JPH0733775B2 - 回転機械 - Google Patents

回転機械

Info

Publication number
JPH0733775B2
JPH0733775B2 JP1290584A JP29058489A JPH0733775B2 JP H0733775 B2 JPH0733775 B2 JP H0733775B2 JP 1290584 A JP1290584 A JP 1290584A JP 29058489 A JP29058489 A JP 29058489A JP H0733775 B2 JPH0733775 B2 JP H0733775B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor
housing
peripheral surface
rotation
hollow portion
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1290584A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH03151523A (ja
Inventor
二郎 吉田
Original Assignee
二郎 吉田
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 二郎 吉田 filed Critical 二郎 吉田
Priority to JP1290584A priority Critical patent/JPH0733775B2/ja
Publication of JPH03151523A publication Critical patent/JPH03151523A/ja
Publication of JPH0733775B2 publication Critical patent/JPH0733775B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F01MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
    • F01CROTARY-PISTON OR OSCILLATING-PISTON MACHINES OR ENGINES
    • F01C1/00Rotary-piston machines or engines
    • F01C1/30Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members
    • F01C1/34Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and relative reciprocation between the co-operating members
    • F01C1/344Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member
    • F01C1/3441Rotary-piston machines or engines having the characteristics covered by two or more groups F01C1/02, F01C1/08, F01C1/22, F01C1/24 or having the characteristics covered by one of these groups together with some other type of movement between co-operating members having the movement defined in group F01C1/08 or F01C1/22 and relative reciprocation between the co-operating members with vanes reciprocating with respect to the inner member the inner and outer member being in contact along one line or continuous surface substantially parallel to the axis of rotation
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02BINTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
    • F02B53/00Internal-combustion aspects of rotary-piston or oscillating-piston engines

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Rotary Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は流体ポンプやエンジン等の回転機械に関するも
のである。
[従来の技術] 従来、流体の圧送手段や機械の動力源として、流体ポン
プやエンジン等の回転機械が用いられている。
そして、例えば、動力源として用いられているエンジン
としては、シリンダ内を摺動するピストンの往復運動
を、クランクシャフトによって回転運動に変換するよう
にした、いわゆるレシプロエンジンと、ロータハウジン
グ内で偏心回転させられるロータよって偏心軸を回転さ
せて回転力を得るようにした、いわゆるロータリーエン
ジンとが知られている。
後者のロータリーエンジンは、前者のレシプロエンジン
に比べて構造が簡単である点において有利とされてい
る。
[発明が解決しようとする課題] ところで、前述したロータリーエンジンにおいては、ロ
ータが偏心回転運動を行うことから振動が発生し易いと
いった問題点があり、また、その構造上、3個の燃焼室
しか形成できないといった制約がある。
さらに、前記ロータの複雑な回転運動を正しく行わせる
ために、前記ロータにリングギヤを設け、このリングギ
ヤをロータハウジングに設けたステーショナリギヤに噛
合させるようにしているが、この噛合部において機械損
失が発生し、エンジンの効率低下を招いてしまうといっ
た問題点をも有している。
本発明は、上記従来技術の有する問題点に鑑みてなされ
たものであり、ロータの回転に伴う振動の発生を抑制す
るとともに、機械損失を軽減でき、また、気密室の数を
任意に設定できる回転機械を提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] 本発明は、前述した課題を有効に解決し得る回転機械を
提供せんとするもので、特に、次の構成を有することを
特徴とする。
すなわち、ハウジングと、このハウジング内に形成され
た中空部内の定位置に、軸線回りに回転自在に装着され
たロータと、このロータに半径方向に摺動自在に装着さ
れるとともに、前記ハウジングの内周面に摺接させられ
て、前記中空部内を前記ロータの回転方向に分割して複
数の気密室を形成する仕切り板と、前記ハウジングに形
成されて、前記中空部の内部と外部との連通をなす流体
吸込口および流体排出口とを備え、かつ、前記ハウジン
グの内周面形状が、前記ロータの回転軸線を中心とし
た、次の式の平面極座標fで示され、前記複数の仕切
り板の摺動方向の長さの総和Dが、次の式で示される
長さに形成されている。
f(θ)=a1+a2(1+cosθ) …… D=n(a1+a2) …… 但し a1;ロータの半径(定数)、a2;ハウジングの内周面を定
義する定数、 n;気密室の数θ;ロータの回転軸線を中心とした該中心
周りの角度(0≦θ≦2π)。
[作用] 上記式中の項a1は、図6の(A)に示すように、角度
θの変化に依存しない一定値をとるため、半径a1の円と
なる。上記式中の項a2(1+cosθ)は、図6の
(B)に示すように、角度θの変化に依存して変化する
変数となり、角度を0度から360度まで変化させると、
曲線の形状はカージオド曲線と呼ばれるハート形の曲線
となる。ここで、図6の(B)に示したように、回転中
心(原点)Oを通り、かつ任意の角度θを持った直線と
前記カージオイド曲線との交わる線分5bの長さをLとす
ると、 L=a2(1+cosθ)+a2(1+cos(θ+π)) =a2(1+cosθ)+a2(1+cosθcosπ−sinθsin
π) =a2(1+cosθ)+a2(1−cosθ) =2a2 となり、Lはθに関係なく、一定となる。したがって、
式を満たすことにより、図6の(C)に示すように、
線分(仕切り板)5の長さはθに依存しない。なお、図
6の(C)は、曲線(ハウジングの内周面形状)2a内が
一枚の仕切り板5bで2つの気密室に形成されているの
で、仕切り板の長さを2(a1+a2)=Dとする。
上述のように、 本発明に係わる回転機械は、ロータ形状とハウジングの
内周面形状とを前記式の関係とすることにより、ロー
タの外周面とハウジングの内周面との間に、ロータ周方
向に漸次拡大したのちに減少する中空部が形成される。
しかも、ロータの回転中心を通りかつハウジングの内周
面に囲まれた線分5(図6の(C)参照)の長さは、前
記θに係わらず一定になるので、前記ロータに設けた仕
切り板の長さの総和を、前記式によって示される条件
の下に設定することにより、ロータの回転位置に拘わら
ず前記仕切り板の端部がハウジングの内周面に常時接触
状態に保持される。
したがって、前記中空部が仕切り板によって複数の気密
室に区画されるとともに、この気密室の容積が、ロータ
の回転に伴って漸次増加させられたのちに減少させられ
る。
したがって、容積が増加方向にある気密室を流体吸入口
へ連通させることによって、この気密室内に流体を充填
させ、そののちに気密室の容積が減少させられることに
より、吸入された流体が圧縮される。
そして、ポンプとして用いる場合には、この容積が減少
方向にある気密室を流体排出口へ連通させることによ
り、流体を圧縮しつつ外部へ圧送することが可能とな
る。
また、エンジンとして用いる場合には、混合気を圧縮し
きったところで着火し、再度容積が増加する状態へ移行
させられる過程で膨張させ、そののちの容積減少の過程
で、前記気密室に流体排出口を連通させることにより、
排気が行われて4サイクルエンジンの全工程が完結され
る。
このような動作に際して、ロータは同一の回転軸回りに
回転させられる。
[実施例] 以下、本発明の一実施例について、図面に基づき説明す
る。
第1図中、符号1は本実施例に係わる回転機械としての
エンジンを示し、ハウジング2と、このハウジング2内
に形成された中空部3内に、回転中心を符号Oで示す定
位置に保持して回転自在に装着されたロータ4と、この
ロータ4に半径方向に摺動自在に装着されるとともに、
前記ハウジング2の内周面2aに摺接させられて、前記中
空部3内を前記ロータ4の回転方向に分割して複数の気
密室3a・3b・3c・3dを形成する複数の仕切り板5と、前
記ハウジング2に形成されて、前記中空部3の内部と外
部との連通をなす流体吸入口6および流体排出口7とを
備えた概略構成となっている。この実施例では、ロータ
4はハウジング2に内装しているが、これに限定されな
い。
次いで、これらの詳細について説明する。
前記ハウジング2の内周面2aの形状は、前記ロータ4の
回転軸線Oを中心とした、次の式の平面極座標f
(θ)で示され、ハウジングの内周面2aは、円とカージ
オイド曲線とを加えた形の1つの曲線で表される。
f=a1+a2(1+cosθ) …… 但し、a1;ロータの半径(定数)、a2;ハウジング内周面
を定義する定数、θ;ロータの回転軸線を中心とした該
中心周りの角度(0≦θ≦2πの範囲内にある変数) 図4の模式図に示すように、ロータ4とハウジングとを
前記式の関係とすることにより、ロータ4の外周面と
ハウジングの内周面2aとの間に、ロータ周方向に漸次拡
大したのちに減少する中空部が形成される。図4には各
変数や定数を付記してある。変数θが0度から360度ま
で変化することによって、ハウジング形状は決定され
る。
また、前記複数の仕切り板5は、本実施例においては、
図5に示すように、中央一端側に矩形状の切り欠き20を
それぞれ形成された平面視凹型板状のものであり、それ
ぞれの切り欠き20がはまり込むようなかたちで直交して
設けられている。これにより、前記2枚の仕切り板5
は、前記中空部3を4つの気密室3a・3b・3c・3dに区画
し、かつ、全仕切り板5の摺動方向の長さの総和Dが、
次の式で示される長さとなされている。
D=n(a1+a2) …… n;気密室の数。
上記式は、図4に示した2枚の仕切り板5が直交する
ように設けられている場合(気密室数が4)において、
次の計算式から導出したものである。D=2〔2a1+a2
(1+cosθ)+a2{1+cos(θ+π)}〕=4(a1
a2) なお、参考のために、仕切り板が60度(1π/3)で交わ
るように3枚設けられる場合(気密室数が6)には、D
=2〔3a1+a2(1+cosθ)+a2{1+cos(θ+2π/
3)}+a2{1+cos(θ+4π/3)}〕=6(a1+a2
となり、やはりDはθに依存されない。
この式と前記式の関係から、前記各仕切り板5は、
その両端部が、ロータ4の回転位置に拘わらず、前記ハ
ウジング2の内周面2aに常時接触した状態に保持され
る。
これによって、前記気密室3a・3b・3c・3dの気密性が保
たれる。
これらの各仕切り板5は、前記ロータ4に、半径方向に
沿いかつ回転軸線方向の一端部側において開放された、
相互に直交して形成された2つの摺動溝19内に摺動自在
に貫挿されている。
2枚の仕切り板5のうち1枚の仕切り板が直線AC上にあ
るとき、仕切り板5の切り欠き20(第5図参照)が第1
図のロータ4からはみ出さない必要条件は、a1≧2a2
0となる。なぜならば、a1<2a2のとき、Eの部分で前
記切り欠きがロータ4からはみ出してしまい、気密室間
が密閉されなくなるからである。
なお、このときの圧縮比αは、面積比であることから、
以下の式により求めることができる。
そして、これらの仕切り板5は、第2図に示すように、
前記ロータ4の一端部にボルト8によって装着されたサ
イドプレート9により、ロータ4の回転軸線方向への移
動が規制されている。
前記流体吸入口6は、本実施例においては、第1図に示
すように、ロータ4の回転方向に90゜よりも若干狭い間
隔で形成され、かつ、前記流体排出口7も前記モータ4
の回転軸線Oを通る半径方向の線に対して線対称となる
ように形成されている。
そして、これらの流体吸入口6および流体排出口7の前
記ハウジング2の内周面側の端部には、ロータリバルブ
10・11がそれぞれ装着されており、後述する制御ユニッ
ト12によって前記ロータ4の回転位置等に基づき開閉さ
れるようになっている。
また、前記流体吸入口6は、その上流側において図示し
ない気化器へ連通され、また、前記流体排出口7は、排
気管を介して消音器へ連通されている(いずれも図示
略)。
前記制御ユニット12は、第1図に示すように、前記各ロ
ータリバルブ10・11に連結されて、これらを回転駆動す
る4個のステッピングモータ13と、前記ロータ4の回転
角度を検出するロータ角センサ14と、このロータ角セン
サ14からの検出信号に基づいて、前記各ステッピングモ
ータ13を駆動し、前記各ロータリバルブ10・11の開閉を
制御するCPU15とによって構成されている。
一方、前記ハウジング2の両側部には、第3図に示すよ
うに、このハウジング2の端部を全面に亙って気密に閉
塞するサイドカバー16が着脱可能に装着されており、ま
た、気密室3の容積が最も減少させられる位置に対応す
るハウジング2の周壁には、点火プラグ17が装着されて
いる。
この点火プラグ17は、点火装置(図示略)を介して前記
CPU15へ接続されて、前記ロータ4の回転角度に基づ
き、気密室3内の圧縮された混合気へ着火するようにな
っている。
さらに、前記ロータ4の両端部には、その回転軸線Oと
同軸となるように、出力軸18が設けられており、これら
の出力軸18は、前記各サイドカバー16を貫通して外部へ
突出させられており、ロータの回転力を回転機械外部に
伝達する役目を担っている。
次いで、このように構成された本実施例のエンジン1の
作用について、その一例を説明する。
まず、始動時においては、流体吸入口6は開放され、か
つ、流体排出口7は閉塞された状態に保持されている。
これより、始動装置により出力軸18を介してロータ4を
1回転させると、前記流体吸入口6に各気密室3が順次
連通させられることにより、その内部に混合気が吸い込
まれ、前記流体吸入口6を通過した気密室3においては
混合気の圧縮が行われる。
そして、前記混合気の圧縮が最大となされた気密室3に
対し、点火プラグ17による着火操作が行われ、この気密
室3内の混合気が燃焼爆発し、前記仕切り板5を介して
ロータ4に回転力が与えられる。
この着火操作は、ロータ4が1回転するまで、各気密室
3に対して連続して行われる。
また、最初の着火が行われた気密室3の前方に位置する
気密室3は、まだ、吸入行程にあるが、この吸入行程に
ある気密室3と爆発が行われた気密室3とを区画する仕
切り板5が、前記各流体吸入口6に至る直前に、前記各
ロータリーバルブ10が順次閉じる。
したがって、着火が行われた気密室3が、外部へ連通さ
せられることはなく、これによって、この気密室3内の
燃焼ガスの膨張作用によって、仕切り板5を介してロー
タ4にさらに回転力が与えられる。
一旦閉じられた流体吸入口6は、他の気密室13における
爆発、膨張が完了するまでその状態に保持される。
このようにして爆発、膨張が行われた気密室3の回転方
向前方に位置する仕切り板5が、前記流体排出口7を通
過した直前に、あるいは、その通過とともに、前記ロー
タリーバルブ11が回転させられて、膨張行程の終了した
気密室3が排気管へ連通され、さらなるロータ4の回転
によって気密室3の容積が減少させられることにより、
内部の燃焼ガスが気密室3から排出される。
この操作が、各気密室3に対して順次繰り返し行われる
ことにより、ロータ4が連続回転させられる。
そしてこのロータ4の回転は、前記出力軸18を介して他
の諸機器へ伝達される。
このように本実施例のエンジン1においては、ロータ4
の回転中に、その回転位置がハウジング2に対して一定
位置に保持されていることから、ロータ4の回転による
振動の発生が抑制される。
すなわち、従来のヴァンケル型のロータリーエンジンは
ハウジング内でローターは一点の周りを偏心回転運動
(遊星回転運動)しながら回転し、エキセントリックシ
ャフトにより回転を取り出している。これに対して、本
実施例では、重量の重いロータ4は回転中心Oが一定位
置(固定された)の回転運動のみを行い、質量の軽い仕
切り板5のロータ4に対する摺動により4サイクル工程
を行ってい発生が抑制される。また、仕切り板5が受け
た回転力をロータ4の回転力として直線外部に取り出せ
るため、エネルギー損失が少なくて効率のよいエンジン
を実現できる。
また、前記ロータ4は、このロータ4に設けられた出力
軸18を軸受け等を介して両サイドカバー16に支持させる
ことができるから、回転時の機械損失が大幅に軽減さ
れ、動力特性の向上が図られる。
なお、前記実施例において示した各構成部材の諸形状や
寸法等は一例であって、種々変更可能である。
例えば、前記実施例においては4つの気密室3に区画し
た例について示したが、この気密室3の数は、ロータ4
の回転方向に同一角度で区画すれば、2つ以上任意に設
定可能である。
また、吸入口ならびに排出口の開閉を行うバルブも、ロ
ータリバルブに限られるものではなく、ポペットバルブ
を用いることも可能である。
さらに、前記実施例においては、一回転毎に各気密室3
に対して吸気と排気とを行わせるようにした制御につい
て示したが、隣合う気密室3間において異なる制御を行
うことも可能である。
一方、前記実施例においては、エンジンとして用いた例
について示したが、点火プラグ17を除去して、流体吸入
口6および流体排出口7を開放状態としておき、出力軸
18を入力軸として回転をロータ4に与えることにより、
ポンプとしても用いることができる。
[発明の効果] 以上説明したように、本発明に係わる回転機械によれ
ば、次のような優れた効果を奏する。
ハウジングの内周面形状を、ロータの外周面とハウジン
グの内周面との間に、ロータ周方向に漸次拡大したのち
に減少する中空部が形成されるように設定し、仕切り板
の端部をハウジングの内周面に常時接触状態にすること
により、気密室の密閉性が保持される。従って、1つの
ハウジング内において全ての工程(エンジンとして用い
る場合には、吸入・圧縮・膨張・排気工程)を完結する
ことができる。
ロータはハウジングに対する位置を定位置に保持された
状態で回転するので、ロータリーエンジンのようにロー
タが複雑な偏心回転運動を行わないので、ロータの回転
に伴う振動の発生を大幅に抑制することができる。
また、前記ロータの回転を直接取り出すことができ、か
つ、その支持を抵抗の少ない軸受け等によって行うこと
ができるので、機械損失を軽減して動力特性を向上させ
ることができる。
さらに気密室の数を任意に設定することができ、エンジ
ンとして用いた場合において、回転の円滑性が確保され
る。
【図面の簡単な説明】
図面は、本発明の一実施例を示すもので、第1図は縦断
面図、第2図はサイドカバーのを取り外した状態の側面
図、第3図は正面図、第4図は図3の模式図、第5図は
仕切り板の斜視図、図6は本発明の原理を説明するため
の図である。 1……エンジン(回転機械)、2……ハウジング、 3……中空部、4……ロータ、 3a〜3d……気密室、6……流体吸入口、 7……流体排出口。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】ハウジングと、このハウジング内に形成さ
    れた中空部内の定位置に、軸線回りに回転自在に装着さ
    れたロータと、このロータに半径方向に摺動自在に装着
    されるとともに、前記ハウジングの内周面に摺接させら
    れて、前記中空部内を前記ロータの回転方向に分割して
    複数の気密室を形成する仕切り板と、前記ハウジングに
    形成されて、前記中空部の内部と外部との連通をなす流
    体吸込口および流体排出口とを備え、かつ、前記ハウジ
    ングの内周面形状が、前記ロータの回転軸線を中心とし
    た、次の式の平面極座標f(θ)で示され、前記複数
    の仕切り板の摺動方向の長さの総和Dが、次の式で示
    される長さに設定されていることを特徴とする回転機
    械。 f(θ)=a1+a2(1+cosθ) …… D=n(a1+a2) …… 但し a1;ロータの半径(定数)、a2;ハウジングの内周面を定
    義する数、n;気密室の数、θ;ロータの回転軸線を中心
    とした該中心周りの角度(0≦θ≦2π)。
JP1290584A 1989-11-08 1989-11-08 回転機械 Expired - Lifetime JPH0733775B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1290584A JPH0733775B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 回転機械

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1290584A JPH0733775B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 回転機械

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH03151523A JPH03151523A (ja) 1991-06-27
JPH0733775B2 true JPH0733775B2 (ja) 1995-04-12

Family

ID=17757911

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1290584A Expired - Lifetime JPH0733775B2 (ja) 1989-11-08 1989-11-08 回転機械

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0733775B2 (ja)

Families Citing this family (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08144930A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Takeshi Hatanaka プラズマエンジンおよびこれを有する機械システム
JPH08144933A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Takeshi Hatanaka プラズマエンジン駆動乗り物
JPH08144929A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Takeshi Hatanaka ガス放電電動機およびこれを有する機械システム
JPH08144931A (ja) * 1994-11-17 1996-06-04 Takeshi Hatanaka 発電システム
ITVE20050058A1 (it) * 2005-12-01 2007-06-02 Italo Contiero Macchina volumetrica rotativa con rotore a dislocatore.-
CN111456846A (zh) * 2020-03-10 2020-07-28 魏善兆 一种流体发动机

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50154605A (ja) * 1974-06-06 1975-12-12
JPS558641B2 (ja) * 1974-06-07 1980-03-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPH03151523A (ja) 1991-06-27

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3996901A (en) Rotary piston mechanism
JPH09144551A (ja) 4サイクルロータリーエンジン
US4111617A (en) Rotary piston mechanism
US4316439A (en) Rotary engine with internal or external pressure cycle
JP2000104556A (ja) 回転式内燃機
JPH0733775B2 (ja) 回転機械
JPH031491B2 (ja)
US3974803A (en) Internal combustion engine with gyratory piston and cylinder movement
EP0103985A2 (en) Rotary engine or compressor
US4036566A (en) Fluid displacement apparatus
KR890002703B1 (ko) 내연 기관
JP2007506894A (ja) ロータリ内燃エンジン
JP2524901B2 (ja) 回転機械
US4144865A (en) Fluid displacement apparatus
GB2358675A (en) A rotary engine pump or motor
KR960011722B1 (ko) 로터리 엔진
KR101980014B1 (ko) 흡배기 구조를 개선한 다기통 로터리 엔진
KR970001461B1 (ko) 요동피스톤식 내연 기관
KR0181747B1 (ko) 베인형 회전 동력기관
KR101796315B1 (ko) 피스톤 회전형 엔진
JPS63192901A (ja) フルロ−タリ−機関
JPH01237302A (ja) バルブを用いない、1回転で燃焼行程を4回行なう内燃機関とポンプ
JPH01271601A (ja) ロータリーエンジン
US8152505B1 (en) Rotary expansible chamber device
JPH09195785A (ja) トランスファー方式ロータリーエンジン