JPH0734967A - スターリング機関用加熱器及びスターリング機関 - Google Patents

スターリング機関用加熱器及びスターリング機関

Info

Publication number
JPH0734967A
JPH0734967A JP5179352A JP17935293A JPH0734967A JP H0734967 A JPH0734967 A JP H0734967A JP 5179352 A JP5179352 A JP 5179352A JP 17935293 A JP17935293 A JP 17935293A JP H0734967 A JPH0734967 A JP H0734967A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
working gas
temperature space
heater
stirling engine
heat storage
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5179352A
Other languages
English (en)
Inventor
Nobuharu Kato
宣春 加藤
Hideto Iwami
秀人 岩見
Tatsuo Inoue
龍夫 井上
Arata Kono
新 河野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Newhard Co Ltd
Original Assignee
Aisin Newhard Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Newhard Co Ltd filed Critical Aisin Newhard Co Ltd
Priority to JP5179352A priority Critical patent/JPH0734967A/ja
Publication of JPH0734967A publication Critical patent/JPH0734967A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02GHOT GAS OR COMBUSTION-PRODUCT POSITIVE-DISPLACEMENT ENGINE PLANTS; USE OF WASTE HEAT OF COMBUSTION ENGINES; NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • F02G1/00Hot gas positive-displacement engine plants
    • F02G1/04Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type
    • F02G1/043Hot gas positive-displacement engine plants of closed-cycle type the engine being operated by expansion and contraction of a mass of working gas which is heated and cooled in one of a plurality of constantly communicating expansible chambers, e.g. Stirling cycle type engines
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S20/00Solar heat collectors specially adapted for particular uses or environments
    • F24S20/20Solar heat collectors for receiving concentrated solar energy, e.g. receivers for solar power plants
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F24HEATING; RANGES; VENTILATING
    • F24SSOLAR HEAT COLLECTORS; SOLAR HEAT SYSTEMS
    • F24S60/00Arrangements for storing heat collected by solar heat collectors
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F3/00Plate-like or laminated elements; Assemblies of plate-like or laminated elements
    • F28F3/02Elements or assemblies thereof with means for increasing heat-transfer area, e.g. with fins, with recesses, with corrugations
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/40Solar thermal energy, e.g. solar towers
    • Y02E10/46Conversion of thermal power into mechanical power, e.g. Rankine, Stirling or solar thermal engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Sustainable Development (AREA)
  • Sustainable Energy (AREA)
  • Drying Of Solid Materials (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】太陽光、赤外線ランプ等で加熱する受光面72
をもつ蓄熱盤71とフィン群75を用い、作動ガスの加
熱の効率を向上させ得ること。 【構成】スターリング機関の加熱器7では、お碗状の殻
体70内に配置された蓄熱盤71は、耐熱ガラス盤76
を介して太陽光を受ける受光面72と、作動ガスに対面
する伝熱面73とをもつ。伝熱面73にはフィン群75
が固定されている。フィン群75の各フィンは半円形状
をなし、略均等間隔で並設されている。フィン群75の
切欠93、95は作動ガスの通路4c、4aの開口に対
面している。蓄熱盤71は高温空間の軸芯P1に対して
傾斜し、低温空間に連設された通路4cの軸芯P3に対
して傾斜し、よって通路4cを流れる作動ガスは伝熱面
73に衝突し易い。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はスターリング機関用加熱
器及びスターリング機関に関する。
【0002】
【従来の技術】スターリング機関として、高温空間と、
低温空間と、高温空間と低温空間とを連通する連通路
と、連通路に配設された加熱器とを備え、高温空間及び
低温空間に作動ガスを封入すると共に、高温空間の作動
ガスを電気式ヒータで加熱するものが知られている。
【0003】ところで上記したスターリング機関では、
高温空間の作動ガスを加熱するためのヒータは電気式の
ため電気機器を必要とする。更に電気式ヒータを備えた
スターリング機関を屋外に設置することは、給電の関係
等で困難である。ヒータをガス式とした場合にも、ガス
ボンベを必要とする。また電気式ヒータの場合には漏
電、ガス式ヒータの場合にはガス洩れ等のおそれがあ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本出願人は太
陽光や赤外線ランプの光等を利用して蓄熱盤を加熱し、
この蓄熱盤を利用して作動ガスの加熱を行う方式を新た
に着想した。しかしこの方式だけでは、作動ガスの加熱
効率は充分ではない。また本出願人は光加熱式の蓄熱盤
を用いたスターリング機関のみならず、電気式ヒータや
ガス式ヒータで加熱した蓄熱盤を用いたスターリング機
関においても、作動ガスの加熱を一層効率良くできる方
式について開発を進めた。
【0005】本発明は上記した実情に鑑みなされたもの
であり、請求項1及び請求項2は、蓄熱盤を利用して作
動ガスの加熱の効率を向上させ得ることを共通の解決課
題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1に係るスターリ
ング機関用加熱器は、スターリング機関の作動ガスの加
熱を行うものであり、作動ガスに対面する内壁面で区画
された室をもつ殻体と、殻体に保持され光を受ける受光
面をもち受光に伴い加熱される蓄熱盤と、蓄熱盤のうち
受光面以外の面に立設されると共に殻体の室に配置さ
れ、室の作動ガスを加熱する多数個のフィンからなるフ
ィン群とで構成されていることを特徴とするものであ
る。殻体は加熱器を保持する部位であり、高温空間を形
成するシリンダとは別体であっても、このシリンダの一
部で形成しても良い。フィンの形態は平板状であるが、
場合によっては突起状でも良い。蓄熱盤は熱伝導率、比
熱等を考慮して選択する。蓄熱盤は金属で形成しても良
いし、或いは、金属体と金属体に収納された蓄熱性に富
む蓄熱剤とで形成しても良い。
【0007】請求項2に係るスターリング機関は、作動
ガスが封入される高温空間及び低温空間と、高温空間と
低温空間とを連通すると共に高温空間の軸芯と交差する
向きの中間通路をもつ連通路とを備えた基体と、基体に
配置され作動に伴い連通路を介して高温空間と低温空間
との間で作動ガスを移行させるピストンと、連通路内に
配置され連通路を流れる作動ガスの加熱を行う加熱器と
を具備するスターリング機関において、加熱器は、連通
路の中間通路と高温空間との間に配置され、作動ガスに
対面すると共に中間通路及び高温空間の双方の軸芯に対
して傾斜した伝熱面を備えた蓄熱盤をもつことを特徴と
するものである。この蓄熱盤を加熱する方式は特に限定
されず、受光で加熱する方式でも、電気ヒータで加熱す
る方式でも、ガスで加熱する方式でも良い。この蓄熱盤
の伝熱面にはフィンを立設させたり、場合によっては、
作動ガスが通過する金属繊維の集合体を接触させても良
い。
【0008】
【作用】請求項1に係る液式スターリング機関用加熱器
では、太陽光や赤外線等の光エネルギを蓄熱盤の受光面
が受けると蓄熱盤が加熱される。作動ガスはフィンから
蓄熱盤の熱を受け、作動ガスは加熱される。フィンは表
面積が大きいので、フィンを介しての作動ガスの加熱が
良好となる。
【0009】請求項2に係るスターリング機関では、ピ
ストンの作動に伴い作動ガスは連通路を介して高温空間
と低温空間との間を移行する。この場合、加熱器の蓄熱
盤の伝熱面は、中間通路及び高温空間の双方の軸芯に対
して傾斜している。そのため、高温空間から中間通路に
移行する作動ガスは、伝熱面に衝突し易くなる。逆に中
間通路から高温空間に移行する作動ガスも、伝熱面に衝
突し易くなる。そのため、作動ガスの加熱が良好とな
る。
【0010】
【実施例】本発明を液式スターリング機関に適用した実
施例について、図1〜図6を参照しつつ説明する。この
液式スターリング機関は、基体としての縦型の第1シリ
ンダ1及び第2シリンダ2と、縦型の出力シリンダ3
と、連通路4と、蓄熱器5とで構成されている。
【0011】第1シリンダ1は、液が貯溜された第1液
室11と、第1液室11の液面上方に作動ガス(不使用
時において圧力は常温で1気圧)が封入された高温空間
12とを備えている。第1液室11の液により第1液ピ
ストン17が形成される。液としては水が採用されてい
るが、これに限られるものではない。また作動ガスとし
ては空気が採用されているが、ヘリウムとしても良い。
【0012】第2シリンダ2は、第1シリンダ1と所定
間隔を隔てて配設されている。第2シリンダ2は液が貯
溜された第2液室21と、第2液室21の液面上方に作
動ガスが封入された低温空間22とを備えている。第2
液室21の液により第2液ピストン27が形成される。
第2液室21の底部と第1室11の底部とは液連通路1
5を介して連通している。出力シリンダ3は連設部3c
を介して液連通路15に連通している。
【0013】連通路4はコの字形状をなしており、高温
空間12に接続された縦向きの第1通路4a、低温空間
22に接続された第2通路4bと、ほぼ水平方向にのび
る横型の中間通路4cとを備えている。連通路4により
高温空間12と低温空間22とは連通している。図1か
ら理解できる様に中間通路4cの軸芯P3は、高温空間
12の軸芯P1とほぼ直交して交差する向きに配置され
ている。更に中間通路4cには蓄熱器5が配置されてい
る。蓄熱器5は、多数のガス通路を形成した金属繊維集
合体あるいは金属網体で形成されている。
【0014】さて要部を説明する。加熱器7は中間通路
4cと高温空間12との間に配置されている。加熱器7
の内部は図2に示されている。図2から理解できる様
に、ほぼお碗形状の外観をもつ殻体70を用いると共
に、比較的厚肉の銅製の蓄熱盤71を用いる。蓄熱盤7
1の片側の面は受光面72とされ、蓄熱盤71の反対側
の面は伝熱面73とされている。蓄熱盤71の伝熱面7
3には多数個の銅製のフィンをそれぞれほぼ平行に立設
してフィン群75が装備されている。各フィンは圧力損
失を低減すべく作動ガスの流れと略平行にされている。
そして図2に示す様に、その蓄熱盤71の縁部を殻体7
0の取付部に被着すると共に、透光性をもつ耐熱ガラス
盤76の縁部を耐熱シール70fを介して被着し、更に
開口78mをもつ外枠78を耐熱シール70hを介して
被着し、ボルト79を殻体70の螺孔70xに締付け、
これにより加熱器7が形成されている。この様に耐熱シ
ール70f、70hでシールされているので、作動ガス
の漏れ、殻体70内の熱の漏れを回避できると共に、雨
水がかかる屋外に設置するのにも有利となる。
【0015】この加熱器7では、殻体70の内壁面で区
画された室70yは、連通路4及び高温空間12に連通
している。また蓄熱盤71、特に受光面72は光の反射
を防止して光吸収性を確保すべく黒色に着色されてお
り、蓄熱盤71の加熱性が向上している。更に本実施例
では図1や図2から理解できる様に、蓄熱盤71の伝熱
面73は、高温空間12の軸芯P1及び中間通路4cの
軸芯P3に対して略45度で傾斜している。従って、第
1通路4aから矢印E1方向に移行する作動ガスは蓄熱
盤71の伝熱面73に衝突し易くなる。また中間通路4
cから矢印E2方向に移行する作動ガスも蓄熱盤71の
伝熱面73に衝突し易くなる。即ち、蓄熱盤71の伝熱
面73を利用した加熱効率が向上する。
【0016】本実施例では図2から理解できる様に、蓄
熱盤71の受光面72も同様に傾斜している。従って赤
外線ランプ91を斜めに配置し、赤外線ランプ91の照
射面91tを受光面72に対向させる。また太陽光は一
般的に斜めから投射されるので、屋外に設置して太陽光
の受光で蓄熱盤71を加熱するのに適する。さて図2、
図3から理解できる様に、前記した加熱器7のフィン群
75のフィンはそれぞれほぼ半円形状をなしており、略
均等間隔で並設されている。図3から理解できる様にフ
ィン群75のフィンは、並設方向つまり矢印X1方向に
おける中央域に向かうにつれて径大とされている。従っ
て矢印X1方向における端側のフィン75aは最も径小
であり、フィン75b、フィン75c、フィン75d〜
と中央に配置されるにつれて径が順次大きくなる。
【0017】更に図3に示す様に、フィン群75のうち
幅方向の端には切欠93が形成されている。図2に示す
様に切欠93は、中間通路4cの端部開口4iに対面し
ている。ここで、中間通路4cの端部開口4iから矢印
E2方向に殻体70内に移行した作動ガスは、切欠93
のため、図3に示す矢印X1方向に分散するのが容易と
なり、従ってフィン群75を構成する各フィンにむらな
く作動ガスを接触させ得、しかも切欠93のため空間容
積が確保されるので、作動ガスの速度が低下する。その
ため、作動ガスと各フィンとの間の加熱時間が確保さ
れ、加熱に有利となる。
【0018】同様に図2に示す様にフィン群75のう
ち、第1通路4aの端部開口4kに対面する領域にも切
欠95が形成されており、第1通路4aから矢印E1方
向に殻体70内に移行する作動ガスに対しても、同様な
効果が期待できる。更に本実施例では、図6に示す様に
中間通路4cの端部開口4i、第1通路4aの端部開口
4kは偏平化され、矢印X1方向(即ちフィンの並設方
向)において横長形状されており、かかる意味でも中間
通路4cの端部開口4iから殻体70内に移行した作動
ガスは、あるいは、第1通路4aの端部開口4kから殻
体70内に移行した作動ガスは、図3に示す矢印X1方
向に分散するのが容易となり、各フィンにむらなく作動
ガスを接触させ得るのに一層有利となる。
【0019】更に本実施例では図4、図5から理解でき
る様に、蓄熱盤71の受光面72のの略全域には、傾斜
面72a、72bを備えた断面三角形状の微小突起が形
成されている。よって、図5に示す様に、一の傾斜面7
2aで反射した光Lは他の傾斜面72bでも再受光され
ることになり、受光効率が向上し、蓄熱盤71を受光で
加熱するのに有利となる。
【0020】この例の液式スターリング機関では、赤外
線ランプ95の光を蓄熱盤71の受光面72が受光する
と、蓄熱盤71、ひいてはフィン群75が加熱され、ひ
いては作動ガスが加熱される。これに伴い従来のスター
リング機関と同様に、第1液ピストン17及び第2液ピ
ストン27が位相差をもって繰り返して上昇、下降し、
これに伴い出力シリンダ3の液面も繰り返して下降、上
昇し、これにより出力が取り出される。
【0021】この例では駆動原理は次の様に考えられて
いる。即ち、蓄熱盤71の受光面72で光を受光して蓄
熱盤71、フィン群75が加熱されると、殻体70内の
作動ガスは加熱され、蓄熱器5に移行して奪熱されて冷
え圧力が下がる。これに伴い、第1液ピストン17の液
面、第2液ピストン27の液面が位相差をもって共に上
昇し、出力シリンダ3の液面が下降する。次に重力の関
係で第1液ピストン17の液面と第2液ピストン27の
液面とが同じになろうとし、その反動で、第1液ピスト
ン17の液面よりも第2液ピストン27の液面が高くな
る。これにより冷えた作動ガスは蓄熱器5を経て高温空
間12に移行する。このとき作動ガスは蓄熱器5、加熱
器75のフィン群75から熱を奪い加熱されて作動ガス
の圧力は増す。これに伴い第1液ピストン17の液面、
第2液ピストン27の液面が共に下降し、出力シリンダ
3の液面が上昇する。これが繰り返される。なお第1液
ピストン17及び第2液ピストン27の位相差は液連通
路15による管路抵抗で生じると考えられている。
【0022】(他の例)加熱器の他の実施例を図7、図
8に示す。この加熱器は大型なものに適する。この例で
は、前記した実施例と基本的には同様の機能を果たす部
位には同一の符号を付している。従って受光面72を備
えた銅製の蓄熱盤71、透光性をもつ耐熱ガラス盤76
が装備されている。
【0023】この例では、加熱器7の殻体70は連通路
4から上向きに突設されている。フィン群75を構成す
るフィンは角板形状であり、それぞれ同一面積のものを
採用している。第1邪魔板80が第1通路4aに対面
し、第2邪魔板82が中間通路4cに対面して装備され
ている。従って第1通路4aから矢印F1方向に移行す
る作動ガスは第1邪魔板80に衝突して90度方向転換
し、分散しながらフィン群75に向かうため乱流が形成
され易くなり、かつ第1邪魔板80への衝突により作動
ガスの速度が低下するから、作動ガスの加熱効率が向上
する。
【0024】同様に、中間通路4cから矢印F2方向に
移行する作動ガスについても同様であり、加熱効率が向
上する。なおフィン群75を構成するフィンは、作動ガ
スの流れに平行に配置されているため、圧力損失の低下
を抑制できる。
【0025】
【発明の効果】請求項1に係る液式スターリング機関用
加熱器によれば、太陽光等の受光に伴ない蓄熱盤が加熱
され、作動ガスが加熱される。この様に光を用いて蓄熱
盤を加熱する方式を採用しているので、電気式ヒータ、
ガス式ヒータに比べてスターリング機関を屋外に設置す
るのに有利となる。更にフィン群は表面積が大きいの
で、フィン群と作動ガスとの間の加熱効率が確保され
る。更に太陽光は一般的には斜めから投射されるので、
蓄熱盤の受光面が仮想水平線に対して傾斜している場合
には、太陽光の受光で蓄熱盤を加熱するのに有利であ
り、屋外設置に有利である。
【0026】請求項2に係るスターリング機関によれ
ば、そのため、高温空間から中間通路に移行する作動ガ
スは、蓄熱盤の伝熱面に衝突し易くなる。同様に中間通
路から高温空間に移行する作動ガスも蓄熱盤の伝熱面に
衝突し易くなる。そのため、蓄熱盤による作動ガスの加
熱が良好となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例に係る液式スターリング機関の断面図で
ある。
【図2】加熱器の断面図である。
【図3】フィン群の斜視図である。
【図4】図2の矢印W方向からみた図である。
【図5】蓄熱盤の受光面の拡大断面図である。
【図6】中間通路の端部の平面図である。
【図7】他の例にかかる加熱器の断面図である。
【図8】図7のM−M線にそう断面図である。
【符号の説明】
図中、1は第1シリンダ、12は高温空間、17は第1
液ピストン、2は第2シリンダ、22は低温空間、27
は第2液ピストン、4は連通路、4cは中間通路、7は
加熱器、70は殻体、71は蓄熱盤、72は受光面、7
3は伝熱面、75はフィン群を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 河野 新 愛知県安城市箕輪町正福田66番地3 スカ イビレッジ1009号

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】スターリング機関の作動ガスの加熱を行う
    ものであり、 作動ガスに対面する内壁面で区画された室をもつ殻体
    と、 該殻体に保持され光を受ける受光面をもち受光に伴い加
    熱される蓄熱盤と、 該蓄熱盤のうち該受光面以外の面に立設されると共に該
    殻体の室に配置され、該室の作動ガスを加熱する多数個
    のフィンからなるフィン群とで構成されていることを特
    徴とするスターリング機関用加熱器。
  2. 【請求項2】作動ガスが封入される高温空間及び低温空
    間と、該高温空間と該低温空間とを連通すると共に該高
    温空間の軸芯と交差する向きの中間通路をもつ連通路と
    を備えた基体と、 該基体に配置され作動に伴い該連通路を介して該高温空
    間と該低温空間との間で作動ガスを移行させるピストン
    と、 該連通路内に配置され該連通路を流れる作動ガスの加熱
    を行う加熱器とを具備するスターリング機関において、 該加熱器は、該連通路の中間通路と該高温空間との間に
    配置され、作動ガスに対面すると共に該中間通路及び該
    高温空間の双方の軸芯に対して傾斜した伝熱面を備えた
    蓄熱盤をもつことを特徴とする液式スターリング機関。
JP5179352A 1993-07-20 1993-07-20 スターリング機関用加熱器及びスターリング機関 Pending JPH0734967A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5179352A JPH0734967A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 スターリング機関用加熱器及びスターリング機関

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5179352A JPH0734967A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 スターリング機関用加熱器及びスターリング機関

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0734967A true JPH0734967A (ja) 1995-02-03

Family

ID=16064347

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5179352A Pending JPH0734967A (ja) 1993-07-20 1993-07-20 スターリング機関用加熱器及びスターリング機関

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0734967A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247592A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Denso Corp 外燃機関
WO2011014048A2 (es) * 2009-07-31 2011-02-03 Instituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterrey Intercambiador de calor para tanque recolector de energía solar
GB2506333A (en) * 2012-07-06 2014-04-02 Jean Pierre Dewerpe Receiver for a solar concentrator having a heat exchanger with plural fins
GB2568277A (en) * 2017-11-10 2019-05-15 Longcroft Engineering Ltd Improved pump

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007247592A (ja) * 2006-03-17 2007-09-27 Denso Corp 外燃機関
JP4706520B2 (ja) * 2006-03-17 2011-06-22 株式会社デンソー 外燃機関
WO2011014048A2 (es) * 2009-07-31 2011-02-03 Instituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterrey Intercambiador de calor para tanque recolector de energía solar
WO2011014048A3 (es) * 2009-07-31 2011-07-14 Instituto Tecnológico y de Estudios Superiores de Monterrey Intercambiador de calor para tanque recolector de energía solar
GB2506333A (en) * 2012-07-06 2014-04-02 Jean Pierre Dewerpe Receiver for a solar concentrator having a heat exchanger with plural fins
GB2568277A (en) * 2017-11-10 2019-05-15 Longcroft Engineering Ltd Improved pump

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN105652570A (zh) 一种激光投影设备
KR950704660A (ko) 가열 및 냉각 장치(heat and cold machine)
AU747481B2 (en) Cooling apparatus and cooling method capable of cooling an encapsulated type housing in a high cooling efficiency
JPH0734967A (ja) スターリング機関用加熱器及びスターリング機関
KR920010664B1 (ko) 냉각 시스템을 갖는 프로젝션 텔레비젼 표시관
US4084580A (en) Combination solar collector and heat exchanger
CN104214975B (zh) 太阳能集热装置
US5373709A (en) Absorption type refrigerator
JPH10300242A (ja) 集熱管及びそれを用いた温水装置
CN2354102Y (zh) 填料型整体式导热换热器
JPS5852933A (ja) 改良された真空二重ガラス管型コレクタ−
CN215489989U (zh) 热超导散热组件及具有热超导散热组件的电暖器
CN221098978U (zh) 水暖加热器和汽车
CN210246632U (zh) 用于温差发电的空调散热水箱
JPS60105864A (ja) 太陽熱集熱器
CN100554812C (zh) 墙体热板式太阳能集热器及其制造方法
RU2126517C1 (ru) Солнечный коллектор
CN210771771U (zh) 一种基于物联网的智慧led路灯
CN213413539U (zh) 一种充电桩的散热结构
CN218096559U (zh) 一种燃气热水器
JPS59129349A (ja) 太陽熱利用暖房壁体
CN219347463U (zh) 用于太阳能光伏板的紧凑型控温均温微通道热管及光伏板
CN214198374U (zh) 一种led防爆灯
CN215175374U (zh) 一种铠装智慧箱式供热机组
CN218032761U (zh) 一种led路灯模组