容器4の上部の外壁内側に嵌め込まれている。外装体
5は底ビス11にて内容器4底壁に固着されている。ハン
ドル6は上、下端を外装体5の後部にビス12、12止めさ
れている。蓋体3は上面壁13と、下面壁14と、この上、
下面壁間を結合する周側面壁15とからなる中空二重とし
ている。この蓋体3はブロ−成形にて上面壁13、下面壁
14、周側面壁15を一体成形している。蓋体3は上面壁13
の左、右側に蓋体つまみ用の溝16、16を設けている。蓋
体の周側面壁15は上面壁13の外周端よりもわずかに中央
に寄っており、内容器4の中央開口と同じ大きさ又はわ
ずかに小さい径としている。
【0009】この蓋体3の周側面壁15は前部が注ぎ受
け口8をわずかに開放するように下方に大きく垂下して
おり、この前部を除いた他部が注ぎ受け口8を大きく開
放するように下方にわずかに垂下している。この蓋体3
は周側面壁15にピッチャー本体2の内容器4の中央開
口を形成する内周壁に設けた蓋体用の一部内周ネジに螺
着する一部ネジを刻設してもよい。蓋体3の下面壁14
は上面壁13との間に間隔を隔てて周側面壁15の前部
を除く他部の下端と結合しており、図1に示すように、
前部を下方に大きく降下して周側面壁15の前側との間
に間隔を設けて下端を後側の周側面壁15下端と結合
中空二重壁としている。
【0010】
【考案の効果】本考案に於いてはピッチャー本体を内容
器と外装体との二重壁とすると共に蓋体を中空二重壁と
しているので、蓋体自体に重量もあり、冷水や氷塊によ
ってピッチャー本体より蓋体を浮き上がらせて離脱する
ということが全くない。特に、蓋体の前部注ぎ受け口
側に配置したときでも蓋体の前部の二重壁の内側に氷
塊が当ることとなるために、蓋体を注ぎ受け口方向に押
圧する働きとなって蓋体を浮き上がらせず、確実に離脱
を防止することができる。又、蓋体の前部を注ぎ受け口
側に配置したとき、蓋体の前部は注ぎ受け口をわずかに
開放するだけなので、氷塊の流出を阻止し、冷水のみを
注ぐことができると共に、蓋体を回動して蓋体の前部を
除く他部を注ぎ受け口側に配置すれば注ぎ受け口が大き
く開放することとなり冷水や氷塊をスムーズに注ぎ口よ
り注ぐことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】縦断面図である。
【図2】他の使用状態を示す一部断面側面図である。
【符号の説明】 1 ピッチャ− 2 ピッチャ−本体 3 蓋体 4 内容器 5 外装体 6 ハンドル 7 嘴部 8 注ぎ受け口 9 注ぎ口 10 液体容器 11 底ビス 12、12 ビス 13 上面壁 14 下面壁 15 周側面壁 16、16 溝

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水及び氷塊を収容する内容器とこの内容
    器を囲んだ外装とからなるピッチャー本体を設け、こ
    のピッチャー本体の上部中央に内容器内と連通する中央
    開口を設け、この中央開口の前部に水及び氷塊を流出す
    る注ぎ受け口を設け、この注ぎ受け口の前方に液体通路
    を介して外方に突出した注ぎ口を設け、ピッチャー本体
    の中央開口に着脱自在に装着する蓋体を設けたピッチャ
    ーに於いて、上記蓋体が上面壁と下面壁との間に空間を
    設け、上、下面壁間を周側面壁で結合した中空二重壁と
    する一方、蓋体の前部の周側面壁をも中空二重壁とし、
    この前部の周側面壁及び下面壁が注ぎ受け口をわずかに
    開放するように大きく下方に垂下すると共に蓋体を回し
    たとき蓋体の前部を除く周側面壁及び下面壁が注ぎ受け
    口を大きく開放するように垂下したことを特徴とするピ
    ッチャー。
JP1991064043U 1991-07-18 1991-07-18 ピッチャ− Expired - Lifetime JPH0736532Y2 (ja)

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JP1991064043U JPH0736532Y2 (ja) 1991-07-18 1991-07-18 ピッチャ−

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JPH059370U JPH059370U (ja) 1993-02-09
JPH0736532Y2 true JPH0736532Y2 (ja) 1995-08-23

Family

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JPH0232146Y2 (ja) * 1985-10-16 1990-08-30

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