JPH07336839A - ケーブル用ピット - Google Patents

ケーブル用ピット

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JPH07336839A
JPH07336839A JP6130168A JP13016894A JPH07336839A JP H07336839 A JPH07336839 A JP H07336839A JP 6130168 A JP6130168 A JP 6130168A JP 13016894 A JP13016894 A JP 13016894A JP H07336839 A JPH07336839 A JP H07336839A
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pit
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cable
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JP6130168A
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Yoshii Hashiba
ヨシイ 羽柴
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NAKAO KINZOKU KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】本発明は各種のケーブルを夫々分けて収納する
ことが出来、かつ必要に応じて巾を増減し得る構造のケ
ーブル用ピットを目的としている。 【構成】上向コ状ピット材1,2の間に同様な形状を有
する増結ピット材9を割り込まれて並列し、かつ、ピッ
ト材1,2,9の底面にアンカー接続金具10の接続バ
ー11を敷設して相互に連結してピットを構成し、更に
前記アンカー接続金具10の両端部にボルト13を取り
付け、該ボルト13に螺合されたナット16の回動によ
り前記ピットを昇降させてピットのレベルを出すように
したケーブル用ピット。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は強電用ケーブル、弱電用
ケーブル或いは通信用ケーブル等のケーブルを建物の床
内或いは底面上に容易かつ体裁良く配線し得るケーブル
用ピット(ケーブル用ダクトを含む)に係り、特に強
電、弱電、通信の夫々のケーブルを別々に区分して配線
することが出来、かつ必要に応じて巾を広くしてケーブ
ルの種類及び収納量を大きくすることが出来、更に高さ
を自在に微調整することが出来るケーブル用ピットに関
するものである。
【0002】
【従来の技術】従来のこの種のケーブル用ピットは、そ
の底面と両側壁とよりなる枠体を夫々モルタル等で枠を
形成し、これ等の枠の上に蓋板を被覆することによって
構成するか、或いは断面U字形のプラスチック製樋状枠
材を建物の床内或いは床面上に取り付け、その樋状枠材
の開口部に蓋板を被覆することによって構成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】然るに、前述のケーブ
ル用ピットは、強電、弱電、電信用のケーブルを夫々別
々に分けて収納することが困難であった。また、これ等
のケーブルを別々に分けて収納するためには、枠或いは
樋状枠材の中に、煉瓦やプラスチック材等で仕切りを構
成しなければならず、その作業が繁雑でコスト高になる
問題があった。更に、床内に敷設して構成するピットの
レベルを出すのが繁雑であり、作業が困難である問題が
あった。
【0004】本発明に係るケーブル用ピットは、前述の
従来の問題点に鑑み開発された全く新しい技術であっ
て、特に、複数個の上向コ状ピット材を必要に応じて増
減して並列することによって、強電、弱電、通信の夫々
のケーブルを夫々分納することが出来、かつケーブルの
収納量を増減せしめることが出来、更に、ピットのレベ
ルを簡単かつ確実に微調整して出すことが出来るように
した全く新しいケーブル用ピットの技術を提供するもの
である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明に係るケーブル用
ピットは、前述の従来の問題点を根本的に改善した技術
であって、その第1発明の要旨は、複数の縦断上向コ状
ピット材を左右に並列すると共に、これ等のピット材を
隣接する側板面で相互に連結して内部に仕切を有するピ
ットを形成し、かつこれ等のピットの上部開口部に蓋板
を被覆して構成したことを特徴としたケーブル用ピット
である。
【0006】また、第2発明の要旨は、アンカー接続金
具の接続バーに各ピット材の底面を固定し、かつアンカ
ー接続金具の両端部にボルトを取り付けて該アンカー接
続金具を介してピットの高さを調節し得るように構成し
たことを特徴とした第1発明のケーブル用ピットであ
る。
【0007】
【作用】本願の第1発明に係るケーブル用ピットに於い
ては、複数の縦断上向コ状ピット材を左右に並列するよ
うに構成したので、夫々のピット材内に強電、弱電、通
信用のケーブルを分けて収納することが出来る。また、
並列するピット材の数を増加することによって、ピット
の巾を広げ、これによって収納するケーブルの種類を多
くすることが出来ると共に、ケーブルの収納量を大きく
することが出来る。更に、各ピット材は、これ等の側板
を介して夫々相互に連結されているので、各ピット材を
一つのピットとして安定した状態で一体的に構成するこ
とが出来る。
【0008】本願の第2発明のケーブル用ピットは、各
ピット材の底部がアンカー接続金具に固定され、かつア
ンカー接続金具の両端部にボルトを取り付けてアンカー
接続金具の両端部を昇降し得るように構成したので、こ
のアンカー接続金具を介してピット全体のレベルを微調
整することが出来る。
【0009】
【実施例】図により本発明に係るケーブル用ピットの一
実施例を具体的に説明すると、図1は本発明に係るケー
ブル用ピットの一例を示す要部の斜視説明図、図2は図
1のケーブル用ピットの間に増結ピット材を割り込ませ
てピットの巾を広げた状態の要部の斜視説明図である。
【0010】図1に於いて、1,2は夫々縦断上向コ状
ピット材であって、エンドレス状に形成されている。該
ピット材1,2の対向する外側の側板(外側板)は、夫
々が内側の側板(内側板)よりも上下に突設され、これ
等の外側板の上縁部内面には蓋受けフランジ3が水平に
突出して形成されており、更に、かつ下端部には断面コ
状のジョイントフィン4が内方に突設されている。5は
蓋板であって、裏板6と仕上床材7とが相互に積層され
ると共に、これ等の裏板6と仕上床材7との両側縁には
エッヂ8が一体的に取り付けられている。前記蓋板5
は、ピット材1,2によって形成されるピットの開口部
に被蓋することが出来る。かつ蓋板5のエッヂ8は各ピ
ット材1,2の蓋受けフランジ3上に載置し得るように
構成されている。
【0011】前述のピット材1,2は、夫々の内側板を
接着剤で相互に接合するか、或いはビス、ボルト等で相
互に締め付けることによって、これ等を一体的に連結し
てダクトを構成することが出来る。上述の構造を有する
各ピット材1,2の内部は防水及び防塵を可能とし、更
に各ピット材1,2内に夫々弱電ケーブル、強電ケーブ
ル等を別々に収納することが出来る。
【0012】図2に於いて、9は増結ピット材であっ
て、前記ピット材1,2と同様に縦断面が上向コ状に形
成されている。この増結ピット材9の両側板は、ピット
材1,2の内側板と同一の高さを持って形成されてい
る。この増結ピット材9は、ピット材1,2の間に割り
込んで並列されている。この増結ピット材9は、両側板
を夫々ピット材1,2の内側板1に接着剤で接合する
か、或いはビス、ボルト等で相互に締め付けることによ
って一体的に連結してピットを構成することが出来る。
【0013】10はアンカー接続金具であって、接続バ
ー11とZ型のボルト受12とより構成されている。該
接続バー11は、各ピット材1,2,9の底面の短軸方
向に敷設することが出来る寸法を有し、その両端部は、
前記ピット材1,2のジョイント4内に嵌入係止し得る
ように構成されている。前記ボルト受12は接続バー1
1の両端部下面に固定されており、かつその先端部には
ボルト13を挿通し得る穴14が穿設されている。ボル
ト13の下端は、床面に起立されたアンカーボルト15
に螺合されており、かつボルト13の途中には、ボルト
受12を締め付けて固定し得るナット16が螺合されて
いる。
【0014】図2に係るピットの構成及び床内にピット
を設置するに当たっては、各ピット材1,2,9の底面
にアンカー接続金具10の接続バー11を敷設し、各ピ
ット材1,2,9の底部と接続バー11とをビス、ボル
ト等で接続する。次に、各ピット材1,2のジョイント
フィン4内に接続バー11の両端部を嵌入係止し、更
に、ボルト受12の穴14にボルト13を挿通し、かつ
ボルト13の下端を床面に起立されたアンカーボルト1
5に螺合する。これによって、並列固定された各ピット
材1,2,9によって巾広のピットを構成することが出
来、かつピットを床内に安定した状態で設置することが
出来る。また、ピットのレベルを調整する場合には、ボ
ルト受12を上下から挟持している一対のナット16
を、ボルト13に沿って上下動するこによって、ピット
の高さを微調整することが出来る。このように設置され
たピットの周りに、コンクリートを打設するこによっ
て、ピットをコンクリート床内に埋設することが出来
る。
【0015】本発明に係るピットの構成に当たっては、
既に図1及び図2で説明したように、各ピット材1,2
或いは各ピット材1,2,9を夫々内外側板で接合或い
はビス、ボルト等で止めることによって構成することが
出来るが、前記のように各ピット材1,2,9を夫々接
続バー11を介してこれ等の底部を連結することによっ
ても構成するとが出来る。また、両方の手段を併用する
ことによって、ピット全体をより強固に構成することが
出来る。また、接続バー11の両端部をジョイントフィ
ン4に嵌入係止することによって、アンカー接続金具1
0とピットとをより強固に安定し状態で連結することが
出来る。更に、このように構成されたピットは、前述の
如く、ピットとして床内に埋設するだけでなく、ダクト
として床面上、壁面上或いは天井内等に配設して巾広く
使用することが出来る。
【0016】
【発明の効果】本発明に係るケーブル用ピットは、上述
の構造と作用とを有するので、次のような多大な効果を
有している。
【0017】(1)本発明では複数個のピット材を並列
して相互に連結したので、内部に仕切を有するピットを
簡単かつ確実に構成することが出来る。(2)ピット内
は仕切によって分割されているので、強電用ケーブル、
弱電用ケーブル、通信用ケーブル等を夫々分離した状態
で収納することが出来る。
【0018】(3)並列するピット材を増加して巾広の
ピットを構成するこによって、収納するケーブルの種類
及び収納量を自在に増加することが出来る。(4)従っ
て、多種多様のケーブルを一個のピット内に分けて収納
することが出来る。
【0019】(5)ピット内の防水及び防塵を容易にす
ることが出来る。(6)特に、金属ピット材を使用した
場合には、電波シールドに対する効果を挙げることが出
来る。(7)ピットの床仕上げレベルを簡単かつ正確に
微調整することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係るケーブル用ピットの一例を示す要
部の斜視説明図である。
【図2】図1のケーブル用ピットの間に増結ピット材を
割り込ませてピットの巾を広げた状態の要部の斜視説明
図である。
【符号の説明】
1,2 ピット材 3 蓋受け
フランジ 4 ジョイントフィン 5 蓋板 6 裏板 7 床材 8 エッヂ 9 増結ピ
ット材 10 アンカー接続金具 11 接続バ
ー 12 ボルト受 13 ボルト 14 穴 15 アンカ
ーボルト 16 ナット

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】複数の縦断上向コ状ピット材を左右に並列
    すると共に、これ等のピット材を隣接する側板面で相互
    に連結して内部に仕切を有するピットを形成し、かつこ
    れ等のピットの上部開口部に蓋板を被覆して構成したこ
    とを特徴としたケーブル用ピット。
  2. 【請求項2】アンカー接続金具の接続バーに各ピット材
    の底面を固定し、かつアンカー接続金具の両端部にボル
    トを取り付けて該アンカー接続金具を介してピットの高
    さを調節し得るように構成したことを特徴とした請求項
    1のケーブル用ピット。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103510142A (zh) * 2013-09-17 2014-01-15 兰继红 一种电解溶液池用电缆线槽
CN107529675A (zh) * 2017-08-01 2018-01-02 广东联塑科技实业有限公司 一种新型pvc电线槽
CN114825209A (zh) * 2022-04-29 2022-07-29 江苏瑞浩电气有限公司 一种电缆走线网格式桥架
WO2022180689A1 (ja) * 2021-02-24 2022-09-01 日本電信電話株式会社 配線ダクト

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WO2022180689A1 (ja) * 2021-02-24 2022-09-01 日本電信電話株式会社 配線ダクト
CN114825209A (zh) * 2022-04-29 2022-07-29 江苏瑞浩电气有限公司 一种电缆走线网格式桥架

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