JPH0735630U - 乾式タイル - Google Patents
乾式タイルInfo
- Publication number
- JPH0735630U JPH0735630U JP6657893U JP6657893U JPH0735630U JP H0735630 U JPH0735630 U JP H0735630U JP 6657893 U JP6657893 U JP 6657893U JP 6657893 U JP6657893 U JP 6657893U JP H0735630 U JPH0735630 U JP H0735630U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tile
- foot
- groove
- cement board
- dry
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Finishing Walls (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 脱落しない乾式タイルを提供する。
【構成】 乾式タイル1は各裏足3、5、7の高さが
3.5mm以上で裏足5,7は中央側の側面5c、7aと
裏面9との角度が85度の鋭角をなす。この乾式タイル
1は各裏足3、5、7を立設する壁面のセメントボード
の溝に嵌め込み、裏足3を接着剤にて接着しセメントボ
ードに固着する。裏足5はセメントボードの溝の奥深く
に鋭角をなす側面5cが引っかかり、溝に係止される。
裏足7も鋭角をなす側面7aが溝の上面の奥深くに当接
し溝に係止される。このような作用にて乾式タイル1は
各裏足3、5、7によりセメントボードに脱落しないよ
うしっかりと固着される。
3.5mm以上で裏足5,7は中央側の側面5c、7aと
裏面9との角度が85度の鋭角をなす。この乾式タイル
1は各裏足3、5、7を立設する壁面のセメントボード
の溝に嵌め込み、裏足3を接着剤にて接着しセメントボ
ードに固着する。裏足5はセメントボードの溝の奥深く
に鋭角をなす側面5cが引っかかり、溝に係止される。
裏足7も鋭角をなす側面7aが溝の上面の奥深くに当接
し溝に係止される。このような作用にて乾式タイル1は
各裏足3、5、7によりセメントボードに脱落しないよ
うしっかりと固着される。
Description
【0001】
建築用材の乾式タイルに関する。
【0002】
従来の乾式タイルは裏足の高さが2mm以下で、裏足の側面とタイルの裏面とが 鈍角をなすものである。
【0003】
そのため立設されたセメントボードの予めタイルに適合するように設けられた 溝に裏足が嵌め込まれて接着剤にて固定される工法において、裏足の嵌め込みが 浅く、さらに裏足の側面とタイル裏面との角度が鈍角のため、上記セメントボー ドの溝に引っかかり難いので、施工時にはタイルが安定し難く施工が困難であり 、施工後においては脱落しやすいという欠点があった。これらの欠点を解消する 乾式タイルを提供するものである。
【0004】
本考案の乾式タイルは、 裏面に少なくとも2本以上の裏足が設けられた乾式タイルであって、 上記裏足の高さが3.5mm以上であると共に、 いづれか1つ又は2つの裏足の側面の内、タイル中央側の側面とタイル裏面と の角度が90度以下であることを特徴とするものである。
【0005】
従って本考案の乾式タイルは、裏足の高さが従来に比し3.5mm以上と高いの で、立設されたセメントボードの溝に裏足がより深く入り、且つ1つ又は2つの 裏足の側面のタイル中央側の側面とタイル裏面との角度が90度以下の鋭角をな すので、該裏足側面がセメントボードの溝にしっかりと引っかかり安定した施工 が出来、又タイルがセメントボードから脱落し難くなる。
【0006】
本考案の一実施例を説明する。図1は乾式タイル1であり、図1(A)は乾式 タイル1の正面図、(B)は底面図、(C)は平面図を示す。図2(A)は乾式 タイル1の底面図の一端部を示し、(B)は(A)の右側面図、(C)は(A) のX−X断面図を示す。
【0007】 この乾式タイル1は図1(B)に示すように長方形をなし、中央に裏足3と裏 足3の両側にそれぞれ裏足5、7とを有する。各裏足3、5、7は長手方向両端 間の長さとタイル裏面9から3.5mmの高さを有する。 中央の裏足3の側面3a、3b、3c、3dの内、側面3a、3cはタイル裏 面9と鈍角をなす僅かなテーパをなし、他の側面3b、3dは押え面3f、3g を有し、その押え面3f、3gと鈍角をなし緩やかなテーパをなす。
【0008】 図1(A)、(B)及び図2(B)、(C)に示すように、裏足5の側面5a 、5b、5c、5dの内、側面5aは裏面9から緩やかなテーパをなし、側面5 b、5dは中央裏足3と同様に押え面5g、5fから緩やかなテーパをなし、側 面5cはタイル裏面9と85度の角度をなす。
【0009】 裏足7の側面7a、7b、7c、7dの内、側面7cは9から緩やかなテーパ をなし、側面7b、7dは前記裏足5と同様に押え面7g、7fから緩やかなテ ーパをなし、側面7aはタイル裏面9と85度の角度をなす(この鋭角をなす裏 足をあり足と称す)。
【0010】 前記の押え面3f、3g、5f、5g、7f、7gの押えとはタイルの先端部 の厚みに大小があると、焼成の際、先端部に波形の収縮歪を発生し、その先端部 が真直にならないので、先端部の厚い部分をカットしタイル裏面9の厚さに揃え ること。例えば前記実施例にて説明すると、図2(A)、(B)において押え面 3g、5g、7gをタイル裏面9までカットし厚みをほぼ揃え、収縮歪の発生を 抑える。しかし本実施例の乾式タイル1では裏面9と同じ迄カットすると、成形 時に空気抜きが出来ないので歪が発生しない限界までの厚みにしている。
【0011】 上記乾式タイル1の製法において、従来、2.0mm以上の高さを有する裏足3 、5、7の成形が難しかったが、本実施例では、脱型の際上型の圧力を落とす時 、徐々にゆっくりと落す方法によって、3.5mm以上の高さを有する裏足の成形 が可能になった。また裏足のあり足の成形はゴム硬度(JISK6301)70 〜95のラバーコーテイングした金型を用いることによって可能である。
【0012】 上記乾式タイル1の施工法を図3について説明する。乾式タイル1は、立設さ れたセメントボード11の各溝14に各裏足3、5、7を嵌め込み、取り付けら れる。そして各裏足3、5、7、は高さが3.5mmあるので溝14に深く嵌め込 まれる。この溝14は乾式タイル1の裏足3、5、7を収納する大きさを有し、 セメントボード11に溝幅と等間隔置きに設けられ、セメントボード11を側面 から見ると図3で見られるように等間隔の凹凸をなす。
【0013】 裏足5は側面5cがタイル裏面9に対し85度の鋭角をなすあり足なので、セ メントボード11の溝14の受面14aにしっかりと引っかかり、係止される。 中央の裏足3の幅が溝14の幅に比し狭くその分、溝14の糊代が広くとれ、 また裏足3の高さが高い分だけ、接着面が大きいので、接着剤15を溝14に差 込んだ後、裏足3が嵌め込まれ接着剤15によりしっかりと固着される。乾式タ イル1はこの裏足3によってセメントボード11に固着される。
【0014】 下方の裏足7は裏足5と同様あり足をなし、側面7aが溝14の上面14bの 奥深くに当接することにより係止される。 裏足5と裏足7が上記のように溝14のそれぞれ受面14aと上面14bに係 止されることにより、施工時には乾式タイル1がセメントボード11に安定して 係止されるので、取付作業が非常に正確かつ容易に出来る。また施工された後に おいても乾式タイル1は上記裏足5、7により裏足3の接着剤15の接着効果を 高めセメントボードから脱落しないようしっかりと固着される。
【0015】 また裏足5と裏足7が対称的な形をなすことにより施工の際タイル1の上下の 区別をする必要がなく作業性がよい。
【0016】
上記のように本考案の乾式タイルは3.5mm以上の高さで、側面とタイル裏面 との角度が90度以下の裏足によって、セメントボードに脱落しないようにしっ かりと取り付けられる。また施工時においてはタイルがセメントボードにしっか りと係止されので容易に作業することが出来る。
【図1】 乾式タイルの説明図であり、(A)は正面
図、(B)は底面図、(C)は平面図である。
図、(B)は底面図、(C)は平面図である。
【図2】 乾式タイルの説明図であり、(A)は図1
(B)の底面図の一端を示し、(B)は(A)の右側面
図、(C)はX−X断面図である。
(B)の底面図の一端を示し、(B)は(A)の右側面
図、(C)はX−X断面図である。
【図3】 乾式タイルをセメントボードに施工した断面
図である。
図である。
1・・・乾式タイル 3・・・裏足 3f、
3g・・・押え 5・・・裏足 5c・・裏足側面 5f、
5g・・・押え 7・・・裏足 7a・・裏足側面 7f、
7g・・・押え 11・・セメントボード 13・
・セメントボードの表面 14・・セメントボードの溝 15・
・接着剤
3g・・・押え 5・・・裏足 5c・・裏足側面 5f、
5g・・・押え 7・・・裏足 7a・・裏足側面 7f、
7g・・・押え 11・・セメントボード 13・
・セメントボードの表面 14・・セメントボードの溝 15・
・接着剤
Claims (1)
- 【請求項1】裏面に少なくとも2本以上の裏足が設けら
れた乾式タイルであって、 上記裏足の高さが3.5mm以上であると共に、 いづれか1つ又は2つの裏足の側面の内、タイル中央側
の側面とタイル裏面との角度が90度以下であることを
特徴とする乾式タイル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6657893U JPH0735630U (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 乾式タイル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6657893U JPH0735630U (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 乾式タイル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0735630U true JPH0735630U (ja) | 1995-07-04 |
Family
ID=13319985
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6657893U Pending JPH0735630U (ja) | 1993-12-14 | 1993-12-14 | 乾式タイル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0735630U (ja) |
-
1993
- 1993-12-14 JP JP6657893U patent/JPH0735630U/ja active Pending
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