JPH0640678Y2 - 自然石結合ブロック壁 - Google Patents

自然石結合ブロック壁

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JPH0640678Y2
JPH0640678Y2 JP460692U JP460692U JPH0640678Y2 JP H0640678 Y2 JPH0640678 Y2 JP H0640678Y2 JP 460692 U JP460692 U JP 460692U JP 460692 U JP460692 U JP 460692U JP H0640678 Y2 JPH0640678 Y2 JP H0640678Y2
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JP
Japan
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concrete
block
natural stones
natural
natural stone
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JP460692U
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JPH04119026U (ja
Inventor
昌司 行本
Original Assignee
昌司 行本
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は擁壁その他の壁体構造物
に使用される自然石結合ブロック壁に係るものである。
【0002】
【従来の技術】従来擁壁等のコンクリート構造壁体を自
然石で仕上げる場合、図14及び図15に示すように、
コンクリートa内に自然石bを1個宛埋め込んで、セッ
トしていた。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】この場合、自然石をコ
ンクリート部に充分に付着させるために、自然石の半分
以上をコンクリートに埋め込み、且つ自然石と自然石と
の間にコンクリートが充分に回るようにしなければなら
ず、また自然石を1個宛セットしなければならないので
非常に手間がかかった。またコンクリートの目地がでて
くるので、鏝仕上げが必要であり、仕上げに多くの手間
を要した。
【0004】更に前記自然石をセットしたコンクリート
壁面は自然石と自然石との間よりコンクリートが表面に
見えるので景観を損ない、更にまた自然石は形が不揃い
であるので、控え部の少ない自然石は剥離する場合もあ
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】本考案はこのような問題
点を解決するために提案されたもので、奥部に至るに伴
つて断面積が漸減する三角錐状コンクリートブロック本
体の三角形の表面における各頂点部近傍に、それぞれ自
然石を、相隣る自然石の外表面が互いに接触、または近
接するように一体に結合してなるコンクリートブロック
を、相隣る同各ブロック表面の各辺を対向せしめるとと
もに、同各ブロックの自然石が互いに接触、または近接
するように組積し、前記各ブロックの背面に胴込コンク
リートを打設してなることを特徴とする自然石結合ブロ
ック壁に係るものである。
【0006】
【作用】本考案によれば前記したように、三角形状の表
面における各頂点部近傍に、それぞれ自然石を同各自然
石の外表面が衝接または近接するように一体に結合し
て、複数の自然石を規格化された1つの単位ブロックと
して、図13から明らかなように相隣る同ブロックの表
面部の各辺を対向せしめるとともに、同各ブロックの自
然石が互いに接触または近接するように縦横に組積し、
背面に胴込コンクリートを打設することによって、前記
ブロックは胴込コンクリートに一体化される。
【0007】この際、前記コンクリートブロックは奥部
に至るに伴って断面積が漸減する三角錐状に構成されて
いるので、各ブロックは胴込コンクリート内に楔入し、
確固と胴込コンクリートに結合される。また前記自然石
は前記ブロックの三角形状の表面における各頂点部近傍
に結合されているので、前記したように相隣るコンクリ
ートブロックの各表面の各辺が対向するように組積した
とき、前記各ブロックの自然石が接触または近接するよ
うに組積されるとともに、前記各ブロックの自然石が千
鳥状に配置され、芋積み状になることがなく、景観を向
上するものである。
【0008】
【実施例】以下本考案を図示の実施例について説明す
る。Aは自然石結合コンクリートブロックで、奥部に至
るに伴って断面積が漸減する、接着剤混入コンクリート
よりなる三角錐状コンクリートブロック本体2の三角形
状の表面における各頂点の近傍にそれぞれ自然石1を同
各自然石の外表面部が互いに接触、若しくは近接するよ
うに一体に結合して構成されている。
【0009】前記自然石結合コンクリートブロックA
を、相隣る同ブロックの各表面部の各外周辺が互いに接
触または近接するように縦横に組積し、背面に胴込コン
クリートBを打設すると、前記各ブロックが胴込コンク
リートBによって一体化されたコンクリート壁体が構成
される。
【0010】
【考案の効果】本考案によれば前記したように、三角錐
状のブロック本体の三角形状の表面における各頂点部近
傍に、それぞれ自然石を同各自然石の外表面が接触、ま
たは近接するように一体に結合してコンクリートブロッ
クを構成したことによって、複数の自然石を規格化され
た1つの単位ブロックとして、相隣るコンクリートブロ
ックの三角形状の表面部の各辺が対向するとともに同各
ブロックの自然石が互いに接触または近接するように縦
横に組積し、背面に胴込コンクリートを打設することに
よって、表面に自然石が植設されたコンクリートブロッ
ク壁体が構成されるとともに、前記各ブロックに結合さ
れた自然石が千鳥状に配設され、景観が向上されるもの
である。
【0011】また前記コンクリートブロック本体が奥部
に至るに伴って断面積が漸減する三角錐状に形成されて
いるので、同各本体が胴込めコンクリート内に楔入さ
れ、胴込めコンクリート内に前記自然石結合コンクリー
トブロックが確固と接合され、前記複数の自然石の外表
部が互いに接触、若しくは近接するようにブロック本体
に結合されているので、ブロック背面のコンクリート部
が見えにくく、壁面に自然石を敷き詰めた美しい景観を
つくることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案に係る自然石結合ブロック壁に使用され
るコンクリートブロックの一実施例を示す縦断面図で図
2の矢視イーイ図である。
【図2】前記ブロックの正面図である。
【図3】前記ブロックの側面図である。
【図4】前記ブロックの背面図である。
【図5】前記ブロックの底面図である。
【図6】前記ブロックの平面図である。
【図7】図2の矢視ローロ図である。
【図8】図3の矢視ハーハ図である。
【図9】本考案に係る自然石結合ブロック壁の一実施例
を示す部分正面図である。
【図10】図9の矢視ニーニ図である。
【図11】図9の矢視ホーホ図である。
【図12】図9の矢視ヘーヘ図である。
【図13】図10の矢視トート図である。
【図14】従来の自然石を使用した擁壁の縦断面図であ
る。
【図15】図14の部分拡大図である。
【符号の説明】
1 自然石 2 コンクリートブロック本体 A 自然石結合コンクリートブロック B 胴込コンクリート

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 奥部に至るに伴つて断面積が漸減する三
    角錐状コンクリートブロック本体の三角形の表面におけ
    る各頂点部近傍に、それぞれ自然石を、相隣る自然石の
    外表面が互いに接触、または近接するように一体に結合
    してなるコンクリートブロックを、相隣る同各ブロック
    表面の各辺を対向せしめるとともに、同各ブロックの自
    然石が互いに接触、または近接するように組積し、前記
    各ブロックの背面に胴込コンクリートを打設してなるこ
    とを特徴とする自然石結合ブロック壁。
JP460692U 1992-02-07 1992-02-07 自然石結合ブロック壁 Expired - Lifetime JPH0640678Y2 (ja)

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JP460692U JPH0640678Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 自然石結合ブロック壁

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JP460692U JPH0640678Y2 (ja) 1992-02-07 1992-02-07 自然石結合ブロック壁

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH04119026U JPH04119026U (ja) 1992-10-23
JPH0640678Y2 true JPH0640678Y2 (ja) 1994-10-26

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ID=31898753

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JPH04119026U (ja) 1992-10-23

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