JPH0736486B2 - パラボラアンテナのデイツシユ - Google Patents

パラボラアンテナのデイツシユ

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JPH0736486B2
JPH0736486B2 JP18841786A JP18841786A JPH0736486B2 JP H0736486 B2 JPH0736486 B2 JP H0736486B2 JP 18841786 A JP18841786 A JP 18841786A JP 18841786 A JP18841786 A JP 18841786A JP H0736486 B2 JPH0736486 B2 JP H0736486B2
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dish
parabolic antenna
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和泉 落合
芳男 旭野
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Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はパラボラアンテナに係り、特にアンテナ利得の
向上に好適な金網製パラボラアンテナのディッシュに関
する。
〔従来の技術〕
金網を電波反射面とする従来のパラボラアンテナは、例
えば特開昭60−171804号公報に示されるように金網を補
強用のプラスチック成形品中に一体に埋込んだものか、
或は特開昭60−173904号公報に示されるように補強骨組
みに金網を支持させたものが知られている。これらの金
網としては第7図および第8図に示した溶接金網か又は
第9図および第10図に示した平織金網が一般的である。
パラボラアンテナの電波反射面は所定の曲率をもった一
様の面で形成されるのが理想であるが、この曲面に一辺
が受信電波の波長の長さの円周率分の1以下の孔を多数
個穿孔しても残りの桟部によって一様な曲面が形成され
れば受信性能に支障は起こらない。したがって補強骨組
みで金網を支持する構造のパラボラアンテナでは耐風圧
性を改善するためおよび重量軽減のために多孔金属板を
利用するケースが多い。しかしながら多孔金属板ではそ
の製造過程で多量の抜きカスが発生するため、その代用
として素材利用率の高い金網が利用できる。
金網によって電波反射面を形成させるパラボラアンテナ
用ディッシュにおいては、用いる金網が溶接金網の場合
は第7図の部分斜視図および同図のB−B断面を示す第
8図の部分断面図のごとく溶接部17の喰込み深さを差引
いた縦線15と横線16の素線径の60%〜90%に相当する段
差18、平織り金網の場合は第9図の部分斜視図および同
図C−C断面を示す第10図の部分断面図のごとく波形に
編組される縦線19、横線20のそれぞれの山谷部間に生ず
るほぼ素線径に相当する段差21の発生が避けられない。
これらの段差はアンテナ利得を低下させる作用を及ぼし
受信周波数が高くなるほどその影響度が高くなるので、
受信周波数の増加に対応して素線径を小さくし、段差を
縮少する必要がある。
〔発明が解決しようとする問題点〕
上記従来技術ではアンテナ利得の低下を防止しようとす
ると素線径を小さくしなければならず、素線径を小さく
するとそれに伴って著しく金網自身の剛性が低下すると
いう問題があった。
本発明の目的は金網の剛性低下を防止し、且つアンテナ
利得の低下の防止を可能とする金網製のパラボラアンテ
ナ用ディッシュを提供することにある。
〔問題点を解決するための手段〕
上記目的は、丸線或は角線等の線材を素線とし、該素線
が交叉されて成る金網によって電波反射面を形成し、こ
の金網を構成する隣合う素線と素線との間隔を受信電波
の波長の長さの円周率分の1以下にしたパラボラアンテ
ナのデッシュにおいて、上記交叉部の素線が偏平にさ
れ、この偏平部の上記電波反射面の曲率を有する表面に
直交する方向の寸法を、素線の線径よりも小さく且つ、
上記交叉部に生じる上記表面に直交する方向の段差寸法
が受信電波の波長の長さの60分の1以下になるように小
さくされ、上記偏平部の偏平な面が上記表面と平行にさ
れたことによって達成される。
〔作用〕
金網の縦横の素線の交叉部を素線の線径よりも偏平とし
た部分を設けて交叉させ、且つ同偏平部の厚さを、パラ
ボラアンテナ用ディッシュの電波反射面の曲率を有する
表面に直交する各網目部に生ずる凹凸の段差寸法が受信
電波の波長の長さの60分の1以下になる寸法にしたの
で、これにより、特に高い周波数域においても高アンテ
ナ利得が得られるようになり、更に偏平部の潰し代又は
削り代を増すことによって、大径又は厚肉の丸線又は角
線の使用が可能となり、金網の剛性低下を防止できる。
〔実施例〕 以下本発明の一実施例を第1図から第5図により説明す
る。第1図は本発明の一実施例による、丸線を素線とし
て用いたパラボラアンテナ用ディッシュの曲面成形前の
溶接金網の部分斜視図、第2図は同実施例による溶接金
網の部分断面図(第1図A−A断面)、第3図は上述し
た本発明の溶接金網を縁曲げフランジを有する外周補強
リングと一体に接続してパラボラアンテナのディッシュ
とした一例の正面図、第4図は同じく同実施例によるデ
ィッシュの縦断面図である。
第1図および第2図において1は縦線、2は横線、3は
縦線と横線の交叉部で、第1図A−A断面を示す第2図
の部分断面図のごとく、縦線、横線の夫々に部分的に素
線の線径よりも偏平とした部分を設けて、同偏平部4同
志を互いに交叉させた断面構造とし、縦線と横線で形成
される各網目の凹凸の段差寸法5が、本金網をパラボラ
アンテナとしての所定の曲率を有するディッシュに成形
したとき、該ディッシュの電波反射面の曲率を有する表
面に直交する、受信電波の波長の長さの60分の1以下と
なるよう制限する。又、縦線と横線をその交叉部におい
て一体に接合する溶接部6は点溶接ナゲットで夫々の素
線を強固に結合する。
尚、上記溶接金網の構成素材である線材としては、電波
反射性の金属線材であれば、いかなる素材の使用も可能
で、又本実施例で示した丸線に代えて角線を使用するこ
とも可能である。又、素線に部分的な偏平部を設けるに
はプレスやローラ等による押圧又は研削等の方法が利用
でき、スポット溶接やプロジェクション溶接機等を用い
て溶接と同時に溶接用電極に加圧力を与えて偏平部を形
成させる方法も有力な手段として利用することができ
る。
第3図および第4図は上述の本発明による溶接金網を縁
曲げフランジを有する金属製外周補強リングと一体に接
続してパラボラアンテナのディッシュ22を形成させた一
例を示すもので、符号の7は先述の本発明による溶接金
網、8は縁曲げフランジ部を有する外周補強リング、9
は溶接金網と外周補強リングの電波反射部10との接続部
である。
外周補強リング8の電波反射部10の面積が電波反射面の
全面積に対して無視し得る範囲のときは外周補強リング
の電波反射部と金網の段差に制限を加える必要はない
が、外周補強リングの電波反射部の面積比率が無視し得
ない大きさとなったときは、先の金網の凹凸段差と同様
に、外周補強リングの電波反射部と金網面全域に渡る凹
凸段差がアンテナディッシュの電波反射面を形成する曲
率を有する表面に直交する、受信電波の波長の長さの60
分の1以下となるよう接続部9の段差を制限する。尚外
周補強リングと金網の接合は溶接によるのが簡便であ
る。
上記の実施例において、素線径1.2mmの溶接金網およ
び、板厚1.2mmの外周補強リングにより電波反射面の直
径480mmのパラボラアンテナを製作し、衛星放送の周波
数である12GHzの電波を受信したとすると、同アンテナ
ディッシュの電波反射面の鏡面精度(アンテナディッシ
ュ表面の凹凸段差によって決まる)とアンテナ利得との
関係は第5図の説明図(横軸は鏡面精度、縦軸はアンテ
ナ利得)の如くなり、本発明のパラボラアンテナ用ディ
ッシュでは、アンテナディッシュ表面の凹凸段差dを受
信周波数の波長の長さの60分の1以下(12GHzでは に制限したことにより、34.65dB以上という高いアンテ
ナ利得が得られる効果がある。このアンテナ利得は金属
平板からプレス成形して得られる比較的面精度の高いア
ンテナディッシュで得られるアンテナ利得35.05dBと比
較しても僅か0.4dB以内しか低下しない良好なものであ
る。
これに対して、従来例の如く交叉部に特に偏平部を設け
ない素線径1.2mmの溶接金網で、同じく直径480mmのパラ
ボラアンテナ用ディッシュを製作し、その電波反射面の
凹凸段差が1.0mm(金網交叉部の潰れ率17%)であった
とすると、そのアンテナ利得は33.75dBとなり、上述の
平板プレスのアンテナディッシュに比べて1.3dBのアン
テナ利得の低下を招く。これは本発明の交叉部に偏平部
を設ける上述のアンテナディッシュの利得に比べて3倍
以上の低下率である。従って、電波反射面の表面の凹凸
を成るたけなくす様に偏平に加工することが望ましい。
交叉部に特に偏平部を設けない従来の溶接金網を用い
て、本発明による交叉部に偏平部を設ける溶接金網のパ
ラボラアンテナディッシュと同等のアンテナ利得を得よ
うとするには、その素線径は0.5mm以下(交叉部の圧下
率16%としつ)としなければならない。これは一方で金
網素線径の断面積が約6分の1に減少し、更に断面係数
では約14分の1に低下する結果となり、その結果として
金網面の著しい剛性の低下を招く。
先に述べた素線径1.2mmで交叉部に偏平部を設けた溶接
金網を用いる電波反射面が直径480mmのパラボラアンテ
ナ用ディッシュでは単に外周補強リングと一体化するの
みで、他の補強用の骨組み等を必要としない十分な実用
強度が得られる。
第6図は本発明の他の実施例を示す平織り金網の部分断
面図で、縦線11、横線12のそれぞれの一部に偏平部13を
設けて交叉させ、更にこの金網を用いて電波反射面を形
成させたとき、その反射面の曲率を有する表面に直交す
る網目部の凹凸段差寸法14を受信周波数の波長の長さの
60分の1以下に制限したことを特徴としている。偏平部
13を形成させるにはいかなる方法を用いてもよいが通常
用いられる平織り金網を平行板の間に挾んで上下から押
圧する方法又は、ロール間に通して潰す方法が簡便であ
る。
上述した本実施例の交叉部に規定の偏平部をもつ平織り
金網を用いてパラボラアンテナ用のディッシュを形成さ
せれば、そのアンテナ利得と金網の剛性に関しては前述
した。交叉部に偏平部を持つ溶接金網を用いるパラボラ
アンテナ用ディッシュの実施例とほぼ同様な作用効果が
得られる。尚、金網を構成する隣合う素線と素線との間
隔は、従来の技術に記載したように、受信電波の波長の
長さの円周率分の1以下にすればよい。
〔発明の効果〕
本発明によれば、丸線或は角線等の線材を素線とし、該
素線が交叉されて成る金網によって電波反射面を形成
し、この金網を構成する隣合う素線と素線との間隔を受
信電波の波長の長さの円周率分の1以下にしたパラボラ
アンテナのデッシュにおいて、上記交叉部の素線が、上
記電波反射面の曲率を有する表面に直交する方向の寸法
を、素線の線径よりも小さく且つ、上記交叉部に生じる
上記表面に直交する方向の段差寸法が受信電波の波長の
長さの60分の1以下になるように小さくされ、上記偏平
部の偏平な面が上記表面と平行にされたことによって、
アンテナ利得の低下の防止及び剛性低下を防止した電波
反射面を得られる効果がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による溶接金網の部分斜視
図、第2図は同実施例による溶接金網の部分断面図、第
3図は同実施例の溶接金網を用いたパラボラアンテナデ
ィッシュの一例の正面図、第4図は同実施例のパラボラ
アンテナディッシュの縦断面図、第5図は電波反射面の
鏡面精度とアンテナ利得との関係を示す説明図、第6図
は本発明の他の実施例の平織り金網を示す部分断面図、
第7図および第8図は従来例の溶接金網を示す部分斜視
図および同部分断面図、第9図および第10図は従来例の
平織り金網を示す部分斜視図および同部分断面図であ
る。 1……縦線、2……横線、3……交叉部、4……偏平
部、5……段差、6……溶接部、7……溶接金網、8…
…外周補強リング、9……接続部、10……電波反射部、
11……縦線、12……横線、13……偏平部、14……段差、
15……縦線、16……横線、17……溶接部、18……段差、
19……縦線、20……横線、21……段差、22……ディッシ
ュ。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】丸線或は角線等の線材を素線とし、該素線
    が交叉されて成る金網によって電波反射面を形成し、こ
    の金網を構成する隣合う素線と素線との間隔を受信電波
    の波長の長さの円周率分の1以下にしたパラボラアンテ
    ナのデッシュにおいて、 上記交叉部の素線が偏平にされ、この偏平部の上記電波
    反射面の曲率を有する表面に直交する方向の寸法を、素
    線の線径よりも小さく且つ、上記交叉部に生じる上記表
    面に直交する方向の段差寸法が受信電波の波長の長さの
    60分の1以下になるように小さくされ、上記偏平部の偏
    平な面が上記表面と平行にされたことを特徴とするパラ
    ボラアンテナのディッシュ。
JP18841786A 1986-03-19 1986-08-13 パラボラアンテナのデイツシユ Expired - Lifetime JPH0736486B2 (ja)

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US07/026,065 US4916459A (en) 1986-03-19 1987-03-16 Parabolic antenna dish
FR878703762A FR2596207B1 (fr) 1986-03-19 1987-03-18 Reflecteur d'antenne parabolique
DE19873709053 DE3709053A1 (de) 1986-03-19 1987-03-19 Parabolische antennenschale

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