JPH0735511A - 自動筬検査装置 - Google Patents

自動筬検査装置

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Publication number
JPH0735511A
JPH0735511A JP19767693A JP19767693A JPH0735511A JP H0735511 A JPH0735511 A JP H0735511A JP 19767693 A JP19767693 A JP 19767693A JP 19767693 A JP19767693 A JP 19767693A JP H0735511 A JPH0735511 A JP H0735511A
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JP
Japan
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reed
image
image processing
processing device
wing
Prior art date
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Pending
Application number
JP19767693A
Other languages
English (en)
Inventor
Susumu Kawachi
進 河内
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Asahi Kasei Corp
Original Assignee
Asahi Kasei Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Asahi Kasei Corp filed Critical Asahi Kasei Corp
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Publication of JPH0735511A publication Critical patent/JPH0735511A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 筬羽一枚毎の傷の個数や摩耗の程度を定量的
に自動検査する装置を提供すること。 【構成】 筬を移動させる筬移動台1と筬に対して垂直
方向に設置された照明3とエリアセンサーカメラ2とエ
リアセンサーカメラからのビデオ信号を画像処理し不良
部を検出すると共にビデオプリンター4に不良部の画像
を出力する画像処理装置5と画像処理装置5からのデー
タを統計処理するコンピューター6と筬移動台と画像処
理装置を制御するコントローラー7を有する自動筬検査
装置である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は筬の筬羽の傷や摩耗状態
等の形態を自動検査する装置に関する。
【0002】
【従来の技術】現在ガラス織布用の織機としてはエアジ
ェットルームが主流となっている。ガラス織布の織機で
はガラス糸が接触する部品が摩耗しやすく、織布の品質
を低下させる原因となっている。特に筬は経糸を筬羽の
間を引き通していることもあり、摩耗が著しく、経糸単
糸切れや経糸切れ等を発生させている。又、筬羽の摩耗
は筬溝をエアーによって飛走させている緯糸の飛走性も
低下させ、織機の稼働率を低下させる。また、緯糸が筬
溝中を飛走中に筬羽に接触した際に緯糸単糸切れ等を発
生させる原因となっている。
【0003】最近、織機の高速化に伴い筬羽の摩耗が著
しくなり、このため、製織工程では筬を下記の方法で検
査し、使用の可否判定を行っているが、次のような欠点
があった。従来の筬の検査方法としては筬溝内の風速を
測定する方法(特開昭62−257443、特開昭61
−167052)や筬溝内を針状の微少変位計を接触さ
せながら移動させ筬羽の凹凸を測定する触針法等が用い
られている。
【0004】これらの方法では筬羽の状態を大まかに推
定することはできるが、筬羽の摩耗の程度や傷の数、形
状等筬羽の状態を直接定量的に検査できなかった。例え
ば風速を測定する方法では筬羽1枚毎の摩耗や傷の有無
については解らないし、触針法では細かい針で走査した
部分以外に傷や摩耗があると検出できないし、たまたま
検出できても傷や摩耗の大小については解らなかった。
このため、これまで筬羽の摩耗状態を定量的に直接検査
する方法としては拡大鏡により拡大し肉眼で観察しなが
らメジャーで摩耗量を計測している。しかし、この方法
では拡大投影された画面上で摩耗部を捜し、メジャーを
用いて人が計測するために時間が掛かり、さらには筬羽
が筬1枚当り数千枚あるためデータ処理にも時間がかか
ることから、1枚の筬の数ケ所のみを検査しているが現
状である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は筬羽1枚毎に
傷の個数や摩耗の程度を定量的に自動検査して、筬の不
良部を検出し、不良部の画像を出力すると共に、不良部
の位置を検出し、各筬羽の検査データを自動的に統計処
理することができる自動筬検査装置を提供するものであ
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の本発明の構成を図1を参照して具体的に説明すると筬
を移動させる筬移動台1と筬に対して垂直方向に設置さ
れた照明3とエリアセンサーカメラ2とエリアセンサー
カメラからのビデオ信号を画像処理し不良部を検出する
と共にビデオプリンター4に不良部の画像を出力する画
像処理装置5と画像処理装置5からのデータを統計処理
するコンピューター6と筬移動台と画像処理装置を制御
するコントローラー7を有する自動筬検査装置である。
【0007】
【作用】本発明によれば筬の各筬羽の傷の個数や摩耗の
程度を筬羽1枚毎に自動検査でき、不良部の画像や位置
及び筬毎の集計データ等を自動的に短時間で得ることが
でき、短時間で筬の使用の可否判定ができるようにな
る。
【0008】
【実施例】以下本発明を図面及び表を用いて詳細に説明
する。図1において、1は筬8はカメラの視野内の筬羽
が検査終了毎に一定のピッチで移動する様に筬8を移動
させる筬移動台である。2はエリアセンサー型カメラで
ストロボ等の照明と同期させても良いし、電子シャッタ
ータイプを用いても良い。カメラの配置及び照明の配置
は、図2に示すように筬に対して垂直方向に配置されて
いれば良く、カメラと照明は筬をはさんで対向していて
も、同じ側にあっても良い。図2において3は照明で、
高周波蛍光灯やストロボが好ましく用いられ、その位置
はカメラに対向させて、筬羽の間を透過した透過光で検
査しても良く、筬に対してカメラと同じ側から筬を照ら
し、筬からの反射光で検査しても良い。
【0009】筬の表面からのカメラの位置は、エリアセ
ンサーの1画素当りの分解能をどの程度に設定するかに
よって決まり、特に制限されるものではないが、検査す
る筬羽の幅(羽厚)が0.3mmから0.1mmである
ため、傷や摩耗の程度を定量的に検査するためには1画
素当りの分解能は0.01mm以下が好ましく、カメラ
のレンズとカメラ本体の間に中間リングを入れて、狭い
視野範囲を拡大して検査するのが好ましい。例えば、焦
点距離(f)が50mmのレンズを使用した場合には筬
の表面から約200mmの位置にカメラを設置すること
が好ましい。このため、筬羽全体を検査するより、摩耗
し易く緯糸の飛走性や経糸の単糸切れ等品質に大きく影
響する筬溝内を検査することが好ましい。これらカメラ
や照明は筬に沿って複数台設置し、1台当りの検査範囲
を少なくすることによって検査時間を短縮化できる。
【0010】4は画像処理装置からの信号によって筬の
不良部の画像を自動プリントするビデオプリンターであ
る。自動検査しながら画像処理装置のCRT画面に表示
された画像を目で観察し、必要な部分を手動でプリント
することもできる。5は画像処理装置であり、カメラか
らのビデオ画像を設定したレベル以上で2値化し、筬羽
の面積や筬羽の両側にある傷や摩耗部の個数及び傷や摩
耗の深さ等を各筬羽毎に検出し、摩耗が大きい部分等の
不良部の有無を判定し、不良部の画像をビデオプリンタ
ーに出力すると共に検査結果をコンピューター6に転送
する。画像処理装置は複数台のカメラからのビデオ画像
を取り込み、上記の処理をすることができ、1画面を検
査する毎に筬移動台に信号を送り、一定のピッチで筬を
移動させる。
【0011】コンピューターでは各筬羽の検査データの
集計処理を行い、平均値や最小面積や最大摩耗深さなど
を算出すると共に不良部の位置を算出する。不良部の位
置は画像処理時に画像処理機で検出しても良いが、画像
処理時間やビデオプリントの時間等を考慮しコンピュー
ターで算出する方が好ましい。コントローラー7は筬移
動台やビデオプリンターを制御している画像処理装置の
動作を制御することによって全体を制御するものであ
り、コンピューター6で兼ねても良い。コントローラー
で制御しながら筬の全ての筬羽を自動検査することもで
きるし、手動で筬移動台を動かし、画像処理機のCRT
画面の画像を観ながら検査したい所まで移動させ、筬の
特定の部分の筬羽だけを検査することもできる。本発明
実施例の自動筬検査装置で検出した筬羽の不良部の2値
化画像を図4に正常部の画像を図3に示す。図3および
図4において黒色の部分が筬羽の部分であり、明瞭に傷
や摩耗の状態が確認できる。
【0012】本発明実施例の自動筬検査装置で正常な部
分と摩耗の激しい不良部を比較検査した結果を表1に示
す。表1においてAが正常な部分を検査した結果で、B
が摩耗部を検査した結果である。最小面積は検査した筬
羽の中で最も小さい面積を10-2mm-2単位で表示し、
その最も小さい筬羽の位置を筬の右端からの位置をmm
単位で表示したものであり、最大深さは筬羽のエッジか
ら最も摩耗しているところを画像から測定した結果をm
m単位で表示し、またその位置を筬の左端からの位置で
mm単位で表示したもので、最大傷個数は各筬羽の傷の
個数の中で最も多い傷数であり、平均面積、平均傷数は
検査した筬羽の平均である。
【0013】
【表1】
【0014】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば筬
の各筬羽を1枚毎に自動検査し、傷や摩耗の程度や不良
部の位置を検出できるので品質管理や部品管理などに活
用できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動筬検査装置の1実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明実施例における照明及びカメラの配置の
1例を示す図である。
【図3】本発明による筬溝内の正常部の2値化画像の1
例である。
【図4】筬羽の不良部の2値化画像の1例である。
【符号の説明】 1 筬移動台 2 エリアセンサー型カメラ 3 照明 4 ビデオプリンター 5 画像処理装置 6 コンピューター 7 コントローラー 8 筬 9 筬羽 10 筬溝 11 中間リング 12 レンズ 13 筬羽間の隙間
【手続補正書】
【提出日】平成6年1月7日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】図面の簡単な説明
【補正方法】変更
【補正内容】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明による自動筬検査装置の1実施例を示す
ブロック図である。
【図2】本発明実施例における照明及びカメラの配置の
1例を示す図である。
【図3】本発明による筬溝内の正常部の2値化画像の図
面代用写真である。
【図4】筬羽の不良部の2値化画像の図面代用写真であ
る。
【符号の説明】 1 筬移動台 2 エリアセンサー型カメラ 3 照明 4 ビデオプリンター 5 画像処理装置 6 コンピューター 7 コントローラー 8 筬 9 筬羽 10 筬溝 11 中間リング 12 レンズ 13 筬羽間の隙間

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筬を移動させる筬移動台と、筬に対して
    垂直方向に設置された照明とエリアセンサー型カメラ
    と、エリアセンサー型カメラからのビデオ信号を画像処
    理して不良部を検出しビデオプリンターに不良部の画像
    を出力する画像処理装置と、この画像処理装置からのデ
    ータを統計処理するコンピューターと、筬移動台と画像
    処理装置を制御するコントローラーを有することを特徴
    とする自動筬検査装置。
JP19767693A 1993-07-16 1993-07-16 自動筬検査装置 Pending JPH0735511A (ja)

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JP19767693A JPH0735511A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 自動筬検査装置

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JP19767693A JPH0735511A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 自動筬検査装置

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JPH0735511A true JPH0735511A (ja) 1995-02-07

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ID=16378490

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JP19767693A Pending JPH0735511A (ja) 1993-07-16 1993-07-16 自動筬検査装置

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JP (1) JPH0735511A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN110631444A (zh) * 2019-10-18 2019-12-31 安徽华泰纺织有限公司 喷气织机异形筘筘槽检测装置及其使用方法
CN114026277A (zh) * 2019-06-19 2022-02-08 史陶比尔萨尔甘斯股份公司 筘监测组件、包括该筘监测组件的穿经机,以及该筘监测组件检测筘的方法

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN114026277A (zh) * 2019-06-19 2022-02-08 史陶比尔萨尔甘斯股份公司 筘监测组件、包括该筘监测组件的穿经机,以及该筘监测组件检测筘的方法
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