JPH0733808U - 袋詰め装置 - Google Patents

袋詰め装置

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JPH0733808U
JPH0733808U JP6579593U JP6579593U JPH0733808U JP H0733808 U JPH0733808 U JP H0733808U JP 6579593 U JP6579593 U JP 6579593U JP 6579593 U JP6579593 U JP 6579593U JP H0733808 U JPH0733808 U JP H0733808U
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JP
Japan
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bag
shutter
carry
chute
frame
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JP6579593U
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English (en)
Inventor
修治 嘉戸
野尻  元己
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Hoshizaki Electric Co Ltd
Original Assignee
Hoshizaki Electric Co Ltd
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Publication date
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  • Container Filling Or Packaging Operations (AREA)
  • Auxiliary Devices For And Details Of Packaging Control (AREA)
  • Basic Packing Technique (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】ストッカ内にて袋に詰め込まれてシールされた
物の落下を的確に予知することが可能な袋詰め装置を提
供すること。 【構成】シャッター機構70が、フレームの下端に固着
した底板28に上下方向へ傾動可能に組付けられスプリ
ング75により上方に向けて付勢され略水平状態にてス
トッパ77に係合して底板に設けた開口28aを閉じる
シャッター71と、底板28に傾動可能に組付けられ中
間部にシャッター71の傾動端と係合・離脱するフック
72aを有しかつ同フックの下方にシャッター71の傾
動端と摺接し傾動によってシャッター71の下方への傾
動を順次許容するガイド72bを有してシャッター71
の開動作を制御する回動制御部材72と、袋搬入機構の
構成部材41と回動制御部材72を連結するリンク73
を備える構成とした。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は、所定形状の氷等固形物を袋に詰めてシールしストッカに自動的に収 納するようにした袋詰め装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
この種の袋詰め装置は、例えば米国特許第5,109,651号明細書に記載 されていて、ストッカ上に設置され一部が前記ストッカ内に突出するフレームと 、このフレームの上端に組付けられた搬入シュートと、この搬入シュートの下方 一側にて前記フレームに組付けられ開口を上側とした多数の袋を重ねて収納する 袋収納機構と、前記搬入シュートの下方にて前記フレームに前記袋収納機構に対 して進退可能に組付けられ前記袋収納機構に収納された袋の最上部の一枚を前記 搬入シュートの排出口に対応した所定の位置に搬入する袋搬入機構と、後退位置 にある前記袋搬入機構と前記袋収納機構間の上方に配置され前記袋搬入機構によ る袋の搬入時に搬入される袋の上方開口を前記袋搬入機構と協同して前記搬入シ ュートの排出口に合わせて広げて支持する袋支持機構と、前記搬入シュートを通 して所定量の物を詰め込まれた前記袋の上方開口を閉じるシール機構と、前記袋 搬入機構により搬入される袋の下方にて前記フレームに組付けられて袋に詰め込 まれてシールされた物を前記ストッカ内に滑り落とすシャッター機構を備えてい る。
【0003】
【考案が解決しようとする課題】
上記した米国特許明細書に記載されている袋詰め装置においては、上記したシ ャッター機構が、前記フレームの下端に固着した底板に二組4本のピンを介して 組付けられて略水平状態にて前記底板に設けた開口を閉じ前記ピンの何れか一組 によって支持されたとき同ピンを軸として傾動するシャッターと、前記各ピンを その軸方向に駆動するスプリング及び電磁ソレノイドと、前記シャッターが傾動 して袋に詰め込まれてシールされた物を前記ストッカ内に滑り落とした後に同シ ャッターを元に戻す復帰機構と、前記各電磁ソレノイドの駆動を制御する電気制 御手段を備えていて、一組の電磁ソレノイドを駆動させて一組のピンをスプリン グに抗して移動させてシャッターから引き抜くと、残りの一組のピンを軸として シャッターが復帰機構に抗して直ちに傾動して袋に詰め込まれてシールされた物 がストッカ内に直ちに滑り落ちるようになっており、ストッカ内では袋に詰め込 まれてシールされた物の落下を的確に予知することができなかった。 本考案は、上記した問題に対処すべくなされたものであり、シャッター機構に おいてシャッターの開作動初期には袋に詰め込まれてシールされた物がストッカ に落下しないようにして、ストッカ内にて袋に詰め込まれてシールされた物の落 下を的確に予知することが可能な袋詰め装置を提供することを目的としている。
【0004】
【課題を解決するための手段】
上記した目的を達成するために、本考案の請求項1記載の袋詰め装置において は、上記した形式の袋詰め装置において、前記シャッター機構が、前記フレーム の下端に固着した底板に上下方向へ傾動可能に組付けられスプリングにより上方 に向けて付勢され略水平状態にてストッパに係合して前記底板に設けた開口を閉 じるシャッターと、前記底板に傾動可能に組付けられ中間部に前記シャッターの 傾動端と係合・離脱するフックを有しかつ同フックの下方に前記シャッターの傾 動端と摺接し傾動によって前記シャッターの下方への傾動を順次許容するガイド を有して前記シャッターの開動作を制御する回動制御部材と、前記袋搬入機構の 構成部材と前記回動制御部材を連結し前記袋搬入機構の動作に連動して前記回動 制御部材を傾動させるリンクを備える構成とした。
【0005】 また、本考案の請求項2記載の袋詰め装置においては、上記した形式の袋詰め 装置において、前記シャッター機構が、前記フレームの下端に固着した底板に上 下方向へ傾動可能に組付けられたベースと、このベースを設定位置にて前記底板 に解除可能に固定するベースロック手段と、前記ベースに基端にて回動可能に連 結されるとともに前記底板に設けた開口を開閉するシャッターに先端にて回動可 能に連結されて前記シャッターを保持し設定位置にて前記シャッターが前記開口 を略水平状態にて閉じるようにした平行リンクと、前記平行リンクが設定位置か ら所定量移動したとき前記ベースロック手段を解除する解除手段と、前記ベース 及び平行リンクを設定位置に復帰させる復帰手段と、前記底板に傾動可能に組付 けられ前記シャッターが設定位置にあるとき同シャッターと係合・離脱するフッ クを有するシャッターロック手段と、前記袋搬入機構の動作に連動して前記シャ ッターロック手段を解除動作させる駆動手段を備える構成とした。
【0006】
【考案の作用・効果】
上記請求項1記載の袋詰め装置においては、当該シャッター機構がシャッター ,回動規制部材,リンク等の機械的要素のみによって構成されているため、当該 シャッター機構の構成がシンプルであって安価に構成することができる。また、 当該シャッター機構においては、袋搬入機構の動作にリンクを介して連動して傾 動する回動制御部材が中間部にシャッターの傾動端と係合・離脱するフックを有 しかつ同フックの下方にシャッターの傾動端と摺接し傾動によってシャッターの 下方への傾動を順次許容するガイドを有しているため、袋に詰め込まれてシール された物がシャッター上に載った状態にて、回動制御部材が傾動を開始してフッ クがシャッターの傾動端から離脱しても、その時点ではシャッターの傾動端がガ イドに摺接しシャッターは下方へ大きく傾動せず、その後の回動制御部材の傾動 に伴うガイドの傾動によってシャッターは下方への傾動を順次許容されて底板に 設けた開口をゆっくりと開く。したがって、シャッターのゆっくりとした開放動 作により、その後に生じる袋に詰め込まれてシールされた物のストッカへの落下 をストッカ内にて的確に予知することができる。
【0007】 また、上記請求項2記載の袋詰め装置においては、ベースが設定位置にてベー スロック手段により固定され、またシャッターが設定位置にあって設定位置にあ る平行リンクにより略平行状態に保持されて底板の開口を閉じるとともにシャッ ターロック手段のフックと係合しているシャッター閉止ロック状態では、袋に詰 め込まれてシールされた物がシャッター上に載ってもシャッターは開かない。か かる状態にて駆動手段が袋搬入機構の動作に連動してシャッターロック手段を解 除動作させると、フックがシャッターから離脱してシャッターが下方へ移動する ものの、平行リンクが設定位置から所定量移動するまでの間では、ベースが設定 位置にてベースロック手段により固定された状態が保持されるため、平行リンク は的確に機能しシャッターは平行リンクにより略水平状態に維持された状態にて 下方へ移動する。
【0008】 ところで、平行リンクが設定位置から所定量移動すると、ベースロック手段が 解除手段によって解除されてベースが傾動することとなり、これに伴って平行リ ンクが形態を変えて的確に機能しなくなるため、シャッターは平行リンクにより 略水平状態に維持されなくなって傾動する。このため、袋に詰め込まれてシール された物はシャッター上を滑り落ちてストッカへと落下する。したがって、シャ ッターが平行リンクにより略水平状態にて維持されながら下方へ移動する開放動 作により、その後に生じる袋に詰め込まれてシールされた物のストッカへの落下 をストッカ内にて的確に予知することができる。
【0009】
【実施例】
以下に、本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図1は左右一対の製氷袋 詰め機A,Aと、前面に開閉扉B1を有するストッカ(冷凍保管庫)Bを示して いて、各製氷袋詰め機Aの作動は制御装置Cによってそれぞれ制御されるように 構成され、またストッカBの冷却運転は図示省略の制御装置によって各製氷袋詰 め機Aとは独立して制御されるように構成されている。各製氷袋詰め機Aは製氷 機組立体A1と袋詰め装置A2によって構成されていて、製氷機組立体A1は、 袋詰め装置A2上に設置される機枠11と、この機枠11によって連結された一 対の製氷機12,13と、各製氷機12,13の氷排出口12a,13aに対応 してそれぞれ配置されて機枠11内にて機枠11に固着された一対の誘導シュー ト14,15等によって構成されている。各製氷機12,13は、共に設定周期 で製氷行程と除氷行程が繰り返され製氷行程にて所定形状の氷Eを多数自動的に 製氷し除氷行程にて所定量の氷Eを自動的に落下させて下方に配置した袋詰め装 置A2に供給するものであって、例えば米国特許第4,791,792号明細書 にてそれ自体公知のものであり、その運転・停止は制御装置Cによって制御され るようになっている。各誘導シュート14,15は、その各上方開口が各下方開 口より大きくて、それぞれの下方開口が互いに近接するように左右対称に形成さ れており、一側の上部に形成したフランジにて機枠11に固着されている。なお 、各誘導シュート14,15の上方は各製氷機12,13のコンプレッサ等を収 容する機械室となっている。
【0010】 袋詰め装置A2は、図1,図2及び図3にて示したように、ストッカB上に設 置されるメインフレーム21と、このメインフレーム21に組付けられて支持さ れ一部がメインフレーム21より下方に延びてストッカB内に突出するサブフレ ーム22と、メインフレーム21の上端に組付けられて上記した各誘導シュート 14,15を通して落下する氷を後述する袋Fに導く搬入シュート23と、この 搬入シュート23の図2左下方に配置されてサブフレーム22に組付けられ開口 を上側とした多数の袋Fを重ねて収納する袋収納機構30と、搬入シュート23 の下方に配置されてサブフレーム22に組付けられ袋収納機構30に収納された 袋Fの最上部の一枚を所定の位置(図2に示した位置)に搬入する袋搬入機構4 0と、図2にて示した元位置にある袋搬入機構40と袋収納機構30間の上方に 配置されてサブフレーム22に組付けられ袋搬入機構40と協同して袋Fの上方 開口を図2に示したように搬入シュート23の排出口23b1に合わせて広げて 支持する袋支持機構50と、搬入シュート23を通して所定量の氷を詰め込まれ た袋Fの上方開口を閉じるシール機構60と、袋支持機構50等の下方に配置さ れて袋Fに詰め込まれてシールされた氷をストッカB内に滑り落とすシャッター 機構70等によって構成されている。なお、サブフレーム22のストッカB内に 突出した部位には保温カバー29が取付けられている。
【0011】 搬入シュート23は、図2にて示したように、各誘導シュート14,15を通 して落下する氷を受け止めて中央に集めるテーパ部23aと、このテーパ部23 aの下端に取付けられた有底筒部23bと、テーパ部23aの上端に一体的に形 成されてメインフレーム21の全上面に延び両製氷機12,13から滴下する露 結水等を受け止める水受皿部23cによって構成されていて、有底筒部23bの 下部側方には排出口23b1が形成されまた底部には排水口23b2が形成され ている。また、有底筒部23bの内部には氷と水を分離して氷のみを排出口23 b1に向けてガイドする棚24が傾斜して取付けられている。
【0012】 袋収納機構30は、図2,図4,図5及び図6にて示したように、サブフレー ム22に固着された支持板31と、この支持板31に対してスライドレール機構 (支持板31に固着した上下一対の固定レール32a,32bと、これら各固定 レール32a,32bに中間レール32c,32dを介して組付けた可動レール 32e,32fによって構成されていて、最大スライド量を所定値に規定されて いる)を介してスライド可能に組付けられたスライド板33と、上端部一側にフ ック34a1を一体的に形成した取手34aを有してフック34a1にてスライ ド板33の上端部に設けた凹部(切欠)33aに嵌合されて位置決め保持される カセット34等によって構成されている。なお、支持板31の一端にはスイッチ SW1が取付けられていて、このスイッチSW1によってカセット34の装着の 有無(換言すれば、袋Fの装着の有無)が検出できるようになっており、スイッ チSW1が動作しないときには製氷袋詰め機Aが起動しないようになっている。 また、スライド板33の引き出し側の端部にはスライド板33をスライドさせる ためのハンドル33bが折り曲げて形成されている。
【0013】 カセット34は、上端部他側に一対の保持ピン34b,34c(中空状のピン であって、先端の下側に切欠34b1,34c1が設けられている)と向指定( 誤組付防止)ピン34dを有していて、各ピン34b,34c,34dには多数 の半透明の袋F(図7にて示したように、氷を収容すると部分的に下方へ伸びる ように底部が内部上方に向けて折り込まれており、上端開口部の一側にはカセッ ト34の各ピン34b,34c,34dへの取付孔Fa1,Fa2,Fa3を有 する取付片Faが形成されている)が重ねて組付けられ図2の右方に向けて取外 し可能になっている。この袋Fの残量は図2に示した光学スイッチSW2(袋を 斜めに横切るようにして配置した投光器と受光器からなり、袋Fの残量が5,6 枚となったとき袋を通過する光によって動作するスイッチ)によって検出できる ようになっていて、この光学スイッチSW2が動作したときには各製氷機12, 13のうち袋詰め装置A2に氷を落下させた後で製氷が殆どされていない製氷機 が直ちに停止し他方の製氷機が除氷工程を完了した状態で停止するようになって いる。
【0014】 また、カセット34の上部には、サブフレーム22にブラケット25を介して 組付けたストッパ26とにより袋Fの二枚つかみを防止するためのリテーナ34 eが一対のヒンジ34f,34gを介して取付けられている。リテーナ34eは 、突片34e1,34e2,34e3を有していて、ストッパ26が突片34e 3と係合可能な位置に回動しているとき、ストッパ26によって上方への回動を 規制されて両突片34e1,34e2にて袋の取付片Faの移動を規制し、これ によって袋Fの二枚つかみを防止するようになっている。ストッパ26は、後述 する袋搬入機構40のメインアーム41がカセット34に近接したとき同メイン アーム41によって上方へ押動されてストッパ34eの突片34e3と係合可能 となるものであり、メインアーム41がカセット34から離れるときにはメイン アーム41との係合を解かれて自重により下方へ回動し図2に示した状態(ブラ ケット25の一部と係合して下方への回動を規制されている状態)に保持される ようになっている。
【0015】 袋搬入機構40は、図2,図3,図8及び図9にて示したように、下端に固着 した一対のシャフト41a,41bにてサブフレーム22に傾動可能に組付けら れる門型のメインアーム41と、サブフレーム22に組付けられてメインアーム 41を傾動させる減速機付の正逆回転可能な電動モータM1と、メインアーム4 1に傾動可能に組付けられる門型のサブアーム43及び解除レバー44と、サブ アーム43の上端に組付けられた一対のチャック機構40a,40bと、メイン アーム41の背部に組付けられて制御装置Cに接続されメインアーム41がサブ アーム43に対して袋収納機構30側に所定量傾動したこと(チャック機構40 a,40bが開状態から閉状態とされたこと)を検出して動作するタッチスイッ チSW3と、メインアーム41が図2の元位置に復帰したことを検出して動作す る光学式スイッチSW4(図15参照)等によって構成されていて、電動モータ M1の作動は制御装置Cによって制御されるように構成されている。サブアーム 43は、メインアーム41が図2の図示反時計方向へ傾動するときにはメインア ーム41に取付けた一対の板ばね49によって同方向へ弾撥的に押動され、また メインアーム41が図2の図示時計方向へ傾動するときにはサブアーム43に取 付けた一対の突片43aによって同方向へ一体的に押動されるようになっている 。
【0016】 袋搬入機構40の各チャック機構40a,40bは、図8,図10,図11及 び図12にて示したように、サブアーム43の上端取付片43bの前面に固着し たステンレス製プレート45に段部を形成して一体的に設けた固定爪45aと、 プレート45に揺動可能に組付けたステンレス製揺動レバー46に一体的に設け られて固定爪45aに係合・離脱する可動爪(袋Fと当たる円弧面には袋Fを摘 み易くするための縦溝が多数形成されている)46aと、プレート45と揺動レ バー46に固着したピン47間に張設されて可動爪46aが固定爪45aと係合 しているときには可動爪46aが固定爪45aに圧接する正方向に揺動レバー4 6を付勢しかつ可動爪46aが固定爪45aから所定量離脱したときには逆方向 に揺動レバー46を付勢するターンオーバースプリング(引張コイルスプリング )48等によって構成されていて、揺動レバー46に固着したピン47は固定爪 45aが袋Fに当たった状態にてメインアーム41が更に袋Fに向けて傾動した ときメインアーム41によって押動されて揺動レバー46を正方向に回動させる 機能と、シール機構によるシール作動直前に解除レバー44によって押動されて 揺動レバー46を逆方向に回動させる機能をも備えている。なお、可動爪46a の下面には同可動爪46aより僅かに突出する補助爪46bが固着されていて、 この補助爪46bは固定爪45aと可動爪46aにより袋Fが挟持されていると き袋Fの下方への移動を規制するものであり、可動爪46aが固定爪45aから 離れるとき可動爪46aとともに固定爪45aから離れて袋Fの下方への移動規 制を解く。
【0017】 袋支持機構50は、図2,図3,図13及び図14にて示したように、サブフ レーム22に回動可能に組付けられた中実のシャフト51と、このシャフト51 の一側上に回転可能に組付けられてサブフレーム22に回動可能に組付けられた 中空のシャフト52と、各シャフト51,52にそれぞれ一体的に組付けられた 一対の袋支持ピン53,54と、これら各シャフト51,52及び各袋支持ピン 53,54を図2の図示時計方向に付勢する各引張コイルスプリング55,56 と、各袋支持ピン53,54に一体的に形成されて袋Fの取付片Faを所定の位 置にて止める位置決め用の各ストッパ片53a,54a等によって構成されてい る。
【0018】 各袋支持ピン53,54は、図2に示したように袋Fが所定位置に吊り下げら れて待機状態にあるときには図示の位置に保持されて袋収納機構30の各保持ピ ン34b,34cから所定量(袋収納機構30のカセット34を交換するときに 干渉しない量)離れており、シール機構60のシールバー64が図2の元位置よ り所定量上方に回動した上死点にありかつ袋Fが吊り下げられていないときには 各引張コイルスプリング55,56の作用により各保持ピン34b,34cと係 合した状態に保持され、またシール機構60のシールバー64が下死点位置に向 けて回動されたときにはシールバー64により押動されて各引張コイルスプリン グ55,56に抗して下方へ回動するようになっている。なお、図2の状態で袋 Fが吊り下げられていない場合には、各袋支持ピン53,54が図2の元位置に あるシールバー64に係合して上方への移動を規制され、各保持ピン34b,3 4cと係合しない状態(袋収納機構30のカセット34を交換するときに干渉し ない状態)に保持されるようになっている。
【0019】 また、この袋支持機構50には、図13,図14及び図15にて示したように 、制御装置Cにそれぞれ接続されて各シャフト51,52にそれぞれ固着された 各遮蔽板51a,52aにより図2に示したように袋Fが所定位置(各ストッパ 片53a,54aと当たる位置)に吊り下げられて待機状態(袋搬入機構40の 各チャック機構40a,40bにより僅かに引っ張られて大きく開口している状 態)にあることを検出して作動する各光学式スイッチSW5,SW6が設けられ ている。
【0020】 シール機構60は、所定量の氷を詰め込んだ袋Fの開口部をヒートシールする ものであり、図2,図3及び図15にて示したように、サブフレーム22にブラ ケット27を介して取付けられたヒータブロック61と、サブフレーム22に一 対の支持アーム62及び単一の支持シャフト63を介して回動可能に組付けられ た門型のシールバー64と、サブフレーム22に回動可能に組付けられて一対の 駆動アーム65,リンク66及び引張コイルスプリング67を介して支持アーム 62に連結された駆動シャフト68と、駆動アーム65の中間部に横方向に取付 けられてシール後においてヒータブロック61に張り付いた袋Fを駆動アーム6 5の上動によってはぎ取るリムーバーシャフト69と、サブフレーム22に組付 けられて駆動シャフト68を回転させる減速機付の正逆回転可能な電動モータM 2と、制御装置Cに接続されて駆動シャフト68に固着された遮蔽板68aによ り駆動アーム65が元位置にあることを検出して動作する光学式スイッチSW7 と、制御装置Cに接続されて駆動シャフト68に固着された遮蔽板68aにより 駆動アーム65が上死点位置に達したことを検出して動作する光学式スイッチS W8と、制御装置Cに接続されて遮蔽板68aにより駆動アーム65が下死点位 置に達したことを検出して動作する光学式スイッチSW9等によって構成されて いて、電動モータM2の作動は制御装置Cによって制御されるように構成されて いる。
【0021】 ヒーターブロック61は、図16に示したように、ブラケット27に固着され る基台61aと、この基台61aの先端に装着されたヒーター本体61bと、こ のヒーター本体61bの下側に配設されて基台61aとともにブラケット27に 固着されたプレート61cと、このプレート61cとヒーター本体61bの袋と 接触する部位を被覆する耐熱保護シート61dによって構成されていて、プレー ト61cはヒーター本体61bより厚く袋のヒートシール時にシールバー64と により袋を挟持して袋のヒートシールする部位に引張り力が作用しないように機 能してヒートシール部での破損を防止する。なお、シールバー64のヒーターブ ロック61と当接する部位には耐熱性のスポンジ64aとこれを被覆する耐熱保 護シート64bが貼着されている。
【0022】 各リンク66は一端に長孔66aを有していて、同長孔66aにて各駆動アー ム65の先端に固着したピン65aに係合しており、シールバー64がヒータブ ロック61に当接した状態にて各駆動アーム65の僅かな回動を許容するように なっている。各引張コイルスプリング67は、一端を前記ピン65aに係止し他 端を各支持アーム62と各リンク66を連結するピン62a(図19参照)に係 止することにより取付けられていて、シールバー64がヒータブロック61に当 接した状態にて各駆動アーム65が更に回動するときシールバー64をヒータブ ロック61に向けて弾撥力に付勢する。
【0023】 シャッター機構70は、図1及び図2にて概略的に示し図17及び図18にて 詳細に示したように、シャッター71と回動制御プレート72と一対のリンク7 3等によって構成されている。シャッター71は、サブフレーム22の下端に固 着した底板28の矩形開口28aの一側に固着したブラケット76に一端にてヒ ンジ74を介して傾動可能に取付けられていて、ヒンジ74に設けたトーション スプリング75によって図2の反時計方向に付勢されており、通常はトーション スプリング75の作用により両側にて底板28の開口側縁に固着したストッパ7 7に係合して上方へ回動不能かつ下方へ回動可能に保持されて底板28の矩形開 口28aを閉じている。回動制御プレート72は、底板28にブラケット78及 びヒンジ79を介して傾動可能に組付けられていて、中間部にはシャッター71 の傾動端と係合・離脱するフック72aが形成されており、またフック72aの 両端部下方にはシャッター71の傾動端と摺接し傾動によってシャッター71の 下方への傾動を順次許容する弓形のガイド72bがそれぞれ一体的に取付けられ ている。各リンク73は、袋搬入機構40におけるメインアーム41の基部に一 端にて回動可能に連結されるとともに、他端にて回動制御プレート72の上端に 回動可能に連結されていて、袋搬入機構40におけるメインアーム41の傾動動 作に連動して回動制御プレート72を傾動させるようになっている。なお、スト ッパ77にはシャッター71がストッパ77と係合して底板28の矩形開口28 aを閉じていることを検出するスイッチSW10が取付けられていて、このスイ ッチSW10により袋詰め装置Bの待機状態(図2の状態)にてシャッター71 が閉じていないことが検出されると、当該製氷袋詰め機Aが停止するようになっ ている。
【0024】 制御装置Cは、図1及び図2にて示したように、停止状態,オート状態または マニュアル状態に切り換え可能なメインスイッチ81と、製氷機12を作動可能 状態または停止状態に切り換え可能なスイッチ82と、製氷機13を作動可能状 態または停止状態に切り換え可能なスイッチ83と、袋搬入機構40の電動モー タM1を正転または逆転させるためのスイッチ84と、シール機構60の電動モ ータM2を正転または逆転させるためのスイッチ85を備えていて、メインスイ ッチ81が停止状態とされているときには両製氷機12,13と袋詰め装置A2 は共に停止状態とされ、またマニュアル状態とされているときには両製氷機12 ,13が停止状態とされるとともに各スイッチ82または83の操作に応じて各 電動モータM1またはM2が正転または逆転され、またオート状態とされている ときには以下に説明するように両製氷機12,13と袋詰め装置A2がその作動 を自動的に制御されるように構成されている。なお、メインスイッチ81がオー ト状態とされているときにスイッチ82または83が停止状態とされているとス イッチ82,83に対応した製氷機12,13が停止状態とされるように構成さ れている。
【0025】 上記のように構成した本実施例においては、図2の待機状態(袋Fが搬入シュ ート23の排出口23b1の下方にて上端開口部を大きく広げられ、またシール バー64が上死点より僅かに下がった元位置にあって両袋支持ピン53,54が カセット34の両保持ピン34b,34cより下方に離れて位置している状態) で両スイッチ82,83が作動可能状態とされていて、メインスイッチ81を停 止状態からオート状態に切り換えると、制御装置Cからの指令により製氷機12 が直ちに起動するとともに、製氷機13が所定時間遅れて起動して、製氷機12 と13の除氷工程間に所定の時間差が与えられ、各製氷機12,13にて所定量 の氷が設定周期毎に順次作られて落下する。
【0026】 ところで、各製氷機12または13の各氷排出口12aまたは13aから所定 量の氷が落下して各誘導シュート14または15と各搬入シュート23を通して 待機中の袋F内に収容されると、各製氷機12または13での除氷工程完了後の 製氷工程開始直後にシール機構60の電動モータM2が正転起動して駆動シャフ ト68が正転駆動され、各駆動アーム65が図2の状態から図19の状態に向け て回動する。しかして、各駆動アーム65の動きは各リンク66及び引張コイル スプリング67を介して各支持アーム62に伝わり、各支持アーム62が回動し てシールバー64がヒータブロック61に向けて移動され、袋Fの上部がシール バー64とヒータブロック61によって閉じられ挟持される。また、シールバー 64がヒータブロック61に当接した後においては、各リンク66の長孔66a によって各駆動アーム65の回動が許容され、引張コイルスプリング67によっ てシールバー64がヒータブロック61に向けて弾撥力に付勢される。なお、図 19の状態ではシャッター機構70のシャッター71が回動制御プレート72に より下方への傾動を阻止されているため、所定量の氷Eを収容した袋Fはシャッ ター71によって受け止められている。
【0027】 またこの作動時には、シールバー64によって両袋支持ピン53,54がスプ リング55,56に抗して回動されて、袋Fの取付片Faが両袋支持ピン53, 54上を滑って各チャック機構40a,40bにて挟持されている部分に近づく とともに、図19にて示したように、シールバー64がその両端部にて解除レバ ー44を回動させることにより各チャック機構40a,40bにおける各揺動レ バー46がピン47を介して押動されて各揺動レバー46が回動し各可動爪46 aと補助爪46bが各固定爪45aから離れて各チャック機構40a,40bに よる袋Fの上方支持が解除される。なお、各チャック機構40a,40bの解除 作動時には、サブアーム43がサブフレーム22に固着したブラケット(図示省 略)により移動を阻止されていて、解除レバー44による揺動レバー46の押動 が的確に行われる。
【0028】 かくして、各駆動アーム65がその下死点位置に移動すると、シール機構60 のスイッチSW9が動作して制御装置Cからの指令によりシール機構60の電動 モータM2が停止するとともにヒートブロック61のヒーター本体61bに設定 時間(略0.8秒)通電がなされて袋Fの開口部がヒートシールされる。その後 、制御装置Cからの指令によりシール機構60の電動モータM2が逆転起動され てシール機構60の各構成部材が図20に示した上死点位置に移動し、その移動 が完了するとスイッチSW8が動作して制御装置Cからの指令により電動モータ M2が停止される。このときには、袋支持機構50の各袋支持ピン53,54が 各スプリング55,56の作用により上動して各先端にて各袋収納機構30の各 保持ピン34b,34cに係合する。
【0029】 また電動モータM2の停止後には、袋搬入機構40の電動モータM1が正転起 動されてメインアーム41が図21に示した位置に向けて傾動する。ところで、 その傾動初期においてはシャッター機構70の両リンク73を介して回動制御プ レート72が図20に示したように回動されフック72aがシャッター71の傾 動端から離脱しても、その時点ではシャッター71の傾動端がガイド72bに摺 接しシャッター71は下方へ大きく傾動せず、その後の回動制御プレート72の 傾動に伴うガイド72bの傾動によってシャッター71は下方への傾動を順次許 容されて底板28に設けた開口28aをゆっくりと開く。したがって、シャッタ ー71のゆっくりとした開放動作により、その後に生じる袋詰めされシールされ た氷のストッカBへの落下をストッカB内にて的確に予知することができる。な お、袋詰めされシールされた氷のストッカBへの落下は、回動制御プレート72 が図20の状態から図21の状態にまで傾動する間に、シャッター71の傾動端 とガイド72bの係合が外れ、袋詰めされシールされた氷の自重によりシャッタ ー71が図20の二点鎖線にて示したように基部を支点として下方に回動して傾 動することにより生じ、これによって袋詰めされシールされた氷がストッカBに 向けて落下収容される。また、袋詰めされシールされた氷がストッカBに向けて 落下収容された後には、シャッター71がトーションスプリング75の作用によ って図21に示した位置に復帰する。なお、袋詰めされシールされた氷のストッ カBへの落下タイミングはガイド72bの長さを適宜設定することにより任意に 調整することができる。
【0030】 また、上記したメインアーム41の傾動によって袋搬入機構40の両固定爪4 5aが袋収納機構30に収容された袋Fに当たると、サブアーム43は停止する もののメインアーム41は引き続き傾動する(このときサブアーム43は両板ば ね49によって袋Fに向けて弾撥的に付勢されている)ため、各チャック機構4 0a,40bにおける各揺動レバー46のピン47がメインアーム41に押され て各揺動レバー46が回動し各可動爪46aと補助爪46cが各固定爪45aに 向けて移動して袋収納機構30に収容された袋Fの最上部の一枚の上方一側面を 挟持する(この状態は図10にて示したようにターンオーバスプリング46によ って保持される)とともに、袋搬入機構40のスイッチSW3が動作して制御装 置Cからの指令により電動モータM1が停止され、その後に制御装置Cからの指 令により電動モータM1が逆転起動してメインアーム41等が図2の元位置に向 けて傾動する。
【0031】 このときには、各チャック機構40a,40bの各固定爪45aと各可動爪4 6a及び補助爪46cにて挟持された袋Fの取付片Faが両取付孔Fa1,Fa 2にて両袋支持ピン53,54に案内されながら嵌合して自動的かつスムーズに 組付けられ、図2にて示したように袋Fの上端開口部が大きく広げられて搬入シ ュート23における排出口23b1の下方にて開口する。またこのときには、メ インアーム41の袋収納機構30への近接によって上方へ押動されるストッパ2 6と袋収納機構30のリテーナ34eの協同作用により袋の二枚つかみが防止さ れるとともに、袋Fが両袋支持ピン53,54の所定位置(各ストッパ片53a ,54aと当たる位置)に吊り下げられかつ図2の元位置に戻る袋搬入機構40 の両チャック機構40a,40bにより引っ張られて開口を最大とされることに より、各シャフト51,52及び各袋支持ピン53,54等が各スプリング55 ,56に抗して下方へ回動するため、各スイッチSW5,SW6が作動し、これ によって袋Fが的確に搬入されたことが確認できる。
【0032】 かくして、袋搬入機構40のメインアーム41等が図2に示した元位置に復帰 すると、袋搬入機構40のスイッチSW4が動作して制御装置Cからの指令によ り電動モータM1が停止されるとともに、上記両スイッチSW5,SW6が作動 していることを条件として制御装置Cから製氷工程中の各製氷機12または13 に製氷工程終了時に除氷工程への移行を許容する指令がなされる。したがって、 各製氷機12または13が除氷工程に入ると、上記した一連の袋詰め動作が繰り 返される。なお、上記両スイッチSW5,SW6の少なくとも一方が非作動であ る場合には袋Fが的確に搬入されていないとして袋Fの搬入動作が再度行われ、 それでも両スイッチSW5,SW6の少なくとも一方が非作動である場合には各 製氷機12または13の除氷工程への移行が禁止されるとともに警告ランプ(図 示省略)が点灯し、また上記した一連の袋詰め動作は繰り返されず袋詰め装置A 2は停止状態に維持される。
【0033】 上記した袋Fが的確に搬入されていない場合に再度行われる袋Fの搬入動作は 、電動モータM2によりシール機構60のシールアーム64等が図2の元位置か ら下死点位置に移動した後に上死点位置に移動し、その後に電動モータM1によ り袋搬入機構40のメインアーム41等が図21に示した位置に向けて傾動する ことによりなされ、シール機構60のシールアーム64等が図2の元位置から下 死点位置に移動することにより各チャック機構40a,40bにおいて各可動爪 46aと補助爪46bが各固定爪45aから離れて挟持可能となる。なお、かか る袋Fの搬入動作は、メインスイッチ81を停止状態からオート状態に切り換え たときに、図2に示したように袋Fがセットされていない場合にも同様に得られ る。
【0034】 以上要するに、本実施例においては、袋詰め装置A2による上記した一連の袋 詰め動作が両製氷機12と13の除氷工程間に与えられた所定の時間差以下の周 期にて行われるようにしてあるため、所定の時間差で各製氷機12と13からシ ュート(14,15と23)に落下する所定量の氷は、袋詰め装置A2にて効率 よく袋詰め処理されてストッカB内に落下収容される。
【0035】 上記実施例においては、袋収納機構30のカセット34が袋Fの下方部分を保 持しない構成となっているが、図22及び図23にて示したように、カセット3 4に袋Fの下方部分を保持するホルダ34hを一体的に設けて実施することも可 能である。この場合には、図22から明らかなように、カセット34の装着時ま たは取り外し時に袋Fがメインフレーム21と干渉することがなく、カセット3 4をスムーズに装着または取り外すことができる。
【0036】 図24はシャッター機構の他の実施例を示していて、この実施例のシャッター 機構700は、シャッター710とロックプレート720と一対のリンク730 等を備えるとともに、ロックプレート720との係合を解かれた状態でのシャッ ター710の動きを制御するベース701とフック702と一対の平行リンク7 03,704と一対のガスダンパー705とガイド706等を備えている。シャ ッター710は、上記実施例のシャッター71と同様に矩形に形成されていて底 板28の矩形開口28aを開閉するものであり、略中央の両側に上方に向けて形 成したアーム710aにて各平行リンク703,704の先端にピン711,7 12を介してそれぞれ回動可能に連結されており、図24に示した状態の各平行 リンク703,704により設定位置にて略水平状態に保持されて矩形開口28 aを閉じている。
【0037】 ロックプレート720は、シャッター710を設定位置にて固定するためのシ ャッターロック手段であり、底板28にブラケット780及びヒンジ790を介 して傾動可能に組付けられていて、下端には設定位置にあるシャッター710の 一端と係合・離脱するフック720aが形成されている。各リンク730は、上 記実施例の各リンク73と同様に、袋搬入機構40におけるメインアーム41の 基部に一端にて回動可能に連結されるとともに、他端にてロックプレート720 の上端に回動可能に連結されていて、袋搬入機構40におけるメインアーム41 の傾動動作に連動してロックプレート720を傾動させるようになっている。
【0038】 ベース701は、リンク形状のものであって、底板28の矩形開口28aの一 側に固着したブラケット760に下端にてピン713を介して上下方向へ傾動可 能に組付けられている。フック702は、ベース701を図24に示した設定位 置にてブラケット760すなわち底板28に対して解除可能に固定するためのベ ースロック手段であり、ベース701の上端にピン714を介して回動可能に組 付けられトーションスプリング(図示省略)により図示反時計方向に付勢されて いて、図24の状態ではブラケット760に固着したピン715に係合するとと もにベース701に形成したストッパ701aに係合している。
【0039】 各平行リンク703,704は、各基端にて各ピン714,713を介してベ ース701に回動可能に連結されていて、ベース701がフック702により設 定位置に固定されている状態ではシャッター710を略水平状態にて上下動させ る機能を有しており、図24の状態では下方の平行リンク704に形成したアー ム704aの端面がピン714に当接していてシャッター710がそれ以上に上 昇しないようになっている。また、下方の平行リンク704に形成したアーム7 04aにはピン716が固着されていて、このピン716は平行リンク703, 704が設定位置から所定量移動したときフック702に形成した解除突起70 2aと係合してフック702を図示時計方向へ回動させピン715との係合を解 除する解除手段である(図25及び図26参照)。
【0040】 各ガスダンパー705は、ベース701及び平行リンク703,704を図2 4の設定位置に復帰させる復帰手段であり、一端にてピン717を介して平行リ ンク704のアーム704a先端に回動可能に連結されるとともに、他端にてピ ン718を介して底板28に固着したブラケット761に回動可能に連結されて いる。ガイド706は、底板28に固着されて下方に延びるアーム706aとこ のアーム706の下端に略水平状態にて固着したピン706bによって構成され ていて、フック702がピン715との係合を解除された後の作動においてシャ ッター710の左端部底面と係合してシャッター710の傾動を補助する補助具 である(図26及び図27参照)。
【0041】 上記のように構成したシャッター機構700を採用した袋詰め装置においては 、上記実施例と同様にして袋に所定量の氷が詰め込まれて袋の開口がシールされ るときには、ベース701が設定位置にてフック702により固定され、またシ ャッター710が設定位置にあって設定位置にある平行リンク703,704に より略平行状態に保持されて底板28の開口28aを閉じるとともにロックプレ ート720のフック720aと係合していてシャッター閉止ロック状態にあるた め、袋に詰め込まれてシールされた氷(仮想線参照)がシャッター710上に載 ってもシャッター710は開かない。かかる状態にてリンク730が袋搬入機構 40の動作に連動して図24の仮想線にて示したように移動しロックプレート7 20を傾動させると、ロックプレート720のフック720aがシャッター71 0から離脱してシャッター710が下方へ移動するものの、平行リンク703, 704が設定位置から所定量移動するまでの間では、図25にて示したようにベ ース701が設定位置にてフック702により固定された状態が保持されるため 、平行リンク703,704は的確に機能しシャッター710は平行リンク70 3,704により略水平状態に維持された状態にて下方へ移動する。したがって 、袋に詰め込まれてシールされた氷はシャッター710上に載ったままで下動し ストッカに落下することはない。
【0042】 ところで、平行リンク703,704が設定位置から所定量移動すると、図2 5及び図26にて示したように、下方のリンク704に設けたピン716がフッ ク702の解除突起702aに係合してフック702を図示時計方向に回動させ るため、フック702がピン715との係合を解除されてベース701が傾動す ることとなり、これに伴って平行リンク703,704が形態を変えて的確に機 能しなくなるため、またシャッター710の左端部下面がガイド706のピン7 06bに当接するため、その後は図26及び図27にて示したように、シャッタ ー710は平行リンク703,704により略水平状態に維持されなくなって傾 動する。このため、袋に詰め込まれてシールされた氷はシャッター710上を滑 り落ちてストッカへと落下する。したがって、シャッター710が平行リンク7 03,704により略水平状態にて維持されながら下方へ移動する開放動作によ り、その後に生じる袋に詰め込まれてシールされた氷のストッカへの落下をスト ッカ内にて的確に予知することができる。なお、図27の状態ではベース701 の上端に設けたピン714が下方のリンク704の端面に当接しているため、シ ャッター710は平行リンク703,704に対してそれ以上に傾動することは ない。また、図27に示した状態のシャッター710から袋に詰め込まれてシー ルされた氷が滑り落ちた後には、ガスダンパー705の伸張作用によりベース7 01、フック702、平行リンク703,704及びシャッター710がピン7 13を支点として図示反時計方向に回動されて図24に示した状態に自動的に復 帰する。
【0043】 図24に示したシャッター機構700においては、ベース701、フック70 2、平行リンク703,704及びシャッター710を図27の状態から図24 の状態に自動的に復帰させる復帰手段としてガスダンパー705を採用したが、 これに代えてスプリングを主体とした復帰手段を採用して実施することも可能で ある。また、図24に示したシャッター機構700においては、平行リンク70 3,704が設定位置から所定量移動した時点で直ちにフック702が機械的に 解除されるようにして実施したが、フック702の解除作動を規制・許容するプ ランジャを電磁ソレノイド(共に図示省略)により駆動可能に構成して、図25 の状態にて一時的に止め設定時間後にフック702が解除されて図26の状態に 移行するように実施することも可能である。また、図24に示したシャッター機 構700においては、ガイド706を設けて実施したが、シャッター710のア ーム710aを左方に移動させて設けるとともに平行リンク703,704を短 く構成して、袋に詰め込まれてシールされた氷の重心がアーム710aと平行リ ンク703,704の連結位置より右方となるようにすれば、袋に詰め込まれて シールされた氷の重量によってシャッター710を傾動させることができて、ガ イド706を設けることなく実施することが可能である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本考案による袋詰め装置を含む製氷袋詰め機
の一部破断正面図である。
【図2】 図1の部分拡大図である。
【図3】 図1及び図2に示した袋詰め装置の袋搬入機
構,シール機構,シャッター機構の関係を示す側面図で
ある。
【図4】 袋詰め装置の袋収納機構を示す側面図であ
る。
【図5】 同平面図である。
【図6】 カセットを引きだした状態の袋収納機構を示
す側面図である。
【図7】 袋詰め装置に使用される袋を示す図である。
【図8】 袋詰め装置における袋搬入機構を一側からみ
た斜視図である。
【図9】 袋詰め装置における袋搬入機構を他側からみ
た斜視図である。
【図10】 袋搬入機構におけるチャック機構を示す平
面図である。
【図11】 同側面図である。
【図12】 同底面図である。
【図13】 袋詰め装置における袋支持機構を示す平面
図である。
【図14】 同側面図である。
【図15】 袋詰め装置における袋搬入機構,袋支持機
構,シール機構に設けた各スイッチの関係を示す図であ
る。
【図16】 シール機構におけるシールブロックとシー
ルバーの関係を示す拡大断面図である。
【図17】 袋詰め装置におけるシャッター機構を示す
部分破断正面図である。
【図18】 同平面図である。
【図19】 袋詰め装置の作動説明図である。
【図20】 袋詰め装置の作動説明図である。
【図21】 袋詰め装置の作動説明図である。
【図22】 袋詰め装置におけるカセットの変形例を示
す図1相当図である。
【図23】 図22に示したカセットの拡大図である。
【図24】 袋詰め装置におけるシャッター機構の他の
実施例を示す正面図である。
【図25】 図24に示したシャッター機構の作動説明
図である。
【図26】 図24に示したシャッター機構の作動説明
図である。
【図27】 図24に示したシャッター機構の作動説明
図である。
【符号の説明】
11…機枠、12,13…製氷機、12a,13a…氷
排出口、14,15…導入シュート、21…メインフレ
ーム、22…サブフレーム、23…搬入シュート、23
b…排出口、28…底板、28a…矩形開口、30…袋
収納機構、40…袋搬入機構、50…袋支持機構、60
…シール機構、70…シャッター機構、71…シャッタ
ー、72…回動制御プレート、72a…フック、72b
…ガイド、73…リンク、75…トーションスプリン
グ、77…ストッパ、700…シャッター機構、701
…ベース、702…フック、703,704…平行リン
ク、705…ガスダンパー、710…シャッター、72
0…ロックプレート、730…リンク、F…袋、A…製
氷袋詰め機、A2…袋詰め装置、B…ストッカ、C…制
御装置。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ストッカ上に設置され一部が前記ストッ
    カ内に突出するフレームと、このフレームの上端に組付
    けられた搬入シュートと、この搬入シュートの下方一側
    にて前記フレームに組付けられ開口を上側とした多数の
    袋を重ねて収納する袋収納機構と、前記搬入シュートの
    下方にて前記フレームに前記袋収納機構に対して進退可
    能に組付けられ前記袋収納機構に収納された袋の最上部
    の一枚を前記搬入シュートの排出口に対応した所定の位
    置に搬入する袋搬入機構と、後退位置にある前記袋搬入
    機構と前記袋収納機構間の上方に配置され前記袋搬入機
    構による袋の搬入時に搬入される袋の上方開口を前記袋
    搬入機構と協同して前記搬入シュートの排出口に合わせ
    て広げて支持する袋支持機構と、前記搬入シュートを通
    して所定量の物を詰め込まれた前記袋の上方開口を閉じ
    るシール機構と、前記袋搬入機構により搬入される袋の
    下方にて前記フレームに組付けられて袋に詰め込まれて
    シールされた物を前記ストッカ内に滑り落とすシャッタ
    ー機構を備えた袋詰め装置において、前記シャッター機
    構が、前記フレームの下端に固着した底板に上下方向へ
    傾動可能に組付けられスプリングにより上方に向けて付
    勢され略水平状態にてストッパに係合して前記底板に設
    けた開口を閉じるシャッターと、前記底板に傾動可能に
    組付けられ中間部に前記シャッターの傾動端と係合・離
    脱するフックを有しかつ同フックの下方に前記シャッタ
    ーの傾動端と摺接し傾動によって前記シャッターの下方
    への傾動を順次許容するガイドを有して前記シャッター
    の開動作を制御する回動制御部材と、前記袋搬入機構の
    構成部材と前記回動制御部材を連結し前記袋搬入機構の
    動作に連動して前記回動制御部材を傾動させるリンクを
    備える構成としたことを特徴とする袋詰め装置。
  2. 【請求項2】 ストッカ上に設置され一部が前記ストッ
    カ内に突出するフレームと、このフレームの上端に組付
    けられた搬入シュートと、この搬入シュートの下方一側
    にて前記フレームに組付けられ開口を上側とした多数の
    袋を重ねて収納する袋収納機構と、前記搬入シュートの
    下方にて前記フレームに前記袋収納機構に対して進退可
    能に組付けられ前記袋収納機構に収納された袋の最上部
    の一枚を前記搬入シュートの排出口に対応した所定の位
    置に搬入する袋搬入機構と、後退位置にある前記袋搬入
    機構と前記袋収納機構間の上方に配置され前記袋搬入機
    構による袋の搬入時に搬入される袋の上方開口を前記袋
    搬入機構と協同して前記搬入シュートの排出口に合わせ
    て広げて支持する袋支持機構と、前記搬入シュートを通
    して所定量の物を詰め込まれた前記袋の上方開口を閉じ
    るシール機構と、前記袋搬入機構により搬入される袋の
    下方にて前記フレームに組付けられて袋に詰め込まれて
    シールされた物を前記ストッカ内に滑り落とすシャッタ
    ー機構を備えた袋詰め装置において、前記シャッター機
    構が、前記フレームの下端に固着した底板に上下方向へ
    傾動可能に組付けられたベースと、このベースを設定位
    置にて前記底板に解除可能に固定するベースロック手段
    と、前記ベースに基端にて回動可能に連結されるととも
    に前記底板に設けた開口を開閉するシャッターに先端に
    て回動可能に連結されて前記シャッターを保持し設定位
    置にて前記シャッターが前記開口を略水平状態にて閉じ
    るようにした平行リンクと、前記平行リンクが設定位置
    から所定量移動したとき前記ベースロック手段を解除す
    る解除手段と、前記ベース及び平行リンクを設定位置に
    復帰させる復帰手段と、前記底板に傾動可能に組付けら
    れ前記シャッターが設定位置にあるとき同シャッターと
    係合・離脱するフックを有するシャッターロック手段
    と、前記袋搬入機構の動作に連動して前記シャッターロ
    ック手段を解除動作させる駆動手段を備える構成とした
    ことを特徴とする袋詰め装置。
JP6579593U 1993-12-09 1993-12-09 袋詰め装置 Pending JPH0733808U (ja)

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