JPH0734148Y2 - 巻戸用緩衝装置 - Google Patents

巻戸用緩衝装置

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Publication number
JPH0734148Y2
JPH0734148Y2 JP5348293U JP5348293U JPH0734148Y2 JP H0734148 Y2 JPH0734148 Y2 JP H0734148Y2 JP 5348293 U JP5348293 U JP 5348293U JP 5348293 U JP5348293 U JP 5348293U JP H0734148 Y2 JPH0734148 Y2 JP H0734148Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
winding door
guide
door
frame body
winding
Prior art date
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Expired - Lifetime
Application number
JP5348293U
Other languages
English (en)
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JPH0632685U (ja
Inventor
栄一 野口
好友 長田
Original Assignee
株式会社野口ハードウェアー
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Filing date
Publication date
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  • Wing Frames And Configurations (AREA)
  • Elevator Door Apparatuses (AREA)
  • Operating, Guiding And Securing Of Roll- Type Closing Members (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、薬品器具戸棚等の筐体
に装着されている巻戸の緩衝装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、薬品器具戸棚等筐体の開口部に装
着されている巻戸の背部にロープを結合し、該ロープを
案内滑車を介して案内し、該案内端部に緩衝装置として
のコイルバネを結合したものがある。(実開昭54−1
75422号、実開昭59−60292号)。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】ところが、上記従来の
緩衝装置では、筐体の天板又は側板に案内滑車及びコイ
ルバネの端部を軸支又は固定しており、その位置を正確
に設定させることが困難でその取り付けが面倒であり、
正確な位置に設けないと有効な緩衝作用が得られないと
いう課題がある。
【0004】
【考案の目的】そこで本考案は、前記従来の課題を解決
するために、巻戸用緩衝装置の各部材を正確な位置に容
易に取り付け得るようにした巻戸用の緩衝装置を提供す
ることを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めの本考案の構成を、実施例に対応する第1図乃至第5
図を用いて説明する。すなわち、本考案では、筐体の前
面開口を上下に昇降して開閉する巻戸を有し、該巻戸
は、前記前面開口両側部のガイドレール、筐体天井部の
ガイド部及び筐体背部のガイド部を通って案内される巻
戸用の緩衝装置において、縦方向に長い板体よりなる枠
体(13)と、枠体(13)の下部の定位置に枢着され
た案内プーリ(8)と、枠体(13)の上部と下部に基
端が固定され遊端が対向方向に延びる上下コイルバネ
(15A),(15B)と、上下コイルバネ(15
A),(15B)の遊端にそれぞれ結合された上下案内
滑車(14A),(14B)と、枠体(13)の上部と
下部に縦方向に形成された上下スリット(7A),(7
B)であって上下案内滑車(14A),(14B)を上
下に移動自在に保持する上下スリット(7A),(7
B)とを有する緩衝体(3)を具備し、前記巻戸の背部
にはロープ(6)が接続され、該ロープ(6)の他端側
は、前記緩衝体(3)の案内プーリ(8)及び上下案内
滑車(14A),(14B)を回って枠体(13)の上
部に固定され、開閉作動により変化する巻戸の支持重量
とバランスして上下コイルバネ(15A),(15B)
が上下に伸縮することを特徴としている。
【0006】
【作用】筐体(1)の背部の指定位置に緩衝体(3)の
枠体(13)を固定することにより、上下コイルバネ
(15A),(15B)、案内プーリ(8)及び上下案
内滑車(14A),(14B)の位置が正確に定まる。
巻戸(2)が開口を閉鎖した状態にあっては、図5に示
すように、上下コイルバネ(15A),(15B)は伸
張しており、巻戸(2)の下端を持ってこれを持ち上げ
て開口させる時に、図4に示すように、上下コイルバネ
(15A),(15B)は縮小して巻戸を持ち上げる方
向に働くところから、巻戸の開放操作が容易となる。ま
た、巻戸(2)を、その開放状態から引き下す時には、
上下コイルバネ(15A),(15B)が伸張し、巻戸
下降時の自重による衝撃を緩衝する。
【0007】
【実施例】図1乃至図5を参照して、本考案の実施例を
説明する。実施例に係る巻戸用緩衝装置は、筐体1に装
備され、該筐体1には、上下に昇降して、筐体1の前面
開口1aを開閉する巻戸2が設けられている。この巻戸
2は、筐体1の前面開口1aの両側のガイドレール1
b、同天井部に沿ったガイド部1c及び同背部に沿った
ガイド部1dを通って案内され、図1及び図2に示す閉
鎖位置において、巻戸2の後端部が、背部ガイド部1d
の上端部近くに位置するようになっている。
【0008】筐体1の背部の両側には、縦方向に長い緩
衝体3の枠体13が設けられている。この枠体13の上
方、下方の二箇所に夫々上下コイルバネ15A,15B
の基端を固定具4により固定し、それら上下コイルバネ
15A,15Bの夫々の遊端側に動滑車よりなる上下案
内滑車14A,14Bを接続具5により接続し、上下案
内滑車14A,14Bは前記枠体13に夫々開設した縦
方向の上下スリット7A,7Bを上下動し互いに接離可
能となっている。これら上下案内滑車14A,14Bに
は枠体13の上方に一端を止着したロープ16が掛け回
され、さらに、該ロープ16は案内プーリ8に掛け回わ
されて他端が巻戸2の後部の下端に止着されている。前
記上下コイルバネ15A,15Bは、巻戸2の自重とバ
ランスするトルクを有し、従って、巻戸2が引き出され
て筐体1の前面開口部1aを閉鎖する状態では、該巻戸
2の自重と伸びている二つの上下コイルバネ15A,1
5Bとが均り合うようになっている。前記上下スリット
7A,7Bの上下の長さは、巻戸2の開放状態にあると
きと、閉鎖状態にあるときとを末端位置としたストロー
クを構成し、図5に示すように、上下スリット7A,7
Bの最も接近する位置に上下案内滑車14A,14Bが
到来するとき、巻戸2は閉鎖状態にあり、一方、図4に
示すように、上下スリット7A,7Bの最も離隔する位
置に上下案内滑車14A,14Bが移行したとき巻戸2
は中間開放状態となるよう設定されている。前記ロープ
16の長さも、巻戸2の開放状態と閉鎖状態が適正に行
われるように設定されて、上下案内滑車14A,14B
及び案内プーリ8に掛け回され、かつ、巻戸2の後縁に
接続されている。
【0009】案内プーリ8は、上下に対接して二個設け
られ、前記ロープ16と巻戸2との接続部が上方に移行
するときには、図4に実線で示すように、そのロープ1
6を上方の案内プーリ8aに掛け回し、他方、前記接続
部が下方に移行するときには、図4に鎖線で示すよう
に、そのロープ16を下方の案内プーリ8bに掛け回す
ようになっている。
【0010】なお、上記上下1対の案内滑車を、複数対
並設し、ロープを複数対の各案内滑車に巻き回すように
すれば、開口部1aの上下高さが長い場合でも、緩衝体
3を形成する枠体13の長さを相対的に短く形成出来
る。
【0011】上記の実施例において、巻戸2が閉鎖位置
にある時には、上下コイルバネ15A,15Bは最も伸
張して、ロープ6を介して巻戸2に巻上方向の力を与え
ており、巻戸2の重量とバランスしている。従って、巻
戸2を引き上げる時には、巻戸2はその重量に拘わらず
わずかな力で上昇し、巻戸2の上昇につれて上下コイル
バネ15A,15Bが縮み、巻戸2が半開きの状態の時
に上下コイルバネ15A,15Bの長さは最少となり、
巻戸2に対する力も最少となり、この時、巻戸2の前半
と後半が、筐体1の前後に垂下し、巻戸2の重量が前後
にバランスしている。さらに、巻戸2を上昇させると、
巻戸2後半の背部ガイド部1d内にある部分の重量が前
半の重量に勝り、巻戸2はその後半の自重により急速に
巻き上ろうとするが、再び上下コイルバネ15A,15
Bが伸長を始めて巻戸2の後半の重量を支えるところか
ら、巻戸2は緩衝され、徐々に前端が引き上げられて筐
体1の前部開口1aが開放する。上記の開放位置から巻
戸2を閉鎖させるために、巻戸2の前縁を引き下げる
と、巻戸2の後半の重量が伸張状態にある上下コイルバ
ネ15A,15Bによって引かれて、軽く引き下げら
れ、巻戸2が半開き位置から閉鎖位置に引き下げられる
と、巻戸2の前半閉鎖部の重量による衝撃は上下コイル
バネ15A,15Bの伸張に併い緩衝される。以上のよ
うに、巻戸2の重量と上下コイルバネ15A,15Bの
力とが常にバランスしており、巻戸2の開閉が軽く、し
かも急な上昇又は下降が共に緩衝されている。
【0012】
【考案の効果】本考案によれば、巻戸の開放時の上昇に
要する力をコイルバネの付勢力で補充することにより軽
減することができ、また、その巻戸の下降時における巻
戸自重の加算された衝撃作用が同じコイルバネが有する
トルクと均衡することにより緩和され、ユニット化され
た比較的簡単な構成によりこの種巻戸の昇降作動が軽快
かつ円滑に行われる。また、本考案によれば、縦方向に
長い板体よりなる枠体(13)の下部の定位置に案内プ
ーリ(8)を枢着し、該枠体(13)の上部に上下方向
に長い上下コイルバネ(15A),(15B)の基端を
固定して緩衝体(3)を構成したので、緩衝体(3)が
ユニット化されており、枠体(13)を筐体背部の指定
位置に固定することにより、上下コイルバネ(15
A),(15B)等の位置が定まり、その取り付け調整
が容易であり、且つ有効な緩衝作用が得られるという実
用上優れた効果がある。さらに、コイルバネを上下に分
割しているので、長い1本のコイルバネを使用する場合
に比し、巻戸の重量が重い場合でも緩衝動作が確実で信
頼性に富、且つ緩衝体の上下長さも短くなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の実施例に係る緩衝装置が設けられた筐
体の側断面図である。
【図2】同筐体の一部の背面図である。
【図3】同緩衝体の背面図である。
【図4】同緩衝体の正面図である。
【図5】同緩衝体の作動状態を示す正面図である。
【符号の説明】
1 筐体、1a 前面開口、2 巻戸、3 緩衝体、6
ロープ、7A,7B 上下スリット、8 案内プー
リ、13 枠体、14A,14B 上下案内滑車、15
A,15B 上下コイルバネ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 筐体の前面開口を上下に昇降して開閉す
    る巻戸を有し、該巻戸は、前記前面開口両側部のガイド
    レール、筐体天井部のガイド部及び筐体背部のガイド部
    を通って案内される巻戸用の緩衝装置において、 縦方向に長い板体よりなる枠体(13)と、枠体(1
    3)の下部の定位置に枢着された案内プーリ(8)と、
    枠体(13)の上部と下部に基端が固定され遊端が対向
    方向に延びる上下コイルバネ(15A),(15B)
    と、上下コイルバネ(15A),(15B)の遊端にそ
    れぞれ結合された上下案内滑車(14A),(14B)
    と、枠体(13)の上部と下部に縦方向に形成された上
    下スリット(7A),(7B)であって上下案内滑車
    (14A),(14B)を上下に移動自在に保持する上
    下スリット(7A),(7B)とを有する緩衝体(3)
    を具備し、 前記巻戸の背部にはロープ(6)が接続され、該ロープ
    (6)の他端側は、前記緩衝体(3)の案内プーリ
    (8)及び上下案内滑車(14A),(14B)を回っ
    て枠体(13)の上部に固定され、 開閉作動により変化する巻戸の支持重量とバランスして
    上下コイルバネ(15A),(15B)が上下に伸縮す
    ることを特徴とする巻戸用緩衝装置。
JP5348293U 1993-10-01 1993-10-01 巻戸用緩衝装置 Expired - Lifetime JPH0734148Y2 (ja)

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JPH0632685U JPH0632685U (ja) 1994-04-28
JPH0734148Y2 true JPH0734148Y2 (ja) 1995-08-02

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ID=12944066

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