JPH073488B2 - プラスチツク系光フアイバ−の処理方法 - Google Patents

プラスチツク系光フアイバ−の処理方法

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JPH073488B2
JPH073488B2 JP61038680A JP3868086A JPH073488B2 JP H073488 B2 JPH073488 B2 JP H073488B2 JP 61038680 A JP61038680 A JP 61038680A JP 3868086 A JP3868086 A JP 3868086A JP H073488 B2 JPH073488 B2 JP H073488B2
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hot water
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修一郎 徳田
和彦 石田
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Mitsubishi Rayon Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は、ボビン巻きされているプラスチツク系光フア
イバーに張力をかけつつ加熱することにより、巻きぐせ
を除去する処理方法に関するものである。
(従来技術) プラスチツク系光フアイバーは、紡糸後にボビンに巻き
取られて保管され、あるいは流通されるのが一般的であ
る。その際に使用されるボビンの胴径、すなわち光フア
イバーが巻きつけられている部分の直径は、高々20〜30
cm程度であり、このように小さな曲率半径の部分に巻き
つけられたまま長時間経過すると、そのフアイバー直径
によつて多少の差はあるものの巻きぐせがついて、光フ
アイバーをボビンから解除しても真直ぐにはならなかつ
た。
しかしながら光フアイバーの用途によつては、この巻き
ぐせが問題になる場合がある。例えば光フアイバーを所
定長に切断して造花などにして装飾品として使用する場
合などは、光フアイバー自身が所定の形状を形づくる必
要があり、材料としての光フアイバーに巻きぐせがある
と思うような形づくりがやり難くなる。またパネル型デ
イスプレイとして使用する場合には、数mmピツチの多数
の孔を有するパネル板の各々の孔に、光フアイバーを1
本ずつ嵌入させ固定させる工程が必要になるが、多数の
孔のピツチが数mmと非常に小さく、隣接する光フアイバ
ー同志が接触しそうな状態にあるとき、光フアイバーが
巻きぐせを有していると作業がスムーズに行ない難い問
題がある。しかもこのパネル型デイスプレイでは、パネ
ル面に嵌入した反対端の光フアイバーは隣接する光フア
イバーがお互いに接触する状態で束ねられるが、この場
合にも光フアイバーが巻きぐせを有していると精度良く
集束することができない。
このような観点から本出願人は、一旦切断したプラスチ
ツク系光フアイバーを、耐熱性パイプに挿通して加熱処
理するくせ直しの方法を提案している(特開昭60−6960
5号参照)。しかしながら、この方法は所謂バツチ処理
であるため、処理の効率を高められないという憾みがあ
つた。
(本発明が解決しようとする問題点) 本発明は上記状況に鑑み、ボビン巻きされたプラスチツ
ク系光フアイバーの巻きぐせを除去しつつ所定長に裁断
するか、角形綛枠に巻き取ることにより、効率良く処理
しようとするものである。
(問題点を解決するための手段) すなわち本発明の要旨とするところは、ボビン巻きされ
ているプラスチック系光ファイバーを引き出して若干の
張力をかけながら加熱帯域の開放温水浴に導いて該光フ
ァイバーの巻きぐせを除去し、次いで所定長裁断する
か、または所定長を一辺の長さとする角形綛枠に巻き取
ることを特徴とするプラスチック系光ファイバーの処理
方法にある。
(実施例) 以下、本発明を実施例の図面に基づいて詳細に説明する
が、この発明は加熱帯域を実施する手段が温水浴であ
る。
図中(1)はクリールスタンド(1)で、このクリール
スタンド(1)にはプラスチツク系光フアイバー(3)
(以下フアイバーと略称する)がボビン(2)に巻かれ
て掛けられている。図ではボビン(2)が複数本掛けて
あるが、勿論1本でも構わない。しかし、通常は生産効
率を上げるために複数本を同時処理することが望まし
い。次にボビン(2)から引き出されたフアイバー
(3)は、複数本のフアイバー同志が絡み合わないよう
にするための整列ガイド(4)を介して温水槽(5)に
導かれる。この際に処理すべきフアイバー(3)の本数
が1本あるいは少数本であれば、整列ガイド(4)は省
略することができる。なお整列ガイド(4)は、複数本
のフアイバー(3)が互いに絡み合わない機能を有する
ものであればその構造や材質等について特に限定されな
い。例えば織物整経用の筬、リング状の糸道ガイドを必
要数配列させたもの等が挙げられる。
また温水槽(5)の出入口部には、各々2本のローラー
から成る入口部ガイドローラー(6)および出口部ガイ
ドローラー(7)が設置され、フアイバー(3)が温水
槽(5)内の温水に十分に浸漬されるように配されてい
る。なお温水槽(5)の長さおよび温水槽(5)の中の
温水の温度は、それぞれがフアイバー(3)の太さ、処
理速度あるいは巻きぐせの程度によつて決定されるべき
値であるが、温水の温度は常圧下での処理であることか
ら当然100℃以下であり、ちなみにアクリル系のフアイ
バーでは耐熱条件を勘案すると95℃以下が好ましい。一
方、温水槽(5)の長さは温水温度と温水内での滞在時
間(処理速度と温水槽(5)の長さおよび出入口部ガイ
ドローラー(6)(7)の位置により決まる)で決まる
もので、くせ直しの状態をみながら適宜選定すれば良
い。
この温水槽(5)から出たフアイバー(3)は、整列ガ
イド(4)を介して、お互いに絡み合わない状態を保ち
ながらニツプローラー(8)によつて引き取られる。フ
アイバー(3)はボビン(2)から引き出されてニツプ
ローラー(8)で引き取られる間に若干の張力下にあつ
て温水槽(5)を通過することになり、張力と温度との
相乗効果により巻きぐせを除去することができることと
なる。この際の若干の張力とは、フアイバー(3)の太
さ、温水の温度、温水内の滞在時間と密接に関係するの
で一概に既定できないが、通常はボビン(2)の回り止
め(オーバーラン防止)をすることにより張力をかけて
やる程度でも十分に効果が得られることを経験的に確認
している。より好ましい張力付加の方法は、第1図にお
いて温水槽(5)の前後に各1台のニツプローラーを設
置し、一定の速度比で送り出しと引き取りをすることで
ある。
このようにして巻きぐせを除去したフアイバー(3)を
第1図のように所定長を一辺の長さとする角形綛枠
(9)に巻き取り、その後に角形綛枠(9)の角部でフ
アイバー(3)を切断することにより所定長の直線性の
あるフアイバーを得ることができる。しかしニツプロー
ラー(8)で引き取つた後直接に別の手段で連続的にま
たは間欠的に所定長に裁断することによつても所定長の
フアイバーが得られる。
また、第1図で温水槽(5)を通過したフアイバー
(3)は水分を付着したままニツプローラー(8)に導
いているが、周囲の環境やニツプローラー(8)の耐久
性を考慮すると、その以前に水分を除去することができ
ればより好ましく、そのためには温水槽(5)とニツプ
ローラー(8)の間に乾燥手段を組込めばよい。この場
合の乾燥手段としては一般的には熱風乾燥機がよく用い
られるが、それにこだわる必要はない。
(発明の効果) 本発明は以上詳述した如き構成からなるものであるか
ら、ボビン巻きされて巻きぐせのついたプラスチツク系
光フアイバーを連続的にくせ直し処理することができ、
しかも同時に多数本の処理が可能であるから、くせのな
い直線性のある所定長のプラスチツク系光フアイバーを
効率よく処理しうる利点がある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例を示す一部欠截斜視図で
ある。 (1)……クリールスタンド、(2)……ボビン、
(3)……プラスチツク系光フアイバー、(4)……整
列ガイド、(5)……温水槽、(6)……入口部ガイド
ローラー、(7)……出口部ガイドローラー、(8)…
…ニツプローラー、(9)……角形綛枠

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ボビン巻きされているプラスチック系光フ
    ァイバーを引き出して若干の張力をかけながら加熱帯域
    の開放温水浴に導いて該光ファイバーの巻きぐせを除去
    し、次いで所定長裁断するか、または所定長を一辺の長
    さとする角形綛枠に巻き取ることを特徴とするプラスチ
    ック系光ファイバーの処理方法。
JP61038680A 1986-02-24 1986-02-24 プラスチツク系光フアイバ−の処理方法 Expired - Fee Related JPH073488B2 (ja)

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JP2013039758A (ja) * 2011-08-18 2013-02-28 Koshin Kako Kk 樹脂の透明な線材及びそれを用いた販促用品

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS60257219A (ja) * 1984-06-05 1985-12-19 Asahi Chem Ind Co Ltd 高分子材料の連続加圧延伸装置

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