JPH0733935Y2 - トラクタ - Google Patents

トラクタ

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JPH0733935Y2
JPH0733935Y2 JP1989052175U JP5217589U JPH0733935Y2 JP H0733935 Y2 JPH0733935 Y2 JP H0733935Y2 JP 1989052175 U JP1989052175 U JP 1989052175U JP 5217589 U JP5217589 U JP 5217589U JP H0733935 Y2 JPH0733935 Y2 JP H0733935Y2
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JP
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shaft
drive system
traveling
power
system side
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JP1989052175U
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JPH02143326U (ja
Inventor
俊春 林
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三国 慶耿
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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、前部に耕耘機・草刈機その他種々の作業機を
着脱自在に連結する自走式二輪トラクタに関する。さら
に詳しくはそのトラクタの伝動装置に関する。
〔従来の技術〕
この種の伝動装置はトラクタに搭載した原動機(一般に
エンジン)から走行車輪軸と作業機駆動軸に動力を伝動
するもので、エンジンと走行車輪軸の駆動系の間および
エンジンと作業機駆動軸の駆動系の間に夫々動力を断続
するクラッチが設けられる。
上記2駆動系に夫々設けられたクラッチは独立操作可能
で、走行しながら作業する状態から作業機を休止させて
走行駆動のみを行うこと、また反対に走行停止状態にお
いて作業機のみを駆動することが可能である。(例えば
特開昭61-37537号公報参照)。
〔考案が解決しようとする課題〕
上記のように、両駆動系に別々にクラッチを装備する
と、トラクタ全体を小型軽量化することに難があるとと
もに動力伝達系を煩雑にしていた。
またトラクタの走行速度を変える場合は、エンジンと走
行車輪軸の間に設けられたクラッチを操作して車輪軸へ
の動力を遮断した後、走行車輪軸と上記クラッチの間に
設けられた変速機のレバーを操作し、所望の変速比を設
定した後、再び上記クラッチを操作し走行する手順とな
るため、操作が煩雑で時間を要するものである。
本考案は上記の課題を解決することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
上記の目的を達成するために、本考案トラクタにおいて
は、原動機からの動力を、走行駆動系と作業機駆動系と
に分岐し、その走行駆動系への分岐出力軸と走行用主軸
の入力部との間に無段変速機構を設けて走行駆動系のク
ラッチを省略したものである。
また、左右車輪軸とそれと直角方向の走行用主軸とを支
持するミッションケースから後方に延出したフレームに
出力部を進行方向に向けてエンジンを搭載する。そのエ
ンジンの出力軸上に動力分岐機構を設け、その走行駆動
系側の分岐出力軸と前記走行用主軸の入力部との間に無
段変速機を、その無段変速機の入力軸と上記分岐出力軸
とを同一軸線上に配置して設ける。作業機用動力伝達軸
はミッションケースの下部を走行用主軸と略平行に貫通
させ、その入力端部と前記の作業機系側への分岐出力軸
との間にクラッチを設けたものである。
〔作用〕
エンジンの回転時には動力分岐機構の分岐出力軸は何れ
も回転している。そのとき走行駆動系の無段変速機が0
点にセットされていると、走行しない。また作業機駆動
系のクラッチが切れていると、作業機も停止している。
その状態にあるとき、無段変速機を操作すると走行を開
始し、以後所望の速度に無段的に設定することができ
る。また作業機駆動系のクラッチを入れると作業機が駆
動される。従って走行・作業機双方の駆動、その一方の
駆動、他の停止の操作が簡単容易にできる。さらにトラ
クタの走行・停止およびその速度の変更は無段変速機の
操作だけで行われる。
また、ミッションケースから後方に延出したフレームに
エンジンを縦設したことによって、体積横幅が小さくで
きる。そのミッションケースに無段変速機を支持させ、
その入力軸と、エンジン動力分岐機構の操作駆動系側出
力軸とを同一軸線上に配置したから、その両連結部周り
の空間が広くなり、例えば動力分岐機構・作業機駆動用
動力伝達機構等の配置設計が容易となる。さらに作業機
用動力伝達軸を、ミッションケース下部内を貫通して配
置したから、該ケースの外にその配置空間を必要としな
い。
〔実施例〕
以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。
第1図は本考案を適用したトラクタの一部裁断側面図
で、Aはトラクタ、Bはその後部に着脱自在に連結され
る作業機である。
1は車輪軸、2は軸1と直交して後方に突出する走行用
主軸、3はその軸1・2間の伝達部(トランスミッショ
ン)で第3図示のように走行用主軸2上のウォーム15・
中間軸16上のウォームホィール17・鎖車18、車輪軸1に
操向クラッチを介して連動する軸上の鎖車19、鎖車18・
19間のチェーン20等で構成したものを例示したが、その
構成は任意である。
4は上記軸2と平行する作業機駆動用動力伝達軸、5は
ミッションケース、6はエンジン7を搭載するフレーム
である。ミッションケース5は左右5a・5bに縦分割しボ
ルト21で結合する。上記フレーム6は横断面L形をなす
左右一対で、第4図示のようにミッションケース5の両
側面に当てボルト22で着脱自在に取付けて後方に延出さ
せたものである。
8はエンジン7の出力軸7えの動力を走行駆動系側と作
業機駆動系側とに分岐する動力分岐機構、10はその走行
駆動系側分岐出力軸9と前記ミッション3の走行用主軸
2の後部入力部2aとの間に設けた無段変速機、12は作業
機駆動系側分岐出力軸11と作業機用動力伝達軸4との間
に設けた動力断続機(クラッチ)である。
上記の動力分岐機構8はエンジン7の出力軸7aに継手25
で接続した中間軸兼走行駆動系側分岐出力軸9と、作業
機駆動系側分岐出力軸11とに設けたプーリ26・27、ベル
ト28から成るものを例示するが、チェーン伝動・ギヤ伝
動機構でもよい。
クラッチ12は、上記の従動側プーリ27と作業機用動力伝
達軸4との間にレバー29(第1図)で操作する多板クラ
ッチ30を用いた例を示したが、他の円錐クラッチ・かみ
合いクラッチ等でもよい。また前記ベルト28を利用した
ベルトテンションクラッチでもよい。なお図示例は従動
側プーリ27の直径を大きくして減速伝動する場合を例示
しいる。
エンジン7を回転させてその出力軸7a・走行駆動系側分
岐出力軸9・無段変速機10・走行用主軸2・トランスミ
ッション3を経て車輪軸1に伝動して走行する。また、
作業機駆動系側分岐出力軸11・クラッチ12・作業機用動
力伝達軸4に言動して作業機Bを駆動する。
前記の無段変速機10は第1図に示すようにミッションケ
ース5の後面にボルト57により取付けるものである。そ
してその無段変速機10の入力軸13とエンジン出力軸7aの
延長線上の走行駆動系分岐出力軸9とを同一線上に位置
させて両軸9・13を接続32する。また無段変速機10の出
力軸31と走行用主軸2の後部2aとを接続33する。なお上
記の無段変速機10の入力軸13・出力軸31は同じ水平面上
に設ける方がよい。
エンジン7をその出力部が進行方向に向かうよう縦置き
とし、その出力軸7a、走行駆動系分岐出力軸9・無段変
速機入力軸13を、上記のように同一軸線上に位置させる
ことによって、それ等の連結部周りの空間を広くするこ
とができる。
作業機用動力伝達軸4を走行用主軸2の下方においた構
成とするとなお一層連結部周りの空間を広くすることが
できるほか横幅寸法を小さくでき軽量小型化が図れる。
図示例の無段変速機10は第3図に示すように、油圧ポン
プ34・油圧モータ35・オイルタンク36・操作レバー37・
ボーデンワイヤ37a等から成る可逆転型油圧式無段変速
機を例示する。なおその他入力軸に設けた円板と出力軸
に設けた円板とを遊星コーンで連動させ、遊星コーンに
対し変速リングを左右動させるリングコーン型無段変速
機等を利用することもできる。
その無段変速機を0点位置にセットすることにより、走
行駆動系への伝動を停止するもので、クラッチが省略さ
れる。38は油圧モータ冷却ファンである。
40は第1図に示すようにミッションケース5の後面下部
に設けた軸受筒で、これに対向してミッションケース5
の前面に設けた軸受41とに、前記作業機用動力伝達軸4
を支持させる。
42は第4図に示すようにミッションケース5の前面に位
置し、その両側面にボルト43により取付けた左右一対の
前部フレームを示すもので、その上面に部材44を介して
操縦ハンドル45等を取付ける。
第1図において46・47は上記前部フレーム42の上下に設
けた作業機連結用係合溝、48・49は作業機Bの後部の両
側板50に設けた上下の連結用係合杆である。
作業機Bをその後部を持ち上げ傾向にして、上記前部フ
レーム42の外面に該側板50を嵌合させると、上部係合杆
48は上向き係合溝46の斜面46aにガイドされてその係合
溝46に入り、下部係合杆49は水平係合溝47にその斜面47
aにガイドされている。
そのとき下部係合杆49は前部フレーム42に設けたロック
鈎51を図に省略したロックばねに抗して押しよけながら
係合溝47に入り込み、直ちにロックされる。その連結時
に前記動力伝達軸4と作業機Bの受動軸52とは対向する
連結器53・54が係合して連結される。作業機Bの連結を
解く場合は、レバー55によりロック鈎51を逃がし、係合
時と逆に操作して行う。
前記の構成であるから作業機用動力伝達軸4は第1図に
示すようにミッションケース5の下部に貫通設置し、ト
ラクタAと作業Bの下部係合連結部47・49の近傍に位置
させることができるもので、振動に対し連結器53・54の
連結状態を安定に保つことができる。56は連結器53のク
ッションばね、58は操向用レバーである。
〔考案の効果〕
本考案は上記の構成であるから、走行駆動系に無段変速
機を用いたことによりクラッチを設ける必要がなく、構
造が簡単になり重量も軽減される。また走行速度の変速
を、従来のようにクラッチレバーの操作により走行を停
止させた後、変速機のレバー操作で速度を切換えること
なく、無段変速機のレバー操作だけで簡便に行うことが
できる。
また後方に出力部を進行方向に向けてエンジンを載置
し、その出力軸線の延長上において動力分岐機構の走行
駆動系側出力軸と可逆転型無段変速機の入力軸とを順次
連結し、その無段変速機をミッションケースの後面に取
付けたから、それ等の連結部周りの空間を大きくするこ
とができ、例えば動力分岐機構等の配置が容易である。
この構成と、作業機用動力伝達軸をミッションケース内
に貫通して設けたことと相まって、横幅寸法を小さくし
て軽量の小型トラクタが構成される。また上記のように
作業機動力伝達軸の位置を低くするとによって、連結し
た作業機の受動軸との連結を安定にする等の効果があ
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案を適用したトラクタの一部裁断側面図、
第2図はその正面図、第3図は伝動駆動系の説明図、第
4図はミッションケースとこれに取付けたフレームとの
関係を示す正面図。 Aはトラクタ、Bは作業機、3はエンジン搭載用フレー
ム、40は軸受筒、42は前部フレーム、45は操縦ハンド
ル、52は作業機受動軸、53・54は軸連結器である。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】前部に作業機を連結する自走式二輪トラク
    タにおいて、 車輪軸(1)とその軸と直交して後方に突出する走行用
    主軸(2)を具備した走行駆動系伝動機構部(3)と、 上記の走行用主軸(2)に平行に配置した作業機用動力
    伝達軸(4)と、 上記走行駆動系伝達機構部(3)のケース(5)から後
    方に延出するフレーム(6)に搭載した原動機(7)
    と、 上記原動機(7)の出力を走行駆動系側と作業機駆動系
    側とに分岐する動力分岐機構(8)と、 上記走行用主軸(2)の後部入力部と上記動力分岐機構
    (8)の走行駆動系側分岐出力軸(9)との間に設けた
    無段変速機構(10)と、 上記動力分岐機構(8)の作業機駆動系側の分岐出力軸
    (11)と前記作業機用動力伝達軸(4)との間に設けた
    動力断続機構(12)と、からなるトラクタ。
  2. 【請求項2】左右に車輪軸(1)を突設すると共にこれ
    と直交して後方に突出する走行用主軸(2)を具備した
    伝動機構部(3)と、 上記伝動機構部3のケース(5)内を前後に貫通し、走
    行用主軸(2)と略平行にその下方に設けた作業機用動
    力伝達軸(4)と、 上記ケース5に着脱自在に設けられた後方に延出するフ
    レーム6と、 上記フレーム6に出力部を進行方向に向けて搭載した原
    動機(7)と、 上記原動機(7)の出力部に設けられ、走行駆動系側へ
    の分岐出力軸(9)と、作業機駆動系側への分岐出力軸
    (11)を有する動力分岐機構(8)と、 上記の走行用主軸(2)の入力部(2a)と走行駆動系側
    分岐出力軸(9)との間に配置して前記のケース(5)
    に取付けられ、且該分岐出力軸(9)と同一直線上に入
    力軸(13)が位置する無段変速機構(10)と、 上記作業機駆動系側分岐出力軸(11)と作業機用動力伝
    達軸(4)との間に設けた動力断続機構(12)とからな
    るトラクタ。
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JP7109182B2 (ja) * 2017-12-22 2022-07-29 株式会社クボタ 水田作業機

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