JPH0736319Y2 - 棒状体の取出し装置 - Google Patents
棒状体の取出し装置Info
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- JPH0736319Y2 JPH0736319Y2 JP1990099374U JP9937490U JPH0736319Y2 JP H0736319 Y2 JPH0736319 Y2 JP H0736319Y2 JP 1990099374 U JP1990099374 U JP 1990099374U JP 9937490 U JP9937490 U JP 9937490U JP H0736319 Y2 JPH0736319 Y2 JP H0736319Y2
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- Japan
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- shaped body
- shaped
- stopper
- partition member
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E30/00—Energy generation of nuclear origin
- Y02E30/30—Nuclear fission reactors
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- Feeding Of Articles To Conveyors (AREA)
- Filling Or Emptying Of Bunkers, Hoppers, And Tanks (AREA)
- De-Stacking Of Articles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、バーナブルポイズン棒等の棒状体を自動的に
取出し、所望の箇所へ供給するための装置に関するもの
である。
取出し、所望の箇所へ供給するための装置に関するもの
である。
一般に、使用済バーナブルポイズン棒や制御棒等の棒状
体は、一次減容処理によりバーナブルポイズン集合体や
制御棒クラスタの保持部から切離され、長尺の形状のま
ま専用の貯蔵バスケットに収納されて水中保管されるの
が一般的である。
体は、一次減容処理によりバーナブルポイズン集合体や
制御棒クラスタの保持部から切離され、長尺の形状のま
ま専用の貯蔵バスケットに収納されて水中保管されるの
が一般的である。
ところが、近年、上記集合体の発生本数が大幅に増大
し、プール内での保管に限界があることから、上記棒状
体を上記貯蔵バスケットより取出し、さらに細かく切断
する、いわゆる二次減容処理の検討が進められている。
例えば、実開昭63-68000号公報には、一次減容処理され
た各棒状体を貯蔵バスケットから1本ずつ取出し、切断
装置によってさらに二次減容処理を施すための装置が開
示されている。
し、プール内での保管に限界があることから、上記棒状
体を上記貯蔵バスケットより取出し、さらに細かく切断
する、いわゆる二次減容処理の検討が進められている。
例えば、実開昭63-68000号公報には、一次減容処理され
た各棒状体を貯蔵バスケットから1本ずつ取出し、切断
装置によってさらに二次減容処理を施すための装置が開
示されている。
しかしながら、このような二次減容処理では、各棒状体
をバスケットから取出す際に、マジックハンドのような
つかみ工具を、プール上のピットクレーン等から肉眼ま
たは水中テレビジョン等によって監視しながら遠隔操作
しなければならず、その作業は困難を極める。そこで、
実開昭60-40000号公報では、バスケットの収納空間を多
数に区切り、各単位区画内に棒状体を1本ずつ収納する
とともに、各区画に収納された棒状体の上方への突出量
を互いに異ならせる手段をバスケット底部に設けること
により、このバスケットからの棒状体の取出し操作を容
易化するものが提案されている。
をバスケットから取出す際に、マジックハンドのような
つかみ工具を、プール上のピットクレーン等から肉眼ま
たは水中テレビジョン等によって監視しながら遠隔操作
しなければならず、その作業は困難を極める。そこで、
実開昭60-40000号公報では、バスケットの収納空間を多
数に区切り、各単位区画内に棒状体を1本ずつ収納する
とともに、各区画に収納された棒状体の上方への突出量
を互いに異ならせる手段をバスケット底部に設けること
により、このバスケットからの棒状体の取出し操作を容
易化するものが提案されている。
上記公報に示されるバスケットによれば、各棒状体の取
出し操作は容易化されるが、この取出しには依然として
遠隔操作を要する工具等が必要であるため、より一層の
処理作業の容易化が課題として残される。また、棒状体
の切断は複数本まとめて行うのが効率的であるが、上記
のような遠隔操作で駆動されるマジックハンドにより複
数本の棒状体を一度につかむことは容易でなく、このた
め、上記棒状体は1本ずつ処理されているのが現状であ
る。
出し操作は容易化されるが、この取出しには依然として
遠隔操作を要する工具等が必要であるため、より一層の
処理作業の容易化が課題として残される。また、棒状体
の切断は複数本まとめて行うのが効率的であるが、上記
のような遠隔操作で駆動されるマジックハンドにより複
数本の棒状体を一度につかむことは容易でなく、このた
め、上記棒状体は1本ずつ処理されているのが現状であ
る。
本考案は、このような事情に鑑み、複数本の棒状体を自
動的にまとめて取出し、所望の箇所へ供給することがで
きる取出し装置を提供することを目的とする。
動的にまとめて取出し、所望の箇所へ供給することがで
きる取出し装置を提供することを目的とする。
本考案は、複数本の棒状体を取出して所望の箇所へ供給
するための棒状体の取出し装置であって、前下がりに傾
斜する底壁を有し、前方に開放された棒状体収納部と、
この棒状体収納部の前方でこれと対向する位置に設けら
れた仕切り部材と、この仕切り部材と上記棒状体収納部
との隙間に設けられ、前下がりに傾斜する上端面を有
し、この上端面が上記棒状体収納部の底壁の前端と同じ
高さ又はそれよりも低くなる位置と上記仕切り部材の上
端よりも高くなる位置との間で昇降する昇降部材と、上
記仕切り部材の前方に設けられ、この仕切り部材の上方
から供給された棒状体を上記仕切り部材に沿って下降さ
せる案内部とを備えたものである(請求項1)。
するための棒状体の取出し装置であって、前下がりに傾
斜する底壁を有し、前方に開放された棒状体収納部と、
この棒状体収納部の前方でこれと対向する位置に設けら
れた仕切り部材と、この仕切り部材と上記棒状体収納部
との隙間に設けられ、前下がりに傾斜する上端面を有
し、この上端面が上記棒状体収納部の底壁の前端と同じ
高さ又はそれよりも低くなる位置と上記仕切り部材の上
端よりも高くなる位置との間で昇降する昇降部材と、上
記仕切り部材の前方に設けられ、この仕切り部材の上方
から供給された棒状体を上記仕切り部材に沿って下降さ
せる案内部とを備えたものである(請求項1)。
さらに、上記隙間内で昇降部材よりも下方の位置に昇降
可能にストッパを設けるとともに、上記昇降部材の下端
面が上記棒状体収納部の底壁の前端よりも高い位置まで
上昇した状態で上記底壁の前端と仕切り部材との隙間を
埋める位置まで上記ストッパを上昇させるストッパ作動
手段を備えれば、より効果的である(請求項2)。
可能にストッパを設けるとともに、上記昇降部材の下端
面が上記棒状体収納部の底壁の前端よりも高い位置まで
上昇した状態で上記底壁の前端と仕切り部材との隙間を
埋める位置まで上記ストッパを上昇させるストッパ作動
手段を備えれば、より効果的である(請求項2)。
また、上記棒状体収納部の後部に、この棒状体収納部に
収納された棒状体を後方から前方へ押出す押出し手段を
設けることにより、さらに優れた効果が得られる(請求
項3)。
収納された棒状体を後方から前方へ押出す押出し手段を
設けることにより、さらに優れた効果が得られる(請求
項3)。
請求項1記載の装置によれば、次の手順で棒状体の取出
しが自動的に行われる。
しが自動的に行われる。
まず、昇降部材の上端面が棒状体収納部の前端と同じ高
さ又はそれよりも低い位置にある状態では、上記棒状体
収納部内に収納された多数本の棒状体のうち最前列の棒
状体がその自重で前下がりの底壁に沿って棒状体収納部
の前方まで押出され、これらの棒状体の下端部が昇降部
材の上端面に載った状態になる。
さ又はそれよりも低い位置にある状態では、上記棒状体
収納部内に収納された多数本の棒状体のうち最前列の棒
状体がその自重で前下がりの底壁に沿って棒状体収納部
の前方まで押出され、これらの棒状体の下端部が昇降部
材の上端面に載った状態になる。
この状態から昇降部材を上昇させることにより、この昇
降部材に載ったまま上記棒状体が仕切り部材に沿って上
方へ搬送される。そして、この昇降部材の上端面が仕切
り部材の上端を超えるまで上昇し、この昇降部材によっ
て上記棒状体が他の棒状体から仕分けられることによ
り、これらの棒状体は昇降部材の上端面から前方へ滑り
落ち、そのまま案内部に案内されながら仕切り部材に沿
って下降することにより、所望の箇所へ供給される。
降部材に載ったまま上記棒状体が仕切り部材に沿って上
方へ搬送される。そして、この昇降部材の上端面が仕切
り部材の上端を超えるまで上昇し、この昇降部材によっ
て上記棒状体が他の棒状体から仕分けられることによ
り、これらの棒状体は昇降部材の上端面から前方へ滑り
落ち、そのまま案内部に案内されながら仕切り部材に沿
って下降することにより、所望の箇所へ供給される。
さらに、請求項2記載の装置によれば、上記昇降部材の
高さ寸法が小さい場合でも、この昇降部材の上昇ととも
にストッパが上昇して棒状体収納部と仕切り部材との隙
間を埋めることにより、この隙間に棒状体が入り込むこ
とが防がれる。
高さ寸法が小さい場合でも、この昇降部材の上昇ととも
にストッパが上昇して棒状体収納部と仕切り部材との隙
間を埋めることにより、この隙間に棒状体が入り込むこ
とが防がれる。
また、請求項3記載の装置によれば、棒状体収納部内の
棒状体が詰まって前方へ送られない場合でも、押出し手
段の作動によって上記棒状体が強制的に前方へ押出され
る。
棒状体が詰まって前方へ送られない場合でも、押出し手
段の作動によって上記棒状体が強制的に前方へ押出され
る。
本考案の第1実施例を第1図〜第4図に基づいて説明す
る。
る。
第1図〜第3図に示される取出し装置は、上方および前
方(第2,3図では左方)に開放された本体10を備えてい
る。この本体10内には、バーナブルポイズン棒や制御棒
等の多数の棒状体Bを収納する棒状体収納部12が設けら
れ、この棒状体収納部12は上方および前方に開放された
容器状に形成されている。第3図に示されるように、こ
の棒状体収納部12は、所定角度θだけ前下がりに傾斜し
た底壁14を有するとともに、第1図に示されるように、
両側壁の前部が内側に折曲げられることにより絞り部16
が形成されており、この折曲げによる前方の開口幅は、
一回の動作で取出したい棒状体Bの本数に応じて設定さ
れている。すなわち、この絞り部16の屈曲角度によっ
て、1回に取出される棒状体Bの本数が調整されてい
る。
方(第2,3図では左方)に開放された本体10を備えてい
る。この本体10内には、バーナブルポイズン棒や制御棒
等の多数の棒状体Bを収納する棒状体収納部12が設けら
れ、この棒状体収納部12は上方および前方に開放された
容器状に形成されている。第3図に示されるように、こ
の棒状体収納部12は、所定角度θだけ前下がりに傾斜し
た底壁14を有するとともに、第1図に示されるように、
両側壁の前部が内側に折曲げられることにより絞り部16
が形成されており、この折曲げによる前方の開口幅は、
一回の動作で取出したい棒状体Bの本数に応じて設定さ
れている。すなわち、この絞り部16の屈曲角度によっ
て、1回に取出される棒状体Bの本数が調整されてい
る。
この棒状体収納部12の前方には、これと対向する位置に
仕切り板(仕切り部材)18が立設されている。この仕切
り板18は、上記棒状体収納部12における底壁14の前端よ
りも低い位置、より具体的には本体10の底壁の位置か
ら、上記底壁14の前端よりも数段高い位置にまで至って
おり、その上端面19は前下がりの傾斜面とされている。
仕切り板(仕切り部材)18が立設されている。この仕切
り板18は、上記棒状体収納部12における底壁14の前端よ
りも低い位置、より具体的には本体10の底壁の位置か
ら、上記底壁14の前端よりも数段高い位置にまで至って
おり、その上端面19は前下がりの傾斜面とされている。
この仕切り板18と上記棒状体収納部12との間には、棒状
体Bの直径と略同等の幅をもつ隙間20が設けられてお
り、この隙間20内には、水平方向に延びる昇降バー(昇
降部材)21が昇降可能に設けられている。
体Bの直径と略同等の幅をもつ隙間20が設けられてお
り、この隙間20内には、水平方向に延びる昇降バー(昇
降部材)21が昇降可能に設けられている。
この昇降バー21の上端面22は前下がりの傾斜面とされて
おり、逆に下端面は前上がりの傾斜面とされている。こ
の昇降バー21において本体10の両側壁から外側に突出す
る部分は、取付部材23を介してチェーン24に固定されて
いる。このチェーン24は、第2図に示されるように、本
体10の側壁の上下に配された3個のプーリ26〜28に掛け
渡されており、このうち1個のプーリ28の回転軸30は、
適当な駆動伝達機構を介して図外の駆動源に連結されて
いる。そして、この駆動源によりプーリ28が回転駆動さ
れ、チェーン24が駆動されることにより、上記昇降バー
21が隙間20に沿って昇降駆動されるようになっている。
おり、逆に下端面は前上がりの傾斜面とされている。こ
の昇降バー21において本体10の両側壁から外側に突出す
る部分は、取付部材23を介してチェーン24に固定されて
いる。このチェーン24は、第2図に示されるように、本
体10の側壁の上下に配された3個のプーリ26〜28に掛け
渡されており、このうち1個のプーリ28の回転軸30は、
適当な駆動伝達機構を介して図外の駆動源に連結されて
いる。そして、この駆動源によりプーリ28が回転駆動さ
れ、チェーン24が駆動されることにより、上記昇降バー
21が隙間20に沿って昇降駆動されるようになっている。
さらに、この隙間20において上記昇降バー21よりも下方
の位置には、水平方向に延びるストッパバー(ストッ
パ)32が設けられている。このストッパバー32は、上記
昇降バー21の下端面と略合致する前上がりの上端面33を
有し、両側端部は本体10の側壁から外側に突出してい
る。これに対し、本体10の側壁において上記ストッパバ
ー32の両端部よりも下方の位置には水平な支持板34が固
定され、この支持板34と上記ストッパバー32の両端部下
面との間に圧縮ばね(ストッパ作動手段)36が介設され
ている。この圧縮ばね36の弾発力によってストッパバー
32は下から押し上げられた状態にあり、その押し上げの
上限位置は、上記ストッパバー32の上端面33が上記棒状
体収納部12の底壁14の前端と合致あるいはそれよりも上
方となる位置に設定されている。
の位置には、水平方向に延びるストッパバー(ストッ
パ)32が設けられている。このストッパバー32は、上記
昇降バー21の下端面と略合致する前上がりの上端面33を
有し、両側端部は本体10の側壁から外側に突出してい
る。これに対し、本体10の側壁において上記ストッパバ
ー32の両端部よりも下方の位置には水平な支持板34が固
定され、この支持板34と上記ストッパバー32の両端部下
面との間に圧縮ばね(ストッパ作動手段)36が介設され
ている。この圧縮ばね36の弾発力によってストッパバー
32は下から押し上げられた状態にあり、その押し上げの
上限位置は、上記ストッパバー32の上端面33が上記棒状
体収納部12の底壁14の前端と合致あるいはそれよりも上
方となる位置に設定されている。
一方、上記仕切り板18の前方には案内部40が設けられて
いる。この案内部40は、上記仕切り板18と、上記本体10
との間に隙間20を残してその前方両翼に配された左右一
対の柱部材42と、これら柱部材42の前縁部に固定された
案内板44とによって角筒状に形成されており、上記仕切
り板18の上方から供給される棒状体Bを仕切り板18に沿
って降下させるように構成されている。
いる。この案内部40は、上記仕切り板18と、上記本体10
との間に隙間20を残してその前方両翼に配された左右一
対の柱部材42と、これら柱部材42の前縁部に固定された
案内板44とによって角筒状に形成されており、上記仕切
り板18の上方から供給される棒状体Bを仕切り板18に沿
って降下させるように構成されている。
次に、この装置による棒状体Bの取出し工程を第4図に
基づいて説明する。
基づいて説明する。
i)工程P1 多数の棒状体Bが収納された貯蔵バスケット48を棒状体
収納部12内に上から挿入する。このバスケット48には、
その底壁が開閉できるように構成したものを使用する。
収納部12内に上から挿入する。このバスケット48には、
その底壁が開閉できるように構成したものを使用する。
一方、昇降バー21は、その上端面22が棒状体収納部12内
における底壁14の前端と同じ高さまたはそれよりも低く
なる位置まで下降させておく。このとき、ストッパバー
32は、圧縮ばね36の弾発力により上記昇降バー21の下端
面に押付けられた状態となる。また、案内部40の下端出
口46の下方の位置には、切断装置等の処理装置(図示せ
ず)をセットしておく。
における底壁14の前端と同じ高さまたはそれよりも低く
なる位置まで下降させておく。このとき、ストッパバー
32は、圧縮ばね36の弾発力により上記昇降バー21の下端
面に押付けられた状態となる。また、案内部40の下端出
口46の下方の位置には、切断装置等の処理装置(図示せ
ず)をセットしておく。
ii)工程P2 上記バスケット48の底壁を開き、これに収納されていた
棒状体Bを本装置の棒状体収納部12内に移し換える。移
された棒状体Bは、前下がりの底壁14に案内されながら
自重で前方へ送り出され、最前列の所定本数の棒状体B
のみ、その下端部が昇降バー21の上端面22の上に載る。
棒状体Bを本装置の棒状体収納部12内に移し換える。移
された棒状体Bは、前下がりの底壁14に案内されながら
自重で前方へ送り出され、最前列の所定本数の棒状体B
のみ、その下端部が昇降バー21の上端面22の上に載る。
なお、この棒状体収納部12に棒状体Bを充填する手段は
特に問わず、上記のような特殊なバスケット48を用いる
他、通常のバスケットを天地逆さまにして棒状体Bを移
し換えるようにしてもよい。また、このようなバスケッ
トを介することなく、一次減容処理された棒状体Bを直
接棒状体収納部12内に入れるようにしてもよい。
特に問わず、上記のような特殊なバスケット48を用いる
他、通常のバスケットを天地逆さまにして棒状体Bを移
し換えるようにしてもよい。また、このようなバスケッ
トを介することなく、一次減容処理された棒状体Bを直
接棒状体収納部12内に入れるようにしてもよい。
iii)工程P3 装置全体を所定角度αだけ後方に傾ける。なお、この工
程は省略が可能であり、装置を完全に立直させたまま以
下の工程に進んでもよい。
程は省略が可能であり、装置を完全に立直させたまま以
下の工程に進んでもよい。
iv)工程P4(第1図の状態) 棒状体Bを載せたまま昇降バー21を上昇させる。この上
昇に伴い、上記棒状体Bは仕切り板18に沿って上方に搬
送される。また、この棒状体Bの上昇に伴い、ストッパ
バー32も圧縮ばね36の弾発力で上限位置、すなわちスト
ッパバー32の上端面33が底壁14の前端と合致あるいはそ
れよりも上方の位置まで上昇するので、このストッパバ
ー32によって棒状体収納部12と仕切り板18との間の隙間
20が埋められ、この隙間20に残りの棒状体Bの下端部が
入り込むことが防がれる。
昇に伴い、上記棒状体Bは仕切り板18に沿って上方に搬
送される。また、この棒状体Bの上昇に伴い、ストッパ
バー32も圧縮ばね36の弾発力で上限位置、すなわちスト
ッパバー32の上端面33が底壁14の前端と合致あるいはそ
れよりも上方の位置まで上昇するので、このストッパバ
ー32によって棒状体収納部12と仕切り板18との間の隙間
20が埋められ、この隙間20に残りの棒状体Bの下端部が
入り込むことが防がれる。
v)工程P5 上記昇降バー21の上端面22は前下がりの傾斜面となって
いるので、この上端面22が仕切り板18の上端面19よりも
高くなると、上記上端面22から棒状体Bの下端部が滑り
落ちようとする。しかし、これらの棒状体Bは他の棒状
体Bとからみ合っている場合が多く、この場合には上記
棒状体Bがすぐに落ちないことがある。
いるので、この上端面22が仕切り板18の上端面19よりも
高くなると、上記上端面22から棒状体Bの下端部が滑り
落ちようとする。しかし、これらの棒状体Bは他の棒状
体Bとからみ合っている場合が多く、この場合には上記
棒状体Bがすぐに落ちないことがある。
vi)工程P6 上記工程P5における位置からさらに昇降バー21を上昇さ
せることにより、この昇降バー21によってからみ合った
棒状体Bをすくことになり、上方へ搬送されている棒状
体Bは他の棒状体Bから仕分けされて完全に昇降バー21
から滑り落ちる。滑り落ちた棒状体Bは仕切り板18を乗
り越えて案内部40内に入り、仕分け板18に沿って落下す
ることにより、下端出口46から前記処理装置へ供給され
る。
せることにより、この昇降バー21によってからみ合った
棒状体Bをすくことになり、上方へ搬送されている棒状
体Bは他の棒状体Bから仕分けされて完全に昇降バー21
から滑り落ちる。滑り落ちた棒状体Bは仕切り板18を乗
り越えて案内部40内に入り、仕分け板18に沿って落下す
ることにより、下端出口46から前記処理装置へ供給され
る。
これらの工程が終了した後は、昇降バー21を元の位置
(前記工程P3の位置)に戻し、前記工程P4〜P6を繰返せ
ばよい。
(前記工程P3の位置)に戻し、前記工程P4〜P6を繰返せ
ばよい。
従って、この装置によれば、遠隔操作工具等を用いるこ
となく、所望数の棒状体Bを自動的に取出し、所望の箇
所へ供給することができる。実際に、上記装置を水中に
設置し、装置の傾斜角度αを30°、底壁14の傾斜角度θ
を50°、底壁14の前端からの昇降バー21の上昇ストロー
クを3mに設定したところ、長さ3.8mのバーナブルポイズ
ン棒を確実に送り出せることが実験により確かめられ
た。
となく、所望数の棒状体Bを自動的に取出し、所望の箇
所へ供給することができる。実際に、上記装置を水中に
設置し、装置の傾斜角度αを30°、底壁14の傾斜角度θ
を50°、底壁14の前端からの昇降バー21の上昇ストロー
クを3mに設定したところ、長さ3.8mのバーナブルポイズ
ン棒を確実に送り出せることが実験により確かめられ
た。
次に、第2実施例を第5図および第6図に基づいて説明
する。
する。
ここでは、前記実施例の装置における棒状体収納部12の
後部に、第5図に示されるような押出し手段50が設けら
れている。
後部に、第5図に示されるような押出し手段50が設けら
れている。
具体的に、本体10の背壁には第5図に示されるようなブ
ラケット52が取付けられ、このブラケット52上に水圧シ
リンダ(空圧シリンダでも可)54が固定されている。こ
の水圧シリンダ54は、そのロッド56が装置前方に突出す
る方向に向けられ、このロッド56の先端に押出し板58が
固定されており、この押出し板58は、本体10および棒状
体収納部12の背壁に設けられた貫通穴60を通じて棒状体
収納部12内に突出可能となっている。
ラケット52が取付けられ、このブラケット52上に水圧シ
リンダ(空圧シリンダでも可)54が固定されている。こ
の水圧シリンダ54は、そのロッド56が装置前方に突出す
る方向に向けられ、このロッド56の先端に押出し板58が
固定されており、この押出し板58は、本体10および棒状
体収納部12の背壁に設けられた貫通穴60を通じて棒状体
収納部12内に突出可能となっている。
このような構造によれば、第6図の工程P11のように棒
状体Bが詰まって正常に前方へ送り出されない場合で
も、この状態から上記押出し板58を突出させて全棒状体
Bを後方から前方へ強制的に押出し(工程P12)、その
後に上記押出し板58を後退させることにより(工程
P13)、最前列の棒状体Bを正常な状態で昇降バー21上
に載せることができる。
状体Bが詰まって正常に前方へ送り出されない場合で
も、この状態から上記押出し板58を突出させて全棒状体
Bを後方から前方へ強制的に押出し(工程P12)、その
後に上記押出し板58を後退させることにより(工程
P13)、最前列の棒状体Bを正常な状態で昇降バー21上
に載せることができる。
なお、本考案は上記実施例に限定されるものではなく、
例として次のような態様をとることも可能である。
例として次のような態様をとることも可能である。
(1)上記実施例では、昇降バー21の高さ寸法が小さ
く、昇降バー21が上昇した後の隙間20をストッパバー32
で埋めるようにしたものを示したが、本考案において、
昇降部材の高さ寸法を大きくし、この昇降部材が上昇し
ても隙間が生じない構成にすれば、ストッパは省略可能
である。
く、昇降バー21が上昇した後の隙間20をストッパバー32
で埋めるようにしたものを示したが、本考案において、
昇降部材の高さ寸法を大きくし、この昇降部材が上昇し
ても隙間が生じない構成にすれば、ストッパは省略可能
である。
(2)上記第4図の工程P6の状態において、ストッパバ
ー32の上端面に残りの棒状体Bの下端部が載っている
と、昇降バー21が下降してきた時にこの昇降バー21の下
端面と上記ストッパバー32の上端面とで上記棒状体Bの
下端部が挟まれることになるので、上記ストッパバー32
の上端面33は、この面から棒状体Bの下端部が棒状体収
納部12側にずり落ちるように前上がりの傾斜面とするこ
とが望ましい。ただし、このストッパバー32の上限位置
を十分に高く設定し、このストッパバー32に棒状体Bの
下端部が載るのを確実に防ぐようにすれば、このストッ
パバー32の上端面形状は特に問わない。
ー32の上端面に残りの棒状体Bの下端部が載っている
と、昇降バー21が下降してきた時にこの昇降バー21の下
端面と上記ストッパバー32の上端面とで上記棒状体Bの
下端部が挟まれることになるので、上記ストッパバー32
の上端面33は、この面から棒状体Bの下端部が棒状体収
納部12側にずり落ちるように前上がりの傾斜面とするこ
とが望ましい。ただし、このストッパバー32の上限位置
を十分に高く設定し、このストッパバー32に棒状体Bの
下端部が載るのを確実に防ぐようにすれば、このストッ
パバー32の上端面形状は特に問わない。
以上のように、本考案によれば次の効果を得ることがで
きる。
きる。
まず、請求項1記載の装置は、棒状体収納部内の所定数
の棒状体を昇降部材に載せた状態で仕切り部材に沿って
上方に搬送し、この仕切り部材の上端よりも上の位置か
ら案内部を通して所望の箇所へ降下させるようにしたも
のであるので、従来のような遠隔操作工具等を用いるこ
となく、所望数の棒状体を一度にかつ自動的に取出し、
所望の箇所へ供給することができ、ひいては大幅なコス
トの削減に寄与することが可能である。
の棒状体を昇降部材に載せた状態で仕切り部材に沿って
上方に搬送し、この仕切り部材の上端よりも上の位置か
ら案内部を通して所望の箇所へ降下させるようにしたも
のであるので、従来のような遠隔操作工具等を用いるこ
となく、所望数の棒状体を一度にかつ自動的に取出し、
所望の箇所へ供給することができ、ひいては大幅なコス
トの削減に寄与することが可能である。
さらに、請求項2記載の装置によれば、昇降部材の高さ
寸法が小さい場合でも、この昇降部材が上昇するのに伴
ってストッパ作動手段によりストッパを上昇させ、この
ストッパで棒状体収納部と仕切り部材との隙間を埋める
ことにより、この隙間に棒状体の下端部が入り込むのを
未然に防ぐことができ、これによって正常な取出し作業
を維持することができる効果がある。
寸法が小さい場合でも、この昇降部材が上昇するのに伴
ってストッパ作動手段によりストッパを上昇させ、この
ストッパで棒状体収納部と仕切り部材との隙間を埋める
ことにより、この隙間に棒状体の下端部が入り込むのを
未然に防ぐことができ、これによって正常な取出し作業
を維持することができる効果がある。
また、請求項3記載の装置によれば、棒状体収納部内で
棒状体が詰まる等して正常に前方へ送られなくても、押
出し手段を作動させて上記棒状体を後方から強制的に前
方へ押出すことにより、棒状体を正常な位置へセットす
ることができる効果がある。
棒状体が詰まる等して正常に前方へ送られなくても、押
出し手段を作動させて上記棒状体を後方から強制的に前
方へ押出すことにより、棒状体を正常な位置へセットす
ることができる効果がある。
第1図は本考案の第1実施例における棒状体の取出し装
置の一部断面斜視図、第2図は同取出し装置の側面図、
第3図は同取出し装置の断面側面図、第4図は同取出し
装置による棒状体の取出し工程を示す工程図、第5図は
第2実施例における棒状体の取出し装置に設けられた押
出し手段を示す斜視図、第6図は同押出し手段による棒
状体の押出し工程を示す工程図である。 12……棒状体収納部、14……棒状体収納部の底壁、18…
…仕切り板(仕切り部材)、20……棒状体収納部と仕切
り板との隙間、21……昇降バー(昇降部材)、22……昇
降バーの上端面、32……ストッパバー(ストッパ)、36
……圧縮ばね(ストッパ作動手段)、40……案内部、50
……押出し手段、B……棒状体。
置の一部断面斜視図、第2図は同取出し装置の側面図、
第3図は同取出し装置の断面側面図、第4図は同取出し
装置による棒状体の取出し工程を示す工程図、第5図は
第2実施例における棒状体の取出し装置に設けられた押
出し手段を示す斜視図、第6図は同押出し手段による棒
状体の押出し工程を示す工程図である。 12……棒状体収納部、14……棒状体収納部の底壁、18…
…仕切り板(仕切り部材)、20……棒状体収納部と仕切
り板との隙間、21……昇降バー(昇降部材)、22……昇
降バーの上端面、32……ストッパバー(ストッパ)、36
……圧縮ばね(ストッパ作動手段)、40……案内部、50
……押出し手段、B……棒状体。
Claims (3)
- 【請求項1】複数本の棒状体を取出して所望の箇所へ供
給するための棒状体の取出し装置であって、前下がりに
傾斜する底壁を有し、前方に開放された棒状体収納部
と、この棒状体収納部の前方でこれと対向する位置に設
けられた仕切り部材と、この仕切り部材と上記棒状体収
納部との隙間に設けられ、前下がりに傾斜する上端面を
有し、この上端面が上記棒状体収納部の底壁の前端と同
じ高さもしくはそれよりも低くなる位置と上記仕切り部
材の上端よりも高くなる位置との間で昇降する昇降部材
と、上記仕切り部材の前方に設けられ、この仕切り部材
の上方から供給された棒状体を上記仕切り部材に沿って
下降させる案内部とを備えたことを特徴とする棒状体の
取出し装置。 - 【請求項2】請求項1記載の棒状体の取出し装置におい
て、上記隙間内で昇降部材よりも下方の位置に昇降可能
にストッパを設けるとともに、上記昇降部材の下端面が
上記棒状体収納部の底壁の前端よりも高い位置まで上昇
した状態で上記底壁の前端と仕切り部材との隙間を埋め
る位置まで上記ストッパを上昇させるストッパ作動手段
を備えたことを特徴とする棒状体の取出し装置。 - 【請求項3】請求項1または2記載の棒状体の取出し装
置において、上記棒状体収納部の後部に、この棒状体収
納部に収納された棒状体を後方から前方へ押出す押出し
手段を設けたことを特徴とする棒状体の取出し装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990099374U JPH0736319Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 棒状体の取出し装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1990099374U JPH0736319Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 棒状体の取出し装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0455599U JPH0455599U (ja) | 1992-05-13 |
JPH0736319Y2 true JPH0736319Y2 (ja) | 1995-08-16 |
Family
ID=31841249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1990099374U Expired - Lifetime JPH0736319Y2 (ja) | 1990-09-20 | 1990-09-20 | 棒状体の取出し装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0736319Y2 (ja) |
-
1990
- 1990-09-20 JP JP1990099374U patent/JPH0736319Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0455599U (ja) | 1992-05-13 |
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