JPH0736013Y2 - タイル目地補修用塗装機 - Google Patents

タイル目地補修用塗装機

Info

Publication number
JPH0736013Y2
JPH0736013Y2 JP1989059045U JP5904589U JPH0736013Y2 JP H0736013 Y2 JPH0736013 Y2 JP H0736013Y2 JP 1989059045 U JP1989059045 U JP 1989059045U JP 5904589 U JP5904589 U JP 5904589U JP H0736013 Y2 JPH0736013 Y2 JP H0736013Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
paint
coating
joint
tile
coating machine
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1989059045U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH02150347U (ja
Inventor
泰三 菅野
Original Assignee
株式会社ライメックス
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ライメックス filed Critical 株式会社ライメックス
Priority to JP1989059045U priority Critical patent/JPH0736013Y2/ja
Publication of JPH02150347U publication Critical patent/JPH02150347U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0736013Y2 publication Critical patent/JPH0736013Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Working Measures On Existing Buildindgs (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔考案の目的〕 (産業上の利用分野) 本考案は浴室、トイレ、洗面所の内壁等に貼着されるタ
イルの目地を補修するタイル目地補修用塗装機に係り、
特に施工が容易であり、仕上りの美観が優れるタイル目
地補修用塗装機に関する。
(従来の技術) 浴室の内壁等には、壁体への水の侵入を防止するために
陶磁器製のタイルが貼着される。このタイルは多数のタ
イル片を樹脂系接着材等を介して壁面に固着される一
方、隣接するタイル片相互の間隙部にホワイトセメント
や樹脂製コーキング剤などの目地剤を充填して形成され
る。この目地剤を充填することによりタイル片相互の結
合強度が高まる一方、水密性が確保される。その結果タ
イル片の平面側に水が侵入してタイル片が壁面より剥離
することが防止される。
ところで浴室や洗面所などの水回りは高湿度状態で使用
されるため、カビが発生し易い。特に我国のように高温
多湿な気候風土条件下においてはカビの発生を完全に抑
止することは困難である。
タイル片表面部に発生したカビは比較的容易に洗い流す
ことが可能であるが、目地部に発生した黒色のカビは目
地剤と強固に結合してしまうため除去が困難であり、浴
室等の美観を大きく損う原因となっている。この対策と
して通常は塩素系の滅菌剤や抗菌剤を含有した家庭用漂
白剤を目地部に噴霧したりハケで塗った後に、小型のブ
ラシ等で研摩して除去している。
しかしながら、従来の家庭用漂白剤等のカビ取り剤を使
用して何度も目地を研摩すると、カビ取り剤が目地剤を
溶解させるために、目地の厚さが経時的に減耗し、いわ
ゆる目地がやせる現象を招く。
目地がやせるとタイル片相互の結合強度が低下し、また
水密性が損なわれることによってタイル片が剥離し易く
なる。そのため、目地剤を補給するために、細いハケ等
で目地表面に樹脂塗料を塗布する補修作業が実行されて
いる。
(考案が解決しようとする課題) しかしながら、多数のタイル片の周囲縦横に網目状に形
成された細い目地に沿って塗料をはみ出すことなく塗布
する作業は極めて困難であり、多くの労力および熟達し
た技倆が要求される。
特に塗布作業に当り、作業者が一方の手に保持した塗料
缶中に、他方の手に保持した細いハケを浸して塗料を含
ませ、塗布面まで何度も往復させる動作は極めて煩雑で
あり、多大な労力が要する欠点がある。
またハケに含ませた塗料が床面に落下して汚損したり、
側壁部に塗布した塗料が下方に流れ落ちてタイル表面を
汚損する場合が多く、いずれにしろ良好な仕上り状態を
得ることが困難であった。
本考案は上記の問題点を解決するためになされたもので
あり、塗布作業が容易であり、仕上りの美観が極めて優
れた目地を形成することができるタイル目地補修用塗装
機を提供することを目的とする。
〔考案の構成〕
(課題を解決するための手段) 上記目的を達成するため、本考案に係るタイル目地補修
用塗装機は、塗料送給孔を穿設した塗装機本体と、上記
塗料送給孔の先端部に回動自在に軸支され、タイルの目
地に沿って転動することにより塗料を目地表面に塗布す
る塗布ローラと、上記塗装機本体に着脱自在に装着さ
れ、塗布ローラに送給する液体塗料を貯留する塗料容器
とを備え、上記塗布ローラを垂直壁面の水平方向に形成
された目地に押圧して転動させた場合に、水平面に対す
る塗料容器の中心軸線の傾斜角を20度以上に設定したこ
とを特徴とする。
さらに塗布ローラは、目地幅より小さい厚さを有する円
板状に形成するとともに、液体塗料を保持する微細な溝
を外周面に多数刻設して構成してもよい。
(作用) 上記構成に係るタイル目地補修用塗装機によれば、塗料
容器に貯留された液体塗料は、塗料送給孔を通りその先
端部に軸支された塗布ローラに送給される。送給された
液体塗料は、転動する塗布ローラを介して目地表面に塗
布される。
塗料容器中の液体塗料が空になった場合は、塗料容器を
塗装機本体から取外し、液体塗料を充填した後に再び塗
装機本体に装着する。
この塗装機によれば塗り面幅が一定な塗布ローラを使用
しているため、目地の幅よりはみ出して塗料を塗布する
おそれがなく塗装面の仕上りが極めて良好である。
さらに液体塗料を貯留する塗料容器が塗装機本体に一体
的に装着されているため、液体塗料は塗布ローラに連続
的に送給される。そのため、従来のハケ塗りによる場合
と比較して塗装作業が極めて容易であり、補修作業の効
率が大幅に改善される。
また塗布ローラを垂直壁面の水平方向に形成された目地
に押圧して使用する場合に、水平面に対する塗料容器の
中心軸線の傾斜角度を20度以上に設定しているため、塗
料容器内の塗料のヘッド圧が高く保持される。従って、
塗布ローラを垂直面内の目地に押圧して水平方向に使用
する場合においても上記ヘッド圧の作用により、塗料溶
液が円滑に塗布ローラ方向に圧送され、塗膜の色むらや
目詰まりを発生させることがない。
さらに目地幅より小さい厚さを有するように塗布ローラ
を円板状に形成することにより、塗料を目地からはみ出
さずに塗ることができる。また塗布ローラの外周面に多
数の溝を刻設することにより、塗布ローラ外周面に塗料
が均一に、かつ安定した状態で保持されるため、塗料が
流下して目地表面に塗りむらを生じるおそれが少ない。
(実施例) 次に本考案の一実施例について添付図面を参照して説明
する。第1図は本考案に係るタイル目地補修用塗装機の
一実施例を示す半断面図である。
すなわち本実施例に係るタイル目地補修用塗装機は、塗
料送給孔1を穿設した塗装機本体2と、上記塗料送給孔
1の先端部に回動自在に軸支され、タイル3の目地4に
沿って転動することにより塗料5を目地4の表面に塗布
する塗布ローラ6と、上記塗装機本体2に着脱自在に装
着され、塗布ローラ6に送給する液体塗料5を貯留する
塗料容器7とを備えて構成される。
また塗布ローラ6は、目地幅Wより小さい厚さを有する
円板状に形成するとともに、液体塗料5を保持する微細
な溝8を外周面に多数刻設して歯車状に形成される。こ
の塗布ローラ6は、一体に突設した回転軸9を塗装機本
体2の先端部に嵌着することによって回転自在に保持さ
れる。
また塗料容器7は透明ないし半透明の樹脂材料を成形し
て製造される。使用する液体塗料5としては、目地4と
同等の色彩を有する顔料を配合したアクリル樹脂系の液
体塗料が好適である。特に水溶性の樹脂塗料を使用する
と、施工時の取扱いおよび施工後の洗浄が容易となる。
本実施例の塗装機を使用してタイルの目地に補修塗装を
行う場合には、まず準備作業として所定量の液体塗料5
を充填した塗料容器7に、塗布ローラ6を設けた塗装機
本体2を液密に装着する。
そして、第2図に示すように塗装機本体2および塗料容
器7を手で保持し、壁10に貼着したタイル3,3間の目地
4表面に塗布ローラ6を押圧した状態で、目地4に沿っ
て塗布ローラ6を転動させる。このとき、塗料容器7を
斜め上方に指向させることにより、塗料のヘッド圧が高
まり、このヘッド圧の作用によって液体塗料5が円滑に
塗布ローラ6方向に供給される。
液体塗料5は、塗装機本体2内に穿設した塗料送給孔1
を通り、塗布ローラ6外周面の溝8中に一旦収容され
る。溝8に収容された塗料5は塗布ローラ6の転動によ
って目地4の表面に転写され、塗膜を形成する。塗装
後、夏場においては6時間程度、冬場では24時間程度で
塗料中の溶剤が蒸発し、乾燥した塗膜が形成される。こ
の塗膜の形成により、カビで変色した目地が隠蔽され、
目地表面の美観が回復するとともに、やせていた目地が
再び太りタイル3の結合強度が増進する。
このように本実施例に係るタイル目地補修用塗装機によ
れば、液体塗料5を貯留する塗料容器7が塗装機本体2
に一体的に装着されているため、液体塗料5は塗布ロー
ラ6に連続的に送給される。そのため、従来のハケ塗り
による場合と比較して塗装作業が極めて容易となり、作
業効率が大幅に改善される。
さらに目地幅Wより小さい厚さを有するように塗布ロー
ラ6を円板状に形成することにより、塗料5を目地4か
らはみ出さずに塗ることができる。
また塗布ローラ6の外周面に多数の溝8を刻設すること
により、塗布ローラ6の外周面に塗料5が表面張力によ
り安定して保持されるため、塗料5が流下して目地表面
に塗りむらを生じるおそれが少ない。
また塗料容器7を透明ないし半透明の樹脂材料で成形す
ることによって、塗料5の残量を、塗料容器7の外部か
ら容易に視認することができる。残量が少なくなった場
合は塗料機本体2から塗料容器7を取外し、塗料5を補
充して使用する。
このように本実施例によればタイル目地の補修塗装を行
う作業が極めて容易になり、また一般家庭人等が施工し
ても、仕上りの美観が良好な目地を形成することができ
る。
次に本考案の他の実施例について第3図を参照して説明
する。なお第1図、第2図と同一の構成要素には同一符
号を付してその重複する説明を省略する。
すなわち、本実施例に係るタイル目地補修用塗装機は、
塗布ローラ6を垂直壁面の水平方向に形成された目地4a
に押圧して転動させた場合に、水平面Hに対する塗料容
器7aの中心軸線Cの傾斜角θを20度以上に設定して構成
される。傾斜角θが20度未満の場合には、塗料5のヘッ
ド圧Pが不十分であり、塗料5が円滑に塗布ローラ6方
向に供給されないからである。
本実施例のように塗料容器7aを塗装機本体2に対して傾
斜させるように構成すると、塗布ローラ6を垂直壁面の
水平方向に形成された目地4aに押圧して使用する場合
に、塗料容器7a内の塗料5のヘッド圧Pが高く保持され
る。そのため上記ヘッド圧Pの作用により、塗料溶液が
円滑に塗布ローラ6方向に圧送される。従って、塗膜の
色むらや塗料送給孔1内における塗料5の詰まりなどが
発生しにくく、一般人でも簡単に美しい仕上りの目地を
容易に形成することができる。
〔考案の効果〕
以上説明の通り、本考案に係るタイル目地補修用塗装機
によれば、液体塗料を貯留する塗料容器が塗装機本体に
一体的に装着されているため、液体塗料は塗布ローラに
連続的に送給される。そのため、従来のハケ塗りによる
場合と比較して塗装作業が極めて容易となり、作業効率
が大幅に改善される。
また塗布ローラを垂直壁面に水平方向に形成された目地
に押圧して使用する場合に、水平面に対する塗料容器の
中心軸線の傾斜角度を20度以上に設定することにより、
塗料容器内の塗料のヘッド圧が高く維持される。従っ
て、塗布ローラを水平方向から目地に押圧して使用する
場合においても、上記ヘッド圧の作用により、塗料溶液
が円滑に塗布ローラに圧送さる。
さらに目地幅より小さい厚さを有するように塗布ローラ
を円板状に形成することにより、塗料を目地からはみ出
さずに塗ることができる。また塗布ローラの外周面に多
数の溝を刻設することにより、塗布ローラ外周面に塗料
が均一に、かつ安定した状態で保持されるため、塗料が
流下して塗面に塗りむらを生じるおそれが少ない。
従って、施工に際し格別な技倆を必要とせず、一般人で
も容易かつ迅速に目地の補修が可能になり、美観が優れ
た目地の補修塗装を施工することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係るタイル目地補修用塗装機の一実施
例を示す半断面図、第2図は本考案の塗装機を使用して
目地表面を塗装する状態を示す側面図、第3図は本考案
の他の実施例の一部を破断して示す側面図である。 1……塗料送給孔、2……塗装機本体、3……タイル、
4,4a……目地、5……塗料、6……塗布ローラ、7,7a…
…塗料容器、8……溝、9……回転軸、10……壁または
床、W……目地幅、H……水平面、θ……傾斜角。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】塗料送給孔を穿設した塗装機本体と、上記
    塗料送給孔の先端部に回動自在に軸支され、タイルの目
    地に沿って転動することにより塗料を目地表面に塗布す
    る塗布ローラと、上記塗装機本体に着脱自在に装着さ
    れ、塗布ローラに送給する液体塗料を貯留する塗料容器
    とを備え、上記塗布ローラを垂直壁面の水平方向に形成
    された目地に押圧して転動させた場合に、水平面に対す
    る塗料容器の中心軸線の傾斜角を20度以上に設定したこ
    とを特徴とするタイル目地補修用塗装機。
  2. 【請求項2】塗布ローラは、目地幅より小さい厚さを有
    する円板状に形成するとともに、液体塗料を保持する微
    細な溝を外周面に多数刻設して構成したことを特徴とす
    る請求項1記載のタイル目地補修用塗装機。
  3. 【請求項3】塗料容器は、透明ないし半透明の樹脂材料
    で成形してなる請求項1または2記載のタイル目地補修
    用塗装機。
JP1989059045U 1989-05-24 1989-05-24 タイル目地補修用塗装機 Expired - Fee Related JPH0736013Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989059045U JPH0736013Y2 (ja) 1989-05-24 1989-05-24 タイル目地補修用塗装機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1989059045U JPH0736013Y2 (ja) 1989-05-24 1989-05-24 タイル目地補修用塗装機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH02150347U JPH02150347U (ja) 1990-12-26
JPH0736013Y2 true JPH0736013Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31585198

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1989059045U Expired - Fee Related JPH0736013Y2 (ja) 1989-05-24 1989-05-24 タイル目地補修用塗装機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0736013Y2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN113685004A (zh) * 2021-08-06 2021-11-23 东台昊之峰建设工程有限公司 一种瓷砖美缝笔

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57184783U (ja) * 1981-05-19 1982-11-24

Also Published As

Publication number Publication date
JPH02150347U (ja) 1990-12-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US10099239B2 (en) Applicator device for film forming formulation for textured surfaces
FR2922893A1 (fr) Composition formant en melange avec de l'eau une pate pour la realisation d'un revetement decoratif sur un support et outils utilises a cette fin
US6375377B1 (en) Automotive paint restoration tool and method
US20030024541A1 (en) Nail polish applicator
US4197338A (en) Dry wall-board surface finishing
JPH0736013Y2 (ja) タイル目地補修用塗装機
CN110495702B (zh) 一种自动进料式滚刷装置
US2047583A (en) Process of manufacturing ornamental blocks or panels
CN213612421U (zh) 一种使用方便的滚筒刷
JPH06327747A (ja) タイル目地の抗菌処理方法及び抗菌処理具
CN220550809U (zh) 一种具有调节功能的油漆刷
JP6884055B2 (ja) 塗布具
JP3108356B2 (ja) ワックス塗布機
JP3035899U (ja) 塗装装置
CN108487591A (zh) 一种建筑用墙体表面刷漆装置
CN214220495U (zh) 一种室内装潢用墙角贴线器
JP4712245B2 (ja) 建材ボードのぼかし塗装方法
JP2000271537A (ja) 建材の塗装方法
JP2005193220A (ja) ローラー塗装機
CN206603419U (zh) 一种多用途粉刷装置
CN105365475A (zh) 一种方便油画布的制作方法
JPS6034384Y2 (ja) ハンド式糊付器
US89188A (en) Method of transferring oil-paintings from one surface to another
JPS6012612Y2 (ja) 建築用板の端面及び溝の塗装用はけ
US1209342A (en) Process of making wall-covering.

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees