JPH0735657A - 粉体資料の採集方法および採集装置 - Google Patents

粉体資料の採集方法および採集装置

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JPH0735657A
JPH0735657A JP5198908A JP19890893A JPH0735657A JP H0735657 A JPH0735657 A JP H0735657A JP 5198908 A JP5198908 A JP 5198908A JP 19890893 A JP19890893 A JP 19890893A JP H0735657 A JPH0735657 A JP H0735657A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 粒径や内容成分を異にする複数種類の混合粉
体を収容した容器内から混合状態を調べるための資料を
採集する。 【構成】 片側面を開口して資料採集面23とするとと
もに採集面の反対側を閉塞面24とした箱形形状を有
し、常態において採集面23が水平状態で上向きである
採集部材4を、閉塞面24を前向きにして垂直方向へ回
動させることにより、容器5内で混合粉体の上面に積層
して形成される偏性粉体を閉塞面24で払いのけ、採集
面23を前向きにして回動させることにより偏性粉体を
払いのけた後の混合粉体を採集可能とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、粉体を使用する産業分
野において、粒径や成分を異にする複数種類の粉体の混
合状態を調べるために収容容器から資料を採集するため
の方法と装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】食品、医薬品、化学工業品等の多くの産
業分野では数多くの粉体が使用され、これらの粉体を基
にして製作した製品が提供されている。これらの粉体は
容器内に収容され、製造工程に送られるが、一部を抜き
取り採集してその成分や粒径等を検査し、常に同じ品質
の粉体を使用して製品化を図ることが要求されている。
このような粉体の資料採集のために、例えば、特開昭6
1−189434号、特開平3−99247号および特
開平3−113327号等の技術が提供されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】粒径や成分を異にする
複数種類の粉体は、あらかじめ均一な状態に混合した後
に容器内に投入するが、粒径が大きいかあるいは比重の
大きい粉体は混合状態で比較的容易に静置状態となる。
しかし、粒径が小さいかあるいは比重の軽い粉体の一部
は容器の上部で長く浮遊状態となるため静置までに時間
を要するものである。このため、一定時間が経過すると
容器内において混合粉体の上面には粒径が小さいかある
いは比重の軽い同じ種類の粉体(これを偏性粉体と称す
る)が積層され、ごく薄い偏性粉体の層が形成される。
【0004】しかし、上記の各刊行物に記載された採集
技術は、1種類の粉体の成分や粒径等を調べるためのも
のであり、これらの技術を使用して混合粉体の資料採集
を行った場合、採集量は100〜200立方センチメー
トル程度であるので、偏性粉体の層がごく薄いものであ
るとしても、上面に積層した偏性粉体を多く含む混合粉
体の採集しかできないものである。これでは採集した資
料内容が一部の粉体に偏り、資料検査が不十分かつ不完
全なものとなる。
【0005】従来、混合粉体の資料を採集する場合、手
で偏性粉体を払いのけた後、ひしゃくのような容器を使
用していたが、これでは採集量を相違するとともに作業
能率の悪いものであった。現在までに、容器内に収容し
た複数種類の粉体の混合・比率状態を調べるための自動
化された最適な資料の採集方法や装置等は提供されてい
ない。
【0006】成分や粒径等を異にする複数種類の混合粉
体を資料として採集する場合、できるだけ均一な混合状
態で採集する必要があるが、本発明は、粒径や成分の異
なる複数種類の粉体の混合状態を調べるために最適な資
料の採集方法と採集装置を提供することを目的とするも
のである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記する目的
を達成するために、片側面を開口して資料採集面23と
するとともに採集面23の反対側を閉塞面24とした箱
形形状を有し、常態において採集面23が水平状態で上
向きである採集部材4を、閉塞面24を前向きにして垂
直方向へ回動させることにより、収容容器5内で混合粉
体の上面に積層して形成される偏性粉体を閉塞面24で
払いのけ、採集面23を前向きにして回動させることに
より偏性粉体を払いのけた後の混合粉体を採集可能とし
た粉体資料の採集方法である。
【0008】また、本発明は、支柱1を中心にして旋回
可能なアーム2の先端下部に、垂直方向に上下動する可
動部材3を介して混合粉体の採集部材4を設け、採集部
材4の下降停止位置を確認可能な検知センサー26を設
けた粉体資料の採集装置である。
【0009】採集部材4は、垂直方向に回動可能な箱形
形状をしたバケット9であり、回動方向に面した片側面
を開口して資料の採集面23とするとともに採集面23
の反対側を閉塞面24とし、常態においては採集面23
を水平状態で上向きとしてある。
【0010】また、採集部材4は、垂直方向に回動可能
な箱形形状をし、回動方向に面した片側面を開口して資
料の採集面23とするとともに採集面23の反対側を閉
塞面24としたバケット9と、バケット9の下方におい
て水平方向へ移動可能であるとともにバケット9側へ水
平に突出した払い避け板32とからなり、バケット9は
常態において採集面23を水平状態で下向きとしてあ
る。
【0011】更にまた、採集部材4は、垂直方向に回動
可能な箱形形状をし、回動方向に面した片側面を開口し
て資料の採集面23とするとともに採集面23の反対側
を閉塞面24としたバケット9と、バケット9の下方に
おいて前面側に半円状に回動可能な払い避け板32とか
らなり、バケット9は常態において採集面23を水平状
態で下向きとしてある。
【0012】そして、採集部材4は、対称形状の一対の
ハンド40からなり、両ハンド40は上部を回動可能に
連結するとともに下部を外側方向へ開閉可能としたもの
である。
【0013】
【実施例】以下、図面に従って、本発明の実施例を詳細
に説明する。図1は本発明に使用する採集装置の全体を
示すものであり、この採集装置は、立設した支柱1を中
心にして360°の範囲で水平方向に旋回可能なアーム
2の先端下部に伸縮可能な可動部材3を連結し、この可
動部材3の下側に連結した採集部材4により粉体を採集
するようにしたものである。同図において符号5は、粒
径や成分を異にする複数の粉体を混合状態で収容する容
器、6は、回転テーブル7を有する固定台であり、回転
テーブル7上の周方向には複数の資料ビーカー8が載せ
てある。これらの容器5や固定台6等は、アーム2の旋
回範囲内に定置してある。
【0014】本実施例において使用する採集部材4は、
図2に示すような採集した資料を収容可能な箱体の形状
をしたバケット9であり、このバケット9は先端の回動
連結部10を中心にして約180°の範囲内で垂直方向
に回動、反転可能となっている。バケット9は、図3に
示すように、可動部材3の下端に連結したフレームに設
置したモータ11の駆動軸に回動連結部10を固定して
あり、モータとしては図4ないし図6に示すような公知
の空気作動型モータ11が使用される。
【0015】モータ11は、密閉した内部に回転翼12
を有しており、この回転翼12を180°の範囲内で反
転させるため圧縮空気を供給したり内部の空気を排出す
るための2個の孔13、14が形成してある。そして、
回転翼12の回転軸15と外部に突出した駆動軸16と
は一体となっている。
【0016】図5、図6は回転翼12の作動状態を示す
ものであり、図5に示すように、モータ11内で、例え
ば、左側に水平に定置されている実線位置の回転翼12
を右側に点線で示す位置まで回す場合、切換弁17が使
用される。この切換弁17には4個の孔が貫通して形成
してあり、18、19はモータ11内への圧縮空気の供
給孔、20、21はモータ11内の空気の排出孔であ
る。
【0017】今、切換弁17の一方の供給孔18とモー
タ11の回転翼12側の孔13とを接続するとともに一
方の排出孔20とモータ11の孔14とを接続し、供給
孔18は圧縮空気の配管22と連結した状態で圧縮空気
を供給孔18→孔13を通して回転翼12の下面に供給
するとともに孔14→排出孔20を通してモータ11内
の空気を排出すれば、回転翼12は空気圧により回転軸
15を中心にして右側に回転する。
【0018】また、図6に示すように、切換弁17を移
動して切換弁の供給孔19とモータ11の孔14とを、
および排出孔21と孔13とを接続するとともに供給孔
19を配管22に接続し、圧縮空気を供給孔19→孔1
4を通して右側に位置している回転翼12の下側に供給
すれば前記とは逆に回転翼12は右側から左側へ180
°回転することになる。
【0019】従って、回転翼12の回転軸15に直結す
る駆動軸16に前記のバケット9の連結部10を固定す
れば、回転翼12の回転に従ってバケット9は180°
の範囲内で反転することになる。尚、モータ11内での
回転翼12の左右水平位置での停止は、図示しないスト
ッパーによっている。尚、上記の説明においてバケット
9の回動のために空気作動型のモータ11を使用してい
るが、これに限定されるものではなく、バケット9を1
80°の範囲で回動可能であれば他のモータも使用可能
である。
【0020】上記のようにしてバケット9は回動連結部
10を中心にして回動し、反転するが、図2に示すよう
に、回動方向に面する片側面を開口して資料採集面23
とするとともにこの採集面23とは対向する面は閉塞面
24としてある。
【0021】前記の可動部材3は、伸縮可能なジャバラ
構造体25の内部に、図示しないが油圧あるいは空圧で
作動するシリンダーを内蔵したものであり、シリンダー
ロッドをフレームに直結し、このフレームにモータ11
が取り付けてある。従って、シリンダーロッドの伸縮に
よってモータ11とともにバケット9は垂直方向へ上下
動することになる。尚、ロッドの伸縮にともなってジャ
バラ構造体25も伸縮する。シリンダーをジャバラ構造
体25内に収容したのは、例えば、防爆のためや粉塵で
汚れないようにするためであり、ジャバラ構造体25を
有しなくともシリンダーのみの場合でもバケット9の上
下動に支障を生ずることはない。尚、符号26は、容器
5内に収容した粉体面27の検知センサーである。
【0022】次に、上記の採集装置を使用して容器5か
ら資料を採集する場合について説明する。まず、アーム
2を旋回させ、図1に示すように混合粉体を収容した容
器5の上方に採集部材4を位置させる。この時、採集部
材4を形成するバケット9は、開口した採集面23を上
に向けた状態で水平に設けられている。従って、図1で
見た場合、バケット9は可動部材3に対して左側に位置
している。
【0023】上記の状態で可動部材3によりバケット9
を下降させれば、図7の(イ)に示すように、バケット
9より下方にあるセンサー26が容器5内の粉体面27
に触れて粉体上面を検知し、可動部材3の作動を停止し
てバケット9を所定の高さ位置に定置する。
【0024】次に、モータ11を駆動させてバケット9
を、閉塞面24を前向きにして左側から右側に下方回動
させれば(同図のロおよびハ)、バケット9の閉塞面2
4が容器5内で混合粉体の上面に積層する偏性粉体を払
いのけ、バケット9の回動方向へ掻き寄せるので、混合
粉体の上面にはバケット9の回動円弧面にそった凹面状
の窪み28が形成され、内部の混合粉体が表面に露出す
ることになる。尚、バケット9は偏性粉体を払い寄せた
位置で停止する。センサー26の検知によってバケット
9は停止し、この停止位置でバケット9は左側から右側
に回動するので、センサー26の最下点は、バケット9
の回動円弧面よりも上方に位置することになる。
【0025】次に、バケット9を可動部材3により混合
粉体の窪み28内に一定距離下降させる(同図ニ)。こ
の時、センサー26の検知力は停止しているので、バケ
ット9の下降に支障を生ずることはない。更に同図
(ホ)、(ヘ)に示すように、バケット9をモータ11
駆動により前記とは逆方向に回動させれば、開口した採
集面23が窪み28内部の混合粉体をバケット9内に寄
せ集めることになる。
【0026】このようにして一定量の資料を採集した
後、バケット9は最初の位置に復帰するので、バケット
9の採集面23は水平上方を向いて停止しており、この
状態で可動部材3によりバケット9を所定の位置まで上
昇させ、アーム2を旋回させてバケット9を回転テーブ
ル7上の或る資料ビーカー8の上方に位置させる。
【0027】次に、モータ11によりバケット9を回動
させ、内部の資料を採集面23側からビーカー8に投入
すればよく、資料を入れたビーカー8は回転テーブル7
によって取り出し位置まで回される。尚、資料を投入後
のバケット9は、左側に回動させられ、偏性粉体の払い
寄せ位置に定置される。上記の各作業におけるアーム2
の旋回や所定位置での停止、可動部材3によるバケット
9の上下動、モータ11によるバケット9の回動反転、
センサー26による粉体面27の検知等は全て連動して
自動的に行われる。
【0028】図8ないし図11は本発明採集装置におけ
る採集部材4の第2の実施例を示し、前記と同じ部分は
同じ符号を使用している。本実施例においては、支柱1
を中心にして旋回するアーム2の先端下部に直結する可
動部材3の下端に採集部材4を連結することは前記の実
施例と同じであるが、本実施例における採集部材4は、
前記実施例と同じ構造のバケット9の他に水平方向に移
動可能な払い避け板を設けたことを特徴としている。
【0029】次に詳細に説明する。可動部材3の下端に
連結した下向きU字状に形成したフレーム29の前面側
に、可動部材3と同じシリンダー機構による可動部材3
0を介してバケット9を上下動可能に設置するとともに
このバケット9は前記実施例のモータ11と同じ構造の
モータ31により回動、反転可能となっている。
【0030】前記の払い避け板32は、フレーム29の
下端間に架け渡したガイドバー33にそって水平に移動
可能であり、かつ、バケット9より下方の位置でバケッ
ト9側へ水平に突出した形状を有している。払い避け板
32の水平方向への移動のためには、一点を中心にして
揺動可能なアーム34と、ガイドバー33にそって移動
可能な移動体35と、アーム34を揺動するためのモー
タ36等が使用される。
【0031】即ち、前記実施例で使用したモータ11と
同じ構造のモータ36をフレーム29間の中央に設置
し、このモータ36の駆動軸37にアーム34の上端を
固定するとともにアーム34の下端を移動体35に突設
した筒体38に緩く嵌め込んである。モータ36の駆動
によりアーム34は駆動軸37を中心にして左右方向に
揺動するが、移動体35に突設する筒体38とアーム3
4とは、固定することなく、単なる差し込み状態である
ので、移動体35はガイドバー33にそって移動する。
従って、移動体35に連結する払い避け板32も水平方
向に移動することになる。
【0032】次に、本実施例による資料の採集について
説明する。採集部材4を旋回アーム2によって粉体を収
容した容器5の上方に配置し、更に可動部材3によって
下降させ、検知センサー26が粉体面27を検知すると
採集部材4の下降を停止する。これは前記の実施例の場
合と同じである。
【0033】この状態でモータ36によりアーム34を
駆動軸37を中心にして揺動させ、常態ではフレーム2
9の片側に位置している払い避け板32をガイドバー3
3にそって他方に水平移動させれば、容器5内上面の偏
性粉体は払い避け板32の移動にともなって片側に払い
寄せられ、偏性粉体の下面の混合粉体が表れる。偏性粉
体を払い寄せた払い避け板32は停止し、次に、可動部
材30によってバケット9が払い避け板32より下方に
下降して停止する。バケット9の停止位置は、払い避け
板32との上下の距離関係であらかじめ決定されてい
る。
【0034】バケット9は、あらかじめ資料採集面23
が水平状態で下向きになっており、採集面23側を前向
きにして回動することにより粉体資料はバケット9内に
採り寄せられ、採集面23が上方に向いて水平状態とな
った位置でモータ31の駆動が停止する。尚、図面では
払い避け板32はフレーム29の左側に、また、バケッ
ト9は払い避け板32とは逆方向に位置しているが、払
い避け板32やバケット9等はフレーム29に対してい
ずれ側にあってもよい。
【0035】上記のようにしてバケット9が資料を採集
すると可動部材3により採集部材4全体が容器5の上方
に上昇し、更にアーム2が旋回してバケット9を資料ビ
ーカー8上に移動させ、資料を移し変えることは前記の
実施例と同様である。
【0036】本実施例では、払い避け板32はフレーム
29の片側から反対側へ水平に移動し、しかもバケット
9側へ突出した形状を有しており、バケット9は払い避
け板32の移動範囲内で回動するので、回動の際にバケ
ット9が払い避け板32にぶつかる恐れがある。このた
めバケット9は、偏性粉体を払い寄せた後、払い避け板
32より下方に下降するようにしてある。
【0037】しかし、払い避け板32の移動範囲が大き
い(即ち、片側から反対側における払い避け板32の距
離間隔が大きい)場合にはバケット9が回動してもぶつ
かる恐れはないので、バケット9は下降することなくそ
のまま回動させて資料を採集するようにしてもよい。こ
の場合、可動部材30は必要ないが、バケット9と払い
避け板32との上下位置関係はあらかじめ決定しておく
必要がある。
【0038】図12は本発明採集装置に使用する採集部
材の第3の実施例を示すものであり、前記各実施例と同
じ部分は同じ符号を使用している。本実施例において
は、支柱1を中心にして旋回するアーム2の先端下部に
直結する可動部材3の下端にフレーム29を連結し、こ
のフレーム29にバケット9と払い避け板32を設け、
払い避け板32は一点を中心にして180°の範囲で水
平方向へ半円状に回動可能であるとともにバケット9は
モータ31により回動を可能としたことを特徴としてい
る。
【0039】次に詳細に説明する。可動部材3の下端に
連結したフレーム29の前面と背面側にそれぞれ前記各
実施例で使用するモータと同じ構造のモータ31、36
を設置し、水平状態で設置した一方のモータ31の駆動
軸39にはバケット9の回動連結部10を連結、固定
し、下向き状態で設置した他方のモータ36の駆動軸3
7には、正面に対して左右いずれか側に対向する長形な
払い避け板32の一端を固定する。
【0040】上記構成において旋回アーム2により採集
部材4を粉体の収容容器5上に配置し、可動部材3によ
り装置を下降させれば検知センサー26が粉体面を検知
して下降を停止する。この状態でモータ36を駆動して
払い避け板32を片側から前面方向へ180°回動させ
れば、粉体上面の偏性粉体は半円状に払い寄せられ、内
部の混合粉体が表れる。
【0041】偏性粉体が払い寄せられると、モータ31
が駆動しバケット9を回動させる。バケット9の開口し
た採集面23は、前記の実施例と同じく、水平状態で下
向きとなっているので、バケット9の採集面23を前向
きにして回動させれば、偏性粉体を払い寄せた後の混合
粉体はバケット9内に採り寄せられることになる。尚、
本実施例の場合、払い避け板32は180°に回動する
のでバケット9の回動に邪魔になることはなく、従っ
て、偏性粉体を払い寄せた後にバケット9を下降させる
必要はない。
【0042】図13ないし図16は本発明採集装置に使
用する採集部材のの更に第4の実施例を示すものであ
り、前記各実施例と同じ部分は同じ符号を使用してい
る。本実施例においては、支柱1を中心にして旋回する
アーム3の先端下部に直結する可動部材3の下端にフレ
ーム29を連結し、このフレーム29に連結した採集部
材4は、開閉可能な一対のハンドとしたことを特徴とし
ている。
【0043】更に詳細に説明する。図13においてフレ
ーム29の下端間には、上部を連結し、垂直な接合面4
0を中心にして下側を開閉可能とした対称形状の一対の
ハンド41が設置してある。一対のハンド41は上部に
おいて連結軸42によりフレーム29に回動可能に連結
してあり、かつ、両ハンド41の上端は、シリンダー4
3に直結した水平状態のアーム44両端のクランク45
に連結してある。
【0044】図14に示すように、シリンダー43のロ
ッド46を下げればクランク45の中心は下降するので
ハンド41の両上端は水平方向に押し拡げられた状態と
なり、従って、接合面40が接してハンド41の下部間
は閉じた状態となる。逆に、図15に示すように、ロッ
ド46を引き上げれば、クランク45の中心が引き上げ
られるので、これに従って両ハンド41の上端部は内側
に引き寄せられ、両ハンド41は連結軸42を中心にし
て回動するので下部は外側方向へ開放することになる。
即ち、一対のハンド41は、シリンダーロッド46の上
下動によってクランク45を介して開閉作業をすること
になる。
【0045】次に、上記のハンド41を使用した混合粉
体の資料採集について説明する。図16の(イ)に示す
所定位置から採集部材4を可動部材3によって下降させ
れば、(ロ)の如く、検知センサー26が粉体面27を
検知し、ハンド41の下側の約半分が粉体内に埋没した
状態で停止する。
【0046】この状態で(ハ)に示すように、シリンダ
ー43により両ハンド41を両側に開放すれば、ハンド
41の外側面(閉塞面)が粉体上面の偏性粉体を外側へ
掻き出すようになる。偏性粉体を掻き出した後、ハンド
41を更に下降させ(ニ)、更に(ホ)、(ヘ)に示す
ようにシリンダー43により両ハンド41を閉じるよう
にすれば、両ハンド41はその内部に混合粉体を掻き寄
せ、収容することになる。
【0047】ハンド41が全て閉じた後、可動部材3に
より採集部材4を容器5より上方へ上昇させ、アーム2
を旋回させて採集部材4のハンド41を資料ビーカー8
上に移し、両ハンド41を開いて資料をビーカー8に移
し変えればよい。その後は前記と同じ作業によって資料
の採集が行われる。
【0048】
【発明の効果】粒径や内容成分を異にする複数種類の粉
体を一台の容器内に投入した時、各粉体の性状の相違か
ら静置状態に時間的差異を生じるので、容器内の収容粉
体の上面には軽い粉体の偏性粉体層が形成されるが、本
発明によれば、この偏性粉体を払いのけ、その後の混合
粉体を採集するようにしたので粉体資料の混合比率の検
査には最適なものである。
【0049】特に、回動可能なバケットの閉塞面で偏性
粉体を払いのけ、その後、バケットを逆方向に回動させ
て開口した採集面から混合粉体を資料として採集するよ
うにすれば、粉体の払いのけと採集を連続して行うこと
ができ、構造を簡単にして効率よく資料を採集すること
ができる。
【0050】また、払い避け板を使用して偏性粉体を払
いのけるようにすれば、払い避け板の長さに応じた広い
範囲の払いのけが可能であり、この範囲内での混合粉体
を採集すればよく採集面積が広く確実に確保される。
【0051】開閉可能な一対のハンドによる採集の場
合、ハンドの開放によって偏性粉体の払いのけを行い、
ハンドを閉じることにより混合粉体の資料採集ができる
ので、作業が連続したものとなり、かつ、資料は閉じた
ハンド内に収容されるので、例えば風により採集した資
料が飛ばされることはなく、資料ビーカーへの移転を確
実に行うことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に使用する採集装置の全体を示す正面図
である。
【図2】採集部材を形成するバケットの斜視図である。
【図3】バケットを駆動モータに連結した状態の斜視図
である。
【図4】バケット駆動用のモータの斜視図である。
【図5】バケット駆動用モータの作動図である。
【図6】バケット駆動用モータの作動図である。
【図7】バケットによる粉体資料の採集工程を示す図で
ある。
【図8】採集部材の第2の実施例を示す側面図である。
【図9】払い避け板の作動状態を示す採集部材の背面図
である。
【図10】採集部材の第2の実施例を示すバケットの正
面図である。
【図11】採集部材の第2の実施例を示す斜視図であ
る。
【図12】採集部材の第3の実施例を示す斜視図であ
る。
【図13】採集部材の第4の実施例を示す斜視図であ
る。
【図14】採集部材の第4の実施例を示すハンドを閉じ
た状態の正面図である。
【図15】採集部材の第4の実施例を示すハンドを開放
した状態の正面図である。
【図16】採集部材の第4の実施例を示すハンドによる
粉体資料の採集工程を示す図である。
【符号の説明】
1 支柱 2 旋回アーム 3 可動部材 4 採集部材 5 粉体収容容器 6 固定台 7 回転テーブル 8 資料ビーカー 9 バケット 10 回動連結部 11 モータ 12 回転翼 13 孔 14 孔 15 回転軸 16 駆動軸 17 切換弁 18 供給孔 19 供給孔 20 排出孔 21 排出孔 22 配管 23 資料採集面 24 閉塞面 25 ジャバラ構造体 26 検知センサー 27 粉体面 28 窪み 29 フレーム 30 可動部材 31 モータ 32 払い避け板 33 ガイドバー 34 アーム 35 移動体 36 モータ 37 駆動軸 38 筒体 39 駆動軸 40 接合面 41 ハンド 42 連結軸 43 シタンダー 44 アーム 45 クランク 46 シリンダーロッド

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 片側面を開口して資料採集面23とする
    とともに採集面23の反対側を閉塞面24とした箱形形
    状を有し、常態において採集面23が水平状態で上向き
    である採集部材4を、閉塞面24を前向きにして垂直方
    向へ回動させることにより、収容容器5内で混合粉体の
    上面に積層して形成される偏性粉体を閉塞面24で払い
    のけ、採集面23を前向きにして回動させることにより
    偏性粉体を払いのけた後の混合粉体を採集可能として成
    ることを特徴とする粉体資料の採集方法。
  2. 【請求項2】 支柱1を中心にして旋回可能なアーム2
    の先端下部に、垂直方向に上下動する可動部材3を介し
    て混合粉体の採集部材4を設け、採集部材4の下降停止
    位置を確認可能な検知センサー26を設けたことを特徴
    とする粉体資料の採集装置。
  3. 【請求項3】 採集部材4は、垂直方向に回動可能な箱
    形形状をしたバケット9であり、回動方向に面した片側
    面を開口して資料の採集面23とするとともに採集面2
    3の反対側を閉塞面24とし、常態においては採集面2
    3を水平状態で上向きとしてあることを特徴とする請求
    項2に記載する粉体資料の採集装置。
  4. 【請求項4】 採集部材4は、垂直方向に回動可能な箱
    形形状をし、回動方向に面した片側面を開口して資料の
    採集面23とするとともに採集面23の反対側を閉塞面
    24としたバケット9と、バケット9の下方において水
    平方向へ移動可能であるとともにバケット9側へ水平に
    突出した払い避け板32とからなり、バケット9は常態
    において採集面23を水平状態で下向きとしてあること
    を特徴とする請求項2に記載する粉体資料の採集装置。
  5. 【請求項5】 採集部材4は、垂直方向に回動可能な箱
    形形状をし、回動方向に面した片側面を開口して資料の
    採集面23とするとともに採集面23の反対側を閉塞面
    24としたバケット9と、バケット9の下方において前
    面側に半円状に回動可能な払い避け板32とからなり、
    バケット9は常態において採集面23を水平状態で下向
    きとしてあることを特徴とする請求項2に記載する粉体
    資料の採集装置。
  6. 【請求項6】 採集部材4は、対称形状の一対のハンド
    41からなり、両ハンド41は上部を回動可能に連結す
    るとともに下部を外側方向へ開閉可能としたことを特徴
    とする請求項2に記載する粉体資料の採集装置。
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