JPH07335090A - 電力系統制御装置における制御回路 - Google Patents
電力系統制御装置における制御回路Info
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- JPH07335090A JPH07335090A JP12127594A JP12127594A JPH07335090A JP H07335090 A JPH07335090 A JP H07335090A JP 12127594 A JP12127594 A JP 12127594A JP 12127594 A JP12127594 A JP 12127594A JP H07335090 A JPH07335090 A JP H07335090A
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- Driving Mechanisms And Operating Circuits Of Arc-Extinguishing High-Tension Switches (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 複数機器の連続操作時に、連続で選択対象を
切替えることができるようにする。 【構成】 制御対象の機器の選択を行うための選択情報
は選択入力回路1により入力され、選択保持回路2に保
持される。選択入力回路1による多重選択時には後選択
優先回路3により後選択の選択情報が優先して選択保持
回路2に保持される。機器の操作を行うための操作情報
は操作入力回路4により入力される。そして機器の制御
は上記選択情報及び操作情報に基づいて制御出力回路5
により行われる。
切替えることができるようにする。 【構成】 制御対象の機器の選択を行うための選択情報
は選択入力回路1により入力され、選択保持回路2に保
持される。選択入力回路1による多重選択時には後選択
優先回路3により後選択の選択情報が優先して選択保持
回路2に保持される。機器の操作を行うための操作情報
は操作入力回路4により入力される。そして機器の制御
は上記選択情報及び操作情報に基づいて制御出力回路5
により行われる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、電力系統に設けられ
た遮断器等の機器を制御する電力系統制御装置における
制御回路に関するものである。
た遮断器等の機器を制御する電力系統制御装置における
制御回路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、従来の電力系統制御装置におけ
る制御回路を示す回路図である。図5において、L1,
L2は電力線(通称制御電源)であり、11は例えば2
種類の機器の選択、ここではコイルA又コイルBの選択
を行うための選択情報を入力する選択入力回路、12は
選択入力回路11により入力された選択情報を保持する
選択保持回路、13は選択入力回路11および選択保持
回路12により選択および保持された選択情報が示す機
器以外の機器の選択を不可(多重選択を防止)とする先
選択優先回路、14は機器、ここではコイルD,Eの入
又は切の操作を行うための操作情報を入力する操作入力
回路、15は選択保持回路12および操作入力回路14
による選択情報および操作情報に基づいて電力系統の機
器の制御を行う制御出力回路である。選択入力回路11
は選択スイッチ11Aと選択スイッチ11Bを備えてい
る。選択保持回路12は選択復帰スイッチ12Sとスイ
ツチ12Aとスイッチ12Bを備えている。先選択優先
回路13はスイッチ13Aとスイッチ13Bを備えてい
る。操作入力回路14は入操作スイッチ14Dと切操作
スイッチ14Eを備えている。制御出力回路15はスイ
ッチ15D,15Eおよびスイッチ151A,151
B,152A,152Bを備えている。なお、スイッチ
12A、スイッチ13A、スイッチ151A、及びスイ
ッチ152AはコイルAにより駆動される。また、スイ
ッチ12B、スイッチ13A、スイッチ151B、及び
スイッチ152BはコイルBにより駆動される。スイッ
チ15DはコイルDにより駆動され、スイッチ15Eは
コイルEにより駆動される。
る制御回路を示す回路図である。図5において、L1,
L2は電力線(通称制御電源)であり、11は例えば2
種類の機器の選択、ここではコイルA又コイルBの選択
を行うための選択情報を入力する選択入力回路、12は
選択入力回路11により入力された選択情報を保持する
選択保持回路、13は選択入力回路11および選択保持
回路12により選択および保持された選択情報が示す機
器以外の機器の選択を不可(多重選択を防止)とする先
選択優先回路、14は機器、ここではコイルD,Eの入
又は切の操作を行うための操作情報を入力する操作入力
回路、15は選択保持回路12および操作入力回路14
による選択情報および操作情報に基づいて電力系統の機
器の制御を行う制御出力回路である。選択入力回路11
は選択スイッチ11Aと選択スイッチ11Bを備えてい
る。選択保持回路12は選択復帰スイッチ12Sとスイ
ツチ12Aとスイッチ12Bを備えている。先選択優先
回路13はスイッチ13Aとスイッチ13Bを備えてい
る。操作入力回路14は入操作スイッチ14Dと切操作
スイッチ14Eを備えている。制御出力回路15はスイ
ッチ15D,15Eおよびスイッチ151A,151
B,152A,152Bを備えている。なお、スイッチ
12A、スイッチ13A、スイッチ151A、及びスイ
ッチ152AはコイルAにより駆動される。また、スイ
ッチ12B、スイッチ13A、スイッチ151B、及び
スイッチ152BはコイルBにより駆動される。スイッ
チ15DはコイルDにより駆動され、スイッチ15Eは
コイルEにより駆動される。
【0003】次に動作について説明する。ここでは一方
の機器を制御する選択の情報を選択情報aとし、他方の
機器を制御する選択の情報を選択情報bとして説明す
る。選択入力回路11において例えば選択スイッチ11
Aをオンすることにより選択情報aが入力されると、コ
イルAが励磁され、これによりスイッチ12Aがオンさ
れ、この選択情報aが選択保持回路12により保持され
る。仮に、ここで選択入力回路11において選択スイッ
チBをオンすることにより選択情報bが入力されると、
コイルAの励磁により選択情報aが保持されているた
め、先選択優先回路13のスイッチ13Aはオフとなっ
ており、選択スイッチ11Bをオンして選択情報bを入
力してもコイルBは動作せず、したがって先選択の選択
情報aが優先される。次いで操作入力回路14において
操作スイッチ14D又は操作スイッチ14Eをオンする
と、コイルD又はコイルEが励磁され、これにより制御
出力回路15においてスイッチ15D又はスイッチ15
Eがオンされ、コイルAにより駆動されるスイッチ15
1A,152A、およびコイルBにより駆動されるスイ
ッチ151B,152Bによって選択された項目の制御
指令が出力され、電力系統の機器が制御される。次いで
選択保持回路12において選択復帰スイッチ12Sを操
作して選択復帰情報を入力することにより、保持してい
た選択情報aが復帰し、初期状態に戻る。
の機器を制御する選択の情報を選択情報aとし、他方の
機器を制御する選択の情報を選択情報bとして説明す
る。選択入力回路11において例えば選択スイッチ11
Aをオンすることにより選択情報aが入力されると、コ
イルAが励磁され、これによりスイッチ12Aがオンさ
れ、この選択情報aが選択保持回路12により保持され
る。仮に、ここで選択入力回路11において選択スイッ
チBをオンすることにより選択情報bが入力されると、
コイルAの励磁により選択情報aが保持されているた
め、先選択優先回路13のスイッチ13Aはオフとなっ
ており、選択スイッチ11Bをオンして選択情報bを入
力してもコイルBは動作せず、したがって先選択の選択
情報aが優先される。次いで操作入力回路14において
操作スイッチ14D又は操作スイッチ14Eをオンする
と、コイルD又はコイルEが励磁され、これにより制御
出力回路15においてスイッチ15D又はスイッチ15
Eがオンされ、コイルAにより駆動されるスイッチ15
1A,152A、およびコイルBにより駆動されるスイ
ッチ151B,152Bによって選択された項目の制御
指令が出力され、電力系統の機器が制御される。次いで
選択保持回路12において選択復帰スイッチ12Sを操
作して選択復帰情報を入力することにより、保持してい
た選択情報aが復帰し、初期状態に戻る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】従来の電力系統制御装
置における制御回路は以上のように構成されているの
で、複数の機器の連続操作時に1機器の制御の都度、選
択復帰を行う必要がある。また、電力系統の状態によっ
ては、制御不可となる機器があり、選択操作した後に制
御に対する機器が動作しなかったということで初めて制
御不可ということがわかり、不要操作を行う等の問題点
があった。
置における制御回路は以上のように構成されているの
で、複数の機器の連続操作時に1機器の制御の都度、選
択復帰を行う必要がある。また、電力系統の状態によっ
ては、制御不可となる機器があり、選択操作した後に制
御に対する機器が動作しなかったということで初めて制
御不可ということがわかり、不要操作を行う等の問題点
があった。
【0005】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたものであり、複数の機器の連続操作時に、
連続で選択対象を切替えることができ、制御不可の機器
については、選択時に選択できないことで選択不可を認
識することができ、また、制御出力中に選択対象機器が
切替わらないようにすることにより、誤制御出力を防止
するとともに、操作条件により操作の可否を設定でき、
又判定できることにより、誤操作を防止し、複雑な条件
での操作でも容易に行える電力系統制御装置における制
御回路を提供することを目的とする。
めになされたものであり、複数の機器の連続操作時に、
連続で選択対象を切替えることができ、制御不可の機器
については、選択時に選択できないことで選択不可を認
識することができ、また、制御出力中に選択対象機器が
切替わらないようにすることにより、誤制御出力を防止
するとともに、操作条件により操作の可否を設定でき、
又判定できることにより、誤操作を防止し、複雑な条件
での操作でも容易に行える電力系統制御装置における制
御回路を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】第1の発明は、制御対象
の機器の選択を行うための選択情報を入力する選択入力
回路と、上記選択情報を保持する選択保持回路と、上記
選択入力回路による多重選択時に後選択を優先して該選
択情報を上記選択保持回路に保持させる後選択優先回路
と、機器の操作を行うための操作情報を入力する操作入
力回路と、上記選択情報及び上記操作情報に基づいて機
器の制御を行う制御出力回路とを備えたことを特徴とす
るものである。
の機器の選択を行うための選択情報を入力する選択入力
回路と、上記選択情報を保持する選択保持回路と、上記
選択入力回路による多重選択時に後選択を優先して該選
択情報を上記選択保持回路に保持させる後選択優先回路
と、機器の操作を行うための操作情報を入力する操作入
力回路と、上記選択情報及び上記操作情報に基づいて機
器の制御を行う制御出力回路とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0007】第2の発明は、各機器の制御の可否を判定
する制御可否判定手段と、上記判定の結果が当該機器の
制御の否を示す場合に上記選択入力回路から入力された
当該機器の選択情報を無効にする選択無効回路とを備え
たことを特徴とするものである。
する制御可否判定手段と、上記判定の結果が当該機器の
制御の否を示す場合に上記選択入力回路から入力された
当該機器の選択情報を無効にする選択無効回路とを備え
たことを特徴とするものである。
【0008】第3の発明は、上記制御出力回路により機
器の制御が行われている際中に上記選択入力回路から入
力された選択切替の選択情報を無効にする選択切替無効
回路を備えたことを特徴とする。
器の制御が行われている際中に上記選択入力回路から入
力された選択切替の選択情報を無効にする選択切替無効
回路を備えたことを特徴とする。
【0009】第4の発明は、各機器の操作の可否を設定
したり、判定したりする操作可否判定手段と、上記判定
の結果が当該機器の操作の否を示す場合に上記操作入力
回路から入力された当該機器の操作情報を無効にする操
作無効回路とを備えたことを特徴とするものである。
したり、判定したりする操作可否判定手段と、上記判定
の結果が当該機器の操作の否を示す場合に上記操作入力
回路から入力された当該機器の操作情報を無効にする操
作無効回路とを備えたことを特徴とするものである。
【0010】
【作用】第1の発明によれば、制御対象の機器の選択を
行うための選択情報は選択入力回路により入力され、選
択保持回路に保持される。選択入力回路による多重選択
時には後選択優先回路により後選択の選択情報が優先し
て選択保持回路に保持される。機器の操作を行うための
操作情報は操作入力回路により入力される。機器の制御
は制御出力回路により上記選択情報及び操作情報に基づ
いて行なわれる。
行うための選択情報は選択入力回路により入力され、選
択保持回路に保持される。選択入力回路による多重選択
時には後選択優先回路により後選択の選択情報が優先し
て選択保持回路に保持される。機器の操作を行うための
操作情報は操作入力回路により入力される。機器の制御
は制御出力回路により上記選択情報及び操作情報に基づ
いて行なわれる。
【0011】第2の発明によれば、各機器の制御の可否
が制御可否判定手段により判定され、この判定の結果が
当該機器の制御の否を示す場合に選択入力回路から当該
機器の選択情報を入力しても、この選択情報は選択無効
回路により無効にされる。
が制御可否判定手段により判定され、この判定の結果が
当該機器の制御の否を示す場合に選択入力回路から当該
機器の選択情報を入力しても、この選択情報は選択無効
回路により無効にされる。
【0012】第3の発明によれば、制御出力回路により
機器の制御が行われている際中に、選択入力回路から機
器を切替えるための選択情報を入力しても、この選択情
報は選択切替無効回路により無効にされる。
機器の制御が行われている際中に、選択入力回路から機
器を切替えるための選択情報を入力しても、この選択情
報は選択切替無効回路により無効にされる。
【0013】第4の発明によれば、各機器の操作の可否
は操作可否判定手段により判定され、この判定の結果が
当該機器の操作の否を示す場合に操作入力回路から当該
機器の操作情報を入力しても、この操作情報は操作無効
回路により無効にされる。
は操作可否判定手段により判定され、この判定の結果が
当該機器の操作の否を示す場合に操作入力回路から当該
機器の操作情報を入力しても、この操作情報は操作無効
回路により無効にされる。
【0014】
実施例1(請求項1対応).以下、この発明の実施例を
図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例1に係
る電力系統制御装置における制御回路の回路図である。
図1において、L1,L2は電力線であり、1は3種類
の機器の選択、ここではコイルA又はコイルB又はコイ
ルCの選択を行うための選択情報を入力する選択入力回
路、2は選択入力回路1により入力された選択情報を保
持する選択保持回路、3は選択保持回路2により選択保
持された選択情報が示す機器以外の機器の選択時(多重
選択時)に後選択を優先して該選択情報を選択保持回路
2に保持させる後選択優先回路、4は機器、ここではコ
イルD,Eの操作を行うための操作情報を入力する操作
入力回路、5は上記選択情報及び上記操作情報に基づい
て電力系統の機器の制御を行う制御出力回路である。選
択入力回路1は選択スイッチ1Aと選択スイッチ1Bと
選択スイッチ1Cを備えている。選択保持回路2は選択
復帰スイッチ2Sとスイッチ2A,2B,2Cを備えて
いる。後選択優先回路3はスイッチ31A,31B,3
1Cとスイッチ32A,32B,32Cを備えている。
操作入力回路4は入操作スイッチ40と切操作スイッチ
4Eを備えている。制御出力回路5はスイッチ5D,5
Eとスイッチ51A,51B,51Cとスイッチ52
A,52B,52Cを備えている。なお、スイッチ2
A、スイッチ31A、スイッチ32A、スイッチ51
A、及びスイッチ52AはコイルAにより駆動される。
スイッチ2B、スイッチ31B、スイッチ32B、スイ
ッチ51B、及びスイッチ52BはコイルBにより駆動
される。スイッチ2C、スイッチ31C、スイッチ32
C、スイッチ51C、及びスイッチ52CはコイルCに
より駆動される。スイッチ5DはコイルDにより駆動さ
れ、スイッチ5EはコイルEにより駆動される。
図に基づいて説明する。図1はこの発明の実施例1に係
る電力系統制御装置における制御回路の回路図である。
図1において、L1,L2は電力線であり、1は3種類
の機器の選択、ここではコイルA又はコイルB又はコイ
ルCの選択を行うための選択情報を入力する選択入力回
路、2は選択入力回路1により入力された選択情報を保
持する選択保持回路、3は選択保持回路2により選択保
持された選択情報が示す機器以外の機器の選択時(多重
選択時)に後選択を優先して該選択情報を選択保持回路
2に保持させる後選択優先回路、4は機器、ここではコ
イルD,Eの操作を行うための操作情報を入力する操作
入力回路、5は上記選択情報及び上記操作情報に基づい
て電力系統の機器の制御を行う制御出力回路である。選
択入力回路1は選択スイッチ1Aと選択スイッチ1Bと
選択スイッチ1Cを備えている。選択保持回路2は選択
復帰スイッチ2Sとスイッチ2A,2B,2Cを備えて
いる。後選択優先回路3はスイッチ31A,31B,3
1Cとスイッチ32A,32B,32Cを備えている。
操作入力回路4は入操作スイッチ40と切操作スイッチ
4Eを備えている。制御出力回路5はスイッチ5D,5
Eとスイッチ51A,51B,51Cとスイッチ52
A,52B,52Cを備えている。なお、スイッチ2
A、スイッチ31A、スイッチ32A、スイッチ51
A、及びスイッチ52AはコイルAにより駆動される。
スイッチ2B、スイッチ31B、スイッチ32B、スイ
ッチ51B、及びスイッチ52BはコイルBにより駆動
される。スイッチ2C、スイッチ31C、スイッチ32
C、スイッチ51C、及びスイッチ52CはコイルCに
より駆動される。スイッチ5DはコイルDにより駆動さ
れ、スイッチ5EはコイルEにより駆動される。
【0015】次に動作について説明する。ここでは3種
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば選択スイッチ1Aをオンすることによ
り選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、こ
れによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが選
択保持回路2により保持される。仮に、ここで選択入力
回路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッチ
2Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情報
cが入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作
し、後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優
先回路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選
択情報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例え
ばコイルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイ
ッチ32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解
除され、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報b
が保持される。次いで操作入力回路4において入操作ス
イッチ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイ
ルD又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路
5においてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、
コイルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コ
イルBにより駆動されるスイッチ51B,52B、及び
コイルCにより駆動されるスイッチ51C,52C、に
よって選択された項目の制御指令が出力され、電力系統
の機器が制御される。さらに選択保持回路2において、
選択復帰スイッチ2Sを操作して選択復帰情報を入力す
ることにより、保持していた選択情報b又は選択情報c
が復帰し、初期状態に戻る。
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば選択スイッチ1Aをオンすることによ
り選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、こ
れによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが選
択保持回路2により保持される。仮に、ここで選択入力
回路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッチ
2Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情報
cが入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作
し、後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優
先回路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選
択情報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例え
ばコイルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイ
ッチ32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解
除され、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報b
が保持される。次いで操作入力回路4において入操作ス
イッチ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイ
ルD又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路
5においてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、
コイルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コ
イルBにより駆動されるスイッチ51B,52B、及び
コイルCにより駆動されるスイッチ51C,52C、に
よって選択された項目の制御指令が出力され、電力系統
の機器が制御される。さらに選択保持回路2において、
選択復帰スイッチ2Sを操作して選択復帰情報を入力す
ることにより、保持していた選択情報b又は選択情報c
が復帰し、初期状態に戻る。
【0016】本実施例1では、複数の機器を続けて制御
を行う場合に、選択し直す度に選択復帰させる必要がな
くなる等、操作が容易にかつ迅速に行える。
を行う場合に、選択し直す度に選択復帰させる必要がな
くなる等、操作が容易にかつ迅速に行える。
【0017】実施例2(請求項2対応).図2はこの発
明の実施例2に係る電力系統制御装置における制御回路
の回路図である。図2において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図2において、21は各機器の制御の可否を判定す
る制御可否判定手段、6はスイッチ6A,6B,6Cを
有し制御可否判定手段21による判定結果が当該機器の
制御の否を示す場合に選択入力回路1より当該機器を選
択するための選択情報を入力しても該選択情報を無効に
する選択無効回路である。なお、スイッチ6A,6B,
6Cは制御可否判定手段21の出力により駆動されるも
のである。
明の実施例2に係る電力系統制御装置における制御回路
の回路図である。図2において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図2において、21は各機器の制御の可否を判定す
る制御可否判定手段、6はスイッチ6A,6B,6Cを
有し制御可否判定手段21による判定結果が当該機器の
制御の否を示す場合に選択入力回路1より当該機器を選
択するための選択情報を入力しても該選択情報を無効に
する選択無効回路である。なお、スイッチ6A,6B,
6Cは制御可否判定手段21の出力により駆動されるも
のである。
【0018】次に動作について説明する。ここでは3種
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば、選択スイッチ1Aをオンすることに
より選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、
これによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが
選択保持回路2により保持される。仮に、ここで選択入
力回路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッ
チ2Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情
報cが入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作
し、後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優
先回路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選
択情報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例え
ばコイルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイ
ッチ32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解
除され、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報b
が保持される。次いで操作入力回路4において入操作ス
イッチ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイ
ルD又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路
5においてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、
コイルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コ
イルBにより駆動されるスイッチ51B,52B、及び
コイルCにより駆動されるスイッチ51C,52Cによ
って選択された項目の制御指令が出力され、電力系統の
機器が制御される。さらに選択保持回路2において、選
択復帰スイッチ2Cを操作して選択復帰情報を入力する
ことにより、保持していた選択情報b又は選択情報cが
復帰し、初期状態に戻る。
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば、選択スイッチ1Aをオンすることに
より選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、
これによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが
選択保持回路2により保持される。仮に、ここで選択入
力回路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッ
チ2Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情
報cが入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作
し、後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優
先回路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選
択情報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例え
ばコイルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイ
ッチ32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解
除され、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報b
が保持される。次いで操作入力回路4において入操作ス
イッチ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイ
ルD又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路
5においてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、
コイルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コ
イルBにより駆動されるスイッチ51B,52B、及び
コイルCにより駆動されるスイッチ51C,52Cによ
って選択された項目の制御指令が出力され、電力系統の
機器が制御される。さらに選択保持回路2において、選
択復帰スイッチ2Cを操作して選択復帰情報を入力する
ことにより、保持していた選択情報b又は選択情報cが
復帰し、初期状態に戻る。
【0019】また、機器の選択に際し、当該機器が制御
不可であれば、制御可否判定手段21により制御不可の
判定結果が出力され、これにより選択無効回路bは当該
選択に対応するコイルの動作を停止させ、選択入力回路
1から入力した選択情報を無効にする。例えば、当該機
器を制御する選択の情報が選択情報aであれば、この選
択情報aを入力するため、選択入力回路1の選択スイッ
チ1Aをオンする。ところが、当該機器が制御不可であ
り、選択無効回路6のスイッチ6Aがオフされている
と、上記選択スイッチ1Aをオンしても、コイルAは励
磁されず、動作しないことになる。したがって、選択保
持回路2のスイッチ2Aはオンされず、選択情報aは保
持されず、無効となる。これにより、当該機器は制御さ
れずに済み、人的操作ミスの誤制御出力の防止や操作不
可機器への不要な操作を防止できる。
不可であれば、制御可否判定手段21により制御不可の
判定結果が出力され、これにより選択無効回路bは当該
選択に対応するコイルの動作を停止させ、選択入力回路
1から入力した選択情報を無効にする。例えば、当該機
器を制御する選択の情報が選択情報aであれば、この選
択情報aを入力するため、選択入力回路1の選択スイッ
チ1Aをオンする。ところが、当該機器が制御不可であ
り、選択無効回路6のスイッチ6Aがオフされている
と、上記選択スイッチ1Aをオンしても、コイルAは励
磁されず、動作しないことになる。したがって、選択保
持回路2のスイッチ2Aはオンされず、選択情報aは保
持されず、無効となる。これにより、当該機器は制御さ
れずに済み、人的操作ミスの誤制御出力の防止や操作不
可機器への不要な操作を防止できる。
【0020】実施例3(請求項3対応).図3はこの発
明の実施例3に係る電力系統制御装置における制御回路
の回路図である。図3において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図3において、7はスイッチ7DおよびスイッチE
を有し、制御出力回路5により電力系統の機器の制御が
行われている際中に選択入力回路1より選択操作を行っ
ても選択情報が切替わらないようにする選択切替無効回
路である。上記スイッチ7DはコイルDにより駆動さ
れ、コイルDの励磁中はオフする。上記スイッチ7Eは
コイルEにより駆動され、コイルFの励磁中はオフす
る。
明の実施例3に係る電力系統制御装置における制御回路
の回路図である。図3において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図3において、7はスイッチ7DおよびスイッチE
を有し、制御出力回路5により電力系統の機器の制御が
行われている際中に選択入力回路1より選択操作を行っ
ても選択情報が切替わらないようにする選択切替無効回
路である。上記スイッチ7DはコイルDにより駆動さ
れ、コイルDの励磁中はオフする。上記スイッチ7Eは
コイルEにより駆動され、コイルFの励磁中はオフす
る。
【0021】次に動作について説明する。ここでは3種
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば選択スイッチ1Aをオンすることによ
り選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、こ
れによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが選
択保持回路2にて保持される。仮に、ここで選択入力回
路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッチ2
Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情報c
が入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作し、
後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優先回
路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選択情
報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例えばコ
イルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイッチ
32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解除さ
れ、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報bが保
持される。次いで操作入力回路4において入操作スイッ
チ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイルD
又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路5に
おいてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、コイ
ルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コイル
Bにより駆動されるスイッチ51B,52B、及びコイ
ルCにより駆動されるスイッチ51C,52Cによって
選択された項目の制御指令が出力され、電力系統の機器
が制御される。さらに選択保持回路2において、選択復
帰スイッチ2Sを操作して選択復帰情報を入力すること
により、保持していた選択情報b又は選択情報cが復帰
し、初期状態に戻る。
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば選択スイッチ1Aをオンすることによ
り選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、こ
れによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが選
択保持回路2にて保持される。仮に、ここで選択入力回
路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッチ2
Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情報c
が入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作し、
後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優先回
路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選択情
報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例えばコ
イルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイッチ
32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解除さ
れ、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報bが保
持される。次いで操作入力回路4において入操作スイッ
チ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイルD
又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路5に
おいてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、コイ
ルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コイル
Bにより駆動されるスイッチ51B,52B、及びコイ
ルCにより駆動されるスイッチ51C,52Cによって
選択された項目の制御指令が出力され、電力系統の機器
が制御される。さらに選択保持回路2において、選択復
帰スイッチ2Sを操作して選択復帰情報を入力すること
により、保持していた選択情報b又は選択情報cが復帰
し、初期状態に戻る。
【0022】また、制御出力回路5により電力系統の機
器の制御が行われている時は、コイルD又はコイルEが
励磁されているので、選択切替無効回路7におけるスイ
ッチ7D又はスイッチ7Eはオフされている。これによ
り、選択入力回路1における選択スイッチ1A,1B,
1Cをオンしても、選択情報a,b,cが入力されるこ
とがないので、制御前に入力された選択情報を選択保持
回路2により保持でき、選択情報が切替わることがな
い。したがって、制御出力中に誤って他の機器を選択し
ても、選択が切替わらないので、誤選択による回路の損
傷や機器への不要な制御出力を防止できる。
器の制御が行われている時は、コイルD又はコイルEが
励磁されているので、選択切替無効回路7におけるスイ
ッチ7D又はスイッチ7Eはオフされている。これによ
り、選択入力回路1における選択スイッチ1A,1B,
1Cをオンしても、選択情報a,b,cが入力されるこ
とがないので、制御前に入力された選択情報を選択保持
回路2により保持でき、選択情報が切替わることがな
い。したがって、制御出力中に誤って他の機器を選択し
ても、選択が切替わらないので、誤選択による回路の損
傷や機器への不要な制御出力を防止できる。
【0023】実施例4(請求項4対応).図4はこの発
明の実施例4に係る電力系統制御装置における制御回路
の回路図である。図4において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図4において、22は各機器の操作の可否を設定し
たり、判定したりする操作可否判定手段、8は操作可否
判定手段22による判定結果が当該機器の操作の否を示
す場合に操作入力回路4より当該機器を操作するための
操作情報を入力しても該操作情報を無効にする操作無効
回路である。
明の実施例4に係る電力系統制御装置における制御回路
の回路図である。図4において、図1に示す構成要素に
対応するものには同一の符号を付し、その説明を省略す
る。図4において、22は各機器の操作の可否を設定し
たり、判定したりする操作可否判定手段、8は操作可否
判定手段22による判定結果が当該機器の操作の否を示
す場合に操作入力回路4より当該機器を操作するための
操作情報を入力しても該操作情報を無効にする操作無効
回路である。
【0024】次に動作について説明する。ここでは3種
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば選択スイッチ1Aをオンすることによ
り選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、こ
れによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが選
択保持回路2にて保持される。仮に、ここで選択入力回
路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッチ2
Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情報c
が入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作し、
後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優先回
路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選択情
報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例えばコ
イルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイッチ
32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解除さ
れ、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報bが保
持される。次いで操作入力回路4において入操作スイッ
チ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイルD
又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路5に
おいてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、コイ
ルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コイル
Bにより駆動されるスイッチ51B,52B、及びコイ
ルCにより駆動されるスイッチ51C,52Cによって
選択された項目の制御指令が出力され、電力系統の機器
が制御される。さらに選択保持回路2において、選択復
帰スイッチ2Sを操作して選択復帰情報を入力すること
により、保持していた選択情報b又は選択情報cが復帰
し、初期状態に戻る。
類の機器を制御する選択の情報をそれぞれ選択情報a、
選択情報b、選択情報cとして説明する。選択入力回路
1において例えば選択スイッチ1Aをオンすることによ
り選択情報aが入力されると、コイルAが励磁され、こ
れによりスイッチ2Aがオンされ、この選択情報aが選
択保持回路2にて保持される。仮に、ここで選択入力回
路1において選択スイッチ2Bあるいは選択スイッチ2
Cをオンすることにより選択情報bあるいは選択情報c
が入力されると、コイルBあるいはコイルCが動作し、
後の選択情報bあるいは後の選択情報cが後選択優先回
路3により優先され、先の選択情報aは復帰し、選択情
報bあるいは選択情報cが保持される。即ち、例えばコ
イルBが励磁されると、スイッチ2Bがオン、スイッチ
32Bがオフされ、これによりコイルAの励磁は解除さ
れ、選択情報aは復帰し、それに代って選択情報bが保
持される。次いで操作入力回路4において入操作スイッ
チ4D又は切操作スイッチ4Eをオンすると、コイルD
又はコイルEが励磁され、これにより制御出力回路5に
おいてスイッチ5D又はスイッチ5Eがオンされ、コイ
ルAにより駆動されるスイッチ51A,52A、コイル
Bにより駆動されるスイッチ51B,52B、及びコイ
ルCにより駆動されるスイッチ51C,52Cによって
選択された項目の制御指令が出力され、電力系統の機器
が制御される。さらに選択保持回路2において、選択復
帰スイッチ2Sを操作して選択復帰情報を入力すること
により、保持していた選択情報b又は選択情報cが復帰
し、初期状態に戻る。
【0025】また、操作可否判定手段22により判定さ
れた機器が操作可であれば、制御出力回路5は操作可の
機器に対して制御指令を出力するが、判定された機器が
操作否であれば、操作可否判定手段22により操作無効
回路8は操作入力回路4からの操作情報を無効にする。
即ち、操作無効回路8において、スイッチ81がオン、
スイッチ82がオフされている場合は、図1で示した実
施例1と同じ動作をするが、スイッチ81をオフ、スイ
ッチ82をオンしておくと、スイッチ83のオン/オフ
で操作スイッチ4DとコイルD間の電流がオン/オフ制
御されることになる。したがって、操作可否判定手段2
2によりスイッチ83がオフされていると、操作スイッ
チ4Dをオンしても操作情報がコイルDに伝えられない
ため、操作否と判定された機器は操作されなくて済む。
このため、機器の制御回路の異常や、運用面での制約に
対し、操作者の判断に頼ることなく、安全かつ確実な操
作が可能となる。なお、操作可否判定手段22に各機器
の条件毎の操作可否の判定情報を予め登録しておけば、
当該機器が操作可であるか否かを判定でき、この判定結
果により操作無効回路8を制御することができる。
れた機器が操作可であれば、制御出力回路5は操作可の
機器に対して制御指令を出力するが、判定された機器が
操作否であれば、操作可否判定手段22により操作無効
回路8は操作入力回路4からの操作情報を無効にする。
即ち、操作無効回路8において、スイッチ81がオン、
スイッチ82がオフされている場合は、図1で示した実
施例1と同じ動作をするが、スイッチ81をオフ、スイ
ッチ82をオンしておくと、スイッチ83のオン/オフ
で操作スイッチ4DとコイルD間の電流がオン/オフ制
御されることになる。したがって、操作可否判定手段2
2によりスイッチ83がオフされていると、操作スイッ
チ4Dをオンしても操作情報がコイルDに伝えられない
ため、操作否と判定された機器は操作されなくて済む。
このため、機器の制御回路の異常や、運用面での制約に
対し、操作者の判断に頼ることなく、安全かつ確実な操
作が可能となる。なお、操作可否判定手段22に各機器
の条件毎の操作可否の判定情報を予め登録しておけば、
当該機器が操作可であるか否かを判定でき、この判定結
果により操作無効回路8を制御することができる。
【0026】
【発明の効果】以上のように第1の発明によれば、制御
対象の機器の選択を行うための選択情報を入力する選択
入力回路と、上記選択情報を保持する選択保持回路と、
上記選択入力回路による多重選択時に後選択を優先して
該選択情報を上記選択保持回路に保持させる後選択優先
回路と、機器の操作を行うための操作情報を入力する操
作入力回路と、上記選択情報及び上記操作情報に基づい
て機器の制御を行う制御出力回路とを備えたので、機器
の多重選択時に後選択を優先することが可能となり、こ
れにより複数機器の連続操作時において、機器を選択し
直す度に選択復帰する必要がなく、連続で選択対象を切
替えることができ、したがって操作が容易にかつ迅速に
行えるという効果が得られる。
対象の機器の選択を行うための選択情報を入力する選択
入力回路と、上記選択情報を保持する選択保持回路と、
上記選択入力回路による多重選択時に後選択を優先して
該選択情報を上記選択保持回路に保持させる後選択優先
回路と、機器の操作を行うための操作情報を入力する操
作入力回路と、上記選択情報及び上記操作情報に基づい
て機器の制御を行う制御出力回路とを備えたので、機器
の多重選択時に後選択を優先することが可能となり、こ
れにより複数機器の連続操作時において、機器を選択し
直す度に選択復帰する必要がなく、連続で選択対象を切
替えることができ、したがって操作が容易にかつ迅速に
行えるという効果が得られる。
【0027】第2の発明によれば、各機器の制御の可否
を判定する制御可否判定手段と、上記判定の結果が当該
機器の制御の否を示す場合に上記選択入力回路から入力
された当該機器の選択情報を無効にする選択無効回路と
を備えたので、当該機器の制御が否の場合、入力した選
択情報を無効にでき、これにより制御不可の機器につい
ては選択不可を認識でき、電力系統の構成状態により機
器の選択をロックでき、したがって、人的操作ミスによ
る誤制御出力の防止や制御不可機器への不要な制御の防
止を図れるという効果が得られる。
を判定する制御可否判定手段と、上記判定の結果が当該
機器の制御の否を示す場合に上記選択入力回路から入力
された当該機器の選択情報を無効にする選択無効回路と
を備えたので、当該機器の制御が否の場合、入力した選
択情報を無効にでき、これにより制御不可の機器につい
ては選択不可を認識でき、電力系統の構成状態により機
器の選択をロックでき、したがって、人的操作ミスによ
る誤制御出力の防止や制御不可機器への不要な制御の防
止を図れるという効果が得られる。
【0028】第3の発明によれば、制御出力回路により
機器の制御が行われている際中に選択入力回路から入力
された選択切替の選択情報を無効にする選択切替無効回
路を備えたので、制御出力中に他の機器への選択切替の
ための選択情報を入力してもこの選択情報を無効にで
き、これにより制御出力中に誤って他の機器に選択を切
替えても誤制御出力がでないようになり、したがって操
作過程における誤操作による制御出力の不要中断に伴う
回路の損傷を防止できるとともに誤操作による他機器へ
の不要制御出力を防止することができるという効果が得
られる。
機器の制御が行われている際中に選択入力回路から入力
された選択切替の選択情報を無効にする選択切替無効回
路を備えたので、制御出力中に他の機器への選択切替の
ための選択情報を入力してもこの選択情報を無効にで
き、これにより制御出力中に誤って他の機器に選択を切
替えても誤制御出力がでないようになり、したがって操
作過程における誤操作による制御出力の不要中断に伴う
回路の損傷を防止できるとともに誤操作による他機器へ
の不要制御出力を防止することができるという効果が得
られる。
【0029】第4の発明によれば、各機器の操作の可否
を設定したり、判定したりする操作可否判定手段と、上
記判定の結果が当該機器の操作の否を示す場合に上記操
作入力回路から入力された当該機器の操作情報を無効に
する操作無効回路とを備えたので、当該機器の操作が否
の場合、入力した操作情報を無効にでき、これにより人
的操作ミスを防止でき、また、各機器毎の操作可否の設
定により、複雑な条件での操作でも容易にでき、したが
って安全で確実な操作が行えるという効果が得られる。
を設定したり、判定したりする操作可否判定手段と、上
記判定の結果が当該機器の操作の否を示す場合に上記操
作入力回路から入力された当該機器の操作情報を無効に
する操作無効回路とを備えたので、当該機器の操作が否
の場合、入力した操作情報を無効にでき、これにより人
的操作ミスを防止でき、また、各機器毎の操作可否の設
定により、複雑な条件での操作でも容易にでき、したが
って安全で確実な操作が行えるという効果が得られる。
【図1】 この発明の実施例1に係る電力系統制御装置
における制御回路を示す回路図である。
における制御回路を示す回路図である。
【図2】 この発明の実施例2に係る電力系統制御装置
における制御回路を示す回路図である。
における制御回路を示す回路図である。
【図3】 この発明の実施例3に係る電力系統制御装置
における制御回路を示す回路図である。
における制御回路を示す回路図である。
【図4】 この発明の実施例4に係る電力系統制御装置
における制御回路を示す回路図である。
における制御回路を示す回路図である。
【図5】 従来の電力系統制御装置における制御回路を
示す回路図である。
示す回路図である。
1 選択入力回路、2 選択保持回路、3 後選択優先
回路、4 操作入力回路、5 制御出力回路、6 選択
無効回路、7 選択切替無効回路、8 操作無効回路、
11 選択入力回路、12 選択保持回路、13 先選
択優先回路、14 操作入力回路、15 制御出力回
路、21 制御可否判定手段、22 操作可否判定手
段、1A,1B,1C,11A,11B 選択スイッ
チ、2S 選択復帰スイッチ、2A,2B,2C,31
A,31B,31C,32A,32B,32C,5D,
5E,51A,51B,51C,52A,52B,52
C,12A,12B,13A,13B,15D,15
E,151A,151B,152A,152B スイッ
チ、4D,14D 入操作スイッチ、4E,14E 切
操作スイッチ、6A,6B,6C,7D,7E,81,
82,83 スイッチ、A,B,C,D,E コイル、
L1,L2 電力線。
回路、4 操作入力回路、5 制御出力回路、6 選択
無効回路、7 選択切替無効回路、8 操作無効回路、
11 選択入力回路、12 選択保持回路、13 先選
択優先回路、14 操作入力回路、15 制御出力回
路、21 制御可否判定手段、22 操作可否判定手
段、1A,1B,1C,11A,11B 選択スイッ
チ、2S 選択復帰スイッチ、2A,2B,2C,31
A,31B,31C,32A,32B,32C,5D,
5E,51A,51B,51C,52A,52B,52
C,12A,12B,13A,13B,15D,15
E,151A,151B,152A,152B スイッ
チ、4D,14D 入操作スイッチ、4E,14E 切
操作スイッチ、6A,6B,6C,7D,7E,81,
82,83 スイッチ、A,B,C,D,E コイル、
L1,L2 電力線。
Claims (4)
- 【請求項1】 電力系統の遮断器等の機器を制御する電
力系統制御装置における制御回路において、制御対象の
機器の選択を行うための選択情報を入力する選択入力回
路と、上記選択情報を保持する選択保持回路と、上記選
択入力回路による多重選択時に後選択を優先して該選択
情報を上記選択保持回路に保持させる後選択優先回路
と、機器の操作を行うための操作情報を入力する操作入
力回路と、上記選択情報及び上記操作情報に基づいて機
器の制御を行う制御出力回路とを備えたことを特徴とす
る電力系統制御装置における制御回路。 - 【請求項2】 各機器の制御の可否を判定する制御可否
判定手段と、上記判定の結果が当該機器の制御の否を示
す場合に上記選択入力回路から入力された当該機器の選
択情報を無効にすめ選択無効回路とを備えたことを特徴
とする請求項第1項記載の電力系統制御装置における制
御回路。 - 【請求項3】 上記制御出力回路により機器の制御が行
われている際中に上記選択入力回路から入力された選択
切替の選択情報を無効にする選択切替無効回路を備えた
ことを特徴とする請求項第1項記載の電力系統制御装置
における制御回路。 - 【請求項4】 各機器の操作の可否を設定したり判定し
たりする操作可否判定手段と、上記判定の結果が当該機
器の操作の否を示す場合に上記操作入力回路から入力さ
れた当該機器の操作情報を無効にする操作無効回路とを
備えたことを特徴とする請求項第1項記載の電力系統制
御装置における制御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12127594A JPH07335090A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 電力系統制御装置における制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12127594A JPH07335090A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 電力系統制御装置における制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07335090A true JPH07335090A (ja) | 1995-12-22 |
Family
ID=14807228
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12127594A Pending JPH07335090A (ja) | 1994-06-02 | 1994-06-02 | 電力系統制御装置における制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07335090A (ja) |
-
1994
- 1994-06-02 JP JP12127594A patent/JPH07335090A/ja active Pending
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