JPH0735767A - 静電容量型半導体加速度センサ及び半導体圧力センサ - Google Patents

静電容量型半導体加速度センサ及び半導体圧力センサ

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JPH0735767A
JPH0735767A JP5200258A JP20025893A JPH0735767A JP H0735767 A JPH0735767 A JP H0735767A JP 5200258 A JP5200258 A JP 5200258A JP 20025893 A JP20025893 A JP 20025893A JP H0735767 A JPH0735767 A JP H0735767A
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semiconductor layer
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隆之 春山
Keisuke Okamoto
圭介 岡本
Masatoshi Oba
正利 大場
Katsumi Hosoya
克己 細谷
Masakazu Shiiki
正和 椎木
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    • G01P2015/0828Measuring acceleration; Measuring deceleration; Measuring shock, i.e. sudden change of acceleration by making use of inertia forces using solid seismic masses with conversion into electric or magnetic values being provided with a particular type of spring-mass-system for defining the displacement of a seismic mass due to an external acceleration for defining out-of-plane movement of the mass for one single degree of freedom of movement of the mass the mass being of the paddle type being suspended at one of its longitudinal ends

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 2つの固定電極と1つの可動電極とからなる
差動構造の静電容量型半導体加速度センサ及び圧力セン
サにおいて、2つの固定電極と対向する可動電極両面の
電位を等しくして正確な静電容量を検出できるようにす
る。 【構成】 センサ本体32のp領域37上にはエッチン
グストップ層として用いられたn層38があり、n層3
8の上にはp+層39がある。p+層39は梁部36上面
を通って重り部35の全面から支持フレーム33の上面
に形成する。重り部35上面ではp+層39はn層38
を貫通してp領域37と直接に接合し、支持フレーム3
3上面ではp+層39上に電極40を設ける。固定電極
112は、可動電極である重り部35の上下両面に対向
する。可動電極上面41a(p+層39)及び可動電極
下面41b(p領域37下面)の電位はpn接合を通る
ことなく電極40へ引き出す。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は静電容量型半導体加速度
センサ及び半導体圧力センサに関する。特に、本発明は
1つの可動電極と2つの固定電極からなる差動構造を有
する静電容量型の半導体加速度センサ及び静電容量型の
半導体圧力センサに関する。
【0002】
【背景技術】近年、静電容量型の半導体加速度センサ及
び半導体圧力センサにおいて、センサ感度を向上させる
ため、1つの可動電極と2つの固定電極からなる差動構
造が注目されている。図1(a)(b)(c)(d)
(e)は、差動構造を有する従来の静電容量型半導体加
速度センサ101の製造工程を示す断面図である。この
加速度センサ101の製造工程を図1に従って説明する
と、図1(a)に示すようなp型のシリコンウエハ10
2の重り部105を形成しようとする領域の上面及び下
面に、まず、それぞれ浅くエッチングを行なって凹部1
03を形成する〔図1(b)〕。ついで、n型不純物を
拡散させてシリコンウエハ102上面の大部分領域に薄
くn層104を形成する〔図1(c)〕。このn層10
4は次工程で深いエッチングを行なって重り部105及
び梁部106を形成する際のエッチングストップ層とな
るものである。シリコンウエハ102下面の深いエッチ
ングを行なおうとする領域外をマスキングした状態で、
n層104に一定の電圧をかけながらKOH、TMAH
等のエッチャントを用いてウェットエッチング〔エレク
トロケミカルエッチング(ECE)〕を行なうと、シリ
コンウエハ102のうちp型の部分のみがエッチングさ
れ、エッチングストップ層であるn層104でエッチン
グは停止する。さらに上面側よりn層104のうち梁部
106となる領域のみをマスキングした状態でエッチン
グを行なうと、重り部105及び梁部106が所定形状
に形成され、センサ本体107が製作される〔図1
(d)〕。また、この加速度センサ101では重り部1
05全体(重り部105のp領域102a及びn層10
4)が可動電極108となっており、n層104によっ
て可動電極引き出し部が構成され、n層104の端部に
は引き出し用電極109が設けられる。一方で、テーパ
ー状の貫通孔110を開口されたガラスウエハ111の
内面に固定電極112を作成すると同時に貫通孔110
内に引き出し用電極113を作成し、引き出し用電極1
13の上から貫通孔110内に導電性エポキシ樹脂11
4を充填し、引き出し用電極113及び導電性エポキシ
樹脂114によって固定電極引き出し部を構成してい
る。このようにして寸法の異なる2種のガラスウエハ1
11から作製されたカバー115,116をそれぞれセ
ンサ本体107の上下両面に接合して各々の固定電極1
12をセンサ本体107の可動電極108と対向させ、
差動構造を有する静電容量型半導体加速度センサ101
が作製されている〔図1(e)〕。
【0003】この加速度センサ101では、重り部10
5が加速度や振動を感知すると梁部106を弾性的に撓
ませてセンサ本体107の厚み方向に変位する。これに
よって、可動電極108と固定電極112との間の静電
容量が変化するので、この静電容量の変化を検出するこ
とによって加速度が計測される。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ような加速度センサ101にあっては、重り部105全
体(重り部105のp領域102a及びn層104)が
可動電極108となっており、可動電極108(重り部
105)の固定電極112との対向面のうち、可動電極
上面108aは可動電極引き出し部であるn層104に
よって形成されており、可動電極下面108bは重り部
105の下面(p領域102a)に形成されている。こ
のためn層104と重り部105のp領域102aとの
間のpn接合により、可動電極上面108a及び可動電
極下面108b間にpn接合による電位差が発生し、可
動電極108の正しい電位を得られず、正確な静電容量
を測定することができないという欠点があった。
【0005】また、可動電極下面108bはpn接合を
通じて引き出し用電極109から引き出されるので、p
n接合部分に生じる静電容量の周囲温度変化に伴う特性
変化のために温度特性が劣化するという問題があった。
さらに、n層104下面のpn接合が重り部105から
梁部106にかけて大きな面積で形成されるため、加速
度センサ101の寄生容量が大きくなるという問題があ
った。
【0006】本発明は叙上の従来例の欠点に鑑みてなさ
れたものであって、その目的とするところは、2つの固
定電極と1つの可動電極とからなる差動構造の静電容量
型半導体センサにおいて、2つの固定電極と対向してい
る可動電極両面の電位を等しくすることにより、正確な
静電容量を検出できるようにすることにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明による第1の静電
容量型半導体加速度センサは、半導体基板をエッチング
加工して支持部、重り部および重り部を支持部に連結す
る弾性変形部を形成し、前記重り部を可動電極とすると
共に重り部の両面に対向させて固定電極を設け、可動電
極と固定電極間の静電容量変化を加速度の変化として検
出する静電容量型半導体加速度センサにおいて、第1導
電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を形成
し、前記第2導電型の半導体層中に弾性変形部を通って
重り部および支持部のそれぞれ少なくとも一部にかかる
領域に第1導電型と同種の半導体層を形成し、重り部の
少なくとも一部領域で前記第2導電型の半導体層を通過
させて前記第1導電型と同種の半導体層を前記第1導電
型半導体基板に接するように形成し、前記第1導電型と
同種の半導体層を通じて可動電極の電位を支持部側へ導
くようにしたことを特徴としている。
【0008】本発明による第2の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面に第2導電型の半導体層を形成し、重り部の第2導
電型の半導体層上の少なくとも一部に導電性膜を形成
し、前記導電性膜を重り部の少なくとも一部領域で第2
導電型の半導体層を介することなく第1導電性半導体基
板に接続し、かつ前記導電性膜を可動電極取り出しのた
めに設けられた支持部上の電極に接続したことを特徴と
している。
【0009】本発明による第3の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面の、少なくとも弾性変形部全域を含み、かつ重り部
の領域をほぼ最大限に除いた領域に第2導電型の半導体
層を形成し、前記第2導電型の半導体層中の重り部、弾
性変形部および支持部にかかる領域に第1導電型と同種
の半導体層を形成し、重り部の少なくとも一部領域で第
1導電型と同種の半導体層を第1導電型半導体基板に接
触させ、第1導電型と同種の半導体層を通じて支持部か
ら可動電極の電位を外部に引き出すようにしたことを特
徴としている。
【0010】本発明による第4の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面の、少なくとも弾性変形部全域を含み、かつ重り部
の領域をほぼ最大限に除いた領域に第2導電型の半導体
層を形成し、重り部の第1導電型半導体基板上の少なく
とも一部に導電性膜を形成し、この導電性膜を可動電極
取り出しのために設けられた支持部上の電極に接続した
ことを特徴としている。
【0011】上記静電容量型半導体加速度センサにあっ
ては、重り部の表面に形成された前記導電性膜と、支持
部に設けられた前記電極とをワイヤボンディングしても
よい。また、上記静電容量型半導体加速度にあっては、
重り部の表面に形成された前記導電性膜と同一材料を用
いて支持部に前記電極を同時に形成していてもよい。
【0012】本発明による第5の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面の、少なくとも弾性変形部全域を含み、かつ重り部
の領域をほぼ最大限に除いた領域に第2導電型の半導体
層を形成し、重り部の第1導電型半導体基板領域と第2
導電型の半導体層に跨がる領域および支持部の第1導電
型半導体基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる領域
の表面にそれぞれ導電性膜を形成し、両導電性膜及び第
2導電型の半導体層を通じて支持部から可動電極の電位
を外部に引き出すようにしたことを特徴としている。
【0013】上記静電容量型半導体加速度センサにあっ
ては、前記第1導電型半導体基板の前記第2導電型の半
導体層を形成された面と反対面において、前記導電性膜
を、重り部の第1導電型半導体基板領域と第2導電型の
半導体層に跨がる領域および支持部の第1導電型半導体
基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる領域の表面に
それぞれ形成することもできる。
【0014】本発明による第6の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面の、少なくとも弾性変形部全域を含み、かつ重り部
の領域をほぼ最大限に除いた領域に第2導電型の半導体
層を形成し、第2導電型の半導体層を重り部から支持部
へ貫通するように残された第1導電型半導体基板領域を
通じて支持部から可動電極の電位を外部に引き出すよう
にしたことを特徴としている。
【0015】本発明による第7の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面の少なくとも弾性変形部全域を含む領域に第2導電
型の半導体層を形成し、第1導電型半導体基板の第2導
電型の半導体層を形成された面と反対面において第2導
電型の半導体層からなる弾性変形部を重り部から支持部
へ横断する領域に第1導電型と同種の半導体層もしくは
導電性膜を形成したことを特徴としている。
【0016】本発明による第8の静電容量型半導体加速
度センサは、半導体基板をエッチング加工して支持部、
重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部を形
成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の両面
に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の
静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容量型
半導体加速度センサにおいて、第1導電型半導体基板の
表面に第2導電型の半導体層を形成し、重り部及び弾性
変形部で第2導電型の半導体層の上に絶縁膜を形成し、
該絶縁膜上に導電性膜を形成し、該導電性膜を重り部の
少なくとも一部領域で第2導電型の半導体層を介するこ
となく第1導電型半導体基板に接続し、該導電性膜を通
じて可動電極の電位を支持部側へ導くようにしたことを
特徴としている。
【0017】また、上記各静電容量型半導体加速度セン
サにあっては、重り部の表面の固定電極と対向する面の
少なくとも一方の面のほぼ全体に導電性膜を形成し、こ
の導電性膜を可動電極面としてもよい。さらには、重り
部の固定電極と対向する両面にそれぞれ導電性膜を形成
し、両導電性膜を可動電極面としてもよい。
【0018】本発明による第1の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面に第2導
電型の半導体層を形成し、前記第2導電型の半導体層中
の少なくとも支持部及び感圧ダイアフラムの一部にかか
る領域に第1導電型と同種の半導体層を形成し、前記メ
サ部の一部領域で前記第2導電型の半導体層を通過させ
て前記第1導電型と同種の半導体層を前記第1導電型半
導体基板に接するように形成し、前記第1導電型と同種
の半導体層を通じて可動電極の電位を支持部側へ導くよ
うにしたことを特徴としている。
【0019】本発明による第2の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面に第2導
電型の半導体層を形成し、感圧ダイアフラムの第2導電
型の半導体層上の少なくとも一部に導電性膜を形成し、
前記導電性膜をメサ部の少なくとも一部領域で第2導電
型の半導体層を介することなく第1導電性半導体基板に
接続し、かつ前記導電性膜を可動電極取り出しのために
設けられた支持部上の電極に接続したことを特徴として
いる。
【0020】本発明による第3の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面で前記感
圧ダイアフラム内のほぼメサ部以外の領域に第2導電型
の半導体層を形成し、前記第2導電型の半導体層中に第
1導電型と同種の半導体層を形成し、前記メサ部の少な
くとも一部領域で第1導電型と同種の半導体層を第1導
電型半導体基板に接触させ、第1導電型と同種の半導体
層を通じて支持部から可動電極の電位を外部に引き出す
ようにしたことを特徴としている。
【0021】本発明による第4の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面で感圧ダ
イアフラム内のほぼメサ部以外の領域に第2導電型の半
導体層を形成し、前記メサ部の第1導電型半導体基板上
の少なくとも一部に導電性膜を形成し、この導電性膜を
可動電極取り出しのために設けられた支持部上の電極に
接続したことを特徴としている。
【0022】上記静電容量型半導体圧力センサにあって
は、感圧ダイアフラムの表面に形成された前記導電性膜
と、支持部に設けられた前記電極とをワイヤボンディン
グしてもよい。また、感圧ダイアフラムの表面に形成さ
れた前記導電性膜と同一材料を用いて支持部に前記電極
を同時に形成してもよい。
【0023】本発明による第5の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面で感圧ダ
イアフラム内のほぼメサ部以外の領域に第2導電型の半
導体層を形成し、メサ部の第1導電型半導体基板領域と
第2導電型の半導体層に跨がる領域および支持部の第1
導電型半導体基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる
領域の表面にそれぞれ導電性膜を形成し、両導電性膜及
び第2導電型の半導体層を通じて支持部から可動電極の
電位を外部に引き出すようにしたことを特徴としてい
る。
【0024】上記静電容量型半導体圧力センサにあって
は、前記第1導電型半導体基板の前記第2導電型の半導
体層を形成された面と反対面において、前記導電性膜
を、メサ部の第1導電型半導体基板領域と第2導電型の
半導体層に跨がる領域および支持部の第1導電型半導体
基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる領域の表面に
それぞれ形成してもよい。
【0025】本発明による第6の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面で感圧ダ
イアフラム内のほぼメサ部以外の領域に第2導電型の半
導体層を形成し、第2導電型の半導体層を重り部から支
持部へ貫通するように残された第1導電型半導体基板領
域を通じて支持部から可動電極を外部に引き出すように
したことを特徴としている。
【0026】本発明による第7の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面の少なく
とも感圧ダイアフラム内のほぼメサ部を除く領域に第2
導電型の半導体層を形成し、第1導電型半導体基板の第
2導電型の半導体層を形成された面と反対面において第
2導電型の半導体層からなる領域を重り部の第1導電型
半導体基板領域から支持部の第1導電型半導体基板領域
へ横断させて第1導電型と同種の半導体層もしくは導電
性膜を形成したことを特徴としている。
【0027】本発明による第8の静電容量型半導体圧力
センサは、半導体基板をエッチング加工してメサ部を弾
性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成し、前
記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に対向さ
せて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静電容量
変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導体圧力
センサにおいて、第1導電型半導体基板の表面に第2導
電型の半導体層を形成し、感圧ダイアフラムの第2導電
型の半導体層の上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜上に導電
性膜を形成し、該導電性膜を重り部の少なくとも一部領
域で第2導電型の半導体層を介することなく第1導電型
半導体基板に接続し、該導電性膜を通じて可動電極の電
位を支持部側へ導くようにしたことを特徴としている。
【0028】上記静電容量型半導体圧力センサにあって
は、前記メサ部の表面の固定電極と対向する面の少なく
とも一方の面のほぼ全体に導電性膜を形成し、この導電
性膜を可動電極面としてもよい。さらには、メサ部の固
定電極と対向する両面にそれぞれ導電性膜を形成し、両
導電性膜を可動電極面としてもよい。
【0029】
【作用】本発明の第1〜4及び第6〜8の加速度センサ
にあっては、重り部や弾性変形部をエッチングによって
形成する際のエッチングストップ層となる第2導電型の
半導体層を設けた加速度センサにおいて、第2導電型の
半導体層を通ることなく直接第1導電型半導体基板領域
に接続した第1導電型と同種の半導体層あるいは導電性
膜、又は第1導電型半導体基板領域を介して可動電極の
電位を外部へ引き出しているので、可動電極の上面と下
面の電位差が無くなり、可動電極の正しい電位を得るこ
とができる。
【0030】また、本発明の第5の加速度センサにあっ
ては、第2導電型の半導体層の両側のpn接合面を跨ぐ
ように導電性膜を形成しているので、第1導電型半導体
基板と第2導電型の半導体層の間のpn接合を通ること
なく可動電極の電位を外部へ引き出すことができ、可動
電極の上面と下面の電位差が無くなり、可動電極の正し
い電位を得ることができる。
【0031】従って、本発明によれば可動電極の正しい
電位を得ることができるので、可動電極と固定電極との
間の正確な静電容量を検出することができ、加速度の検
出精度を向上させることができる。しかも、可動電極の
電位の取り出しがpn接合を通らないので、加速度セン
サの特性が周囲温度等によって変化せず、温度特性が向
上する。
【0032】さらに、本発明の第3〜6の加速度センサ
にあっては、エッチングストップ層となる第2導電型の
半導体層の領域をできるだけ小さくしているので、第1
導電型半導体基板と第2導電型の半導体層の間のpn接
合による寄生容量を大幅に低減させることができる。
【0033】本発明の第1〜4及び第6〜8の圧力セン
サにあっては、感圧ダイアフラムをエッチングによって
形成する際のエッチングストップ層となる第2導電型の
半導体層を設けた圧力センサにおいて、第2導電型の半
導体層を通ることなく直接第1導電型半導体基板領域に
接続した第1導電型と同種の半導体層あるいは導電性
膜、又は第1導電型半導体基板領域を介して可動電極の
電位を外部へ引き出しているので、可動電極の上面と下
面の電位差が無くなり、可動電極の正しい電位を得るこ
とができる。
【0034】また、本発明の第5の圧力センサにあって
は、第2導電型の半導体層の両側のpn接合面を跨ぐよ
うに導電性薄膜を形成しているので、第1導電型半導体
基板と第2導電型の半導体層の間のpn接合を通ること
なく可動電極の電位を外部へ引き出すことができ、可動
電極の上面と下面の電位差が無くなり、可動電極の正し
い電位を得ることができる。
【0035】従って、本発明によれば可動電極の正しい
電位を得ることができるので、可動電極と固定電極との
間の正確な静電容量を検出することができ、圧力の検出
精度を向上させることができる。しかも、可動電極の電
位の取り出しがpn接合を通らないので、圧力センサの
特性が周囲温度等によって変化せず、温度特性が向上す
る。
【0036】さらに、本発明の第3〜6の圧力センサに
あっては、エッチングストップ層となる第2導電型の半
導体層の領域をできるだけ小さくしているので、第1導
電型半導体基板と第2導電型の半導体層の間のpn接合
による寄生容量を大幅に低減させることができる。
【0037】
【実施例】図2は本発明の第1実施例による静電容量型
半導体加速度センサ1を示す断面図である。この静電容
量型半導体加速度センサ1は、シリコン基板に半導体製
作技術を適用して作製されたセンサ本体32と、センサ
本体32の両面に接合されたカバー115,116とか
ら構成されている。センサ本体32は、p型シリコン基
板を原材料として作製されており、枠状をした支持フレ
ーム33の開口部分34に重り部35が位置しており、
重り部35は弾性変形可能な1本又は複数本の棒状をし
た梁部36によって上下方向に変位可能に支持されてい
る。このセンサ本体32の上層部を除く領域はp型シリ
コン基板によるp領域37となっており、センサ本体3
2の表層部にはリン拡散により導電型を反転させてn層
38を形成している。また、センサ本体32上面のn層
38の上には、さらにボロンを拡散させて部分的にp+
層39が作製されており、p+層39は梁部36上面を
通って重り部35の全面から支持フレーム33の上面に
形成されており、重り部35上面ではp+層39はn層
38を貫通してp領域37と直接に接合され、支持フレ
ーム33上面ではp+層39の上に引き出し用電極40
が設けられている。センサ本体32の上下両面に接合さ
れたカバー115,116の内面に形成された固定電極
112は、可動電極である重り部35の上下両面に対向
しており、重り部35は振動等によって凹部33a内の
空間で微小変位できる。なお、カバー115,116は
図1の従来例で用いられているものと同じものを使用し
ているが(同じ部分には同一の符号を用いる)、このよ
うな構造のカバーに限るものではない。
【0038】上記のような構造の加速度センサ1の製造
工程を簡単に説明すると、まず、p型のシリコン基板の
周辺部を残して上下両面を浅くエッチングすることによ
って凹部33aを形成する。ついで、シリコン基板の上
面にリンを拡散させてp領域37の上にn層38を形成
した後、重り部35の全面、梁部36及び支持フレーム
33にかけてn層38中にボロンを浅く拡散させ、n層
38の上にシリコン基板(p領域37)と同一導電型の
+層39を作成する。このとき、重り部35の一部領
域においては、p領域37に達するまで深くボロンを拡
散させる。この後、従来例で説明したのと同様に2回の
エッチングを行なうことによって重り部35と梁部36
を形成する。ついで、n層38の上面に金属膜を蒸着さ
せることによって引き出し用電極40を設けてセンサ本
体32を作製した後、センサ本体32の上下両面にカバ
ーを接合させて差動構造を有する静電容量型加速度セン
サ1が出来る。
【0039】このような構造の加速度センサ1にあって
は、重り部35が可動電極となっており、重り部35の
+層39及びp領域37下面がそれぞれ可動電極上面
41a及び可動電極下面41bとなる。従って、p+
39を通じて可動電極上面41aの電位を引き出し用電
極40へ取り出すことができ、重り部35のp領域37
及びp+層39を通じて可動電極下面41bの電位を引
き出し用電極40へ取り出すことができ、可動電極上面
41a及び可動電極下面41bの各電位はpn接合を通
ることなく外部へ取り出される。よって、可動電極上面
41aと可動電極下面41bの間に電位差が生じず、引
き出し用電極40で可動電極の正しい電位を検出するこ
とができ、可動電極と固定電極との間の正確な静電容量
を検知することができる。また、pn接合を通ることな
く可動電極の電位が引き出し用電極40へ引き出されて
いるので、加速度センサ1の温度特性も向上する。
【0040】以下、第1実施例と同様に、pn接合を通
ることなく可動電極の電位を引き出し用電極から外部へ
引き出すことができ、可動電極の正しい電位を検出する
ことができ、可動電極と固定電極との間の静電容量を正
確に検知することができ、さらに、センサの温度特性も
向上させられる加速度センサの実施例を説明する。
【0041】図3は本発明の第2実施例による静電容量
型半導体加速度センサ2を示す断面図である。なお、こ
の図ではカバーの図示を省略してセンサ本体32だけを
示しているが、上下両面にカバー115,116が接合
されることは第1実施例と同様である(同じように、第
3の実施例以降でもカバーは省略している)。図2の実
施例では、p+層39は重り部35の上面全体に形成さ
れているが、この第2実施例では重り部35においては
n層38のほんの一部にp+層39が形成されており、
+層39の先端部がn層38を貫いて重り部35のp
領域37に接合されている。従って、重り部35のp領
域37上面及び下面がそれぞれ可動電極上面41a及び
可動電極下面41bとなっているので、この場合も、同
一導電型のp+層39を介して可動電極上面41a及び
可動電極下面41bの電位を取り出すことができ、pn
接合を通ることなく可動電極の電位を外部へ取り出すこ
とができる。
【0042】図4は本発明の第3実施例による静電容量
型半導体加速度センサ3を示す断面図である。この実施
例にあっては、図2で説明した第1実施例(又は、図3
の第2実施例でもよい)の構造において、さらに重り部
35の上面と下面にそれぞれアルミニウム薄膜などの導
電性薄膜42,43をスパッタリング等によって作成
し、上下両面の導電性薄膜42,43を可動電極上面4
1a及び可動電極下面41bとしている。しかして、可
動電極上面41aの電位はp+層39を通じて引き出し
用電極40へ引き出されており、可動電極下面41bの
電位はp領域37及びp+層39を通じて引き出し用電
極40へ引き出されている。これにより可動電極の引き
出し部はpn接合を通らなくなり、可動電極の正しい電
位が得られる。
【0043】図5は本発明の第4実施例による静電容量
型半導体加速度センサ4を示す断面図である。この実施
例にあっては、センサ本体32の表層部にはリン拡散に
よりp型シリコン基板の導電型を反転させ、エッチング
ストップ層となるn層38を形成している。また、重り
部35の上面全体にはアルミニウム薄膜等の導電性薄膜
42がスパッタリング等によって作成されており、この
導電性薄膜42は梁部36上面を通って支持フレーム3
3の上面に延びている。しかも、重り部35上面の導電
性薄膜42は、重り部35のp領域37とn層38を介
することなく導通させられている。重り部35の導電性
薄膜42とp領域37とを導通させる方法としては、
n層38を形成する際、重り部35の上面の一部をp領
域37のまま残しておく、重り部35の上面全体にn
層38を形成した後、重り部35でn層38の一部にボ
ロン等を拡散させてp+層39に反転させる、重り部
35の上面全体にn層38を形成した後、導電性薄膜4
2を重り部35上面に形成する際、n層38の一部をエ
ッチングによって開口し、重り部35の一部領域で導電
性薄膜42がn層38を貫通してp領域37に達するよ
うにする、などの方法が可能である。また、重り部35
の下面全体にもアルミニウム薄膜等の導電性薄膜43が
スパッタリング等によって形成されている。
【0044】また、図6は本発明の第5実施例による静
電容量型半導体加速度センサ5を示す断面図である。こ
の実施例にあっては、重り部35の上面全体でn層38
の上にアルミニウム薄膜等の導電性薄膜42をスパッタ
リング等によって作成し、導電性薄膜42をn層38を
介することなく重り部35のp領域37と導通させてい
る。さらに、支持フレーム33の上面に設けられた引き
出し用電極40と重り部35上面の導電性薄膜42とを
金線44によってワイヤボンディングしている。また、
重り部35のp領域37の下面にもスパッタリング等に
よってアルミニウム薄膜等の導電性薄膜43が形成され
ている。
【0045】しかして、図5及び図6の加速度センサ
4,5にあっては、重り部35の上面の導電性薄膜42
によって可動電極上面41aが構成され、可動電極上面
41aの電位は導電性薄膜42ないし金線44を通じて
導電性薄膜42の端部に形成されている引き出し用電極
40に導かれており、下面の導電性薄膜43によって構
成されている可動電極下面41bの電位は重り部35の
p領域37、導電性薄膜42ないし金線44を通じて引
き出し用電極40に導かれている。これにより可動電極
の電位はpn接合を通ることなく引き出され、可動電極
の正しい電位が得られるようになり、かつ加速度センサ
4,5の温度特性も向上する。
【0046】図7は本発明の第6実施例による静電容量
型半導体加速度センサ6を示す断面図である。この実施
例にあっては、重り部35上面の一部にアルミニウム薄
膜等の導電性薄膜42をスパッタリング等によって作成
し、n層38を貫通して導電性薄膜42を重り部35の
p領域37と導通させている。さらに、支持フレーム3
3の上面に設けられた引き出し用電極40と重り部35
上面の導電性薄膜42とを金線44によってワイヤボン
ディングしている。
【0047】しかして、重り部35のp領域37上面及
び下面によってそれぞれ可動電極上面41aと可動電極
下面41bが構成され、可動電極上面41aの電位は導
電性薄膜42及び金線44を通じて引き出し用電極40
に導かれており、可動電極下面41bの電位は重り部3
5のp領域37、導電性薄膜42及び金線44を通じて
引き出し用電極40に導かれている。これにより可動電
極の電位はpn接合を通ることなく引き出される。
【0048】図8は本発明の第7実施例による静電容量
型半導体加速度センサ7を示す断面図である。この実施
例にあっては、センサ本体上面のほぼ全体にリンを拡散
させてn層38を形成し、少なくとも重り部35及び梁
部36全域にかかる領域において絶縁薄膜46として酸
化膜を形成し、さらに絶縁薄膜46上に導電性薄膜42
としてアルミニウム薄膜等をスパッタリングによって形
成している。また、導電性薄膜42は重り部35の一部
領域でn層38を貫通してp領域37に達し、p領域3
7と接合されている。
【0049】しかして、可動電極上面41a及び可動電
極下面41bは重り部35のp領域37の上面及び下面
によって構成されており、可動電極上面41a及び可動
電極下面41bの電位は導電性薄膜42を通って引き出
し用電極40に引き出されている。
【0050】図9は本発明の第8実施例による静電容量
型半導体加速度センサ8を示す断面図である。この実施
例にあっては、重り部35及び支持フレーム33におけ
るn層38の領域ができるだけ小さくなるように、特に
好ましくはほぼ梁部36にのみ、エッチングストップ層
とするためのn層38をリン拡散により形成している。
さらに、n層38の上面を通過するように重り部35の
一部、梁部36及び支持フレーム33の上面にかけてボ
ロンを拡散させることにより、シリコン基板と同一導電
型のp+層39を作成している。また、支持フレーム3
3の上面においてp+層39の上面に引き出し用電極4
0を設けている。
【0051】この実施例にあっては、可動電極が重り部
35によって構成されており、p+層39の一端が重り
部35の上面と接合され、可動電極上面41a(p領域
37の上面)と可動電極下面41b(p領域37の下
面)の電位が引き出し用電極40から取り出されている
ので、可動電極上面41a及び可動電極下面41bの電
位がpn接合を通ることなく引き出し用電極40で検出
され、この結果可動電極の正しい電位を検出することが
できて検出精度を向上させることができる。また、pn
接合を通らないので、pn接合の静電容量による温度特
性の変化がなく、加速度センサ9の温度特性が安定す
る。さらに、この実施例にあっては、n層38の面積を
できるだけ小さくしているので、n層38とp領域37
との間に発生する寄生容量を大幅に減少させることがで
きる。
【0052】以下、可動電極の電位をpn接合を通すこ
となく引き出し用電極から引き出すことができて可動電
極の正しい電位を検出することができ、センサの検出精
度を向上させることができ、さらにpn接合の静電容量
による温度特性の変化がなく、センサの温度特性が安定
し、しかも、n層の面積をできるだけ小さくしてn層と
p領域との間の寄生容量を大幅に減少させることができ
る加速度センサの各実施例を説明する。
【0053】図10は本発明の第9の実施例による静電
容量型半導体加速度センサ9を示す断面図である。この
実施例にあっては、重り部35及び支持フレーム33に
おけるn層38の領域ができるだけ小さくなるように、
特に好ましくはほぼ梁部36にのみ、エッチングストッ
プ層とするためのn層38をリン拡散により形成してい
る。さらに、梁部36のn層38と重り部35のp領域
37との境界を跨ぐようにしてセンサ本体32の上面に
アルミニウム薄膜等の金属薄膜47aをスパッタリング
によって蒸着させ、また梁部36のn層38と支持フレ
ーム33のp領域37との境界を跨ぐようにしてセンサ
本体32の上面にアルミニウム薄膜等の金属薄膜47b
をスパッタリングによって蒸着させている。また、支持
フレーム33の上面には可動電極の電位を引き出すため
の引き出し用電極40を設けている。したがって、n層
38と重り部35側のp領域37との間におけるpn接
合及びn層38と支持フレーム33側のp領域37との
間におけるpn接合はいずれも金属薄膜47a,47b
によってショートさせられており、可動電極である重り
部35の上下両面に形成される可動電極上面41a及び
可動電極下面41bの電位はpn接合を通過することな
く、重り部35のp領域37、金属薄膜47a、n層3
8、金属薄膜47b、支持フレーム33のp領域37及
び引き出し用電極40からなる可動電極引き出し部を通
じて検出される。
【0054】図11は本発明の第10の実施例による静
電容量型半導体加速度センサ10を示す断面図である。
この実施例にあっては、重り部35及び支持フレーム3
3におけるn層38の領域ができるだけ小さくなるよう
に、特に好ましくはほぼ梁部36にのみ、エッチングス
トップ層とするためのn層38をリン拡散により形成し
ている。さらに、梁部36のn層38と重り部35のp
領域37との境界を跨ぐようにしてシリコン基板からな
るセンサ本体32の下面にアルミニウム薄膜等の金属薄
膜47aをスパッタリングによって蒸着させ、また梁部
36のn層38と支持フレーム33のp領域37との境
界を跨ぐようにしてセンサ本体32の下面にアルミニウ
ム薄膜等の金属薄膜47bをスパッタリングによって蒸
着させている。また、支持フレーム33の上面には可動
電極の電位を引き出すための引き出し用電極40を設け
ている。したがって、n層38と重り部35側のp領域
37との間におけるpn接合及びn層38と支持フレー
ム33側のp領域37との間におけるpn接合はいずれ
も金属薄膜47a,47bによってショートさせられて
おり、可動電極である重り部35の上下両面に形成され
る可動電極上面41a及び可動電極下面41bの電位は
pn接合を通過することなく、重り部35のp領域3
7、金属薄膜47a、n層38、金属薄膜47b、支持
フレーム33のp領域37及び引き出し用電極40から
なる可動電極引き出し部を通じて検出される。
【0055】図12(a)(b)は本発明の第11実施
例による静電容量型半導体加速度センサ11を示す平面
図及び断面図である。この実施例を製造手順に沿って説
明すると、p型シリコン基板の上下両面を浅くエッチン
グして凹部33aを形成した後、重り部35と支持フレ
ーム33の間の開口部分34、梁部36及びその近傍領
域にリンを拡散させてn層38を形成する。このとき、
梁部36となる領域においては、重り部35となる領域
(p領域37)と支持フレーム33となる領域(p領域
37)を結ぶようにシリコン基板の表面にp領域37の
部分〔図12(a)の37aの部分〕を残している。つ
いで、n層38をエッチングストップ層としてn層38
までシリコン基板の下面をエッチングし、さらに、重り
部35と支持フレーム33の間の開口部分34となる領
域でn層38をエッチングして開口させ、重り部35及
び梁部36を形成している。また、支持フレーム33の
上面に引き出し用電極40を形成している。この結果、
n層38は梁部36を含むできるだけ小さな領域に形成
され、重り部35及び支持フレーム33はほとんど全体
がp領域37となり、梁部36には重り部35及び支持
フレーム33を電気的に導通させる導通部37a(p領
域37)が梁部36を貫通して形成されている。しかし
て、重り部35が可動電極となっており、重り部35の
上下両面に形成される可動電極上面41a及び可動電極
下面41bの電位はpn接合を通過することなく、重り
部35、導通部37a、支持フレーム33を結ぶp領域
37及び引き出し用電極40からなる可動電極引き出し
部を通じて検出される。
【0056】図13は本発明の第12実施例による静電
容量型半導体加速度センサ12を示す断面図である。こ
の実施例にあっては、重り部35及び支持フレーム33
におけるn層38の領域ができるだけ小さくなるよう
に、特に好ましくはほぼ梁部36にのみ、エッチングス
トップ層とするためのn層38をリン拡散により形成し
ている。さらに、梁部36の下面を通過して重り部35
の下面(全体または一部)から支持フレーム33の下面
にわたる領域にボロンを拡散させることにより、シリコ
ン基板と同一導電型のp+層45を作成している。ま
た、支持フレーム33の上面に引き出し用電極40を設
けている。
【0057】この実施例にあっては、重り部35のp領
域37の上面によって可動電極上面41aが形成されて
おり、重り部35のp+層45ないしp領域37の下面
によって可動電極下面41bが形成されており、可動電
極上面41aの電位は重り部35のp領域37、p+
45及び支持フレーム33のp領域37を通して引き出
し用電極40に接続されており、可動電極下面41bの
電位はp+層45及び支持フレーム33のp領域37を
通して引き出し用電極40に接続されている。したがっ
て、可動電極上面41a及び可動電極下面41bの電位
はpn接合を通ることなく引き出し用電極40で検出さ
れる。
【0058】なお、この実施例では、下面側からの可動
電極引き出し手段としてp+層45を用いたが、p+層4
5に代えて導電性薄膜を用いてもよい。
【0059】図14は本発明の第13の実施例による静
電容量型半導体加速度センサ13を示す断面図である。
この実施例にあっては、重り部35及び支持フレーム3
3におけるn層38の領域ができるだけ小さくなるよう
に、特に好ましくはほぼ梁部36にのみ、エッチングス
トップ層とするためのn層38をリン拡散により形成し
ている。さらに、n層38上面を通って重り部35上面
から支持フレーム33上面にかけてスパッタリング等に
よってアルミニウム薄膜等の導電性薄膜42を形成し、
この際導電性薄膜42の一部が重り部35の一部でp領
域37と接合されるようにした。また、パターニング等
によって導電性薄膜42の端部に引き出し用電極40を
形成した。
【0060】したがって、重り部35の上面に形成され
る可動電極上面41aの電位は導電性薄膜42を通して
引き出し用電極40に引き出され、重り部35の下面に
形成される可動電極下面41bの電位はp領域37及び
導電性薄膜42を通して引き出し用電極40に引き出さ
れている。よって、この実施例にあってもpn接合を通
ることなく可動電極の電位を正確に検出でき、また、加
速度センサ14の温度特性も向上する。さらに、n層3
8の面積を最小にできるので、寄生容量も大幅に減少す
る。
【0061】図15は本発明の第14実施例による静電
容量型半導体加速度センサ14を示す断面図である。こ
の実施例にあっては、重り部35及び支持フレーム33
におけるn層38の領域ができるだけ小さくなるよう
に、特に好ましくはほぼ梁部36にのみ、エッチングス
トップ層とするためのn層38をリン拡散により形成し
ている。さらに、重り部35の上面にスパッタリング等
によってアルミニウム薄膜等の導電性薄膜42を形成
し、導電性薄膜42を重り部35のp領域37に接合さ
せている。また、支持フレーム33上の引き出し用電極
40もアルミニウム膜をスパッタリングすることによっ
て作製してあり、重り部35の導電性薄膜42と支持フ
レーム33上の引き出し用電極40とを金線44により
ワイヤボンディングしている。
【0062】従って、重り部35の導電性薄膜42及び
p領域37下面によって構成されている可動電極上面4
1a及び可動電極下面41bの電位は導電性薄膜42、
金線44を通じて引き出し用電極40へ引き出されてい
る。
【0063】図16は本発明の第15実施例による静電
容量型半導体加速度センサ15を示す断面図である。こ
の実施例にあってはp型シリコン基板からなるセンサ本
体32の梁部36全体を含み、重り部35の領域を最大
限に除いた領域にリンを拡散してn層38を形成し、少
なくとも重り部35と梁部36全域にかかる領域に絶縁
薄膜46として酸化膜を形成し、さらに絶縁薄膜46上
に導電性薄膜42としてアルミニウム薄膜等をスパッタ
リングによって形成している。また、導電性薄膜42は
重り部35の一部領域でp領域37上面に接合されてい
る。
【0064】しかして、可動電極上面41a及び可動電
極下面41bは重り部35のp領域37の上面及び下面
によって構成されており、可動電極上面41a及び可動
電極下面41bの電位は導電性薄膜42を通って引き出
し用電極40に引き出されている。これにより可動電極
引き出し部はpn接合を通らなくなり、可動電極の正し
い電位が得られて正確な計測が可能になり、かつ温度特
性も向上する。
【0065】なお、例えば図9、図10,図11その他
の重り部35に導電性薄膜42を形成されていない加速
度センサにおいては、重り部35の上面、下面のうち少
なくとも一方に導電性薄膜42を形成してもよい。例え
ば、図17に示す加速度センサ16は、図9の加速度セ
ンサ8において重り部35の上下両面に導電性薄膜4
2,43を形成した構造となっている。
【0066】図18は本発明の第17実施例による静電
容量型半導体圧力センサ17(カバーを省略してセンサ
本体のみを図示する)を示す断面図である。なお、圧力
センサにおいても、センサ本体の上面及び下面にはカバ
ー(加速度センサの場合とほぼ同様なカバーを用いるこ
とができるが、被検出体である流体をメサ部へ導くため
の通路等が形成されている)が接合されるが、図では省
略している。この実施例のセンサ本体48はp型シリコ
ン基板から作製されており、メサ形をしたバルク状のメ
サ部49とメサ部49の外周部に設けられた弾性を有す
る薄膜部50とから感圧ダイアフラム51が構成されて
おり、メサ部49は薄膜部50によって支持フレーム5
2の開口部分53内に弾性的に支持されている。また、
センサ本体48上面の感圧ダイアフラム51及びその周
囲の領域にはリンを拡散し、感圧ダイアフラム51のエ
ッチング時にエッチングストップ層となるn層54が薄
く形成されている。さらに、n層54中には、薄膜部5
0を通って感圧ダイアフラム51のメサ部49から支持
フレーム52にわたる領域にはボロンを拡散することに
よってシリコン基板と同種導電型のp+層55を形成し
ている。このp+層55の作製時には、メサ部49の一
部領域でn層54を経由することなくp+層55がp領
域56に接するようにしている。また、支持フレーム5
2の上面には引き出し用電極57が形成されている。な
お、図18ではp+層55は引き出し用電極57まで達
していないが、引き出し用電極57まで達するようにし
てもよい。
【0067】しかして、この圧力センサ17では、メサ
部49のp領域56が可動電極となっており、メサ部4
9のp領域56上面に形成されている可動電極上面58
aの電位はp+層55を通じて引き出し用電極57に取
り出され、メサ部49のp領域56下面に形成されてい
る可動電極下面58bの電位はp領域56及びp+層5
5を通じて引き出し用電極57に取り出されている。従
って、可動電極引き出し部はpn接合を通らなくなり、
可動電極上面58aと可動電極下面58bの両電位が等
しい値で検出され、その結果可動電極の正しい電位が得
られ正確な静電容量を検知できるようになる。また、p
n接合を通らないので、圧力センサ18の温度特性も向
上する。
【0068】図19は本発明の第18実施例による静電
容量型半導体圧力センサ18を示す断面図である。この
圧力センサ18にあっては、p型シリコン基板からなる
センサ本体48の薄膜部50及び開口部分53の近傍
(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大限に
除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成し、さら
に薄膜部50のn層54を通過してメサ部49のp領域
56上面の全体から支持フレーム52にかけてボロンを
拡散してp+層55を形成している。
【0069】従って、メサ部49が可動電極となってお
り、可動電極上面58aを構成しているp+層55の電
位はp+層55を通じて支持フレーム52上の引き出し
用電極57より引き出され、可動電極下面58bを構成
しているp領域56下面はp領域56及びp+層55を
通じて引き出し用電極57より引き出されている。これ
により可動電極引き出し部はpn接合を通らなくなり、
可動電極の正しい電位が得られるようになり、かつ温度
特性も向上する。さらに、n層54の面積を最小にでき
るので、寄生容量も大幅に減少する。
【0070】図20は本発明の第19実施例による静電
容量型半導体圧力センサ19を示す断面図である。この
圧力センサ19にあっては、p型シリコン基板からなる
センサ本体48の薄膜部50及び開口部分53の近傍
(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大限に
除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成し、さら
にメサ部49及び支持フレーム52の各p領域56の上
面にかかるようにして薄膜部50のn層54の表面にボ
ロンを拡散してp+層55を形成している。したがっ
て、メサ部49のp領域56の一部でp+層55がp領
域56に接合されている。さらに、この実施例では、固
定電極と対向する面、すなわちメサ部49のp領域56
上面及び下面にそれぞれアルミニウム薄膜等の導電性薄
膜59,60をスパッタリングにより作製している。
【0071】従って、可動電極上面58a及び可動電極
下面58bを構成している上下の導電性薄膜59,60
の電位は、メサ部49のp領域56及びp+層55を通
じて支持フレーム52上の引き出し用電極57より引き
出されている。これにより可動電極引き出し部はpn接
合を通らなくなり、可動電極の正しい電位が得られるよ
うになり、かつ温度特性も向上する。さらに、n層54
の面積を最小にできるので、寄生容量も大幅に減少す
る。
【0072】図21は本発明の第20実施例による静電
容量型半導体圧力センサ20を示す断面図である。この
実施例では、p型シリコン基板からなるセンサ本体48
の薄膜部50及び開口部分53の近傍(感圧ダイアフラ
ム51のメサ部49の領域を最大限に除いた領域)にリ
ンを拡散してn層54を形成し、さらに薄膜部50のn
層54下面を通過してメサ部49のp領域56側面から
支持フレーム52の側面にかけてボロンを拡散してp+
層61を形成している。したがって、メサ部49の側面
の一部領域でp+層61がp領域56に接合されてい
る。
【0073】従って、メサ部49が可動電極となってお
り、可動電極上面58a及び可動電極下面58bを構成
しているp領域56の上下面の電位はメサ部49のp領
域56、p+層61及び支持フレーム52のp領域56
を通じて支持フレーム52上の引き出し用電極57より
引き出されている。これにより可動電極引き出し部はp
n接合を通らなくなり、可動電極の正しい電位が得られ
るようになり、かつ温度特性も向上する。さらに、n層
54の面積を最小にできるので、寄生容量も大幅に減少
する。なお、この実施例にあっても、加速度センサ12
(図13)と同じようにセンサ本体48の下面全体にp
+層61を形成してもよい。さらに、p+層61に代えて
導電性薄膜を用いてもよい。
【0074】図22は本発明の第21実施例による静電
容量型半導体圧力センサ21を示す断面図である。この
実施例にあっては、センサ本体48の表層部にはリン拡
散によりp型シリコン基板の導電型を反転させ、エッチ
ングストップ層となるn層54を形成している。また、
メサ部49の上面全体にはアルミニウム薄膜等の導電性
薄膜59がスパッタリング等によって作成されている。
しかも、メサ部49上面の導電性薄膜59は、n層54
を介することなくメサ部49のp領域56と導通させら
れている。メサ部49の導電性薄膜59とp領域56と
を導通させる方法としては、n層54を形成する際、
メサ部49の上面の一部をp領域56のまま残してお
く、メサ部49の上面全体にn層54を形成した後、
メサ部49でn層54の一部にボロン等を拡散させてp
+層に反転させる、メサ部49の上面全体にn層54
を形成した後、導電性薄膜59をメサ部49上面に形成
する際、n層54の一部をエッチングによって開口し、
メサ部49の一部領域で導電性薄膜59がn層54を貫
通してp領域56に達するようにする、などの方法が可
能である。また、メサ部49の下面全体にもアルミニウ
ム薄膜等の導電性薄膜60がスパッタリング等によって
形成されている。支持フレーム52の上面にはアルミニ
ウム薄膜等からなる引き出し用電極57が導電性薄膜5
9と一体に形成されている。
【0075】しかして、この圧力センサ21にあって
は、メサ部49の上面の導電性薄膜59によって可動電
極上面58aが構成され、可動電極上面58aの電位は
導電性薄膜59を通じて引き出し用電極57に導かれて
おり、下面の導電性薄膜60によって構成されている可
動電極下面58bの電位はメサ部49のp領域56及び
導電性薄膜59を通じて引き出し用電極57に導かれて
いる。これにより可動電極の電位はpn接合を通ること
なく引き出され、可動電極の正しい電位が得られるよう
になり、かつ圧力センサ21の温度特性も向上する。
【0076】図23は本発明の第22実施例による静電
容量型半導体圧力センサ22を示す断面図である。この
圧力センサ22にあっては、p型シリコン基板からなる
センサ本体48の薄膜部50及び開口部分53の近傍
(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大限に
除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成し、メサ
部49のp領域56上面及び下面にスパッタリング等に
よってアルミニウム薄膜等の金属薄膜59,60を形成
し、上面の金属薄膜59と支持フレーム52上面の引き
出し用電極57とを金線62によってワイヤボンディン
グしたものである。この実施例にあっても、可動電極上
面58a(導電性薄膜59)は金線62を通じて、可動
電極下面58b(導電性薄膜60)はp領域56及び金
線62を通じてpn接合を通ることなく引き出し用電極
57から引き出される。また、n層54も小さくできる
ので、寄生容量も小さくできる。
【0077】図24は本発明の第23実施例による静電
容量型半導体圧力センサ23を示す断面図である。この
圧力センサ23にあっては、p型シリコン基板からなる
センサ本体48の薄膜部50及び開口部分53の近傍
(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大限に
除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成してい
る。さらに、薄膜部50のn層54とメサ部49のp領
域56の上面間の一部領域を跨ぐようにしてスパッタリ
ングによってアルミニウム薄膜等の導電性薄膜63aを
形成し、薄膜部50のn層54と支持フレーム52のp
領域56の上面間の一部領域を跨ぐようにしてスパッタ
リングによってアルミニウム薄膜等の導電性薄膜63b
を形成し、支持フレーム52の上面には引き出し用電極
57を設けている。
【0078】しかして、可動電極上面58a(p領域5
6上面)の電位は導電性薄膜63a、n層54、導電性
薄膜63b及び支持フレーム52のp領域56を通じて
引き出し用電極57より引き出され、可動電極下面58
b(p領域56下面)の電位はメサ部49のp領域5
6、導電性薄膜63a、n層54、導電性薄膜63b及
び支持フレーム52のp領域56を通じて引き出し用電
極57より引き出される。これにより可動電極引き出し
部はpn接合を通らなくなり、可動電極の正しい電位が
得られ正確な静電容量が得られるようになり、かつ温度
特性が向上する。また、n層54の面積を最小にしたの
で、寄生容量も大幅に減少する。
【0079】図25は本発明の第24実施例による静電
容量型半導体圧力センサ24を示す断面図である。この
実施例では、p型シリコン基板からなるセンサ本体48
の薄膜部50及び開口部分53の近傍(感圧ダイアフラ
ム51のメサ部49の領域を最大限に除いた領域)にリ
ンを拡散してn層54を形成している。さらに、感圧ダ
イアフラム51のメサ部49のp領域56上面から薄膜
部50のn層54上面を通過して支持フレーム52のp
領域56上面に至る領域にアルミニウム薄膜等の導電性
薄膜59をスパッタリングにより作製し、導電性薄膜5
9をメサ部49のp領域56上面に接合させている。ま
た、支持フレーム52の上面においては導電性薄膜59
の端部をパターニングすることによって引き出し用電極
57が設けられている。
【0080】しかして、可動電極上面58a(p領域5
6上面)の電位は導電性薄膜59を通じて引き出し用電
極57より引き出され、可動電極下面58b(p領域5
6下面)の電位はメサ部49のp領域56と導電性薄膜
59を通じて引き出し用電極57より引き出される。こ
れにより可動電極引き出し部はpn接合を通らなくな
り、可動電極の正しい電位が得られ正確な静電容量が得
られるようになり、かつ温度特性が向上する。また、n
層54の面積を最小にしたので、寄生容量も大幅に減少
する。
【0081】図26は本発明の第25実施例による静電
容量型半導体圧力センサ25を示す断面図である。この
実施例では、p型シリコン基板からなるセンサ本体48
の薄膜部50及び開口部分53の近傍(感圧ダイアフラ
ム51のメサ部49の領域を最大限に除いた領域)にリ
ンを拡散してn層54を形成している。さらに、感圧ダ
イアフラム51のメサ部49上面のほぼ全体とメサ部4
9のp領域56上面から薄膜部50のn層54上面を通
過して支持フレーム52のp領域56上面に至る領域と
にアルミニウム薄膜等の導電性薄膜59をスパッタリン
グにより作製し、導電性薄膜59をメサ部49のp領域
56上面に接合させている。同様に、メサ部49の下面
全体にもアルミニウム薄膜等の導電性薄膜60をスパッ
タリングにより作製している。また、支持フレーム52
の上面においては導電性薄膜59の端部をパターニング
することによって引き出し用電極57が設けられてい
る。
【0082】しかして、可動電極上面58a(導電性薄
膜59)の電位は導電性薄膜59を通じて引き出し用電
極57より引き出され、可動電極下面58b(導電性薄
膜60)の電位はメサ部49のp領域56と導電性薄膜
59を通じて引き出し用電極57より引き出される。こ
れにより可動電極引き出し部はpn接合を通らなくな
り、可動電極の正しい電位が得られ正確な静電容量が得
られるようになり、かつ温度特性が向上する。また、n
層54の面積を最小にしたので、寄生容量も大幅に減少
する。
【0083】図27は本発明の第26実施例による静電
容量型半導体圧力センサ26を示す断面図である。図2
4の圧力センサ23では、センサ本体48の上面に設け
た導電性薄膜63a,63bによってメサ部49のp領
域56と支持フレーム52のp領域56とを導通させた
が、これらの導電性薄膜63a,63bは下面側にもう
けてもよい。すなわち、この圧力センサ26では、薄膜
部50のn層54とメサ部49のp領域56の下面間の
一部領域を跨ぐようにしてスパッタリングによってアル
ミニウム薄膜等の導電性薄膜63aを形成し、薄膜部5
0のn層54と支持フレーム52のp領域56の下面間
の一部領域を跨ぐようにしてスパッタリングによってア
ルミニウム薄膜等の導電性薄膜63bを形成し、支持フ
レーム52の上面には引き出し用電極57を設けてい
る。しかして、可動電極上面58a(p領域56上面)
及び可動電極下面58b(p領域56下面)の電位はメ
サ部49のp領域56、導電性薄膜63a、n層54、
導電性薄膜63b及び支持フレーム52のp領域56を
通じて引き出し用電極57より引き出される。これによ
り可動電極引き出し部はpn接合を通らなくなり、可動
電極の正しい電位が得られ正確な静電容量が得られるよ
うになり、かつ温度特性が向上する。また、n層54の
面積を最小にしたので、寄生容量も大幅に減少する。
【0084】図28(a)は本発明の第27実施例によ
る静電容量型半導体圧力センサ27を示す断面図、図2
8(b)は同(a)のX−X線断面図である。この実施
例では、メサ部49と支持フレーム52を結んだ一部領
域(56a)を除いて、薄膜部50及び開口部分53の
近傍(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大
限に除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成して
いる。従って、n層54の一部には、図28(b)に示
すように、n層54を貫通してメサ部49のp領域56
と支持フレーム52のp領域56とをつなぐp型の導通
部56a(p領域56)が残っている。さらに、支持フ
レーム52の上には引き出し用電極57が設けられてい
る。
【0085】しかして、可動電極上面58a(p領域5
6上面)の電位は導通部56aを通って引き出し用電極
57より引き出され、可動電極下面58b(p領域56
下面)の電位はメサ部49のp領域56と導通部56a
を通じて引き出し用電極57より引き出される。これに
より可動電極引き出し部はpn接合を通らなくなり、可
動電極の正しい電位が得られ正確な静電容量が得られる
ようになり、かつ温度特性が向上する。また、n層54
の面積を最小にしたので、寄生容量も大幅に減少する。
【0086】図29は本発明の第28実施例による静電
容量型半導体圧力センサ28を示す断面図である。この
圧力センサ28にあっては、p型シリコン基板からなる
センサ本体48の薄膜部50及び開口部分53の近傍
(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大限に
除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成してい
る。さらに、メサ部49のp領域56上面の一部でスパ
ッタリングによってアルミニウム薄膜等の導電性薄膜5
9を形成し、導電性薄膜59をメサ部49の一部領域で
p領域56に接するようにしている。また、支持フレー
ム52上にもアルミニウム薄膜をスパッタリングするこ
とによって引き出し用電極57を作製し、導電性薄膜5
9と引き出し用電極57とを金線62によりワイヤボン
ディングして接続している。
【0087】従って、可動電極上面58a及び可動電極
下面58b(p領域56の上下面)の電位はメサ部49
のp領域56、導電性薄膜59、金線62を通じて引き
出し用電極57に引き出される。これにより可動電極引
き出し部はpn接合を通らなくなり、可動電極の正しい
電位が得られ正確な容量が得られるようになり、かつ温
度特性が向上する。また、n層54の面積を最小にした
ので寄生容量が大幅に減少する。
【0088】図30は本発明の第29実施例による静電
容量型半導体圧力センサ29を示す断面図である。この
圧力センサ29にあっては、p型シリコン基板からなる
センサ本体48の薄膜部50及び開口部分53の近傍
(感圧ダイアフラム51のメサ部49の領域を最大限に
除いた領域)にリンを拡散してn層54を形成し、薄膜
部50の上面を通過してメサ部49上面から支持フレー
ム52上面に至る領域に絶縁薄膜64として酸化膜を形
成し、さらに絶縁薄膜64上に導電性薄膜59としてア
ルミニウム薄膜等をスパッタリングによって形成してい
る。また、導電性薄膜59はメサ部49の一部領域でp
領域56上面に接合されている。
【0089】しかして、可動電極上面58a及び可動電
極下面58bはメサ部49のp領域56の上面及び下面
によって構成されており、可動電極上面58a及び可動
電極下面58bの電位は導電性薄膜59を通って引き出
し用電極57に引き出されている。これにより可動電極
引き出し部はpn接合を通らなくなり、可動電極の正し
い電位が得られて正確な計測が可能になり、かつ温度特
性も向上する。
【0090】なお、半導体層の導電型は上記各実施例と
は逆の導電型となっていてもよいのはいうまでもない。
【0091】
【発明の効果】本発明によれば、pn接合面を通ること
なく直接第1導電型半導体基板の電位を外部へ取り出す
ことができるので、可動電極の上面と下面の電位差が無
くなり、加速度センサや圧力センサの可動電極の正しい
電位を得ることができる。従って、本発明によれば可動
電極の正しい電位を得ることができるので、可動電極と
固定電極との間の正確な静電容量を検出することがで
き、加速度や圧力の検出精度を向上させることができ
る。しかも、可動電極の電位の取り出しがpn接合を通
らないので、加速度センサや圧力センサの特性が周囲温
度等によって変化せず、温度特性が向上する。
【0092】さらに、エッチングストップ層となる第2
導電型の半導体層の領域をできるだけ小さくした加速度
センサや圧力センサにあっては、第1導電型半導体基板
と第2導電型の半導体層の間のpn接合による寄生容量
を大幅に低減させることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)(b)(c)(d)(e)は差動構造を
有する従来の静電容量型半導体加速度センサの製造工程
を示す断面図である。
【図2】本発明の第1実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す断面図である。
【図3】本発明の第2実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図4】本発明の第3実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図5】本発明の第4実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図6】本発明の第5実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図7】本発明の第6実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図8】本発明の第7実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図9】本発明の第8実施例による静電容量型半導体加
速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図10】本発明の第9実施例による静電容量型半導体
加速度センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図11】本発明の第10実施例による静電容量型半導
体加速度センサの構造を示す一部省略した断面図であ
る。
【図12】(a)(b)は本発明の第11実施例による
静電容量型半導体加速度センサにおけるセンサ本体の平
面図及び断面図である。
【図13】本発明の第12実施例による静電容量型半導
体加速度センサの構造を示す一部省略した断面図であ
る。
【図14】本発明の第13実施例による静電容量型半導
体加速度センサの構造を示す一部省略した断面図であ
る。
【図15】本発明の第14実施例による静電容量型半導
体加速度センサの構造を示す一部省略した断面図であ
る。
【図16】本発明の第15実施例による静電容量型半導
体加速度センサの構造を示す一部省略した断面図であ
る。
【図17】本発明の第16実施例による静電容量型半導
体加速度センサの構造を示す一部省略した断面図であ
る。
【図18】本発明の第17実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図19】本発明の第18実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図20】本発明の第19実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図21】本発明の第20実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図22】本発明の第21実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図23】本発明の第22実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図24】本発明の第23実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図25】本発明の第24実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図26】本発明の第25実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図27】本発明の第26実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図28】(a)は本発明の第27実施例による静電容
量型半導体圧力センサの構造を示す一部省略した断面
図、(b)は(a)のX−X線断面図である。
【図29】本発明の第28実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【図30】本発明の第29実施例による静電容量型半導
体圧力センサの構造を示す一部省略した断面図である。
【符号の説明】
33 支持フレーム 35 重り部 36 梁部 37 p領域 38 n層 39,45 p+層 40 引き出し用電極 41a 可動電極上面 41b 可動電極下面 42,43 導電性薄膜 44 金線 46 絶縁薄膜 47a,47b 金属薄膜 49 メサ部 50 薄膜部 51 感圧ダイアフラム 52 支持フレーム 54 n層 55,61 p+層 56 p領域 57 引き出し用電極 58a 可動電極上面 58b 可動電極下面 59,60,63a,63b 導電性薄膜 62 金線 64 絶縁薄膜 112 固定電極 115,116 カバー
フロントページの続き (72)発明者 細谷 克己 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内 (72)発明者 椎木 正和 京都府京都市右京区花園土堂町10番地 オ ムロン株式会社内

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を
    形成し、前記第2導電型の半導体層中に弾性変形部を通
    って重り部および支持部のそれぞれ少なくとも一部にか
    かる領域に第1導電型と同種の半導体層を形成し、重り
    部の少なくとも一部領域で前記第2導電型の半導体層を
    通過させて前記第1導電型と同種の半導体層を前記第1
    導電型半導体基板に接するように形成し、前記第1導電
    型と同種の半導体層を通じて可動電極の電位を支持部側
    へ導くようにしたことを特徴とする静電容量型半導体加
    速度センサ。
  2. 【請求項2】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を
    形成し、重り部の第2導電型の半導体層上の少なくとも
    一部に導電性膜を形成し、前記導電性膜を重り部の少な
    くとも一部領域で第2導電型の半導体層を介することな
    く第1導電性半導体基板に接続し、かつ前記導電性膜を
    可動電極取り出しのために設けられた支持部上の電極に
    接続したことを特徴とする静電容量型半導体加速度セン
    サ。
  3. 【請求項3】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面の、少なくとも弾性変形部
    全域を含み、かつ重り部の領域をほぼ最大限に除いた領
    域に第2導電型の半導体層を形成し、前記第2導電型の
    半導体層中の重り部、弾性変形部および支持部にかかる
    領域に第1導電型と同種の半導体層を形成し、重り部の
    少なくとも一部領域で第1導電型と同種の半導体層を第
    1導電型半導体基板に接触させ、第1導電型と同種の半
    導体層を通じて支持部から可動電極の電位を外部に引き
    出すようにしたことを特徴とする静電容量型半導体加速
    度センサ。
  4. 【請求項4】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面の、少なくとも弾性変形部
    全域を含み、かつ重り部の領域をほぼ最大限に除いた領
    域に第2導電型の半導体層を形成し、重り部の第1導電
    型半導体基板上の少なくとも一部に導電性膜を形成し、
    この導電性膜を可動電極取り出しのために設けられた支
    持部上の電極に接続したことを特徴とする静電容量型半
    導体加速度センサ。
  5. 【請求項5】 重り部の表面に形成された前記導電性膜
    と、支持部に設けられた前記電極とをワイヤボンディン
    グしたことを特徴とする請求項2又は4に記載の静電容
    量型半導体加速度センサ。
  6. 【請求項6】 重り部の表面に形成された前記導電性膜
    と同一材料を用いて支持部に前記電極を同時に形成した
    ことを特徴とする請求項2又は4に記載の静電容量型半
    導体加速度センサ。
  7. 【請求項7】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面の、少なくとも弾性変形部
    全域を含み、かつ重り部の領域をほぼ最大限に除いた領
    域に第2導電型の半導体層を形成し、重り部の第1導電
    型半導体基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる領域
    および支持部の第1導電型半導体基板領域と第2導電型
    の半導体層に跨がる領域の表面にそれぞれ導電性膜を形
    成し、両導電性膜及び第2導電型の半導体層を通じて支
    持部から可動電極の電位を外部に引き出すようにしたこ
    とを特徴とする静電容量型半導体加速度センサ。
  8. 【請求項8】 前記第1導電型半導体基板の前記第2導
    電型の半導体層を形成された面と反対面において、前記
    導電性膜を、重り部の第1導電型半導体基板領域と第2
    導電型の半導体層に跨がる領域および支持部の第1導電
    型半導体基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる領域
    の表面にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項7に
    記載の静電容量型半導体加速度センサ。
  9. 【請求項9】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面の、少なくとも弾性変形部
    全域を含み、かつ重り部の領域をほぼ最大限に除いた領
    域に第2導電型の半導体層を形成し、第2導電型の半導
    体層を重り部から支持部へ貫通するように残された第1
    導電型半導体基板領域を通じて支持部から可動電極の電
    位を外部に引き出すようにしたことを特徴とする静電容
    量型半導体加速度センサ。
  10. 【請求項10】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面の少なくとも弾性変形部全
    域を含む領域に第2導電型の半導体層を形成し、第1導
    電型半導体基板の第2導電型の半導体層を形成された面
    と反対面において第2導電型の半導体層からなる弾性変
    形部を重り部から支持部へ横断する領域に第1導電型と
    同種の半導体層もしくは導電性膜を形成したことを特徴
    とする静電容量型半導体加速度センサ。
  11. 【請求項11】 半導体基板をエッチング加工して支持
    部、重り部および重り部を支持部に連結する弾性変形部
    を形成し、前記重り部を可動電極とすると共に重り部の
    両面に対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極
    間の静電容量変化を加速度の変化として検出する静電容
    量型半導体加速度センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を
    形成し、重り部及び弾性変形部で第2導電型の半導体層
    の上に絶縁膜を形成し、該絶縁膜上に導電性膜を形成
    し、該導電性膜を重り部の少なくとも一部領域で第2導
    電型の半導体層を介することなく第1導電型半導体基板
    に接続し、該導電性膜を通じて可動電極の電位を支持部
    側へ導くようにしたことを特徴とする静電容量型半導体
    加速度センサ。
  12. 【請求項12】 重り部の表面の固定電極と対向する面
    の少なくとも一方の面のほぼ全体に導電性膜を形成し、
    この導電性膜を可動電極面としたことを特徴とする請求
    項1,2,3,4,5,6,7,8,9,10又は11
    に記載の静電容量型半導体加速度センサ。
  13. 【請求項13】 重り部の固定電極と対向する両面にそ
    れぞれ導電性膜を形成し、両導電性膜を可動電極面とし
    たことを特徴とする請求項12に記載の静電容量型半導
    体加速度センサ。
  14. 【請求項14】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を
    形成し、前記第2導電型の半導体層中の少なくとも支持
    部及び感圧ダイアフラムの一部にかかる領域に第1導電
    型と同種の半導体層を形成し、前記メサ部の一部領域で
    前記第2導電型の半導体層を通過させて前記第1導電型
    と同種の半導体層を前記第1導電型半導体基板に接する
    ように形成し、前記第1導電型と同種の半導体層を通じ
    て可動電極の電位を支持部側へ導くようにしたことを特
    徴とする静電容量型半導体圧力センサ。
  15. 【請求項15】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を
    形成し、感圧ダイアフラムの第2導電型の半導体層上の
    少なくとも一部に導電性膜を形成し、前記導電性膜をメ
    サ部の少なくとも一部領域で第2導電型の半導体層を介
    することなく第1導電性半導体基板に接続し、かつ前記
    導電性膜を可動電極取り出しのために設けられた支持部
    上の電極に接続したことを特徴とする静電容量型半導体
    圧力センサ。
  16. 【請求項16】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面で前記感圧ダイアフラム内
    のほぼメサ部以外の領域に第2導電型の半導体層を形成
    し、前記第2導電型の半導体層中に第1導電型と同種の
    半導体層を形成し、前記メサ部の少なくとも一部領域で
    第1導電型と同種の半導体層を第1導電型半導体基板に
    接触させ、第1導電型と同種の半導体層を通じて支持部
    から可動電極の電位を外部に引き出すようにしたことを
    特徴とする静電容量型半導体圧力センサ。
  17. 【請求項17】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面で感圧ダイアフラム内のほ
    ぼメサ部以外の領域に第2導電型の半導体層を形成し、
    前記メサ部の第1導電型半導体基板上の少なくとも一部
    に導電性膜を形成し、この導電性膜を可動電極取り出し
    のために設けられた支持部上の電極に接続したことを特
    徴とする静電容量型半導体圧力センサ。
  18. 【請求項18】 感圧ダイアフラムの表面に形成された
    前記導電性膜と、支持部に設けられた前記電極とをワイ
    ヤボンディングしたことを特徴とする請求項15又は1
    7に記載の静電容量型半導体圧力センサ。
  19. 【請求項19】 感圧ダイアフラムの表面に形成された
    前記導電性膜と同一材料を用いて支持部に前記電極を同
    時に形成したことを特徴とする請求項15又は17に記
    載の静電容量型半導体圧力センサ。
  20. 【請求項20】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面で感圧ダイアフラム内のほ
    ぼメサ部以外の領域に第2導電型の半導体層を形成し、
    メサ部の第1導電型半導体基板領域と第2導電型の半導
    体層に跨がる領域および支持部の第1導電型半導体基板
    領域と第2導電型の半導体層に跨がる領域の表面にそれ
    ぞれ導電性膜を形成し、両導電性膜及び第2導電型の半
    導体層を通じて支持部から可動電極の電位を外部に引き
    出すようにしたことを特徴とする静電容量型半導体圧力
    センサ。
  21. 【請求項21】 前記第1導電型半導体基板の前記第2
    導電型の半導体層を形成された面と反対面において、前
    記導電性膜を、メサ部の第1導電型半導体基板領域と第
    2導電型の半導体層に跨がる領域および支持部の第1導
    電型半導体基板領域と第2導電型の半導体層に跨がる領
    域の表面にそれぞれ形成したことを特徴とする請求項2
    0に記載の静電容量型半導体圧力センサ。
  22. 【請求項22】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面で感圧ダイアフラム内のほ
    ぼメサ部以外の領域に第2導電型の半導体層を形成し、
    第2導電型の半導体層を重り部から支持部へ貫通するよ
    うに残された第1導電型半導体基板領域を通じて支持部
    から可動電極を外部に引き出すようにしたことを特徴と
    する静電容量型半導体圧力センサ。
  23. 【請求項23】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面の少なくとも感圧ダイアフ
    ラム内のほぼメサ部を除く領域に第2導電型の半導体層
    を形成し、第1導電型半導体基板の第2導電型の半導体
    層を形成された面と反対面において第2導電型の半導体
    層からなる領域を重り部の第1導電型半導体基板領域か
    ら支持部の第1半導体基板領域へ横断させて第1導電型
    と同種の半導体層もしくは導電性膜を形成したことを特
    徴とする静電容量型半導体圧力センサ。
  24. 【請求項24】 半導体基板をエッチング加工してメサ
    部を弾性的に支持した感圧ダイアフラムと支持部を形成
    し、前記メサ部を可動電極とすると共にメサ部の両面に
    対向させて固定電極を設け、可動電極と固定電極間の静
    電容量変化を圧力の変化として検出する静電容量型半導
    体圧力センサにおいて、 第1導電型半導体基板の表面に第2導電型の半導体層を
    形成し、感圧ダイアフラムの第2導電型の半導体層の上
    に絶縁膜を形成し、該絶縁膜上に導電性膜を形成し、該
    導電性膜を重り部の少なくとも一部領域で第2導電型の
    半導体層を介することなく第1導電型半導体基板に接続
    し、該導電性膜を通じて可動電極の電位を支持部側へ導
    くようにしたことを特徴とする静電容量型半導体圧力セ
    ンサ。
  25. 【請求項25】 前記メサ部の表面の固定電極と対向す
    る面の少なくとも一方の面のほぼ全体に導電性膜を形成
    し、この導電性膜を可動電極面としたことを特徴とする
    請求項14,15,16,17,18,19,20,2
    1,22,23又は24に記載の静電容量型半導体圧力
    センサ。
  26. 【請求項26】 前記メサ部の固定電極と対向する両面
    にそれぞれ導電性膜を形成し、両導電性膜を可動電極面
    としたことを特徴とする請求項25に記載の静電容量型
    半導体圧力センサ。
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