JPH07336314A - データ通信装置 - Google Patents

データ通信装置

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Publication number
JPH07336314A
JPH07336314A JP15266994A JP15266994A JPH07336314A JP H07336314 A JPH07336314 A JP H07336314A JP 15266994 A JP15266994 A JP 15266994A JP 15266994 A JP15266994 A JP 15266994A JP H07336314 A JPH07336314 A JP H07336314A
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JP
Japan
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data communication
wireless
signal
interface
unit
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Application number
JP15266994A
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English (en)
Inventor
Yoshinori Sakuragi
祥道 櫻木
Naoki Tanai
直樹 棚井
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Keyence Corp
Original Assignee
Keyence Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 金属遮蔽物の影響やノイズの影響を受けにく
く通信可能距離が長いデータ通信装置を提供することで
ある。 【構成】 各データ通信装置1A,1Bにおいて、無線
ユニット2A,2Bと変換ユニット3A,3Bとが互い
に分離される。無線ユニット2A,2Bと変換ユニット
3A,3Bとの間は平衡型ケーブル4A,4Bにより接
続される。変換ユニット3AはRS−232Cケーブル
5によりPLC6に接続され、変換ユニット3BはRS
−232Cケーブル7によりデータ処理装置8に接続さ
れる。無線ユニット2A,2Bには電波の受信状態を表
示する受信感度表示部12が設けられる。変換ユニット
3Aおよび変換ユニット3BはそれぞれPLC6および
データ処理装置8の近くに設置され、無線ユニット2
A,2Bは電波環境の良好な場所に設置される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、装置間でのデータ通信
を行うデータ通信装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ファクトリオートメーション(FA)に
おいて、被制御機器の動作をシーケンシャルに制御する
ために、プログラマブルロジックコントローラ(以下、
PLCと呼ぶ)が用いられる。このPLCは、被制御機
器の動作状況、入力操作等を示す複数の検出スイッチを
有し、検出スイッチの状態に基づいて被制御機器の動作
を制御する。検出スイッチの状態(接点情報)は、パー
ソナルコンピュータ等のデータ処理装置に送られ、その
データ処理装置により生産管理が行われる。また、PL
Cのメモリに格納されるタイマー設定値、カウンタ値等
の各種データをデータ処理装置から書き換えることもで
きる。
【0003】従来、工場内の種々の地点に配置された各
PLCとデータ処理装置との間でデータ通信を行うため
に、無線によるデジタル通信が用いられている。図3に
ファクトリオートメーションの現場で用いられる従来の
データ通信システムの構成を示す。
【0004】図3において、データ通信装置20Aは、
一体構成された無線部およびインタフェース部からな
り、ケーブル21を介して制御盤の内部に設置されるP
LC22に接続されている。PLC22は、接点情報を
RS−232Cインタフェース規格に従う直列デジタル
信号(シリアル信号)または複数のオンオフ信号からな
る並列デジタル信号(パラレル信号)としてケーブル2
1を介してデータ通信装置20Aのインタフェース部に
送る。インタフェース部により入力されたシリアル信号
またはパラレル信号は、無線部により無線信号に変調さ
れて電波として送信される。
【0005】一方、データ通信装置20Bは、一体構成
された無線部およびインタフェース部からなり、RS−
232Cインタフェース用のケーブル23によりパーソ
ナルコンピュータ等のデータ処理装置24に接続されて
いる。データ通信装置20Bにより受信された無線信号
は、無線部により復調された後、インタフェース部によ
りRS−232Cインタフェース規格に従うシリアル信
号に変換され、ケーブル23を介してデータ処理装置2
4に送られる。
【0006】このようなデータ通信システムを用いるこ
とにより、ファクトリオートメーションの現場で種々の
地点に配置されたPLC22の接点情報をデータ処理装
置24により集中管理することができる。
【0007】なお、無線部およびインタフェース部が一
体構成されたデータ通信装置としては、例えば、特開平
5−61789号公報に開示された無線通信機能付きパ
ーソナルコンピュータが挙げられる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】上記のデータ通信シス
テムにおいて、データ通信装置20AとPLC22とを
接続するケーブル21およびデータ通信装置20Bとデ
ータ処理装置24とを接続するケーブル23の長さが長
いと、ノイズによりデータに誤りが発生することが多い
ため、ケーブル21およびケーブル23の長さは極力短
くする必要がある。したがって、データ通信装置20A
はPLC22が設けられた制御盤の内部または近辺に設
置されることになり、データ通信装置20Bはデータ処
理装置24の近辺に設置されることになる。
【0009】特に、PLC22が設けられる制御盤の近
辺には金属遮蔽物が多く、電波環境が悪い。また、現場
の設備の中には、無線通信で使用する周波数帯域のノイ
ズを発射するものもあり、同様に電波環境を悪くする。
したがって、PLC22に接続されるデータ通信装置2
0Aとデータ処理装置24に接続されるデータ通信装置
20Bとの間の通信可能距離が短くなってしまうという
問題があった。
【0010】一方、PLC22やデータ処理装置24の
仕様に応じて種々のタイプのデータ通信装置を設計およ
び製造することが望まれる。しかしながら、データ通信
装置の製造販売には無線法による認可が必要であるた
め、新たな機種を設計するごとに認可を得る必要があ
る。また、製品形状の問題から無線部の再設計をする必
要が生じる場合があり、機種ごとに無線部の電波の飛び
方等の品質評価をする必要がある。したがって、従来の
データ通信装置では、異なる機種へのバリエーション展
開を容易にかつ迅速に行うことができなかった。
【0011】それゆえに、本発明の目的は、金属遮蔽物
の影響やノイズの影響を受けにくく通信可能距離が長
く、しかも異なる機種へのバリエーション展開が容易な
データ通信装置を提供することである。
【0012】
【課題を解決するための手段】
(1)第1の発明 第1の発明に係るデータ通信装置は、装置間のデータ通
信を行うデータ通信装置であって、変換手段、無線手段
および伝送手段を備える。変換手段は、装置に接続さ
れ、インタフェース信号の変換を行う。無線手段は、変
換手段と分離されて設けられ、データの無線通信を行
う。伝送手段は、変換手段と無線手段との間でインタフ
ェース信号の伝送を行う。
【0013】(2)第2の発明 第2の発明に係るデータ通信装置は、第1の発明に係る
データ通信装置の構成において、インタフェース信号が
平衡型インタフェース規格に従う信号であり、伝送手段
が平衡型インタフェース規格に従う信号を伝送するケー
ブルからなることを特徴とする。
【0014】(3)第3の発明 第3の発明に係るデータ通信装置は、第2の発明に係る
データ通信装置の構成において、無線手段および変換手
段の少なくとも一方とケーブルとの間に絶縁分離型の信
号結合手段が介挿されたことを特徴とする。
【0015】(4)第4の発明 第4の発明に係るデータ通信装置は、第1の発明に係る
データ通信装置の構成において、変換手段が電源に接続
され、伝送手段が、変換手段と無線手段との間でのデー
タ伝送を行うとともに、電源からの電力を無線手段に供
給することを特徴とする。
【0016】(5)第5の発明 第5の発明に係るデータ通信装置は、第4の発明に係る
データ通信装置の構成において、無線手段および変換手
段の少なくとも一方と伝送手段との間に絶縁分離型の電
力結合手段が介挿されたことを特徴とする。
【0017】(6)第6の発明 第6の発明に係るデータ通信装置は、第1の発明に係る
データ通信装置の構成において、無線手段が電波の受信
状態を表示する受信状態表示手段を備えたことを特徴と
する。
【0018】
【作用】第1〜第6の発明に係るデータ通信装置におい
ては、変換手段と無線手段とが分離されているので、変
換手段を装置の近辺に設置し、無線手段を電波状態が良
好な場所に設置することができる。それにより、無線手
段が金属遮蔽物の影響やノイズの影響を受けにくくな
り、通信可能距離が長くなる。
【0019】また、無線手段を共通化し、変換手段を接
続される装置の仕様に応じて設計変更することにより、
異なる機種へのバリエーション展開を容易にかつ迅速に
行うことができる。
【0020】第2および第3の発明に係るデータ通信装
置においては、伝送手段がノイズに強い平衡型インタフ
ェース規格用のケーブルからなるので、無線手段と変換
手段との間でノイズの影響を受けない正確なデータ伝送
が行われる。
【0021】第3の発明に係るデータ通信装置において
は、無線手段および変換手段の少なくとも一方が絶縁分
離型の信号結合手段によりケーブルから絶縁されている
ので、ケーブルからのノイズが無線手段および変換手段
に侵入しない。
【0022】第4および第5の発明に係るデータ通信装
置においては、変換手段から伝送手段を介して無線手段
に電力が供給されるので、無線手段に電源回路およびノ
イズ除去フィルタを設けることなく無線手段にノイズの
ない電力が供給される。
【0023】第5の発明に係るデータ通信装置において
は、無線手段および変換手段の少なくとも一方が絶縁分
離型の電力結合手段により伝送手段から分離されている
ので、電源からのノイズが無線手段に侵入しない。
【0024】第6の発明に係るデータ通信装置において
は、無線手段に受信状態表示手段が設けられているの
で、無線手段の設置の際に、最も良好に無線通信を行う
ことができる位置を容易に特定することが可能となる。
【0025】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照しながら
詳細に説明する。図1は本発明の第1の実施例によるデ
ータ通信装置を含むデータ通信システムの構成を示すブ
ロック図である。
【0026】図1において、データ通信装置1Aは、無
線ユニット2Aおよび変換ユニット3Aからなる。無線
ユニット2Aと変換ユニット3Aとは互いに分離され、
それらの間はRS−422、RS−485等の平衡型イ
ンタフェース規格用の平衡型ケーブル4Aにより接続さ
れている。RS−422、RS−485等の平衡型イン
タフェース規格に従うシリアル信号(以下、平衡型イン
タフェース信号と呼ぶ)は、RS−232Cのような不
平衡型インタフェース規格に従う信号に比べてノイズに
強いので、平衡型ケーブル4Aの長さを長くすることが
できる。
【0027】変換ユニット3Aは、RS232Cインタ
フェース用のケーブル(以下、RS232Cケーブルと
呼ぶ)5を介してPLC6に接続されている。PLC6
により工場内の設備の制御が行われる。PLC6は金属
ケースからなる制御盤9内に設けられ、変換ユニット3
Aは制御盤9内のPLC6の近くに配置される。
【0028】無線ユニット2Aは、無線部10、インタ
フェース部11および受信感度表示部12を含む。無線
部10は、無線信号を受信してロジック信号に復調する
とともに、ロジック信号を変調して無線信号として送信
する。インタフェース部11は、平衡型ケーブル4Aか
ら与えられる平衡型インタフェース信号をロジック信号
に変換して無線部10に与えるとともに、無線部10か
らのロジック信号を平衡型インタフェース信号に変換し
て平衡型ケーブル4Aに与える。
【0029】受信感度表示部12は、電波の受信状態を
表示するLED(液晶表示部)を有し、無線部10によ
り復調された信号の電圧レベルを検出し、その電圧レベ
ルに応じてLEDを点灯させる。ユーザは、無線ユニッ
ト2Aの設置の際に、受信感度表示部12のLEDの点
灯状態を見ながら金属遮蔽物の影響やノイズの影響を受
けにくい電波環境の良好な場所を特定することが可能と
なる。
【0030】変換ユニット3Aは、第1インタフェース
部13、第2インタフェース部14、ノイズ除去フィル
タ15およびAC/DC変換部30を含み、平衡型イン
タフェース規格とRS−232Cインタフェース規格と
の間での信号のレベル変換およびプロトコル変換を行
う。
【0031】第1インタフェース部13は、平衡型ケー
ブル4Aから与えられる平衡型インタフェース信号をロ
ジック信号に変換するとともに、ロジック信号を平衡型
インタフェース信号に変換して平衡型ケーブル4Aに与
える。第2インタフェース部14は、RS−232Cケ
ーブル5から与えられるRS−232Cインタフェース
規格に従うシリアル信号(以下、RS−232Cインタ
フェース信号と呼ぶ)をロジック信号に変換して第1イ
ンタフェース部13に与えるとともに、第1インタフェ
ース部13から与えられるロジック信号をRS−232
Cインタフェース信号に変換してRS−232Cケーブ
ル5に与える。
【0032】第1および第2インタフェース部13,1
4は、AC/DC変換部30およびノイズ除去フィルタ
15を介して電源に接続される。AC/DC変換部30
は、電源から供給される交流電圧を所定の直流電圧に変
換して第1および第2のインタフェース回路13,14
に与える。ノイズ除去フィルタ15により、電源を通し
て与えられるノイズが除去される。
【0033】一方、データ通信装置1Bは、データ通信
装置1Aと同様に、互いに分離された無線ユニット2B
および変換ユニット3Bからなる。無線ユニット2Bと
変換ユニット3Bとの間は、RS−422、RS−48
5等の平衡型インタフェース規格用の平衡型ケーブル4
Bにより接続されている。
【0034】無線ユニット2Bは、無線ユニット2Aと
同様に、無線部10、インタフェース部11および受信
感度表示部12を含み、受信感度表示部12のLEDの
点灯状態を見ながら電波環境の良好な場所に配置され
る。
【0035】変換ユニット3Bは、変換ユニット3Aと
同様に、第1インタフェース部13、第2インタフェー
ス部14、ノイズ除去フィルタ15およびAC/DC変
換部30を含み、RS−232Cケーブル7を介してパ
ーソナルコンピュータ等のデータ処理装置8に接続され
ている。この変換ユニット3Bはデータ処理装置8の近
くに配置される。
【0036】次に、図1のデータ通信システムにおける
データの流れを説明する。PLC6は、複数の接点情報
およびメモリ内に格納される各種データを、RS−23
2Cインタフェース信号としてRS−232Cケーブル
5を介して変換ユニット3Aに与える。
【0037】変換ユニット3Aの第2インタフェース部
14は、RS−232Cインタフェース信号をロジック
信号に変換し、第1インタフェース部13に与える。第
1インタフェース部13は、そのロジック信号を平衡型
インタフェース信号に変換し、平衡型ケーブル4Aを介
して無線ユニット2Aに送る。
【0038】同時に、第1インタフェース部13は、電
源からノイズ除去フィルタ15およびAC/DC変換部
30を通して与えられる電力を平衡型ケーブル4Aを介
して無線ユニット2Aに送る。この場合、平衡型ケーブ
ル4Aは、シリアル信号を伝送する信号線および電力を
供給する電源供給線の両方を含む電源分離型ケーブルで
あってもよく、あるいは、電力に信号を重畳させて送る
電源重畳型ケーブルであってもよい。
【0039】無線ユニット2Aのインタフェース部11
は、変換ユニット3Aから与えられた平衡型インタフェ
ース信号をロジック信号に変換し、無線部10に与え
る。無線部10は、そのロジック信号を所定の周波数、
例えば400MHzの無線信号に変調して電波として送
信する。
【0040】一方、無線ユニット2Bの無線部10は、
無線ユニット2Aからの電波を受信すると、無線信号を
復調し、復調されたロジック信号をインタフェース部1
1に与える。インタフェース部11は、そのロジック信
号を平衡型インタフェース信号に変換し、平衡型ケーブ
ル4Bを介して変換ユニット3Bに送る。
【0041】変換ユニット3Bの第1インタフェース部
13は、無線ユニット2Bから与えられた平衡型インタ
フェース信号をロジック信号に変換し、第2インタフェ
ース部14に与える。第2インタフェース部14は、そ
のロジック信号をRS−232Cインタフェース信号に
変換し、RS−232Cケーブル7を介してデータ処理
装置8に送る。
【0042】また、変換ユニット3Bの第1インタフェ
ース部13は、電源からノイズ除去フィルタ15および
AC/DC変換部30を通して与えられる電力を平衡型
ケーブル4Bを介して無線ユニット2Bに供給する。こ
の平衡型ケーブル4Bも、信号線および電源供給線の両
方を含む電源分離型ケーブルであってもよく、あるい
は、電力に信号を重畳して送る電源重畳型ケーブルであ
ってもよい。
【0043】逆に、データ処理装置8からPLC6のメ
モリ内のデータを書き換える場合には、データ処理装置
8がデータをRS−232Cインタフェース信号として
RS−232Cケーブル7介して変換ユニット3Bに送
る。
【0044】変換ユニット3Bは、RS−232Cイン
タフェース信号を平衡型インタフェース信号に変換し、
平衡型ケーブル4Bを介して無線ユニット2Bに送る。
無線ユニット2Bは、平衡型インタフェース信号を所定
の周波数、例えば400MHzの無線信号に変調して電
波として送信する。
【0045】無線ユニット2Aは、無線ユニット2Bか
らの電波を受信すると、無線信号を復調し、復調された
信号を平衡型インタフェース信号に変換して平衡型ケー
ブル4Aを介して変換ユニット3Aに送る。
【0046】変換ユニット3Aは、平衡型インタフェー
ス信号をRS−232Cインタフェース信号に変換し、
RS−232Cケーブル5を介してPLC6に送る。な
お、変換ユニット3AとPLC6との間をパラレル信号
を伝送するケーブルで接続してもよい。この場合、PL
C6からは接点情報を示す複数のオンオフ信号がパラレ
ル信号として変換ユニット3Aに送られる。変換ユニッ
ト3Aは、パラレル信号を平衡型インタフェース信号に
変換し、平衡型ケーブル4Aを介して無線ユニット2A
に送る。
【0047】上記実施例のデータ通信装置1A,1Bに
おいては、無線ユニット2A,2Bと変換ユニット3
A,3Bとが互いに分離され、ノイズに強い平衡型イン
タフェースにより結合されているので、平衡型ケーブル
4A,4Bの長さを長くすることができ、無線ユニット
2Aを制御盤9の外部の金属遮蔽物の影響やノイズの影
響を受けにくい場所に設置することができ、同様に、無
線ユニット2Bも金属遮蔽物やノイズの影響を受けにく
い場所に設置することができる。
【0048】また、変換ユニット3A,3Bにノイズ除
去フィルタ15を通して供給される電力が、それぞれノ
イズに強い平衡型ケーブル4A,4Bを介して無線ユニ
ット2A,2Bに供給されるので、無線ユニット2A,
2Bにノイズ除去フィルタを設けることなく、無線ユニ
ット2A,2Bにノイズが除去された電力を供給するこ
とができる。
【0049】さらに、無線ユニット2A,2Bには受信
感度表示部12が設けられているので、無線ユニット2
A,2Bの設置の際に、最も良好に無線通信を行うこと
ができる位置を容易に特定することができる。
【0050】また、無線ユニット2A,2Bを共通化
し、無線ユニット2A,2Bについて無線法による認可
を一旦受けておくと、変換ユニット3A,3Bの設計を
変更することにより、異なる機種へのバリエーション展
開を容易かつ迅速に行うことが可能となる。それによ
り、無線ユニット2A,2Bの品質が保たれ、管理工数
の削減も見込まれる。
【0051】図2は本発明の第2の実施例によるデータ
通信装置を含むデータ通信システムの構成を示すブロッ
ク図である。図2に示すように、データ通信装置1Aの
無線ユニット2Aにおいては、インタフェース部11と
平衡型ケーブル4Aとの間に、パルストランス、フォト
カプラ等からなる絶縁分離型の信号結合器16およびト
ランス等からなる絶縁分離型の電力結合器17が設けら
れている。また、同様に、変換ユニット3Aにおいて、
第1インタフェース部13と平衡型ケーブル4Aとの間
に、パルストランス、フォトカプラ等からなる絶縁分離
型の信号結合器18およびトランス等からなる絶縁分離
型の電力結合器19が設けられている。
【0052】データ通信装置1Bの無線ユニット2Bに
おいても、無線ユニット2Aと同様に、インタフェース
部11と平衡型ケーブル4Bとの間に絶縁分離型の信号
結合器16および絶縁分離型の電力結合器17が設けら
れている。また、変換ユニット3Bにおいても、変換ユ
ニット3Aと同様に、第1インタフェース部13と平衡
型ケーブル4Bとの間に、絶縁分離型の信号結合器18
および絶縁分離型の電力結合器19が設けられている。
【0053】第2の実施例のデータ通信装置1A,1B
では、無線ユニット2A,2Bおよび変換ユニット3
A,3Bがそれぞれ絶縁分離型の信号結合器16,18
により平衡型ケーブル4A,4Bから絶縁されているの
で、平衡型ケーブル4Aからのノイズが無線ユニット2
A,2Bおよび変換ユニット3A,3Bに侵入しない。
【0054】また、無線ユニット2A,2Bおよび変換
ユニット3A,3Bがそれぞれ絶縁分離型の電力結合器
17,19により平衡型ケーブル4A,4Bから絶縁さ
れているので、電源からのノイズが無線ユニット2A,
2Bに侵入しない。
【0055】なお、絶縁分離型の信号結合器16,18
のいずれか一方のみを設けてもよく、絶縁分離型の電力
結合器17,19のいずれか一方のみを設けてもよい。
また、AC/DC変換部30はトランス等からなる絶縁
分離型の電力結合器を含む。したがって、絶縁分離型の
電力結合器19をAC/DC変換部30に含まれる絶縁
分離型の電力結合器と共用してもよい。例えば、AC/
DC変換部30内の絶縁分離型の電力結合器が複数の二
次巻線を有する場合、1つの二次巻線を第1インタフェ
ース部13および第2インタフェース部14に電力を供
給するために用い、他の1つの二次巻線を絶縁分離型の
電力結合器19として平衡型ケーブル4A,4Bに接続
する。
【0056】以上により、上記第1および第2の実施例
のデータ通信装置を用いれば、無線の能力を十分に引き
出した高い信頼性および長い伝達距離を有するデータ通
信システムを構築することが可能となる。
【0057】なお、上記第1および第2の実施例では、
本発明をファクトリオートメーションのデータ通信シス
テムに適用した場合を説明したが、本発明はオフィスオ
ートメーション(OA)のデータ通信システム、その他
のデータ通信システムにも同様に適用することができ
る。
【0058】
【発明の効果】第1〜第6の発明によれば、無線手段と
変換手段とが分離されているので、無線手段を金属遮蔽
物の影響やノイズの影響を受けにくい電波環境の良好な
場所に設置することが可能となる。したがって、高い信
頼性および長い伝達距離を有するデータ通信システムを
構築することが可能となる。
【0059】第2および第3の発明によれば、伝送手段
がノイズに強い平衡型インタフェース規格用のケーブル
からなるので、データ誤りが発生しない正確なデータ伝
送が可能となる。
【0060】第3の発明によれば、無線手段および変換
手段の少なくとも一方が絶縁分離型の信号結合手段によ
りケーブルから絶縁されているので、無線手段および変
換手段がさらにノイズを受けにくくなる。
【0061】第4および第5の発明によれば、変換手段
から伝送手段を介して無線手段に電力が供給されるの
で、無線手段のコストを高くすることなく無線手段へノ
イズのない電力を容易に供給することができる。
【0062】第5の発明によれば、無線手段および変換
手段の少なくとも一方が絶縁分離型の電力結合手段によ
り伝送手段から絶縁されているので、無線手段がさらに
電源からのノイズを受けにくくなる。
【0063】第6の発明によれば、無線手段に受信状態
表示手段が設けられているので、電波環境の良好な場所
の特定が容易になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例によるデータ通信装置を
用いたデータ通信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図2】本発明の第2の実施例によるデータ通信装置を
用いたデータ通信システムの構成を示すブロック図であ
る。
【図3】従来のデータ通信装置を用いたデータ通信シス
テムの構成を示すブロック図である。
【符号の説明】
1A,1B データ通信装置 2A,2B 無線ユニット 3A,3B 変換ユニット 4A,4B 平衡型ケーブル 5,7 RS−232Cケーブル 6 PLC 8 データ処理装置 10 無線部 11 インタフェース部 12 受信感度表示部 13 第1インタフェース部 14 第2インタフェース部 15 ノイズ除去フィルタ 16,18 絶縁分離型の信号結合器 17,19 絶縁分離型の電力結合器 30 AC/DC変換部 なお、各図中同一符号は同一または相当部分を示す。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 装置間のデータ通信を行うデータ通信装
    置であって、 前記装置に接続され、インタフェース信号の変換を行う
    変換手段と、 前記変換手段と分離されて設けられ、データの無線通信
    を行う無線手段と、 前記変換手段と前記無線手段との間でインタフェース信
    号の伝送を行う伝送手段とを備えたデータ通信装置。
  2. 【請求項2】 前記インタフェース信号は平衡型インタ
    フェース規格に従う信号であり、前記伝送手段は平衡型
    インタフェース規格に従う信号を伝送するケーブルから
    なることを特徴とする請求項1記載のデータ通信装置。
  3. 【請求項3】 前記無線手段および前記変換手段の少な
    くとも一方と前記ケーブルとの間に絶縁分離型の信号結
    合手段が介挿されたことを特徴とする請求項2記載のデ
    ータ通信装置。
  4. 【請求項4】 前記変換手段は電源に接続され、前記伝
    送手段は、前記変換手段と前記無線手段との間でのデー
    タ伝送を行うとともに、前記電源からの電力を前記無線
    手段に供給することを特徴とする請求項1記載のデータ
    通信装置。
  5. 【請求項5】 前記無線手段および前記変換手段の少な
    くとも一方と前記伝送手段との間に絶縁分離型の電力結
    合手段が介挿されたことを特徴とする請求項4記載のデ
    ータ通信装置。
  6. 【請求項6】 前記無線手段は、電波の受信状態を表示
    する受信状態表示手段を備えたことを特徴とする請求項
    1記載のデータ通信装置。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109501A (ja) * 2003-06-30 2009-05-21 Tempearl Ind Co Ltd 電流表示装置
KR100903774B1 (ko) * 2008-11-04 2009-06-30 주식회사 케이디티 시스템즈 피엘씨와 이동통신망 연결장치

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JP2009109501A (ja) * 2003-06-30 2009-05-21 Tempearl Ind Co Ltd 電流表示装置
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