JPH0736249A - カラー画像形成装置 - Google Patents

カラー画像形成装置

Info

Publication number
JPH0736249A
JPH0736249A JP5181434A JP18143493A JPH0736249A JP H0736249 A JPH0736249 A JP H0736249A JP 5181434 A JP5181434 A JP 5181434A JP 18143493 A JP18143493 A JP 18143493A JP H0736249 A JPH0736249 A JP H0736249A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
intermediate transfer
transfer belt
image forming
photosensitive drum
forming apparatus
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5181434A
Other languages
English (en)
Inventor
Tadashi Kawakami
正 河上
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Electric Corp filed Critical Mitsubishi Electric Corp
Priority to JP5181434A priority Critical patent/JPH0736249A/ja
Publication of JPH0736249A publication Critical patent/JPH0736249A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Abstract

(57)【要約】 【目的】 この発明は、中間転写ベルトに経年的な伸び
が生じても、精度の高いカラー画像が形成できるカラー
画像形成装置を提供することを目的とする。 【構成】 中間転写ベルト7の周長を感光体ドラム1の
周長の整数倍として、感光体ドラム1の定位置に形成さ
れたトナー像が中間転写ベルト7上の定位置に転写され
るようにする。また、検知センサ26で検知マーク25
を検知して、中間転写ベルトの実際の1回転時間を算出
し、制御手段23にて、この1回転時間と、中間転写ベ
ルト7に経年変化の生じていない場合の、この中間転写
ベルト7の基準1回転時間とを比較して、この中間転写
ベルト7をこの基準1回転時間で1回転させるよう、こ
の中間転写ベルト7の移動速度を変化させるようにす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、カラー複写機やカラ
ープリンタのような電子写真方式を用いたカラー画像形
成装置に関するものであり、特に、中間転写ベルトを介
してカラー画像を形成するカラー画像形成装置に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図6は中間転写ベルトを用いた従来のカ
ラー画像形成装置の主要部を示している。図において、
1は金属円筒の表面に、暗所では高抵抗、光が当ると低
抵抗になる光導電物質としての感光剤が塗布され、矢印
方向に一定速度で回転される感光体ドラム、2は感光体
ドラム1を一様に帯電するコロナ帯電器、3は帯電され
た感光体ドラム1にレーザ光からなる画像光Lを露光
し、この感光体ドラム1に静電潜像を形成する露光器、
4は感光体ドラム1上の静電潜像にトナーを供給し、こ
の静電潜像をトナー像として顕像化する現像器である。
なお、この感光体ドラム1の側面側には、イエロートナ
ーを有するイエロー現像器4Yと、マゼンタトナーを有
するマゼンタ現像器4Mと、シアントナーを有するシア
ン現像器4Cと、ブラックトナーを有するブラック現像
器4Bの4つの現像器4が配設されている。
【0003】5は転写の終了した感光体ドラム1に残留
するトナーをクリーニングするクリーニング器、6は発
光体をライン状に並べた感光体ドラム1の除電器、7は
感光体ドラム1の周速と同一速度で回転移動され、感光
体ドラム1と接する中間転写位置イにおいて、感光体ド
ラム1上のトナー像が転写される無端状の中間転写ベル
トである。この中間転写ベルト7は樹脂材から構成され
ているとともに、その周長は感光体ドラム1の周長より
長く構成されている。8は中間転写ベルト7を回転移動
させる駆動ローラ、9,10,11,12は中間転写ベ
ルト7を支持するローラ、13は中間転写ベルト7上の
トナー像を転写紙P上に転写する転写ローラである。
【0004】つぎに、この従来のカラー画像形成装置の
動作について説明する。コロナ帯電器2により一様帯電
された感光体ドラム1に、露光器3から例えばイエロー
トナーに対応する画像光Lが露光されると、この感光体
ドラム1上には静電潜像が形成される。この静電潜像は
感光体ドラム1の回転とともに、イエロー現像器4Y側
に向けられ、このイエロー現像器4Yによりイエロート
ナーが供給されてトナー像として顕像化される。そし
て、感光体ドラム1上のこのトナー像は、中間転写位置
イにおいて中間転写ベルト7に転写される。転写の終了
した感光体ドラム1はクリーニング器5により残留トナ
ーがクリーニングされるとともに、除電器6により残留
電荷が除かれた後、再びコロナ帯電器2により一様帯電
される。
【0005】つぎに、この感光体ドラム1には、露光器
3からマゼンタトナーに対応する画像光Lが露光され、
この感光体ドラム1上に静電潜像が形成される。この静
電潜像はマゼンタ現像器4Mによりマゼンタトナーが与
えられてトナー像として顕像化される。そして、このト
ナー像は中間転写位置イにおいて、前述の中間転写ベル
ト7上のイエロートナーによるトナー像上に重ねて転写
される。同様に、この感光体ドラム1上にはシアントナ
ーおよびブラックトナーによるトナー像が形成され、こ
れらのトナー像が中間転写ベルト7上の前記トナー像上
に順次重ねて転写される。そして、4つのトナー像を重
ね合わせて形成された4色のトナー像は、転写ローラ1
3によって転写紙P上に一括して転写される。つぎに4
色のトナー像が転写された転写紙Pは定着器(図示せ
ず)に送られ、この定着器によりトナー像が加熱・加圧
されて定着され、この転写紙P上にカラー画像が形成さ
れる。なお、4色のトナー像はこの定着時に互いに溶融
して、カラー画像に変換される。
【0006】さて、上記カラー画像形成装置において
は、イエロートナー、マゼンタトナー、シアントナー、
ブラックトナーでそれぞれ形成された4つのトナー像
を、互いに位置ずれなく中間転写ベルト7上に転写する
必要がある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
カラー画像形成装置は以上のように構成されているの
で、感光体ドラム1を回転駆動するギヤの偏心やバック
ラッシ等の機械的原因により、感光体ドラム1の周速は
ドラム周上で僅かずつ異なるため、感光体ドラム1上に
形成されるトナー像には感光体ドラム1の周方向に向か
って周期ムラが発生する。したがって、例えば、感光体
ドラム1の周上において、イエロートナーによるトナー
像とマゼンタトナーによるトナー像との形成位置が異な
ると、2つのトナー像を中間転写ベルト7上に重ね合わ
せた状態で転写した場合に、これらのトナー像に周期ム
ラによる干渉ムラが生じてしまうという不都合が生じ
る。
【0008】このため、中間転写ベルト7の周長を感光
体ドラム1の周長の整数倍にし、イエロートナー、マゼ
ンタトナー、シアントナー、ブラックトナーで形成され
るトナー像を感光体ドラム1の周上の同一位置に形成し
て、このトナー像を一定の時間ごとに中間転写ベルト上
に転写し、周期ムラに起因する干渉ムラを無くすような
工夫がなされている。
【0009】しかしながら、中間転写ベルト7は一般に
樹脂材から構成され、経年的に伸びが発生するため、上
記の場合においても、中間転写ベルト7上の4色のトナ
ー像間に微妙な位置ずれが発生してしまい、精度の高い
カラー画像が形成できないという課題があった。
【0010】この発明は上記のような課題を解消するた
めになされたものであり、中間転写ベルトに経年的な伸
びが生じても、精度の高いカラー画像が形成できるカラ
ー画像形成装置を提供することを目的とするものであ
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明の第1の発明
は、感光体ドラム上に順次形成された複数色のトナー像
を、この感光体ドラムの周速と同一速度で移動する無端
な中間転写ベルト上に重ねて転写することにより、カラ
ー画像の形成を行なうカラー画像形成装置において、中
間転写ベルトの周長を感光体ドラムの周長の整数倍にす
るとともに、この中間転写ベルトに設けられた検知マー
クと、この検知マークを検知して、この中間転写ベルト
が1回転する時間を検出させる検知センサと、この検知
センサを介して検出される中間転写ベルトの1回転時間
と、この中間転写ベルトに経年変化の生じていない場合
の、この中間転写ベルトの基準1回転時間とを比較し
て、この中間転写ベルトを基準1回転時間で1回転させ
るよう、この中間転写ベルトの移動速度を変化させる制
御手段とを有することである。
【0012】また、この発明の第2の発明は、感光体ド
ラム上に順次形成された複数色のトナー像を、この感光
体ドラムの周速と同一速度で移動する無端の中間転写ベ
ルト上に重ねて転写することにより、カラー画像の形成
を行なうカラー画像形成装置において、中間転写ベルト
の周長を感光体ドラムの周長の整数倍にするとともに、
この中間転写ベルトに等間隔で複数設けられた検知マー
クと、この検知マークを検知して、一対のこの検知マー
ク間における中間転写ベルトの移動時間を検出させる検
知センサと、この検知センサを介して検知される一対の
検知マーク間における中間転写ベルトの移動時間と、こ
の中間転写ベルトに経年変化の生じていない場合の、一
対の検知マーク間における中間転写ベルトの基準移動時
間とを比較して、この中間転写ベルトを一対の検知マー
ク間において基準移動時間で移動させるよう、この中間
転写ベルトの移動速度を変化させる制御手段とを有する
ことである。
【0013】
【作用】この発明の第1の発明では、中間転写ベルトの
周長が感光体ドラムの周長の整数倍となっているため、
この感光体ドラム上の定まった位置に形成された複数
(複数色)のトナー像は必ず中間転写ベルト上の定まっ
た位置に重ねて転写される。この場合、制御手段は、検
知センサが検知マークを検知して検出された中間転写ベ
ルトの1回転時間と、中間転写ベルトに経年変化の生じ
ていない場合の、基準1回転時間とを比較して、ずれが
ある場合には、この中間転写ベルトの速度を変更し、こ
の中間転写ベルトが基準1回転時間で1回転するように
する。
【0014】したがって、中間転写ベルトに経年的な伸
びが生じても、この中間転写ベルトは必ず基準1回転時
間で1回転し、感光体ドラム上の定まった位置に形成さ
れた複数のトナー像は、互いに位置ずれすることなく、
中間転写ベルトの定まった位置に確実に重ねて転写され
る。
【0015】また、この発明の第2の発明では、制御手
段は、検知センサが一対の検知マークを検知して検出さ
れた、この一対の検知マーク間における中間転写ベルト
の移動時間と、中間転写ベルトに経年変化の生じていな
い場合の、この一対の検知マーク間における中間転写ベ
ルトの基準移動時間とを比較して、ずれがある場合は、
この中間転写ベルトの速度を変更し、中間転写ベルトが
この一対の検知マーク間を基準移動時間で移動するよう
にしている。したがって、この場合も、中間転写ベルト
に経年的な伸びが生じても、この中間転写ベルトの1回
転時間は常に一定となり、感光体ドラム上の定まった位
置に形成された複数のトナー像は、互いに位置ずれする
ことなく、中間転写ベルトの定まった位置に確実に重ね
て転写される。
【0016】
【実施例】以下、この発明の実施例を図について説明す
る。 実施例1.この実施例1は、この発明の第1の発明に係
る一実施例である。図1はこの発明の実施例1に係る画
像形成装置の主要部の構成を示す図、図2はこの画像形
成装置の検知マークと検知センサの説明用斜視図であ
る。なお、図6で示した画像形成装置と同一または相当
部分には同一符号を付し、その説明を省略する。
【0017】図において、20は中間転写ベルト7用の
駆動ローラ8を回転駆動するパルスモータ、21は所定
周波数の駆動パルスを発生させ、この駆動パルスをパル
スモータ20に与えて、パルスモータ20を所定速度で
回転するモータドライバ、22はこの画像形成装置の制
御部、23はこの制御部22中の中央処理装置であるC
PUである。このCPU23は種々の処理機能を有して
いるが、ここでは特にモータドライバ21が発生する駆
動パルスの周波数を決定するという機能に着目して以降
の説明を行なう。24はCPU23とのデータ等のやり
とりを行なう制御部22のメモリ、25は中間転写ベル
ト7の一端部側に設けられた検知マーク、26は中間転
写ベルト7の一端部上方に設けられ、中間転写ベルト7
上の検知マーク25を検知して、この検知信号を制御部
22のCPU23に出力する検知センサである。
【0018】ここで、中間転写ベルト7の外面側周長は
感光体ドラム1の周長の整数(一般にN)倍になってい
るものとし、感光体ドラム1上のQ点に形成されたトナ
ー像は、感光体ドラム1がN回転した後、必ず中間転写
ベルト7上の定点Rに中間転写されるものとする。ま
た、中間転写ベルト7は、装置のスタート時等には、モ
ータドライバ21からパルスモータ20に基準周波数f
0の駆動パルスが与えられて、感光体ドラム1の周速V
と等しい速度(以下これを中間転写ベルト7の基準速度
という)で回転移動される。さらに、感光体ドラム1が
N回転する時間T0(この時間は中間転写ベルト7が1
回転する基準時間であり、以下これを中間転写ベルト7
の基準1回転時間という)と、上記駆動パルスの基準周
波数f0とはメモリ24中に記憶されているものとす
る。
【0019】つぎに、図3を参照しつつこの実施例1に
よる画像形成装置の動作について説明する。図3は中間
転写ベルト7を最適な速度で回転移動させて画像形成装
置を行なうための、CPU23によって実行される制御
プログラムのフローチャートである。
【0020】装置の主電源(図示せず)が投入されると
(ステップ11)、装置のイニシャライズ運転がなされ
るが、これと同時にCPU23は、パルスモータ20を
基準周波数f0の駆動パルスで駆動することをモータド
ライバ21に指示する。このため、モータドライバ21
は基準周波数f0の駆動パルスにてパルスモータ20を
駆動し、中間転写ベルト7を駆動ローラ8を介して基準
速度V0で回転移動させる(ステップ12)。そして中
間転写ベルト7の移動に伴ない、検知センサ26は検知
マーク25の1回目の検知を行ない(ステップ13)、
この検知信号をCPU23側に出力する。つづいて、中
間転写ベルト7が1回転して、検知センサ26は検知マ
ーク25の2回目の検知を行ない(ステップ14)、こ
の検知信号をCPU23側に出力する。
【0021】このことにより、CPU23は検知センサ
26からの第1回目の検知信号と第2回目の検知信号と
の間の時間、すなわち、中間転写ベルト7の1回転時間
1を算出する(ステップ15)。そして、CPU23
はメモリ24から中間転写ベルト7の基準1回転時間T
0を呼出し、駆動パルスの実周波数f1を下記(1)式に
より算出する(ステップ16)。 f1=(T1/T0)・f0 ・・・・(1) そして、CPU23はこの実周波数f1を装置の主電源
が切れるまでメモリ24中に記憶させる。そして、装置
のイニシャライス運転が終了し、装置は画像形成待ち
(ステップ17)となる。なお、CPU23は主電源が
切れるまで、モータドライバ21に実周波数f1の駆動
パルスでパルスモータ20を駆動するように指示する。
【0022】つぎに、カラー画像の形成作業が開始され
ると、CPU23はメモリ24中の実周波数f1を呼び
出し、モータドライバ21に実周波数f1の駆動パルス
でパルスモータ20を駆動するように指示する。このこ
とにより、中間転写ベルト7は、パルスモータ20およ
び駆動ローラ8を介して、修正速度V1で回転移動され
る。この場合、パルスモータ20の回転速度は駆動パル
スの周波数に比例するため、中間転写ベルト7は基準1
回転時間T0で1回転する速度で回転移動される。すな
わち、中間転写ベルト7に経年的に伸びが生じ、この中
間転写ベルト7の1回転時間に変化が生じても、この中
間転写ベルト7は常に基準1回転時間T0で1回転する
こととなる。
【0023】したがって、感光体ドラム1の例えばQ点
から画像を形成すると、最初のイエロートナーによるト
ナー像は、確実に中間転写ベルト7上にR点を起点とし
て転写される。そして、以降も感光体ドラム1のQ点か
ら画像を形成するようにすれば、マゼンタトナー、シア
ントナー、ブラックトナーによるトナー像も、確実に中
間転写ベルト7のR点を起点として転写され、これらの
トナー像間に位置ずれは生じない。したがって、この画
像形成装置では色ずれの生じない精度の高いカラー画像
を形成できる。なお、感光体ドラム1上のトナー像に周
期ムラが発生していても、感光体ドラム1の周上の同じ
位置に4つのトナー像が形成され、これらのトナー像が
同じ条件で中間転写ベルト7に転写されるため、中間転
写ベルト7上でトナー像間の周期ムラによる干渉は生じ
ない。
【0024】実施例2.この実施例2は、この発明の第
1の発明に係る他の実施例である。図4はこの発明の実
施例2に係る画像形成装置の中間転写ベルト7を最適な
速度で回転移動させて画像形成を行なうための、CPU
23により実行される制御プログラムのフローチャート
である。
【0025】この実施例2による画像形成装置では1つ
のカラー画像を形成する前に、必ず中間転写ベルト7を
最適な速度で回転移動させるようにしている。なお、画
像形成装置の構成は上記実施例1の画像形成装置と全く
同一である。
【0026】つぎに、この実施例2による画像形成装置
の動作を図4に示すフローチャートにしたがって説明す
る。この画像形成装置では、上記実施例1と異なって、
イニシャライズ時にはパルスモータ20用駆動パルスの
最適周波数の算出作業は行なわず、画像形成作業開始時
にこの作業を行なう。すなわち、画像形成命令を受ける
と(ステップ21)、CPU23は、メモリ24から呼
び出した基準周波数f0の駆動パルスでパルスモータ2
0を駆動することをモータドライバ21に指示する。そ
して、中間転写ベルト7はモータドライバ21、パルス
モータ20、駆動ローラ8を介して、基準速度V0で回
転移動される(ステップ22)。つぎに、検知センサ2
6が検知マーク25の1回目の検知をし(ステップ2
3)、さらに2回目の検知をすることにより(ステップ
24)、CPU23は中間転写ベルト7の実際の1回転
時間T1を算出する(ステップ25)。
【0027】そして、CPU23は(1)式で示される
ように駆動パルスの実周波数f1を算出し(ステップ2
6)、これをメモリ24中に記憶させる。その後、画像
形成作業が開始されると(ステップ27)、CPU23
はモータドライバ21に実周波数f1の駆動パルスでパ
ルスモータ20を駆動するように指示し、中間転写ベル
ト7はパルスモータ20および駆動ローラ8を介して、
修正速度V1で回転移動される。そして、中間転写ベル
ト7上にはイエロートナー、マゼンタトナー、シアント
ナー、ブラックトナーによる4色のトナー像が順次重ね
て転写され、感光体ドラム1によるカラー画像の形成作
業が終了する(ステップ28)。
【0028】以上のようにこの実施例2による画像形成
装置においても、画像形成にあたり、中間転写ベルト7
を最適な修正速度V1で移動させているため、上記実施
例1の画像形成装置と同様な効果を得ることができる。
また、この画像形成装置では、カラー画像を形成するた
びに、駆動パルスの実周波数を算出するようにしている
ため、より色ずれの生じない精度の高いカラー画像を形
成できる。
【0029】実施例3.この実施例3は、この発明の第
2の発明に係る一実施例である。図5はこの発明の実施
例3に係る画像形成装置の検知マークと検知センサの説
明用斜視図である。図において、27は中間転写ベルト
7の一端部側に等間隔に設けられた複数の検知マークで
あり、27Aと27Bとは隣接する検知マーク27どう
しを意味する。なお、他の構成は上記実施例1の画像形
成装置と同一である。
【0030】この実施例3による画像形成装置では、装
置の主電源が投入されると、まず、CPU23は駆動パ
ルスの基準周波数f0をモータドライバ21に指示し、
モータドライバ21、パルスモータ20、駆動ローラ8
を介して、中間転写ベルト7を基準速度V0で回転移動
させる。この中間転写ベルト7の移動により、検知セン
サ26は直ちに1つ目の検知マーク27Aを検知してこ
れをCPU23に出力し、つづいて2つ目の検知マーク
27Bを検知してこれもCPU23に出力する。このこ
とにより、CPU23は隣接する一対の検知マーク27
A,27Bが検知センサ26を通過する間の中間転写ベ
ルト7の移動時間T11を算出する。
【0031】ここで、経年的な伸びが生じていない新品
の中間転写ベルト7が基準速度V0で移動した場合にお
ける、中間転写ベルト7の隣接する一対の検知マーク2
7A,27Bが検知センサ26を通過する間の基準移動
時間T10は、メモリ24中に記憶されているものとす
る。このため、CPU23はメモリ24からの基準マー
ク移動時間T10を呼び出し、駆動パルスの実周波数f11
を下記(2)式より算出する。 f11=(T11/T10)・f0 ・・・・(2) そして、CPU23はモータドライバ21に実周波数f
11の駆動パルスでパルスモータ20を駆動することを指
示する。このため、中間転写ベルト7はモータドライバ
21、パルスモータ20、駆動ローラ8を介して、基準
1回転時間T0でちょうど1回転する速度で回転移動さ
れる。
【0032】つぎに、第1回目の上記作業が終了する
と、再び検知センサ26は、つぎの隣接する一対の検知
マーク27A,27Bを検知して、CPU23は中間転
写ベルト7の移動時間T11を算出し、(2)式から実周
波数f11を算出する。そして、CPU23はモータドラ
イバ21に、この実周波数f11の駆動パルスでパルスモ
ータ20を駆動することを指示し、中間転写ベルト7の
移動速度が修正される。したがって、中間転写ベルト7
は順次その回転速度が、基準回転時間T0でちょうど1
回転するように修正されつつ回転移動され、この画像形
成装置においても、上記実施例1の画像形成装置と同様
な効果を得ることができる。特にこの画像形成装置で
は、常時その移動速度が修正されるため、上記実施例1
の画像形成装置に比べて、より精度の高いカラー画像の
形成が可能となる。
【0033】
【発明の効果】この発明は、以上のように構成されてい
るので、以下に記載されるような効果を奏する。
【0034】この発明の第1の発明によれば、感光体ド
ラム上に順次形成された複数色のトナー像を、この感光
体ドラムの周速と同一速度で移動する無端な中間転写ベ
ルト上に重ねて転写することにより、カラー画像の形成
を行なうカラー画像形成装置において、中間転写ベルト
の周長を感光体ドラムの周長の整数倍にするとともに、
この中間転写ベルトに設けられた検知マークと、この検
知マークを検知して、この中間転写ベルトが1回転する
時間を検出させる検知センサと、この検知センサを介し
て検出される中間転写ベルトの1回転時間と、この中間
転写ベルトに経年変化の生じていない場合の、この中間
転写ベルトの基準1回転時間とを比較して、この中間転
写ベルトを基準1回転時間で1回転させるよう、この中
間転写ベルトの移動速度を変化させる制御手段とを有す
るので、中間転写ベルトに経年的な伸びが生じても、こ
の中間転写ベルトを必ず基準1回転時間で1回転させる
ことができ、この画像形成装置で色ずれの無い精度の高
いカラー画像を形成することができる。
【0035】この発明の第2の発明によれば、感光体ド
ラム上に順次形成された複数色のトナー像を、この感光
体ドラムの周速と同一速度で移動する無端の中間転写ベ
ルト上に重ねて転写することにより、カラー画像の形成
を行なうカラー画像形成装置において、中間転写ベルト
の周長を感光体ドラムの周長の整数倍にするとともに、
この中間転写ベルトに等間隔で複数設けられた検知マー
クと、この検知マークを検知して、一対のこの検知マー
ク間における中間転写ベルトの移動時間を検出させる検
知センサと、この検知センサを介して検知される一対の
検知マーク間における中間転写ベルトの移動時間と、こ
の中間転写ベルトに経年変化の生じていない場合の、一
対の検知マーク間における中間転写ベルトの基準移動時
間とを比較して、この中間転写ベルトを一対の検知マー
ク間において基準移動時間で移動させるよう、この中間
転写ベルトの移動速度を変化させる制御手段とを有する
ので、中間転写ベルトに経年的な伸びが生じても、この
中間転写ベルトを必ず所定の1回転時間で1回転させる
ことができ、第1の発明の画像形成装置と同様な効果を
得ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の実施例1の画像形成装置の主要部の
構成を示す図である。
【図2】図1の画像形成装置の検知マークと検知センサ
の説明用斜視図である。
【図3】図1の画像形成装置の中間転写ベルトを最適な
速度で回転移動させて画像形成を行なうための、制御プ
ログラム用フローチャートである。
【図4】この発明の実施例2の画像形成装置の中間転写
ベルトを最適な速度で回転させて画像形成を行なうため
の、制御プログラム用フローチャートである。
【図5】この発明の実施例3の画像形成装置の検知マー
クと検知センサの説明用斜視図である。
【図6】従来の画像形成装置の主要部を示す図である。
【符号の説明】
1 感光体ドラム 7 中間転写ベルト 23 CPU(制御手段) 25 検知マーク 26 検知センサ 27 検知マーク 27A 検知マーク 27B 検知マーク

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 感光体ドラム上に順次形成された複数色
    のトナー像を、この感光体ドラムの周速と同一速度で移
    動する無端な中間転写ベルト上に重ねて転写することに
    より、カラー画像の形成を行なうカラー画像形成装置に
    おいて、 前記中間転写ベルトの周長を前記感光体ドラムの周長の
    整数倍にするとともに、前記中間転写ベルトに設けられ
    た検知マークと、この検知マークを検知して、この中間
    転写ベルトが1回転する時間を検出させる検知センサ
    と、この検知センサを介して検出される前記中間転写ベ
    ルトの1回転時間と、この中間転写ベルトに経年変化の
    生じていない場合の、この中間転写ベルトの基準1回転
    時間とを比較して、この中間転写ベルトを前記基準1回
    転時間で1回転させるよう、この中間転写ベルトの移動
    速度を変化させる制御手段とを有することを特徴とする
    カラー画像形成装置。
  2. 【請求項2】 感光体ドラム上に順次形成された複数色
    のトナー像を、この感光体ドラムの周速と同一速度で移
    動する無端の中間転写ベルト上に重ねて転写することに
    より、カラー画像の形成を行なうカラー画像形成装置に
    おいて、 前記中間転写ベルトの周長を前記感光体ドラムの周長の
    整数倍にするとともに、前記中間転写ベルトに等間隔で
    複数設けられた検知マークと、この検知マークを検知し
    て、一対のこの検知マーク間における中間転写ベルトの
    移動時間を検出させる検知センサと、この検知センサを
    介して検知される前記一対の検知マーク間における中間
    転写ベルトの移動時間と、この中間転写ベルトに経年変
    化の生じていない場合の、前記一対の検知マーク間にお
    ける中間転写ベルトの基準移動時間とを比較して、この
    中間転写ベルトを前記一対の検知マーク間において前記
    基準移動時間で移動させるよう、この中間転写ベルトの
    移動速度を変化させる制御手段とを有することを特徴と
    するカラー画像形成装置。
JP5181434A 1993-07-22 1993-07-22 カラー画像形成装置 Pending JPH0736249A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5181434A JPH0736249A (ja) 1993-07-22 1993-07-22 カラー画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5181434A JPH0736249A (ja) 1993-07-22 1993-07-22 カラー画像形成装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0736249A true JPH0736249A (ja) 1995-02-07

Family

ID=16100712

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5181434A Pending JPH0736249A (ja) 1993-07-22 1993-07-22 カラー画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736249A (ja)

Cited By (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222566B1 (en) 1998-12-04 2001-04-24 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and method thereof
US6898386B2 (en) * 2002-04-04 2005-05-24 Ricoh Company, Ltd. Belt apparatus and image forming apparatus
US6920291B2 (en) 2000-03-30 2005-07-19 Ricoh Company, Ltd. Belt apparatus used in image formation, and an image formation apparatus
JP2007079159A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法、および画像形成制御プログラム
US7209159B2 (en) 2003-02-07 2007-04-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming control method
US7409178B2 (en) * 2002-09-20 2008-08-05 Ricoh Company, Limited Color laser printer and detachable transfer belt unit for correcting color and position difference
JP2010122362A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US20110081159A1 (en) * 2009-10-07 2011-04-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus

Cited By (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6222566B1 (en) 1998-12-04 2001-04-24 Ricoh Company, Ltd. Image formation apparatus and method thereof
US6920291B2 (en) 2000-03-30 2005-07-19 Ricoh Company, Ltd. Belt apparatus used in image formation, and an image formation apparatus
US7149446B2 (en) 2000-03-30 2006-12-12 Ricoh Company, Ltd. Belt apparatus used in image formation, and an image formation apparatus
US6898386B2 (en) * 2002-04-04 2005-05-24 Ricoh Company, Ltd. Belt apparatus and image forming apparatus
US7409178B2 (en) * 2002-09-20 2008-08-05 Ricoh Company, Limited Color laser printer and detachable transfer belt unit for correcting color and position difference
US7209159B2 (en) 2003-02-07 2007-04-24 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming control method
US7434905B2 (en) 2003-02-07 2008-10-14 Canon Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and image forming control method
JP2007079159A (ja) * 2005-09-14 2007-03-29 Ricoh Co Ltd 画像形成装置、画像形成制御方法、および画像形成制御プログラム
JP2010122362A (ja) * 2008-11-18 2010-06-03 Fuji Xerox Co Ltd 画像形成装置
US20110081159A1 (en) * 2009-10-07 2011-04-07 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus
US8615180B2 (en) * 2009-10-07 2013-12-24 Fuji Xerox Co., Ltd. Image forming apparatus having belt drive control

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3364503B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3825184B2 (ja) 画像形成装置
JP2000298389A (ja) 画像形成装置
JP2007052111A (ja) 画像形成装置
JPH0736249A (ja) カラー画像形成装置
JP2015004775A (ja) 画像形成装置
JP4957184B2 (ja) 回転体駆動装置および画像形成装置
JP5040239B2 (ja) 画像形成装置
JP2001147573A (ja) 画像形成装置及び画像形成方法
JP3293371B2 (ja) 画像形成装置
JPH04340563A (ja) カラー画像形成装置
JP2005024834A (ja) 画像形成装置及び転写ベルト
JP3603407B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3525711B2 (ja) 画像形成装置
JP4682770B2 (ja) 画像形成装置
JP3754937B2 (ja) 画像形成装置および画像形成方法
JP2584153B2 (ja) 電子写真装置
JP2006023598A (ja) 画像形成装置
JP3434287B2 (ja) カラー画像形成装置
JP3317466B2 (ja) カラー画像形成装置
JPH11174869A (ja) 画像形成装置
JPH06127037A (ja) カラー画像形成装置
JP2004102039A (ja) 画像形成装置
JP2015184583A (ja) 画像形成装置
JPH1020625A (ja) 画像形成装置