JPH07334152A - Midiデータの送信装置および受信装置 - Google Patents

Midiデータの送信装置および受信装置

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JPH07334152A
JPH07334152A JP6155267A JP15526794A JPH07334152A JP H07334152 A JPH07334152 A JP H07334152A JP 6155267 A JP6155267 A JP 6155267A JP 15526794 A JP15526794 A JP 15526794A JP H07334152 A JPH07334152 A JP H07334152A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 MIDIデータを他のデータと区別すると共
に、MIDI楽器にMIDIデータ以外のデータが出力
されるのを防止することを目的とする。 【構成】 MIDIデータを出力するMIDI楽器3に
接続され、出力されたMIDIデータおよびMIDIデ
ータ以外の他のデータに基づいて高周波信号を変調する
と共に変調した無線信号を受信装置5に送信する送信部
34と、送信部34の送信の開始を制御する送信制御部
11とを備えるMIDIデータの送信装置1であって、
MIDIデータおよび他のデータを送信部34へ出力す
る送信データ出力部11と、送信部34の送信開始から
の送信時間を計測する送信時間計測部11とを備え、送
信データ出力部11は、送信時間が所定時間に達するま
では他のデータを送信部34に出力し、送信時間が所定
時間に達した後にMIDIデータを送信部34に出力す
るように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ピッチ情報、ベロシテ
ィー情報、音色情報およびコントロール情報などの演奏
情報の伝達に用いられるMIDI(Musical Instrument
Digital Interface)信号を、キーボードやMIDIギ
ター等の演奏装置、音源装置およびシーケンサなどのM
IDI楽器の相互間で送信または受信するMIDIデー
タの送信装置および受信装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】この種のMIDIデータの送信装置とし
て、演奏装置としてのキーボード(MIDI楽器)が出
力したMIDIデータに基づいて高周波信号を変調した
無線信号を送信する送信部と、送信部の送信を制御する
送信制御部とを備えるものが知られている。また、MI
DIデータの受信装置として、MIDIデータの送信装
置が送信した無線信号を受信すると共に受信信号を復調
する受信部と、復調信号に基づいたMIDIデータをM
IDI楽器に出力する受信データ出力部とを備えるもの
が知られている。
【0003】この従来のMIDIデータの送信装置は、
キーボードがMIDIデータを出力すると、送信制御部
が送信部を制御し、送信部は、MIDIデータに基づい
て高周波信号を変調すると共に変調した無線信号を直ち
に送信する。一方、従来のMIDIデータの受信装置
は、送信装置が送信した無線信号を受信部が受信し、受
信したMIDIデータを受信データ出力部がMIDI楽
器、例えば、音源装置に直ちに出力する。一方、音源装
置は、入力されたMIDIデータに基づいて、楽音を生
成している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、このような
従来の送信装置および受信装置では、以下のような問題
があった。まず、MIDIデータを無線信号により送信
装置から受信装置に送信しようとする場合、MIDIデ
ータの送信に先立って受信装置の呼出名称データや受信
周波数の切替制御データ等の受信制御データを送信しな
ければならない場合がある。このようなときに、受信装
置が受信制御データをMIDIデータとして音源装置に
直ちに出力すると、音源装置が誤動作してしまうという
問題がある。
【0005】本発明は、かかる問題点に鑑みてなされた
ものであり、MIDIデータを他のデータと区別するこ
とができると共に、接続されたMIDI楽器にMIDI
データ以外のデータが出力されるのを防止することがで
きるMIDIデータの送信装置および受信装置を提供す
ることをその目的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく請
求項1記載のMIDIデータの送信装置は、演奏情報を
伝達するためのMIDIデータを出力するMIDI楽器
に接続され、出力されたMIDIデータおよびMIDI
データ以外の他のデータに基づいて高周波信号を変調す
ると共に変調した無線信号を受信装置に送信する送信部
と、送信部の送信の開始を制御する送信制御部とを備え
るMIDIデータの送信装置であって、MIDIデータ
および他のデータを送信部へ出力する送信データ出力部
と、送信部の送信開始からの送信時間を計測する送信時
間計測部とを備え、送信データ出力部は、送信時間が所
定時間に達するまでは他のデータを送信部に出力し、送
信時間が所定時間に達した後にMIDIデータを送信部
に出力するように構成されていることを特徴とする。
【0007】請求項2記載のMIDIデータの送信装置
は、請求項1記載のMIDIデータの送信装置におい
て、他のデータは、受信装置を制御するための受信制御
データおよび/またはダミーデータであることを特徴と
する。
【0008】請求項3記載のMIDIデータの受信装置
は、演奏情報を伝達するためのMIDIデータに基づい
て演奏情報を処理するMIDI楽器に接続され、MID
Iデータおよび他のデータに基づいて変調された無線信
号を受信すると共に受信信号を復調する受信部と、復調
信号に基づいた受信データをMIDI楽器に出力する受
信データ出力部とを備えるMIDIデータの受信装置で
あって、受信信号および/または復調信号に基づいて受
信の有無を検出する受信検出部と、受信検出部の受信検
出時からの受信時間を計測する受信時間計測部とを備
え、受信データ出力部は、受信時間が所定時間に達した
後の受信データを、MIDI楽器に出力するように構成
されていることを特徴とする。
【0009】
【作用】請求項1記載のMIDIデータの送信装置によ
れば、送信制御部が送信部を制御し、送信部が送信を開
始すると、送信時間計測部が送信開始からの送信時間を
計測する。この場合、送信データ出力部は、送信時間が
所定時間に達するまではMIDIデータ以外の他のデー
タを送信部に出力し、送信時間が所定時間に達した後に
MIDIデータを送信部に出力する。つまり、MIDI
データに基づいて変調された無線信号は、送信を開始し
た後、所定時間を経過した後に初めて受信装置に送信さ
れる。したがって、受信装置は、無線信号の受信時から
所定時間内に受信した受信データを、MIDIデータと
して扱わないと設定しておくことで、MIDIデータ以
外のデータを音源装置等に出力してしまうことを防止す
ることができる。この結果、受信装置側の音源装置等の
誤動作を防止することができる。
【0010】請求項2記載のMIDIデータの送信装置
によれば、送信データ出力部は、送信時間が所定時間に
達するまでは、受信制御データおよび/またはダミーデ
ータを出力する。このため、送信開始後の所定時間を受
信装置の制御データの送信に用いることができると共
に、受信装置では、受信制御データまたはダミーデータ
を、所定時間を計測するための同期データとして用いる
ことができるので、所定時間を正確に計測することがで
きる。この結果、受信装置側の音源装置等の誤動作を確
実に防止することができる。
【0011】請求項3記載のMIDIデータの受信装置
によれば、受信部が無線信号を受信すると共に受信信号
を復調し、受信データ出力部が復調信号に基づいたMI
DIデータをMIDI楽器に出力する。この場合、受信
検出部が受信信号および/または復調信号に基づいて受
信の有無を検出すると、受信時間計測部が、受信検出部
の受信検出時からの受信時間を計測する。一方、受信デ
ータ出力部は、受信時間が所定時間に達した後の受信デ
ータを、MIDIデータとしてMIDI楽器に出力す
る。このため、無線信号の受信時から所定時間内の受信
データをMIDIデータとして扱わないと設定しておく
ことで、MIDIデータ以外のデータを音源装置等に出
力してしまうことを防止することができる。この結果、
受信装置側の音源装置等の誤動作を防止することができ
る。
【0012】
【実施例】以下、添付図面を参照して、本発明の実施例
に係るMIDIデータの送信装置および受信装置につい
て、送信装置および受信装置を一体にしたMIDIデー
タの送受信装置(以下、「送受信装置」という)1の実
施例を説明する。
【0013】図1は、送受信装置1の構成図である。同
図に示すように、この送受信装置1には、MIDIケー
ブル2,2を介して、キーボード3および音源装置4
が、無線回線を介して他のキーボード5がそれぞれ接続
されている。キーボード3,5は、ノートオンデータや
ノートオフデータを初めとする種々のMIDIデータを
送受信装置1に出力または送信する。また、音源装置4
は、送受信装置1を介して他のキーボード5から出力さ
れたMIDIデータに対応した楽音を生成する。
【0014】次に、送受信装置1の構成について説明す
る。同図に示すように、送受信装置1は、CPU11、
制御データ記憶部12、MIDIデータ入力部13、M
IDIデータ一時記憶部14、制御信号出力部15、送
信データ出力部16、送受信部17、受信データ入力部
18およびMIDIデータ出力部19を備えている。
【0015】CPU(送信時間計測部、送信データ出力
部、受信データ出力部、受信時間計測部)11は、送受
信装置1のすべての動作を制御するものであり、具体的
には、キーボード3からのMIDIデータの入力制御、
音源装置4へのMIDIデータの出力制御、および送受
信部17の送受信の開始/終了制御、送受信切替制御お
よびチャンネル制御などを行う。また、送信開始時また
は後述するキャリア信号(受信検出信号)の検出時から
の時間を計測するためのカウンタを内部に備えており、
カウンタが所定値(所定時間)をカウントした後に、M
IDIデータの送信またはMIDIデータの音源装置4
への出力を行う。
【0016】制御データ記憶部12は、CPU11の動
作プログラムや、複数のチャンネルを有する送受信部1
7の各チャンネルナンバー毎の送信および受信チャンネ
ル制御データ等を記憶する。
【0017】MIDIデータ入力部13は、インターフ
ェース回路であってキーボード3から出力されたシリア
ルのMIDIデータをパラレルのMIDIデータに変換
してCPU11に出力する。
【0018】MIDIデータ一時記憶部14は、いわゆ
るFIFO(First-in First-out)メモリで構成されて
おり、MIDIデータ入力部13を介してキーボード3
から出力されたMIDIデータ、および送受信部17を
介して他のキーボード5から送信されたデータを、一時
的に記憶する。そして、記憶されたキーボード3からの
MIDIデータは、CPU11により記憶順に読み出さ
れ、送受信部17を介して他のキーボード5に送信され
る。また、他のキーボード5からのデータは、CPU1
1により記憶順に読み出され、それが受信制御データの
ときは、CPU11は、受信制御データに従って、後述
する受信部33を制御する。
【0019】制御信号出力部15は、CPU11から出
力された送受信制御信号、送信チャンネル制御信号およ
び受信チャンネル制御信号を、送受信部17に出力す
る。
【0020】送信データ出力部16は、MIDIデータ
一時記憶部14から読み出されたパラレルのMIDIデ
ータを、シリアルのMIDIデータに変換する。
【0021】受信データ入力部18は、送受信部17の
後述する受信部から出力されるシリアルのMIDIデー
タを、パラレルのMIDIデータに変換する。
【0022】MIDIデータ出力部19は、CPU11
から出力されたパラレルのMIDIデータを、シリアル
のMIDIデータに変換して音源装置4に出力する。
【0023】次いで、送受信部17の構成について、図
2を参照して説明する。
【0024】送受信部17は、FM送受信機であって、
送受信周波数が430MHz帯、送信出力が10mW、
送受信チャンネルが40チャンネルに構成され、同図に
示すように、アンテナ30、ローパスフィルタ31、ア
ンテナスイッチ32、受信部33、送信部34、およ
び、第1局部発振部35を有している。
【0025】ローパスフィルタ31は、受信モード時に
おいては、妨害波の受信を防止し、送信モード時におい
ては、不要波の送信を防止する。アンテナスイッチ32
は、アンテナ30の送受信切替えを行う。つまり、ロー
パスフィルタ31およびアンテナスイッチ32を介し
て、アンテナ30を、受信モード時には受信部33に、
送信モード時には送信部34にそれぞれ接続する。
【0026】受信部33は、受信RFアンプ36、第1
ミキサー37、第1IFフィルタ38、第1IFアンプ
39、受信用IC(受信検出部)40、ローパスフィル
タ41、およびコンパレータ42から構成されている。
このうち、受信RFアンプ36は、入力した無線信号を
所定の利得で増幅する。第1ミキサー37は、無線信号
と、後述するVCO(Voltage Controlled Oscillator
)44からの第1局部発振信号とをミキシングして中
間周波信号(IF信号)を生成する。第1IFフィルタ
38は、クリスタルフィルタで構成され、受信IF回路
の選択度を向上させる。第1IFアンプ39は、IF信
号を所定利得で増幅する。受信用IC40は、内蔵の第
2IFフィルタによりIF回路の選択度を向上させると
共に、内蔵アンプによりIF信号を増幅した後、内蔵の
第2局部発振部の第2局部発振信号とIF信号をミキシ
ングし、クォドラチャ検波により低周波信号に復調す
る。また、受信用IC40は、IF信号を検波したキャ
リア信号をCPU11に出力する。ローパスフィルタ4
1は、受信用IC40から出力された低周波信号をろ波
し、コンパレータ42は、ろ波された低周波信号を波形
成形してMIDIデータを生成する。
【0027】送信部34は、送信データ出力部17から
出力される送信データ信号としてのMIDIデータの周
波数帯域幅を制限するローパスフィルタ43と、第1局
部発振部35を構成すると共に変調部として機能するV
CO44と、VCO44により変調された変調信号を増
幅する送信RFアンプ45とを有している。
【0028】第1局部発振部35は、受信部33および
送信部34の共通のチャンネル発振器として用いられる
ものであって、上述したVCO44と、基準発振部46
aを有し、VCO44の発振を制御するPLL(Phse L
ocked Loop)用IC46と、PLL用IC46から出力
される発振制御電圧を平滑するループフィルタ47とか
ら構成されている。PLL用IC46は、制御信号出力
部15から出力される送信チャンネル制御信号および受
信チャンネル制御信号に基づいて、送信時および受信時
におけるチャンネル周波数でVCO44を発振させる。
【0029】次に、送受信装置1の動作について説明す
る。
【0030】最初に、MIDIデータの送信装置として
作動する場合について説明する。CPU11は、待機時
には、MIDIデータ入力部13を介してキーボード3
からMIDIデータが出力されたか否かを監視する。M
IDIデータが出力されると、CPU11は、そのMI
DIデータをMIDIデータ一時記憶部14に記憶させ
た後、制御信号出力部15を介して送信制御信号(プレ
ス信号、送信開始信号)を送受信部17に出力すること
により、送受信部17を送信モードに設定する。また、
CPU11は、これと同時に、図3の上段に示すよう
に、MIDIデータ以外のデータ、例えば、データ
「1」および「0」の繰り返しのようなダミーデータを
送信データ出力部16を介して送受信部17に出力す
る。
【0031】送受信部17のVCO44は、ローパスフ
ィルタ43を介して入力されたダミーデータに基づいて
変調した第1局部発振信号を、送信RFアンプ45に出
力し、送信RFアンプ45は、所定の利得で増幅した
後、アンテナ30を介して無線信号を送信する。
【0032】一方、CPU11は、送信制御信号を出力
した時から、内部のカウンタによりカウントを開始し、
カウント値が所定値(所定時間)になったときに、ダミ
ーデータの出力を停止すると共に、図3上段に示すよう
に、MIDIデータ一時記憶部14に記憶させたMID
Iデータを、送信データ出力部16を介して送受信部1
7に出力する。次いで、VCO44は、MIDIデータ
に基づいて変調した第1局部発振信号を送信RFアンプ
45に出力し、送信RFアンプ45は、所定の利得で増
幅した後、アンテナ30を介して無線信号を送信する。
そして、すべてのMIDIデータを送信すると、CPU
11は、送信制御信号をオフにして、送信を終了する。
【0033】次に、MIDIデータの受信装置として作
動する場合について説明する。CPU11は、待機時に
は、送受信部17からのキャリア信号が入力されたか否
かを監視する。キャリア信号の入力があった時(図3の
中段に示すキャリア信号の立上がり時)は、送受信部1
7および受信データ入力部18を介して入力された受信
データを、MIDIデータ一時記憶部14に記憶させる
と共に、この入力に同期して、内部のカウンタにカウン
トを開始させる。CPU11は、カウンタのカウント値
が所定値に達したとき、送信側でダミーデータの送信が
終了したと判別し、それ以後に受信した受信データがM
IDIデータであるとして、図3の下段に示すように、
受信データをMIDIデータ出力部19を介して音源装
置4に出力する。なお、CPU11は、カウンタ値が所
定値になるまでの間、MIDIデータ一時記憶部14に
記憶させた受信データがダミーデータあるいは制御デー
タか否かを判別し、制御データと判別した場合には、制
御データに従って所定の制御動作を行う。
【0034】以上のように、本実施例によれば、送受信
装置1は、MIDIデータおよびMIDIデータ以外の
制御データ等を同一の搬送波で送信することができる。
また、この際に、特別な識別子を加えることなく、MI
DIデータとそれ以外のデータを区別することができる
ので、受信装置側では、MIDIデータ以外のデータを
音源装置などに出力することを防止することができる。
また、CPU11は、入力される受信データがMIDI
データか否かを常時判別する必要がなくなり、負担が軽
くなるので、そのための時間を他の制御に有効に使用す
ることができる。さらに、受信制御データまたはダミー
データを、所定時間を計測するための同期データとして
用いることができるので、所定時間の計測を正確に行う
ことができる。
【0035】また、送信開始後から所定時間の間に受信
装置の制御データなどを送信することができるため、送
信時間のデータ利用効率を低下させることがない。
【0036】なお、実施例のキャリア信号は、IF信号
を検波(キャリア検波信号)したものであるが、これに
限定されず、ノイズを検波した信号に基づいた信号いわ
ゆるノイズスケルチ信号や、キャリア検波信号とノイズ
スケルチ信号の論理積信号などを用いてもよい。
【0037】また、実施例の送受信部17は、赤外線に
よる送受信が可能なもので構成してもよい。
【0038】また、本実施例においては、キーボード3
および音源装置4と他のキーボード5相互間での送受信
について説明したが、これに限定されず、キーボード3
やMIDIギターなどの演奏装置、音源装置およびシー
ケンサなどのすべてのMIDI楽器相互間での送受信が
可能である。なお、シーケンサなどの演奏情報記録装置
に送受信装置1を接続すれば、演奏情報記録装置が、他
のMIDI楽器から送信された無線信号を受信し、この
無線信号から復調したMIDIデータに基づいた演奏情
報を記録(演奏情報の処理)することもできる。
【0039】また、本実施例においては、送受信部17
は、FM変調した無線信号で送受信を行うように構成さ
れているが、これに限定されず、高周波搬送波のオン/
オフ変調、AM変調、PM変調およびパルス変調などの
他の変調方式でもよいのは勿論である。さらに、送受信
部17は、本実施例においては、単信方式の送受信を行
うように構成されているが、それぞれ独立して作動する
送信装置および受信装置を使用して復信方式の送受信を
行えるように構成してもよい。
【0040】さらに、実施例では、送信を開始した後の
所定時間に、受信制御データおよびダミーデータに基づ
いて変調された無線信号を送信しているが、本発明は、
例えば、ヌルデータに基づいて変調された無線信号、す
なわち無変調の無線信号を送信するように構成してもよ
い。
【0041】
【発明の効果】以上のように本発明のMIDIデータの
送信装置によれば、送信装置は、送信時間が所定時間に
達した後に、MIDI楽器から出力されたMIDIデー
タを送信するため、受信装置において、MIDIデータ
以外のデータをMIDIデータとして扱ってしまうこと
を防止することができる結果、受信装置側の音源装置等
の誤動作を防止することができる。また、同一の搬送波
により、MIDIデータ以外のデータを送信することが
できる結果、受信装置を制御することもできる。さら
に、受信装置では、受信制御データ等を、受信時間を計
測するための同期データとして用いることにより、受信
時間を正確に計測することができ、この結果、受信装置
側の音源装置等の誤動作を確実に防止することができ
る。また、受信装置では、受信検出時からの受信時間が
所定時間に達した後の受信データを、MIDIデータと
してMIDI楽器に出力する。このため、MIDIデー
タのみをMIDI楽器に出力することができる結果、受
信装置側の音源装置等の誤動作を防止することができ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例に係る送受信装置の構成図であ
る。
【図2】本発明の実施例に係る送受信部のブロック図で
ある。
【図3】送信側における無線信号の送信、受信装置側に
おけるキャリア信号のCPUへの出力およびMIDI楽
器への受信データの出力を示すタイムチャートである。
【符号の説明】
1 送受信装置 3 キーボード 4 音源装置 5 キーボード 11 CPU 33 受信部 34 送信部 40 受信用IC

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 演奏情報を伝達するためのMIDIデー
    タを出力するMIDI楽器に接続され、前記出力された
    MIDIデータおよびMIDIデータ以外の他のデータ
    に基づいて高周波信号を変調すると共に当該変調した無
    線信号を受信装置に送信する送信部と、当該送信部の送
    信の開始を制御する送信制御部とを備えるMIDIデー
    タの送信装置であって、 前記MIDIデータおよび他のデータを前記送信部へ出
    力する送信データ出力部と、 前記送信部の送信開始からの送信時間を計測する送信時
    間計測部とを備え、 前記送信データ出力部は、前記送信時間が所定時間に達
    するまでは前記他のデータを前記送信部に出力し、前記
    送信時間が所定時間に達した後に前記MIDIデータを
    前記送信部に出力するように構成されていることを特徴
    とするMIDIデータの送信装置。
  2. 【請求項2】 前記他のデータは、前記受信装置を制御
    するための受信制御データおよび/またはダミーデータ
    であることを特徴とする請求項1記載のMIDIデータ
    の送信装置。
  3. 【請求項3】 演奏情報を伝達するためのMIDIデー
    タに基づいて演奏情報を処理するMIDI楽器に接続さ
    れ、前記MIDIデータおよび他のデータに基づいて変
    調された無線信号を受信すると共に当該受信信号を復調
    する受信部と、当該復調信号に基づいた受信データを前
    記MIDI楽器に出力する受信データ出力部とを備える
    MIDIデータの受信装置であって、 前記受信信号および/または復調信号に基づいて受信の
    有無を検出する受信検出部と、 当該受信検出部の受信検出時からの受信時間を計測する
    受信時間計測部とを備え、 前記受信データ出力部は、前記受信時間が所定時間に達
    した後の前記受信データを、前記MIDI楽器に出力す
    るように構成されていることを特徴とするMIDIデー
    タの受信装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US7348482B2 (en) 2001-01-23 2008-03-25 Yamaha Corporation Discriminator for differently modulated signals, method used therein, demodulator equipped therewith, method used therein, sound reproducing apparatus and method for reproducing original music data code

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US7348482B2 (en) 2001-01-23 2008-03-25 Yamaha Corporation Discriminator for differently modulated signals, method used therein, demodulator equipped therewith, method used therein, sound reproducing apparatus and method for reproducing original music data code

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