JPH0736025B2 - 電動機駆動用インバ−タの電流検出装置 - Google Patents

電動機駆動用インバ−タの電流検出装置

Info

Publication number
JPH0736025B2
JPH0736025B2 JP60145527A JP14552785A JPH0736025B2 JP H0736025 B2 JPH0736025 B2 JP H0736025B2 JP 60145527 A JP60145527 A JP 60145527A JP 14552785 A JP14552785 A JP 14552785A JP H0736025 B2 JPH0736025 B2 JP H0736025B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
current
voltage
motor
operational amplifier
magnetic flux
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP60145527A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6289492A (ja
Inventor
佐千夫 上野
力 瀬里
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP60145527A priority Critical patent/JPH0736025B2/ja
Publication of JPS6289492A publication Critical patent/JPS6289492A/ja
Publication of JPH0736025B2 publication Critical patent/JPH0736025B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Measuring Instrument Details And Bridges, And Automatic Balancing Devices (AREA)
  • Measurement Of Current Or Voltage (AREA)
  • Control Of Ac Motors In General (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は電動機駆動用インバータの電流検出装置に関す
るものである。
従来の技術 交流電動機(以後モータと略す)を可変速するインバー
タは、モータに印加する周波数と電圧を変化させて制御
している。
インバータは可変速を最適に行うためいろいろな機能を
有するが、過負荷保護とか電子サーマルと称するモータ
の焼損防止機能や、インバータのパワースイッチング素
子(トランジスタ・GTO・等から構成される。)に定格
以上の電流が流れてスイッチング素子が破壊することを
防止する過電流トリップ機能を有している例が多く、多
くの場合三相モータの一〜三相のモータ電流を検出して
いる。
モータの電流を検出する手段としては、変流器(以下C.
Tと称す)や、電流を磁束に変換し、その磁束を磁気セ
ンサーで検出する方法、シャント抵抗を入れ、その両端
の電圧をもって電流を検出する方法等がある。
しかし、シャント抵抗を利用する方法は絶縁の関係でア
ナログ信号が得にくい欠点があり、磁気センサーを利用
する方法は高価となる欠点の他に、増幅回路を必要とし
ているためそれのオフセットの問題等がある。
C.Tを利用する方法は、絶縁されていること、安価で構
造が簡単なのに精度が得られる等で有利であるが、イン
バータ等の周波数を変化する用途に使用すると商用電源
の50Hz、60Hzの場合に比較して大きくなる欠点があっ
た。
それは、以下に述べるとおりである。i1をC.Tにより検
出される一次電流、i2をC.Tの検出する二次電流、V2
C.Tの巻線抵抗、RLをC.Tの負荷抵抗、n1をC.Tで検出す
る電流のターン数、n2をC.Tの巻線ターン数、φを磁
束、LMを励磁インダクタンス、L2を二次もれインダクタ
ンスとすると、次式が成立する。
故に となる。ここで簡単のため L2=0 …(3) とすると(2)式は となる。
i2を i2=Acosωt …(5) とすると(4)式は となり、磁束の絶対値は となる。ただしω=2πfとし、fはモータに印加され
る周波数である。
なお、i1とi2の関係式はL2=0として である。
以上の関係式をふまえ、従来例を考えてみる。
第3図に示す例は最も広く使用されており、(8)式よ
り、出力電圧V0はCT1に接続した抵抗2の抵抗値をRL
して の電圧が発生する。
しかし周波数が低下すると同一電流値に対して出力電圧
が低下することや、位相が変わること、磁束が大きくな
ることがわかる。故にインバータ装置で5Hz等の低い周
波数で運転する時はTMが大きく、且つ磁束の飽和が発生
しにくい、つまり容積の大きなC.Tが必要であった。
第4図に示す例は、第1図に示す例を改良したもので、
CT1の出力端を演算増幅器(以下オペアンプと称す)3
の入力端に接続し、オペアンプの入力のイマジナリー・
ショートを利用し、(1)・(2)・(4)・(6)・
(7)・(9)式のRLの項を「0」(ゼロ)にしたもの
であり、抵抗4の抵抗値をRとして となり、第3図の例に対して、 を掛けた低い周波数まで第1図の例と同様の性能が得ら
れる。また、(7)式より磁束は同一電流、同一周波数
に対して の低い値となり、 C.Tは小さいものでも可能になる。
第5図は、抵抗5とコンデンサ6で、 TA=RACA の伝達関数をつくり、抵抗5の抵抗値RA、コンデンサ6
の静電容量をCAとして となる定数にすることで、出力電圧V0となり、周波数の影響がなくなる。つまり高い周波数か
ら低い周波数まで、同一電流であれば同一電圧を得られ
る。
また、(7)式の磁束は、 となる。
以上述べた例で、第5図の例がインバータ等の周波数を
変える装置には最適であるが、半面、オペアンプ3を使
用しているので、オペアンプ3の出力電流に制限があ
る。つまりi2は一定以上大きくできない。故に大きな電
流を検出したい時は、(8)式より一次のターン数n1
対して二次のターン数n2を大きくする必要があり、二次
のターン数を上げると、同一線径の銅線を使用すればそ
の巻線抵抗値r2はターン数に比例して大きくなり、(1
7)式より磁束が大きくなって、飽和が発生する。その
対策として線径の太い銅線を使用すると、ターン数が増
加する上に太い線を使用するので、C.Tの容積が大幅に
増える。つまり大きなC.Tになる欠点があった。
発明が解決しようとする問題点 以上述べた如く、大電流を検出するC.Tは、電流に比例
する以上の大きさのC.Tが必要であり、コスト、大きさ
等で大きな欠点があった。
問題点を解決するための手段 本発明は、大電流を検出するC.Tにその巻線抵抗と二次
電流とで定まる電圧を補正する回路を付加することで構
成される。
作用 第4図を参照して作用を説明する。これを等価回路で表
すと、第6図になる。
つまり、一次電流i1は電流源12に変換され、且つオペア
ンプで電流源13へと変換される。C.T10は、一次巻線の
抵抗11と二次巻線の抵抗14、及び電流源12で構成され
る。抵抗14の抵抗値をr2として、r2の両端に発生する電
圧をEとすれば E=r2i2 …(18) となる。故に電流源12の両端には、これと逆の電圧が発
生していることになる。この電流源に生じる電圧が磁束
を発生させており、磁束が増大すれば飽和することにな
る。
電流源は電流を発生するものであり、電圧を発生する必
要がないから、この閉回路に電圧源を挿入し、電流源に
発生する電圧を分担させれば電流源で生じる電圧がなく
なり、磁束の飽和が発生しなくなる。
このことは、(7)式より明らかであり、(7)式のRL
項を0にして、且つ(18)式とより となる。Eを0にすれば、二次ターン数n2、電流の角周
波数ωに関係なくφが0になることがわかる。
実施例 以下、本発明の一実施例を第1図に示す。
C.T21より検出された電流i2はオペアンプ22で反転され
さらに、オペアンプ23でさらに反転されて伝達される。
オペアンプ23の出力VXは、抵抗24,25,26の抵抗値を
R24,R25,R26として となる。
この第1図の等価回路を第2図に示す。
抵抗27は第6図の抵抗15に相当し、その抵抗値をR27
して出力電圧V0となる。
ここで、電圧源28は第1図のオペアンプ23の出力に相当
し、R25,R26の値を に選定すると、第2図の等価回路で抵抗29とi2の積で生
ずる電圧は、電圧源28で打ち消す様に供給され、電流源
30の両端には電圧が発生しなくなる。作用で説明したよ
うに電流源に電圧が発生しないと磁束の飽和が発生しな
い。
実際には、二次抵抗r2は温度や、C.Tの巻線のばらつき
等で大幅に変化するため の関係を絶対に保つ様に、R25,R26を選定する必要があ
る。
なぜならば、 の関係になると、回路が正帰還となり、発振するからで
ある。
故に第2図の電流源30に若干の電圧が発生するが、従来
の実施例より大幅に磁束の飽和が発生しにくいことの効
果には、変わりはない。
なお、第2図において、31はC.T、32は抵抗、33は電流
源である。
発明の効果 以上説明した如く、本発明を使用すれば、大電流を検出
するC.Tがかなり小さいもので可能であり、コスト等で
有利である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例の電気回路図、第2図は第1
図の等価回路図、第3〜第5図は従来例の電気回路図、
第6図は第4図の等価回路図である。 21……電流器、22,23……演算増幅器、24,25,26……抵
抗。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】モータの電流を検出する変流器と、演算増
    幅器とを備え、前記変流器で検出した電流を前記演算増
    幅器で電圧に変換し、電流器の内部巻線抵抗により変流
    器内部で降下する電圧を補正して変流器に印加してなる
    電動機駆動用インバータの電流検出装置。
JP60145527A 1985-07-02 1985-07-02 電動機駆動用インバ−タの電流検出装置 Expired - Lifetime JPH0736025B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60145527A JPH0736025B2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02 電動機駆動用インバ−タの電流検出装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP60145527A JPH0736025B2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02 電動機駆動用インバ−タの電流検出装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6289492A JPS6289492A (ja) 1987-04-23
JPH0736025B2 true JPH0736025B2 (ja) 1995-04-19

Family

ID=15387280

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP60145527A Expired - Lifetime JPH0736025B2 (ja) 1985-07-02 1985-07-02 電動機駆動用インバ−タの電流検出装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736025B2 (ja)

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CH660538A5 (de) * 1983-03-02 1987-04-30 Landis & Gyr Ag Messwandler zum messen eines stromes.

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6289492A (ja) 1987-04-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0356248B1 (en) A current sensor
JP2001359234A (ja) モジュラ電流センサ及び電源装置
JPS5816459B2 (ja) 電動機巻線の温度検出装置
US6064191A (en) Current transducer and current-monitoring method
KR20020027491A (ko) 교류전류 검출장치
JPH0630579A (ja) 電流検出回路
JP3105576B2 (ja) 携帯用交流電源装置
JPH0736025B2 (ja) 電動機駆動用インバ−タの電流検出装置
JPH0425501B2 (ja)
JPH0470589B2 (ja)
JP2001501308A (ja) 負荷電流検出のための電気回路
JPH07312823A (ja) 直流漏電検出保護装置
SU682837A1 (ru) Гальваномагнитный измерительный преобразователь активной мощности
GB2315872A (en) Current transducer
US3024373A (en) Static power inverter
JPH0862254A (ja) 直流電流検出器
JPS5895266A (ja) 電線を流れる交流電流の強さを測定するためのハイブリツド電流センサ
KR100367558B1 (ko) 싸이리스터형 3상 교류전압 제어기의 검출회로
SU1026262A1 (ru) Автогенератор пр моугольного напр жени
JP3779542B2 (ja) スイッチング電源
SU1457052A1 (ru) Устройство дл защиты электродвигател переменного тока
SU1571718A1 (ru) Устройство дл тепловой защиты электродвигател
JPH0454462Y2 (ja)
SU1108550A1 (ru) Устройство дл температурной защиты электродвигател
SU1640807A1 (ru) Электропривод переменного тока