JPH0733433A - カルサイト型球状炭酸カルシウム及びその製造方法 - Google Patents

カルサイト型球状炭酸カルシウム及びその製造方法

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JPH0733433A
JPH0733433A JP17571793A JP17571793A JPH0733433A JP H0733433 A JPH0733433 A JP H0733433A JP 17571793 A JP17571793 A JP 17571793A JP 17571793 A JP17571793 A JP 17571793A JP H0733433 A JPH0733433 A JP H0733433A
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JP
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calcium hydroxide
reaction liquid
reaction
conductivity
intermediate reaction
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JP17571793A
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Tetsuo Kumasaka
徹夫 熊坂
Kazuo Yamashita
一夫 山下
Akira Suzuki
明 鈴木
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Okutama Kogyo Co Ltd
Original Assignee
Okutama Kogyo Co Ltd
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  • Compounds Of Alkaline-Earth Elements, Aluminum Or Rare-Earth Metals (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【構成】 平均粒径0.1〜1.5μmのカルサイト型
球状炭酸カルシウムである。この製法は、Ca(OH)
水性スラリーとCO含有ガスとの反応時に、反応液
の導電率を一次降下最下点付近に達せしめたところでリ
ンの酸素酸塩あるいは不飽和カルボン酸の重合体又は共
重合体の塩からなる添加剤を反応液中のCa(OH)
換算量100重量部に対し所定割合で添加し、炭酸化率
20〜60%まで反応させ、次いでこの反応液と、Ca
(OH)水性スラリーと二酸化炭素含有ガスとを反応
液の導電率が一次降下最下点付近に達するまで反応させ
て得た反応液とを、これらのCa(OH)換算モル比
が所定割合になるよう混合する。 【効果】 平均粒径が最大でも1.5μmという球状微
粒であるので、最密充填しやすく、分散性や滑り性が良
好であり、結晶系がカルサイト型で安定であるので、製
紙用の顔料又は填料、塗料用顔料、研磨剤、プラスチッ
ク又はゴム用充填剤、特に磁気テープベースフイルム用
滑剤、化粧料として好適。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、製紙用の顔料又は填
料、塗料用顔料、研磨剤、プラスチック又はゴム用充填
剤、特に磁気テープベースフイルム用滑剤、化粧料など
として好適である、新規なカルサイト型球状炭酸カルシ
ウム及びこのものを簡単に効率よく製造する方法に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】水酸化カルシウムと二酸化炭素との反応
により紡錘形、立方形、柱状、球状の形態をもつ炭酸カ
ルシウムが生じる。炭酸カルシウムの結晶系は、カルサ
イト、アラゴナイト、バテライトの3種があり、主にカ
ルサイトは紡錘形や立方形、アラゴナイトは柱状、バテ
ライトは球状の形態をもつとされている。
【0003】このうち、球状炭酸カルシウムについて
は、カルサイト型のものとして、水酸化カルシウム水性
スラリーにポリリン酸塩を添加し、ガス状二酸化炭素を
導入する方法が知られ(特開昭61−168524号公
報)、またバテライト型のものとして、モノエタノール
アミンを含有する石灰乳に二酸化炭素を導入する方法
(特開平1−301511号公報)、水溶性カルシウム
にスルホン化ポリマーを添加する方法(特開昭62−9
1416号公報)、水溶性カルシウムに二価のカチオン
を添加する方法(特開昭57−92520号公報)、水
酸化カルシウム懸濁液にアミノ酸又はその塩を添加する
方法(特開昭64−72916号公報)がそれぞれ知ら
れている。
【0004】しかしながら、これら従来の球状炭酸カル
シウムは、カルサイト型においては、粒子径が大きく、
しかも大きさにばらつきがあるという欠点を有するし、
また、バテライト型においては、微粒の球状粒子が生成
するが、不安定な結晶系であって、水の存在下、常温常
圧で安定相である菱面体晶のカルサイトへ転移するとい
う欠点があるため、商品化にまで至っていないのが現状
である。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
従来の球状炭酸カルシウムのもつ欠点を克服し、微粒で
安定なカルサイト型球状炭酸カルシウムを提供すること
を目的としてなされたものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、微粒で安
定なカルサイト型球状炭酸カルシウムを開発するために
種々研究を重ねた結果、水酸化カルシウムスラリーと二
酸化炭素との炭酸化反応時の導電率の変化に着目し、そ
の一次降下最下点付近まで反応させて得られた反応液
と、これと同様の反応液に特定の添加剤を加えさらに所
定の炭酸化率まで炭酸化反応を進めて得られる反応液と
を混合したのち、さらに炭酸化反応を行うことにより、
その目的を達成しうることを見出し、この知見に基づい
て本発明を完成するに至った。
【0007】すなわち、本発明は、平均粒径0.1〜
1.5μmのカルサイト型球状炭酸カルシウムを提供す
るものである。本発明の炭酸カルシウムは、比表面積が
5〜30m/gのものが好ましい。本発明の炭酸カル
シウムは、本発明方法すなわち水酸化カルシウム水性ス
ラリーと二酸化炭素含有ガスとを反応させて炭酸カルシ
ウムを製造する方法において、反応液の導電率を一次降
下最下点又はその付近に達せしめたところでリンの酸素
酸塩及び不飽和カルボン酸の重合体又は共重合体の塩の
中から選ばれた少なくとも1種の添加剤を反応液中の水
酸化カルシウム換算量100重量部に対し0.1〜10
重量部の割合で添加して混合する工程、該工程に続きさ
らに反応させて20〜60%の範囲の炭酸化率に達せし
める工程、及び該工程に続き得られた反応液と、水酸化
カルシウム水性スラリーと二酸化炭素含有ガスとの反応
液であってその導電率の一次降下最下点又はその付近に
ある反応液とを、これら反応液中の水酸化カルシウム換
算モル比が10:100〜100:30になるような割
合で混合する工程を設ける方法によって得られる。
【0008】本発明方法において、有利には、反応液の
導電率の一次降下最下点又はその付近で反応を一時停止
させて一次中間反応液を調製し、次いで得られた一次中
間反応液を二分し、その一方に上記添加剤を混合すると
ともに、この工程に続きさらに反応させて20〜60%
の範囲の炭酸化率に達せしめたところで反応を一時停止
させて二次中間反応液を調製し、次いでこの二次中間反
応液と上記一次中間反応液の他方とを混合するのがよ
い。
【0009】このような方法において、二次中間反応液
に一次中間反応液を添加する直前までの原料の水酸化カ
ルシウムスラリー及び反応液の導電率曲線の経時変化の
1例のグラフを図1に示す。この図1から明らかなよう
に、反応開始前は、水酸化カルシウムスラリー中の水酸
化カルシウムの溶解によるOHイオンの影響で高い導
電率を示すが、炭酸ガスを吹き込み、炭酸化反応を開始
すると導電率が降下する。炭酸化反応をさらに進める
と、反応の進行に連れて、導電率は降下し極小値を付け
たのち反転してかなり上昇し、その後再び緩やかに降下
する。
【0010】この一次降下は、炭酸ガスが溶解して既に
溶解している水酸化カルシウムと反応して反応生成物の
結晶核が生成する速度に、スラリー中の水酸化カルシウ
ムの溶解速度が追い付けないために生じると推測され
る。一次降下後は水酸化カルシウムの溶解速度が相対的
に高まり導電率が回復すると推測される。本発明方法に
おいては、先ず、水酸化カルシウム水性スラリーと二酸
化炭素含有ガスとを反応液の導電率が一次降下最下点又
はその付近に達するまで反応させる。この際、導電率降
下率を次式のように定義したとき、導電率降下率が15
〜50%の範囲となるまで反応させるのが好ましい。
【0011】
【数1】
【0012】本発明においては、反応開始後の反応液の
導電率の最初の降下を一次降下、また一次降下における
導電率の極小点を一次降下最下点とそれぞれいう。さら
に、それ以降は水酸化カルシウムの溶解、炭酸ガスの溶
解、反応のバランスをとりながら反応を進行させること
により、導電率が徐々に低下する。本発明方法において
は、上記のように一次降下最下点付近まで反応させたの
ち、リンの酸素酸塩、あるいは不飽和カルボン酸の重合
体又は共重合体の塩からなる添加剤が添加される。
【0013】この添加剤に用いるリンの酸素酸塩として
は、例えばオルトリン酸、ピロリン酸、トリポリリン
酸、テトラポリリン酸、メタリン酸、ヘキサメタリン
酸、ハイポリリン酸の塩などが挙げられ、また、不飽和
カルボン酸の重合体又は共重合体の塩における不飽和カ
ルボン酸としては、例えばアクリル酸、メタクリル酸、
クロトン酸などの不飽和モノカルボン酸やマレイン酸、
フマル酸、イタコン酸などの不飽和ジカルボン酸などが
挙げられる。
【0014】これらの塩としては、ナトリウム、カリウ
ム、リチウムなどのアルカリ金属塩、カルシウム塩、ア
ンモニウム塩が好ましい。これらの添加剤は1種用いて
もよいし、2種以上を組み合わせて用いてもよい。この
添加剤の使用量は、反応液中の水酸化カルシウム換算量
100重量部に対し0.1〜10重量部とすることが必
要であり、0.5〜7重量部とするのが好ましい。この
量が少なすぎると球状粒子が生成しにくく不定形粒子と
なりやすいし、また多すぎても粒子径が大きくなりすぎ
て粒子表面が荒い不定形粒子となりやすい。
【0015】このように添加剤を加えた後、水酸化カル
シウムの二酸化炭素による炭酸化反応を継続し、炭酸化
率が20〜60%の範囲になるまで反応させて反応液を
調製し(以下、このようにして調製された反応液を反応
液(B)ともいう)、次いでこの反応液と、水酸化カル
シウム水性スラリーと二酸化炭素含有ガスとを反応液の
導電率が一次降下最下点又はその付近に達するまで反応
させて得られた反応液(以下、反応液(A)ともいう)
とを、これら反応液中の水酸化カルシウム換算含有量の
比すなわち反応液(B)中の水酸化カルシウム換算含有
量(b)と反応液(A)中の水酸化カルシウム換算含有
量(a)との比が(b):(a)=10:100〜10
0:30になるような割合で混合することが必要であ
る。反応液(B)の炭酸化率が小さすぎてもまた大きす
ぎても粒子径が多きくなりすぎる。また、(b):
(a)が小さすぎると粒子径が大きくなりすぎるし、ま
た大きすぎると球状粒子が生成しにくく、不定形粒子に
なりやすい。
【0016】これら反応液としては、上記の一次中間反
応液の他方と二次中間反応液を用いるのが好ましい。本
発明方法に用いられる水酸化カルシウムスラリーは、粒
度分布累積50容量%平均粒子径が6μm以下である水
酸化カルシウムを濃度30〜200g/L、液温5〜3
0℃の水性スラリーに調製したものが好ましい。この平
均粒子径が大きすぎると球状粒子が生成しにくく、不定
形粒子になりやすい傾向がみられる。この平均粒子径を
6μm以下とするには、固形水酸化カルシウムを乾式又
は湿式で粉砕するのがよい。乾式粉砕法としては、自由
粉砕機、ボールミル、ロッドミルなどが用いられ、湿式
粉砕法としては、ホモジナイザー、コーレスミキサー等
の高速ミキサー、サンドミル、タワーミルなどの一般的
な粉砕機が使用される。その他、乾式分級法や湿式分級
法も用いられる。
【0017】上記水酸化カルシウム水性スラリーについ
て、その水酸化カルシウム濃度が小さすぎると生産性が
低下し、また大きすぎると柱状粒子が混入しやすくなる
傾向がみられるし、また、その液温が低すぎると生産性
が低下し、また高すぎると球状粒子が生成しにくく、不
定形粒子になりやすい傾向がみられる。また、一次降下
最下点の導電率の、水酸化カルシウム水性スラリーの反
応開始前の導電率からの降下度は、1.0ms/cm以
上、有利には3〜5ms/cmとするのが好ましい。こ
の降下度が小さすぎると球状粒子が生成しにくく、不定
形粒子になりやすい傾向がみられる。
【0018】また、上記添加剤の添加後の二酸化炭素含
有ガスの吹き込み速度を、該ガスとの反応の開始時の水
酸化カルシウム1g当り1〜20L/min(ここでL
はリットルを意味する)とするのが好ましい。このガス
吹き込み速度は1気圧、20℃のガス状態の100%二
酸化炭素換算値で示す。このガス吹き込み速度が小さす
ぎてもまた大きすぎても球状粒子が生成しにくく、不定
形粒子になりやすい傾向がみられる。
【0019】また、本発明方法においては、反応を撹拌
翼付き反応槽中で行うのが粒度のバラツキが少なくなる
ので好ましい。この反応槽としては、さらに反応槽内径
Dと撹拌翼の径dとの比がD/d≦5であるものが好ま
しい。また、撹拌翼の回転速度については、例えばDが
5m以下の場合、D/dが3以下では周速5〜15m/
秒、D/d=3〜5では周速15〜30m/秒の範囲に
するのが好ましい。
【0020】
【発明の効果】本発明の球状炭酸カルシウムは、平均粒
径が最大でも1.5μmという球状微粒であるので、最
密充填しやすく、分散性や滑り性が良好であり、結晶系
がカルサイト型で安定であるという顕著な効果を奏す
る。したがって、本発明の球状炭酸カルシウムは、製紙
塗工用顔料として用いた場合、分散性、充填性が優れて
いることから、光学特性、印刷適性を向上させるし、製
紙内填剤として用いた場合、不透明性などの光学特性、
印刷適性を向上させる。また、プラスチック、ゴム用の
充填剤として用いた場合、機械強度、隠ぺい性を向上さ
せるし、フイルム用充填剤として用いた場合、滑り性を
改善し、隠ぺい性も向上させ、特に磁気テープベースフ
イルム用の滑剤として用いた場合、磁気テープの走行性
を著しく改善する。また、歯磨き用研磨剤として用いた
場合、マイルドな研磨性を得ることができる。また、化
粧料として用いた場合、特にファンデーション、白粉な
どのメークアップ化粧品の原料に用いた場合、滑り感が
よく、皮脂や汗の吸収、発散を最適に調整しうる。
【0021】
【実施例】次に実施例によって本発明をさらに詳細に説
明するが、本発明はこれらの例によってなんら限定され
るものではない。
【0022】なお、二酸化炭素含有ガスの吹き込み量
は、1気圧、20℃の状態の100%二酸化炭素ガスに
換算した量で示す。また、試料の平均粒子径は電子顕微
鏡写真で測定したFeret径の平均値で示し、比表面
積はマイクロメリティックス社製フローソーブII230
0で測定した。また、原料水酸化カルシウムの粒度分布
累積50容量%平均粒子径はマイクロトラック社製MK
IISPA(レーザー測定器)を用いて求めた。
【0023】実施例1 粒度分布累積50容量%平均粒子径が4.5μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度93g/L(ここでLはリッ
トルを意味する。以下同じ)、温度20℃の水性スラリ
ーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹拌翼の径d
との比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周速15m/
秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気−CO
合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定し、一次降
下最下点時で反応を停止して一次中間反応液を得た。ガ
ス吹き込み前の導電率は、9.0ms/cm、一次降下
最下点の導電率は6.0ms/cmであった。この一次
中間反応液を一部分取したのち、その残分の水酸化カル
シウム換算量100重量部に対しヘキサメタリン酸ナト
リウムを1.0重量部の割合で添加して混合し、次いで
CO濃度30容量%の空気−CO混合ガスを10L
/分の速度で吹き込んだ。炭酸化率28%の反応時点に
おける二次中間反応液に、前記の分取した一次中間反応
液を、二次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含有量
(b)と一次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含有
量(a)との比が(b):(a)=2:1となるような
割合で添加混合し、反応を継続させ終結させた。
【0024】このようにして得られた炭酸カルシウム
は、平均粒子径1.2μmの球状であり、比表面積は1
0m/gであり、X線回折分析結果からカルサイトで
あることが確認された。
【0025】実施例2 二次中間反応液と一次中間反応液との混合割合を
(b):(a)=1:1になるように変えた以外は実施
例1と同様に操作した。
【0026】得られた炭酸カルシウムは、平均粒子径
1.0μmの球状であり、比表面積は15m/gであ
り、X線回折分析結果からカルサイトであることが確認
された。
【0027】実施例3 ヘキサメタリン酸ナトリウムに代えてピロリン酸ナトリ
ウムを用いるとともに、二次中間反応液と一次中間反応
液との混合割合を(b):(a)=1:2になるように
変えた以外は実施例1と同様に操作した。得られた炭酸
カルシウムは、平均粒子径0.5μmの球状であり、比
表面積は23m/gであり、X線回折分析結果からカ
ルサイトであることが確認された。
【0028】実施例4 粒度分布累積50容量%平均粒子径が4.2μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度98g/L、温度15℃の水
性スラリーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹拌
翼の径dとの比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周速
15m/秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気−
CO混合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定
し、一次降下最下点時で反応を停止して一次中間反応液
を得た。ガス吹き込み前の導電率は、8.7ms/c
m、一次降下最下点の導電率は6.5ms/cmであっ
た。この一次中間反応液を一部分取したのち、その残分
の水酸化カルシウム換算量100重量部に対しヘキサメ
タリン酸ナトリウムを1.0重量部の割合で添加して混
合し、次いでCO濃度30容量%の空気−CO混合
ガスを10L/分の速度で吹き込んだ。炭酸化率25%
の反応時点における二次中間反応液に、前記の分取した
一次中間反応液(a)を、二次中間反応液中の水酸化カ
ルシウム換算含有量(b)と一次中間反応液中の水酸化
カルシウム換算含有量(a)との比が(b):(a)=
1:5となるような割合で添加混合し、反応を継続させ
終結させた。このようにして得られた炭酸カルシウム
は、平均粒子径0.2μmの球状であり、比表面積は2
9m/gであり、X線回折分析結果からカルサイトで
あることが確認された。
【0029】実施例5 ヘキサメタリン酸ナトリウムの添加量を7.0重量部、
二次中間反応液と一次中間反応液との混合割合を
(b):(a)=2:1になるようにそれぞれ変えた以
外は実施例1と同様に操作した。得られた炭酸カルシウ
ムは、平均粒子径1.3μmの球状であり、比表面積は
9.5m/gであり、X線回折分析結果からカルサイ
トであることが確認された。
【0030】実施例6 ヘキサメタリン酸ナトリウムの添加量を3.0重量部、
二次中間反応液(b)の炭酸化率を55%、二次中間反
応液と一次中間反応液との混合割合を(b):(a)=
1:1になるようにそれぞれ変えた以外は実施例4と同
様に操作した。得られた炭酸カルシウムは、平均粒子径
0.9μmの球状であり、比表面積は17m/gであ
り、X線回折分析結果からカルサイトであることが確認
された。
【0031】実施例7 ヘキサメタリン酸ナトリウムの添加量を2.0重量部、
この添加後のガスの吹込み速度を20L/分、二次中間
反応液(b)の炭酸化率を33%、二次中間反応液と一
次中間反応液との混合割合を(b):(a)=1:2に
なるようにそれぞれ変えた以外は実施例4と同様に操作
した。得られた炭酸カルシウムは、平均粒子径0.5μ
mの球状であり、比表面積は22.3m/gであり、
X線回折分析結果からカルサイトであることが確認され
た。
【0032】実施例8 粒度分布累積50容量%平均粒子径が2.8μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度105g/L、温度18℃の
水性スラリーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹
拌翼の径dとの比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周
速15m/秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気
−CO混合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定
し、一次降下最下点時で反応を停止して一次中間反応液
を得た。ガス吹き込み前の導電率は、8.8ms/c
m、一次降下最下点の導電率は6.1ms/cmであっ
た。この一次中間反応液を一部分取したのち、その残分
の水酸化カルシウム換算量100重量部に対しアクリル
酸共重合体のナトリウム塩を1.0重量部の割合で添加
して混合し、次いでCO濃度30容量%の空気−CO
混合ガスを10L/分の速度で吹き込んだ。炭酸化率
31%の反応時点における二次中間反応液に、前記の分
取した一次中間反応液を、二次中間反応液中の水酸化カ
ルシウム換算含有量(b)と一次中間反応液中の水酸化
カルシウム換算含有量(a)との比が(b):(a)=
1:1となるような割合で添加混合し、反応を継続させ
終結させた。このようにして得られた炭酸カルシウム
は、平均粒子径1.0μmの球状であり、比表面積は1
3m/gであり、X線回折分析結果からカルサイトで
あることが確認された。
【0033】実施例9 粒度分布累積50容量%平均粒子径が5.5μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度168g/L、温度21℃の
水性スラリーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹
拌翼の径dとの比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周
速15m/秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気
−CO混合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定
し、一次降下最下点時で反応を停止して一次中間反応液
を得た。ガス吹き込み前の導電率は、9.2ms/c
m、一次降下最下点の導電率は7.0ms/cmであっ
た。この一次中間反応液を一部分取したのち、その残分
の水酸化カルシウム換算量100重量部に対しヘキサメ
タリン酸ナトリウム1.0重量部とアクリル酸−共重合
体のナトリウム塩1.0重量部とを添加して混合し、次
いでCO濃度30容量%の空気−CO混合ガスを1
0L/分の速度で吹き込んだ。炭酸化率38%の反応時
点における二次中間反応液に、前記の分取した一次中間
反応液を、二次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含
有量(b)と一次中間反応液中の水酸化カルシウム換算
含有量(a)との比が(b):(a)=1:1となるよ
うな割合で添加混合し、反応を継続させ終結させた。こ
のようにして得られた炭酸カルシウムは、平均粒子径
0.8μmの球状であり、比表面積は19m/gであ
り、X線回折分析結果からカルサイトであることが確認
された。
【0034】実施例10 粒度分布累積50容量%平均粒子径が5.1μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度102g/L、温度5℃の水
性スラリーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹拌
翼の径dとの比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周速
15m/秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気−
CO混合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定
し、一次降下最下点時で反応を停止して一次中間反応液
を得た。ガス吹き込み前の導電率は、10.0ms/c
m、一次降下最下点の導電率は6.5ms/cmであっ
た。この一次中間反応液を一部分取したのち、その残分
の水酸化カルシウム換算量100重量部に対しアクリル
酸−イタコン酸共重合体のアンモニウム塩1.0重量部
を添加して混合し、次いでCO濃度30容量%の空気
−CO混合ガスを15L/分の速度で吹き込んだ。炭
酸化率45%の反応時点における二次中間反応液に、前
記の分取した一次中間反応液を、二次中間反応液中の水
酸化カルシウム換算含有量(b)と一次中間反応液中の
水酸化カルシウム換算含有量(a)との比が(b):
(a)=1:1となるような割合で添加混合し、反応を
継続させ終結させた。このようにして得られた炭酸カル
シウムは、平均粒子径1.1μmの球状であり、比表面
積は14.5m/gであり、X線回折分析結果からカ
ルサイトであることが確認された。
【0035】実施例11 粒度分布累積50容量%平均粒子径が3.3μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度102g/L、温度14℃の
水性スラリーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹
拌翼の径dとの比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周
速8m/秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気−
CO混合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定
し、一次降下最下点時で反応を停止して一次中間反応液
を得た。ガス吹き込み前の導電率は、8.6ms/c
m、一次降下最下点の導電率は5.8ms/cmであっ
た。この一次中間反応液を一部分取したのち、その残分
の水酸化カルシウム換算量100重量部に対しリン酸1
水素ナトリウム1.0重量部を添加して混合し、次いで
CO濃度30容量%の空気−CO混合ガスを5L/
分の速度で吹き込んだ。炭酸化率22%の反応時点にお
ける二次中間反応液に、前記の分取した一次中間反応液
を、二次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含有量
(b)と一次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含有
量(a)との比が(b):(a)=1:1となるような
割合で添加混合し、反応を継続させ終結させた。 この
ようにして得られた炭酸カルシウムは、平均粒子径1.
0μmの球状であり、比表面積は16m/gであり、
X線回折分析結果からカルサイトであることが確認され
た。
【0036】実施例12 粒度分布累積50容量%平均粒子径が4.5μmの水酸
化カルシウムを用い、濃度93g/L、温度15℃の水
性スラリーを調製し、この30Lを反応槽内径Dと撹拌
翼の径dとの比D:d=3の撹拌反応槽に仕込み、周速
15m/秒でかきまぜ、CO濃度30容量%の空気−
CO混合ガスを吹き込んだ。導電率を連続的に測定
し、一次降下最下点時で反応を停止して一次中間反応液
を得た。ガス吹き込み前の導電率は、9.1ms/c
m、一次降下最下点の導電率は5.5ms/cmであっ
た。この一次中間反応液を一部分取したのち、その残分
の水酸化カルシウム換算量100重量部に対しピロリン
酸アンモニウム1.0重量部を添加して混合し、次いで
CO濃度30容量%の空気−CO混合ガスを10L
/分の速度で吹き込んだ。炭酸化率28%の反応時点に
おける二次中間反応液に、前記の分取した一次中間反応
液を、二次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含有量
(b)と一次中間反応液中の水酸化カルシウム換算含有
量(a)との比が(b):(a)=1:2となるような
割合で添加混合し、反応を継続させ終結させた。 この
ようにして得られた炭酸カルシウムは、平均粒子径0.
5μmの球状であり、比表面積は25.8m/gであ
り、X線回折分析結果からカルサイトであることが確認
された。
【0037】比較例1 混合ガスの吹込み速度を0.5L/分に変えることで一
次降下最下点の導電率を8.5とするとともに、二次中
間反応液の炭酸化率を30%に変えた以外は実施例2と
同様に操作した。得られた炭酸カルシウムは、不定形で
あった。
【0038】比較例2 原料の水酸化カルシウムスラリーの温度を35℃、二次
中間反応液の炭酸化率を30%にそれぞれ変えた以外は
実施例2と同様に操作した。得られた炭酸カルシウム
は、不定形であった。なお、一次降下最下点時の導電率
の値は6.3ms/cmであった。
【0039】比較例3 添加剤のヘキサメタリン酸ナトリウムの添加時点を一次
降下途中の導電率7.7ms/cmの時点、二次中間反
応液の炭酸化率を30%にそれぞれ変えた以外は実施例
2と同様に操作した。得られた炭酸カルシウムは、不定
形であった。
【0040】比較例4 添加剤のヘキサメタリン酸ナトリウムの添加時点を一次
降下最下点時を過ぎた導電率6.8ms/cmの時点に
変えた以外は比較例3と同様に操作した。得られた炭酸
カルシウムは、不定形であった。
【0041】比較例5 ヘキサメタリン酸ナトリウムを添加しないとともに、二
次中間反応液と一次中間反応液との混合割合を(b):
(a)=1:2になるようにそれぞれ変えた以外は、実
施例4と同様に操作した。得られた炭酸カルシウムは、
不定形であった。
【0042】比較例6 二次中間反応液の炭素化率を68%、二次中間反応液と
一次中間反応液との混合割合を(b):(a)=1:2
になるようにそれぞれ変えた以外は、実施例4と同様に
操作した。得られた炭酸カルシウムは、球状形状ではあ
るものの、平均粒子径は5.5μmと大きすぎた。
【0043】比較例7 二次中間反応液と一次中間反応液との混合割合を
(b):(a)=10:1になるように変えた以外は、
実施例4と同様に操作した。得られた炭酸カルシウム
は、球状形状ではあるものの、平均粒子径は3.5μm
と大きすぎた。
【0044】比較例8 二次中間反応液と一次中間反応液との混合割合を
(b):(a)=5:100になるように変えた以外
は、実施例4と同様に操作した。得られた炭酸カルシウ
ムは、不定形であった。
【0045】比較例9 D/dを6、添加剤をヘキサメタリン酸ナトリウムに変
えた以外は、実施例8と同様に操作した。得られた炭酸
カルシウムは、不定形であった。なお、一次降下最下点
の導電率は6.8ms/cmであった。
【0046】比較例10 撹拌反応槽の撹拌時の周速を3.5m/秒、添加剤をヘ
キサメタリン酸ナトリウムに変えた以外は、実施例8と
同様に操作した。得られた炭酸カルシウムは、不定形で
あった。なお、一次降下最下点の導電率は7.1ms/
cmであった。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 平均粒径0.1〜1.5μmのカルサイ
    ト型球状炭酸カルシウム。
  2. 【請求項2】 水酸化カルシウム水性スラリーと二酸化
    炭素含有ガスとを反応させて炭酸カルシウムを製造する
    方法において、反応液の導電率を一次降下最下点又はそ
    の付近に達せしめたところでリンの酸素酸塩及び不飽和
    カルボン酸の重合体又は共重合体の塩の中から選ばれた
    少なくとも1種の添加剤を反応液中の水酸化カルシウム
    換算量100重量部に対し0.1〜10重量部の割合で
    添加して混合する工程、該工程に続きさらに反応させて
    20〜60%の範囲の炭酸化率に達せしめる工程、及び
    該工程に続き得られた反応液と、水酸化カルシウム水性
    スラリーと二酸化炭素含有ガスとを反応液の導電率が一
    次降下最下点又はその付近に達するまで反応させて得ら
    れた反応液とを、これら反応液中の水酸化カルシウム換
    算モル比が10:100〜100:30になるような割
    合で混合する工程を設けたことを特徴とする請求項1記
    載の炭酸カルシウムの製造方法。
  3. 【請求項3】 水酸化カルシウム水性スラリーと二酸化
    炭素含有ガスとを反応させて炭酸カルシウムを製造する
    方法において、反応液の導電率の一次降下最下点又はそ
    の付近で反応を一時停止させて一次中間反応液を調製
    し、次いで得られた一次中間反応液を二分し、その一方
    にリンの酸素酸塩及び不飽和カルボン酸の重合体又は共
    重合体の塩の中から選ばれた少なくとも1種の添加剤を
    反応液中の水酸化カルシウム換算量100重量部に対し
    0.1〜10重量部の割合で添加して混合する工程及び
    該工程に続きさらに反応させて20〜60%の範囲の炭
    酸化率に達せしめたところで反応を一時停止させて二次
    中間反応液を調製し、次いでこの二次中間反応液と上記
    一次中間反応液の他方とを、これら中間反応液中の水酸
    化カルシウム換算モル比が10:100〜100:30
    になるような割合で混合する工程を設けたことを特徴と
    する請求項1記載の炭酸カルシウムの製造方法。
  4. 【請求項4】 水酸化カルシウム水性スラリーが、粒度
    分布累積50容量%平均粒子径が6μm以下である水酸
    化カルシウムを濃度30〜200g/L、液温5〜30
    ℃の水性スラリーに調製したものである請求項2又は3
    記載の製造方法。
  5. 【請求項5】 一次降下最下点時の導電率が、反応開始
    前の水酸化カルシウム水性スラリーの導電率より1.0
    ms/cm以上低い値である請求項2、3又は4記載の
    製造方法。
  6. 【請求項6】 二酸化炭素含有ガスの吹き込み速度を該
    ガスとの反応開始時の水酸化カルシウム1g当り1〜2
    0L/分とする請求項2ないし5のいずれかに記載の製
    造方法。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100370433B1 (ko) * 1999-09-21 2003-01-29 한국지질자원연구원 에탄올-에틸렌 글리콜계에서 탄산화법을 통해 합성한 비정질 탄산칼슘을 이용한 칼사이트 제조방법
CN100390064C (zh) * 2005-04-28 2008-05-28 卢忠远 用电石渣制备超细碳酸钙的方法
JP2008273853A (ja) * 2007-04-26 2008-11-13 New Raimu Kenkyusha:Kk 化粧品組成物
US7754176B2 (en) 2003-02-27 2010-07-13 Okutama Kogyo Co., Ltd. Spherical calcium carbonate and method for producing thereof
CN107986314A (zh) * 2017-12-27 2018-05-04 上海碳酸钙厂有限公司 一种球形沉淀碳酸钙的制备方法

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