JPH0734925U - 除湿装置 - Google Patents

除湿装置

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JPH0734925U
JPH0734925U JP6290593U JP6290593U JPH0734925U JP H0734925 U JPH0734925 U JP H0734925U JP 6290593 U JP6290593 U JP 6290593U JP 6290593 U JP6290593 U JP 6290593U JP H0734925 U JPH0734925 U JP H0734925U
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Abstract

(57)【要約】 【目的】中空糸に油分が徐々に堆積することによる除湿
効率の緩やかな低下を表示することができ、その表示に
より中空糸の交換時期を予測することのできる除湿装置
を提供する。 【構成】筒体9内に設けられたパージエア通路25に
は、中空糸11の除湿通路11aにて除湿された乾燥空
気の一部がパージエアとして供給される。パージエアは
中空糸11に蓄積された水分を中空糸11から取り出
し、取り出した水分をパージエア中に含有させる。従っ
て、中空糸11における油分等の堆積量に基づいてパー
ジエアの水分含有量が変化される。一方、筒体9には、
パージエアに接触するように感湿紙31が設けられ、こ
の感湿紙31はパージエア中に含まれる水分の量に基づ
いて変色される。また、感湿紙31の変色は、筒体9に
設けられた視認窓30により除湿装置1の外部から視認
可能とされる。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は除湿装置に係り、詳しくは高分子浸透膜を用いて被除湿流体内の水分 を除去するようにした除湿装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】
本出願人は、流体供給口と流体排出口とを備えた密閉容器に、高分子浸透膜か らなる中空糸束を収容し、この中空糸束により空気等の被除湿流体を除湿する除 湿装置を提案している。
【0003】 即ち、流体供給口から密閉容器内に供給された湿潤空気は、中空糸束を構成す る多数の中空糸の内側を流通し、この流通の際に湿潤空気に含まれる水分は中空 糸自体に浸透して湿潤空気から分離される。その結果、湿潤空気は除湿されて乾 燥空気となり、乾燥空気は流体排出口を介して密閉容器の外部へ送り出されるよ うになっている。
【0004】 また、流体排出口の近傍には、乾燥空気に含まれる水分量に基づいて変色する 感湿紙が付設されている。そして、湿潤空気に油分等が含まれていると、その油 分等がより中空糸内側面に堆積して中空糸に水分が浸透しにくくなるため、十分 な除湿が行えなくなる。その結果、乾燥空気内に含まれる水分量が多くなり感湿 紙が変色する。従って、感湿紙の変色により中空糸の異常を知ることができるよ うになっている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】
しかしながら、感湿紙は、接触する空気がかなり多くの水分を含んでいるとき に変色するため、中空糸に油分が僅かに堆積して乾燥空気の水分含有量が僅かに 増加しても感湿紙は変色しない。即ち、流体排出口から送り出される乾燥空気に は殆ど水分が含まれていないため、中空糸に油分が僅かに堆積したときでも乾燥 空気の水分含有量は非常に少なく、その程度の水分量では感湿紙を変色させるこ とができない。そして、中空糸における油分の堆積が進み、流体排出口から多く の水分を含んだ乾燥空気が送り出されるようになってから感湿紙は変色して中空 糸の異常を知らせることになる。
【0006】 従って、感湿紙を流体排出口の近傍に設けた場合、中空糸にかなりの油分が堆 積してから感湿紙が変色する。その為、中空糸に油分が徐々に堆積することによ る除湿効率の緩やかな低下を感湿紙の変色により表示できないという問題点が生 じる。又、中空糸にかなりの油分が堆積してから感湿紙が変色するため、感湿紙 の変色を見て中空糸の交換時期を予測することができないという問題点があった 。
【0007】 本考案は上記問題点を解決するためになされたものであって、その目的は、中 空糸に油分が徐々に堆積することによる除湿効率の緩やかな低下を表示すること ができ、その表示により中空糸の交換時期を予測することのできる除湿装置を提 供することにある。
【0008】
【課題を解決するための手段】
上記問題点を解決するため、請求項1記載の考案は、密閉容器に被除湿流体を 導入する導入口部と、被除湿流体を導出する導出口部とを設け、前記導入口部と 導出口部とを密閉容器内に収容された高分子浸透膜からなる中空糸束を介して連 通し、前記中空糸束を構成する各中空糸の除湿通路を被除湿流体が流通するとと もに、各中空糸の外側をパージエアが流通するパージエア通路とし、パージエア の流通により除湿通路を流通する被除湿流体の水分を中空糸からパージエア通路 側に取り出すようにした除湿装置において、前記パージエアに含まれる水分量を 検知するとともに、その検知結果を表示する水分量検知部材を設けたことをその 要旨とする。
【0009】 請求項2記載の考案は、請求項1記載の除湿装置において、前記パージエア通 路には、同通路を流通するパージエアに含まれる水分量に基づいて変色する感湿 紙又は水分吸着剤を設け、前記密閉容器には前記感湿紙又は水分吸着剤の変色を 視認可能とする視認窓を設けたことをその要旨とする。
【0010】
【作用】
従って、請求項1の考案では、除湿装置の導入口部に供給された被除湿流体は 、高分子浸透膜からなる中空糸の内側の除湿通路を流通する。また、前記中空糸 の外側に形成されたパージエア通路にはパージエアが流通する。このとき、被除 湿流体に含まれる水分は中空糸に浸透して被除湿流体と分離され、その結果、被 除湿流体は除湿される。そして、除湿された被除湿流体は導出口部を介して除湿 装置の外部に送り出される。また、中空糸に浸透した水分はパージエアにより中 空糸から取り出されパージエアに含有される。一方、湿度検知部材はパージエア 通路内を流通するパージエアに含まれる水分量を検知し、その検知結果を表示す る。
【0011】 請求項2の考案では、除湿装置の導入口部に供給された被除湿流体は、高分子 浸透膜からなる中空糸の内側の除湿通路を流通する。また、前記中空糸の外側に 形成されたパージエア通路にはパージエアが流通する。このとき、被除湿流体に 含まれる水分は中空糸に浸透して被除湿流体と分離され、その結果、被除湿流体 は除湿される。そして、除湿された被除湿流体は導出口部を介して除湿装置の外 部に送り出される。また、中空糸に浸透した水分はパージエアにより中空糸から 取り出されパージエアに含有される。一方、パージエア通路に設けられた感湿紙 又は水分吸着剤は、パージエア通路内を流通するパージエアに含まれる水分量に 基づいて変色される。そして、感湿紙又は水分吸着剤の変色は、密閉容器に設け られた視認窓により除湿装置の外部から視認可能とされる。
【0012】
【実施例】
以下、本考案を具体化した一実施例を図1〜図5に従って説明する。 図2に示すように、除湿装置1を構成する流体給排ブロック2の一側面には湿 潤空気を導入するための導入口3が形成され、導入口3と反対側の側面には乾燥 空気を除湿装置1の外部に送り出すための導出口4が形成されている。流体給排 ブロック2の下面には凹部5が形成され、流体給排ブロック2に設けられた導入 通路6により凹部5の内側と導入口3とが連通されている。また、流体給排ブロ ック2には、凹部5の内側と前記導出口4とを連通する導出通路7が形成されて いる。そして、導出通路7における凹部5側の開口部8は下方に向かって突出さ れている。
【0013】 前記凹部5には筒体9が嵌め込まれ、凹部5側の嵌合面には第1シール部材1 0が配設されている。そして、筒体9には、高分子浸透膜からなる中空糸11を 円筒状に多数本束ねた中空糸束12が収容されている。前記中空糸11は図4に 示すように細長い管状に形成され、その内部は湿潤空気を流通させるための除湿 通路11aとなっている。
【0014】 前記中空糸束12の中心部には連通管13が挿入されている。この連通管13 の上端は前記導入通路7の開口部8に嵌め込まれ、開口部8側の嵌合面には第2 シール部材14が配設されている。そして、連通管13は開口部8に嵌め込まれ ることにより支持されている。また、中空糸束12の上端及び下端外周面と筒体 9との間には、それぞれ外側シール部材15が配設され、中空糸束12の上端及 び下端内周面と連通管13との間には、それぞれ内側シール部材16が配設され ている。更に、筒体9に中空糸束12及び連通管13を配設することにより、凹 部5の内側には導入室17が形成されている。
【0015】 前記筒体9の下端には断面コの字型に形成されたキャップ18の開口部が嵌め 込まれ、筒体9側の嵌合面には第3シール部材19が配設されている。そして、 キャップ18の内側には導出室20が形成され、この導出室20は前記連通管1 3を介して導出通路7に連通している。
【0016】 一方、中空糸束12の内周面と連通管13との隙間、中空糸束12の外周面と 筒体9との隙間、及び中空糸束12を構成する中空糸11と中空糸11との隙間 によりパージエア通路25が形成されている。そして、前記連通管13には、連 通管13の内部とパージエア通路25とを連通するパージエア入口部26が設け られている。また、図1に示すように、筒体9にはパージエア通路25と除湿装 置1の外部とを連通するパージエア出口部27が設けられている。このパージエ ア出口部27は前記給排ブロック2に設けられた風防板2aにより除湿装置1の 外部から見えないようになっている。
【0017】 次に、図1,図3に示すように、筒体9には上下方向に延びる視認窓30が組 み付けられている。視認窓30はガラス等の透明な材質にて形成され、除湿装置 1の外部から筒体9内を視認可能にしている。また、視認窓30における筒体9 の内部側の面には、塩化コバルトを含み空気中に含まれる水分の量に基づいて変 色する感湿紙31が取り付けられている。この感湿紙31は上下方向に延びる視 認窓30に沿って設けられ、パージエア通路25を流通するパージエアと接触す るようになっている。
【0018】 即ち、感湿紙31は、パージエア通路25内を流通するパージエアと接触する ことによりパージエアに含まれる水分量に基づいて変色される。尚、本実施例で は、パージエアに含まれる水分の量が少なくなるにつれて、感湿紙31がピンク ,白,青色と変色するものとする。
【0019】 従って、導入口3から湿潤空気が供給されると、湿潤空気は導入通路6,導入 室17を介して中空糸11に設けられた除湿通路11aに送り出される。そして 、湿潤空気は除湿通路11a内を導入室17側から導出室20側に向かって流通 するようになっている。このとき、湿潤流体中に含まれる水分が中空糸11自体 に浸透して湿潤空気から分離され、湿潤空気は除湿されて乾燥空気となる。この 乾燥空気は除湿通路11aから導出室20に送り出され、更に、連通管13、導 出通路7,導出口4を介して除湿装置1の外部に送り出されるようになっている 。
【0020】 又、連通管13内を流通する乾燥空気の一部は、中空糸11に浸透した水分を 取り除くためのパージエアとしてパージエア入口部26を介してパージエア通路 25に供給される。パージエアは、パージエア通路25を流通することにより中 空糸11に浸透した水分を取り出し、その水分を気体中に含有させる。そして、 水分を含有したパージエアはパージエア出口部27を介して除湿装置1の外部に 排出されるようになっている。
【0021】 一方、視認窓30に取り付けられた感湿紙31はパージエア通路25を流通す るパージエアに接触し、パージエアに含まれる水分の量に基づいて変色するよう になっている。パージエア中の水分量は、中空糸11の内側面に油分等が付着す ると、その油分等の堆積量に基づいて減少される。即ち、中空糸11の内側面に 油分が付着しておらず正常な場合にはパージエアの水分含有量は多く、中空糸1 1に油分が付着すると、パージエアによる中空糸11からの水分取出しが妨げら れるためパージエア中の水分量が減少するようになっている。
【0022】 従って、感湿紙31は従来と異なり、中空糸11が正常なときには水分含有量 が多く、中空糸11に油分が徐々に堆積するにしたがって水分含有量が減少する パージエアと接触するようになっている。そして、中空糸11に付着する油分の 堆積量に基づいたパージエア中の水分量変化は、感湿紙31を変色させるのに適 した水分量変化であるため、中空糸11に油分が堆積すると感湿紙31はその堆 積量分だけ確実に変色するようになっている。
【0023】 次に、上記のように構成された除湿装置1の作用を説明する。 まず、導入口3から湿潤空気が供給されると、湿潤空気は導入通路6,導入室 17を介して中空糸11の内部に形成された除湿通路11aに送り出される。除 湿通路11aに送り出された湿潤空気は、除湿通路11a内を導入室17側から 導出室20側に向かって流通される。この湿潤空気の流通により除湿通路11a 内の湿度がパージエア通路25の湿度より高くなり、湿潤空気中の水分は浸透膜 の作用により中空糸11自体に浸透して湿潤空気から分離される。その結果、湿 潤空気は除湿されて乾燥空気となる。
【0024】 この乾燥空気は除湿通路11aを通過して導出室20に供給され、更に、連通 管13内を流通して導出通路7に送り出される。導出通路7に送り出された乾燥 空気は導出口4を介して除湿装置1の外部に送り出される。
【0025】 また、連通管13を流通する乾燥空気の一部は、パージエアとしてパージエア 入口部26を介してパージエア通路25に供給される。パージエア通路25にパ ージエアが供給されると、図4に示すように、パージエアは中空糸11の外周面 付近を流通する。このとき、パージエアは中空糸11に浸透した水分を取り出し て気体中に含有させ、水分を含有したパージエアは筒体9に設けられたパージエ ア出口部27から除湿装置1の外部に排出される。
【0026】 従って、中空糸11が正常に湿潤空気の水分を浸透させている場合には、パー ジエアがパージエア通路を流通することにより中空糸11から水分を取り出して 気体中に含有させる。従って、パージエアは、パージエア出口部27に近づくに つれて水分含有量が増加し、パージエアに接触するように設けられた感湿紙31 は下部から上部にかけて青,白,ピンクとなる。尚、この時感湿紙31は、ほぼ 全体がピンク色となる。また、感湿紙31の色は、筒体9に設けられた視認窓3 0により除湿装置1の外部から視認可能とされる。
【0027】 次に、油分が含まれた湿潤空気が除湿装置1に供給されると、油分が含まれた 湿潤空気は中空糸11の除湿通路11aを流通する。このとき、湿潤空気に含ま れる油分の一部が中空糸11の内側面に付着し、この油分は中空糸11を構成す る高分子浸透膜に堆積する。そして、中空糸11に油分が僅かに堆積した場合に は、パージエアが中空糸11から取り出す水分の量が減少する。その結果、パー ジエア通路25には、水分含有量の減少したパージエアが流通するため、感湿紙 31のピンク部分が減少し、白及び青色部分が増加する。そして、この変色によ り中空糸11に油分が僅かに堆積したことが表示される。
【0028】 そして、中空糸11に油分が更に堆積すると、パージエアが中空糸11から取 り出す水分の量が更に減少するため、感湿紙31の白及び青色部分が増加し、こ の変色により中空糸11における油分の堆積量が増加したことが表示される。更 に、中空糸に油分が堆積すると、パージエアが中空糸11からほとんど水分を取 り出すことができなくなるため、感湿紙31の大部分が青色になり中空糸11に かなりの油分が堆積したことが表示される。
【0029】 従って、中空糸11に油分が堆積すると、その堆積量に基づいて感湿紙31が 確実に変色されるため、視認窓30から感湿紙31の変色を視認することにより 中空糸11における油分の堆積量を知ることができる。
【0030】 以上詳述したように本実施例では、感湿紙31をパージエアと接触するように パージエア通路25上に取り付け、パージエア中の水分量に基づいて感湿紙31 を変色させた。パージエアは中空糸11における油分の堆積量に基づいて水分含 有量が変化し、その水分含有量の変化は、従来と異なり感湿紙31を変色させる のに適した水分量変化である。従って、中空糸11に油分が堆積すると感湿紙3 1はその堆積量分だけ確実に変色されるため、中空糸11に油分が徐々に堆積す ることによる除湿効率の緩やかな低下を感湿紙31の変色により表示することが できる。そして、この感湿紙31の変色を視認窓30から視認することにより、 中空糸に油分が堆積することによる除湿効率の低下を知ることができる。また、 感湿紙31は、中空糸における油分の堆積量に基づいて徐々に変色されるため、 変色の状態を見ることにより中空糸11の交換時期を予測することができる。
【0031】 又、本実施例では、筒体9に上下方向に延びる視認窓30を組み付け、この視 認窓30のパージエア通路25側に対応する面に、視認窓30に沿って感湿紙3 1を取り付けた。即ち、感湿紙31は上下方向に長く形成されているため、パー ジエアに接触する面が大きくなり、感湿紙31はパージエアに含まれる水分の量 に基づいて更に確実に変色される。従って、中空糸における油分の堆積量を更に 確実に知ることができる。
【0032】 尚、本考案は前記実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように変更 して具体化してもよい。 (1)本実施例では、筒体9に組み付けられた視認窓30の内側に感湿紙31 を設けたが、本考案はこれに限定されない。即ち、図5に示すように、風防板2 aにおいてパージエア出口部27に対応する位置に視認窓30を設け、この視認 窓30のパージエア出口部27に対向する側に感湿紙を取り付けてもよい。この 場合も、パージエア出口部27から排出されたパージエアが前記感湿紙に接触す るため、感湿紙はパージエアに含まれる水分の量に基づいて変色される。又、感 湿紙の変色は、風防板2aに設けられた視認窓30により除湿装置1の外部から 視認可能とされる。
【0033】 (2)本実施例では、水分量検出手段として感湿紙31を用いたが、これに代 えて、塩化コバルトを含むシリカゲル等、湿度に基づいて変色する水分吸着剤を 用いてもよい。
【0034】 (3)本実施例では、筒体9に感湿紙31の変色を視認するための視認窓30 を組み付けたが本考案はこれに限定されない。即ち、筒体9を透明な樹脂等によ り形成し、除湿装置1の外部から感湿紙31の変色を視認可能としてもよい。更 に、筒体9の内側全体に感湿紙31を取り付けてもよい。この場合、感湿紙31 がパージエアに接触する部分が更に広くなるため、パージエアに含まれる水分の 量が更に確実に感湿紙31の変色により表示される。従って、中空糸11におけ る油分の堆積量をより正確に知ることができる。
【0035】
【考案の効果】
以上詳述したように本考案によれば、中空糸に油分が徐々に堆積することによ る除湿効率の緩やかな低下を表示することができ、その表示により中空糸の交換 時期を予測することができる優れた効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】除湿装置を示す切り欠き断面図である。
【図2】図1の除湿装置を矢印A─A方向から見た断面
図である。
【図3】除湿装置を示す正面図である。
【図4】中空糸の内部に形成された除湿通路を示す切り
欠き断面図である。
【図5】別例の視認窓30を示す切り欠き正面図であ
る。
【符号の説明】
2…密閉容器としての流体給排ブロック、3…導入口部
としての導入口、4…導出口部としての導出口、6…導
入口部としての導入通路、7…導出口部としての導出通
路、9…密閉容器としての筒体、11…中空糸、11a
…除湿通路、12…中空糸束、17…導入口部としての
導入室、18…密閉容器としてのキャップ、20…導出
口部としての導出室、25…パージエア通路、30…視
認窓、31…感湿紙。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 密閉容器(2,9,18)に被除湿流体
    を導入する導入口部(3,6,17)と、被除湿流体を
    導出する導出口部(4,7,20)とを設け、前記導入
    口部(3,6,17)と導出口部(4,7,20)とを
    密閉容器(2,9,18)内に収容された高分子浸透膜
    からなる中空糸束(12)を介して連通し、前記中空糸
    束(12)を構成する各中空糸(11)の除湿通路(1
    1a)を被除湿流体が流通するとともに、各中空糸(1
    1)の外側をパージエアが流通するパージエア通路(2
    5)とし、パージエアの流通により除湿通路(11a)
    を流通する被除湿流体の水分を中空糸(11)からパー
    ジエア通路(25)側に取り出すようにした除湿装置に
    おいて、前記パージエアに含まれる水分量を検知すると
    ともに、その検知結果を表示する水分量検知部材(3
    1)を設けたことを特徴とする除湿装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の除湿装置において、 前記パージエア通路(25)には、同通路(25)を流
    通するパージエアに含まれる水分量に基づいて変色する
    感湿紙(31)又は水分吸着剤を設け、前記密閉容器
    (2,9,18)には前記感湿紙(31)又は水分吸着
    剤の変色を視認可能とする視認窓(30)を設けたこと
    を特徴とする除湿装置。
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