JPH0734834B2 - カッタ−ナイフ - Google Patents
カッタ−ナイフInfo
- Publication number
- JPH0734834B2 JPH0734834B2 JP20176992A JP20176992A JPH0734834B2 JP H0734834 B2 JPH0734834 B2 JP H0734834B2 JP 20176992 A JP20176992 A JP 20176992A JP 20176992 A JP20176992 A JP 20176992A JP H0734834 B2 JPH0734834 B2 JP H0734834B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- slider
- knob
- holder
- elastic
- piece
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
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- Knives (AREA)
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明はカッタ−ナイフに関する
もので、特に自動的に固定されるスライダ−の改良に関
する。
もので、特に自動的に固定されるスライダ−の改良に関
する。
【０００２】
【従来の技術】従来、斯種カッタ−ナイフのスライダ−
としては、例えば実公平２−２０９９１公報に開示され
ているように、刃体と連結する連結突起を備えて刃体と
共にホルダ−内に前後動可能に嵌挿されるスライダ−本
体と、スライダ−本体に設けられて前傾弾片と後傾弾片
とを備えこれらの遊端部がホルダ−に多数形成した係止
凹部のうち離間する二つの係止凹部に夫々係合してホル
ダ−に対するスライダ−本体の前後動を阻止する弾性係
止体と、スライダ−本体に前後動可能に設けられたスラ
イダ−ノブと、スライダ−ノブに設けられてこれの前動
により弾性係止体の前傾弾片とホルダ−の係止凹部との
係合を解除すると共に後動により弾性係止体の後傾弾片
とホルダ−の係止凹部との係合を解除する解除突起とか
ら構成したものが存在する。
としては、例えば実公平２−２０９９１公報に開示され
ているように、刃体と連結する連結突起を備えて刃体と
共にホルダ−内に前後動可能に嵌挿されるスライダ−本
体と、スライダ−本体に設けられて前傾弾片と後傾弾片
とを備えこれらの遊端部がホルダ−に多数形成した係止
凹部のうち離間する二つの係止凹部に夫々係合してホル
ダ−に対するスライダ−本体の前後動を阻止する弾性係
止体と、スライダ−本体に前後動可能に設けられたスラ
イダ−ノブと、スライダ−ノブに設けられてこれの前動
により弾性係止体の前傾弾片とホルダ−の係止凹部との
係合を解除すると共に後動により弾性係止体の後傾弾片
とホルダ−の係止凹部との係合を解除する解除突起とか
ら構成したものが存在する。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】従来品は上述の構成で
あって、スライダ−ノブに解除突起が一体に設けられ
て、これが前傾弾片又は後傾弾片を押圧して弾片の遊端
部と係止凹部との係合を解除してスライダ−を摺動可能
とするのである。そして、スライダ−ノブを中立位置に
復元するのは弾片の弾性力であり、これが解除突起を押
して復元させるのである。
あって、スライダ−ノブに解除突起が一体に設けられ
て、これが前傾弾片又は後傾弾片を押圧して弾片の遊端
部と係止凹部との係合を解除してスライダ−を摺動可能
とするのである。そして、スライダ−ノブを中立位置に
復元するのは弾片の弾性力であり、これが解除突起を押
して復元させるのである。
【０００４】従来品の欠点は、スライダ−ノブを摺動さ
せて解除突起が前傾弾片又は後傾弾片を押圧したとき
に、これらの弾片が必要以上に開き過ぎるために、長期
間使用していると前傾弾片と後傾弾片との角度が徐々に
開き、スライダ−ノブを中立位置に復元させる弾性力が
減少していくことにある。その結果、スライダ−ノブが
中立位置よりややずれた位置に復元されて、使用中に刃
体が動き出すおそれもある。本発明は、スライダ−ノブ
の復元力を弾片から得ずに他の手段に求め、かつその製
造を容易に行いうるものを提供することを目的とする。
せて解除突起が前傾弾片又は後傾弾片を押圧したとき
に、これらの弾片が必要以上に開き過ぎるために、長期
間使用していると前傾弾片と後傾弾片との角度が徐々に
開き、スライダ−ノブを中立位置に復元させる弾性力が
減少していくことにある。その結果、スライダ−ノブが
中立位置よりややずれた位置に復元されて、使用中に刃
体が動き出すおそれもある。本発明は、スライダ−ノブ
の復元力を弾片から得ずに他の手段に求め、かつその製
造を容易に行いうるものを提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明は、刃体と連結す
る連結突起を備えて刃体と共にホルダ−内に前後摺動可
能に嵌挿されるスライダ−本体と、スライダ−本体に前
後摺動可能に設けられたスライダ−ノブと、スライダ−
ノブに設けられて前傾弾片と後傾弾片とを備えこれらの
遊端部がホルダ−に多数形成した係止凹部のうち離間す
る二つの係止凹部を夫々係合してホルダ−に対するスラ
イダ−本体の前後動を阻止する弾性係止体と、前記スラ
イダ−本体に設けられてスライダ−ノブの前動により弾
性係止体の前傾弾片とホルダ−の係止凹部との結合を解
除すると共に後動により弾性係止体の後傾弾片とホルダ
−の係止凹部との係合を解除する解除突起と、及び摺動
したスライダ−ノブが元の解除突起の作用しない中立位
置に自動的に復元するためにスライダ−本体とスライダ
−ノブのいずれか一方に垂直に延びる復元弾性片が一体
に設けられ他方にその復元弾性片を両側から緩やかに挾
む凹所が設けられていることを特徴とする。
る連結突起を備えて刃体と共にホルダ−内に前後摺動可
能に嵌挿されるスライダ−本体と、スライダ−本体に前
後摺動可能に設けられたスライダ−ノブと、スライダ−
ノブに設けられて前傾弾片と後傾弾片とを備えこれらの
遊端部がホルダ−に多数形成した係止凹部のうち離間す
る二つの係止凹部を夫々係合してホルダ−に対するスラ
イダ−本体の前後動を阻止する弾性係止体と、前記スラ
イダ−本体に設けられてスライダ−ノブの前動により弾
性係止体の前傾弾片とホルダ−の係止凹部との結合を解
除すると共に後動により弾性係止体の後傾弾片とホルダ
−の係止凹部との係合を解除する解除突起と、及び摺動
したスライダ−ノブが元の解除突起の作用しない中立位
置に自動的に復元するためにスライダ−本体とスライダ
−ノブのいずれか一方に垂直に延びる復元弾性片が一体
に設けられ他方にその復元弾性片を両側から緩やかに挾
む凹所が設けられていることを特徴とする。
【０００６】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。スライダ−１は、スライダ−本体２、弾性係止体
３、スライダ−ノブ４、解除突起５，６とからその主要
部が構成されている。スライダ−本体２は、刃体２６と
連結しうる連結突起７を備えて刃体２６と共にホルダ−
８内に前後摺動可能に嵌挿される。符号９，９はスライ
ダ−本体２の両側に設けられた案内溝で、これにホルダ
−の摺動溝の上面に延在するフランジが嵌挿してスライ
ダ−１はホルダ−８内を前後に摺動する。スライダ−本
体２には弾性係止体３を内包するための空所１０が設け
られ、その空所１０の両端には弾性係止体の前傾弾片１
１及び後傾弾片１２の変形を規制するための規制面１
３，１４が設けられている。空所１０の片側は開放さ
れ、その中央には一対の立壁１５，１５が一体に設けら
れ、その間に凹所１６が形成されている。更にその両立
壁１５，１５を挾むように立壁の両側に解除突起５，６
が一体に設けられている。
する。スライダ−１は、スライダ−本体２、弾性係止体
３、スライダ−ノブ４、解除突起５，６とからその主要
部が構成されている。スライダ−本体２は、刃体２６と
連結しうる連結突起７を備えて刃体２６と共にホルダ−
８内に前後摺動可能に嵌挿される。符号９，９はスライ
ダ−本体２の両側に設けられた案内溝で、これにホルダ
−の摺動溝の上面に延在するフランジが嵌挿してスライ
ダ−１はホルダ−８内を前後に摺動する。スライダ−本
体２には弾性係止体３を内包するための空所１０が設け
られ、その空所１０の両端には弾性係止体の前傾弾片１
１及び後傾弾片１２の変形を規制するための規制面１
３，１４が設けられている。空所１０の片側は開放さ
れ、その中央には一対の立壁１５，１５が一体に設けら
れ、その間に凹所１６が形成されている。更にその両立
壁１５，１５を挾むように立壁の両側に解除突起５，６
が一体に設けられている。
【０００７】スライダ−ノブ４は矩形をなし、裏面両側
に内向きのあり溝１８，１８が延在している。このあり
溝１８，１８にスライダ−本体２の両側上縁部１９，１
９が嵌挿することにより、スライダ−ノブ４はスライダ
−本体２に対し摺動可能に取り付けられる。更にスライ
ダ−ノブ４の裏面には三つの突部２０から成る弾性係止
体３の支持部２１が形成され、裏面のほぼ中央には薄い
復元弾性片２２が一体に設けられている。復元弾性片２
２を間に挾んで支持部２１と反対側のあり溝１８に沿っ
て二つの台座２３，２３が設けられている。この台座２
３，２３は弾性係止体３の遊端部２４，２５をスライダ
−ノブ４の裏面からやや浮かせて、遊端部２４，２５の
動きを自由にするためのものである。
に内向きのあり溝１８，１８が延在している。このあり
溝１８，１８にスライダ−本体２の両側上縁部１９，１
９が嵌挿することにより、スライダ−ノブ４はスライダ
−本体２に対し摺動可能に取り付けられる。更にスライ
ダ−ノブ４の裏面には三つの突部２０から成る弾性係止
体３の支持部２１が形成され、裏面のほぼ中央には薄い
復元弾性片２２が一体に設けられている。復元弾性片２
２を間に挾んで支持部２１と反対側のあり溝１８に沿っ
て二つの台座２３，２３が設けられている。この台座２
３，２３は弾性係止体３の遊端部２４，２５をスライダ
−ノブ４の裏面からやや浮かせて、遊端部２４，２５の
動きを自由にするためのものである。
【０００８】弾性係止体３は金属製の板ばねを折り曲げ
て対称形状になるように形成したもので、その中央部は
コ字形に形成されて支持部２１に支持される。弾性係止
体の両側は内向きに折り曲げられて前傾弾片１１と後傾
弾片１２が形成され、それらの弾片１１，１２の先端に
はほぼ直角に折れ曲がる遊端部２４，２５が形成されて
いる。
て対称形状になるように形成したもので、その中央部は
コ字形に形成されて支持部２１に支持される。弾性係止
体の両側は内向きに折り曲げられて前傾弾片１１と後傾
弾片１２が形成され、それらの弾片１１，１２の先端に
はほぼ直角に折れ曲がる遊端部２４，２５が形成されて
いる。
【０００９】スライダ−を組み立てるには、弾性係止体
３が空所１０に内包され且つ復元弾性片２２が凹所１６
内に挾まれる位置で、弾性係止体３を取り付けたスライ
ダ−ノブ４をスライダ−本体２の上に当てがい強い力で
押し付ける。そうするとスライダ−ノブ４の材料自身の
弾力性によってやや変形し、あり溝１８，１８にスライ
ダ−本体２の両側上側縁１９，１９が嵌挿され、スライ
ダ−ノブ４は前後摺動可能にスライダ−本体２に結合さ
れる。そして、そのスライダ−本体２に刃体２６を連結
してホルダ−の摺動溝内に刃体付きスライダ−本体２を
嵌挿することによりカッタ−ナイフが完成する。この場
合、弾性係止体３の遊端部２４，２５はホルダ−の離間
する係止凹部２７，２７に係合し、解除突起５，６は弾
性係止体３に内接する。
３が空所１０に内包され且つ復元弾性片２２が凹所１６
内に挾まれる位置で、弾性係止体３を取り付けたスライ
ダ−ノブ４をスライダ−本体２の上に当てがい強い力で
押し付ける。そうするとスライダ−ノブ４の材料自身の
弾力性によってやや変形し、あり溝１８，１８にスライ
ダ−本体２の両側上側縁１９，１９が嵌挿され、スライ
ダ−ノブ４は前後摺動可能にスライダ−本体２に結合さ
れる。そして、そのスライダ−本体２に刃体２６を連結
してホルダ−の摺動溝内に刃体付きスライダ−本体２を
嵌挿することによりカッタ−ナイフが完成する。この場
合、弾性係止体３の遊端部２４，２５はホルダ−の離間
する係止凹部２７，２７に係合し、解除突起５，６は弾
性係止体３に内接する。
【００１０】このようにして組み立てられたカッタ−ナ
イフの刃体２６のみを前方に引っ張ると、後方遊端部２
４が係止凹部２７と係合しているから前傾弾片１１は時
計回りに変位しようとする。しかし、この前傾弾片１１
はすぐに規制面１３に当ってそれ以上の変形が規制され
るから、結局刃体２６のみを前方に引っ張っても摺動さ
せることはできない。その反対に刃体２６を後方に押し
たときは、前方遊端部２５と係止凹部２７との係合によ
り後傾弾片１２は反時計回りに変位しようとする。しか
し、後傾弾片１２はすぐに規制面１４に当ってそれ以上
の変形が規制されるから、結局刃体２６のみを後方に押
しても摺動させることはできない。スライダ−のこのよ
うな作用によって使用中に刃体２６がホルダ−に対して
移動することがない。
イフの刃体２６のみを前方に引っ張ると、後方遊端部２
４が係止凹部２７と係合しているから前傾弾片１１は時
計回りに変位しようとする。しかし、この前傾弾片１１
はすぐに規制面１３に当ってそれ以上の変形が規制され
るから、結局刃体２６のみを前方に引っ張っても摺動さ
せることはできない。その反対に刃体２６を後方に押し
たときは、前方遊端部２５と係止凹部２７との係合によ
り後傾弾片１２は反時計回りに変位しようとする。しか
し、後傾弾片１２はすぐに規制面１４に当ってそれ以上
の変形が規制されるから、結局刃体２６のみを後方に押
しても摺動させることはできない。スライダ−のこのよ
うな作用によって使用中に刃体２６がホルダ−に対して
移動することがない。
【００１１】次に刃体２６を前方に移動させるには、指
先でスライダ−ノブ４を前方に押す。そうすると、スラ
イダ−ノブ４に取り付けられた弾性係止体３も前方へ移
動するので、弾性係止体３に内接する後方解除突起５が
この弾性係止体３を変形させ後方遊端部２４を押し下げ
て係止凹部２７との係合を外すことになる。この結果、
係止凹部２７と係合するのは前方遊端部２５のみであ
り、これに連続する後傾弾片１２の変位を規制するもの
がないので、この後傾弾片１２が変形しつつスライダ−
１及び刃体２６は前方へ移動することになる。刃体２６
を後方へ移動するときは、スライダ−ノブ４を指先で後
方へ押すと、前方解除突起６が前方遊端部２５を押し下
げて係止凹部２７との係合を外すので、前述した刃体を
前方へ移動させるときに同様に刃体を後方へ移動するこ
とができる。
先でスライダ−ノブ４を前方に押す。そうすると、スラ
イダ−ノブ４に取り付けられた弾性係止体３も前方へ移
動するので、弾性係止体３に内接する後方解除突起５が
この弾性係止体３を変形させ後方遊端部２４を押し下げ
て係止凹部２７との係合を外すことになる。この結果、
係止凹部２７と係合するのは前方遊端部２５のみであ
り、これに連続する後傾弾片１２の変位を規制するもの
がないので、この後傾弾片１２が変形しつつスライダ−
１及び刃体２６は前方へ移動することになる。刃体２６
を後方へ移動するときは、スライダ−ノブ４を指先で後
方へ押すと、前方解除突起６が前方遊端部２５を押し下
げて係止凹部２７との係合を外すので、前述した刃体を
前方へ移動させるときに同様に刃体を後方へ移動するこ
とができる。
【００１２】以上述べたようにスライダ−ノブ４を前後
に摺動させることによって刃体２６を移動することがで
きるのであるが、前後に移動したスライダ−ノブ４が刃
体移動後もそのままの位置に止まっていては刃体２６を
固定することができないので、移動したスライダ−ノブ
４を中立位置に復元するための手段が必要となる。その
手段は、スライダ−ノブ４の裏面に一体に設けられた垂
直に延びる復元弾性片２２と、スライダ−本体２に設け
られた凹所１６である。この凹所１６は間隔をおいて一
対の立壁１５，１５をスライダ−本体に一体に設けるこ
とにより、その間に形成された空間である。スライダ−
本体２とスライダ−ノブ４を結合したときに復元弾性片
２２は凹所１６内に緩やかに挾まれるので、スライダ−
ノブ４を移動したときは復元弾性片２２がたわむがスラ
イダ−ノブ４から指を離すと復元弾性片２２の復元力に
よってスライダ−ノブ４は元の中立位置に自動的に戻
る。
に摺動させることによって刃体２６を移動することがで
きるのであるが、前後に移動したスライダ−ノブ４が刃
体移動後もそのままの位置に止まっていては刃体２６を
固定することができないので、移動したスライダ−ノブ
４を中立位置に復元するための手段が必要となる。その
手段は、スライダ−ノブ４の裏面に一体に設けられた垂
直に延びる復元弾性片２２と、スライダ−本体２に設け
られた凹所１６である。この凹所１６は間隔をおいて一
対の立壁１５，１５をスライダ−本体に一体に設けるこ
とにより、その間に形成された空間である。スライダ−
本体２とスライダ−ノブ４を結合したときに復元弾性片
２２は凹所１６内に緩やかに挾まれるので、スライダ−
ノブ４を移動したときは復元弾性片２２がたわむがスラ
イダ−ノブ４から指を離すと復元弾性片２２の復元力に
よってスライダ−ノブ４は元の中立位置に自動的に戻
る。
【００１３】
【発明の効果】本発明は以上のような構成であって、前
後に摺動したスライダーノブ４が元の中立位置に自動的
に復元するために、スライダー本体２とスライダーノブ
４のいずれか一方に延びる復元弾性片が一体に設けら
れ、他方にその復元弾性片を両側から緩やかに挾む凹所
が設けられていることを特徴とする。このため、スライ
ダーノブ４は弾性係止体３に依ることなく復元弾性片の
弾力によって中立位置に復元するので、スライダーノブ
４は必要以上に移動することなく、弾性係止体３を大き
く変形させることもない。したがって弾性係止体３が通
常の状態においても前傾弾片１１と後傾弾片１２との角
度が開いたままに変形することを防止することもでき
る。また、長期間使用しても復元弾性片２２の作用によ
ってスライダーノブ４を確実に元の中立位置に復元させ
ることができる。更に、復元弾性片２０及び凹所１６は
スライダーノブとスライダー本体に一体に形成するもの
であるから、成型時に同時に成型されるのでその製造を
きわめて簡易に行うことができる。
後に摺動したスライダーノブ４が元の中立位置に自動的
に復元するために、スライダー本体２とスライダーノブ
４のいずれか一方に延びる復元弾性片が一体に設けら
れ、他方にその復元弾性片を両側から緩やかに挾む凹所
が設けられていることを特徴とする。このため、スライ
ダーノブ４は弾性係止体３に依ることなく復元弾性片の
弾力によって中立位置に復元するので、スライダーノブ
４は必要以上に移動することなく、弾性係止体３を大き
く変形させることもない。したがって弾性係止体３が通
常の状態においても前傾弾片１１と後傾弾片１２との角
度が開いたままに変形することを防止することもでき
る。また、長期間使用しても復元弾性片２２の作用によ
ってスライダーノブ４を確実に元の中立位置に復元させ
ることができる。更に、復元弾性片２０及び凹所１６は
スライダーノブとスライダー本体に一体に形成するもの
であるから、成型時に同時に成型されるのでその製造を
きわめて簡易に行うことができる。
【図１】カッターナイフのスライダーの要部破断正面図
【図２】スライダーノブの裏面図
【図３】スライダー本体の正面図
１ スライダー ２ スライダー本体 ３ 弾
性係止体 ４ スライダーノブ ５ 解除突起 ６ 解
除突起 ７ 連結突起 ８ ホルダー ９ 案
内溝 １０ 空所 １１ 前傾弾片 １２
後傾弾片 １３ 規制面 １４ 規制面 １５
立壁 １６ 凹所 １８ あり溝 １９
上縁部 ２０ 突部 ２１ 支持部 ２２
復元弾性片 ２３ 台座 ２４ （後）遊端部 ２５
（前）遊端部 ２６ 刃体 ２７ 係止凹部
性係止体 ４ スライダーノブ ５ 解除突起 ６ 解
除突起 ７ 連結突起 ８ ホルダー ９ 案
内溝 １０ 空所 １１ 前傾弾片 １２
後傾弾片 １３ 規制面 １４ 規制面 １５
立壁 １６ 凹所 １８ あり溝 １９
上縁部 ２０ 突部 ２１ 支持部 ２２
復元弾性片 ２３ 台座 ２４ （後）遊端部 ２５
（前）遊端部 ２６ 刃体 ２７ 係止凹部
Claims (1)
- 【請求項１】 刃体と連結する連結突起を備えて刃体と
共にホルダ−内に前後摺動可能に嵌挿されるスライダ−
本体と、スライダ−本体に前後摺動可能に設けられたス
ライダ−ノブと、スライダ−ノブに設けられて前傾弾片
と後傾弾片とを備えこれらの遊端部がホルダ−に多数形
成した係止凹部のうち離間する二つの係止凹部を夫々係
合してホルダ−に対するスライダ−本体の前後動を阻止
する弾性係止体と、前記スライダ−本体に設けられてス
ライダ−ノブの前動により弾性係止体の前傾弾片とホル
ダ−の係止凹部との結合を解除すると共に後動により弾
性係止体の後傾弾片とホルダ−の係止凹部との係合を解
除する解除突起と、及び摺動したスライダ−ノブが元の
解除突起の作用しない中立位置に自動的に復元するため
にスライダ−本体とスライダ−ノブのいずれか一方に垂
直に延びる復元弾性片が一体に設けられ他方にその復元
弾性片を両側から緩やかに挾む凹所が設けられているこ
とを特徴とするカッタ−ナイフ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20176992A JPH0734834B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | カッタ−ナイフ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP20176992A JPH0734834B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | カッタ−ナイフ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0691064A JPH0691064A (ja) | 1994-04-05 |
| JPH0734834B2 true JPH0734834B2 (ja) | 1995-04-19 |
Family
ID=16446637
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP20176992A Expired - Fee Related JPH0734834B2 (ja) | 1992-07-07 | 1992-07-07 | カッタ−ナイフ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0734834B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP5284579B2 (ja) * | 2006-12-12 | 2013-09-11 | 株式会社Ｔｊｍデザイン | カッターナイフのスライダー |
| JP5109158B2 (ja) * | 2007-03-22 | 2012-12-26 | コクヨ株式会社 | カッターナイフ |
| TWI511853B (zh) * | 2012-08-07 | 2015-12-11 | Sdi Corp | Two-way push of the utility knife and its adjustment device |
| CN104275708A (zh) * | 2014-09-28 | 2015-01-14 | 顺德工业(江苏)有限公司 | 美工刀调节器弹片防破坏结构 |
| CN104369200B (zh) * | 2014-09-28 | 2016-08-24 | 顺德工业(江苏)有限公司 | 美工刀调节器防触发结构 |
-
1992
- 1992-07-07 JP JP20176992A patent/JPH0734834B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0691064A (ja) | 1994-04-05 |
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Legal Events
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Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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| LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |