JPH0735156A - シンクロメッシュ機構 - Google Patents

シンクロメッシュ機構

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JPH0735156A
JPH0735156A JP18293493A JP18293493A JPH0735156A JP H0735156 A JPH0735156 A JP H0735156A JP 18293493 A JP18293493 A JP 18293493A JP 18293493 A JP18293493 A JP 18293493A JP H0735156 A JPH0735156 A JP H0735156A
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JP
Japan
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synchro
driven gear
ring
gear
sleeve
Prior art date
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Pending
Application number
JP18293493A
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English (en)
Inventor
Shinsaburo Ozaki
親三郎 尾崎
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Hino Motors Ltd
Original Assignee
Hino Motors Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
    • F16D23/02Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches
    • F16D23/025Synchro rings
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16DCOUPLINGS FOR TRANSMITTING ROTATION; CLUTCHES; BRAKES
    • F16D23/00Details of mechanically-actuated clutches not specific for one distinct type
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    • F16D23/06Arrangements for synchronisation, also for power-operated clutches with an additional friction clutch and a blocking mechanism preventing the engagement of the main clutch prior to synchronisation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
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  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 テーパ接触ではなくコロガリ接触により同期
噛合を図る。 【構成】 回転軸22と一体回転するハブ23の外周に
スプライン嵌合し、変速操作により軸方向に変位するシ
ンクロスリーブ24が、シンクロ・キー35を介してシ
ンクロ・リング25又は26を押圧変位させたときに、
ベアリング手段30又は33がシンクロ・スリーブ24
側の回転力をコロガリ接触により軸方向に伝達し、ベア
リング手段30又は33を介して伝えられる回転力によ
りドリブン・ギヤ29又は31(ドッグギヤ27又は2
8)とシンクロ・リング25又は26とを同期回転した
ときにシンクロ・スリーブ24をドッグ・ギヤ27又は
18に噛合させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、テーパ接触ではなく
コロガリ接触により同期噛合を図るようにしたシンクロ
メッシュ機構に関する。
【0002】
【従来の技術】シンクロメッシュ(同期噛合機構)とし
て例えば図4に示すものが知られている。このシンクロ
メッシュ機構1は、メインシャフトである回転軸2に一
体のハブ3にシンクロ・スリーブ4が軸方向移動可能に
スプライン嵌合させてあり、シンクロ・スリーブ4の前
後に一対のシンクロ・リング5,6を配置し、さらにそ
の前後に一対のドッグ・ギヤ7,8が配置してある。シ
ンクロ・リング5,6とドッグ・ギヤ7,8は、いずれ
も外周にスプライン5a,6a,7a,8aが形成して
あり、これらがシンクロ・スリーブ4のスプライン4a
に同期嵌合するようになっている。図示しないカウンタ
シャフトのドライブ・ギヤによって駆動される被同期歯
車であるドリブン・ギヤ9の側のドッグ・ギヤ7には、
シングルコーン10が一体的に突設してあり、このシン
グルコーン10にシンクロ・リング5がテーパ面T1で
嵌合して同期するよう構成されている。また、ドリブン
・ギヤ11の側には、シンクロ・リング6の内側にテー
パ部材12が回転軸2と一体的に結合させて配置してあ
り、さらにシンクロ・リング6とテーパ部材12の間に
ダブルコーン13がその爪部13aをドッグ・ギヤ8に
係合させた状態で介在させてある。テーパ部材12に
は、ダブルコーン13の二重テーパ面T3,T2を介し
てシンクロ・リング6が嵌合しており、両テーパ面T
2,T3を使って二重に同期することで円滑な変速を可
能にしている。
【0003】ここで、クラッチを切断して変速操作し希
望する変速段を選択すると、シフトフォーク14により
シンクロ・スリーブ4が前進又は後退し、ドリブン・ギ
ヤ9又は11が回転軸2にハブ3を介してスプライン嵌
合し、所要の変速比が選択される。例えば、シフトフォ
ーク14によりシンクロ・スリーブ4がドリブン・ギヤ
11側に移動すると、シンクロ・スリーブ4のスプライ
ン端面がシンクロ・リング6のスプライン端面に衝突
し、シンクロ・リング6を押圧する。すると、ダブルコ
ーン13も押圧されて移動し、二重のテーパ面T2,T
3に生ずる摩擦伝動により、回転軸2とドリブン・ギヤ
11とが一体回転するようになるまで同期がとられる。
そして、回転軸2とドリブン・ギヤ11とが同期回転し
た時点で、シンクロ・スリーブ4のスプライン4aがシ
ンクロ・リング6とドッグ・ギヤ8の各スプライン6
a,8aに嵌合し、これにより変速が完了する。一方ま
た、シフトフォーク14によりシンクロ・スリーブ4が
ドリブン・ギヤ9側に移動すると、シンクロ・スリーブ
4のスプライン端面がシンクロ・リング5のスプライン
端面に衝突し、シンクロ・リング5を押圧する。する
と、ドッグ・ギヤ7のシングルコーン10も押圧され、
そのテーパ面T1に生ずる摩擦伝動により、回転軸2と
ドリブン・ギヤ9とが一体回転するようになるまで同期
がとられる。回転軸2とドリブン・ギヤ9とが同期回転
した時点で、シンクロ・スリーブ4のスプライン4aが
シンクロ・リング5とドッグ・ギヤ7の各スプライン5
a,7aに嵌合し、これにより変速が完了する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のシンクロメ
ッシュ機構1は、例えばドリブン・ギヤ11側を選択し
た場合、ダブルコーン13の二重のテーパ面T2,T3
に生ずる摩擦伝動により、回転軸2がドリブン・ギヤ1
1と一体回転するのを待って同期をとり、またドリブン
・ギヤ9側を選択した場合も、シングルコーン10のテ
ーパ面T1に生ずる摩擦伝動により、回転軸2がドリブ
ン・ギヤ9と一体回転するのを待って同期をとる構成で
ある。すなわち、テーパ接触による同期噛合が基本であ
り、ダブルコーン13の二重テーパ面T2,T3とシン
グルコーン10のテーパ面T1は、円滑な同期噛合を実
現する上でいずれも非常に重要である。しかし、これら
テーパ面T1,T2,T3はその性格上きわめて高い加
工精度が要求され、切削加工作業が複雑であるために製
造コストも高くつくといった課題があった。
【0005】また、シンクロメッシュ機構1の内部で
は、摩擦伝動により同期回転するシンクロリング5,6
やシングルコーン10或いはダブルコーン13といった
部品が、テーパ面で嵌合しながら常に相対回転してお
り、しかもこうしたテーパ面は機構内部の比較的奥深い
箇所にあってそこに至る隙間も非常に狭いために、変速
機ケース内に掻き上げられた飛沫がなかなか浸透しにく
く、それだけ潤滑が難しいものであった。特に、トラッ
クなどの大型車両用ともなると、変速時の負荷が大きい
2速或いは3速のシンクロメッシュ機構に、コーンのテ
ーパ面を二重に形成したダブルコーンを採用するものが
多く、シングルコーン型に比べて発熱量の大きなダブル
コーン型では、給油方法を工夫する必要があった。
【0006】従って、本発明の目的は、切削加工が難し
いテーパ接触式同期噛合の代わりにコロガリ接触式同期
噛合を採用することにより、高い部品精度が要求され
ず、かつ潤滑も容易にしたシンクロメッシュ機構を提供
することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明は、シンクロ・スリーブを軸方向に変位させる
ことによりシンクロ・リングをドリブン・ギヤ側に押圧
し、前記シンクロ・スリーブ側の回転力を前記ドリブン
・ギヤ側に摩擦伝動して同期をとる同期手段により前記
シンクロ・スリーブと前記ドリブン・ギヤとを同期させ
るように構成してなるシンクロメッシュ機構において、
前記同期手段を、コロガリ接触により回転力を軸方向に
伝動するベアリング手段によって構成してなることを特
徴としている。
【0008】また、本発明では、前記ベアリング手段
は、アイドラプレートと、該アイドラプレートを挟んで
その両端面にそれぞれコロガリ接触により保持され、一
方が前記シンクロ・リングにコロガリ接触し、他方が前
記ドリブン・ギヤ側にコロガリ接触する球体とからなる
ことを特徴としている。
【0009】
【作用】上記の構成によれば、変速操作によって軸方向
に変位するシンクロ・スリーブがシンクロ・リングをド
リブン・ギヤ側に押圧すると、ベアリング手段のコロガ
リ接触を介してシンクロ・スリーブ側の回転力がドリブ
ン・ギヤに伝達され、ドリブン・ギヤとシンクロ・リン
グとが同期回転したときにシンクロ・スリーブをドリブ
ン・ギヤに噛合させる。
【0010】
【実施例】以下、本発明の実施例について、図1ないし
図3を参照して説明する。図1は、本発明のシンクロメ
ッシュ機構の一実施例を示す縦断面図、図2は、図1に
示したハブとシンクロリングの係合関係を示す一部正面
図、図3は、図1に示したシンクロメッシュ機構を異な
る断面位置で示す縦断面図である。
【0011】図1に示すシンクロメッシュ機構21で
は、一方のシンクロ・リング25がハブ23のボス部に
係合し、他方のシンクロ・リング26がハブ23ととも
に回転軸22と一体回転するブッシュ32に係合してい
る。すなわち、両シンクロ・リング25,26は、その
最外周に形成したスプライン25a,26aの外に、図
2に示したようにハブ23の内周に形成したスプライン
23bに、同期時のハブ4とシンクロ・リング25、2
6のある範囲での相対回転を許容できるように、常時嵌
合するスプライン25b,26bを有しており、またい
ずれのシンクロ・リング25,26も、同期噛合に至る
過程で、コロガリ接触により回転力を軸方向に伝達する
ベアリング30,33を介してドッグ・ギヤ27,28
に回転を伝達する。
【0012】ベアリング手段30(33)は、シンクロ
・リング25(26)の環状溝に蓋するアイドラプレー
ト40の内外に、複数の球体41,42をコロガリ接触
させて保持した構成をなし、内側ケージ41aに保持し
た複数の球体41がシンクロ・リング25(26)にコ
ロガリ接触し、外側ケージ42aに保持した球体42が
ドッグギヤ27(28)にコロガリ接触している。な
お、球体41を回転自在に保持する内側ケージ41a
は、シンクロ・リング25(26)の環状溝内に固定さ
れ、また球体42を保持する外側ケージ42aはドッグ
・ギヤ27(28)の環状溝内に固定されているが、ア
イドラプレート40だけはシンクロ・リング25(2
6)の環状溝内を自由回転できるようになっている。
【0013】ところで、ドッグ・ギヤ27,28は、そ
れぞれドリブン・ギヤ29とドリブン・ギヤ31にスプ
ライン嵌合しており、シンクロ・スリーブ24が同期噛
合した側のドッグ・ギヤ27又は28に対応するドリブ
ン・ギヤ29又は31が回転軸22とともに回転し、所
要の変速が行われる。シンクロ・スリーブ24は、内周
に形成したスプライン24aがハブ23の外周に形成さ
れたスプライン23aに嵌合しているが、ハブ23に
は、円周方向を等分して数箇所に溝が形成してあり、そ
の溝に図3に示したようにシンクロ・キー35を保持さ
せてある。このシンクロ・キー35は、ハブ23内に組
み込んだスプリング36により外方に付勢されたヘッド
部材37によって、シンクロ・スリーブ24の内周面に
当接する方向に常時付勢されており、シンクロ・スリー
ブ24が移動するときに連動して移動し、シンクロ・リ
ング25,26をドッグ・ギヤ27,28側に付勢する
働きをする。
【0014】ここで、クラッチを切断して変速操作機構
により希望する変速段を選択すると、シフト・フォーク
34によりシンクロ・スリーブ24が前進又は後退す
る。ここで、例えば、第3速を選択した場合、シフト・
フォーク34によりシンクロ・スリーブ24がドリブン
・ギヤ31側に後退する。このとき、シンクロ・キー3
5がシンクロ・リング26の端面に衝突し、シンクロ・
リング26を押圧する。シンクロ・リング26は、押圧
方向に若干変位してアイドラプレート40をドッグ・ギ
ヤ28側の球体42に押圧する。その結果、アイドラプ
レート40はシンクロ・リング26側の球体41とドッ
グ・ギヤ28側の球体42により両側から挟持され、球
体41の回転がアイドラプレート40を介して球体42
に伝達される。その結果、ドッグ・ギヤ28はベアリン
グ33を介して伝達される回転力によりシンクロ・リン
グ26と同じ速度で回転するに至り、ドッグ・ギヤ28
とシンクロ・リング26が同期回転した時点でシンクロ
・スリーブ24のスプライン24aがシンクロ・リング
26とドッグ・ギヤ28の各スプライン26a,28a
に嵌合し、これにより変速が完了する。
【0015】一方また、シフト・フォーク34によりシ
ンクロ・スリーブ24がドリブン・ギヤ29側に前進す
る。このとき、シンクロ・キー35がシンクロ・リング
25の端面に衝突し、シンクロ・リング25を押圧す
る。シンクロ・リング25は、押圧方向に若干変位して
アイドラプレート40をドッグ・ギヤ27側の球体42
に押圧する。その結果、アイドラプレート40はシンク
ロ・リング25側の球体41とドッグ・ギヤ27側の球
体42により両側から挟持され、球体41の回転がアイ
ドラプレート40を介して球体42に伝達される。その
結果、ドッグ・ギヤ27はベアリング30を介して伝達
される回転力によりシンクロ・リング25と同じ速度で
回転するに至り、ドッグ・ギヤ27とシンクロ・リング
25が同期回転した時点でシンクロ・スリーブ24のス
プライン24aがシンクロ・リング25とドッグ・ギヤ
27の各スプライン25a,27aに嵌合し、これによ
り変速が完了する。
【0016】上記のごとく、シンクロメッシュ機構21
は、シンクロ・リング25,26とドッグ・ギヤ27,
28の間にシングルコーンやダブルコーンといったテー
パ面に加工精度が要求されるコーン部材を介在させる必
要はなく、コロガリ接触により軸方向に回転を伝達する
ベアリング手段30,33を介在させるだけでよいた
め、テーパ接触に比べ精度要求の厳しくないコロガリ接
触の特徴を活かし、製造工程を簡略化して製造コストを
抑制することができる。また、シングルコーンやダブル
コーンのごとく潤滑油の浸透しにくい狭い通路を通して
潤滑する必要がなく、ベアリング手段30,33のコロ
ガリ接触面は変速機ケース内に掻き上げられた潤滑油を
してごく自然に潤滑できるため、接触面が潤滑油切れを
起こすことはなく、接触面の焼き付きや変色を防止して
耐久性を向上させ、長期に亙る安定動作を約束すること
ができる。
【0017】また、ベアリング30,33を、アイドラ
プレート40と、アイドラプレート40を挟んでその両
端面にそれぞれ複数がコロガリ接触させて保持され、一
方が前記シンクロ・リング25,26にコロガリ接触
し、他方がドッグ・ギヤ27,28にコロガリ接触する
球体41,42とから構成したので、シンクロ・リング
25,26の回転がまず一方の球体41を介してアイド
ラプレート40に伝達され、続いてアイドラプレート4
0の回転が他方の球体42を介してドッグ・ギヤ27,
28に伝達されるが、シンクロ・リング25,26とド
ッグ・ギヤ27,28がアイドラプレート40を介して
同期回転した時点で、シンクロ・スリーブ24がシンク
ロ・リング25,26を越えてドッグ・ギヤ27,28
まで噛合することができる。また、シンクロ・リング2
5,26からドッグ・ギヤ27,28までの回転伝達は
アイドラプレート40両側に配した2列の球体41,4
2のコロガリ接触によるため、ベアリング30,33と
しては、アイドラプレート40の両側に2列の球体4
1,42を保持するだけの構造でよく、ケージ41a,
42aによる球体41,42の保持はしっかりしている
ので、コロガリ接触による回転伝達を所期のごとく達成
することができる。
【0018】
【発明の効果】以上説明したように、本発明は、変速操
作により軸方向に変位するシンクロスリーブが、シンク
ロリングを押圧変位させたときに、ベアリング手段がシ
ンクロ・スリーブ側の回転力をコロガリ接触により軸方
向に伝達し、ベアリング手段を介して伝えられる回転力
によりシンクロ・リングとドリブン・ギヤとを同期回転
させたときにシンクロ・スリーブをドリブン・ギヤに噛
合させる構成としたから、シンクロ・リングとドリブン
・ギヤの間にシングルコーンやダブルコーンといったテ
ーパ面に加工精度が要求されるコーン部材を介在させる
必要はなく、コロガリ接触により軸方向に回転を伝達す
るベアリング手段を介在させるだけでよいため、テーパ
接触に比べ精度要求の厳しくないコロガリ接触の特徴を
活かし、製造工程を簡略化して製造コストを抑制するこ
とができ、またシングルコーンやダブルコーンと異な
り、潤滑油の浸透しにくい狭い通路を通して潤滑する必
要がなく、ベアリングのコロガリ接触面は変速機ケース
内に掻き上げられた潤滑油をしてごく自然に潤滑できる
ため、接触面が潤滑油切れを起こすことはなく、接触面
の焼き付きや変色を防止して耐久性を向上させ、長期に
亙る安定動作を約束することができる等の優れた効果を
奏する。
【0019】また、本発明は、ベアリング手段を、アイ
ドラプレートと、該アイドラプレートを挟んでその両端
面にそれぞれコロガリ接触させて保持され、一方が前記
シンクロ・リングにコロガリ接触し、他方が前記ドリブ
ン・ギヤ側にコロガリ接触する球体とから構成したの
で、シンクロ・リングの回転が一方の球体を介してアイ
ドラプレートに伝達され、さらにアイドラプレートの回
転が他方の球体を介してドリブン・ギヤ側に伝達され、
シンクロ・リングとドリブン・ギヤがアイドラプレート
を介して同期回転した時点で、シンクロ・スリーブがシ
ンクロ・リングを越えてドリブン・ギヤまで噛合するこ
とができ、シンクロ・リングからドリブン・ギヤまでの
回転伝達はアイドラプレート両側に配した2列の球体の
コロガリ接触によるため、ベアリング手段としては、ア
イドラプレートの両側に2列の球体を保持するだけの構
造でよく、球体の保持さえしっかりしていれば、コロガ
リ接触による回転伝達を所期のごとく達成することがで
きるため、特別な加工精度も要求されず、組立が簡単で
ある等の効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のシンクロメッシュ機構の一実施例を示
す縦断面図である。
【図2】図1に示したハブとシンクロリングの係合関係
を示す一部正面図である。
【図3】図1に示したシンクロメッシュ機構を異なる断
面位置で示す縦断面図である。
【図4】従来のシンクロメッシュ機構の一例を示す縦断
面図である。
【符号の説明】
21 シンクロメッシュ機構 22 回転軸 23 ハブ 24 シンクロ・スリーブ 25,26 シンクロ・リング 27,28 ドッグ・ギヤ 29,31 ドリブン・ギヤ 30,33 ベアリング手段 35 シンクロ・キー 40 アイドラプレート 41,42 球体 41a,42a ケージ

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シンクロ・スリーブを軸方向に変位させ
    ることによりシンクロ・リングをドリブン・ギヤ側に押
    圧し、前記シンクロ・スリーブ側の回転力を前記ドリブ
    ン・ギヤ側に摩擦伝動して同期をとる同期手段により前
    記シンクロ・スリーブと前記ドリブン・ギヤとを同期さ
    せるように構成してなるシンクロメッシュ機構におい
    て、 前記同期手段を、コロガリ接触により回転力を軸方向に
    伝動するベアリング手段によって構成してなることを特
    徴とするシンクロメッシュ機構。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のシンクロメッシュ機構に
    おいて、 前記ベアリング手段は、アイドラプレートと、該アイド
    ラプレートを挟んでその両端面にそれぞれコロガリ接触
    により保持され、一方が前記シンクロ・リングにコロガ
    リ接触し、他方が前記ドリブン・ギヤ側にコロガリ接触
    する球体とからなることを特徴とするシンクロメッシュ
    機構。
JP18293493A 1993-07-23 1993-07-23 シンクロメッシュ機構 Pending JPH0735156A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18293493A JPH0735156A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 シンクロメッシュ機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18293493A JPH0735156A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 シンクロメッシュ機構

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Publication Number Publication Date
JPH0735156A true JPH0735156A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16126937

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18293493A Pending JPH0735156A (ja) 1993-07-23 1993-07-23 シンクロメッシュ機構

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