JPH073474U - 浴 室 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 乳幼児の入浴に都合がよく、洗濯にも都合の
よい浴室を提供するにある。 【構成】 排水口２１が設けられた洗い場２が仕切り壁
２２により仕切られて排水口２１が設けられた洗い場と
幼児遊び場用湯溜まり部２３とが形成されている。

Description

【考案の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】

本考案は、浴室に関し、特に、乳幼児等が入浴し易いように配慮したものであ る。

【０００２】

【従来の技術】

従来、例えば、実開昭５７−１２４２９２号公報等に記載されているように、 浴室には浴槽と洗い場とが設けられている。

【０００３】

【考案が解決しようとする課題】

しかしながら、従来の浴室においては、乳幼児の入浴には、あまり好適なもの ではなかった。 即ち、浴槽内では乳幼児にとっては深いため、親が乳幼児を支持しておく必要 があり、乳幼児が勝手に浴槽内で入浴する訳にはいかない。 従って、乳幼児は親と一緒に入浴した後、親が浴槽内で入浴中は洗い場で遊ぶ しかないが、洗い場で遊ぶのも長く継続しない欠点がある。

【０００４】 本考案は、従来の浴室における、このような問題点に鑑みてなされたものであ り、その目的とするところは、上記の問題を解決し、乳幼児の入浴に都合がよく 、洗濯にも都合のよい浴室を提供するにある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】

上記目的を達成するために、本考案浴室は、 排水口が設けられた洗い場が仕切り壁により仕切られて排水口が設けられた洗 い場と幼児遊び場用湯溜まり部とが形成されていることを特徴とするものである 。

【０００６】 本考案においては、浴槽及び洗い場の材質は特に限定されず、例えば、従来、 浴槽及び洗い場の材質に使用されているＦＲＰ、ステンレス鋼、ホウロウ引き鉄 板、木材、人工大理石、コンクリート等が使用できる。

【０００７】

【作用】

本考案浴室においては、排水口が設けられた洗い場が仕切り壁により仕切られ て排水口が設けられた洗い場と幼児遊び場用湯溜まり部とが形成されているので 、乳幼児遊び場用湯溜まり部に湯を溜め、乳幼児が遊ぶことができる。 又、この乳幼児遊び場用湯溜まり部に湯を溜めて一寸した衣類の洗濯もできる 。

【０００８】

【実施例】

以下、本考案の実施例を添付図面を参照して説明する。 図１は本考案浴室の一例を示す一部切欠斜視図である。

【０００９】 図１において、１は本考案浴室に設けられたＦＲＰ製浴槽、２は浴槽１の側方 に設けられたＦＲＰ製洗い場、２１は洗い場２の一端に設けられた排水口である 。 洗い場２のほぼ中央部には高さ１００ミリの仕切り壁２２が立設され、仕切り 壁２２により仕切られた洗い場２の他端側には乳幼児遊び場用湯溜まり部２３が 形成されている。 尚、３は浴室の出入口、３１は出入口３に設けられた開き戸である。

【００１０】 〔実施例の作用〕 次に、図１に示す本考案浴室の作用について説明する。 図１に示すように、乳幼児遊び場用湯溜まり部２３に湯を溜めて乳幼児を遊ば すことができる。乳幼児は湯溜まり部２３で遊ぶ間にその身体が洗われる。その 間、親は浴槽１内でゆっくり入浴できる。 場合によっては、乳幼児遊び場用湯溜まり部２３に湯を溜めて衣類の洗濯もで きる。

【００１１】 以上、本考案の実施例を図により説明したが、本考案の具体的な構成は、図示 の実施例に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲の設計変更 等があっても本考案に含まれる。例えば、乳幼児遊び場用湯溜まり部にも排水口 を設け排水口に排水栓を施して湯を溜め、排水栓を取り除くことにより乳幼児遊 び場用湯溜まり部内の湯を排水できるようにしてもよい。

【００１２】

【考案の効果】

本考案浴室においては、排水口が設けられた洗い場が仕切り壁により仕切られ て排水口が設けられた洗い場と幼児遊び場用湯溜まり部とが形成されているので 、乳幼児遊び場用湯溜まり部に湯を溜め、乳幼児が遊ぶことができる。 又、この乳幼児遊び場用湯溜まり部に湯を溜めて一寸した衣類の洗濯もできる 。

【図面の簡単な説明】

【図１】本考案浴室の一例を示す一部切欠斜視図。

【符号の説明】 １ 浴槽 ２ 洗い場 ２１ 排水口 ２２ 仕切り壁 ２３ 乳幼児遊び場用湯溜まり部 ３ 出入口 ３１ 開き戸

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 【請求項１】 排水口が設けられた洗い場が仕切り壁に
   より仕切られて排水口が設けられた洗い場と幼児遊び場
   用湯溜まり部とが形成されていることを特徴とする浴
   室。