JPH08116663A - スイッチングコンバータ用スナバ回路 - Google Patents
スイッチングコンバータ用スナバ回路Info
- Publication number
- JPH08116663A JPH08116663A JP6249198A JP24919894A JPH08116663A JP H08116663 A JPH08116663 A JP H08116663A JP 6249198 A JP6249198 A JP 6249198A JP 24919894 A JP24919894 A JP 24919894A JP H08116663 A JPH08116663 A JP H08116663A
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- snubber
- switch element
- capacitor
- semiconductor switch
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ロスが極めて少なく、しかも外部からの制御
信号を制御する回路が不要なスイッチングコンバータ用
スナバ回路を提供することにある。 【構成】 直流電源1に負荷2を接続した回路に、スイ
ッチングコンバータ用の半導体スイッチ素子3と、発生
するサージ電圧を吸収するスナバ用コンデンサ4と、ス
ナバ用ダイオード5と、半導体スイッチ素子3がオフの
時にスナバ用コンデンサ4の電荷を負荷2を通じて直流
電源1に回生するための補助半導体スイッチ素子6と、
コンデンサ電圧の上昇を検出するコンデンサ電圧検出用
ツェナーダイオード7と、該コンデンサ電圧検出用ツェ
ナーダイオード7の保護抵抗8と、前記補助半導体スイ
ッチ素子6のゲート電極を過電圧から保護するゲート電
極保護用ツェナーダイオード9とを設けた。
信号を制御する回路が不要なスイッチングコンバータ用
スナバ回路を提供することにある。 【構成】 直流電源1に負荷2を接続した回路に、スイ
ッチングコンバータ用の半導体スイッチ素子3と、発生
するサージ電圧を吸収するスナバ用コンデンサ4と、ス
ナバ用ダイオード5と、半導体スイッチ素子3がオフの
時にスナバ用コンデンサ4の電荷を負荷2を通じて直流
電源1に回生するための補助半導体スイッチ素子6と、
コンデンサ電圧の上昇を検出するコンデンサ電圧検出用
ツェナーダイオード7と、該コンデンサ電圧検出用ツェ
ナーダイオード7の保護抵抗8と、前記補助半導体スイ
ッチ素子6のゲート電極を過電圧から保護するゲート電
極保護用ツェナーダイオード9とを設けた。
Description
【産業上の利用分野】本発明は直流電力の変換を中心と
する産業用に広く利用されているスイッチングコンバー
タに用いるスイッチングコンバータ用スナバ回路に関す
るものである。
する産業用に広く利用されているスイッチングコンバー
タに用いるスイッチングコンバータ用スナバ回路に関す
るものである。
【0001】
【従来の技術】スイッチングコンバータは直流電力を大
きさの異なる他の直流に変換する電源回路装置として産
業用に広く利用されている。一般的に直流電力の変換制
御は電力用の半導体スイッチ素子のオンオフの比率を変
更制御することにより行われるが、制御される電流が大
きいと半導体スイッチ素子のオンオフ時には大きなサー
ジ電圧が発生し、サージ電圧による過電圧が半導体スイ
ッチ素子に印加されて半導体スイッチ素子を破壊するこ
とがある。特にオフ時に発生するサージ電圧は大きくこ
れを防止するために、通常コンデンサ、ダイオード、放
電抵抗等より構成されるスナバ回路を素子の両端に接続
したり、他の電源回路中に接続し、半導体スイッチ素子
に印加されるサージ電圧をコンデンサに吸収することが
行われている。しかしコンデンサに蓄積された電荷はス
ナバ回路の放電抵抗を通して放電されるため、放電抵抗
における損失が大で、変換効率が大幅に低下するという
問題があった。特に、応用範囲の拡大につれて一石型ス
イッチングコンバータで制御する電力が数百ワットを越
えた大容量の装置への適用では、放電抵抗が大型化して
効率の大幅な低下が生じるため、一石型スイッチングコ
ンバータを大容量の装置に用いることはできないという
問題があった。
きさの異なる他の直流に変換する電源回路装置として産
業用に広く利用されている。一般的に直流電力の変換制
御は電力用の半導体スイッチ素子のオンオフの比率を変
更制御することにより行われるが、制御される電流が大
きいと半導体スイッチ素子のオンオフ時には大きなサー
ジ電圧が発生し、サージ電圧による過電圧が半導体スイ
ッチ素子に印加されて半導体スイッチ素子を破壊するこ
とがある。特にオフ時に発生するサージ電圧は大きくこ
れを防止するために、通常コンデンサ、ダイオード、放
電抵抗等より構成されるスナバ回路を素子の両端に接続
したり、他の電源回路中に接続し、半導体スイッチ素子
に印加されるサージ電圧をコンデンサに吸収することが
行われている。しかしコンデンサに蓄積された電荷はス
ナバ回路の放電抵抗を通して放電されるため、放電抵抗
における損失が大で、変換効率が大幅に低下するという
問題があった。特に、応用範囲の拡大につれて一石型ス
イッチングコンバータで制御する電力が数百ワットを越
えた大容量の装置への適用では、放電抵抗が大型化して
効率の大幅な低下が生じるため、一石型スイッチングコ
ンバータを大容量の装置に用いることはできないという
問題があった。
【0002】そこで、前記のような問題を解決し、一石
型スイッチングコンバータの効率を高めるために、自己
消弧型の補助半導体スイッチ素子をスナバ用ダイオード
と逆並列に接続し、半導体スイッチ素子の信号回路と共
用して半導体スイッチ素子がオンの時は補助半導体スイ
ッチ素子がオフ、半導体スイッチ素子がオフの時は補助
半導体スイッチ素子をオンとし、コンデンサに充電され
た電荷を補助半導体スイッチ素子を通じて直流電源に回
生する方法が提案されている。しかし、前記方法では、
補助半導体スイッチ素子は半導体スイッチ素子と信号回
路を共用できるとはいえ、外部からの制御信号が不可欠
であった。このため、半導体スイッチ素子がN型の場合
は、一般的に補助半導体スイッチ素子には品揃えの少な
いP型を用いねばならず回路設計が厄介となる。例えば
補助半導体スイッチ素子にN型を用いるよう回路設計す
る場合には、別の信号回路が必要となり、スナバ回路と
しては回路が煩雑となり実用化は難しいという問題があ
った。
型スイッチングコンバータの効率を高めるために、自己
消弧型の補助半導体スイッチ素子をスナバ用ダイオード
と逆並列に接続し、半導体スイッチ素子の信号回路と共
用して半導体スイッチ素子がオンの時は補助半導体スイ
ッチ素子がオフ、半導体スイッチ素子がオフの時は補助
半導体スイッチ素子をオンとし、コンデンサに充電され
た電荷を補助半導体スイッチ素子を通じて直流電源に回
生する方法が提案されている。しかし、前記方法では、
補助半導体スイッチ素子は半導体スイッチ素子と信号回
路を共用できるとはいえ、外部からの制御信号が不可欠
であった。このため、半導体スイッチ素子がN型の場合
は、一般的に補助半導体スイッチ素子には品揃えの少な
いP型を用いねばならず回路設計が厄介となる。例えば
補助半導体スイッチ素子にN型を用いるよう回路設計す
る場合には、別の信号回路が必要となり、スナバ回路と
しては回路が煩雑となり実用化は難しいという問題があ
った。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明は前記のような
問題を解決し、ロスが極めて少なく、しかも外部からの
制御信号を制御する回路が不要なスイッチングコンバー
タ用スナバ回路を提供することにある。
問題を解決し、ロスが極めて少なく、しかも外部からの
制御信号を制御する回路が不要なスイッチングコンバー
タ用スナバ回路を提供することにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、直流電源に負
荷を接続した回路に、スイッチングコンバータ用の半導
体スイッチ素子と、該半導体スイッチ素子がオフの時に
発生するサージ電圧を吸収するスナバ用コンデンサと、
該スナバ用コンデンサに充電された電荷が前記半導体ス
イッチ素子がオンの時に放電されることを阻止するスナ
バ用ダイオードと、半導体スイッチ素子がオフの時にス
ナバ用コンデンサの電荷を負荷を通じて直流電源に回生
するための補助半導体スイッチ素子と、コンデンサ電圧
の上昇を検出するコンデンサ電圧検出用ツェナーダイオ
ードと、該コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオードの
保護抵抗と、前記補助半導体スイッチ素子のゲート電極
を過電圧から保護するゲート電極保護用ツェナーダイオ
ードとを設けたことを特徴とするものである。
荷を接続した回路に、スイッチングコンバータ用の半導
体スイッチ素子と、該半導体スイッチ素子がオフの時に
発生するサージ電圧を吸収するスナバ用コンデンサと、
該スナバ用コンデンサに充電された電荷が前記半導体ス
イッチ素子がオンの時に放電されることを阻止するスナ
バ用ダイオードと、半導体スイッチ素子がオフの時にス
ナバ用コンデンサの電荷を負荷を通じて直流電源に回生
するための補助半導体スイッチ素子と、コンデンサ電圧
の上昇を検出するコンデンサ電圧検出用ツェナーダイオ
ードと、該コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオードの
保護抵抗と、前記補助半導体スイッチ素子のゲート電極
を過電圧から保護するゲート電極保護用ツェナーダイオ
ードとを設けたことを特徴とするものである。
【0005】
【作用】本発明のスイッチングコンバータ用スナバ回路
は、半導体スイッチ素子のオフ時に発生するサージ電圧
をスナバ用コンデンサにより吸収し、該半導体スイッチ
素子がオンの時にはスナバ用ダイオードによりスナバ用
コンデンサに充電された電荷が放電されることを阻止
し、半導体スイッチ素子がオフの時、保護抵抗を介した
コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオードによるコンデ
ンサ電圧に基づき、ゲート電極保護用ツェナーダイオー
ドにより過電圧から保護された補助半導体スイッチ素子
によりスナバ用コンデンサに蓄積された電荷を負荷を通
じて直流電源に回生するものである。
は、半導体スイッチ素子のオフ時に発生するサージ電圧
をスナバ用コンデンサにより吸収し、該半導体スイッチ
素子がオンの時にはスナバ用ダイオードによりスナバ用
コンデンサに充電された電荷が放電されることを阻止
し、半導体スイッチ素子がオフの時、保護抵抗を介した
コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオードによるコンデ
ンサ電圧に基づき、ゲート電極保護用ツェナーダイオー
ドにより過電圧から保護された補助半導体スイッチ素子
によりスナバ用コンデンサに蓄積された電荷を負荷を通
じて直流電源に回生するものである。
【0006】
【実施例】次に、本発明を図示の実施例に基づいて詳細
に説明する。3は直流電源1に負荷2を接続した回路に
設けられる半導体スイッチ素子、4は半導体スイッチ素
子3のオフによりサージ電圧を吸収するスナバ用コンデ
ンサで、回路の線路インダクタンスには逆方向の起電力
が発生し、オフ状態の半導体スイッチ素子3には順方向
電圧(サージ電圧)が印加される。このサージ電圧は直
流電源1との直列回路で前記スナバ用コンデンサ4に充
電される。5は前記半導体スイッチ素子3のオンの時、
スナバ用コンデンサ4に充電された電荷の放電を阻止す
るスナバ用ダイオード、6はスナバ用コンデンサ4に蓄
積された電荷を負荷2を通じて直流電源1に回生するた
めの補助半導体スイッチ素子、7はスナバ用コンデンサ
4のコンデンサ電圧ecの上昇を検出するコンデンサ電
圧検出用ツェナーダイオード、8はコンデンサ電圧検出
用ツェナーダイオード7の保護抵抗、9は補助半導体ス
イッチ素子6のゲート電極の過電圧から保護するゲート
電極保護用ツェナーダイオードである。
に説明する。3は直流電源1に負荷2を接続した回路に
設けられる半導体スイッチ素子、4は半導体スイッチ素
子3のオフによりサージ電圧を吸収するスナバ用コンデ
ンサで、回路の線路インダクタンスには逆方向の起電力
が発生し、オフ状態の半導体スイッチ素子3には順方向
電圧(サージ電圧)が印加される。このサージ電圧は直
流電源1との直列回路で前記スナバ用コンデンサ4に充
電される。5は前記半導体スイッチ素子3のオンの時、
スナバ用コンデンサ4に充電された電荷の放電を阻止す
るスナバ用ダイオード、6はスナバ用コンデンサ4に蓄
積された電荷を負荷2を通じて直流電源1に回生するた
めの補助半導体スイッチ素子、7はスナバ用コンデンサ
4のコンデンサ電圧ecの上昇を検出するコンデンサ電
圧検出用ツェナーダイオード、8はコンデンサ電圧検出
用ツェナーダイオード7の保護抵抗、9は補助半導体ス
イッチ素子6のゲート電極の過電圧から保護するゲート
電極保護用ツェナーダイオードである。
【0007】このように構成された回路において、はじ
めに半導体スイッチ素子3を通電し、負荷2に電圧Eを
出力する。そして所定時間後、半導体スイッチ素子3が
オフされると、回路の線路インダクタンスにより逆方向
の起電力が発生し、オフの半導体スイッチ素子3には順
方向電圧すなわちサージ電圧が印加される。このサージ
電圧は直流電圧1との直列回路でスナバ用ダイオード5
を通じてスナバ用コンデンサ4を充電する。
めに半導体スイッチ素子3を通電し、負荷2に電圧Eを
出力する。そして所定時間後、半導体スイッチ素子3が
オフされると、回路の線路インダクタンスにより逆方向
の起電力が発生し、オフの半導体スイッチ素子3には順
方向電圧すなわちサージ電圧が印加される。このサージ
電圧は直流電圧1との直列回路でスナバ用ダイオード5
を通じてスナバ用コンデンサ4を充電する。
【0008】そして、線路インダクタンス等に蓄積され
たエネルギーは半導体スイッチ素子3のオフ時に順方向
電圧としてスナバ用コンデンサ4に蓄積される。スナバ
用コンデンサ4の充電回路はスナバ用ダイオード5を通
した一方向の経路となっているため、スナバ用コンデン
サ4には電荷が蓄積され続け、過電圧となってスナバ用
コンデンサ4や半導体スイッチ素子3を破壊する恐れが
生じることとなる。しかし補助半導体スイッチ素子6は
スナバ用ダイオード5と逆並列に接続されているが、コ
ンデンサ電圧ecが設定値以下の場合は動作しない。保
護抵抗8の抵抗値のためコンデンサ電圧ecはコンデン
サ電圧検出用ツェナーダイオード7およびゲート電極保
護用ツェナーダイオード9を通した回路で急には放電せ
ず、ツェナーダイオード7の設定値に達するまで上昇し
てスナバ用コンデンサ4にサージエネルギーがすべて吸
収されることとなる。
たエネルギーは半導体スイッチ素子3のオフ時に順方向
電圧としてスナバ用コンデンサ4に蓄積される。スナバ
用コンデンサ4の充電回路はスナバ用ダイオード5を通
した一方向の経路となっているため、スナバ用コンデン
サ4には電荷が蓄積され続け、過電圧となってスナバ用
コンデンサ4や半導体スイッチ素子3を破壊する恐れが
生じることとなる。しかし補助半導体スイッチ素子6は
スナバ用ダイオード5と逆並列に接続されているが、コ
ンデンサ電圧ecが設定値以下の場合は動作しない。保
護抵抗8の抵抗値のためコンデンサ電圧ecはコンデン
サ電圧検出用ツェナーダイオード7およびゲート電極保
護用ツェナーダイオード9を通した回路で急には放電せ
ず、ツェナーダイオード7の設定値に達するまで上昇し
てスナバ用コンデンサ4にサージエネルギーがすべて吸
収されることとなる。
【0009】そして、コンデンサ電圧ecが設定値に達
すると、スナバ用コンデンサ4、ゲート電極保護用ツェ
ナーダイオー9、コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオ
ード7、保護抵抗8を通したバイパス回路が形成され
る。このとき、補助半導体スイッチ素子6のゲート電圧
はゲート電極保護用ツェナーダイオード9により設定さ
れるツェナー電圧に保持されて補助半導体スイッチ素子
6はオン状態となり、スナバ用コンデンサ4の電荷は補
助半導体スイッチ素子6及び負荷2を通じて直流電源1
に回生されることとなる。
すると、スナバ用コンデンサ4、ゲート電極保護用ツェ
ナーダイオー9、コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオ
ード7、保護抵抗8を通したバイパス回路が形成され
る。このとき、補助半導体スイッチ素子6のゲート電圧
はゲート電極保護用ツェナーダイオード9により設定さ
れるツェナー電圧に保持されて補助半導体スイッチ素子
6はオン状態となり、スナバ用コンデンサ4の電荷は補
助半導体スイッチ素子6及び負荷2を通じて直流電源1
に回生されることとなる。
【0010】このようにしてスナバ用コンデンサ4が放
電されてコンデンサ電圧ecが低下するとスナバ用コン
デンサ4、ゲート電極保護用ツェナーダイオード9、コ
ンデンサ電圧検出用ツェナーダイオード7及び保護抵抗
8を通したバイパス回路は解消され、、補助半導体スイ
ッチ素子6のゲート電圧は低下し、該補助半導体スイッ
チ素子6はオフされ、再び、半導体スイッチ素子3がオ
フの時、前記と同様にしてスナバ用コンデンサ4に充電
が行われ、コンデンサ電圧ecが所定値に達するとスナ
バ用コンデンサ4の電荷の放電が行われ直流電源1への
回生が繰り返されることとなる。
電されてコンデンサ電圧ecが低下するとスナバ用コン
デンサ4、ゲート電極保護用ツェナーダイオード9、コ
ンデンサ電圧検出用ツェナーダイオード7及び保護抵抗
8を通したバイパス回路は解消され、、補助半導体スイ
ッチ素子6のゲート電圧は低下し、該補助半導体スイッ
チ素子6はオフされ、再び、半導体スイッチ素子3がオ
フの時、前記と同様にしてスナバ用コンデンサ4に充電
が行われ、コンデンサ電圧ecが所定値に達するとスナ
バ用コンデンサ4の電荷の放電が行われ直流電源1への
回生が繰り返されることとなる。
【0011】また、本発明においてはスナバ用コンデン
サ4とスナバ用ダイオード5と、該スナバ用ダイオード
5と逆並列に接続される補助半導体スイッチ素子6及び
該補助半導体スイッチ素子6を動作させるコンデンサ電
圧検出用ツェナーダイオード7とゲート電極保護用ツェ
ナーダイオード9により外部からの制御信号を不要とす
ることができることから、図2に示される第2の実施例
のように、スナバ用コンデンサ4とスナバ用ダイオード
5の位置を第1の実施例と入れ換えても他の信号回路を
付加することなく、スナバ回路が容易に構成できるもの
で、この場合、品揃えが豊富で回路設計が容易なN型の
補助半導体スイッチ素子6及び半導体スイッチ素子3を
用いることとなり、補助半導体スイッチ素子6の動作の
制御電圧極性が異なることになる以外は第1の実施例と
同じ作用のため、同一符号を付して説明を省略する。
サ4とスナバ用ダイオード5と、該スナバ用ダイオード
5と逆並列に接続される補助半導体スイッチ素子6及び
該補助半導体スイッチ素子6を動作させるコンデンサ電
圧検出用ツェナーダイオード7とゲート電極保護用ツェ
ナーダイオード9により外部からの制御信号を不要とす
ることができることから、図2に示される第2の実施例
のように、スナバ用コンデンサ4とスナバ用ダイオード
5の位置を第1の実施例と入れ換えても他の信号回路を
付加することなく、スナバ回路が容易に構成できるもの
で、この場合、品揃えが豊富で回路設計が容易なN型の
補助半導体スイッチ素子6及び半導体スイッチ素子3を
用いることとなり、補助半導体スイッチ素子6の動作の
制御電圧極性が異なることになる以外は第1の実施例と
同じ作用のため、同一符号を付して説明を省略する。
【0012】さらに、図3は本発明の第3の実施例を示
すもので、スナバ用コンデンサ4を設けた第1の実施例
と同様の回路に該スナバ用コンデンサ4と並列にスナバ
用コンデンサ17を付加したもので、半導体スイッチ素
子3のオフ時に発生するサージ電圧をスナバ用コンデン
サ4、17の並列回路で吸収することにより、第1、第
2の実施例と比較して大幅にサージ発生を抑制すること
ができるもので、従来のように負荷2にもスナバ回路を
付与して2個のスナバ回路によるサージ発生の抑制と同
様のサージ発生抑制効果を簡単で安価な回路により達成
することができる。なお、図3には補助半導体スイッチ
素子6の制御回路が省略されているが、図1に示す第1
の実施例と同様の制御回路が設けられるものであり、ま
たスナバ用コンデンサ17を付加した点以外は第1の実
施例と同じため同一符号を付して説明を省略する。
すもので、スナバ用コンデンサ4を設けた第1の実施例
と同様の回路に該スナバ用コンデンサ4と並列にスナバ
用コンデンサ17を付加したもので、半導体スイッチ素
子3のオフ時に発生するサージ電圧をスナバ用コンデン
サ4、17の並列回路で吸収することにより、第1、第
2の実施例と比較して大幅にサージ発生を抑制すること
ができるもので、従来のように負荷2にもスナバ回路を
付与して2個のスナバ回路によるサージ発生の抑制と同
様のサージ発生抑制効果を簡単で安価な回路により達成
することができる。なお、図3には補助半導体スイッチ
素子6の制御回路が省略されているが、図1に示す第1
の実施例と同様の制御回路が設けられるものであり、ま
たスナバ用コンデンサ17を付加した点以外は第1の実
施例と同じため同一符号を付して説明を省略する。
【0013】
【発明の効果】本発明は前記説明によって明らかなよう
に、半導体スイッチ素子のオフ時に発生するサージ電圧
をスナバ用コンデンサに充電し、スナバ用コンデンサの
電荷をコンデンサ電圧検出ツェナーダイオード、ゲート
電極保護用ツェナーダイオード、保護抵抗よりなるバイ
パス回路を通じて直流電源に回生させるので、損失が少
なく極めて効率のよいものとなる。また補助半導体スイ
ッチ素子をコンデンサ電圧検出用ツェナーダイオードと
ゲート電極保護用ツェナーダイオードにより動作させる
ことができるので、外部の制御信号の入力を不要とし、
品揃えの豊富なN型の補助半導体スイッチ素子も利用で
きるため回路設計が容易にでき、且つ回路を簡単で安価
なものとすることができる。従って、本発明は従来の問
題点を解決したロスレスのスイッチングコンバータ用ス
ナバ回路で、単に2端子で、非常に汎用的であるため他
の電力変換回路への応用も充分考えられ、業界の発展に
寄与するところ極めて大なものである。
に、半導体スイッチ素子のオフ時に発生するサージ電圧
をスナバ用コンデンサに充電し、スナバ用コンデンサの
電荷をコンデンサ電圧検出ツェナーダイオード、ゲート
電極保護用ツェナーダイオード、保護抵抗よりなるバイ
パス回路を通じて直流電源に回生させるので、損失が少
なく極めて効率のよいものとなる。また補助半導体スイ
ッチ素子をコンデンサ電圧検出用ツェナーダイオードと
ゲート電極保護用ツェナーダイオードにより動作させる
ことができるので、外部の制御信号の入力を不要とし、
品揃えの豊富なN型の補助半導体スイッチ素子も利用で
きるため回路設計が容易にでき、且つ回路を簡単で安価
なものとすることができる。従って、本発明は従来の問
題点を解決したロスレスのスイッチングコンバータ用ス
ナバ回路で、単に2端子で、非常に汎用的であるため他
の電力変換回路への応用も充分考えられ、業界の発展に
寄与するところ極めて大なものである。
【図1】本発明の第1の実施例を示す回路図である。
【図2】本発明の第2の実施例を示す回路図である。
【図3】本発明の第3の実施例を示す回路図である。
1 直流電源 2 負荷 3 半導体スイッチ素子 4 スナバ用コンデンサ 5 スナバ用ツェナダイオード 6 補助半導体スイッチ素子 8 保護抵抗 9 コンデンサ電圧検出用ツェナーダイオード
Claims (1)
- 【請求項1】 直流電源(1) に負荷(2) を接続した回路
に、スイッチングコンバータ用の半導体スイッチ素子
(3) と、該半導体スイッチ素子(3) がオフの時に発生す
るサージ電圧を吸収するスナバ用コンデンサ(4) と、該
スナバ用コンデンサ(4) に充電された電荷が前記半導体
スイッチ素子(3) がオンの時に放電されることを阻止す
るスナバ用ダイオード(5) と、半導体スイッチ素子(3)
がオフの時にスナバ用コンデンサ(4) の電荷を負荷(2)
を通じて直流電源(1) に回生するための補助半導体スイ
ッチ素子(6) と、コンデンサ電圧の上昇を検出するコン
デンサ電圧検出用ツェナーダイオード(7) と、該コンデ
ンサ電圧検出用ツェナーダイオード(7) の保護抵抗(8)
と、前記補助半導体スイッチ素子(6) のゲート電極を過
電圧から保護するゲート電極保護用ツェナーダイオード
(9) とを設けたことを特徴とするスイッチングコンバー
タ用スナバ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6249198A JPH08116663A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | スイッチングコンバータ用スナバ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6249198A JPH08116663A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | スイッチングコンバータ用スナバ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH08116663A true JPH08116663A (ja) | 1996-05-07 |
Family
ID=17189372
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6249198A Withdrawn JPH08116663A (ja) | 1994-10-14 | 1994-10-14 | スイッチングコンバータ用スナバ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH08116663A (ja) |
Cited By (5)
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- 1994-10-14 JP JP6249198A patent/JPH08116663A/ja not_active Withdrawn
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