JPH0736455U - 半導体スイッチ装置用故障検出装置 - Google Patents
半導体スイッチ装置用故障検出装置Info
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- JPH0736455U JPH0736455U JP7325193U JP7325193U JPH0736455U JP H0736455 U JPH0736455 U JP H0736455U JP 7325193 U JP7325193 U JP 7325193U JP 7325193 U JP7325193 U JP 7325193U JP H0736455 U JPH0736455 U JP H0736455U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 直列に接続された複数の半導体スイッチの故
障を容易に検出することを目的とする。 【構成】 複数の半導体スイッチ同志を接続する接続点
のうちの任意の接続点の電圧を検出する。この検出電圧
を、すべての半導体スイッチが健全であるときの検出電
圧に相当する基準電圧と比較する。この比較の結果、基
準電圧に対して検出電圧が変動したときに、いずれかの
半導体スイッチに故障が発生したものとして、故障発生
信号を発生する。
障を容易に検出することを目的とする。 【構成】 複数の半導体スイッチ同志を接続する接続点
のうちの任意の接続点の電圧を検出する。この検出電圧
を、すべての半導体スイッチが健全であるときの検出電
圧に相当する基準電圧と比較する。この比較の結果、基
準電圧に対して検出電圧が変動したときに、いずれかの
半導体スイッチに故障が発生したものとして、故障発生
信号を発生する。
Description
【0001】
本考案は、半導体スイッチ装置用故障検出装置に関する。
【0002】
たとえばコンデンサに蓄えた電荷をスイッチを介して負荷に加えることによっ て、その負荷にパルス電圧を印加することがある。その場合このスイッチとして 半導体スイッチ、たとえばサイリスタを使用することがある。図2はその構成例 を示し、1は充電電源、2はこの充電電源1によって充電されるコンデンサ、3 はサイリスタ、4は負荷である。サイリスタ3をオフとした状態でコンデンサ2 を充電し、そのあとサイリスタ3をオンとすれば、負荷4にパルス電圧が印加さ れる。この場合コンデンサ2の充電時には、その充電電圧がサイリスタ3に課電 されることになる。
【0003】 ところで現在では、市販されているサイリスタの最大定格電圧は数kV程度で あるため、数10kV以上の回路に使用する場合は、複数個のサイリスタを直列 に接続して使用する必要がある。しかしこのような構成とした場合、そのうちの 1個でも故障したとすると、残された他の健全なサイリスタが負担する電圧が大 きくなり、これが定格電圧を越えるようなことになると、健全なサイリスタも連 鎖的に故障してしまう恐れがある。
【0004】
本考案は、複数の半導体スイッチを直列に接続して半導体スイッチ装置とした 構成において、そのうちの1個でも故障したとき、その故障発生を簡単な構成に よって検出することを目的とする。
【0005】
本考案は、複数の半導体スイッチ同志を接続する接続点のうちの任意の接続点 の電圧を検出し、その検出電圧が、すべての半導体スイッチが健全であるときの 検出電圧に対して変動したときに、いずれかの半導体スイッチに故障が発生した ものとして、故障発生信号を発生するようにしたことを特徴とする。
【0006】
直列接続されている半導体スイッチのうちのいずれか一つでも故障して短絡状 態になったとすると、残された他の健全な半導体スイッチが負担する電圧は高く なる。そのため半導体スイッチ同志を接続しているすべての接続点の電圧は変動 する。この接続点の電圧変動を検出すれば、いずれかの半導体スイッチが故障し たことが検出できるようになる。
【0007】
本考案の実施例を図1によって説明する。なお図2と同じ符号を付した部分は 同一または対応する部分を示す。サイリスタ3の複数を直列に接続することによ って、半導体スイッチ装置5を構成する。なお6は各サイリスタ3にまたがって 接続されている均圧抵抗、7はサージ吸収と、サイリスタの安定動作のためのス ナバー回路で、抵抗8とコンデンサ9との直列回路によって構成され、各サイリ スタ3にまたがって接続されている。
【0008】 本考案にしたがい、各サイリスタ3同志を接続している接続点のうちの任意の 接続点Aの電圧の変動を検出する検出回路10を設ける。具体的には接続点Aに 直列接続された分圧抵抗11を接続し、その分圧点Bの電圧を比較器12に入力 する。比較器12には基準電源13から基準電圧が入力されている。この基準電 圧は、すべてのサイリスタ3が健全であるときの分圧点Bの電圧に等しく設定さ れている。したがってすべてのサイリスタ3が健全であるときは、比較器12か らは信号は出ない。
【0009】 しかし、いずれかのサイリスタ3が故障して短絡状態となったとすると、残り の健全なサイリスタ3の分担電圧が高くなり、そのため分圧点Bの電圧が変化す る。この変化した電圧は基準電源13による基準電圧に対して差があるため、こ こで比較器12から故障発生を意味する異常検出信号が出る。この異常検出信号 をもってコンデンサ2の充電を停止すれば、残った健全なサイリスタの連鎖的な 故障発生を回避することができるようになる。
【0010】 なおこの構成によると、接続点Aより低圧側(負荷4側)に故障サイリスタが 存在する場合は、接続点Aの電圧はすべてのサイリスタが健全である場合の電圧 よりも増大し、また接続点Aより高圧側(コンデンサ2側)に故障サイリスタが 存在する場合は、接続点Aの電圧は逆に減少する。したがって比較器12として は、基準電圧に対する増減の両方が比較検出できるウインドコンパレータを使用 する必要がある。
【0011】 また図のようにコンデンサ2の充電時におけるサイリスタの故障を検出する楊 合、コンデンサ2の端子電圧は時間とともに増大していくので、前述のようにウ インドコンパレータを使用するときは、コンデンサ2の充電が完了する頃の接続 点Bの電圧を基準電圧と比較するようにすればよい。
【0012】
以上説明したように本考案によれば、複数の半導体スイッチを直列に接続して 半導体スイッチ装置を構成する場合、そのうちのいずれかが故障したことを検出 することができ、またその検出にあたり、各半導体スイッチの接続点のうちのひ とつの電圧を基準電圧と比較すればよく、そのためその異常検出のための構成が 極めて容易となるといった効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例を示す回路図である。
【図2】本考案の応用例を示す回路図である。
1 充電電源 2 コンデンサ 3 半導体スイッチ(サイリスタ) 4 負荷 12 検出回路 12 比較器 13 基準電源 A 接続点
Claims (1)
- 【請求項1】 複数の半導体スイッチを直列に接続して
なる半導体スイッチ装置の、前記半導体スイッチ同志を
接続する接続点のうちの任意の接続点の電圧を検出する
検出回路と、前記検出回路による検出電圧と、前記半導
体スイッチのすべてが健全であるときの前記検出電圧に
対応する基準電圧とを比較し、前記基準電圧に対して前
記検出回路による検出電圧が変動したときに、前記半導
体スイッチのいずれかに故障が発生したものとして、故
障発生信号を発生する比較器とを備えてなる半導体スイ
ッチ装置用故障検出装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073251U JP2602415Y2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 半導体スイッチ装置用故障検出装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993073251U JP2602415Y2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 半導体スイッチ装置用故障検出装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0736455U true JPH0736455U (ja) | 1995-07-04 |
JP2602415Y2 JP2602415Y2 (ja) | 2000-01-17 |
Family
ID=13512780
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993073251U Expired - Fee Related JP2602415Y2 (ja) | 1993-12-09 | 1993-12-09 | 半導体スイッチ装置用故障検出装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2602415Y2 (ja) |
-
1993
- 1993-12-09 JP JP1993073251U patent/JP2602415Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2602415Y2 (ja) | 2000-01-17 |
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