JPH073366Y2 - 自己支持形光ケーブル - Google Patents
自己支持形光ケーブルInfo
- Publication number
- JPH073366Y2 JPH073366Y2 JP1988091700U JP9170088U JPH073366Y2 JP H073366 Y2 JPH073366 Y2 JP H073366Y2 JP 1988091700 U JP1988091700 U JP 1988091700U JP 9170088 U JP9170088 U JP 9170088U JP H073366 Y2 JPH073366 Y2 JP H073366Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cable
- optical cable
- pipe
- optical
- self
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は自己支持形光ケーブルに関し、とくに既設ケー
ブルを利用して光回線の増設を行う自己支持形光ケーブ
ルに関するものである。
ブルを利用して光回線の増設を行う自己支持形光ケーブ
ルに関するものである。
〔従来の技術〕 従来この種の光ケーブルとしては、光フアイバ心線を挿
入するパイプを単数または複数配置してケーブルコアを
形成したパイプ入ケーブル単体のみを使用した例があ
る。
入するパイプを単数または複数配置してケーブルコアを
形成したパイプ入ケーブル単体のみを使用した例があ
る。
また従来は、既設ケーブルにおいて光フアイバ心線数が
さらに必要になつた場合、それに対応するためには新た
に光ケーブルを併架するか、より多心の光ケーブルに張
り替えて対処している。
さらに必要になつた場合、それに対応するためには新た
に光ケーブルを併架するか、より多心の光ケーブルに張
り替えて対処している。
従来の技術では、光フアイバ心線数がさらに必要になつ
た場合、新たに光ケーブルを併架するか、或いはより多
心の光ケーブルに張り替える必要があり、材料、工事な
どに費用がかかり、また工事完了までに多くの時間を必
要とする。また、新たに光ケーブルを併架する場合に
は、架設条数の制限、支持物の強度問題など多くの問題
がある。
た場合、新たに光ケーブルを併架するか、或いはより多
心の光ケーブルに張り替える必要があり、材料、工事な
どに費用がかかり、また工事完了までに多くの時間を必
要とする。また、新たに光ケーブルを併架する場合に
は、架設条数の制限、支持物の強度問題など多くの問題
がある。
本考案は上記の問題点を解決し、後日光フアイバ心線が
必要になつた場合、既設パイプ入ケーブル内のパイプを
利用して光フアイバ心線の増設を行う自己支持形光ケー
ブルを提供することを目的とするものである。
必要になつた場合、既設パイプ入ケーブル内のパイプを
利用して光フアイバ心線の増設を行う自己支持形光ケー
ブルを提供することを目的とするものである。
本考案は上記の目的を達成するため、吊線、光ケーブル
および光フアイバ心線を挿入する単数または複数のパイ
プを配置したケーブルコアを有するパイプ入ケーブルを
平行に配設し、かつ平行に配設した吊線、光ケーブルお
よびパイプ入ケーブルを、長手方向に所定の間隔で固定
片により固定し一体化した構造を備えていることを特徴
としている。
および光フアイバ心線を挿入する単数または複数のパイ
プを配置したケーブルコアを有するパイプ入ケーブルを
平行に配設し、かつ平行に配設した吊線、光ケーブルお
よびパイプ入ケーブルを、長手方向に所定の間隔で固定
片により固定し一体化した構造を備えていることを特徴
としている。
本考案は、既設の架空配線した光ケーブルおよびパイプ
入ケーブルと吊線とを一体化した自己支持形光ケーブル
を用いて光フアイバ心線を後日増設する場合、空気圧の
圧送により新たに光フアイバ心線を追加挿入できるよう
にした。その際、最初から使用する光フアイバ心線と、
後日光フアイバ心線を挿入するためのパイプを同一ケー
ブル内に入れておくことが考えられるが、この場合、光
フアイバ心線を増設する時に、光フアイバ心線挿入端
末、引出し端末で作業がし難いなどの問題が考えられ
る。その解決策として初期から使用する光ケーブルとパ
イプ入ケーブルとの２本に分離してある。さらにこれら
の初期使用光ケーブルとパイプ入ケーブルを吊線ととも
に一体化し、自己支持形光ケーブルを形成している。自
己支持構成は、初期使用光ケーブル、パイプ入ケーブル
および吊線をほぼ平行に配設し、長手方向に適宜、所定
の間隔ごとに、たとえばプラスチックの固定片により固
定、一体化させた、所謂プレハンガ形に構成されてい
る。
入ケーブルと吊線とを一体化した自己支持形光ケーブル
を用いて光フアイバ心線を後日増設する場合、空気圧の
圧送により新たに光フアイバ心線を追加挿入できるよう
にした。その際、最初から使用する光フアイバ心線と、
後日光フアイバ心線を挿入するためのパイプを同一ケー
ブル内に入れておくことが考えられるが、この場合、光
フアイバ心線を増設する時に、光フアイバ心線挿入端
末、引出し端末で作業がし難いなどの問題が考えられ
る。その解決策として初期から使用する光ケーブルとパ
イプ入ケーブルとの２本に分離してある。さらにこれら
の初期使用光ケーブルとパイプ入ケーブルを吊線ととも
に一体化し、自己支持形光ケーブルを形成している。自
己支持構成は、初期使用光ケーブル、パイプ入ケーブル
および吊線をほぼ平行に配設し、長手方向に適宜、所定
の間隔ごとに、たとえばプラスチックの固定片により固
定、一体化させた、所謂プレハンガ形に構成されてい
る。
上記の構造を備えて構成されていることから、新たに光
フアイバ心線数が必要になつた場合、パイプ入ケーブル
内にあらかじめ配置したパイプを利用して、空気圧によ
り必要数、必要長の光フアイバ心線を容易に挿入するこ
とができる。
フアイバ心線数が必要になつた場合、パイプ入ケーブル
内にあらかじめ配置したパイプを利用して、空気圧によ
り必要数、必要長の光フアイバ心線を容易に挿入するこ
とができる。
また初期から利用する光ケーブルと後日必要により使用
するパイプ入ケーブルとを分離しておくことにより、配
線の自由度が増す。さらに初期導入光ケーブルの接続作
業が容易になる利点がある。
するパイプ入ケーブルとを分離しておくことにより、配
線の自由度が増す。さらに初期導入光ケーブルの接続作
業が容易になる利点がある。
自己支持構成としては、８字、バインド形の変形タイプ
などもあるが、８字形ではパイプ入ケーブルの引出しが
難しく、また布設使用時に受ける風圧荷重も大きい。バ
インド形ではパイプ入ケーブルの引出しなどが、バイン
ド線があるため困難になる問題がある。
などもあるが、８字形ではパイプ入ケーブルの引出しが
難しく、また布設使用時に受ける風圧荷重も大きい。バ
インド形ではパイプ入ケーブルの引出しなどが、バイン
ド線があるため困難になる問題がある。
本考案によるプレハンガ形ではケーブル相互間の分離作
業性がよく、配線の自由度が大きい。また布設使用時の
受風面積も大きくならないので、風圧荷重の増加も最小
限に抑えられ、布設使用時における風圧荷重に対しても
信頼性が高い。以下図面にもとづき実施例について説明
する。
業性がよく、配線の自由度が大きい。また布設使用時の
受風面積も大きくならないので、風圧荷重の増加も最小
限に抑えられ、布設使用時における風圧荷重に対しても
信頼性が高い。以下図面にもとづき実施例について説明
する。
第１図a,bは本考案の自己支持形光ケーブルの実施例の
構造図で、第１図ａは正面断面図、第１図ｂは側面図を
示す図である。１は吊線、２は光ケーブル、３はパイプ
入ケーブル、４は固定片である。
構造図で、第１図ａは正面断面図、第１図ｂは側面図を
示す図である。１は吊線、２は光ケーブル、３はパイプ
入ケーブル、４は固定片である。
吊線１は一般に鋼線またはFRPを用い、必要に応じポリ
エチレンやビニルを被覆して適用する。光ケーブル２は
通常用いられている各種構造の光ケーブルを適用する。
エチレンやビニルを被覆して適用する。光ケーブル２は
通常用いられている各種構造の光ケーブルを適用する。
第２図に本考案に適用するパイプ入ケーブルの実施例の
断面構造を示す。５は後日挿入した光フアイバ心線、６
はパイプ、７は押え巻、８は外被を示す。パイプ６は、
ポリエチレンなどのプラスチック材をプラスチック成形
機を用い、加工することにより容易に製造できる。
断面構造を示す。５は後日挿入した光フアイバ心線、６
はパイプ、７は押え巻、８は外被を示す。パイプ６は、
ポリエチレンなどのプラスチック材をプラスチック成形
機を用い、加工することにより容易に製造できる。
製造したパイプ６を、集合機を用い、あらかじめ後日必
要と予想される光フアイバ心線数を設定しておき、予想
設定数に見合つた数のパイプ６を配置、集合し、その
後、たとえばプラスチックテープなどで押え巻７をした
外周にポリエチレンなどのプラスチックで外被８を施
し、所望のパイプ入ケーブル３を形成する。
要と予想される光フアイバ心線数を設定しておき、予想
設定数に見合つた数のパイプ６を配置、集合し、その
後、たとえばプラスチックテープなどで押え巻７をした
外周にポリエチレンなどのプラスチックで外被８を施
し、所望のパイプ入ケーブル３を形成する。
吊線１、光ケーブル２およびパイプ入ケーブル３を平行
に配置し、たとえばポリエチレンなどのプラスチック製
の固定片４により吊線１、光ケーブル２、パイプ入ケー
ブル３を所定の間隔ごとに固定、一体化した構造の自己
支持形光ケーブルを形成する。
に配置し、たとえばポリエチレンなどのプラスチック製
の固定片４により吊線１、光ケーブル２、パイプ入ケー
ブル３を所定の間隔ごとに固定、一体化した構造の自己
支持形光ケーブルを形成する。
なお吊線１、光ケーブル２、パイプ入ケーブル３を平行
配置する相互の離間距離は、布設状態に応じての使用目
的により適宜選定すればよいが、たとえば１乃至10mm程
度の離間距離に設定する分離作業が容易である。また自
己支持形光ケーブルの延線も問題なく可能である。
配置する相互の離間距離は、布設状態に応じての使用目
的により適宜選定すればよいが、たとえば１乃至10mm程
度の離間距離に設定する分離作業が容易である。また自
己支持形光ケーブルの延線も問題なく可能である。
また固定片４を配置する所定の間隔は、布設状態に応じ
ての使用目的により適宜選定した間隔とするが、通常30
乃至100cm程度が好適である。
ての使用目的により適宜選定した間隔とするが、通常30
乃至100cm程度が好適である。
上記本考案の実施例の自己支持形光ケーブルは、初期光
ケーブル導入計画に沿つて布設、配線されるが、後日光
フアイバ心線５が必要となつた場合、あらかじめ配置し
てあるパイプ入ケーブル３のパイプ６を用いて光フアイ
バ心線５を空気圧を利用し、必要数、必要長挿入する。
ケーブル導入計画に沿つて布設、配線されるが、後日光
フアイバ心線５が必要となつた場合、あらかじめ配置し
てあるパイプ入ケーブル３のパイプ６を用いて光フアイ
バ心線５を空気圧を利用し、必要数、必要長挿入する。
以上説明したように本考案の自己支持形光ケーブルは、
初期布設の光ケーブルと吊線とともにパイプ入ケーブル
を平行配設し、一括固定した構造であることから、後日
光フアイバ心線が必要となつた場合、パイプ入ケーブル
内のパイプを利用して増設用光フアイバ心線を空気圧に
より圧送、挿入することにより、新たに光ケーブルを併
架したり、多心の光ケーブルに張り替えるなどの必要は
なく、少ない時間で、かつ人手、機材などの軽減が図ら
れ、増設工事の合理化、経済化に有効である。
初期布設の光ケーブルと吊線とともにパイプ入ケーブル
を平行配設し、一括固定した構造であることから、後日
光フアイバ心線が必要となつた場合、パイプ入ケーブル
内のパイプを利用して増設用光フアイバ心線を空気圧に
より圧送、挿入することにより、新たに光ケーブルを併
架したり、多心の光ケーブルに張り替えるなどの必要は
なく、少ない時間で、かつ人手、機材などの軽減が図ら
れ、増設工事の合理化、経済化に有効である。
【図面の簡単な説明】 第１図a,bは本考案の自己支持形光ケーブル実施例の正
面および側面構造図、第２図は本考案の自己支持形光ケ
ーブルのパイプ入ケーブル実施例の断面図である。 １…吊線、２…光ケーブル、３…パイプ入ケーブル、４
…固定片、５…光フアイバ心線、６…パイプ、７…押え
巻、８…外被
面および側面構造図、第２図は本考案の自己支持形光ケ
ーブルのパイプ入ケーブル実施例の断面図である。 １…吊線、２…光ケーブル、３…パイプ入ケーブル、４
…固定片、５…光フアイバ心線、６…パイプ、７…押え
巻、８…外被
Claims (1)
- 【請求項１】吊線（１）、光ケーブル（２）および光フ
アイバ心線を挿入する単数または複数のパイプを配置し
たケーブルコアを有するパイプ入ケーブル（３）を平行
に配設し、かつ 前記平行に配設した吊線、光ケーブルおよびパイプ入ケ
ーブルを、長手方向に所定の間隔で固定片（４）により
固定し一体化した構造を備えてなることを特徴とする自
己支持形光ケーブル。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988091700U JPH073366Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 自己支持形光ケーブル |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1988091700U JPH073366Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 自己支持形光ケーブル |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0213211U JPH0213211U (ja) | 1990-01-26 |
| JPH073366Y2 true JPH073366Y2 (ja) | 1995-01-30 |
Family
ID=31316167
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1988091700U Expired - Lifetime JPH073366Y2 (ja) | 1988-07-11 | 1988-07-11 | 自己支持形光ケーブル |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH073366Y2 (ja) |
Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59104607A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-06-16 | ブリティシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニ | 光フアイバケ−ブルの布設方法および装置 |
Family Cites Families (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS5995304U (ja) * | 1982-12-18 | 1984-06-28 | 東北電力株式会社 | ノンメタリツク自己支持型架空光ケ−ブル |
| JPS61101906U (ja) * | 1984-12-10 | 1986-06-28 |
-
1988
- 1988-07-11 JP JP1988091700U patent/JPH073366Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Patent Citations (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS59104607A (ja) * | 1982-11-08 | 1984-06-16 | ブリティシュ・テレコミュニケーションズ・パブリック・リミテッド・カンパニ | 光フアイバケ−ブルの布設方法および装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0213211U (ja) | 1990-01-26 |
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