JPH0733396U - ドライビングゲーム機のステアリング振動装置 - Google Patents
ドライビングゲーム機のステアリング振動装置Info
- Publication number
- JPH0733396U JPH0733396U JP071150U JP7115093U JPH0733396U JP H0733396 U JPH0733396 U JP H0733396U JP 071150 U JP071150 U JP 071150U JP 7115093 U JP7115093 U JP 7115093U JP H0733396 U JPH0733396 U JP H0733396U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- handle shaft
- center bracket
- game machine
- steering
- motor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライビングゲーム機において往復振動のキ
ックバックをステアリングホイールに容易に発生させる
ことができるととももに、構造が簡単で耐久性に富み、
且つ安価なドライビングゲーム機のステアリング振動装
置を提供する。 【構成】 ドライビングゲーム機のハンドルシャフト2
5上にモータ44によって揺動するセンタブラケット3
6を回動可能に配置して、センタブラケット36に生じ
た往復揺動をコイルスプリング42を介してハンドルシ
ャフト25に往復振動として伝達してステアリングホイ
ール14にキックバックを生じさせる。
ックバックをステアリングホイールに容易に発生させる
ことができるととももに、構造が簡単で耐久性に富み、
且つ安価なドライビングゲーム機のステアリング振動装
置を提供する。 【構成】 ドライビングゲーム機のハンドルシャフト2
5上にモータ44によって揺動するセンタブラケット3
6を回動可能に配置して、センタブラケット36に生じ
た往復揺動をコイルスプリング42を介してハンドルシ
ャフト25に往復振動として伝達してステアリングホイ
ール14にキックバックを生じさせる。
Description
【0001】
本考案は、ドライビングゲーム機のステアリング振動装置に係り、詳しくは、 ゲーム中にドライビングゲーム機のステアリングホイールにキックバックを生じ させるステアリング振動装置に関する。
【0002】
ゲームセンター等において、遊戯者が自動車の運転を模擬的に経験することが できるいわゆるドライビングゲーム機が知られている。ドライビングゲーム機は 、遊戯者の前面に設置されたディスプレィに走行中の風景が写しだされ、自動車 の運転席を模したアクセルペダル、ステアリング等を遊戯者が操作することによ り、模擬的な運転感覚を体感できる遊戯具である。このようなドライビングゲー ム機には、ゲーム中の臨場感をより高めるため、例えばゲーム中の自動車がコー スを外れ縁石に乗り上げた場合にステアリングホイールに振動や衝撃を生じさせ 、遊戯者の手や腕に衝撃感覚を与えるステアリング振動装置が設けられている。
【0003】 従来、この種の装置として、実公平4−33910号公報のように、モータ軸 と偏心アームとを組み合わせ、ステアリング全体をステアリングの軸と直交する 方向(横方向)に振動させるもの、特開平3−97485号公報のように、ステ アリング全体をステアリングの軸方向(前後方向)に振動させるもの等が公知で ある。
【0004】 ところが、これらの装置は、ステアリング全体を横方向又は前後方向に振動さ せるものであり、実際の走行時に発生するステアリングが左右にとられる現象、 いわゆるキックバックを発生させることができず、ゲーム中における臨場感に乏 しい欠点があった。このため、より実車に近いキックバックを発生させるために 、本出願人より、特開平4−92691号公報記載のステアリング振動装置が提 案されている。このステアリング振動装置は、ハンドルシャフトにプーリを設け るとともにハンドルシャフトの側方にモータを配置して、これらのハンドルシャ フトのプーリとモータとの間にベルトを掛け渡し、モータの回転をこのベルトを 介してハンドルシャフトに伝達し、これによりステアリングにキックバックを発 生させる。
【0005】
しかし、前記特開平4−92691号公報記載のステアリング振動装置では、 例えば、小刻みな往復振動のキックバックを発生させる場合には、モータの回転 方向を周期的に変化させなければならず、この結果、モータの制御回路が複雑化 し、コスト高を招く問題があった。また、モータの回転運動が直接ハンドルシャ フトに伝達されるため、例えばキックバック発生中に遊戯者がステアリングホイ ールを急激に回転させるとプーリ、ベルト及びモータ等に無理な力がかかり、装 置を破損するおそれもあった。
【0006】 本考案は、このような事情に鑑みてなされたもので、その目的は、ドライビン グゲーム機において往復振動のキックバックをステアリングホイールに容易に発 生させることができるととももに、構造が簡単で耐久性に富み、且つ安価なドラ イビングゲーム機のステアリング振動装置を提供するところにある。
【0007】
本考案は、ステアリングホイールが固着され、ドライビングゲーム機本体に取 付けられているハンドルシャフトと、前記ハンドルシャフトに回動自在に支持さ れ、このハンドルシャフトを中心として揺動可能なセンタブラケットと、前記セ ンタブラケットに駆動力を伝達することにより、このセンタブラケットを一定の 幅で往復揺動させる駆動手段と、前記センタブラケットとハンドルシャフトとの 間に介在されてこれらのセンタブラケット及びハンドルシャフトを連結し、この センタブラケットの往復揺動を前記ハンドルシャフトに回転力として伝達する弾 性部材とを含むことを特徴としている。
【0008】
本考案では、駆動手段によって往復揺動するセンタブラケットをハンドルシャ フト上に回動可能に支持させるとともに、センタブラケットとハンドルシャフト との間を弾性体で連結している。このため、駆動手段によってセンタブラケット に生じた往復揺動は、弾性体を介してハンドルシャフトに回転方向が周期的に変 化する往復回転振動として伝達される。逆に、遊戯者によるステアリングホイー ルの回転はハンドルシャフトから弾性体を介してセンタブラケット、駆動手段に 緩衝されながらなめらかに伝達される。従って、センタブラケット、駆動手段等 の破損を未然に防止することができる。
【0009】
次に、本考案に係るドライビングゲーム機のステアリング振動装置の好適な実 施例を挙げ、添付図面を参照しながら詳細に説明する。
【0010】 図1はドライビングゲーム機の外観を示す概略斜視図、図2は一実施例に係る ドライビングゲーム機のステアリング振動装置の要部を示した分解斜視図である 。
【0011】 図1に示すように、ドライビングゲーム機は、実際の車の運転席を模した座席 10と、座席10の前面に設けられた操作盤12等からなる。操作盤12には一 定量回動自在なステアリングホイール14、高速と低速の位置にスライド可能な シフトレバー16、ゲーム時に硬貨を投入する硬貨投入装置18が各々設けられ ている。操作盤12の上方には、ディスプレィ20が設置され、このディスプレ ィ20にゲーム中の風景が写しだされる。また、操作盤12の下方には、アクセ ルペダル22、ブレーキペダル24が設けられ、ゲーム中の遊戯者が操作するこ とにより、ゲーム中の自動車の加減速を行なうことができる。
【0012】 図2に示すように、ステアリングホイール14はハンドルシャフト25の一端 に固着されているとともに、このハンドルシャフト25は前記操作盤12の内側 に配置されるベースプレート26にベアリングユニット28Aを介して回転可能 に軸支されている。ベースプレート26には箱状に形成されたベースブラケット 30が対向して取付けられ、このベースブラケット30にハンドルシャフト25 の他端がベアリングユニット28Bを介して軸支されている。また、ハンドルシ ャフト25の他端はプレート32Aに支持されたボリューム32と連結され、ボ リューム32によってハンドルシャフト25の回動量が検出される。
【0013】 ベースプレート26とベースブラケット30との間に位置するハンドルシャフ ト25には、角パイプを利用して形成されたストッパ34がハンドルシャフト2 5と直交する方向に貫通して取付けられている。ストッパ34にはピン34Aが 植設されている。更に、ハンドルシャフト25のベースプレート26側には、セ ンタブラケット36がリング部材38を介してハンドルシャフト25の外周面に 回動可能に支持されている。このセンタブラケット36の下部にはピン36Aが 植設され、センタブラケット36の上部にはスライドガイド40が取付けられて いる。このスライドガイド40には縦長のガイド孔40Aが穿設されている。
【0014】 また、センタブラケット36のリング部材38と、ストッパ34との間には弾 性部材としてのコイルスプリング42が介在されており、このコイルスプリング 42の始点42Aと終点42Bとが前記ピン36A,36Bにそれぞれ当接し、 結果的にセンタブラケット36とハンドルシャフト25とを連結している。従っ て、センタブラケット36が矢印A方向に揺動すると、センタブラケット36の 回転力がコイルスプリング42、ピン36A,36Bを介してハンドルシャフト 25に回転力として伝達される。
【0015】 更に、ベースブラケット30には、駆動手段としてのモータ44を有するモー タブラケット46が取付けられている。モータ44の図示しない出力軸にはクラ ンク48が取付けられており、このクランク48の先端にクランクピン48Aが 植設されている。このクランクピン48Aは、前述したセンタブラケット36の ガイド孔40Aと嵌合し、モータ44の回転力をセンタブラケット36に伝達し てセンタブラケット36を矢印A方向に往復揺動させる。
【0016】 前記の如く構成した本実施例に係るドライビングゲーム機のステアリング振動 装置の作用を図3〜図5に従って説明する。図3はドライビングゲーム機の回路 構成を示すブロック図、図4及び図5はモータ44のクランク48とセンタブラ ケット36との関係を示す説明図である。
【0017】 図3に示すように、ドライビングゲーム機の制御回路はCPU50を中心とし て構成される。ゲーム中、CPU50には、ステアリング操作量、アクセル操作 量、ブレーキ操作量、シフト位置が図示しない検出手段、A−Dコンバータ等か ら入力されている。CPU50は、これらの入力値に基づき、あらかじめメモリ 51にプログラミングされた手順でゲームを進行させ、ゲームディスプレィ20 にゲーム中の風景を写しだす。
【0018】 そして、例えばゲーム中の自動車が悪路や縁石に乗り上げた場合には、CPU 50は、ステアリングホイール14に往復振動のキックバックを発生させるべく 、ステアリング負荷演算手段52に所定の指示信号を出力する。すると、ステア リング負荷演算手段52は、自動車の速度、ゲーム状況等に基づいてステアリン グホイール14に発生させる衝撃、つまりキックバックの大きさを決定し、モー タ制御手段54に対して、モータ44がキックバックの大きさに対応した回転数 となるように指示信号を出力する。更に、モータ制御手段54からモータ44に 駆動信号が出力され、これによりモータ44が回転駆動される。
【0019】 モータ44が回転駆動されると、図4及び図5に示すようにモータ44のクラ ンクピン48Aがセンタブラケット36のガイド孔40Aと嵌合しながら矢印B 方向に回転し、この結果、センタブラケット36を一定の幅で往復揺動させる。 更に、センタブラケット36の往復揺動は、図2に示すセンタブラケット36下 部のピン36Aからコイルスプリング42を介してピン34Aに伝達され、スト ッパ34に往復振動を生じさせる。
【0020】 ストッパ34はハンドルシャフト25に固着されているので、ハンドルシャフ ト25及びステアリングホイール14に往復回転振動が生じ、遊戯者はこの往復 回転振動をゲーム中の自動車が悪路等に突入することによって生じるステアリン グホイール14の反動、つまりキックバックとして認識する。このステアリング ホイール14に生じた往復回転振動は実車運転時における実際の路面から伝わる 振動と非常に近似しており、遊戯者はより高度な臨場感を体験することができる 。尚、このハンドルシャフト25に生じている往復回転振動はボリューム32に よって検出されるので、遊戯者に伝わる振動がディスプレィ20の画面上に反映 される。
【0021】 一方、遊戯者がステアリングホイール14を操作した場合には、ハンドルシャ フト25の回転は弾性部材であるコイルスプリング42によって緩衝された状態 でセンタブラケット36、クランク48、クランクピン48A、モータ44に伝 達されるため、これらのセンタブラケット36等に生じる衝撃は少なくてすむ。 これにより、例えばキックバック発生中に遊戯者がステアリングホイール14を 急激に操作したとしてもセンタブラケット36、クランク48、クランクピン4 8A、モータ44等を破損することがない。そして、ゲーム中の自動車が悪路や 縁石等から脱出した場合には、前記CPU50からモータ制御手段54へモータ 44の駆動を解除する指示信号が出力され、この結果、ステアリングホイール1 4に生じている往復回転振動は停止する。
【0022】 このように、本実施例に係るステアリング振動装置によれば、ステアリングホ イール14に生じる振動をセンタブラケット36、コイルスプリング42等を組 み合わせた簡単な構成で再現しているので、従来の特開平4−92691号公報 記載のステアリング振動装置と比較して構造が簡単化され、且つ安価となる。ま た、機構的にも無理がないので、ゲーム機自体の耐久性も向上する。
【0023】 以上、本考案について好適な実施例を挙げて説明したが、本考案はこの実施例 に限定されるものではなく、本考案の要旨を逸脱しない範囲において種々の改良 、変更が可能である。例えば、本実施例では、弾性部材としてコイルスプリング を使用したが、これに限らず、トーションバースプリング等の弾性部材を用いて もよい。
【0024】
以上説明したように、本考案によれば、簡単化された構造で、往復振動のキッ クバックをステアリングホイールに容易に発生させることができる。また、耐久 性に富み、且つ安価である。
【図1】ドライビングゲーム機の外観を示す概略斜視図
である。
である。
【図2】一実施例に係るドライビングゲーム機のステア
リング振動装置の要部を示した分解斜視図である。
リング振動装置の要部を示した分解斜視図である。
【図3】ドライビングゲーム機の回路構成を示すブロッ
ク図である。
ク図である。
【図4】モータのクランクとセンタブラケットとの関係
を示す説明図である。
を示す説明図である。
【図5】モータのクランクとセンタブラケットとの関係
を示す説明図である。
を示す説明図である。
14 ステアリングホイール 25 ハンドルシャフト 26 ベースプレート 30 ベースブラケット 34 ストッパ 36 センタブラケット 42 コイルスプリング(弾性体) 44 モータ(駆動手段)
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリングホイールが固着され、ドラ
イビングゲーム機本体に取付けられているハンドルシャ
フトと、 前記ハンドルシャフトに回動自在に支持され、このハン
ドルシャフトを中心として揺動可能なセンタブラケット
と、 前記センタブラケットに駆動力を伝達することにより、
このセンタブラケットを一定の幅で往復揺動させる駆動
手段と、 前記センタブラケットとハンドルシャフトとの間に介在
されてこれらのセンタブラケット及びハンドルシャフト
を連結し、このセンタブラケットの往復揺動を前記ハン
ドルシャフトに回転力として伝達する弾性部材とを含む
ことを特徴とするドライビングゲーム機のステアリング
振動装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP071150U JPH0733396U (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ドライビングゲーム機のステアリング振動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP071150U JPH0733396U (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ドライビングゲーム機のステアリング振動装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0733396U true JPH0733396U (ja) | 1995-06-20 |
Family
ID=13452297
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP071150U Pending JPH0733396U (ja) | 1993-12-03 | 1993-12-03 | ドライビングゲーム機のステアリング振動装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0733396U (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002529846A (ja) * | 1998-11-10 | 2002-09-10 | ロード コーポレーション | 磁気的可制御能動触覚インターフェースシステム及び装置 |
JP2019020587A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 工具弾かれ体験装置 |
-
1993
- 1993-12-03 JP JP071150U patent/JPH0733396U/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002529846A (ja) * | 1998-11-10 | 2002-09-10 | ロード コーポレーション | 磁気的可制御能動触覚インターフェースシステム及び装置 |
JP2019020587A (ja) * | 2017-07-18 | 2019-02-07 | 東京電力ホールディングス株式会社 | 工具弾かれ体験装置 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP3955916B2 (ja) | ステーショナリーバイク | |
JP2828956B2 (ja) | シミュレーション装置のシート支持装置 | |
US6752716B1 (en) | Game machine for simulating vibration | |
JP2801882B2 (ja) | 乗物遊技機 | |
KR100714937B1 (ko) | 게임기 충격 체감 장치 및 상기 장치를 구비한 게임기 | |
KR200194797Y1 (ko) | 자전거 운동/게임 장치 | |
JPH0733396U (ja) | ドライビングゲーム機のステアリング振動装置 | |
JPH10235021A (ja) | 遊戯用乗物装置 | |
JP2010252977A (ja) | バイクゲーム機及びこれに用いられる操舵ハンドル型入力装置 | |
JP3271324B2 (ja) | 模擬ステアリング装置 | |
JPH0456635B2 (ja) | ||
JP3233797B2 (ja) | シミュレータの搭乗部駆動装置 | |
JPH0492691A (ja) | ステアリング操作装置 | |
JPH01214385A (ja) | オートバイゲーム機 | |
JP3561071B2 (ja) | 体重移動型操舵装置及びこれを用いたゲーム装置 | |
JP3917248B2 (ja) | 遊技用乗物装置 | |
JPH0397485A (ja) | ビデオゲーム装置 | |
JP3923684B2 (ja) | ペダル装置 | |
JPS63119788A (ja) | 運転ゲ−ム機 | |
JPH06277366A (ja) | 車両運転模擬機における操舵ハンドル振動装置 | |
JPH08215429A (ja) | 加速度体感装置 | |
KR200371308Y1 (ko) | 자동차 모의 운전장치 | |
KR200240892Y1 (ko) | 오토바이 놀이기구 | |
JPH0852278A (ja) | 自走式乗物 | |
JPH05337255A (ja) | 動画表示遊戯機 |