JPH0735443A - 空気調和機の配管の制振構造 - Google Patents

空気調和機の配管の制振構造

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JPH0735443A
JPH0735443A JP5182445A JP18244593A JPH0735443A JP H0735443 A JPH0735443 A JP H0735443A JP 5182445 A JP5182445 A JP 5182445A JP 18244593 A JP18244593 A JP 18244593A JP H0735443 A JPH0735443 A JP H0735443A
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JP
Japan
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pipes
vibration
pipe
air conditioner
restricted
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Pending
Application number
JP5182445A
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English (en)
Inventor
Fukuji Mori
福治 毛利
Taichi Sato
太一 佐藤
Kihachiro Tanaka
基八郎 田中
Joji Okamoto
譲治 岡本
Toshiharu Sasaki
俊治 佐々木
Naokazu Toyoshima
直和 豊島
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Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Hitachi Shimizu Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【目的】パッケージエアコンの低振動化ならびに低騒音
化を図る。 【構成】長さの異なる複数の配管5a,5b,5cを板
材6により拘束する、あるいは複数の配管そのものによ
り、お互いを拘束する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、空気調和機の配管に係
り、特に、空気調和機の配管の低振動化ならびに低騒音
化を図った空気調和機の配管の制振構造に関する。
【0002】
【従来の技術】空気調和機の配管の制振・防振構造につ
いては、特開昭61−205737号公報や特開昭63−318437号
公報に掲載の技術を挙げることができる。特開昭61−20
5737号公報では、配管の中間部に、配管の軸方向の伸縮
を阻止し、半径方向の動きを許容する防振用金属ベロ−
ズを介在した防振構造により、配管の低振動化を図って
いる。特開昭63−318437号公報では、配管に円筒形状の
弾性部材を介して円筒状の金属性錘を圧着固定した制振
構造で、圧縮機から冷媒配管への振動を弾性部材により
高周波成分を吸収し、金属性錘により、前述の効果を高
めるとともに基本波成分を減衰させ、配管の低振動化を
可能としている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記従来技術では、配
管の低振動化を図るために、配管1本1本につき制振・
防振構造がとられている。しかし、空気調和機の室内機
ならびに室外機では、配管が複数入り組んで配置されて
いるために、配管1本1本に従来技術の構造を備えるこ
とは、作業に手間どり、コスト的にも高価になるという
問題があった。
【0004】本発明の目的は、比較的簡単に配管の制振
構造を備えることができ、パッケージエアコンの低振動
化ならびに低騒音化を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は長さの異なる複数の配管、いいかえれば固
有振動数の異なる複数の配管を板材により拘束する、あ
るいは複数の配管そのものにより、お互いを拘束する。
【0006】
【作用】本発明において、長さの異なる複数の配管を板
材で拘束する、あるいは配管を互いに拘束しあうことに
より、拘束した複数の配管のなかの一本の振動が共振を
起こして大きくなっても、板材との摩擦減衰ならびに他
の配管との相互作用によって、その振動を小さく抑え込
むことが可能となり、その結果、配管の低振動化,低騒
音化が図れる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に従って説明す
る。
【0008】図1は、本発明の配管の制振構造の一実施
例を示すもので、パッケージエアコン室内機の構成を示
す室内機の斜視図である。この図において、1はハウジ
ング、2はファン、3はファン2の駆動用のモータであ
る。4は熱交換器で、熱交換器4には、冷媒を室内機,
室外機へ循環させるための配管5が連結されている。6
は複数の配管5を拘束するための板材である。
【0009】図2は図1で示した配管5の詳細を示した
図であり、そのA−A断面図を図3に示す。なお、図2
では室内機の冷媒吸入配管のみを示している。図2にお
いて、7はストレーナ、8は膨張弁、9はディストリビ
ュータであり、配管5はディストリビュータ9から長さ
の異なる複数の配管5a,5b,5cに分岐して熱交換
器4に連結されている。板材6は、配管5a,5b,5
cを挟み込むようにして拘束している。また、配管5
a,5b,5cにおいて、板材6に拘束される配管の直
線部は同一平面内に配置されている。
【0010】図2を用いて上述した本発明の配管の制振
構造の一実施例の動作を説明する。冷媒はストレーナ
7,膨張弁8,ディストリビュータ9の順に流れて、配
管5a,5b,5cを通り熱交換器4に流入する。この
とき、冷媒の脈動により配管5ならびに配管5a,5
b,5cは振動する。配管5a,5b,5cは長さが異
なるためにそれぞれの固有振動数が異なる。そのため、
配管5a,5b,5cのなかの一つの配管が、共振によ
って振動が大きくなったとしても、その他の配管は、固
有振動数が異なるために共振を起こさず、その振動は小
さい。そこで、配管5a,5b,5cを板材6で拘束す
ることにより、共振を起こしている配管の振動を、拘束
している他の配管との相互作用ならびに板材6との摩擦
減衰により、小さく抑え込むことができる。また、配管
5a,5b,5cのなかの一つの配管において、外力で
ある冷媒の脈動が増大しても、上述した効果により、そ
の配管の振動を小さく抑え込むことも可能となる。さら
に、配管5a,5b,5cにおいて、板材6に拘束され
る配管の直線部を同一平面内に配置することにより、板
材6の取付け作業が容易になり、作業性向上が図れる。
なお、ここでは、長さの異なる複数の配管5a,5b,
5cを板材6で拘束しているが、配管の固有振動数が異
なればいいため、径が異なる複数の配管あるいはヤング
率が異なる複数の配管を板材で拘束してもよい。
【0011】図4は本発明の他の実施例である。図3で
は、板材6で配管5a,5b,5cを挟みこむように拘
束しているが、図4に示すように配管5a,5b,5c
を巻材15で巻く構造として複数の配管を拘束してもよ
い。なお、巻材15は剛性が高い方が制振効果が大きい
が、剛な巻材15が使えないときは、ひも状の部材で複
数の配管を拘束してもよい。
【0012】図5から図7は他の実施例を示す。図5
は、配管の外周面に接触する半円筒の凹部を設けた板材
10a,10bで、配管5a,5b,5cを拘束する構
造としたものである。このような構造とすることで、配
管5a,5b,5cと板材10a,10bの摩擦減衰の効
果が得られ、配管の振動を小さくすることができる。図
6は、半円筒の凹部を設けた板材11a,11bを中空
として、その中空部に粒状体12を封入した構造とした
ものである。これにより、図5の構造のときの効果の他
に、配管の振動エネルギを、板材11a,11bと粒状
体12あるいは粒状体12どうしの衝突により摩擦およ
び衝突弾性波動に変換して低減することができ、配管の
振動を小さくすることが可能となる。また、図7のよう
に、中空部に粒状体12を封入した部材16に配管5
a,5b,5cを挿入した構造とすることにより、図6
の構造よりも、簡単な構造で配管の制振が行える。
【0013】図8,図9に他の実施例を示す。図8は、
上述した構造と異なり、巻材15で複数の配管5どうし
が接触するように配管を束ねた構造としたものである。
これにより、配管5と巻材15の摩擦減衰のほかに、配
管どうしの摩擦減衰の効果も得られ、配管の振動を小さ
くすることができる。図9は、巻材6を粒状体を封入し
た部材として、配管5を束ねた構造としたものである。
【0014】これまでは、板材6などの別部材により、
配管を拘束する構造であったが、図10では、配管5
a,5b,5cをねじることにより、配管のねじれ部1
4で配管を互いに拘束するような構造として配管の制振
を行い、別部材を不用としたものである。この構造で
は、配管を製造する一工程において、配管にねじり部を
設けるだけでよく、別部材の取付けが不用となり、作業
性向上,コスト低減につながる。図11では、複数の配
管(ここでは5a,5b)を他の配管(ここでは5c)
で束ねて拘束したものである。この構造でも、板材が不
用となり、作業性向上,コスト低減が図れる。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、比較的簡単に配管の制
振構造を備えることができ、かつ配管の低振動化が図れ
る。また、配管を板材で拘束するため、配管の高剛性支
持が可能となり、振動による配管折れを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の空気調和機の室内機の斜視
図。
【図2】本発明の一実施例の空気調和機の室内機の配管
の制振構造を示す斜視図。
【図3】空気調和機の室内機の配管の制振構造を示す第
二実施例の断面図。
【図4】本発明の第三実施例の配管の制振構造を示す要
部の断面図。
【図5】本発明の第四実施例の配管の制振構造を示す要
部の断面図。
【図6】本発明の第五実施例の配管の制振構造を示す要
部の断面図。
【図7】本発明の第六実施例の配管の制振構造を示す要
部の断面図。
【図8】本発明の第七実施例の配管の制振構造を示す要
部の断面図。
【図9】本発明の第八実施例の配管の制振構造を示す要
部の断面図。
【図10】本発明の第九実施例の配管の制振構造を示す
要部の斜視図。
【図11】本発明の第十実施例の配管の制振構造を示す
要部の斜視図。
【符号の説明】
1…ハウジング、2…ファン、3…モータ、4…熱交換
器、5…配管、6…巻材、10a,10b…金属部材、
12…粒状体、13…取付けねじ。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 田中 基八郎 茨城県土浦市神立町502番地 株式会社日 立製作所機械研究所内 (72)発明者 岡本 譲治 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (72)発明者 佐々木 俊治 静岡県清水市村松390番地 株式会社日立 製作所清水工場内 (72)発明者 豊島 直和 静岡県清水市村松390番地 日立清水エン ジニアリング株式会社内

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】空気調和機の室内機と室外機とを連結する
    冷媒配管において、 複数の冷媒配管を、前記冷媒配管より剛性の高い部材で
    拘束したことを特徴とする空気調和機の冷媒配管の制振
    構造。
JP5182445A 1993-07-23 1993-07-23 空気調和機の配管の制振構造 Pending JPH0735443A (ja)

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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002061879A (ja) * 2000-08-21 2002-02-28 Mitsubishi Electric Corp 空気調和装置の室内ユニット
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JP2013170781A (ja) * 2012-02-22 2013-09-02 Panasonic Corp ヒートポンプ熱源機

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