JPH0733796Y2 - リラックスゼーション装置 - Google Patents

リラックスゼーション装置

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JPH0733796Y2
JPH0733796Y2 JP1988135913U JP13591388U JPH0733796Y2 JP H0733796 Y2 JPH0733796 Y2 JP H0733796Y2 JP 1988135913 U JP1988135913 U JP 1988135913U JP 13591388 U JP13591388 U JP 13591388U JP H0733796 Y2 JPH0733796 Y2 JP H0733796Y2
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理一 小倉
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株式会社ジャパンアクアテック
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、浴槽中の強制的な流水と快い音楽や臭い等
を利用して皮膚感覚、聴覚や臭覚などを刺激し、心身を
リラックス状態にすることのできるリラックスゼーショ
ン装置に関するものである。
〔従来の技術〕
リラックス状態とは、心身や精神の緊張をゆるめ、くつ
ろぐことである。リラックス状態では、例えば創造力や
勘、閃きなどが発揮され易くなり、創造性や判断力が高
まり、肉体的或いは知的能力が充分に発揮されるように
なる。なお、脳波の波計の測定によると、リラックス状
態ではα(アルファ)波が多くなることが知られてい
る。
これに対し、不安やイライラなどのストレス状態はリラ
ックス状態と反対の状態である。軽度のストレス状態で
は適当な緊張が好結果を生む場合もあるが、一般にスト
レスは肉体や精神に悪影響を与える。そして、ストレス
が極限状態まで高まると、肉体や精神がボロボロの状態
となり、最悪の場合には死にいたらしめることがある。
なお、脳波の波計の測定によると、ストレス状態ではβ
(ベータ)波が現れることが知られている。
特に、現代の社会生活はストレス社会と言われるように
種々の社会心理的なストレスがある。このため、心身に
悪影響を与えるストレス状態を解消しリラックス状態に
至る方法が提案されている。例えば、適度な運動や散
歩、自然に親しむなどである。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかしながら、現代のサラリーマン社会では、企業間の
競争の激化に伴い多忙となり、前述のようなリラックス
状態に至る、例えば適度な運動や散歩、自然に親しむな
どの時間を作り出すのが容易でなかった。
しかも、前述のようなリラックス状態に至る方法を利用
して、心身をストレス状態からリラックス状態へと自分
の力でコントロールできるようになるには、ある程度の
訓練を経てそのコツをつかまなければならず、リラック
ス状態を作り出すことは容易でなかった。
この考案は、上記のような問題点に鑑み、その問題点を
解決すべく創案されたものであって、その目的とすると
ころは、浴槽中に強制的な流水を生じさせ、この流水に
より皮膚感覚を刺激すると共に、浴槽に取り付けられた
音響装置で聴覚を刺激し、又臭いで臭覚を刺激して、容
易に且つ短時間に心身のリラックス状態を作り出すこと
のできるリラックスゼーション装置を提供することにあ
る。
〔問題点を解決するための手段〕
以上の目的を達成するためにこの考案は、浴槽内の水を
循環させる循環水路を浴槽に設け、循環水路を通して浴
槽内に流水を生じさせる流水発生器を取付け、浴槽内の
人間に音を聞かせる音響装置を設け、浴槽内の人間の頭
部をささえる枕部を浴槽の一側に設け、該枕部に音響装
置のスピーカを取付けると共に、枕部の上部にヘッドカ
バーを設け、該ヘッドカバーに臭い発生部を設けた構成
よりなるものである。
ここで、浴槽内の人間に画像を見せる画像装置を設け、
該画像装置の画面を浴槽に取付けた構成が好ましい。
また、ヘッドカバーに酸素発生部を設けた構成が好まし
い。
〔作用〕
以上のような構成を有するこの考案は次のように作用す
る。
すなわち、浴槽内の水を循環させる循環水路を浴槽に設
け、循環水路を通して浴槽内に流水を生じさせる流水発
生器を取付けたから、流水発生器をさせると、浴槽内に
流水を強制的に発生させることができ、この流水によっ
て皮膚感覚を刺激することができる。これと相俟って、
浴槽内の人間に音を聞かせる音響装置を設け、該音響装
置のスピーカを浴槽に取付けたから、スピーカから発す
る音楽等によって聴覚を刺激することができる。更に、
ヘッドカバーに設けた臭い発生部からの臭いによって臭
覚を刺激することができる。これら皮膚感覚、聴覚及び
臭覚等を刺激することにより、リラックス状態のときに
現れるα(アルファ)波を短時間に生じるように作用す
る。
〔実施例〕
以下、図面に記載の実施例に基づいてこの考案をより具
体的に説明する。
ここで、第1図はリラックスゼーション装置の全体側面
図、第2図はリラックスゼーション装置の本体平面図、
第3図は第2図のIII−III矢視図、第4図は浴槽部の側
面図である。
図において、リラックスゼーション装置は皮膚感覚及び
聴覚の双方を刺激することにより短時間にリラックス状
態を作り出す装置で、リラックスゼーション装置の本体
1には浴槽2を中心として、循環水路3、流水発生器
4、枕部5、スピーカ6、ヘッドカバー7、画面8など
が一体的に機能するような状態に収容されている。ま
た、本体1の外側には浴槽2に入り易いように階段9が
設けられ、その階段9には手摺10が取付けられている。
浴槽2は浴槽内の水(湯を含む)が一定方向に流れるよ
うな構造になっている。このため、浴槽2の下側には浴
槽2内の水を循環させるための循環水路3が設けられて
いる。循環水路3はその両端部が各々上方に湾曲し、そ
の先端が浴槽2の両側面に形成された流入口2a及び流出
口2bに接続している。流入口2a及び流出口2bは柵のよな
細長い孔が複数形成されていて、水以外が循環水路3内
に流入するのを防止している。
浴槽2内の水の循環経路を構成する循環水路3には、流
水を生じさせる流水発生器4が設けられている。流水発
生器4はその先端側が循環水路3内に挿入されており、
その先端には流水を生じさせるプロペラ4aが取付けられ
ている。また、流水発生器4はその基端側が循環水路3
の外部に出ており、動力伝達機構としてのベルト4bを介
してモーター4cに連動連結している。そして、このモー
ター4cの駆動により上記プロペラ4aが回転し、プロペラ
4aの回転により流水が生じるようになっている。この流
水は皮膚感覚を刺激する役目を果たす。
前記枕部5は浴槽2の一側の上端、第1図では流入口2a
の上部に設けられている。枕部5は入浴中の人間の頭部
をささえる役目、つまり枕の役目を果たすもので、この
枕部5にはスピーカ6が取付けられている。スピーカ6
は入浴中の人間に別体の音響装置11からの音楽等を聞か
せるために使用される。スピーカ6からの音楽等は聴覚
を刺激する役目を果たす。スピーカ6は図示しない配線
を通じて音響装置11に接続している。
また、枕部5の上方にはヘッドカバー7が取付けられて
いる。ヘッドカバー7はスピーカ6からの音楽等の音が
周囲に拡散するのを防ぎ、入浴中の人間の耳に集中的に
入るような効果を有している。ヘッドカバー7は上部
側、後部側及び両側部が塞がれ、このうち上部側は上方
に円弧状に湾曲している。このヘッドカバー7には図示
しない臭い発生部や酸素発生部などが設けられていて、
臭いや酸素などを発生させることができるようになって
いる。この臭いや酸素などにより、上記の皮膚感覚と聴
覚を刺激することと併せて、入浴中の人間を更にリラッ
クスさせることができる。
前記画面8は上記枕部5の取付け位置に対して向かい側
の上方、第1図では浴槽2の左側の上部側に設けられて
おり、入浴中の人間が良く見える位置に設置されてい
る。画面8は例えばテレビ画面からなり、入浴中の人間
に別体の画像装置12からの画像等を見せるために使用さ
れる。画面8からの画像等は視覚を刺激する役目を果た
す。視覚を刺激することにより、前記の皮膚感覚と聴覚
を刺激することと併せて、入浴中の人間を更にリラック
スさせることができる。画面8は図示しない配線を通じ
て画像装置12に接続している。画像装置12は上記音響装
置11と同じ箇所に収容されている。画像装置12としては
例えばVTRが使用されている。
また、浴槽2の上端周縁には操作盤13が取付けられてい
る。操作盤13には上述した流水発生器4、音響装置11、
画像装置12、臭い発生部及び酸素発生部などを制御する
ための操作ボタンなどが収容されている。なお、本体1
の側面には電源14が取付けられ、又浴槽2には給湯栓1
5、把手16、排水バルブ17などが取付けられている。
次に上記実施例の構成に基づく作用について以下説明す
る。
先ず、浴槽2内に湯を供給する。湯は給湯栓15を捻るこ
とにより簡単に浴槽2内に供給することができる。この
とき、浴槽2内に供給された湯の一部は流入口2a及び流
出口2bから浴槽2の下側に設けられた循環水路3内にも
入る。
このようにして、浴槽2及び循環水路3内に湯を供給し
た後、操作盤13の操作ボタンを操作して、流水発生器4
を駆動させる。流水発生器4のモーター4cが駆動する
と、その駆動力はベルト4bを伝わって循環水路3内に取
付けられているプロペラ4aを回転させる。
プロペラ4aが一定方向に回転を始めると、その回転力に
より一定方向に流水が発生する。そして、その流水によ
り、循環水路3内の湯は一定方向に循環移動を始め、流
入口2aから浴槽2内に流入する。浴槽2内に流入した湯
は浴槽2内を流入口2aから流出口2bに向かって流れる。
このときの流速はプロペラ4aの回転速度を調整すること
により変えることができる。このようにして浴槽2内に
は流水が生じる。
この流水によって、浴槽2内に入浴中の人間の体の皮膚
表面には湯が適度の速度で連続的に当たり続けて所謂流
水マッサージを行い、皮膚感覚を刺激する。入浴中の人
間の皮膚を刺激した湯は流出口2bに流れ、流出口2bから
循環水路3に排出される。循環水路3に排出された湯
は、循環水路3を通って再び流水発生器4で強制的に浴
槽2内に送り出される。この繰り返しによって、浴槽2
内には常に皮膚感覚を刺激するに必要な流速が維持され
る。
一方、これと並行して或いはこれと相前後して音響装置
11のスイッチを入れる。スイッチが入ると音響装置11と
接続されているスピーカ6からは、入浴者の好きな自然
界の音を録音した音が流れる。これにより、瞑想中の入
浴者は流水マッサージを受けて常時皮膚感覚を刺激され
ながら、同時に聴覚が刺激されて、その双方の刺激によ
って、α(アルファ)波が短時間に現れ、ストレスが蓄
積された入浴者の気持ちは和らげられ、短時間にリラッ
クス状態に導かれる。
このようにしてリラックス状態になっているときに、画
像装置12と接続されている画面8から入浴者の好きな例
えば自然界の風景が写し出される場合には、入浴者の気
持ちをさらに和らげることができる。このとき、ヘッド
カバー7の臭い発生部又は酸素発生部から自然界の臭い
や酸素を発生させると、上記と同様に入浴者の気持ちを
さらに和らげる効果がある。
なお、この考案は上記実施例に限定されるものではな
く、この考案の精神を逸脱しない範囲で種々の改変をな
し得ることは勿論である。
〔考案の効果〕
以上の記載より明らかなように、この考案に係るリラッ
クスゼーション装置によれば、浴槽内に流水を強制的に
発生させることができるので、この流水によって皮膚感
覚を刺激することができることと相俟って、スピーカか
ら発する音楽等によって聴覚を刺激することができる。
更に、ヘッドカバーに設けた臭い発生部からの臭いによ
って臭覚を刺激することができる。これら皮膚感覚、聴
覚及び臭覚等を刺激することにより、リラックス状態の
ときに現れるα(アルファ)波を短時間に生じさせるこ
とができる。
これにより、例えば適度な運動や散歩、自然に親しむな
どの時間を作り出すのが容易でない者であっても、ま
た、心身をストレス状態からリラックス状態へと自分の
力でコントロールするコツを会得していない者であって
も、容易且つ短時間にリラックス状態を作り出すことが
できる。
このように、容易に且つ短時間にリラックス状態を作り
出すことができるので、心身に悪影響を与えるストレス
状態を短時間に解消でき、ストレスに起因する種々の病
気の発生を未然に防ぐことができるという、極めて実用
的有益なる効果を奏するものである。
〔符号の説明〕
1:本体、2:浴槽 2a:流入口、2b:流出口 3:循環水路、4:流水発生器 4a:プロペラ、4b:ベルト 4c:モーター、5:枕部 6:スピーカ、7:ヘッドカバー 8:画面、9:階段 10:手摺、11:音響装置 12:画像装置、13:操作盤 14:電源、15:給湯栓 16:把手、17:排水バルブ

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】浴槽内の水を循環させる循環水路を浴槽に
    設け、循環水路を通して浴槽内に流水を生じさせる流水
    発生器を取付け、浴槽内の人間に音を聞かせる音響装置
    を設け、浴槽内の人間の頭部をささえる枕部を浴槽の一
    側に設け、該枕部に音響装置のスピーカを取付けると共
    に、枕部の上部にヘッドカバーを設け、該ヘッドカバー
    に臭い発生部を設けたことを特徴とするリラックスゼー
    ション装置。
  2. 【請求項2】浴槽内の人間に画像を見せる画像装置を設
    け、該画像装置の画面を浴槽に取付けた請求項1記載の
    リラックスゼーション装置。
  3. 【請求項3】枕部の上部にヘッドカバーを設け、該ヘッ
    ドカバーに酸素発生部を設けた請求項1記載のリラック
    スゼーション装置。
JP1988135913U 1988-10-17 1988-10-17 リラックスゼーション装置 Expired - Fee Related JPH0733796Y2 (ja)

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