JPH0733904B2 - 二流体型液体燃料噴霧器及びこれを用いた予蒸発型二流体液体燃料の噴霧燃焼方法 - Google Patents
二流体型液体燃料噴霧器及びこれを用いた予蒸発型二流体液体燃料の噴霧燃焼方法Info
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- JPH0733904B2 JPH0733904B2 JP62218712A JP21871287A JPH0733904B2 JP H0733904 B2 JPH0733904 B2 JP H0733904B2 JP 62218712 A JP62218712 A JP 62218712A JP 21871287 A JP21871287 A JP 21871287A JP H0733904 B2 JPH0733904 B2 JP H0733904B2
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Description
【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、二流体型液体燃料噴霧器の性能改善と、この
噴霧器を用いるCWM等の二流体液体燃料の噴霧燃焼方
法、特にCWM中の水を予蒸発させる噴霧燃焼方法に関す
る。
噴霧器を用いるCWM等の二流体液体燃料の噴霧燃焼方
法、特にCWM中の水を予蒸発させる噴霧燃焼方法に関す
る。
[従来の技術とその問題点] 従来、実機バーナに装備する二流体型液体燃料噴霧器で
は、混合室入口部に絞り機構が無く、この為良好な噴霧
を得るには低負荷運転時に消費蒸気量の増加を必要とし
た。
は、混合室入口部に絞り機構が無く、この為良好な噴霧
を得るには低負荷運転時に消費蒸気量の増加を必要とし
た。
また一方、石炭を流動化する為のCWMでは、水と石炭
(微粉炭)の重量比が30〜35:70〜65となるが、これを
燃焼する時水が蒸発するまで着火しないからCWM中の微
分炭の着火が遅れ、またバーナ近くの火炎の温度が低く
なる。これはCWMの燃焼にとっては未燃分が増える為、
決定的に不利になる。
(微粉炭)の重量比が30〜35:70〜65となるが、これを
燃焼する時水が蒸発するまで着火しないからCWM中の微
分炭の着火が遅れ、またバーナ近くの火炎の温度が低く
なる。これはCWMの燃焼にとっては未燃分が増える為、
決定的に不利になる。
[発明の目的] 本発明は、上記問題点を解消すべくなされたもので、二
流体型液体燃料噴霧器の性能、とりわけ低負荷時の噴霧
性能の改善を図ること、及び二流体液体燃料例えばCWM
は噴霧して燃焼させるのが一般的であるところから、噴
霧した時既に水が蒸発しているような状態を作り上げ
て、CWMの着火の遅れ、低温燃焼を無くし、CWM中の微粉
炭の未燃を少なくすることを目的とするものである。
流体型液体燃料噴霧器の性能、とりわけ低負荷時の噴霧
性能の改善を図ること、及び二流体液体燃料例えばCWM
は噴霧して燃焼させるのが一般的であるところから、噴
霧した時既に水が蒸発しているような状態を作り上げ
て、CWMの着火の遅れ、低温燃焼を無くし、CWM中の微粉
炭の未燃を少なくすることを目的とするものである。
[問題点を解決するための手段] 上記問題点を解決するための本発明の二流体型液体燃料
噴霧器は、内部の燃料通路入口部に絞り機構を設けて混
合室への燃料注入速度を必要とする高速に保持すること
により、噴霧器低負荷時性能を大幅に改善するようにし
たものであり、また本発明の予蒸発型二流体液体燃料噴
霧燃焼方法は、前記二流体型液体燃料噴霧器をバーナに
組込むことにより噴霧器入口圧力を必要な所定圧力に維
持し、加圧,加温したCWMを減圧噴霧させて保有する熱
エネルギーを解放し、CWM中の水の一部を蒸発させるこ
とを特徴とするものである。
噴霧器は、内部の燃料通路入口部に絞り機構を設けて混
合室への燃料注入速度を必要とする高速に保持すること
により、噴霧器低負荷時性能を大幅に改善するようにし
たものであり、また本発明の予蒸発型二流体液体燃料噴
霧燃焼方法は、前記二流体型液体燃料噴霧器をバーナに
組込むことにより噴霧器入口圧力を必要な所定圧力に維
持し、加圧,加温したCWMを減圧噴霧させて保有する熱
エネルギーを解放し、CWM中の水の一部を蒸発させるこ
とを特徴とするものである。
[作用] 本発明の二流体型液体燃料噴霧器では、混合室に噴射さ
れる液体燃料を必要な入口流速に、負荷の如何にかかわ
らず維持し得る。これによりその噴霧性能を蒸気消費量
を節約しながら十分良好なレベルに維持できる。
れる液体燃料を必要な入口流速に、負荷の如何にかかわ
らず維持し得る。これによりその噴霧性能を蒸気消費量
を節約しながら十分良好なレベルに維持できる。
また本発明の予蒸発型二流体液体燃料噴霧燃焼方法で
は、CWMを加圧し、その圧力における水の飽和温度以下
に加温する時は、CWM中の水は蒸気にならないからCWMは
依然液状で流動化の特性はあまり変らないが、これを噴
霧器からほぼ大気圧の燃焼室へ噴霧して減圧させると、
CWMに蓄えられていた熱エネルギーがCWM中の水の一部を
蒸発させることとなる。その量はCWMが30atg,飽和温度
に加圧,加温されていて大気圧まで噴霧されると約30
%、CWMが40atg,飽和温度に加圧,加温されていて大気
圧まで噴霧されると約35%となる。
は、CWMを加圧し、その圧力における水の飽和温度以下
に加温する時は、CWM中の水は蒸気にならないからCWMは
依然液状で流動化の特性はあまり変らないが、これを噴
霧器からほぼ大気圧の燃焼室へ噴霧して減圧させると、
CWMに蓄えられていた熱エネルギーがCWM中の水の一部を
蒸発させることとなる。その量はCWMが30atg,飽和温度
に加圧,加温されていて大気圧まで噴霧されると約30
%、CWMが40atg,飽和温度に加圧,加温されていて大気
圧まで噴霧されると約35%となる。
従って、このCWMは噴霧された時、その水の一部は既に
蒸発しているので、その分CWM中の微粉炭の着火が早
く、バーナ近くの火炎温度が上がり、未燃が著しく少な
くなる。
蒸発しているので、その分CWM中の微粉炭の着火が早
く、バーナ近くの火炎温度が上がり、未燃が著しく少な
くなる。
また、予蒸発によってCWM中の水がより細かい粒径とな
って燃焼室から熱を受けた際、速やかに蒸発し、容易に
高温になると共に、CWM中の微粉炭への輻射熱の透過が
良くなって更に着火が早められ、バーナ近くの火炎温度
が高められる。
って燃焼室から熱を受けた際、速やかに蒸発し、容易に
高温になると共に、CWM中の微粉炭への輻射熱の透過が
良くなって更に着火が早められ、バーナ近くの火炎温度
が高められる。
また上記のようにCWM中の微粉炭の噴霧が細かくなる
と、粒子重量に対する表面積が極端に増えて着火と燃焼
が速くなる。
と、粒子重量に対する表面積が極端に増えて着火と燃焼
が速くなる。
さらにCWM中の水が蒸発する際に凝集していた微粉炭同
志及び微粉炭と水とを分離,解体して細分化し、これに
よっても着火が早められ、燃焼が良くなる。
志及び微粉炭と水とを分離,解体して細分化し、これに
よっても着火が早められ、燃焼が良くなる。
[実施例] 先ず本発明による二流体型液体燃料噴霧器の一実施例を
第1図によって説明すると、先端内周縁にフランジ1を
有する円筒体2の先端部に、放射状に出口噴口3を有す
るキャップ4が嵌着されて、その外周縁のフランジ4aが
前記フランジ1に係止されている。このキャップ4の後
側にはノズル部材5が嵌装されて、キャップ4の内側に
混合室6が形成されている。ノズル部材5の周方向には
複数の混合室7が等間隔に設けられ、この各混合室7の
奥端に蒸気(又は空気)ノズル8が設けられ、その各ノ
ズル8はノズル部材5の後面に設けた環状の蒸気(又は
空気)通路9に連通されている。ノズル部材5の中央部
には透孔10が貫通穿設され、透孔10の一端部(図におい
て右端部)は幾分小径になされて大径部との接続テーパ
部が弁座11となっており、透孔10の大径部には先端尖鋭
な弁体12が弁座11に向って摺動可能に嵌入され、弁体12
の後方にはスプリング13が装入され、透孔10の他端部
(図において左端部)のねじ14にストッパ15が螺着され
てスプリング13が圧縮されている。弁体12の外周の環状
溝16にはシールリング17が嵌着されていて、これにより
透孔10における弁体12の左方と右方とがシールされてい
る。透孔10の大径部から前記各混合室6の奥端部に向っ
てCWMを噴射するノズル18が設けられている。ノズル部
材5には弁体12とストッパ15との間の透孔10に弁体作動
流体を送り込む通路19が混合室7を避けて設けられてい
る。前記円筒体2の後端部のねじ20には流体供給ブロッ
ク21が螺着されて、ノズル部材5が挟圧固定され、流体
供給ブロック21には中央部に前記透孔10の小径部に連な
るCWMの圧送通路22が設けられ、また前面には圧送通路2
2の外周側に同心に環状の蒸気(又は空気)通路23が設
けられて前記蒸気(又は空気)ノズル8に連通された環
状の蒸気(又は空気)通路9に接続され、環状の蒸気
(又は空気)通路23には蒸気(又は空気)送給路24が連
通されている。また流体供給ブロック21には前記弁体作
動流体送り込み通路19に連通する弁体作動流体送り込み
通路25が設けられている。
第1図によって説明すると、先端内周縁にフランジ1を
有する円筒体2の先端部に、放射状に出口噴口3を有す
るキャップ4が嵌着されて、その外周縁のフランジ4aが
前記フランジ1に係止されている。このキャップ4の後
側にはノズル部材5が嵌装されて、キャップ4の内側に
混合室6が形成されている。ノズル部材5の周方向には
複数の混合室7が等間隔に設けられ、この各混合室7の
奥端に蒸気(又は空気)ノズル8が設けられ、その各ノ
ズル8はノズル部材5の後面に設けた環状の蒸気(又は
空気)通路9に連通されている。ノズル部材5の中央部
には透孔10が貫通穿設され、透孔10の一端部(図におい
て右端部)は幾分小径になされて大径部との接続テーパ
部が弁座11となっており、透孔10の大径部には先端尖鋭
な弁体12が弁座11に向って摺動可能に嵌入され、弁体12
の後方にはスプリング13が装入され、透孔10の他端部
(図において左端部)のねじ14にストッパ15が螺着され
てスプリング13が圧縮されている。弁体12の外周の環状
溝16にはシールリング17が嵌着されていて、これにより
透孔10における弁体12の左方と右方とがシールされてい
る。透孔10の大径部から前記各混合室6の奥端部に向っ
てCWMを噴射するノズル18が設けられている。ノズル部
材5には弁体12とストッパ15との間の透孔10に弁体作動
流体を送り込む通路19が混合室7を避けて設けられてい
る。前記円筒体2の後端部のねじ20には流体供給ブロッ
ク21が螺着されて、ノズル部材5が挟圧固定され、流体
供給ブロック21には中央部に前記透孔10の小径部に連な
るCWMの圧送通路22が設けられ、また前面には圧送通路2
2の外周側に同心に環状の蒸気(又は空気)通路23が設
けられて前記蒸気(又は空気)ノズル8に連通された環
状の蒸気(又は空気)通路9に接続され、環状の蒸気
(又は空気)通路23には蒸気(又は空気)送給路24が連
通されている。また流体供給ブロック21には前記弁体作
動流体送り込み通路19に連通する弁体作動流体送り込み
通路25が設けられている。
斯かる構造の二流体型液体燃料噴霧器では、CWMが圧送
通路22を通って透孔10の小径部に入り、弁体12と弁座11
との間を通ってノズル18より各混合室7の奥端部に向っ
て噴射され、これがノズル8より混合室7に噴射された
蒸気(又は空気)にて混合攪拌の上運ばれて更に下流の
混合室6内で混合攪拌して、CWMを霧化する。噴霧用蒸
気とCWMの混合体は混合室6の出口噴口3から噴射さ
れ、ここでも霧化する。弁体12は弁体作動流体送り込み
通路25,19を通して透孔10内に送り込まれた作動流体の
圧力によりその位置が制御され、弁体12と弁座11の間の
隙間,即ちCWMの流路断面積が調節される。この流路断
面積の調節によりノズル18の入口圧力は燃料流量の増減
に関係なく所定の圧力に保持することが可能である。
通路22を通って透孔10の小径部に入り、弁体12と弁座11
との間を通ってノズル18より各混合室7の奥端部に向っ
て噴射され、これがノズル8より混合室7に噴射された
蒸気(又は空気)にて混合攪拌の上運ばれて更に下流の
混合室6内で混合攪拌して、CWMを霧化する。噴霧用蒸
気とCWMの混合体は混合室6の出口噴口3から噴射さ
れ、ここでも霧化する。弁体12は弁体作動流体送り込み
通路25,19を通して透孔10内に送り込まれた作動流体の
圧力によりその位置が制御され、弁体12と弁座11の間の
隙間,即ちCWMの流路断面積が調節される。この流路断
面積の調節によりノズル18の入口圧力は燃料流量の増減
に関係なく所定の圧力に保持することが可能である。
次に上記二流体型液体燃料噴霧器を用いる予蒸発型の二
流体液体燃料例えばCWMの噴霧燃焼方法について説明す
る。第2図はその噴霧燃焼方法を実施する予蒸発型バー
ナ燃焼装置を示すもので、図中30はバーナで、中心部に
二流体型液体燃料噴霧器31が装備され、その外周側に燃
焼用空気供給路32,33が設けられている。34は前記噴霧
器31内の弁体12(第1図参照)を作動させる作動流体源
で、作動流体送り込み通路19に接続されている。35は噴
霧器31内のノズル8(第1図参照)より噴射する蒸気の
供給源であるボイラで、蒸気送給路24に接続されてい
る。36は燃料CWMのサービスタンク、37はCWMの供給ポン
プ、38はCWMの加熱器兼貯槽、39は圧送ポンプである。
流体液体燃料例えばCWMの噴霧燃焼方法について説明す
る。第2図はその噴霧燃焼方法を実施する予蒸発型バー
ナ燃焼装置を示すもので、図中30はバーナで、中心部に
二流体型液体燃料噴霧器31が装備され、その外周側に燃
焼用空気供給路32,33が設けられている。34は前記噴霧
器31内の弁体12(第1図参照)を作動させる作動流体源
で、作動流体送り込み通路19に接続されている。35は噴
霧器31内のノズル8(第1図参照)より噴射する蒸気の
供給源であるボイラで、蒸気送給路24に接続されてい
る。36は燃料CWMのサービスタンク、37はCWMの供給ポン
プ、38はCWMの加熱器兼貯槽、39は圧送ポンプである。
さてこの予蒸発型バーナ燃焼装置を用いる本発明のCWM
の噴霧燃焼方法について説明すると、CWMはサービスタ
ンク36から供給ポンプ37にて加熱器兼貯槽38に送られ加
温加圧されて230℃,40kg/cm2になり、圧送ポンプ39によ
りバーナ30に送られ、噴霧器31の第1図に示される圧送
通路22を通って透孔10の小径部に入り、弁体12と弁座11
との間を通ってノズル18から各混合室7の奥端部に向っ
て噴射され、この混合室7の圧力まで減圧される。この
CWMの減圧により前記高圧によって蓄えられていた熱エ
ネルギーが解放されて、CWM中の水が一部蒸発する。噴
霧用蒸気はボイラ35より蒸気送給路24,蒸気通路23,9を
通して送られてきてノズル8から混合室7に噴射され、
CWMと混合,攪拌してCWMが霧化され、そして下流の混合
室6に運ばれてここでも混合攪拌してCWMが霧化され
る。噴霧用蒸気とCWMの混合体は混合室6の出口噴口3
から第2図の燃焼室40へ噴射され、ここでも霧化が生じ
る。この時CWM中の水は混合室6内の圧力から大気圧ま
で減圧するので、また一部蒸発する。
の噴霧燃焼方法について説明すると、CWMはサービスタ
ンク36から供給ポンプ37にて加熱器兼貯槽38に送られ加
温加圧されて230℃,40kg/cm2になり、圧送ポンプ39によ
りバーナ30に送られ、噴霧器31の第1図に示される圧送
通路22を通って透孔10の小径部に入り、弁体12と弁座11
との間を通ってノズル18から各混合室7の奥端部に向っ
て噴射され、この混合室7の圧力まで減圧される。この
CWMの減圧により前記高圧によって蓄えられていた熱エ
ネルギーが解放されて、CWM中の水が一部蒸発する。噴
霧用蒸気はボイラ35より蒸気送給路24,蒸気通路23,9を
通して送られてきてノズル8から混合室7に噴射され、
CWMと混合,攪拌してCWMが霧化され、そして下流の混合
室6に運ばれてここでも混合攪拌してCWMが霧化され
る。噴霧用蒸気とCWMの混合体は混合室6の出口噴口3
から第2図の燃焼室40へ噴射され、ここでも霧化が生じ
る。この時CWM中の水は混合室6内の圧力から大気圧ま
で減圧するので、また一部蒸発する。
このようにして加圧,加温のCWMは、噴霧した際減圧が
行われ、保有する熱エネルギーが解放され、CWM中の水
の一部が蒸発するので、CWM中の微粉炭の着火が早くな
り、バーナ近傍の火炎温度が上がって、未燃が著しく減
少し、燃焼が極めて良好に行われる。
行われ、保有する熱エネルギーが解放され、CWM中の水
の一部が蒸発するので、CWM中の微粉炭の着火が早くな
り、バーナ近傍の火炎温度が上がって、未燃が著しく減
少し、燃焼が極めて良好に行われる。
かかる本発明のCWMの噴霧燃焼方法に於いて、CWMの流量
に変動があった場合は、CWMの噴霧圧力が変わるので、
弁体12と弁座11との間の隙間、即ちCWMの流路断面積
を、作動流体源34より作動流体送り込み通路19を通して
透孔10内に送り込んでいる作動流体の圧力を制御して弁
体12を進退させることにより調節する。かくすることに
よりノズル18の入口圧力は、CWMの流量増減に関係なく
一定となり、CWMのノズル18からの噴霧圧力が一定とな
る。
に変動があった場合は、CWMの噴霧圧力が変わるので、
弁体12と弁座11との間の隙間、即ちCWMの流路断面積
を、作動流体源34より作動流体送り込み通路19を通して
透孔10内に送り込んでいる作動流体の圧力を制御して弁
体12を進退させることにより調節する。かくすることに
よりノズル18の入口圧力は、CWMの流量増減に関係なく
一定となり、CWMのノズル18からの噴霧圧力が一定とな
る。
[発明の効果] 以上の説明で判るように本発明の二流体液体燃料噴霧器
は、噴霧器内の混合室に噴射される液体燃料を必要な入
口流速に、負荷の如何にかかわらず維持し得るので、液
体燃料の噴霧性能を蒸気消費量を節約しながら十分良好
なレベルに維持できる。
は、噴霧器内の混合室に噴射される液体燃料を必要な入
口流速に、負荷の如何にかかわらず維持し得るので、液
体燃料の噴霧性能を蒸気消費量を節約しながら十分良好
なレベルに維持できる。
また本発明の予蒸発型二流体液体燃料噴霧燃焼方法によ
れば、二流体液体燃料例えばCWMを噴霧した際、CWM中の
水の一部が蒸発するので、CWM中の微粉炭の着火が早く
なり、バーナ近傍の火炎温度が上昇して未燃が著しく減
少し、燃焼が極めて良好に行われるという効果を奏す
る。
れば、二流体液体燃料例えばCWMを噴霧した際、CWM中の
水の一部が蒸発するので、CWM中の微粉炭の着火が早く
なり、バーナ近傍の火炎温度が上昇して未燃が著しく減
少し、燃焼が極めて良好に行われるという効果を奏す
る。
また本発明の予蒸発型二流体液体燃料噴霧燃焼方法は、
噴霧するCWMの水と微粉炭の重量比が変わった場合でも
事前にCWM中の水の圧力と温度を調整することにより、C
WM噴霧の際CWM中の水の一部を確実に蒸発させて上記効
果を得ることができるという操作性に優れた利点があ
る。
噴霧するCWMの水と微粉炭の重量比が変わった場合でも
事前にCWM中の水の圧力と温度を調整することにより、C
WM噴霧の際CWM中の水の一部を確実に蒸発させて上記効
果を得ることができるという操作性に優れた利点があ
る。
第1図は本発明の二流体型液体燃料噴霧器を示す縦断面
図、第2図は第1図の噴霧器を用いる本発明の予蒸発型
二流体液体燃料の噴霧燃焼方法に於いて用いる予蒸発型
バーナ燃焼装置を示す概略図である。 3……出口噴口、6……下流の混合室、7……上流の混
合室、8……蒸気(又は空気)ノズル、11……弁座、12
……弁体、18……液体燃料(CWM)ノズル、19……弁体
作動流体送り込み通路、22……燃料(CWM)の圧送通
路、31……二流体型液体燃料噴霧器、36……サービスタ
ンク、37……供給ポンプ、38……加熱器兼貯槽、39……
圧送ポンプ。
図、第2図は第1図の噴霧器を用いる本発明の予蒸発型
二流体液体燃料の噴霧燃焼方法に於いて用いる予蒸発型
バーナ燃焼装置を示す概略図である。 3……出口噴口、6……下流の混合室、7……上流の混
合室、8……蒸気(又は空気)ノズル、11……弁座、12
……弁体、18……液体燃料(CWM)ノズル、19……弁体
作動流体送り込み通路、22……燃料(CWM)の圧送通
路、31……二流体型液体燃料噴霧器、36……サービスタ
ンク、37……供給ポンプ、38……加熱器兼貯槽、39……
圧送ポンプ。
Claims (2)
- 【請求項1】上流の混合室に開口する燃料ノズルの手前
の燃料の圧送通路内に絞り機構を設け、この絞り機構の
弁体を外部からの作動流体の圧力調節により所定位置に
制御するようになし、上流の混合室には液体燃料を噴霧
する蒸気又は空気ノズルを設け、上流の混合室の下流に
は放射状に出口噴口を有する混合室を設けて成る二流体
型液体燃料噴霧器。 - 【請求項2】上流の混合室に開口する燃料ノズルの手前
の燃料の圧送通路内に絞り機構を設け、この絞り機構の
弁体を外部からの作動流体の圧力調節により所定位置に
制御するようになし、上流の混合室には液体燃料を噴霧
する蒸気又は空気ノズルを設け、上流の混合室の下流に
は放射状に出口噴口を有する混合室を設けて成る二流体
型液体燃料噴霧器を、CWM等の水分を含む液体燃料を使
用するバーナ燃焼装置に組込み、液体燃料を加圧,加温
して圧力30kg/cm2以上でその圧力の飽和蒸気温度より若
干下回る温度に保持した上、前記噴霧器の混合室に噴霧
し、その噴霧した液体燃料を減圧させて保有する熱エネ
ルギーを解放し、液体燃料中の水の一部を蒸発させて、
液体燃料を噴霧燃焼することを特徴とする二流体型液体
燃料噴霧器を用いた予蒸発型二流体液体燃料の噴霧燃焼
方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218712A JPH0733904B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 二流体型液体燃料噴霧器及びこれを用いた予蒸発型二流体液体燃料の噴霧燃焼方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62218712A JPH0733904B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 二流体型液体燃料噴霧器及びこれを用いた予蒸発型二流体液体燃料の噴霧燃焼方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6463707A JPS6463707A (en) | 1989-03-09 |
JPH0733904B2 true JPH0733904B2 (ja) | 1995-04-12 |
Family
ID=16724249
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62218712A Expired - Lifetime JPH0733904B2 (ja) | 1987-09-01 | 1987-09-01 | 二流体型液体燃料噴霧器及びこれを用いた予蒸発型二流体液体燃料の噴霧燃焼方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733904B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4434690B2 (ja) * | 2003-10-29 | 2010-03-17 | 株式会社共立合金製作所 | 噴霧ノズルおよび噴霧方法 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS62242720A (ja) * | 1986-04-14 | 1987-10-23 | Takuma Co Ltd | スラリ−状燃料噴霧バ−ナ |
-
1987
- 1987-09-01 JP JP62218712A patent/JPH0733904B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6463707A (en) | 1989-03-09 |
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