JPH0733846Y2 - 循環液冷装置のストレーナ構造 - Google Patents

循環液冷装置のストレーナ構造

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JPH0733846Y2
JPH0733846Y2 JP2398790U JP2398790U JPH0733846Y2 JP H0733846 Y2 JPH0733846 Y2 JP H0733846Y2 JP 2398790 U JP2398790 U JP 2398790U JP 2398790 U JP2398790 U JP 2398790U JP H0733846 Y2 JPH0733846 Y2 JP H0733846Y2
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filtration chamber
cap
strainer
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liquid
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森雄 中島
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Fujitsu Ltd
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【考案の詳細な説明】 〔概要〕 各種電子機器のプリント板に実装される半導体素子を冷
却する循環液冷装置のストレーナ構造に関し、 ストレーナに内設したフイルタの異物を最小限の液抜き
によって簡単に清掃できることを目的とし、 一端が雌ねじにより開口する濾過室を中間部に形成して
両側に冷却液の入口と出口を配設した本体と、前記濾過
室に内設できる寸法の円筒状に成形したフイルターと、
前記濾過室の開口端面に密着させる弾性を備えたOリン
グと、複数本の溝を軸線方向へ形成して上記本体の雌ね
じに螺入する雄ねじを一端面から突出させ、他端面に締
付け用の回動部を配設したキャップとから構成する。
〔産業上の利用分野〕
本考案は、各種電子機器のプリント板に実装される半導
体素子を冷却する循環液冷装置のストレーナ構造に関す
る。
最近、特に大型電子機器に装着されるプリント板には更
に高密度集積化された半導体素子が高密度に実装されて
その発熱量が増大しており、その半導体素子の冷却性能
に対する要求も大変厳しいものとなっている。そのた
め、冷却効率の高い冷却液を循環させて冷却する伝導冷
却用クーリングヘッダーが使用されて、前記冷却液を循
環させる循環路を複数な経路で配管されるとともに、こ
の冷却液中に混入した異物を除去する目的でフイルタを
内設したストレーナを設けているが、このフイルタに溜
まった異物を最小限の液抜きによって清掃することがで
きる新しい循環液冷装置のストレーナ構造が要求されて
いる。
〔従来の技術〕
従来広く使用されている循環液冷装置のストレーナ構造
は、第3図(a)に示すように冷却液の入口1aと出口1b
を互いに反対方向へ向くように配設して、その入口1aお
よび出口1bと個別に導通して一端側が雌ねじ1dにより開
口する濾過室1cを中間部に形成した本体1と、前記濾過
室1cの開口を閉鎖できる寸法に成形した円板に一面側に
六角台状の回動部2bを設けて、他面側に上記雌ねじ1dに
螺入できる寸法の雄ねじ2aを突設したキャップ2と、濾
過室1cに挿入できる寸法の円筒状に成形した微細な網目
のフイルター3および上記キャップ2の雄ねじ2aに外嵌
できる寸法に成形した弾性を有するOリング4から形成
されている。
その構造は第3図(b)に示すように上記キャップ2の
雄ねじ2aにOリング4を外嵌するとともにその雄ねじ2a
の先端面にフイルター3を配し、そのフイルター3を本
体1の濾過室1c内部に挿入して雌ねじ1dにキャップ2の
雄ねじ2aを螺入し、回動部2bを回転することにより締め
付けて前記濾過室1cを密封している。
そして、この本体1の入口1aから濾過室1cに冷却液を送
り込むとその冷却液はフイルター3の円筒内部か外部に
通過するが、フイルター3の微細な網目で冷却液中に含
まれる異物を除去して入口1aより排出するように構成さ
れている。
〔考案が解決しようとする課題〕
以上説明した従来の循環液冷装置のストレーナ構造で問
題となるのは、本体の濾過室内部にフイルターを挿入し
てその開口部の雌ねじにキャップの雄ねじを締め付けし
て密封しているため、循環液冷装置を循環する冷却液中
の異物はストレーナのフイルター内に集積される。この
集積された異物はストレーナ内から除去するには、循環
路に設けたドレン口より循環路内の全冷却液を抜いた後
にキャップを外して異物を除去しているので、冷却液の
排出および清掃終了後再度満杯となるまでの冷却液注入
時間と、イオン交換等の作業に多くの時間が必要となっ
て清掃コストが高騰するという問題が生じる。
そのため、ストレーナのキャップを外してそこから冷却
液を抜けば必要最小限の液抜き(ストレーナの取付け高
さ)で清掃作業が可能となって、排液時間,追加時間,
イオン交換時間等の短縮がはかれるが、ストレーナは機
器の内部に配設されているために大きな受液器を設置す
ることができないのでビニール袋等で受液しなければな
らず、また、吐出する冷却液がビニール袋から溢れそう
になった時に、本体より外したキャップを再度螺着しよ
うとしてもそのキャップの雄ねじと本体の雌ねじとが合
致しなかったり、吐出する液圧により螺入が困難となっ
て機器内を水びたしするという問題も生じている。
本考案は上記のような問題点に鑑み、ストレーナに内設
したフイルタの異物を最小限の液抜きによって簡単に清
掃することができる新しい循環液冷装置のストレーナ構
造の提供を目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本考案は、第1図に示すように一端が雌ねじ1dにより開
口する濾過室1cを中間部に形成して両側に冷却液の入口
1aと出口1bを配設した本体1と、前記濾過室1cに挿入で
きる寸法の円筒状に成形したフイルター3と、前記濾過
室1cに開口端面に密着させる弾性を備えたOリング4
と、複数本の溝12cを軸線方向へ形成して上記本体1の
雌ねじ1dに螺入する雄ねじ12aを一端面から突出させ、
他端面に締付け用の回動部12bを配設したキャップ12と
から構成される。
〔作用〕
本考案では、本体1の雌ねじ1dに螺入して濾過室1cを閉
塞するキャップ12の雄ねじ12aに複数本の溝12cを軸線方
向へ形成しているため、そのキャップ12を緩めると循環
する冷却液は上記溝12cを伝わって排出するので、この
排液をビニール袋等で受けて溢れそうになった時にはキ
ャップを再度締め付けて排出を停止させることにより、
機器内を水びたしすることなく必要最小限の液抜き,即
ちストレーナの取付け高さまでに冷却液が排出され、そ
の後にフイルタに集積された異物を簡単に清掃すること
ができるので、排液時間と冷却液の追加およびイオン交
換時間等の短縮をはかることが可能となる。
〔実施例〕
以下第1図および第2図について本考案の実施例を説明
する。
第1図は本実施例による循環液冷装置のストレーナ構造
を示す分解斜視図、第2図は本実施例のキャップの拡大
斜視図を示し、図中において、第3図と同一部材には同
一記号が付してあるが、その他の12はストレーナ本体の
濾過室を閉塞するキャップである。
キャップ12は、第1図に示すストレーナ本体1の略中央
部に設けられた濾過室1cの雌ねじ1dに螺入できる雄ねじ
12aを、第2図に示すように前記濾過室1cの開口部を閉
鎖できる寸法に形成した円板の一端面側に突出させると
ともに他端面に六角台状の回動部12bを従来と同様に配
設し、上記雄ねじ12aの外周面に半円形断面の溝12cを軸
線方向へ複数本形成したものである。
上記部材を使用した循環液冷装置のストレーナ構造は、
第1図に示すようにキャップ12の雄ねじ12aに従来同様
Oリング4を外嵌して先端にフイルター3を固着し、そ
のフイルター3を本体1の濾過室1cに挿入するとともに
キャップ12の雄ねじ12aを雌ねじ1dに螺入した後、回動
部12bにより締め付けて前記濾過室1cを密封している。
そして、この本体1の入口1aから濾過室1cに冷却液を送
り込むとその冷却液はフイルター3の円筒内部か外部に
通過するが、フイルター3の微細な網目で冷却液中に含
まれる異物を除去して出口1bより排出するように構成し
ている。
その結果、キャップ12を緩めると冷却液は上記溝12cを
伝わって排出するのでこれをビニール袋等で受け、その
ビニール袋より溢れそうになった時にはキャップを再度
締め付けて排出を停止するため、機器内を水びたしする
ことなくストレーナに内設したフイルタの異物を最小限
の液抜きによって簡単に清掃することができる。
〔考案の効果〕 以上の説明から明らかなように本考案によれば極めて簡
単な構成で、機器内を水びたしすることなくストレーナ
に内設したフイルタの異物を最小限の液抜きによって簡
単に清掃することができる等の利点があり、著しい経済
的及び、信頼性向上の効果が期待できる循環液冷装置の
ストレーナ構造を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の一実施例による循環液冷装置のストレ
ーナ構造を示す分解斜視図、 第2図は本実施例のキャップを示す拡大斜視図、 第3図は従来のストレーナ構造を示す分解斜視図であ
る。 図において、 1は本体、1aは入口、1bは出口、1cは濾過室、1dは雌ね
じ、3はフイルター、4はOリング、12はキャップ、12
aは雄ねじ、12bは回動部、12cは溝、 を示す。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端が雌ねじ(1d)により開口する濾過室
    (1c)を中間部に形成して、両側に冷却液の入口(1a)
    と出口(1b)を配設した本体(1)と、 前記濾過室(1c)に内設できる寸法の円筒状に成形した
    フイルター(3)と、 上記濾過室(1c)の開口端面に密着させる弾性を備えた
    Oリング(4)と、 複数本の溝(12c)を軸線方向へ形成して上記本体
    (1)の雌ねじ(1d)に螺入する雄ねじ(12a)を一端
    面から突出させ、他端面に締付け用回動部(12b)を配
    設したキャップ(12)とから構成したことを特徴とする
    循環液冷装置のストレーナ構造。
JP2398790U 1990-03-09 1990-03-09 循環液冷装置のストレーナ構造 Expired - Lifetime JPH0733846Y2 (ja)

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JPH03115013U JPH03115013U (ja) 1991-11-27
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