JPH0735858Y2 - バイブロフロット - Google Patents

バイブロフロット

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JPH0735858Y2
JPH0735858Y2 JP8375489U JP8375489U JPH0735858Y2 JP H0735858 Y2 JPH0735858 Y2 JP H0735858Y2 JP 8375489 U JP8375489 U JP 8375489U JP 8375489 U JP8375489 U JP 8375489U JP H0735858 Y2 JPH0735858 Y2 JP H0735858Y2
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vibroflot
auger
vibro
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vibration
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JP8375489U
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JPH0325629U (ja
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▲吉▼昭 ▲吉▼見
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Shimizu Corp
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Shimizu Corp
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  • Investigation Of Foundation Soil And Reinforcement Of Foundation Soil By Compacting Or Drainage (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、低騒音、低振動で近隣に迷惑をかけることな
く、また水を使用せずに施工出来る液状化防止対策に用
いられるバイブロフロットに関する。
〔従来の技術〕
従来、ゆるい砂地盤を締固めるには、バイブロフローテ
ーション工法が広く行われている。
バイブロフローテーション工法には、先端に水噴射ノズ
ルを有する周知のバイブロフロットが用いられ、これを
地面に鉛直に配置し、上記水噴射ノズルより水を噴射さ
せながら水平振動させて地中に埋入させる。所定の深さ
に達した後、締固められた穴の側壁と上記バイブロフロ
ット外面との間の空隙に上部より砂利等の骨材を投入
し、振動が充分周囲に伝達されるようにしながら、バイ
ブロフロットを徐々に上昇せしめ骨材を密に充填してい
る。
〔考案が解決しようとする課題〕
しかしながら、上記従来の工法においては、長いバイブ
ロフロットが用いられ、これを振動させるモータはその
上端部に設けられているため、騒音が大きく、さらに充
分な締固めを行わせるためには強い振動を与えなければ
ならなかった。
また、水の噴射によって土を除去し、上記バイブロフロ
ットを土中に貫入させるため、水を高圧で噴出させるポ
ンプおよび土を含有した多量の排水を処置する設備(例
えば土を除去して水を循環させる設備等)が必要とな
る。さらに、水によって不必要に地盤をゆるめる等の不
都合があった。
本考案は上記の事情に鑑み、低騒音、低振動で水を使用
しない、バイブロフロットを提供することを目的とす
る。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するため、本考案のバイブロフロット
は、内部に振動発生機構が内蔵されている中空柱状の短
いバイブロフロット本体と、このバイブロフロット本体
の上端に連設された蛇腹管とを有する。
〔作用〕
本考案のバイブロフロットは、上記の構成を有するた
め、振動発生機構の振動が地盤に対して直接加えられ、
かつ、地上は低騒音、低振動となる。
〔実施例〕
第1図は、本考案に係るバイブロフロットの一実施例を
示すもので図中符号1はバイブロフロット本体である。
このバイブロフロット本体1の上端には、蛇腹管2がボ
ルト3によって連設され、バイブロフロット4が形成さ
れている。
上記バイブロフロット本体1は、中空柱状で内部に振動
発生機構5が内蔵されている。上記中空柱状体は、例え
ば鋼管の両側を閉じ、下端を半球形状としたもので、ま
た振動発生機構5を例えば鉛直軸を中心として回転する
偏心重りと、これを回転駆動するモータとよりなる。バ
イブロフロット本体1は上記振動発生機構5が収納出来
る範囲で短く形成されている。
また蛇腹管2は、バイブロフロット本体1の振動が伝達
されるのを防止し、かつ、バイブロフロット本体1を吊
下げるため、自動車のタイヤのようにコードの入ったゴ
ム、或は合成樹脂などによってつくられており下端側部
には骨材等の排出口2aが設けられている。
上記バイブロフロット4を用いてバイブロフローテーシ
ョン工法を行うには、第2図に示す公知のスパイラル突
起つきのケーシングオーガー(以下、オーガーという)
11が併用される。
オーガー11は、鋼管よりなるケーシング12の周囲にスパ
イラル突起13が一体に固定され、その先端には、ケーシ
ング12の下端を開放、或は閉塞する蓋部14が取付けられ
ている。このオーガー11のケーシング12の内径は、上記
バイブロフロットの外径より大きくなっている。
上記のように構成されたバイブロフロット4およびオー
ガー11を用いてバイブロフローテーション工法を行うに
は、先ず第3図(a)に示すようにオーガー11の先端蓋
部14を閉じて、地面に垂直に当接して回転駆動し、第3
図(b)に示すようにオーガー1を所定の長さ貫入した
後、蛇腹管2によって吊下げられたバイブロフロット4
を上記オーガー11のケーシング12の上端より下端まで挿
入する。次いで第3図(c)に示すようにオーガー11を
引抜く。この操作により、蓋部14は開いて、バイブロフ
ロット4は、オーガー11によって掘られた穴15の底部に
残留する。
上記穴15は、オーガー11によって掘られ、バイブロフロ
ット4は、オーガー11のケーシング12に挿入可能な寸法
となっているので、穴15の側面とバイブロフロット本体
1との間には空隙が存在し、バイブロフロット本体1を
振動させても締め固めることは出来ない。そのため、第
3図(d)に示すようにこの空隙に砂利等の骨材16を蛇
腹管2を介して投入し空隙を満たしながらバイブロフロ
ット本体1の内部の振動発生機構を駆動して締固める。
穴15の側面は骨材16を介して強固に締固められる。
このように、骨材16は、蛇腹管2を介して、投入される
ことにより、バイブロフロット本体1の周囲および下部
に投入され、効率よく締固めが行われる。次いで、上記
骨材16の投入を続けるとともに、バイブロフロット本体
1を徐々に引上げると、穴15の側面は、締め固められな
がら、第3図(e)に示すように穴15に骨材16が充填さ
れる。
また、本考案のバイブロフロット4を用いてバイブロフ
ロテーション工法を行う工法は上記手順の他、種々あ
る。例えば先ずオーガー11によって穴15を掘り、これを
引抜いた後、穴15内に骨材を投入し、次いで、バイブロ
フロット4を充填されている骨材16の上部より、振動さ
せながら貫入させる。次いで、骨材を投入しながら、上
方に引抜く。この操作により、さらに多量の骨材16が充
填され、砂地盤はさらに強固に締固められる。この場合
には、当然のことながら上記ケーシングオーガーは使用
する必要がなく、通常のアースオーガで施工することが
出来る。
なお、上記実施例では蛇腹管2の下端部に骨材等の排出
口2aを設けておき、蛇腹管2内に投入した骨材16をその
排出口2aを通して穴15とバイブロフロット本体1との間
の空隙に満たすようにしたが、本考案はそのようにする
ことに限定されるものではなく、蛇腹管2を介すること
なく地上から上記空隙に直接的に骨材を投入することで
も良く、そのようにする場合は排出口2aを省略して良
い。
〔考案の効果〕
以上述べたように本考案のバイブロフロットは、オーガ
ーによって穴を掘り、また穴の内部に位置する短いバイ
ブロフロット本体の振動によって締固められ、しかも上
部とは、蛇腹管によって連結されているので、これがク
ッションとなって騒音の発生が抑制され、近隣に迷惑を
かけることがない。また、穴とバイブロフロット本体と
の間の空隙に骨材を充填して振動を与えることにより、
振動による締固め効果は高い。また、振動は内蔵する振
動発生機構によって行われるので、その振動は直接穴の
側部に与えられ効率がよく、極端に強い振動を必要とし
ない。さらに、水を使用しないので、不必要に地盤をゆ
るめたり、多量の排水を生じることもない等、多くの長
所を有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案のバイブロフロットの一実施例を示す
図、第2図はバイブロフロットと併用するオーガーの一
例を示す図、第3図(a)〜(e)は本考案のバイブロ
フロットを用いる施工手順の一例を示す図である。 1……バイブロフロット本体、2……蛇腹管、2a……骨
材排出口、3……ボルト、4……バイブロフロット、5
……振動発生機構、11……スパイラル突起付きケーシン
グオーガー(オーガー)、12……ケーシング、13……ス
パイラル突起、14……蓋部、15……穴、16……骨材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】内部に振動発生機構が内蔵されている中空
    柱状のバイブロフロット本体と、このバイブロフロット
    本体の上端に連設された蛇腹管とを有することを特徴と
    したバイブロフロット。
JP8375489U 1989-07-17 1989-07-17 バイブロフロット Expired - Lifetime JPH0735858Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP8375489U JPH0735858Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 バイブロフロット

Applications Claiming Priority (1)

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JP8375489U JPH0735858Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 バイブロフロット

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0325629U JPH0325629U (ja) 1991-03-15
JPH0735858Y2 true JPH0735858Y2 (ja) 1995-08-16

Family

ID=31631687

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JP8375489U Expired - Lifetime JPH0735858Y2 (ja) 1989-07-17 1989-07-17 バイブロフロット

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JPH0325629U (ja) 1991-03-15

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